JP2003262417A - 冷凍機の高低圧ガス切換弁 - Google Patents

冷凍機の高低圧ガス切換弁

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JP2003262417A
JP2003262417A JP2002062464A JP2002062464A JP2003262417A JP 2003262417 A JP2003262417 A JP 2003262417A JP 2002062464 A JP2002062464 A JP 2002062464A JP 2002062464 A JP2002062464 A JP 2002062464A JP 2003262417 A JP2003262417 A JP 2003262417A
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housing
rotor
refrigerator
low pressure
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JP2002062464A
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Hotatsu Gan
鵬達 顔
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2309/00Gas cycle refrigeration machines
    • F25B2309/006Gas cycle refrigeration machines using a distributing valve of the rotary type

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  • Multiple-Way Valves (AREA)
  • Electrically Driven Valve-Operating Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 冷凍機のデッドスペースを無くして冷凍性能
を向上すると共に、モータを冷却して、信頼性を向上す
る。 【解決手段】 略円筒状の内周面を有するハウジング4
2と、ハウジングの周面に、それぞれ軸対称に形成され
た複数の高圧ガス流路42d,42e及び複数の低圧ガ
スを含むハウジング流路と、ベアリングに支持され、ハ
ウジングに接触することなく回転する略円柱状のバルブ
ロータ46と、ロータ内に形成された、ハウジング流路
と開口部が合うタイミングでガスが流れるロータ流路
と、ロータを回転させる駆動モータ50と、高圧ガスま
たは低圧ガスが内部を通過するようにされた駆動モータ
ケーシング54とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍機の高低圧ガ
ス切換弁に係り、特に、パルス管冷凍機やギフォードマ
クマホンサイクル(GM)冷凍機に用いるのに好適な、
長寿命、高効率、小型、軽量化可能で、摩耗せず、ダス
トを発生しない冷凍機の高低圧ガス切換弁に関する。
【0002】
【従来の技術】パルス管冷凍機やGM冷凍機において
は、図1に示す如く、圧縮機10で発生された高圧ガス
と低圧ガスを周期的に切り換えて、冷凍機12に送るた
めに高低圧ガス切換弁14が用いられている。図におい
て、12Aはパルス管、12Bは蓄冷管、12Cは冷却
ステージ、16は、オリフィス、18はバッファタンク
である。
【0003】従来の高低圧ガス切換弁は、例えば特許第
2617681号に記載されているように、図2に示す
如く、図3に示すような形状の、ピン22でバルブハウ
ジング26に回り止めされ、コイルばね24でバルブプ
レート30方向に付勢されるバルブ本体20と、該バル
ブ本体20を収容するバルブハウジング26と、図4に
示すような形状のバルブプレート30と、該バルブプレ
ート30を回転する駆動モータ32と、該駆動モータ3
2を収容するモータケーシング34とにより構成されて
いる。
【0004】前記バルブ本体20の左側の空間26b
は、バルブハウジング26の高圧ガス流路26aを介し
て、圧縮機(図示省略)の高圧ガス側と接続され、一
方、バルブプレート30の右側の空間34bは、モータ
ケーシング34の低圧ガス流路34aを介して圧縮機の
低圧ガス側と接続されており、これらの圧力差とばね2
4の作用により、バルブ本体20をバルブプレート30
に押し付け、両者にあるバルブ本体高圧ガス流路20
a、バルブプレート高圧ガス流路30a、バルブプレー
ト低圧ガス流路30b、バルブ本体冷凍機側ガス流路2
0bを流れるガスのシールをするようにされている。
【0005】図2において、36は、バルブプレート3
0を回転自在に支持するベアリングである。
【0006】前記バルブ本体20又はバルブプレート3
0は、どちらか一方(ここではバルブプレート30)
が、駆動モータ32により回転され、もう一方(ここで
はバルブ本体20)が回り止めされて、接触面に形成さ
れる図5(高圧供給時)及び図6(低圧回収時)に示し
たようなパターンに従ったタイミング、開度でガスの切
換えを行い、内部に形成された流路又は空間26a→2
6b→20a→30a→20b→26c(高圧供給
時)、又は、流路又は空間26c→20b→30b→3
4b→34a(図2に示した低圧回収時)をガスが流
れ、バルブハウジング冷凍機側ガス流路26cを介して
冷凍機側に供給又は回収される。
【0007】しかしながら、このような高低圧ガス切換
弁では、バルブ本体20をバルブプレート30に押しつ
けて摺動シールしているため、バルブ本体20とバルブ
プレート30が摩耗し、定期交換が必要となる。又、摺
動抵抗が大きく、駆動モータ32は、大型の高トルクモ
ータを使用する必要があり、ユニット自体の大型化につ
ながる。更に、バルブ本体20とバルブプレート30に
形成される流路が複雑な形状となり、圧力損失が大き
く、冷凍機の能力低下につながる等の問題点を有してい
た。
【0008】又、特開2001−91078には、図7
に示す如く、軸心を中心として回転する水平断面円形の
回転子101と、この回転子101を回転自在に内蔵す
るハウジング102とからなり、上記回転子101の外
周面に複数のポート105〜112を設けると共に、ハ
ウジング102の内周面に、上記ポート105〜112
に対応する複数のポート117〜122を設け、上記回
転子101の回転により、回転子101の所定のポート
105〜108とこれに対する上記ハウジング102の
ポート117、118、120、122とを合致させて
両ポート105〜108、117、118、120、1
22を連通させる状態と、上記合致を外して両ポート1
05〜108、117、118、120、122を非連
通にする状態とに切り替えるロータリ弁が提案されてい
る。図において、103は軸受、104はモータであ
る。
【0009】しかしながら、各ポートが回転子101の
軸心に関して非対称に形成されているため、圧力がかか
った時にバランスがとれず、高圧から低圧への洩れが大
きくなって、うまく作動しないという問題点を有してい
た。
【0010】このような問題点を解決するべく、出願人
は既に特願2001−90627(出願時未公開)で、
図8(縦断面図)及び図9(横断面図)に示すような高
低圧ガス切換弁を提案している。
【0011】この比較例は、略円筒状の内周面を有する
バルブハウジング42と、該バルブハウジング42の壁
面に軸対称に形成された一対の高圧ガス流路42a及び
一対の低圧ガス流路42b(ハウジング流路と総称す
る)と、ベアリング44、45に支持され、前記ハウジ
ング42の内周面と微少な隙間43を隔てて、該バルブ
ハウジング42に接触することなく回転する略円柱状の
ロータ46と、該ロータ46内に形成された、前記バル
ブハウジング42の流路42a又は42bと開口部が合
うタイミングでガスが流れる切換ガス流路46a及び冷
凍機側ガス流路46b(ロータ流路と総称する)とを備
えている。
【0012】ガスのシールは、ロータ46とハウジング
42間の微少な隙間43により行われる。従って、該微
少隙間43の寸法は、例えば5〜100μmとすること
ができる。即ち、接触を防止するためには5μm以上必
要であり、冷凍機の性能に対する悪影響を防ぐためには
100μm以下であることが望ましい。
【0013】図8において、50は、カップリング52
を介して前記ロータ46を回転するための駆動モータ、
54は該駆動モータ50のケーシング、54aは、該ケ
ーシング54内の空間である。
【0014】図示しない圧縮機ユニットからの高圧ガス
供給口42aは、ロータ46の軸対称の位置に2系統設
置され、それぞれが、ロータ軸に垂直方向に接続され
る。軸対称の位置に2系統あるため、供給される高圧ガ
ス圧力によるロータ46への回転軸の垂直方向への荷重
がキャンセルされ、ロータ46とハウジング42間の間
隙43を適正に保つと共に、駆動モータ50への負荷を
低減している。
【0015】圧縮機ユニットからの低圧ガス供給口42
bも高圧ガス側と同様な構造であり、高圧ガス供給口4
2a及びバルブロータ横側ガス流路46aと同一平面上
に90°の角度を持って流路が形成されている。
【0016】ロータ軸の垂直方向に接続される圧縮機の
高圧ガス及び低圧ガスは、ロータ46の中心軸に形成さ
れた流路46bを通って、ハウジング42の端面に形成
されたガス供給口42cから冷凍機側へ供給される。駆
動モータ50が設置されたケーシング54内の空間54
aは冷凍機に接続される流路42cと連通しており、常
に同じ圧力とすることによって、ロータ46への軸方向
荷重をキャンセルし、ロータ46の位置を適正に保つと
共に、駆動モータ50への負荷を低減している。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、比較例
では、モータケーシング54内の空間54aは、冷凍機
のデッドスペースとなり、ガスが交換されず滞留するた
め、冷凍性能が低下する。又、モータ50の周りをガス
が流れないので、モータ50の熱の発散ができず、寿命
や信頼性が低下する。更に、ハウジング42に高圧と低
圧を供給するための流路42a、42bが、ハウジング
42の同じ横断面にクロスして4つ離れてあるため、外
部からの管路が接続しにくく、低圧力損失、小デッドス
ペース及びコンパクトな設計が困難であった。
【0018】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
くなされたもので、冷凍機のデッドスペースを無くして
冷凍性能を向上すると共に、モータを冷却して、信頼性
を向上することを課題とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、圧縮機からの
高圧ガスと低圧ガスを周期的に切換えて冷凍機に送るた
めの冷凍機の高低圧ガス切換弁において、略円筒状の内
周面を有するハウジングと、該ハウジングの周面に、そ
れぞれ軸対称に形成された複数の高圧ガス流路及び複数
の低圧ガス流路を含むハウジング流路と、ベアリングに
支持され、前記ハウジングの内周面と微少な隙間を隔て
て、該ハウジングに接触することなく回転する、略円柱
状のロータと、該ロータ内に形成された、前記ハウジン
グ流路と開口部が合うタイミングでガスが流れるロータ
流路と、前記ロータを回転させる駆動モータと、前記高
圧ガス又は低圧ガスが内部を通過するようにされた駆動
モータケーシングとを備えることにより、前記課題を解
決したものである。
【0020】又、前記ハウジング流路の外側に、高圧ガ
ス流路と低圧ガス流路をまとめて冷凍機と連結するため
の連結流路を配設したものである。
【0021】本発明は又、前記ロータ流路に流入した高
圧ガス又は低圧ガスが、ロータの中心軸及びハウジング
の周面に形成された流路を通って、冷凍機に供給される
ようにしたものである。
【0022】又、前記ロータの中心軸に形成された流路
が、ロータの両端面に開口するようにしたものである。
【0023】本発明は又、前記の高低圧ガス切換弁を用
いた冷凍機を提供するものである。
【0024】又、前記の冷凍機を用いた低温装置を提供
するものである。
【0025】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して、本発明の実
施形態を詳細に説明する。
【0026】本実施形態は、図10(縦断面図)、図1
1(冷凍機が高圧に接続された時の図10のXI−XI線に
沿う横断面図)、図12(同じくXII−XII線に沿う横断
面図)、図13(冷凍機が低圧に接続された時の図10
のXI−XI線に沿う横断面図)及び図14(同じくXII−X
II線に沿う横断面図)に示す如く、図8及び図9に示し
た比較例と同様の高低圧ガス切換弁において、駆動モー
タケーシング54の端面に低圧ガス供給用の流路54b
を設けると共に、ハウジング42の端面の流路42cを
高圧ガス供給用としている。従って、駆動モータケーシ
ング54内の空間54aと冷凍機側ガス流路とが繋がる
ため、空間54aが冷凍機のデッドスペースとならず、
冷凍性能が向上する。更に、ケーシング54内の駆動モ
ータ50周辺にガスが流れるので、モータ50も冷却さ
れる。
【0027】又、バルブロータ46の中心を通る流路を
中央で分断してT字形の2つの流路46cと46dを設
け、互いに90°の角度をなす該2つの流路46cと4
6dを介して、やはり2つに分けられたハウジング42
の周面の流路42d、42e、42f、42gと上下で
向き合えるようにしている。
【0028】更に、前記ハウジング流路42d、42e
及び42f、42gの外側に、これらをまとめて冷凍機
(図示省略)と接続するためのジャケット60を設け、
その内部を連結流路60aとしている。
【0029】図において、52は、駆動モータ50とロ
ータ46のカップリングである。
【0030】前記バルブロータ46の外観を図15に、
該バルブロータ46を切欠いた状態の斜視図を図16に
示す。更に、前記バルブハウジング42を切欠いた状態
の斜視図を図17に示す。又、冷凍機が高圧に接続した
状態のバルブユニットを図18に、冷凍機が低圧に接続
した状態のバルブユニットを図19に示す。
【0031】本実施形態において、2個のベアリング4
4、45により支持されたロータ46が、ハウジング4
2に接触することなく回転運動する。
【0032】前記バルブロータ46及びハウジング42
には、2つの流路42c−46cと46d−54a−5
4bが形成されており、それぞれの開口部が合うタイミ
ングで、ガスがハウジング流路42d、42e又は42
f、42gに流れる。
【0033】ガスのシールは、ロータ46とハウジング
42間の微少な隙間43により行なわれる。
【0034】圧力差によって起こる軸方向の力は、ベア
リング44が受ける。
【0035】圧縮ユニットからの高圧ガスが供給される
流路42cは、直接、ロータ46の高圧ガス流路46c
に接続される。一方、低圧ガスが供給される流路54b
は、モータケーシング54内の空間54aを介して、ロ
ータ46の低圧ガス流路46dに接続される。
【0036】モータ50が回転して、図11、図18に
示す如く、バルブロータ46の高圧ガス流路46cがハ
ウジング42の冷凍機側高圧ガス流路42d、42eと
合うと、圧縮機ユニットからの高圧ガスは、ロータ軸の
垂直方向で、ハウジング42の冷凍機側高圧ガス流路4
2d、42eに接続されて、冷凍機に送られる。
【0037】ここで、ハウジング42の冷凍機側高圧ガ
ス流路42d、42eが軸対称の位置に2系統設けられ
ているので、供給される高圧ガス圧力によるロータ46
の回転軸への垂直方向への荷重がキャンセルされ、ロー
タ46とハウジング42間の隙間43を適正に保つと共
に、モータ50への負荷が低減される。
【0038】又、モータ50が回転して、図14、図1
9に示す如く、バルブロータ46の低圧ガス流路46d
が、ハウジング42の冷凍機側低圧ガス流路42f、4
2gと合うと、冷凍機側ガスは、ハウジング42の冷凍
機側低圧流路42f、42gによって、ロータ46の低
圧ガス流路46dの垂直方向流路に接続され、モータケ
ーシング54の空間54aと、低圧ガス供給用流路54
bを通過して、圧縮機ユニットに戻る。この戻るガス
が、駆動モータ50を冷却する。
【0039】なお、前記実施形態においては、ハウジン
グ42の流路42cが高圧側とされ、モータケーシング
54の流路54bが低圧側とされていたが、高圧側と低
圧側の接続を逆にして、駆動モータ50の周囲のガスの
流れが逆になるようにしてもよい。この場合、軸方向の
力は、ベアリング45が受け、モータ50は高圧ガスで
冷やされる。
【0040】本実施形態においては、ジャケット60を
設けてハウジング上下の4つの流路42d、42e、4
2f、42gを連結しているので、冷凍機側管路との接
続が容易である。なお、ジャケットを上下2つ分けて設
けたり、あるいは省略して冷凍機管路を、各流路に直接
接続することも可能である。
【0041】
【実施例】バルブロータ46の外径を25mm、全長を
42mm、ガス流路42c、42d、42e、42f、
42g、46c、46d、54bの内径を6mm、シー
ル用微少隙間43を15μmとし、駆動モータ50とし
て、コントローラで切換周波数が調節可能な、駆動電圧
12Vのステッピングモータを使用し、ベアリング4
4、45は一般規格品としたところ、高低圧ガス切換弁
におけるシール用微少隙間43からのリークによる損失
は極僅かであり、無視できる範囲であった。
【0042】本発明のバルブユニットは、種々なパルス
管に使えるだけでなく、以下の例に示す如く、パルス管
冷凍機の位相制御機構に用いることもできる。
【0043】4バルブ型パルス管冷凍機の場合、図20
に示す如く、バッファの代りに、二つの開閉式バルブ6
1、62によってパルス管12Aの高温端の位相制御を
行う。この二つのバルブ61、62の一端は、共通のオ
リフィス16を介してパルス管12Aの高温端に連結す
る。他端は、それぞれ圧縮機10の高圧ガスと低圧ガス
供給ラインに連結する。二つのバルブは、ある決められ
たタイミング・チャートに従い、周期的に開閉すること
によって、パルス管内部の圧力変化とガスの変位との位
相を最適化し、所定の冷凍性能を引き出す。
【0044】従って、この位相制御バルブの動作状況
は、蓄冷器12Bと圧縮機10との間にある高低圧切換
バルブユニット14の動作状況が本質的に同じであるた
め、本発明のバルブユニットは、この位相制御バルブに
も用いることができる。
【0045】又、アクティブバッファ型パルス管冷凍機
の場合、図121に示す如く、パルス管12A高温端の
位相制御は、一つのバッファとオリフィスとの組合せで
はなく、一つ以上のバッファ18、19と同数の開閉バ
ルブ61、62との組合せで行う。これらのバッファ1
8、19は、圧縮機の高圧と低圧との間にある、中間圧
の状態に保たれるが、各バッファの圧力は異なる。各バ
ッファが各自の開閉バルブを介してパルス管の高温端に
連結する。各開閉バルブは、ある決められたタイミング
・チャートに従い、周期的に開閉することによって、パ
ルス管内部の圧力変化とガスの変位との位相を最適化
し、所定の冷凍性能を引き出す。
【0046】従って、この位相制御バルブの動作状況
は、蓄冷器12Bと圧縮機10との間にある高低圧切換
バルブユニット14の動作状況が本質的に同じであるた
め、本発明のバルブユニットは、この位相制御バルブに
も用いることができる。更に、摩耗が無いので、低温に
も使える。
【0047】又、本発明は、パルス管冷凍機だけでな
く、GM冷凍機等、他の極低温冷凍機の高低圧ガス切換
弁にも用いることができる。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、駆動モータのケーシン
グ内空間を生かすことができ、冷凍性能を向上できる。
又、駆動モータが冷却されるので、信頼性が向上する。
更に、ハウジング壁の流路が同じ圧力であるため、低い
圧力損失、小さいデッドスペース、コンパクト設計が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用対象であるパルス管冷凍機の一例
の全体構成を示すブロック図
【図2】従来の高低圧ガス切換弁の全体構成を示す縦断
面図
【図3】同じくバルブ本体の形状を示す斜視図
【図4】同じくバルブプレートの形状を示す斜視図
【図5】同じく高圧ガス供給時のバルブ本体とバルブプ
レートの相対関係を示す正面図
【図6】同じく低圧ガス供給時のバルブ本体とバルブプ
レートの相対関係を示す正面図
【図7】特開2001−91078に記載された従来の
ロータリ弁の構成を示す縦断面図
【図8】出願人が特願2001−90627で提案した
高低圧ガス切換弁の構成を示す縦断面図
【図9】同じく横断面図
【図10】本発明に係る高低圧ガス切換弁の実施形態の
構成を示す縦断面図
【図11】冷凍機が高圧に接続したときの図10のXI−
XI線に沿う横断面図
【図12】同じく図10のXII−XII線に沿う横断面図
【図13】冷凍機が低圧に接続したときの図10のXI
−XI線に沿う横断面図
【図14】同じく図10のXII−XII線に沿う横断面図
【図15】前記実施形態で用いられているバルブロータ
の斜視図
【図16】同じくバルブロータ内に形成された流路を示
す切欠斜視図
【図17】同じくバルブハウジングの切欠斜視図
【図18】同じく冷凍機が高圧に接続したときのバルブ
ユニットの切欠斜視図
【図19】同じく冷凍機が低圧に接続したときのバルブ
ユニットの切欠斜視図
【図20】本発明を4バルブ型パルス管冷凍機に適用し
た例を示す管路図
【図21】本発明をアクティブバッファ型パルス管冷凍
機に適用した例を示す管路図
【符号の説明】
42…バルブハウジング 42c…高圧ガス供給用流路 42d、42e…冷凍機側高圧ガス流路 42f、42g…冷凍機側低圧ガス流路 43…隙間 46…バルブロータ 46c…ロータ内高圧ガス流路 46d…ロータ内低圧ガス流路 50…駆動モータ 54…駆動モータケーシング 54a…モータケーシング内空間 54b…低圧ガス供給用流路 60…ジャケット 60a…連結流路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮機からの高圧ガスと低圧ガスを周期的
    に切換えて冷凍機に送るための冷凍機の高低圧ガス切換
    弁において、 略円筒状の内周面を有するハウジングと、 該ハウジングの周面に、それぞれ軸対称に形成された複
    数の高圧ガス流路及び複数の低圧ガス流路を含むハウジ
    ング流路と、 ベアリングに支持され、前記ハウジングの内周面と微少
    な隙間を隔てて、該ハウジングに接触することなく回転
    する、略円柱状のロータと、 該ロータ内に形成された、前記ハウジング流路と開口部
    が合うタイミングでガスが流れるロータ流路と、 前記ロータを回転させる駆動モータと、 前記高圧ガス又は低圧ガスが内部を通過するようにされ
    た駆動モータケーシングと、 を備えたことを特徴とする冷凍機の高低圧ガス切換弁。
  2. 【請求項2】前記ハウジングの外側に、高圧ガス流路と
    低圧ガス流路をまとめて冷凍機と連結するための連結流
    路が配設されていることを特徴とする請求項1に記載の
    冷凍機の高低圧ガス切換弁。
  3. 【請求項3】前記ロータ流路に流入した高圧ガス又は低
    圧ガスが、ロータの中心軸及びハウジングの周面に形成
    された流路を通って、冷凍機に供給されることを特徴と
    する請求項1又は2に記載の冷凍機の高低圧ガス切換
    弁。
  4. 【請求項4】前記ロータの中心軸に形成された流路が、
    ロータの両端面に開口していることを特徴とする請求項
    3に記載の冷凍機の高低圧ガス切換弁。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれかに記載の高低圧
    ガス切換弁を用いた冷凍機。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の冷凍機を用いた低温装
    置。
JP2002062464A 2002-03-07 2002-03-07 冷凍機の高低圧ガス切換弁 Pending JP2003262417A (ja)

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