JP2003261940A - 鋼管杭打設工法とその装置 - Google Patents
鋼管杭打設工法とその装置Info
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Abstract
礎杭の構築施工を能率良く行える鋼管杭打設工法を提供
する。 【解決手段】 基礎杭を構成する複数の鋼管杭5のうち
最先の鋼管杭5の下端部に掘削ヘッド6を設けると共に
鋼管杭5内部に送液パイプ7を設け、この最先の鋼管杭
5を、リーダに昇降可能に支持させた鋼管杭回転圧入装
置3によって回転させつつ送液パイプ7より削孔液aを
注入しながら地盤中に圧入掘進し、任意位置まで圧入掘
進したならば、最先の鋼管杭5内の送液パイプ7に次の
送液パイプ7をネジ止めにより継ぎ足し且つこの最先の
鋼管杭5に次の鋼管杭5を溶接により接続した後、上記
の動作を繰り返し行い、送液パイプ7は鋼管杭5及び掘
削ヘッド6と共に地盤中に埋め殺しにすることを特徴と
する。
Description
構築するために鋼管杭を地盤中に打設する工法とその装
置に関するもので、特に作業空間高さが低く制限される
低空間での鋼管杭打設工法及とその装置に関する。
空間での鋼管杭の打設に都合のよい工法として、特許第
2519851号公報に開示されている工法がある。こ
れは、送液パイプを挿入配備した鋼管杭を、地盤上に設
置した回転圧入機で回転させつつ地中に圧入掘進させ、
任意位置まで圧入掘進したならば、最先の鋼管杭及び送
液パイプに次の鋼管杭及び送液パイプを夫々接続し、同
様に圧入掘進を反復させて、所定地盤まで到達させた
後、送液パイプを最先の鋼管杭の送液パイプから分離し
て回収する方法である。
管杭を送液パイプ共に順次継ぎ足しながら所定地盤まで
到達させた後、送液パイプを最先の鋼管杭の送液パイプ
から分離して回収するため、その分離回収作業にこれま
た非常な手間と時間がかかり、また鋼管杭を地中に回転
圧入するのに、地面上に設置される定置型の回転圧入機
を使用しているため、鋼管杭の打設箇所を移動する時の
回転圧入機の移動作業及びその設置作業に非常な手間と
時間がかかって、基礎杭の構築施工能率を低下させてい
る。
杭による基礎杭の構築施工を能率良く行える工法及び装
置を提供することを目的とする。
管杭打設工法は、基礎杭Pを構成する複数の鋼管杭5の
うち最先の鋼管杭5の下端部に掘削ヘッド6を設けると
共に鋼管杭5内部に送液パイプ7を設け、この最先の鋼
管杭5を、自走杭打機2で支持されるリーダ1に昇降可
能に支持させた鋼管杭回転圧入装置3によって回転させ
つつ送液パイプ7より削孔液aを注入しながら地盤中に
圧入掘進し、任意位置まで圧入掘進したならば、最先の
鋼管杭5内の送液パイプ7に次の送液パイプ7をネジ止
めにより接続し且つこの最先の鋼管杭5に次の鋼管杭5
を溶接により接続した後、上記の動作を繰り返し行い、
送液パイプ7は鋼管杭5及び掘削ヘッド6と共に地盤中
に埋め殺しにすることを特徴とする。
工法において、前記掘削ヘッド6は、鋼管杭を径方向に
横断する取付台6aを介して径方向に適当間隔に溶接に
よって取り付けられた多数の掘削刃6bからなり、該掘
削刃6bのうち、その中心部の掘削刃の位置する部分の
くり抜いた部分6cに、その下端部のノズル8がくるよ
う前記送液パイプ7が鋼管杭5の軸芯に沿って挿入さ
れ、該ノズル8には、液圧等によって下方に向かって撓
んで該ノズル8を開放して掘削液等を放出するが、常時
は、外圧とその弾性によって該ノズル8を閉鎖するゴム
板製の弁8aが取り付けられることを特徴とする。
杭打設工法において、鋼管杭5を所定深度まで到達させ
た後、掘削液aをセメントミルク等の硬化材bに切り換
えて送液パイプ7より注入して掘削土壌と混合攪拌し、
最先の鋼管杭5の先端部分を根固めすることを特徴とす
る。
自走杭打機2で支持されるリーダ1に鋼管杭回転圧入装
置3を昇降可能に支持させてなるもので、鋼管杭回転圧
入装置3は、昇降用シリンダユニット12に昇降可能に
懸吊支持された昇降体13と、この昇降体13に一体的
に設けられた回転圧入装置本体15とから構成され、回
転圧入装置本体15には、垂直に貫通する鋼管杭5の外
周面をクランプする鋼管杭チャック18を備えた鋼管杭
回転駆動用リング16と、このリング16を回転駆動す
る回転駆動ユニット17とが設けられてなることを特徴
としている。
置の全体を示す側面図、図2はこの鋼管杭打設装置にお
ける鋼管杭回転圧入装置の拡大縦断面図である。図1に
おいて、1はクローラー式自走杭打機2によって、支持
ステー11と支孔アーム14を介して、垂直に支持され
るリーダであり、このリーダ1には鋼管杭回転圧入装置
3がガイドレール4とこれに嵌合するガイドアーム25
を介して昇降可能に支持されている。5は基礎杭を構成
する鋼管杭である。
埋め殺し用の掘削ヘッド6が取り付けられる。該掘削ヘ
ッド6は、該鋼管杭5を径方向に横断する取付台6aを
介して径方向に適当間隔に溶接によって取り付けられた
多数の掘削刃6bからなり、該掘削刃6bのうち、その
中心部の掘削刃6bの位置する部分のくり抜いた部分6
cに、その下端部のノズル8がくるよう送液パイプ7が
鋼管杭5の軸芯に沿って挿入され、該ノズル8には、鎖
線で示すように液圧等によって下方に向かって撓んで該
ノズル8を開放し、後述のように掘削液等を矢印の方向
に放出するが、常時は、外圧によって該ノズル8を閉鎖
するゴム板製の弁8aが取り付けられる。この埋め殺し
用掘削ヘッド6によれば、鋼管杭5の径方向に取り付け
られると共に該鋼管杭5の外周面から、図示のように若
干量Lだけ外部に突出する状態に取り付けられており、
且つ径方向に取り付けられた掘削刃6bのうち、その中
心部に位置する掘削刃6bの上方に位置する送液パイプ
7からノズル8を介して掘削液を放出しながら掘削作業
を行うため、鋼管杭5に先行して地中を確実に掘削し、
鋼管杭5の埋設を効率的に行うことができる。
に示すように、鋼管杭5の上端より突出して、その突出
端部にはスイベル装置9が取り付けられる。このスイベ
ル装置9は、詳細な図示は省略するが、鋼管杭5の打設
時に、鋼管杭5と共に一体回転する送液パイプ7に水等
の掘削液あるいはセメントミルク等の硬化材を供給する
ためのもので、リーダ1側に支持されていて、送液パイ
プ7の上端部に対し着脱可能となっている。また、この
最先の鋼管杭5に挿入された送液パイプ7は、この鋼管
杭5の上端部内に取り付けられた放射状に延びる棒状の
支持部材10によって鋼管杭5と同心状に支持されてい
る。
2に示すように、リーダ1の上端部に設けられたアーム
26にピストンロッド12aが取り付けられた左右一対
の昇降用油圧シリンダユニット12に懸吊支持された昇
降体13と、該昇降体13に一対的に取り付けられた回
転圧入装置本体15とから構成される。回転圧入装置本
体15には、垂直軸芯の周りで回転のみ可能に支承され
た鋼管杭回転駆動用リング16、このリング16を回転
駆動する左右一対の回転駆動ユニット17、及び前記リ
ング16の下側に連設された鋼管杭チャック18が設け
られている。
動用リング16の周方向等間隔の位置に夫々リンク19
を介して連結された複数個の楔形チャック片20、この
複数個の楔形チャック片20に外嵌するリング状カム2
1を前記リング16と同心位置で回転のみ可能に支承す
る昇降リング22、この昇降リング22を昇降のみ可能
に案内する周方向複数の昇降ガイド23、及び前記昇降
リング22を昇降駆動する周方向複数のシリンダーユニ
ット24から構成されている。
昇降リング22を引き上げることによって、この昇降リ
ング22と一体に上昇するリング状カム21により各チ
ャック片20が鋼管杭回転駆動用リング16の回転軸芯
に接近移動して、このリング16内を貫通する鋼管杭5
の外周面を自動調心的にクランプすることができる。一
方、鋼管杭回転駆動用リング16が回転するときは、リ
ンク19、チャック片20及びリング状カム21が一体
に回転するので、鋼管杭回転駆動用リング16を回転駆
動ユニット17(図1)で回転駆動すれば、鋼管杭チャ
ック18でクランプされている鋼管杭5を一体に回転駆
動することができる。
使用して行う本発明の鋼管杭打設工法を図4〜図6を中
心として図1及び図2を適宜に参照しながら説明する。
た最先の鋼管杭5を吊り上げて鋼管杭回転圧入装置3に
嵌め込むのであるが、この鋼管杭5の吊り込みに際して
は、図示しない自走クレーンによって、その吊り索を利
用して、図2の仮想線図示のようにして、鋼管杭5を鋼
管杭回転圧入装置3の真上に吊り上げ、この位置で吊り
索を繰り出して鋼管杭5を下降させ、鋼管杭回転駆動用
リング16内及び鋼管杭チャック18内を通過させて自
重により地盤上に垂直に建て込む。
の鋼管杭5を地盤中に圧入するのであるが、その方法は
次のように行う。即ち、鋼管杭回転圧入装置3を昇降さ
せる昇降用シリンダーユニット12を操作して、この回
転圧入装置3を適当距離上昇させた後、鋼管杭チャック
18を働かせて鋼管杭5を回転圧入装置本体15にクラ
ンプした状態で昇降用シリンダーユニット12により昇
降体13に対し回転圧入装置本体15を押し下げる。こ
の昇降用シリンダーユニット12の働きによって回転圧
入装置本体15は鋼管杭5と一体に強制的に押し下げら
れる。一方、回転駆動ユニット17を稼動させて鋼管杭
回転駆動用リング16を回転駆動することにより、鋼管
杭チャック18の各チャック片20でクランプされてい
る鋼管杭5が鋼管杭回転駆動用リング16と一体に垂直
軸芯の周りで回転する。
置3によって回転させつつ圧入しながら地盤中に圧入掘
進する。この鋼管杭5の回転圧入掘進中には、掘削液a
がホース27からスイベル装置9を通じて鋼管杭5内の
送液パイプ7に供給され、最先の鋼管杭5の下端部に取
り付けられたノズル8からゴム製の弁8aを開放して、
掘削地盤中に注入吐出される。このようにして最先の鋼
管杭5を鋼管杭回転圧入装置3によって回転させつつ送
液パイプ7の下端部より削孔液を注入しながら任意位置
まで圧入掘進する。このように任意位置まで圧入掘進し
た状態を図3のに示す。
に示すように、最先の、即ち地盤中にある鋼管杭5内
の送液パイプ7に次の送液パイプ7をネジ止めにより接
続する。この送液パイプ7のネジ止め部をW7 で示す。
こうして送液パイプ7を継ぎ足した後、同図のに示す
ように地盤中にある最先の鋼管杭5に次の鋼管杭5を、
溶接によって接続する。この鋼管杭5の溶接部をW5 で
示す。この際、接続すべき鋼管杭5は、前述した最先の
鋼管杭5の吊り込み操作と同様に、図示しない自走クレ
ーンのウインチで巻き取り及び繰り出し操作される吊り
索によって行う。上記送液パイプ7の継ぎ足しに際し
て、スイベル装置9は、最先鋼管杭5内の送液パイプ7
から取り外し、ネジ止めにより継ぎ足した上側の送液パ
イプ7の上端部に取り付ける(図4の参照)。
に次の鋼管杭5及び送液パイプ7を夫々溶接及びネジ止
めにより継ぎ足した後、この継ぎ足した上側の鋼管杭5
を、前記同様に鋼管杭回転圧入装置3によって回転させ
つつ送液パイプ7の下端部より削孔液を注入しながら更
に任意位置まで圧入掘進する。この状態を図5のに示
す。そして、図5のに示すように、地盤中にある鋼管
杭5内の送液パイプ7に更に次の送液パイプ7をネジ止
めによって継ぎ足し、この送液パイプ7の継ぎ足し後
に、同図のに示すように地盤中の鋼管杭5に更に次の
鋼管杭5を溶接によって接続する。
て、図6のに示すように最先の鋼管杭5が所定深度、
即ち同図ので示す支持層Kの手前側所定位置に到達し
たならば、それまで送液パイプ7に供給していた掘削液
aをセメントミルク等の硬化材bの供給に切り換え、そ
して硬化材bをホース36からスイベル装置9を通じて
鋼管杭5内の送液パイプ7に供給し、鋼管杭5の回転圧
入掘進中に最先の鋼管杭5の先端ノズル8から硬化材b
を注入して吐出し、掘削土壌と混合攪拌する。しかし
て、最先の鋼管杭5が図6のに示すように支持層Kに
突入したならば、支持層Kの手前側から支持層Kまでの
所定長さ(L)にわたって根入れした最先鋼管杭5の先
端根固め部分28を形成する。こうして硬化材bの根固
め部分28が硬化すると、所要本数の鋼管杭5からな
る、先端部が支持層Kに根固めされて定着された堅固な
基礎杭Pが形成される。なお、この根固め部分28の際
に、セメントミルク等の硬化材bは、掘削ヘッド6の径
方向に取り付けられた取付台6aに絡んで鋼管杭5を一
層強固に支持することになる。
送液パイプ7に取り付けられているスイベル装置9を取
り外し、この送液パイプ7は、せいぜい最上部の鋼管杭
5から突出した部分を切断する程度で、鋼管杭5と共に
そのまま地盤中に残置する。そして、別の箇所に新たな
基礎杭Pを形成するときは、自走杭打機2をその所定の
位置まで移動させて、図4〜図6で説明したのと同様な
一連の動作を行わせればよい。
部に送液パイプ7を装備した最先の鋼管杭5を、クロー
ラー式等の自走杭打機2により支持されるリーダ1に昇
降可能に支持させた鋼管杭回転圧入装置3によって回転
させつつ地盤中に圧入掘進するから、鋼管杭5の打設箇
所を移動するに際して、定置型の回転圧入機を使用する
場合のように回転圧入機の移動作業及びその設置作業に
非常な手間と時間がかからず、自走杭打機2によってリ
ーダ1を移動させることにより、鋼管杭回転圧入装置3
を簡単容易に移動させて位置決めすることができ、それ
によって基礎杭Pの構築施工能率の向上を図ることがで
きる。
がら所定地盤まで到達させた後、送液パイプを最先の鋼
管杭の送液パイプから分離して回収する従来方法と異な
り、本発明方法は、送液パイプ7及び掘削ヘッド6を最
終的に鋼管杭と共に地中に埋め殺しにするから、送液パ
イプを分離回収する作業が不要となり、また該送液パイ
プが一種の鉄筋の作用を果たし、基礎杭Pの構築施工能
率の一層の向上を図ることができる。更に、この発明に
あっては、鋼管杭5及び送液パイプ7を夫々接続するの
に、重量のある鋼管杭5どうしは溶接で行い、軽量な送
液パイプ7どうしを作業者がネジ止め作業を行うことに
よって互いに接続するようにしたから、現場での接続作
業を効率的に行うことができ、この接続作業の点から
も、基礎杭Pの構築施工能率をより一層向上させること
ができる。
式の杭打機2を使用したが、車輪型の自走杭打機を使用
してもよい。
よれば、基礎杭を構成する複数の鋼管杭のうち最先の鋼
管杭の下端部に掘削ヘッドを設けると共に鋼管杭内部に
送液パイプを設け、この最先の鋼管杭を自走杭打機で支
持されるリーダに昇降可能に支持させた鋼管杭回転圧入
装置によって回転させながら地盤中に圧入掘進するか
ら、鋼管杭の打設箇所を移動するに際して、定置型の回
転圧入機を使用する場合のように回転圧入機の移動作業
及びその設置作業に手間がかからず、自走杭打機によっ
てリーダを移動させることにより、鋼管杭回転圧入装置
を簡単容易に移動させて位置決めすることができ、それ
によって基礎杭の構築施工能率の向上を図ることができ
る。
ながら所定地盤まで到達させた後、送液パイプを最先鋼
管杭の送液パイプから分離して回収する従来方法と異な
り、この発明は、最終的に送液パイプ及び掘削ヘッドを
鋼管杭と共に地中に埋め殺しにするから、送液パイプを
分離回収する作業が不要となり、また該送液パイプが一
種の鉄筋の作用を果たし、掘削ヘッドが硬化材による根
固めの際に、該硬化材に一体的に絡んで、より一層の支
持力を上げることができ、かつ基礎杭の構築施工能率を
一層向上させることができる。また、この発明にあって
は、鋼管杭及び送液パイプを夫々接続するのに、重量の
ある鋼管杭どうしは、溶接で行い、軽量な送液パイプど
うしは、作業者がネジ止め作業を行うことによって接続
するようにしたから、現場での接続作業を効率的に行う
ことができ、互いにこの接続作業の点からも、基礎杭の
構築施工能率をより一層向上させることができる。
ッドによれば、鋼管杭の径方向の全域に渡って取り付け
られると共に該鋼管杭の外周面から若干突出する状態に
取り付けられており、且つ径方向に取り付けられた掘削
刃のうち、その中心部に位置する掘削刃の上方に位置す
る送液パイプからノズルを介して掘削液を放出しながら
掘削作業を行うため、鋼管杭に先行して地中を確実に掘
削し、鋼管杭の埋設を効率的に行うことができると共
に、この根固め部分の際に、セメントミルク等の硬化材
は、掘削ヘッドの径方向に取り付けられた取付台に絡ん
で鋼管杭を一層強固に支持することになる。
液パイプと共に所定深度まで到達させた後、掘削液をセ
メントミルク等の硬化材に切り換えて送液パイプより注
入し、最先の鋼管杭の先端部分を根固めするから、所要
本数の鋼管杭からなる、先端部が支持層に根固めされて
定着された堅固な基礎杭を形成することができる。
れば、上記した請求項1及び2に記載の鋼管杭打設工法
を有効に実施することができる。
面図である。
の拡大縦断面図である。
す一部縦断正面図である。
の段階を説明する説明図である。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 基礎杭を構成する複数の鋼管杭のうち最
先の鋼管杭の下端部に掘削ヘッドを設けると共に鋼管杭
内部に送液パイプを設け、この最先の鋼管杭を、自走杭
打機で支持されるリーダに昇降可能に支持させた鋼管杭
回転圧入装置によって回転させつつ送液パイプより削孔
液を注入しながら地盤中に圧入掘進し、任意位置まで圧
入掘進したならば、最先の鋼管杭内の送液パイプに次の
送液パイプをネジ止めにより接続し且つこの最先の鋼管
杭に次の鋼管杭を溶接により接続した後、上記の動作を
繰り返し行い、送液パイプは鋼管杭及び掘削ヘッドと共
に地盤中に埋め殺しにすることを特徴とする鋼管杭打設
工法。 - 【請求項2】 前記掘削ヘッドは、鋼管杭を径方向に横
断する取付台を介して径方向に適当間隔に溶接によって
取り付けられた多数の掘削刃からなり、該掘削刃のう
ち、その中心部の掘削刃の位置する部分のくり抜いた部
分に、その下端部のノズルがくるよう前記送液パイプが
鋼管杭の軸芯に沿って挿入され、該ノズルには、液圧等
によって下方に向かって撓んで該ノズルを開放して掘削
液等を放出するが、常時は、外圧とその弾性によって該
ノズルを閉鎖するゴム板製の弁が取り付けられる請求項
1に記載の鋼管杭打設工法。 - 【請求項3】 鋼管杭を所定深度まで到達させた後、掘
削液をセメントミルク等の硬化材に切り換えて送液パイ
プより注入して掘削土壌と混合攪拌し、最先の鋼管杭の
先端部分を根固めすることを特徴とする請求項1又は2
に記載の鋼管杭打設工法。 - 【請求項4】 自走杭打機で支持されるリーダに鋼管杭
回転圧入装置を昇降可能に支持させてなるもので、鋼管
杭回転圧入装置は、昇降用シリンダユニットに昇降可能
に懸吊支持された昇降体と、この昇降体に一体的に設け
られた回転圧入装置本体とから構成され、回転圧入装置
本体には、垂直に貫通する鋼管杭の外周面をクランプす
る鋼管杭チャックを備えた鋼管杭回転駆動用リングと、
このリングを回転駆動する回転駆動ユニットとが設けら
れてなることを特徴とする鋼管杭打設装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002066794A JP3749868B2 (ja) | 2002-03-12 | 2002-03-12 | 鋼管杭打設工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002066794A JP3749868B2 (ja) | 2002-03-12 | 2002-03-12 | 鋼管杭打設工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003261940A true JP2003261940A (ja) | 2003-09-19 |
JP3749868B2 JP3749868B2 (ja) | 2006-03-01 |
Family
ID=29198420
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002066794A Expired - Lifetime JP3749868B2 (ja) | 2002-03-12 | 2002-03-12 | 鋼管杭打設工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3749868B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018193686A (ja) * | 2017-05-12 | 2018-12-06 | 株式会社技研製作所 | 支持杭の施工方法 |
-
2002
- 2002-03-12 JP JP2002066794A patent/JP3749868B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018193686A (ja) * | 2017-05-12 | 2018-12-06 | 株式会社技研製作所 | 支持杭の施工方法 |
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---|---|
JP3749868B2 (ja) | 2006-03-01 |
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