JP2003262849A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2003262849A
JP2003262849A JP2002067440A JP2002067440A JP2003262849A JP 2003262849 A JP2003262849 A JP 2003262849A JP 2002067440 A JP2002067440 A JP 2002067440A JP 2002067440 A JP2002067440 A JP 2002067440A JP 2003262849 A JP2003262849 A JP 2003262849A
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circuit board
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Shinya Oshita
伸也 尾下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】液晶表示パネルに対する加熱効率を高めて、省
エネルギー化を達成した液晶表示装置を提供する。 【解決手段】液晶表示装置21においては、走査側のガ
ラス基板2と信号側のガラス基板3との間に液晶4を介
在させ、シール部材5によって液晶4を封入させ、ガラ
ス基板2、3に設けられた透明電極7、8で形成される
表示領域6でもって表示画面となす。このような構成の
液晶表示パネルP1は、基板2の外側面ないしは内側面
に反射部材を備えた反射型液晶表示装置であり、ガラス
基板2の外側面上に回路基板13を両面テープにより固
定する。そして、回路基板13の液晶表示パネルと接す
る面には、ヒーター層22を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶表示パネル上に
PCB基板などの多層配線構造の回路基板を配設した反
射型液晶表示装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータ、ワード
プロセッサ、テレビ、デジタルカメラ、ビデオカメラ、
魚群探知機、携帯型位置測定システム(GPS)などに
液晶表示装置が使用されているが、これに伴い小型化、
低消費電力化および屋外での適用性が求められている。
【0003】この要求に応じるべく、反射型カラー液晶
表示装置が注目されている。とくに携帯性を重視する用
途においては、小型化への要望も強くなっている。
【0004】そこで、本願出願人は、反射型カラー液晶
表示装置に対し多層プリント基板を実装した装置構成を
提案し、これによって低コストかつ小型化を達成するこ
とができた(特開2001−42783号公報、特開2
001−51617号公報および特開2001−666
23号公報参照)。
【0005】次に、このような実装方式の液晶表示装置
を図3に示す。同図は、この装置の断面概略図であり、
同図の液晶表示装置1によれば、走査側のガラス基板2
と信号側のガラス基板3との間に液晶4を介在させ、シ
ール部材5によって液晶4を封入させ、ガラス基板2、
3に設けられた透明電極7、8で形成される表示領域6
でもって表示画面となす。
【0006】さらに従来周知の通りにガラス基板2、3
をストライプ状の透明電極7、8が交差するように対向
配設し単純マトリックス型となし、そして、透明電極8
をガラス基板3の非表示領域9にまで延在させるだけで
はなく、さらに透明電極7についても、両基板2、3間
に設けた導電性部材などを通して、いったんガラス基板
3に転移させて、さらにガラス基板3の非表示領域9に
まで延在させる。そして、延在透明電極10上には金属
層を被覆した表示電極端子11を形成している。
【0007】このような構成の液晶表示パネルP1に対
し、ガラス基板2の外側面上にアルミニウムやクロム、
銀などの金属からなる板状もしくは膜状の反射部材12
を形成し、この反射部材12上に回路基板13を両面テ
ープにより固定し、この回路基板13の上に駆動用IC
14をエポキシ系の樹脂などからなる接着剤によって固
定している。
【0008】また、駆動用IC14の電極端子15と金
属層を被覆した表示電極端子11とを金線やアルミニウ
ム線からなるボンディング用のワイヤ16により接続し
ている。さらに駆動用IC14の電極端子17と回路基
板13上の電極端子18とを金線やアルミニウム線から
なるボンディング用のワイヤ19により接続している。
これら電極端子15、17、18は金やアルミニウム等
により表面処理されたパッドである。
【0009】そして、各ワイヤ16、19や駆動用IC
14を保護するために、これらの上にエポキシ系やシリ
コン系の樹脂などからなる樹脂保護層20をガラス基板
3より約2mm程度の高さにて被覆する。
【0010】回路基板13は、たとえばガラスエポキシ
基板からなり、基板内部に1種もしくは2種以上の配線
層を形成した多層配線構造であって、駆動用IC14の
駆動に必要なバスラインと、電源、ロジック等の各系を
層別に配線した多層基板であったり、外部から供給され
る各種電源や信号の処理回路を搭載する多層基板であ
る。さらに回路基板13上にコネクタを設け、そのコネ
クタに外部からの信号入力用のFPCなどでもって入力
する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような実装方式の液晶表示装置を用いた電子携帯機器
などにおいては、さまざまな使用環境におかれているの
で、表示操作性の観点から、それに対する適応性が求め
られるが、とくに液晶材の欠点である低温時の応答性に
ついては、いまだ十分に解決されていない。
【0012】したがって、低温応答性が悪いことで、液
晶表示パネルの表示変化がユーザーにとって認識しづら
くなり、使い勝手の悪い、品位のない製品となってい
た。
【0013】かかる課題を解消するために、図5に示す
ように液晶表示パネルをヒータにて加熱する技術が提案
されている。
【0014】同図は、透明パネルヒーターを持つ従来の
液晶表示装置の断面図であり、同図の液晶表示装置によ
れば、液晶表示パネル34と概略平行な位置に透明パネ
ルヒーター35が接着剤ないしは両面テープにより接着
されており、その後方にバックライトユニット36が配
設される形で筐体37に納められている。また、筐体の
背部にはヒーター制御回路基板38が設けられている。
なお、14は前述したような駆動用ICである。
【0015】しかしながら、上記構成の液晶表示装置に
よれば、透明パネルヒーター35が空気と接するような
配設構造であり、そのために熱放散し、加熱効率が低下
するという課題があった。
【0016】したがって本発明は叙上に鑑みて完成され
たものであり、その目的は液晶表示パネルに対する加熱
効率を高めて、省エネルギー化を達成した液晶表示装置
を提供することにある。
【0017】本発明の他の目的は液晶表示パネルの表示
面にわたって均等に加熱され、これによって表示ムラが
なく、表示品位を高めた液晶表示装置を提供することに
ある。
【0018】本発明のさらに他の目的は、液晶の低温時
の応答速度低下による視認性悪化を改善し、これによっ
て、この液晶表示装置が搭載される機器の操作感を向上
させることのできた液晶表示装置を提供することにあ
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶表示装置
は、液晶を介して一対の基板を貼り合わせてなる液晶表
示パネルの一方基板の外側面を表示画面となし、他方基
板の外側面上に反射部材を介して回路基板を配設した反
射型の液晶表示装置であって、前記回路基板と反射部材
との間にヒーター層を設けたことを特徴とする。
【0020】本発明の他の液晶表示装置は、液晶を介し
て一対の基板を貼り合わせてなる液晶表示パネルの一方
基板の外側面を表示画面となし、他方基板の内側面上に
反射部材を、その外側面上に回路基板を配設した反射型
の液晶表示装置であって、前記回路基板と他方基板との
間にヒーター層を設けたことを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の液晶表示装置を図
1により説明する。図1は反射型の液晶表示装置21の
概略断面図である。なお、図3に示す液晶表示装置1と
同一箇所には同一符号を付す。
【0022】液晶表示装置21においては、従来の液晶
表示装置1に比べて、回路基板13と反射部材12の間
にヒーター層22を設けている。
【0023】さらに詳述すると、走査側のガラス基板2
と信号側のガラス基板3との間に液晶4を介在させ、シ
ール部材5によって液晶4を封入させ、ガラス基板2、
3に設けられた透明電極7、8で形成される表示領域6
でもって表示画面となす。
【0024】さらに従来周知の通り、ガラス基板2、3
をストライプ状の透明電極7、8が交差するように対向
配設し、単純マトリックス型となし、そして、透明電極
8をガラス基板3の非表示領域9にまで延在させるだけ
ではなく、さらに透明電極7についても、両基板2、3
間に設けた導電性部材などを通して、いったんガラス基
板3に転移させて、さらにガラス基板3の非表示領域9
にまで延在させる。そして、延在透明電極10上には金
属層を被覆した表示電極端子11を形成している。
【0025】このような構成の液晶表示パネルP1に対
し、ガラス基板2の外側面上にアルミニウムやクロム、
銀などの金属からなる板状もしくは膜状の反射部材12
を形成し、この反射部材12上に回路基板13を両面テ
ープにより固定し、この回路基板13の上に駆動用IC
14をエポキシ系の樹脂などからなる接着剤によって固
定している。
【0026】また、駆動用IC14の電極端子15と金
属層を被覆した表示電極端子11とを金線やアルミニウ
ム線からなるボンディング用のワイヤ16により接続し
ている。さらに駆動用IC14の電極端子17と回路基
板13上の電極端子18とを金線やアルミニウム線から
なるボンディング用のワイヤ19により接続している。
これら電極端子15、17、18は金やアルミニウム等
により表面処理されたパッドである。
【0027】そして、各ワイヤ16、19や駆動用IC
14を保護するために、これらの上にエポキシ系やシリ
コン系の樹脂などからなる樹脂保護層20をガラス基板
3より約2mm程度の高さにて被覆する。
【0028】回路基板13はたとえばガラスエポキシ基
板からなり、基板内部に1種もしくは2種以上の配線層
を形成した多層配線構造であって、駆動用IC14の駆
動に必要なバスラインと、電源、ロジック等の各系を層
別に配線した多層基板であったり、外部から供給される
各種電源や信号の処理回路を搭載する多層基板である。
さらに回路基板13上にコネクタを設け、そのコネクタ
に外部からの信号入力用のFPCなどでもって入力す
る。
【0029】本発明によれば、上記構成の液晶表示装置
において、回路基板13の反射部材12と接する面に
は、ヒーター層22を設けている。
【0030】かかるヒーター層22は回路基板13の配
線層の一つであり、その範囲は表示領域6を覆うように
成膜すればよい。
【0031】このようなヒーター層22は、たとえば回
路基板の配線に一般に用いられている銅などの金属箔
(もしくは金属層)である。
【0032】かくして上記構成の液晶表示装置21によ
れば、回路基板13にヒーター層22を設けたことによ
り、低温環境下においても表示領域6が保温される。こ
れによって、液晶4の応答速度低下を防止することがで
きる。
【0033】また、このような液晶表示装置21によれ
ば、ヒーター層22は回路基板13と一体化しており、
またパネルと回路基板の間に位置することから、ヒータ
ーの発熱が空気中に発散するのを抑制することになり、
図5に示すような従来の構造に比べ、ヒーターの発熱が
より効率的にパネルに伝達される。
【0034】しかも、液晶表示パネルの表示面にわたっ
て均等に加熱され、これによって表示ムラがなく、表示
品位を高めることができた。
【0035】また、かかる液晶表示装置21によれば、
液晶表示パネルP1とヒーター層22の間に金属反射部
材12が存在することにより、ヒーターの熱が拡散しや
すくなり、パネルへの熱の伝達を表示領域にわたり均一
にすることができる。
【0036】また、回路基板13上にヒーター制御回路
を形成することで、従来図5のように別個に設けていた
ヒーター制御回路基板38を不要にできる。さらに、回
路基板13上の、パネルのワイヤボンディング接続部分
以外の空いたスペースを利用して温度センサーを配置
し、それをヒーター制御回路と接続することで、最適温
度に制御することも可能となる。
【0037】本発明の他の実施形態例を図4により説明
する。同図も反射型液晶表示装置32の断面概略図であ
り、上記液晶表示装置21に対し、さらに回路基板13
のヒーター層22と反対の面に断熱層33を設けてい
る。
【0038】このように断熱層33を介在させたこと
で、さらにヒーターの発熱が空気中に発散するのを、い
っそう抑制でき、その上、液晶表示パネルの表示面にわ
たってさらに均等に加熱され、表示ムラがなく、いちだ
んと表示品位を高めることができた。
【0039】上記のような断熱層33としては、回路基
板13の最外層のガラスエポキシ層の厚みを本来の2〜
3倍の厚みとしてもよいが、その他、新たにポリウレタ
ン、フェノール樹脂、エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂
からなる発泡性樹脂層を形成してもよい。
【0040】本発明のさらに他の実施形態例を図2によ
り説明する。図1に示す液晶表示装置21によれば、液
晶表示パネルP1に対し、ガラス基板2の外側面上に反
射部材12を形成し、そして、回路基板13の反射部材
12と接する面には、ヒーター層22を設けた構成であ
るが、このように液晶表示パネルP1の外側に反射部材
12を設けたことに代えて、液晶表示パネルP1の内部
に反射部材を形成してもよい。なお、その他の構成は、
図1に示すとおりである。
【0041】かかる液晶表示パネルP1の構成例を詳述
する。このような反射型液晶表示構造には、様々な構成
を採用することができ、図2に示す液晶表示装置によれ
ば、カラー液晶表示の反射型構造である。
【0042】この反射型液晶表示パネルP1では、バッ
クライトを使用しないことで明るい表示を得るために、
あらゆる角度からの入射光に対し、広い散乱角度でもっ
て光出射させる必要があり、そのために後方に配設した
基板内側面に鏡面の反射板を設けることに加えて、さら
に装置前面に散乱性のフィルムを配する、または基板内
側面に散乱性を有する層を配する、いわゆる機能分離型
があり、他方、後方に配設した基板の内側面に対し凹凸
形状の光反射層を形成した散乱反射型があるが、いずれ
も本発明の反射型液晶表示構造に含まれる。
【0043】そこで、機能分離型の液晶表示パネルP1
でもって説明する。ガラス基板2の上にアルミニウム金
属やクロム金属、銀などからなる光反射層23を被覆
し、光反射層23上にカラーフィルタ24を形成し、カ
ラーフィルタ24の上にアクリル系樹脂などからなるオ
ーバーコート層25を被覆し、オーバーコート層25上
にITOなどからなる透明電極7を帯状に複数配列し、
さらに一定方向にラビングしたポリイミド樹脂からなる
配向膜26を被覆する。
【0044】また、ガラス基板3上にITOなどからな
る透明電極8を帯状に複数配列し、さらに一定方向にラ
ビングしたポリイミド樹脂からなる配向膜27を被覆す
る。
【0045】上記カラーフィルタ24は顔料分散方式、
すなわちあらかじめ顔料(赤、緑、青など)により調合
された感光性レジストを基板上に塗布し、フォトリソグ
ラフィにより形成する。
【0046】なお、各カラーフィルタ24間にクロム金
属もしくは感光性レジストのブラックマトリックスを形
成してもよい。
【0047】光反射層23については、アルミニウム金
属やクロム金属、銀の単一層に代えて、これら各金属層
の上に、たとえばSiO2、AlF3、CaF2、Mg
F2などからなる低屈折率層と、たとえばTiO2、Z
rO2、SnO2などからなる高屈折率層との積層構造
を配設してもよい。さらには金属層上を低屈折率層と高
屈折率層と低屈折率層と高屈折率層と・・・というよう
に4層、6層、8層以上の積層構造にしてもよい。
【0048】そして、双方の基板2、3をたとえば20
0〜260°の角度でツイストされたカイラルネマチッ
ク液晶からなる液晶4を介して対向配設し、液晶4をシ
ール部材5により囲まれた領域内に充填している。
【0049】さらにガラス基板3の外面に光散乱性部材
28とポリカーボネイトなどからなる第一位相差フィル
ム29とポリカーボネイトなどからなる第2位相差フィ
ルム30と偏光板31とを順次配設する。
【0050】光散乱性部材28はたとえば大日本印刷
(株)製のIDS(Internal Diffusing Sheet)の光散
乱膜があり、樹脂中にビーズ等を含有させたものであ
る。その他に平板の表面に光散乱性の凹凸を設けてもよ
い。そして、光散乱性部材28をガラス基板3と第一位
相差フィルム29との間に設けることで、光反射層23
による反射光は光散乱性部材28でもって正反射方向以
外の方向にも散乱され、これによって画像表示の視野角
が大きくなり、画像表示の認識領域が広くなる。
【0051】上記構成の液晶表示パネルP1によれば、
周囲の光が偏光板31と第2位相差フィルム30と第一
位相差フィルム29と光散乱性部材28およびガラス基
板3を通過し、この通過光が透明電極8、配向膜27、
液晶4、配向膜26、透明電極7、オーバーコート層2
5およびカラーフィルタ24にまで至り、光反射層23
にて反射され、その反射光が逆の順序でもって通過する
が、その際に各透明電極7、8の間に電圧印加する。そ
して、この電圧印加によるON/OFFによって液晶4
の分子配列を変化させ、これによって通過光を制御し、
明暗状態を生じさせる。
【0052】かくして上記構成の液晶表示装置(図2に
示す液晶表示パネルP1)によれば、図1に示すごと
く、回路基板13にヒーター層22を設けたことで、同
様に低温環境下においても表示領域6が保温され、液晶
4の応答速度低下を防止することができる。
【0053】また、ヒーター層22は回路基板13と一
体化しており、またパネルと回路基板の間に位置するこ
とから、ヒーターの発熱が空気中に発散するのを抑制す
ることになり、図5に示すような従来の構造に比べ、ヒ
ーターの発熱がより効率的にパネルに伝達される。
【0054】しかも、液晶表示パネルの表示面にわたっ
て均等に加熱され、これによって表示ムラがなく、表示
品位を高めることができる。
【0055】また、回路基板13上にヒーター制御回路
を形成することで、従来図5のように別個に設けていた
ヒーター制御回路基板38を不要にできる。さらに、回
路基板13上の、パネルのワイヤボンディング接続部分
以外の空いたスペースを利用して温度センサーを配置
し、それをヒーター制御回路と接続することで、最適温
度に制御することも可能となる。
【0056】なお、本発明は上記実施形態例のような液
晶表示装置に限定されるものではなく、以下の(1)〜
(3)のとおり本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々
の変更、改良等は何ら差し支えない。
【0057】(1)液晶表示パネルP1においてはガラ
ス基板2上にカラーフィルタを設けているが、これに代
えてガラス基板3上にカラーフィルタを設けてもよい。
すなわち、ガラス基板3の上にカラーフィルタを形成
し、同様にオーバーコート層を被覆して、オーバーコー
ト層上に(あるいはオーバーコート層を被覆しないで、
カラーフィルタの上に)透明電極と配向膜とを形成し、
そして、ガラス基板2の上に光反射層23と絶縁層と透
明電極と配向膜とを順次積層した構造の液晶表示パネル
でもよい。さらにはガラス基板2の上に光反射電極層と
配向膜とを順次積層した構造の液晶表示パネルでもよ
い。
【0058】(2)液晶表示パネルP1としてカラーフ
ィルタを形成してなるカラー表示タイプにしているが、
これに代えてカラーフィルタを形成しないモノクロタイ
プの反射型液晶表示パネルでもよい。
【0059】(3)駆動用IC14を回路基板13上に
ワイヤボンディングにより接続しているが、このような
接続手段に代えて、フェイスダウンにより接続固定して
もよい。
【0060】
【発明の効果】以上のとおり、本発明の液晶表示装置に
よれば、液晶表示パネルの一方基板の外側面を表示画面
となし、他方基板の外側面上に反射部材を介して回路基
板を配設し、そして、回路基板と反射部材との間にヒー
ター層を設けたことで、液晶表示パネルの表示面を最適
動作温度に保つことができ、低温環境下においても良好
な画像を表示することができた。
【0061】また、本発明においては、液晶表示パネル
とヒーター層のとの間に金属反射部材が存在することに
より、ヒーター層の熱が拡散しやすくなり、パネルへの
熱の伝達を表示領域にわたり均一にすることができる。
【0062】また、本発明の液晶表示装置によれば、他
方基板の内側面上に反射部材を、その外側面上に回路基
板を配設した装置であって、回路基板と他方基板との間
にヒーター層を設けたことでも、同様に液晶表示パネル
の表示面を最適動作温度に保つことができ、低温環境下
においても良好な画像を表示することができた。
【0063】また、本発明によれば、回路基板にヒータ
ー層を形成することにより、新たにヒーター部材を追加
することなく、上記の効果を得ることができる。
【0064】さらに本発明によれば、ヒーター層と回路
基板が一体化している構造のため、回路基板のヒーター
層と反対の面に断熱層を設けることにより、ヒーターの
発熱をより効率的にパネルに伝達することができる。
【0065】また、回路基板上にヒーター制御回路を形
成することで、従来別個に設けていたヒーター制御回路
基板を不要にできた。さらに、回路基板上の、パネルの
ワイヤボンディング接続部分以外の空いたスペースを利
用して温度センサーを配置し、それをヒーター制御回路
と接続することで、最適温度に制御することも可能とな
った。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液晶表示装置の断面概略図である。
【図2】本発明に係る反射型液晶表示装置の具体例を示
す断面概略図である。
【図3】従来の液晶表示装置の断面概略図である。
【図4】本発明の他の液晶表示装置の断面概略図であ
る。
【図5】従来の液晶表示装置の断面概略図である。
【符号の説明】
1、21、32 液晶表示装置 2、3 ガラス基板 4 液晶 6 表示領域 7、8 透明電極 9 非表示領域 10 延在透明電極 11 表示電極端子 12 反射部材 13 回路基板 14 駆動用IC 15、17、18 電極端子 16、19 ワイヤ 22 ヒーター層 33 断熱層 34 液晶表示パネル 35 透明パネルヒーター 36 バックライトユニット 38 ヒーター制御回路基板 P1 液晶表示パネル
フロントページの続き Fターム(参考) 2H089 HA19 HA40 JA09 KA17 QA06 UA09 2H091 FA14Z FB08 FD06 FD11 GA01 GA11 LA05 MA10 2H092 GA45 GA50 GA57 GA63 NA11 PA01 PA06 RA10 5C094 AA13 AA34 BA43 CA19 DA13 EA06 EA10 FB12 HA08 5G435 AA01 AA12 BB12 CC09 EE36 EE47 HH12 LL03 LL04 LL06 LL07 LL08 LL14

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液晶を介して一対の基板を貼り合わせてな
    る液晶表示パネルの一方基板の外側面を表示画面とな
    し、他方基板の外側面上に反射部材を介して回路基板を
    配設した反射型の液晶表示装置であって、前記回路基板
    と反射部材との間にヒーター層を設けたことを特徴とす
    る液晶表示装置。
  2. 【請求項2】液晶を介して一対の基板を貼り合わせてな
    る液晶表示パネルの一方基板の外側面を表示画面とな
    し、他方基板の内側面上に反射部材を、その外側面上に
    回路基板を配設した反射型の液晶表示装置であって、前
    記回路基板と他方基板との間にヒーター層を設けたこと
    を特徴とする液晶表示装置。
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JP (1) JP2003262849A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006023738A (ja) * 2004-06-29 2006-01-26 Samsung Sdi Co Ltd 液晶表示装置及びその駆動方法
JP2008111870A (ja) * 2006-10-27 2008-05-15 Epson Imaging Devices Corp 液晶表示装置
KR101001992B1 (ko) 2003-12-16 2010-12-16 엘지디스플레이 주식회사 액정표시장치의 제조방법

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