JP2003261614A - オレフィン重合用固体触媒成分調製用電子供与性化合物、オレフィン重合用固体触媒成分、オレフィン重合用触媒およびオレフィン重合体の製造方法 - Google Patents
オレフィン重合用固体触媒成分調製用電子供与性化合物、オレフィン重合用固体触媒成分、オレフィン重合用触媒およびオレフィン重合体の製造方法Info
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- JP2003261614A JP2003261614A JP2002060257A JP2002060257A JP2003261614A JP 2003261614 A JP2003261614 A JP 2003261614A JP 2002060257 A JP2002060257 A JP 2002060257A JP 2002060257 A JP2002060257 A JP 2002060257A JP 2003261614 A JP2003261614 A JP 2003261614A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 副生する無定形重合体の生成を抑えたオレフ
ィン重合体の製造方法、該製造方法に用いられるオレフ
ィン重合用触媒、オレフィン重合用固体触媒成分および
電子供与性化合物を提供すること。 【解決手段】 一般式[I]で表されるアミノエーテル
化合物からなるオレフィン重合用固体触媒成分調製用電
子供与性化合物。マグネシウム原子、周期律表第4〜6
族の遷移金属原子、ハロゲン原子および該電子供与性化
合物を含有するオレフィン重合用固体触媒成分。該オレ
フィン重合用固体触媒成分、および有機アルミニウム化
合物を接触させて得られるオレフィン重合用触媒。該オ
レフィン重合用触媒の存在下に、オレフィンを重合する
オレフィン重合体の製造方法。 (nは1≦n≦10を満足する整数であり、R1 、R
2 、R3 、R4 およびR5は水素原子、アルキル基、ア
ラルキル基またはアリール基である。)
ィン重合体の製造方法、該製造方法に用いられるオレフ
ィン重合用触媒、オレフィン重合用固体触媒成分および
電子供与性化合物を提供すること。 【解決手段】 一般式[I]で表されるアミノエーテル
化合物からなるオレフィン重合用固体触媒成分調製用電
子供与性化合物。マグネシウム原子、周期律表第4〜6
族の遷移金属原子、ハロゲン原子および該電子供与性化
合物を含有するオレフィン重合用固体触媒成分。該オレ
フィン重合用固体触媒成分、および有機アルミニウム化
合物を接触させて得られるオレフィン重合用触媒。該オ
レフィン重合用触媒の存在下に、オレフィンを重合する
オレフィン重合体の製造方法。 (nは1≦n≦10を満足する整数であり、R1 、R
2 、R3 、R4 およびR5は水素原子、アルキル基、ア
ラルキル基またはアリール基である。)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定のアミノエー
テル化合物からなるオレフィン重合用触媒成分調製用電
子供与性化合物、オレフィン重合用触媒成分、オレフィ
ン重合用触媒、およびオレフィン重合体の製造方法に関
する。
テル化合物からなるオレフィン重合用触媒成分調製用電
子供与性化合物、オレフィン重合用触媒成分、オレフィ
ン重合用触媒、およびオレフィン重合体の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】プロピレン、ブテン−1などのα−オレ
フィンの重合体等の付加重合体を製造する際に、チタン
系固体触媒成分と有機アルミニウム化合物とを接触させ
て得られるいわゆるチーグラー−ナッタ触媒を使用する
ことはよく知られている。α−オレフィン重合体を製造
する際には通常、工業的に利用価値の高い高立体規則性
α−オレフィン重合体の他に無定形重合体が副生する。
この無定形重合体は工業的に利用価値が少なく、α−オ
レフィン重合体を射出成型品、フィルム、繊維、その他
の加工品に加工して使用する際の機械的性質に大きく悪
影響をおよぼす。また、無定形重合体の生成は原料モノ
マーの損失を招き、同時に無定形重合体の除去のための
製造設備が必要となり工業的に見ても極めて大きな不利
益を招く。従って、α−オレフィン重合体を製造するた
めの触媒はこのような無定形重合体の生成が全く無い
か、あるいは、あっても極めて僅かであることが望まし
い。
フィンの重合体等の付加重合体を製造する際に、チタン
系固体触媒成分と有機アルミニウム化合物とを接触させ
て得られるいわゆるチーグラー−ナッタ触媒を使用する
ことはよく知られている。α−オレフィン重合体を製造
する際には通常、工業的に利用価値の高い高立体規則性
α−オレフィン重合体の他に無定形重合体が副生する。
この無定形重合体は工業的に利用価値が少なく、α−オ
レフィン重合体を射出成型品、フィルム、繊維、その他
の加工品に加工して使用する際の機械的性質に大きく悪
影響をおよぼす。また、無定形重合体の生成は原料モノ
マーの損失を招き、同時に無定形重合体の除去のための
製造設備が必要となり工業的に見ても極めて大きな不利
益を招く。従って、α−オレフィン重合体を製造するた
めの触媒はこのような無定形重合体の生成が全く無い
か、あるいは、あっても極めて僅かであることが望まし
い。
【0003】特開昭58−145707号公報には、オ
レフィン重合用固体触媒成分調整用電子供与性化合物
(いわゆる内部ドナー)として、N、Pおよび/または
S原子を含有する電子供与性化合物等を用いることによ
り、高活性・高立体規則性触媒が製造されることが記載
されている。
レフィン重合用固体触媒成分調整用電子供与性化合物
(いわゆる内部ドナー)として、N、Pおよび/または
S原子を含有する電子供与性化合物等を用いることによ
り、高活性・高立体規則性触媒が製造されることが記載
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、該公報
記載の方法により得られる立体規則性重合能はまだ十分
ではない。即ち本発明の目的は、副生する無定形重合体
の生成を抑えたオレフィン重合体の製造方法、該製造方
法に用いられるオレフィン重合用触媒、該オレフィン重
合用触媒の調整に用いられるオレフィン重合用固体触媒
成分、および該オレフィン重合用固体触媒成分の調整に
用いられる電子供与性化合物を提供することにある。
記載の方法により得られる立体規則性重合能はまだ十分
ではない。即ち本発明の目的は、副生する無定形重合体
の生成を抑えたオレフィン重合体の製造方法、該製造方
法に用いられるオレフィン重合用触媒、該オレフィン重
合用触媒の調整に用いられるオレフィン重合用固体触媒
成分、および該オレフィン重合用固体触媒成分の調整に
用いられる電子供与性化合物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、一般式[I]
で表されるアミノエーテル化合物からなるオレフィン重
合用固体触媒成分調製用電子供与性化合物にかかるもの
である。また本発明は、マグネシウム原子、周期律表第
4〜6族の遷移金属原子、ハロゲン原子および該オレフ
ィン重合用固体触媒成分調製用電子供与性化合物を含有
するオレフィン重合用固体触媒成分にかかるものであ
り、該オレフィン重合用固体触媒成分、および有機アル
ミニウム化合物を接触させて得られるオレフィン重合用
触媒にかかるものである。さらに本発明は、該オレフィ
ン重合用触媒の存在下に、オレフィンを重合するオレフ
ィン重合体の製造方法にかかるものである。 (一般式[I]において、nは1≦n≦10を満足する
整数であり、R1 、R2およびR3 はそれぞれ独立に、
水素原子、アルキル基、アラルキル基またはアリール基
である。R4 およびR5 はそれぞれn個ずつあって、そ
れぞれすべて同じであっても異なっていてもよく、水素
原子、アルキル基、アラルキル基またはアリール基であ
る。)
で表されるアミノエーテル化合物からなるオレフィン重
合用固体触媒成分調製用電子供与性化合物にかかるもの
である。また本発明は、マグネシウム原子、周期律表第
4〜6族の遷移金属原子、ハロゲン原子および該オレフ
ィン重合用固体触媒成分調製用電子供与性化合物を含有
するオレフィン重合用固体触媒成分にかかるものであ
り、該オレフィン重合用固体触媒成分、および有機アル
ミニウム化合物を接触させて得られるオレフィン重合用
触媒にかかるものである。さらに本発明は、該オレフィ
ン重合用触媒の存在下に、オレフィンを重合するオレフ
ィン重合体の製造方法にかかるものである。 (一般式[I]において、nは1≦n≦10を満足する
整数であり、R1 、R2およびR3 はそれぞれ独立に、
水素原子、アルキル基、アラルキル基またはアリール基
である。R4 およびR5 はそれぞれn個ずつあって、そ
れぞれすべて同じであっても異なっていてもよく、水素
原子、アルキル基、アラルキル基またはアリール基であ
る。)
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明についてさらに詳細
に説明する。なお本発明において、「重合」という語は
単独重合だけでなく共重合をも包含した意味で用いられ
ることがあり、「重合体」という語は単独重合体だけで
なく共重合体をも包含した意味で用いられることがあ
る。
に説明する。なお本発明において、「重合」という語は
単独重合だけでなく共重合をも包含した意味で用いられ
ることがあり、「重合体」という語は単独重合体だけで
なく共重合体をも包含した意味で用いられることがあ
る。
【0007】本発明のオレフィン重合用固体触媒成分調
製用電子供与性化合物は、下記一般式[I]で表される
アミノエーテル化合物である。 (一般式[I]において、nは1≦n≦10を満足する
整数であり、R1 、R2およびR3 はそれぞれ独立に、
水素原子、アルキル基、アラルキル基またはアリール基
である。R4 およびR5 はそれぞれn個ずつあって、そ
れぞれすべて同じであっても異なっていてもよく、水素
原子、アルキル基、アラルキル基またはアリール基であ
る。)
製用電子供与性化合物は、下記一般式[I]で表される
アミノエーテル化合物である。 (一般式[I]において、nは1≦n≦10を満足する
整数であり、R1 、R2およびR3 はそれぞれ独立に、
水素原子、アルキル基、アラルキル基またはアリール基
である。R4 およびR5 はそれぞれn個ずつあって、そ
れぞれすべて同じであっても異なっていてもよく、水素
原子、アルキル基、アラルキル基またはアリール基であ
る。)
【0008】上記一般式[I]の置換基R1、R2、
R3、R4またはR5におけるアルキル基としては、炭素
原子数1〜20のアルキル基が好ましく、例えばメチル
基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−
ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、イ
ソブチル基、n−ペンチル基、ネオペンチル基、アミル
基、n−ヘキシル基、n−オクチル基、n−デシル基、
n−ドデシル基、n−ペンタデシル基、n−エイコシル
基などが挙げられ、より好ましくはメチル基、エチル
基、イソプロピル基、tert−ブチル基、イソブチル
基、またはアミル基である。
R3、R4またはR5におけるアルキル基としては、炭素
原子数1〜20のアルキル基が好ましく、例えばメチル
基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−
ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、イ
ソブチル基、n−ペンチル基、ネオペンチル基、アミル
基、n−ヘキシル基、n−オクチル基、n−デシル基、
n−ドデシル基、n−ペンタデシル基、n−エイコシル
基などが挙げられ、より好ましくはメチル基、エチル
基、イソプロピル基、tert−ブチル基、イソブチル
基、またはアミル基である。
【0009】上記一般式[I]の置換基R1、R2、
R3、R4またはR5におけるアラルキル基としては、炭
素原子数7〜20のアラルキル基が好ましく、例えばベ
ンジル基、(2−メチルフェニル)メチル基、(3−メ
チルフェニル)メチル基、(4−メチルフェニル)メチ
ル基、(2,3−ジメチルフェニル)メチル基、(2,
4−ジメチルフェニル)メチル基、(2,5−ジメチル
フェニル)メチル基、(2,6−ジメチルフェニル)メ
チル基、(3,4−ジメチルフェニル)メチル基、
(3,5−ジメチルフェニル)メチル基、(2,3,4
−トリメチルフェニル)メチル基、(2,3,5−トリ
メチルフェニル)メチル基、(2,3,6−トリメチル
フェニル)メチル基、(3,4,5−トリメチルフェニ
ル)メチル基、(2,4,6−トリメチルフェニル)メ
チル基、(2,3,4,5−テトラメチルフェニル)メ
チル基、(2,3,4,6−テトラメチルフェニル)メ
チル基、(2,3,5,6−テトラメチルフェニル)メ
チル基、(ペンタメチルフェニル)メチル基、(エチル
フェニル)メチル基、(n−プロピルフェニル)メチル
基、(イソプロピルフェニル)メチル基、(n−ブチル
フェニル)メチル基、(sec−ブチルフェニル)メチ
ル基、(tert−ブチルフェニル)メチル基、(n−
ペンチルフェニル)メチル基、(ネオペンチルフェニ
ル)メチル基、(n−ヘキシルフェニル)メチル基、
(n−オクチルフェニル)メチル基、(n−デシルフェ
ニル)メチル基、(n−ドデシルフェニル)メチル基、
ナフチルメチル基、アントラセニルメチル基などが挙げ
られ、より好ましくはベンジル基である。
R3、R4またはR5におけるアラルキル基としては、炭
素原子数7〜20のアラルキル基が好ましく、例えばベ
ンジル基、(2−メチルフェニル)メチル基、(3−メ
チルフェニル)メチル基、(4−メチルフェニル)メチ
ル基、(2,3−ジメチルフェニル)メチル基、(2,
4−ジメチルフェニル)メチル基、(2,5−ジメチル
フェニル)メチル基、(2,6−ジメチルフェニル)メ
チル基、(3,4−ジメチルフェニル)メチル基、
(3,5−ジメチルフェニル)メチル基、(2,3,4
−トリメチルフェニル)メチル基、(2,3,5−トリ
メチルフェニル)メチル基、(2,3,6−トリメチル
フェニル)メチル基、(3,4,5−トリメチルフェニ
ル)メチル基、(2,4,6−トリメチルフェニル)メ
チル基、(2,3,4,5−テトラメチルフェニル)メ
チル基、(2,3,4,6−テトラメチルフェニル)メ
チル基、(2,3,5,6−テトラメチルフェニル)メ
チル基、(ペンタメチルフェニル)メチル基、(エチル
フェニル)メチル基、(n−プロピルフェニル)メチル
基、(イソプロピルフェニル)メチル基、(n−ブチル
フェニル)メチル基、(sec−ブチルフェニル)メチ
ル基、(tert−ブチルフェニル)メチル基、(n−
ペンチルフェニル)メチル基、(ネオペンチルフェニ
ル)メチル基、(n−ヘキシルフェニル)メチル基、
(n−オクチルフェニル)メチル基、(n−デシルフェ
ニル)メチル基、(n−ドデシルフェニル)メチル基、
ナフチルメチル基、アントラセニルメチル基などが挙げ
られ、より好ましくはベンジル基である。
【0010】上記一般式[I]の置換基R1、R2、
R3、R4またはR5におけるアリール基としては、炭素
原子数6〜20のアリール基が好ましく、例えばフェニ
ル基、2−トリル基、3−トリル基、4−トリル基、
2,3−キシリル基、2,4−キシリル基、2,5−キ
シリル基、2,6−キシリル基、3,4−キシリル基、
3,5−キシリル基、2,3,4−トリメチルフェニル
基、2,3,5−トリメチルフェニル基、2,3,6−
トリメチルフェニル基、2,4,6−トリメチルフェニ
ル基、3,4,5−トリメチルフェニル基、2,3,
4,5−テトラメチルフェニル基、2,3,4,6−テ
トラメチルフェニル基、2,3,5,6−テトラメチル
フェニル基、ペンタメチルフェニル基、エチルフェニル
基、n−プロピルフェニル基、イソプロピルフェニル
基、n−ブチルフェニル基、sec−ブチルフェニル
基、tert−ブチルフェニル基、ジ−tert−ブチ
ルフェニル基、ジ−tert−ブチルメチルフェニル
基、n−ペンチルフェニル基、ネオペンチルフェニル
基、n−ヘキシルフェニル基、n−オクチルフェニル
基、n−デシルフェニル基、n−ドデシルフェニル基、
n−テトラデシルフェニル基、ナフチル基、アントラセ
ニル基などが挙げられ、より好ましくはフェニル基であ
る。
R3、R4またはR5におけるアリール基としては、炭素
原子数6〜20のアリール基が好ましく、例えばフェニ
ル基、2−トリル基、3−トリル基、4−トリル基、
2,3−キシリル基、2,4−キシリル基、2,5−キ
シリル基、2,6−キシリル基、3,4−キシリル基、
3,5−キシリル基、2,3,4−トリメチルフェニル
基、2,3,5−トリメチルフェニル基、2,3,6−
トリメチルフェニル基、2,4,6−トリメチルフェニ
ル基、3,4,5−トリメチルフェニル基、2,3,
4,5−テトラメチルフェニル基、2,3,4,6−テ
トラメチルフェニル基、2,3,5,6−テトラメチル
フェニル基、ペンタメチルフェニル基、エチルフェニル
基、n−プロピルフェニル基、イソプロピルフェニル
基、n−ブチルフェニル基、sec−ブチルフェニル
基、tert−ブチルフェニル基、ジ−tert−ブチ
ルフェニル基、ジ−tert−ブチルメチルフェニル
基、n−ペンチルフェニル基、ネオペンチルフェニル
基、n−ヘキシルフェニル基、n−オクチルフェニル
基、n−デシルフェニル基、n−ドデシルフェニル基、
n−テトラデシルフェニル基、ナフチル基、アントラセ
ニル基などが挙げられ、より好ましくはフェニル基であ
る。
【0011】上記一般式[I]においてR1 およびR2
として好ましくは、それぞれ独立に水素原子、炭素原子
数1〜10のアルキル基、または炭素原子数6〜10の
アリール基であり、さらに好ましくはそれぞれ独立に水
素原子、または炭素原子数1〜6のアルキル基であり、
特に好ましくはそれぞれ独立に水素原子、メチル基また
はエチル基であり、最も好ましくはメチル基である。
として好ましくは、それぞれ独立に水素原子、炭素原子
数1〜10のアルキル基、または炭素原子数6〜10の
アリール基であり、さらに好ましくはそれぞれ独立に水
素原子、または炭素原子数1〜6のアルキル基であり、
特に好ましくはそれぞれ独立に水素原子、メチル基また
はエチル基であり、最も好ましくはメチル基である。
【0012】上記一般式[I]においてR3 として好ま
しくはアルキル基であり、さらに好ましくは炭素原子数
1〜20のアルキル基であり、より好ましくは炭素原子
数1〜10のアルキル基であり、特に好ましくはメチル
基またはエチル基であり、最も好ましくはメチル基であ
る。
しくはアルキル基であり、さらに好ましくは炭素原子数
1〜20のアルキル基であり、より好ましくは炭素原子
数1〜10のアルキル基であり、特に好ましくはメチル
基またはエチル基であり、最も好ましくはメチル基であ
る。
【0013】上記一般式[I]においてnとして好まし
くは1≦n≦5を満足する整数であり、特に好ましくは
n=3である。
くは1≦n≦5を満足する整数であり、特に好ましくは
n=3である。
【0014】上記一般式[I]で表されるアミノエーテ
ル化合物として、好ましくはγ−アミノエーテル化合物
であり、さらに好ましくは一般式[II]で表されるアミ
ノエーテル化合物である。 (一般式[II]において、R1 、R2 およびR3 はそれ
ぞれ前記一般式[I]におけるものと同様であり、R6
〜R11はそれぞれ独立に、水素原子、アルキル基、アラ
ルキル基またはアリール基である。)
ル化合物として、好ましくはγ−アミノエーテル化合物
であり、さらに好ましくは一般式[II]で表されるアミ
ノエーテル化合物である。 (一般式[II]において、R1 、R2 およびR3 はそれ
ぞれ前記一般式[I]におけるものと同様であり、R6
〜R11はそれぞれ独立に、水素原子、アルキル基、アラ
ルキル基またはアリール基である。)
【0015】上記一般式[II]においてR6 〜R11にお
けるアルキル基、アラルキル基またはアリール基は、そ
れぞれ前記一般式[I]のR1 、R2 およびR3 におけ
るそれらと同様である。上記一般式[II]におけるR8
〜R11として好ましくはそれぞれ独立に水素原子、また
は炭素原子数1〜10のアルキル基であり、さらに好ま
しくは水素原子、または炭素原子数1〜6のアルキル基
であり、特に好ましくは水素原子である。
けるアルキル基、アラルキル基またはアリール基は、そ
れぞれ前記一般式[I]のR1 、R2 およびR3 におけ
るそれらと同様である。上記一般式[II]におけるR8
〜R11として好ましくはそれぞれ独立に水素原子、また
は炭素原子数1〜10のアルキル基であり、さらに好ま
しくは水素原子、または炭素原子数1〜6のアルキル基
であり、特に好ましくは水素原子である。
【0016】上記一般式[II]においてR6 およびR7
として好ましくはそれぞれ独立に炭素原子数1〜10の
アルキル基であり、より好ましくは炭素原子数1〜10
の直鎖状アルキル基、分岐鎖状アルキル基またはシクロ
アルキル基である。
として好ましくはそれぞれ独立に炭素原子数1〜10の
アルキル基であり、より好ましくは炭素原子数1〜10
の直鎖状アルキル基、分岐鎖状アルキル基またはシクロ
アルキル基である。
【0017】このようなアミノエーテル化合物として1
級のアミノ基を有するものとしては、2,2−ジメチル
−3−メトキシプロピルアミン、2,2−ジエチル−3
−メトキシプロピルアミン、2,2−ジプロピル−3−
メトキシプロピルアミン、2,2−ジオクチル−3−メ
トキシプロピルアミン、2,2−ジイソプロピル−3−
メトキシプロピルアミン、2,2−ジ(tert−ブチ
ル)−3−メトキシプロピルアミン、2,2−ジイソブ
チル−3−メトキシプロピルアミン、2,2−ジシクロ
プロピル−3−メトキシプロピルアミン、2,2−ジシ
クロペンチル−3−メトキシプロピルアミン、2,2−
ジシクロヘキシル−3−メトキシプロピルアミン、
級のアミノ基を有するものとしては、2,2−ジメチル
−3−メトキシプロピルアミン、2,2−ジエチル−3
−メトキシプロピルアミン、2,2−ジプロピル−3−
メトキシプロピルアミン、2,2−ジオクチル−3−メ
トキシプロピルアミン、2,2−ジイソプロピル−3−
メトキシプロピルアミン、2,2−ジ(tert−ブチ
ル)−3−メトキシプロピルアミン、2,2−ジイソブ
チル−3−メトキシプロピルアミン、2,2−ジシクロ
プロピル−3−メトキシプロピルアミン、2,2−ジシ
クロペンチル−3−メトキシプロピルアミン、2,2−
ジシクロヘキシル−3−メトキシプロピルアミン、
【0018】2−メチル−2−エチル−3−メトキシプ
ロピルアミン、2−メチル−2−プロピル−3−メトキ
シプロピルアミン、2−メチル−2−オクチル−3−メ
トキシプロピルアミン、2−メチル−2−イソプロピル
−3−メトキシプロピルアミン、2−メチル−2−(t
ert−ブチル)−3−メトキシプロピルアミン、2−
メチル−2−イソブチル−3−メトキシプロピルアミ
ン、2−メチル−2−シクロプロピル−3−メトキシプ
ロピルアミン、2−メチル−2−シクロペンチル−3−
メトキシプロピルアミン、2−メチル−2−シクロヘキ
シル−3−メトキシプロピルアミン、
ロピルアミン、2−メチル−2−プロピル−3−メトキ
シプロピルアミン、2−メチル−2−オクチル−3−メ
トキシプロピルアミン、2−メチル−2−イソプロピル
−3−メトキシプロピルアミン、2−メチル−2−(t
ert−ブチル)−3−メトキシプロピルアミン、2−
メチル−2−イソブチル−3−メトキシプロピルアミ
ン、2−メチル−2−シクロプロピル−3−メトキシプ
ロピルアミン、2−メチル−2−シクロペンチル−3−
メトキシプロピルアミン、2−メチル−2−シクロヘキ
シル−3−メトキシプロピルアミン、
【0019】2−エチル−2−プロピル−3−メトキシ
プロピルアミン、2−エチル−2−オクチル−3−メト
キシプロピルアミン、2−エチル−2−イソプロピル−
3−メトキシプロピルアミン、2−エチル−2−(te
rt−ブチル)−3−メトキシプロピルアミン、2−エ
チル−2−イソブチル−3−メトキシプロピルアミン、
2−エチル−2−シクロプロピル−3−メトキシプロピ
ルアミン、2−エチル−2−シクロペンチル−3−メト
キシプロピルアミン、2−エチル−2−シクロヘキシル
−3−メトキシプロピルアミン、
プロピルアミン、2−エチル−2−オクチル−3−メト
キシプロピルアミン、2−エチル−2−イソプロピル−
3−メトキシプロピルアミン、2−エチル−2−(te
rt−ブチル)−3−メトキシプロピルアミン、2−エ
チル−2−イソブチル−3−メトキシプロピルアミン、
2−エチル−2−シクロプロピル−3−メトキシプロピ
ルアミン、2−エチル−2−シクロペンチル−3−メト
キシプロピルアミン、2−エチル−2−シクロヘキシル
−3−メトキシプロピルアミン、
【0020】2−プロピル−2−オクチル−3−メトキ
シプロピルアミン、2−プロピル−2−イソプロピル−
3−メトキシプロピルアミン、2−プロピル−2−(t
ert−ブチル)−3−メトキシプロピルアミン、2−
プロピル−2−イソブチル−3−メトキシプロピルアミ
ン、2−プロピル−2−シクロプロピル−3−メトキシ
プロピルアミン、2−プロピル−2−シクロペンチル−
3−メトキシプロピルアミン、2−プロピル−2−シク
ロヘキシル−3−メトキシプロピルアミン、
シプロピルアミン、2−プロピル−2−イソプロピル−
3−メトキシプロピルアミン、2−プロピル−2−(t
ert−ブチル)−3−メトキシプロピルアミン、2−
プロピル−2−イソブチル−3−メトキシプロピルアミ
ン、2−プロピル−2−シクロプロピル−3−メトキシ
プロピルアミン、2−プロピル−2−シクロペンチル−
3−メトキシプロピルアミン、2−プロピル−2−シク
ロヘキシル−3−メトキシプロピルアミン、
【0021】2−オクチル−2−イソプロピル−3−メ
トキシプロピルアミン、2−オクチル−2−(tert
−ブチル)−3−メトキシプロピルアミン、2−オクチ
ル−2−イソブチル−3−メトキシプロピルアミン、2
−オクチル−2−シクロプロピル−3−メトキシプロピ
ルアミン、2−オクチル−2−シクロペンチル−3−メ
トキシプロピルアミン、2−オクチル−2−シクロヘキ
シル−3−メトキシプロピルアミン、
トキシプロピルアミン、2−オクチル−2−(tert
−ブチル)−3−メトキシプロピルアミン、2−オクチ
ル−2−イソブチル−3−メトキシプロピルアミン、2
−オクチル−2−シクロプロピル−3−メトキシプロピ
ルアミン、2−オクチル−2−シクロペンチル−3−メ
トキシプロピルアミン、2−オクチル−2−シクロヘキ
シル−3−メトキシプロピルアミン、
【0022】2−イソプロピル−2−(tert−ブチ
ル)−3−メトキシプロピルアミン、2−イソプロピル
−2−イソブチル−3−メトキシプロピルアミン、2−
イソプロピル−2−シクロプロピル−3−メトキシプロ
ピルアミン、2−イソプロピル−2−シクロペンチル−
3−メトキシプロピルアミン、2−イソプロピル−2−
シクロヘキシル−3−メトキシプロピルアミン、2−
(tert−ブチル)−2−イソブチル−3−メトキシ
プロピルアミン、2−(tert−ブチル)−2−シク
ロプロピル−3−メトキシプロピルアミン、2−(te
rt−ブチル)−2−シクロペンチル−3−メトキシプ
ロピルアミン、2−(tert−ブチル)−2−シクロ
ヘキシル−3−メトキシプロピルアミン、
ル)−3−メトキシプロピルアミン、2−イソプロピル
−2−イソブチル−3−メトキシプロピルアミン、2−
イソプロピル−2−シクロプロピル−3−メトキシプロ
ピルアミン、2−イソプロピル−2−シクロペンチル−
3−メトキシプロピルアミン、2−イソプロピル−2−
シクロヘキシル−3−メトキシプロピルアミン、2−
(tert−ブチル)−2−イソブチル−3−メトキシ
プロピルアミン、2−(tert−ブチル)−2−シク
ロプロピル−3−メトキシプロピルアミン、2−(te
rt−ブチル)−2−シクロペンチル−3−メトキシプ
ロピルアミン、2−(tert−ブチル)−2−シクロ
ヘキシル−3−メトキシプロピルアミン、
【0023】2−イソブチル−2−シクロプロピル−3
−メトキシプロピルアミン、2−イソブチル−2−シク
ロペンチル−3−メトキシプロピルアミン、2−イソブ
チル−2−シクロヘキシル−3−メトキシプロピルアミ
ン、2−シクロプロピル−2−シクロペンチル−3−メ
トキシプロピルアミン、2−シクロプロピル−2−シク
ロヘキシル−3−メトキシプロピルアミン、2−シクロ
ペンチル−2−シクロヘキシル−3−メトキシプロピル
アミンが挙げられる。
−メトキシプロピルアミン、2−イソブチル−2−シク
ロペンチル−3−メトキシプロピルアミン、2−イソブ
チル−2−シクロヘキシル−3−メトキシプロピルアミ
ン、2−シクロプロピル−2−シクロペンチル−3−メ
トキシプロピルアミン、2−シクロプロピル−2−シク
ロヘキシル−3−メトキシプロピルアミン、2−シクロ
ペンチル−2−シクロヘキシル−3−メトキシプロピル
アミンが挙げられる。
【0024】2級のアミノ基を有するものとしては、N
−メチル−2,2−ジメチル−3−メトキシプロピルア
ミン、N−メチル−2,2−ジエチル−3−メトキシプ
ロピルアミン、N−メチル−2,2−ジプロピル−3−
メトキシプロピルアミン、N−メチル−2,2−ジオク
チル−3−メトキシプロピルアミン、N−メチル−2,
2−ジイソプロピル−3−メトキシプロピルアミン、N
−メチル−2,2−ジ(tert−ブチル)−3−メト
キシプロピルアミン、N−メチル−2,2−ジイソブチ
ル−3−メトキシプロピルアミン、N−メチル−2,2
−ジシクロプロピル−3−メトキシプロピルアミン、N
−メチル−2,2−ジシクロペンチル−3−メトキシプ
ロピルアミン、N−メチル−2,2−ジシクロヘキシル
−3−メトキシプロピルアミン、
−メチル−2,2−ジメチル−3−メトキシプロピルア
ミン、N−メチル−2,2−ジエチル−3−メトキシプ
ロピルアミン、N−メチル−2,2−ジプロピル−3−
メトキシプロピルアミン、N−メチル−2,2−ジオク
チル−3−メトキシプロピルアミン、N−メチル−2,
2−ジイソプロピル−3−メトキシプロピルアミン、N
−メチル−2,2−ジ(tert−ブチル)−3−メト
キシプロピルアミン、N−メチル−2,2−ジイソブチ
ル−3−メトキシプロピルアミン、N−メチル−2,2
−ジシクロプロピル−3−メトキシプロピルアミン、N
−メチル−2,2−ジシクロペンチル−3−メトキシプ
ロピルアミン、N−メチル−2,2−ジシクロヘキシル
−3−メトキシプロピルアミン、
【0025】N−メチル−2−メチル−2−エチル−3
−メトキシプロピルアミン、N−メチル−2−メチル−
2−プロピル−3−メトキシプロピルアミン、N−メチ
ル−2−メチル−2−オクチル−3−メトキシプロピル
アミン、N−メチル−2−メチル−2−イソプロピル−
3−メトキシプロピルアミン、N−メチル−2−メチル
−2−(tert−ブチル)−3−メトキシプロピルア
ミン、N−メチル−2−メチル−2−イソブチル−3−
メトキシプロピルアミン、N−メチル−2−メチル−2
−シクロプロピル−3−メトキシプロピルアミン、N−
メチル−2−メチル−2−シクロペンチル−3−メトキ
シプロピルアミン、N−メチル−2−メチル−2−シク
ロヘキシル−3−メトキシプロピルアミン、
−メトキシプロピルアミン、N−メチル−2−メチル−
2−プロピル−3−メトキシプロピルアミン、N−メチ
ル−2−メチル−2−オクチル−3−メトキシプロピル
アミン、N−メチル−2−メチル−2−イソプロピル−
3−メトキシプロピルアミン、N−メチル−2−メチル
−2−(tert−ブチル)−3−メトキシプロピルア
ミン、N−メチル−2−メチル−2−イソブチル−3−
メトキシプロピルアミン、N−メチル−2−メチル−2
−シクロプロピル−3−メトキシプロピルアミン、N−
メチル−2−メチル−2−シクロペンチル−3−メトキ
シプロピルアミン、N−メチル−2−メチル−2−シク
ロヘキシル−3−メトキシプロピルアミン、
【0026】N−メチル−2−エチル−2−プロピル−
3−メトキシプロピルアミン、N−メチル−2−エチル
−2−オクチル−3−メトキシプロピルアミン、N−メ
チル−2−エチル−2−イソプロピル−3−メトキシプ
ロピルアミン、N−メチル−2−エチル−2−(ter
t−ブチル)−3−メトキシプロピルアミン、N−メチ
ル−2−エチル−2−イソブチル−3−メトキシプロピ
ルアミン、N−メチル−2−エチル−2−シクロプロピ
ル−3−メトキシプロピルアミン、N−メチル−2−エ
チル−2−シクロペンチル−3−メトキシプロピルアミ
ン、N−メチル−2−エチル−2−シクロヘキシル−3
−メトキシプロピルアミン、
3−メトキシプロピルアミン、N−メチル−2−エチル
−2−オクチル−3−メトキシプロピルアミン、N−メ
チル−2−エチル−2−イソプロピル−3−メトキシプ
ロピルアミン、N−メチル−2−エチル−2−(ter
t−ブチル)−3−メトキシプロピルアミン、N−メチ
ル−2−エチル−2−イソブチル−3−メトキシプロピ
ルアミン、N−メチル−2−エチル−2−シクロプロピ
ル−3−メトキシプロピルアミン、N−メチル−2−エ
チル−2−シクロペンチル−3−メトキシプロピルアミ
ン、N−メチル−2−エチル−2−シクロヘキシル−3
−メトキシプロピルアミン、
【0027】N−メチル−2−プロピル−2−オクチル
−3−メトキシプロピルアミン、N−メチル−2−プロ
ピル−2−イソプロピル−3−メトキシプロピルアミ
ン、N−メチル−2−プロピル−2−(tert−ブチ
ル)−3−メトキシプロピルアミン、N−メチル−2−
プロピル−2−イソブチル−3−メトキシプロピルアミ
ン、N−メチル−2−プロピル−2−シクロプロピル−
3−メトキシプロピルアミン、N−メチル−2−プロピ
ル−2−シクロペンチル−3−メトキシプロピルアミ
ン、N−メチル−2−プロピル−2−シクロヘキシル−
3−メトキシプロピルアミン、
−3−メトキシプロピルアミン、N−メチル−2−プロ
ピル−2−イソプロピル−3−メトキシプロピルアミ
ン、N−メチル−2−プロピル−2−(tert−ブチ
ル)−3−メトキシプロピルアミン、N−メチル−2−
プロピル−2−イソブチル−3−メトキシプロピルアミ
ン、N−メチル−2−プロピル−2−シクロプロピル−
3−メトキシプロピルアミン、N−メチル−2−プロピ
ル−2−シクロペンチル−3−メトキシプロピルアミ
ン、N−メチル−2−プロピル−2−シクロヘキシル−
3−メトキシプロピルアミン、
【0028】N−メチル−2−オクチル−2−イソプロ
ピル−3−メトキシプロピルアミン、N−メチル−2−
オクチル−2−(tert−ブチル)−3−メトキシプ
ロピルアミン、N−メチル−2−オクチル−2−イソブ
チル−3−メトキシプロピルアミン、N−メチル−2−
オクチル−2−シクロプロピル−3−メトキシプロピル
アミン、N−メチル−2−オクチル−2−シクロペンチ
ル−3−メトキシプロピルアミン、N−メチル−2−オ
クチル−2−シクロヘキシル−3−メトキシプロピルア
ミン、
ピル−3−メトキシプロピルアミン、N−メチル−2−
オクチル−2−(tert−ブチル)−3−メトキシプ
ロピルアミン、N−メチル−2−オクチル−2−イソブ
チル−3−メトキシプロピルアミン、N−メチル−2−
オクチル−2−シクロプロピル−3−メトキシプロピル
アミン、N−メチル−2−オクチル−2−シクロペンチ
ル−3−メトキシプロピルアミン、N−メチル−2−オ
クチル−2−シクロヘキシル−3−メトキシプロピルア
ミン、
【0029】N−メチル−2−イソプロピル−2−(t
ert−ブチル)−3−メトキシプロピルアミン、N−
メチル−2−イソプロピル−2−イソブチル−3−メト
キシプロピルアミン、N−メチル−2−イソプロピル−
2−シクロプロピル−3−メトキシプロピルアミン、N
−メチル−2−イソプロピル−2−シクロペンチル−3
−メトキシプロピルアミン、N−メチル−2−イソプロ
ピル−2−シクロヘキシル−3−メトキシプロピルアミ
ン、
ert−ブチル)−3−メトキシプロピルアミン、N−
メチル−2−イソプロピル−2−イソブチル−3−メト
キシプロピルアミン、N−メチル−2−イソプロピル−
2−シクロプロピル−3−メトキシプロピルアミン、N
−メチル−2−イソプロピル−2−シクロペンチル−3
−メトキシプロピルアミン、N−メチル−2−イソプロ
ピル−2−シクロヘキシル−3−メトキシプロピルアミ
ン、
【0030】N−メチル−2−(tert−ブチル)−
2−イソブチル−3−メトキシプロピルアミン、N−メ
チル−2−(tert−ブチル)−2−シクロプロピル
−3−メトキシプロピルアミン、N−メチル−2−(t
ert−ブチル)−2−シクロペンチル−3−メトキシ
プロピルアミン、N−メチル−2−(tert−ブチ
ル)−2−シクロヘキシル−3−メトキシプロピルアミ
ン、N−メチル−2−イソブチル−2−シクロプロピル
−3−メトキシプロピルアミン、N−メチル−2−イソ
ブチル−2−シクロペンチル−3−メトキシプロピルア
ミン、N−メチル−2−イソブチル−2−シクロヘキシ
ル−3−メトキシプロピルアミン、
2−イソブチル−3−メトキシプロピルアミン、N−メ
チル−2−(tert−ブチル)−2−シクロプロピル
−3−メトキシプロピルアミン、N−メチル−2−(t
ert−ブチル)−2−シクロペンチル−3−メトキシ
プロピルアミン、N−メチル−2−(tert−ブチ
ル)−2−シクロヘキシル−3−メトキシプロピルアミ
ン、N−メチル−2−イソブチル−2−シクロプロピル
−3−メトキシプロピルアミン、N−メチル−2−イソ
ブチル−2−シクロペンチル−3−メトキシプロピルア
ミン、N−メチル−2−イソブチル−2−シクロヘキシ
ル−3−メトキシプロピルアミン、
【0031】N−メチル−2−シクロプロピル−2−シ
クロペンチル−3−メトキシプロピルアミン、N−メチ
ル−2−シクロプロピル−2−シクロヘキシル−3−メ
トキシプロピルアミン、N−メチル−2−シクロペンチ
ル−2−シクロヘキシル−3−メトキシプロピルアミ
ン、
クロペンチル−3−メトキシプロピルアミン、N−メチ
ル−2−シクロプロピル−2−シクロヘキシル−3−メ
トキシプロピルアミン、N−メチル−2−シクロペンチ
ル−2−シクロヘキシル−3−メトキシプロピルアミ
ン、
【0032】N−エチル−2,2−ジメチル−3−メト
キシプロピルアミン、N−エチル−2,2−ジエチル−
3−メトキシプロピルアミン、N−エチル−2,2−ジ
プロピル−3−メトキシプロピルアミン、N−エチル−
2,2−ジオクチル−3−メトキシプロピルアミン、N
−エチル−2,2−ジイソプロピル−3−メトキシプロ
ピルアミン、N−エチル−2,2−ジ(tert−ブチ
ル)−3−メトキシプロピルアミン、N−エチル−2,
2−ジイソブチル−3−メトキシプロピルアミン、N−
エチル−2,2−ジシクロプロピル−3−メトキシプロ
ピルアミン、N−エチル−2,2−ジシクロペンチル−
3−メトキシプロピルアミン、N−エチル−2,2−ジ
シクロヘキシル−3−メトキシプロピルアミン、
キシプロピルアミン、N−エチル−2,2−ジエチル−
3−メトキシプロピルアミン、N−エチル−2,2−ジ
プロピル−3−メトキシプロピルアミン、N−エチル−
2,2−ジオクチル−3−メトキシプロピルアミン、N
−エチル−2,2−ジイソプロピル−3−メトキシプロ
ピルアミン、N−エチル−2,2−ジ(tert−ブチ
ル)−3−メトキシプロピルアミン、N−エチル−2,
2−ジイソブチル−3−メトキシプロピルアミン、N−
エチル−2,2−ジシクロプロピル−3−メトキシプロ
ピルアミン、N−エチル−2,2−ジシクロペンチル−
3−メトキシプロピルアミン、N−エチル−2,2−ジ
シクロヘキシル−3−メトキシプロピルアミン、
【0033】N−エチル−2−メチル−2−エチル−3
−メトキシプロピルアミン、N−エチル−2−メチル−
2−プロピル−3−メトキシプロピルアミン、N−エチ
ル−2−メチル−2−オクチル−3−メトキシプロピル
アミン、N−エチル−2−メチル−2−イソプロピル−
3−メトキシプロピルアミン、N−エチル−2−メチル
−2−(tert−ブチル)−3−メトキシプロピルア
ミン、N−エチル−2−メチル−2−イソブチル−3−
メトキシプロピルアミン、N−エチル−2−メチル−2
−シクロプロピル−3−メトキシプロピルアミン、N−
エチル−2−メチル−2−シクロペンチル−3−メトキ
シプロピルアミン、N−エチル−2−メチル−2−シク
ロヘキシル−3−メトキシプロピルアミン、
−メトキシプロピルアミン、N−エチル−2−メチル−
2−プロピル−3−メトキシプロピルアミン、N−エチ
ル−2−メチル−2−オクチル−3−メトキシプロピル
アミン、N−エチル−2−メチル−2−イソプロピル−
3−メトキシプロピルアミン、N−エチル−2−メチル
−2−(tert−ブチル)−3−メトキシプロピルア
ミン、N−エチル−2−メチル−2−イソブチル−3−
メトキシプロピルアミン、N−エチル−2−メチル−2
−シクロプロピル−3−メトキシプロピルアミン、N−
エチル−2−メチル−2−シクロペンチル−3−メトキ
シプロピルアミン、N−エチル−2−メチル−2−シク
ロヘキシル−3−メトキシプロピルアミン、
【0034】N−エチル−2−エチル−2−プロピル−
3−メトキシプロピルアミン、N−エチル−2−エチル
−2−オクチル−3−メトキシプロピルアミン、N−エ
チル−2−エチル−2−イソプロピル−3−メトキシプ
ロピルアミン、N−エチル−2−エチル−2−(ter
t−ブチル)−3−メトキシプロピルアミン、N−エチ
ル−2−エチル−2−イソブチル−3−メトキシプロピ
ルアミン、N−エチル−2−エチル−2−シクロプロピ
ル−3−メトキシプロピルアミン、N−エチル−2−エ
チル−2−シクロペンチル−3−メトキシプロピルアミ
ン、N−エチル−2−エチル−2−シクロヘキシル−3
−メトキシプロピルアミン、
3−メトキシプロピルアミン、N−エチル−2−エチル
−2−オクチル−3−メトキシプロピルアミン、N−エ
チル−2−エチル−2−イソプロピル−3−メトキシプ
ロピルアミン、N−エチル−2−エチル−2−(ter
t−ブチル)−3−メトキシプロピルアミン、N−エチ
ル−2−エチル−2−イソブチル−3−メトキシプロピ
ルアミン、N−エチル−2−エチル−2−シクロプロピ
ル−3−メトキシプロピルアミン、N−エチル−2−エ
チル−2−シクロペンチル−3−メトキシプロピルアミ
ン、N−エチル−2−エチル−2−シクロヘキシル−3
−メトキシプロピルアミン、
【0035】N−エチル−2−プロピル−2−オクチル
−3−メトキシプロピルアミン、N−エチル−2−プロ
ピル−2−イソプロピル−3−メトキシプロピルアミ
ン、N−エチル−2−プロピル−2−(tert−ブチ
ル)−3−メトキシプロピルアミン、N−エチル−2−
プロピル−2−イソブチル−3−メトキシプロピルアミ
ン、N−エチル−2−プロピル−2−シクロプロピル−
3−メトキシプロピルアミン、N−エチル−2−プロピ
ル−2−シクロペンチル−3−メトキシプロピルアミ
ン、N−エチル−2−プロピル−2−シクロヘキシル−
3−メトキシプロピルアミン、
−3−メトキシプロピルアミン、N−エチル−2−プロ
ピル−2−イソプロピル−3−メトキシプロピルアミ
ン、N−エチル−2−プロピル−2−(tert−ブチ
ル)−3−メトキシプロピルアミン、N−エチル−2−
プロピル−2−イソブチル−3−メトキシプロピルアミ
ン、N−エチル−2−プロピル−2−シクロプロピル−
3−メトキシプロピルアミン、N−エチル−2−プロピ
ル−2−シクロペンチル−3−メトキシプロピルアミ
ン、N−エチル−2−プロピル−2−シクロヘキシル−
3−メトキシプロピルアミン、
【0036】N−エチル−2−オクチル−2−イソプロ
ピル−3−メトキシプロピルアミン、N−エチル−2−
オクチル−2−(tert−ブチル)−3−メトキシプ
ロピルアミン、N−エチル−2−オクチル−2−イソブ
チル−3−メトキシプロピルアミン、N−エチル−2−
オクチル−2−シクロプロピル−3−メトキシプロピル
アミン、N−エチル−2−オクチル−2−シクロペンチ
ル−3−メトキシプロピルアミン、N−エチル−2−オ
クチル−2−シクロヘキシル−3−メトキシプロピルア
ミン、
ピル−3−メトキシプロピルアミン、N−エチル−2−
オクチル−2−(tert−ブチル)−3−メトキシプ
ロピルアミン、N−エチル−2−オクチル−2−イソブ
チル−3−メトキシプロピルアミン、N−エチル−2−
オクチル−2−シクロプロピル−3−メトキシプロピル
アミン、N−エチル−2−オクチル−2−シクロペンチ
ル−3−メトキシプロピルアミン、N−エチル−2−オ
クチル−2−シクロヘキシル−3−メトキシプロピルア
ミン、
【0037】N−エチル−2−イソプロピル−2−(t
ert−ブチル)−3−メトキシプロピルアミン、N−
エチル−2−イソプロピル−2−イソブチル−3−メト
キシプロピルアミン、N−エチル−2−イソプロピル−
2−シクロプロピル−3−メトキシプロピルアミン、N
−エチル−2−イソプロピル−2−シクロペンチル−3
−メトキシプロピルアミン、N−エチル−2−イソプロ
ピル−2−シクロヘキシル−3−メトキシプロピルアミ
ン、
ert−ブチル)−3−メトキシプロピルアミン、N−
エチル−2−イソプロピル−2−イソブチル−3−メト
キシプロピルアミン、N−エチル−2−イソプロピル−
2−シクロプロピル−3−メトキシプロピルアミン、N
−エチル−2−イソプロピル−2−シクロペンチル−3
−メトキシプロピルアミン、N−エチル−2−イソプロ
ピル−2−シクロヘキシル−3−メトキシプロピルアミ
ン、
【0038】N−エチル−2−(tert−ブチル)−
2−イソブチル−3−メトキシプロピルアミン、N−エ
チル−2−(tert−ブチル)−2−シクロプロピル
−3−メトキシプロピルアミン、N−エチル−2−(t
ert−ブチル)−2−シクロペンチル−3−メトキシ
プロピルアミン、N−エチル−2−(tert−ブチ
ル)−2−シクロヘキシル−3−メトキシプロピルアミ
ン、N−エチル−2−イソブチル−2−シクロプロピル
−3−メトキシプロピルアミン、N−エチル−2−イソ
ブチル−2−シクロペンチル−3−メトキシプロピルア
ミン、N−エチル−2−イソブチル−2−シクロヘキシ
ル−3−メトキシプロピルアミン、
2−イソブチル−3−メトキシプロピルアミン、N−エ
チル−2−(tert−ブチル)−2−シクロプロピル
−3−メトキシプロピルアミン、N−エチル−2−(t
ert−ブチル)−2−シクロペンチル−3−メトキシ
プロピルアミン、N−エチル−2−(tert−ブチ
ル)−2−シクロヘキシル−3−メトキシプロピルアミ
ン、N−エチル−2−イソブチル−2−シクロプロピル
−3−メトキシプロピルアミン、N−エチル−2−イソ
ブチル−2−シクロペンチル−3−メトキシプロピルア
ミン、N−エチル−2−イソブチル−2−シクロヘキシ
ル−3−メトキシプロピルアミン、
【0039】N−エチル−2−シクロプロピル−2−シ
クロペンチル−3−メトキシプロピルアミン、N−エチ
ル−2−シクロプロピル−2−シクロヘキシル−3−メ
トキシプロピルアミン、N−エチル−2−シクロペンチ
ル−2−シクロヘキシル−3−メトキシプロピルアミン
が挙げられる。
クロペンチル−3−メトキシプロピルアミン、N−エチ
ル−2−シクロプロピル−2−シクロヘキシル−3−メ
トキシプロピルアミン、N−エチル−2−シクロペンチ
ル−2−シクロヘキシル−3−メトキシプロピルアミン
が挙げられる。
【0040】3級のアミノ基を有するものとしては、
N,N−ジメチル−2,2−ジメチル−3−メトキシプ
ロピルアミン、N,N−ジメチル−2,2−ジエチル−
3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジメチル−2,
2−ジプロピル−3−メトキシプロピルアミン、N,N
−ジメチル−2,2−ジオクチル−3−メトキシプロピ
ルアミン、N,N−ジメチル−2,2−ジイソプロピル
−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジメチル−
2,2−ジ(tert−ブチル)−3−メトキシプロピ
ルアミン、N,N−ジメチル−2,2−ジイソブチル−
3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジメチル−2,
2−ジシクロプロピル−3−メトキシプロピルアミン、
N,N−ジメチル−2,2−ジシクロペンチル−3−メ
トキシプロピルアミン、N,N−ジメチル−2,2−ジ
シクロヘキシル−3−メトキシプロピルアミン、
N,N−ジメチル−2,2−ジメチル−3−メトキシプ
ロピルアミン、N,N−ジメチル−2,2−ジエチル−
3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジメチル−2,
2−ジプロピル−3−メトキシプロピルアミン、N,N
−ジメチル−2,2−ジオクチル−3−メトキシプロピ
ルアミン、N,N−ジメチル−2,2−ジイソプロピル
−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジメチル−
2,2−ジ(tert−ブチル)−3−メトキシプロピ
ルアミン、N,N−ジメチル−2,2−ジイソブチル−
3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジメチル−2,
2−ジシクロプロピル−3−メトキシプロピルアミン、
N,N−ジメチル−2,2−ジシクロペンチル−3−メ
トキシプロピルアミン、N,N−ジメチル−2,2−ジ
シクロヘキシル−3−メトキシプロピルアミン、
【0041】N,N−ジメチル−2−メチル−2−エチ
ル−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジメチル−
2−メチル−2−プロピル−3−メトキシプロピルアミ
ン、N,N−ジメチル−2−メチル−2−オクチル−3
−メトキシプロピルアミン、N,N−ジメチル−2−メ
チル−2−イソプロピル−3−メトキシプロピルアミ
ン、N,N−ジメチル−2−メチル−2−(tert−
ブチル)−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジメ
チル−2−メチル−2−イソブチル−3−メトキシプロ
ピルアミン、N,N−ジメチル−2−メチル−2−シク
ロプロピル−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジ
メチル−2−メチル−2−シクロペンチル−3−メトキ
シプロピルアミン、N,N−ジメチル−2−メチル−2
−シクロヘキシル−3−メトキシプロピルアミン、
ル−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジメチル−
2−メチル−2−プロピル−3−メトキシプロピルアミ
ン、N,N−ジメチル−2−メチル−2−オクチル−3
−メトキシプロピルアミン、N,N−ジメチル−2−メ
チル−2−イソプロピル−3−メトキシプロピルアミ
ン、N,N−ジメチル−2−メチル−2−(tert−
ブチル)−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジメ
チル−2−メチル−2−イソブチル−3−メトキシプロ
ピルアミン、N,N−ジメチル−2−メチル−2−シク
ロプロピル−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジ
メチル−2−メチル−2−シクロペンチル−3−メトキ
シプロピルアミン、N,N−ジメチル−2−メチル−2
−シクロヘキシル−3−メトキシプロピルアミン、
【0042】N,N−ジメチル−2−エチル−2−プロ
ピル−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジメチル
−2−エチル−2−オクチル−3−メトキシプロピルア
ミン、N,N−ジメチル−2−エチル−2−イソプロピ
ル−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジメチル−
2−エチル−2−(tert−ブチル)−3−メトキシ
プロピルアミン、N,N−ジメチル−2−エチル−2−
イソブチル−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジ
メチル−2−エチル−2−シクロプロピル−3−メトキ
シプロピルアミン、N,N−ジメチル−2−エチル−2
−シクロペンチル−3−メトキシプロピルアミン、N,
N−ジメチル−2−エチル−2−シクロヘキシル−3−
メトキシプロピルアミン、
ピル−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジメチル
−2−エチル−2−オクチル−3−メトキシプロピルア
ミン、N,N−ジメチル−2−エチル−2−イソプロピ
ル−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジメチル−
2−エチル−2−(tert−ブチル)−3−メトキシ
プロピルアミン、N,N−ジメチル−2−エチル−2−
イソブチル−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジ
メチル−2−エチル−2−シクロプロピル−3−メトキ
シプロピルアミン、N,N−ジメチル−2−エチル−2
−シクロペンチル−3−メトキシプロピルアミン、N,
N−ジメチル−2−エチル−2−シクロヘキシル−3−
メトキシプロピルアミン、
【0043】N,N−ジメチル−2−プロピル−2−オ
クチル−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジメチ
ル−2−プロピル−2−イソプロピル−3−メトキシプ
ロピルアミン、N,N−ジメチル−2−プロピル−2−
(tert−ブチル)−3−メトキシプロピルアミン、
N,N−ジメチル−2−プロピル−2−イソブチル−3
−メトキシプロピルアミン、N,N−ジメチル−2−プ
ロピル−2−シクロプロピル−3−メトキシプロピルア
ミン、N,N−ジメチル−2−プロピル−2−シクロペ
ンチル−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジメチ
ル−2−プロピル−2−シクロヘキシル−3−メトキシ
プロピルアミン、
クチル−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジメチ
ル−2−プロピル−2−イソプロピル−3−メトキシプ
ロピルアミン、N,N−ジメチル−2−プロピル−2−
(tert−ブチル)−3−メトキシプロピルアミン、
N,N−ジメチル−2−プロピル−2−イソブチル−3
−メトキシプロピルアミン、N,N−ジメチル−2−プ
ロピル−2−シクロプロピル−3−メトキシプロピルア
ミン、N,N−ジメチル−2−プロピル−2−シクロペ
ンチル−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジメチ
ル−2−プロピル−2−シクロヘキシル−3−メトキシ
プロピルアミン、
【0044】N,N−ジメチル−2−オクチル−2−イ
ソプロピル−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジ
メチル−2−オクチル−2−(tert−ブチル)−3
−メトキシプロピルアミン、N,N−ジメチル−2−オ
クチル−2−イソブチル−3−メトキシプロピルアミ
ン、N,N−ジメチル−2−オクチル−2−シクロプロ
ピル−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジメチル
−2−オクチル−2−シクロペンチル−3−メトキシプ
ロピルアミン、N,N−ジメチル−2−オクチル−2−
シクロヘキシル−3−メトキシプロピルアミン、
ソプロピル−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジ
メチル−2−オクチル−2−(tert−ブチル)−3
−メトキシプロピルアミン、N,N−ジメチル−2−オ
クチル−2−イソブチル−3−メトキシプロピルアミ
ン、N,N−ジメチル−2−オクチル−2−シクロプロ
ピル−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジメチル
−2−オクチル−2−シクロペンチル−3−メトキシプ
ロピルアミン、N,N−ジメチル−2−オクチル−2−
シクロヘキシル−3−メトキシプロピルアミン、
【0045】N,N−ジメチル−2−イソプロピル−2
−(tert−ブチル)−3−メトキシプロピルアミ
ン、N,N−ジメチル−2−イソプロピル−2−イソブ
チル−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジメチル
−2−イソプロピル−2−シクロプロピル−3−メトキ
シプロピルアミン、N,N−ジメチル−2−イソプロピ
ル−2−シクロペンチル−3−メトキシプロピルアミ
ン、N,N−ジメチル−2−イソプロピル−2−シクロ
ヘキシル−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジメ
チル−2−(tert−ブチル)−2−イソブチル−3
−メトキシプロピルアミン、N,N−ジメチル−2−
(tert−ブチル)−2−シクロプロピル−3−メト
キシプロピルアミン、N,N−ジメチル−2−(ter
t−ブチル)−2−シクロペンチル−3−メトキシプロ
ピルアミン、N,N−ジメチル−2−(tert−ブチ
ル)−2−シクロヘキシル−3−メトキシプロピルアミ
ン、
−(tert−ブチル)−3−メトキシプロピルアミ
ン、N,N−ジメチル−2−イソプロピル−2−イソブ
チル−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジメチル
−2−イソプロピル−2−シクロプロピル−3−メトキ
シプロピルアミン、N,N−ジメチル−2−イソプロピ
ル−2−シクロペンチル−3−メトキシプロピルアミ
ン、N,N−ジメチル−2−イソプロピル−2−シクロ
ヘキシル−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジメ
チル−2−(tert−ブチル)−2−イソブチル−3
−メトキシプロピルアミン、N,N−ジメチル−2−
(tert−ブチル)−2−シクロプロピル−3−メト
キシプロピルアミン、N,N−ジメチル−2−(ter
t−ブチル)−2−シクロペンチル−3−メトキシプロ
ピルアミン、N,N−ジメチル−2−(tert−ブチ
ル)−2−シクロヘキシル−3−メトキシプロピルアミ
ン、
【0046】N,N−ジメチル−2−イソブチル−2−
シクロプロピル−3−メトキシプロピルアミン、N,N
−ジメチル−2−イソブチル−2−シクロペンチル−3
−メトキシプロピルアミン、N,N−ジメチル−2−イ
ソブチル−2−シクロヘキシル−3−メトキシプロピル
アミン、N,N−ジメチル−2−シクロプロピル−2−
シクロペンチル−3−メトキシプロピルアミン、N,N
−ジメチル−2−シクロプロピル−2−シクロヘキシル
−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジメチル−2
−シクロペンチル−2−シクロヘキシル−3−メトキシ
プロピルアミン、
シクロプロピル−3−メトキシプロピルアミン、N,N
−ジメチル−2−イソブチル−2−シクロペンチル−3
−メトキシプロピルアミン、N,N−ジメチル−2−イ
ソブチル−2−シクロヘキシル−3−メトキシプロピル
アミン、N,N−ジメチル−2−シクロプロピル−2−
シクロペンチル−3−メトキシプロピルアミン、N,N
−ジメチル−2−シクロプロピル−2−シクロヘキシル
−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジメチル−2
−シクロペンチル−2−シクロヘキシル−3−メトキシ
プロピルアミン、
【0047】N,N−ジエチル−2,2−ジメチル−3
−メトキシプロピルアミン、N,N−ジエチル−2,2
−ジエチル−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジ
エチル−2,2−ジプロピル−3−メトキシプロピルア
ミン、N,N−ジエチル−2,2−ジオクチル−3−メ
トキシプロピルアミン、N,N−ジエチル−2,2−ジ
イソプロピル−3−メトキシプロピルアミン、N,N−
ジエチル−2,2−ジ(tert−ブチル)−3−メト
キシプロピルアミン、N,N−ジエチル−2,2−ジイ
ソブチル−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジエ
チル−2,2−ジシクロプロピル−3−メトキシプロピ
ルアミン、N,N−ジエチル−2,2−ジシクロペンチ
ル−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジエチル−
2,2−ジシクロヘキシル−3−メトキシプロピルアミ
ン、
−メトキシプロピルアミン、N,N−ジエチル−2,2
−ジエチル−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジ
エチル−2,2−ジプロピル−3−メトキシプロピルア
ミン、N,N−ジエチル−2,2−ジオクチル−3−メ
トキシプロピルアミン、N,N−ジエチル−2,2−ジ
イソプロピル−3−メトキシプロピルアミン、N,N−
ジエチル−2,2−ジ(tert−ブチル)−3−メト
キシプロピルアミン、N,N−ジエチル−2,2−ジイ
ソブチル−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジエ
チル−2,2−ジシクロプロピル−3−メトキシプロピ
ルアミン、N,N−ジエチル−2,2−ジシクロペンチ
ル−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジエチル−
2,2−ジシクロヘキシル−3−メトキシプロピルアミ
ン、
【0048】N,N−ジエチル−2−メチル−2−エチ
ル−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジエチル−
2−メチル−2−プロピル−3−メトキシプロピルアミ
ン、N,N−ジエチル−2−メチル−2−オクチル−3
−メトキシプロピルアミン、N,N−ジエチル−2−メ
チル−2−イソプロピル−3−メトキシプロピルアミ
ン、N,N−ジエチル−2−メチル−2−(tert−
ブチル)−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジエ
チル−2−メチル−2−イソブチル−3−メトキシプロ
ピルアミン、N,N−ジエチル−2−メチル−2−シク
ロプロピル−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジ
エチル−2−メチル−2−シクロペンチル−3−メトキ
シプロピルアミン、N,N−ジエチル−2−メチル−2
−シクロヘキシル−3−メトキシプロピルアミン、
ル−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジエチル−
2−メチル−2−プロピル−3−メトキシプロピルアミ
ン、N,N−ジエチル−2−メチル−2−オクチル−3
−メトキシプロピルアミン、N,N−ジエチル−2−メ
チル−2−イソプロピル−3−メトキシプロピルアミ
ン、N,N−ジエチル−2−メチル−2−(tert−
ブチル)−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジエ
チル−2−メチル−2−イソブチル−3−メトキシプロ
ピルアミン、N,N−ジエチル−2−メチル−2−シク
ロプロピル−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジ
エチル−2−メチル−2−シクロペンチル−3−メトキ
シプロピルアミン、N,N−ジエチル−2−メチル−2
−シクロヘキシル−3−メトキシプロピルアミン、
【0049】N,N−ジエチル−2−エチル−2−プロ
ピル−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジエチル
−2−エチル−2−オクチル−3−メトキシプロピルア
ミン、N,N−ジエチル−2−エチル−2−イソプロピ
ル−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジエチル−
2−エチル−2−(tert−ブチル)−3−メトキシ
プロピルアミン、N,N−ジエチル−2−エチル−2−
イソブチル−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジ
エチル−2−エチル−2−シクロプロピル−3−メトキ
シプロピルアミン、N,N−ジエチル−2−エチル−2
−シクロペンチル−3−メトキシプロピルアミン、N,
N−ジエチル−2−エチル−2−シクロヘキシル−3−
メトキシプロピルアミン、
ピル−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジエチル
−2−エチル−2−オクチル−3−メトキシプロピルア
ミン、N,N−ジエチル−2−エチル−2−イソプロピ
ル−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジエチル−
2−エチル−2−(tert−ブチル)−3−メトキシ
プロピルアミン、N,N−ジエチル−2−エチル−2−
イソブチル−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジ
エチル−2−エチル−2−シクロプロピル−3−メトキ
シプロピルアミン、N,N−ジエチル−2−エチル−2
−シクロペンチル−3−メトキシプロピルアミン、N,
N−ジエチル−2−エチル−2−シクロヘキシル−3−
メトキシプロピルアミン、
【0050】N,N−ジエチル−2−プロピル−2−オ
クチル−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジエチ
ル−2−プロピル−2−イソプロピル−3−メトキシプ
ロピルアミン、N,N−ジエチル−2−プロピル−2−
(tert−ブチル)−3−メトキシプロピルアミン、
N,N−ジエチル−2−プロピル−2−イソブチル−3
−メトキシプロピルアミン、N,N−ジエチル−2−プ
ロピル−2−シクロプロピル−3−メトキシプロピルア
ミン、N,N−ジエチル−2−プロピル−2−シクロペ
ンチル−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジエチ
ル−2−プロピル−2−シクロヘキシル−3−メトキシ
プロピルアミン、N,N−ジエチル−2−オクチル−2
−イソプロピル−3−メトキシプロピルアミン、N,N
−ジエチル−2−オクチル−2−(tert−ブチル)
−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジエチル−2
−オクチル−2−イソブチル−3−メトキシプロピルア
ミン、N,N−ジエチル−2−オクチル−2−シクロプ
ロピル−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジエチ
ル−2−オクチル−2−シクロペンチル−3−メトキシ
プロピルアミン、N,N−ジエチル−2−オクチル−2
−シクロヘキシル−3−メトキシプロピルアミン、
クチル−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジエチ
ル−2−プロピル−2−イソプロピル−3−メトキシプ
ロピルアミン、N,N−ジエチル−2−プロピル−2−
(tert−ブチル)−3−メトキシプロピルアミン、
N,N−ジエチル−2−プロピル−2−イソブチル−3
−メトキシプロピルアミン、N,N−ジエチル−2−プ
ロピル−2−シクロプロピル−3−メトキシプロピルア
ミン、N,N−ジエチル−2−プロピル−2−シクロペ
ンチル−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジエチ
ル−2−プロピル−2−シクロヘキシル−3−メトキシ
プロピルアミン、N,N−ジエチル−2−オクチル−2
−イソプロピル−3−メトキシプロピルアミン、N,N
−ジエチル−2−オクチル−2−(tert−ブチル)
−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジエチル−2
−オクチル−2−イソブチル−3−メトキシプロピルア
ミン、N,N−ジエチル−2−オクチル−2−シクロプ
ロピル−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジエチ
ル−2−オクチル−2−シクロペンチル−3−メトキシ
プロピルアミン、N,N−ジエチル−2−オクチル−2
−シクロヘキシル−3−メトキシプロピルアミン、
【0051】N,N−ジエチル−2−イソプロピル−2
−(tert−ブチル)−3−メトキシプロピルアミ
ン、N,N−ジエチル−2−イソプロピル−2−イソブ
チル−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジエチル
−2−イソプロピル−2−シクロプロピル−3−メトキ
シプロピルアミン、N,N−ジエチル−2−イソプロピ
ル−2−シクロペンチル−3−メトキシプロピルアミ
ン、N,N−ジエチル−2−イソプロピル−2−シクロ
ヘキシル−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジエ
チル−2−(tert−ブチル)−2−イソブチル−3
−メトキシプロピルアミン、N,N−ジエチル−2−
(tert−ブチル)−2−シクロプロピル−3−メト
キシプロピルアミン、N,N−ジエチル−2−(ter
t−ブチル)−2−シクロペンチル−3−メトキシプロ
ピルアミン、N,N−ジエチル−2−(tert−ブチ
ル)−2−シクロヘキシル−3−メトキシプロピルアミ
ン、
−(tert−ブチル)−3−メトキシプロピルアミ
ン、N,N−ジエチル−2−イソプロピル−2−イソブ
チル−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジエチル
−2−イソプロピル−2−シクロプロピル−3−メトキ
シプロピルアミン、N,N−ジエチル−2−イソプロピ
ル−2−シクロペンチル−3−メトキシプロピルアミ
ン、N,N−ジエチル−2−イソプロピル−2−シクロ
ヘキシル−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジエ
チル−2−(tert−ブチル)−2−イソブチル−3
−メトキシプロピルアミン、N,N−ジエチル−2−
(tert−ブチル)−2−シクロプロピル−3−メト
キシプロピルアミン、N,N−ジエチル−2−(ter
t−ブチル)−2−シクロペンチル−3−メトキシプロ
ピルアミン、N,N−ジエチル−2−(tert−ブチ
ル)−2−シクロヘキシル−3−メトキシプロピルアミ
ン、
【0052】N,N−ジエチル−2−イソブチル−2−
シクロプロピル−3−メトキシプロピルアミン、N,N
−ジエチル−2−イソブチル−2−シクロペンチル−3
−メトキシプロピルアミン、N,N−ジエチル−2−イ
ソブチル−2−シクロヘキシル−3−メトキシプロピル
アミン、N,N−ジエチル−2−シクロプロピル−2−
シクロペンチル−3−メトキシプロピルアミン、N,N
−ジエチル−2−シクロプロピル−2−シクロヘキシル
−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジエチル−2
−シクロペンチル−2−シクロヘキシル−3−メトキシ
プロピルアミンが挙げられる。
シクロプロピル−3−メトキシプロピルアミン、N,N
−ジエチル−2−イソブチル−2−シクロペンチル−3
−メトキシプロピルアミン、N,N−ジエチル−2−イ
ソブチル−2−シクロヘキシル−3−メトキシプロピル
アミン、N,N−ジエチル−2−シクロプロピル−2−
シクロペンチル−3−メトキシプロピルアミン、N,N
−ジエチル−2−シクロプロピル−2−シクロヘキシル
−3−メトキシプロピルアミン、N,N−ジエチル−2
−シクロペンチル−2−シクロヘキシル−3−メトキシ
プロピルアミンが挙げられる。
【0053】かかるアミノエーテル化合物は公知の技術
(例えば特開平7−70009号公報)にしたがって製
造される。
(例えば特開平7−70009号公報)にしたがって製
造される。
【0054】[オレフィン重合用固体触媒成分]かかる
本発明のアミノエーテル化合物はオレフィン重合用固体
触媒成分調整用電子供与性化合物として用いられ、これ
を用いたオレフィン重合用固体触媒成分としては、マグ
ネシウム原子、周期律表第4〜6族の遷移金属原子、ハ
ロゲン原子および前記のアミノエーテル化合物を含有す
るオレフィン重合用固体触媒成分が挙げられる。該オレ
フィン重合用固体触媒成分は、これらの成分を含有して
いればその調製方法は限定されず、それぞれの成分を種
々の方法により接触させることにより調製することがで
きる。
本発明のアミノエーテル化合物はオレフィン重合用固体
触媒成分調整用電子供与性化合物として用いられ、これ
を用いたオレフィン重合用固体触媒成分としては、マグ
ネシウム原子、周期律表第4〜6族の遷移金属原子、ハ
ロゲン原子および前記のアミノエーテル化合物を含有す
るオレフィン重合用固体触媒成分が挙げられる。該オレ
フィン重合用固体触媒成分は、これらの成分を含有して
いればその調製方法は限定されず、それぞれの成分を種
々の方法により接触させることにより調製することがで
きる。
【0055】例えば(1)炭化水素溶媒中でマグネシウ
ム化合物()、前述のアミノエーテル化合物()、
周期律表第4〜6族遷移金属のハロゲン化合物()を
任意の順序で接触させる方法、(2)Si−O結合を有
する有機ケイ素化合物()の存在下に、一般式Ti
(OR15)aX4-a(式中、R15は炭素原子数が1〜20
の炭化水素基を、Xはハロゲン原子を、aは0<a≦4
を満足する数を表す)で表されるチタン化合物()
を、有機マグネシウム化合物()で還元して得られる
3価のチタン原子を含有する固体生成物を得る際、また
は得た後に前述のアミノエーテル化合物()と接触さ
せ、該固体生成物を周期律表第4〜6族金属のハロゲン
化合物()で処理する方法を挙げることができ、上記
(1)の方法が好ましい。なお、上記の方法のいずれの
段階においても前述のアミノエーテル化合物以外の電子
供与性化合物()を用いてもよいし、用いなくてもよ
い。
ム化合物()、前述のアミノエーテル化合物()、
周期律表第4〜6族遷移金属のハロゲン化合物()を
任意の順序で接触させる方法、(2)Si−O結合を有
する有機ケイ素化合物()の存在下に、一般式Ti
(OR15)aX4-a(式中、R15は炭素原子数が1〜20
の炭化水素基を、Xはハロゲン原子を、aは0<a≦4
を満足する数を表す)で表されるチタン化合物()
を、有機マグネシウム化合物()で還元して得られる
3価のチタン原子を含有する固体生成物を得る際、また
は得た後に前述のアミノエーテル化合物()と接触さ
せ、該固体生成物を周期律表第4〜6族金属のハロゲン
化合物()で処理する方法を挙げることができ、上記
(1)の方法が好ましい。なお、上記の方法のいずれの
段階においても前述のアミノエーテル化合物以外の電子
供与性化合物()を用いてもよいし、用いなくてもよ
い。
【0056】マグネシウム化合物():上記マグネシ
ウム化合物()としては有機マグネシウム化合物
()とM−X結合を有する化合物(式中、Mは周期律
表第4、5、13、14族の原子、Xはハロゲン原子を
表す)()とを接触させて析出させたマグネシウム化
合物、塩化マグネシウム、臭化マグネシウム、沃化マグ
ネシウム、フッ化マグネシウム等のハロゲン化マグネシ
ウム、メトキシ塩化マグネシウム、エトキシ塩化マグネ
シウム、イソプロポキシ塩化マグネシウム、ブトキシ塩
化マグネシウム、オクトキシ塩化マグネシウム等のアル
コキシマグネシウムハライド、フェノキシ塩化マグネシ
ウム、メチルフェノキシ塩化マグネシウム、ブトキシフ
ェノキシ塩化マグネシウム等のアリールオキシマグネシ
ウムハライド、メトキシマグネシウム、エトキシマグネ
シウム、イソプロポキシマグネシウム、ブトキシマグネ
シウム、オクトキシマグネシウム等のアルコキシマグネ
シウム、フェノキシマグネシウム、メチルフェノキシマ
グネシウム、ブトキシフェノキシマグネシウム等のアリ
ールオキシマグネシウム、または、ラウリン酸マグネシ
ウム、ステアリン酸マグネシウム等のカルボン酸塩が例
示できる。
ウム化合物()としては有機マグネシウム化合物
()とM−X結合を有する化合物(式中、Mは周期律
表第4、5、13、14族の原子、Xはハロゲン原子を
表す)()とを接触させて析出させたマグネシウム化
合物、塩化マグネシウム、臭化マグネシウム、沃化マグ
ネシウム、フッ化マグネシウム等のハロゲン化マグネシ
ウム、メトキシ塩化マグネシウム、エトキシ塩化マグネ
シウム、イソプロポキシ塩化マグネシウム、ブトキシ塩
化マグネシウム、オクトキシ塩化マグネシウム等のアル
コキシマグネシウムハライド、フェノキシ塩化マグネシ
ウム、メチルフェノキシ塩化マグネシウム、ブトキシフ
ェノキシ塩化マグネシウム等のアリールオキシマグネシ
ウムハライド、メトキシマグネシウム、エトキシマグネ
シウム、イソプロポキシマグネシウム、ブトキシマグネ
シウム、オクトキシマグネシウム等のアルコキシマグネ
シウム、フェノキシマグネシウム、メチルフェノキシマ
グネシウム、ブトキシフェノキシマグネシウム等のアリ
ールオキシマグネシウム、または、ラウリン酸マグネシ
ウム、ステアリン酸マグネシウム等のカルボン酸塩が例
示できる。
【0057】これらの中で好ましいものはハロゲン原子
含有のマグネシウム化合物であり、さらに好ましいもの
はハロゲン原子が塩素原子であるハロゲン原子含有マグ
ネシウム化合物である。また、上記のマグネシウム化合
物()は単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせ
て用いてもよい。また、上記のマグネシウム化合物
()はエーテルやアルコール等の付加物として用いて
もよい。上記マグネシウム化合物()としては、有機
マグネシウム化合物()とM−X結合を有する化合物
(式中、Mは周期律表第4、5、13、14族の原子、
Xはハロゲン原子を表す)()とを接触させて析出さ
せたマグネシウム化合物が特に好ましく用いられる。
含有のマグネシウム化合物であり、さらに好ましいもの
はハロゲン原子が塩素原子であるハロゲン原子含有マグ
ネシウム化合物である。また、上記のマグネシウム化合
物()は単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせ
て用いてもよい。また、上記のマグネシウム化合物
()はエーテルやアルコール等の付加物として用いて
もよい。上記マグネシウム化合物()としては、有機
マグネシウム化合物()とM−X結合を有する化合物
(式中、Mは周期律表第4、5、13、14族の原子、
Xはハロゲン原子を表す)()とを接触させて析出さ
せたマグネシウム化合物が特に好ましく用いられる。
【0058】有機マグネシウム化合物():上記有機
マグネシウム化合物()としては、Mg−炭素結合を
有する任意の型の有機マグネシウム化合物を使用するこ
とができる。有機マグネシウム化合物()のうちR14
MgX(式中、R14は炭素数が1〜8のアルキル基、ア
リール基、アルケニル基、Xはハロゲン原子を表す)で
表されるグリニャール化合物、またはR15R16Mg(式
中、R15およびR16は炭素数1〜20の炭化水素基を表
す。)で表されるジハイドロカルビルマグネシウム化合
物が好ましく用いられる。ここでR14、R15、R16は同
一でも異なっていても良く、メチル基、エチル基、プロ
ピル基、イソプロピル基、ブチル基、sec−ブチル
基、アミル基、イソアミル基、ヘキシル基、オクチル
基、2−エチルヘキシル基、フェニル基、ベンジル基等
の炭素数1〜20のアルキル基、アリール基、アラルキ
ル基、アルケニル基等である。
マグネシウム化合物()としては、Mg−炭素結合を
有する任意の型の有機マグネシウム化合物を使用するこ
とができる。有機マグネシウム化合物()のうちR14
MgX(式中、R14は炭素数が1〜8のアルキル基、ア
リール基、アルケニル基、Xはハロゲン原子を表す)で
表されるグリニャール化合物、またはR15R16Mg(式
中、R15およびR16は炭素数1〜20の炭化水素基を表
す。)で表されるジハイドロカルビルマグネシウム化合
物が好ましく用いられる。ここでR14、R15、R16は同
一でも異なっていても良く、メチル基、エチル基、プロ
ピル基、イソプロピル基、ブチル基、sec−ブチル
基、アミル基、イソアミル基、ヘキシル基、オクチル
基、2−エチルヘキシル基、フェニル基、ベンジル基等
の炭素数1〜20のアルキル基、アリール基、アラルキ
ル基、アルケニル基等である。
【0059】具体的には、グリニャール化合物として、
メチルマグネシウムクロライド、エリルマグネシウムク
ロライド、エチルマグネシウムブロマイド、エチルマグ
ネシウムアイオダイド、プロピルマグネシウムクロライ
ド、プロピルマグネシウムブロマイド、ブチルマグネシ
ウムクロライド、ブチルマグネシウムブロマイド、se
c−ブチルマグネシウムクロライド、sec−ブチルマ
グネシウムブロマイド、tert−ブチルマグネシウム
クロライド、tert−ブチルマグネシウムブロマイ
ド、アミルマグネシウムクロライド、イソアミルマグネ
シウムクロライド、ヘキシルマグネシウムクロライド、
フェニルマグネシウムクロライド、フェニルマグネシウ
ムブロマイド等が、ジハイドロカルビルマグネシウム化
合物としては、ジメチルマグネシウム、ジエチルマグネ
シウム、ジプロピルマグネシウム、ジイソプロピルマグ
ネシウム、ジブチルマグネシウム、ジ−sec−ブチル
マグネシウム、ジ−tert−ブチルマグネシウム、ブ
チル−sec−ブチルマグネシウム、ジアミルマグネシ
ウム、ジヘキシルマグネシウム、ジフェニルマグネシウ
ム、ブチルエチルマグネシウム等が挙げられる。これら
の中で好ましくはグリニャール化合物である。
メチルマグネシウムクロライド、エリルマグネシウムク
ロライド、エチルマグネシウムブロマイド、エチルマグ
ネシウムアイオダイド、プロピルマグネシウムクロライ
ド、プロピルマグネシウムブロマイド、ブチルマグネシ
ウムクロライド、ブチルマグネシウムブロマイド、se
c−ブチルマグネシウムクロライド、sec−ブチルマ
グネシウムブロマイド、tert−ブチルマグネシウム
クロライド、tert−ブチルマグネシウムブロマイ
ド、アミルマグネシウムクロライド、イソアミルマグネ
シウムクロライド、ヘキシルマグネシウムクロライド、
フェニルマグネシウムクロライド、フェニルマグネシウ
ムブロマイド等が、ジハイドロカルビルマグネシウム化
合物としては、ジメチルマグネシウム、ジエチルマグネ
シウム、ジプロピルマグネシウム、ジイソプロピルマグ
ネシウム、ジブチルマグネシウム、ジ−sec−ブチル
マグネシウム、ジ−tert−ブチルマグネシウム、ブ
チル−sec−ブチルマグネシウム、ジアミルマグネシ
ウム、ジヘキシルマグネシウム、ジフェニルマグネシウ
ム、ブチルエチルマグネシウム等が挙げられる。これら
の中で好ましくはグリニャール化合物である。
【0060】上記有機マグネシウム化合物()の合成
溶媒としては、ジエチルエーテル、ジプロピルエーテ
ル、ジイソプロピルエーテル、ジブチルエーテル、ジイ
ソブチルエーテル、ジアミルエーテル、ジイソアミルエ
ーテル、ジヘキシルエーテル、ジオクチルエーテル、ジ
フェニルエーテル、ジベンジルエーテル、フェネトー
ル、アニソール、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピ
ラン等のエーテル溶媒を用いることができる。また、ヘ
キサン、ヘプタン、オクタン、シクロヘキサン、メチル
シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン等の炭
化水素溶媒、あるいは、エーテル溶媒と炭化水素溶媒と
の混合溶媒を用いても良い。
溶媒としては、ジエチルエーテル、ジプロピルエーテ
ル、ジイソプロピルエーテル、ジブチルエーテル、ジイ
ソブチルエーテル、ジアミルエーテル、ジイソアミルエ
ーテル、ジヘキシルエーテル、ジオクチルエーテル、ジ
フェニルエーテル、ジベンジルエーテル、フェネトー
ル、アニソール、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピ
ラン等のエーテル溶媒を用いることができる。また、ヘ
キサン、ヘプタン、オクタン、シクロヘキサン、メチル
シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン等の炭
化水素溶媒、あるいは、エーテル溶媒と炭化水素溶媒と
の混合溶媒を用いても良い。
【0061】有機マグネシウム化合物()は、エーテ
ル溶液の状態で使用することが好ましいが、この場合の
エーテル化合物としては、分子内に炭素数6個以上を含
有するエーテル化合物又は、環状構造を有するエーテル
化合物が用いられる。そして特にR14MgXで表される
グリニャール化合物をエーテル溶液の状態で使用するこ
とが好ましい。また、上記の有機マグネシウム化合物と
有機金属化合物との炭化水素可溶性錯体を使用すること
もできる。このような有機金属化合物の例としては、L
i,Be,B,Al及びZnの有機金属が挙げられる。
ル溶液の状態で使用することが好ましいが、この場合の
エーテル化合物としては、分子内に炭素数6個以上を含
有するエーテル化合物又は、環状構造を有するエーテル
化合物が用いられる。そして特にR14MgXで表される
グリニャール化合物をエーテル溶液の状態で使用するこ
とが好ましい。また、上記の有機マグネシウム化合物と
有機金属化合物との炭化水素可溶性錯体を使用すること
もできる。このような有機金属化合物の例としては、L
i,Be,B,Al及びZnの有機金属が挙げられる。
【0062】M−X結合を有する化合物():上記M
−X結合を有する化合物(式中、Mは周期律表第4、
5、13、14族の原子、Xはハロゲン原子を表す。)
()としては、ホウ素、アルミニウム、ガリウム、炭
素、ケイ素、ゲルマニウム、スズ、チタンあるいはバナ
ジウムと、ハロゲンとの結合を有する化合物が用いられ
る。特にアルミニウム、炭素、ケイ素と、ハロゲンとの
結合を有する化合物が好ましく用いられる。更にはケイ
素−X結合を有する化合物がより好適に用いられる。
−X結合を有する化合物(式中、Mは周期律表第4、
5、13、14族の原子、Xはハロゲン原子を表す。)
()としては、ホウ素、アルミニウム、ガリウム、炭
素、ケイ素、ゲルマニウム、スズ、チタンあるいはバナ
ジウムと、ハロゲンとの結合を有する化合物が用いられ
る。特にアルミニウム、炭素、ケイ素と、ハロゲンとの
結合を有する化合物が好ましく用いられる。更にはケイ
素−X結合を有する化合物がより好適に用いられる。
【0063】このようなハロゲン化ケイ素化合物として
は一般式R26 nSiXn-4(式中、R 26は炭素数が1〜8
のアルキル基、アリール基、アルケニル基、アルコキシ
基、アリーロキシ基、Xはハロゲン原子を表し、nは0
≦n<4を満足する数字である。)で表される化合物を
挙げることができる。
は一般式R26 nSiXn-4(式中、R 26は炭素数が1〜8
のアルキル基、アリール基、アルケニル基、アルコキシ
基、アリーロキシ基、Xはハロゲン原子を表し、nは0
≦n<4を満足する数字である。)で表される化合物を
挙げることができる。
【0064】具体例としてはトリメチルシリルクロライ
ド、トリエチルシリルクロライド、トリプロピルシリル
クロライド、トリブチルシリルクロライド、トリフェニ
ルシリルクロライド、トリメトキシシリルクロライド、
トリエトキシシリルクロライド、トリプロポキシシリル
クロライド、トリブトキシシリルクロライド、トリフェ
ノキシシリルクロライド、トリメチルシリルブロミド、
トリエチルシリルブロミド、トリプロピルシリルブロミ
ド、トリブチルシリルブロミド、トリフェニルシリルブ
ロミド、トリメトキシシリルブロミド、トリエトキシシ
リルブロミド、トリプロポキシシリルブロミド、トリブ
トキシシリルブロミド、トリフェノキシシリルブロミド
等のモノハロゲン化ケイ素化合物、ジメチルシリルジク
ロライド、ジエチルシリルジクロライド、ジフェニルシ
リルジクロライド、ジメトキシシリルジクロライド、ジ
エトキシシリルジクロライド、ジフェノキシシリルジク
ロライド、ジメチルシリルジブロミド、ジエチルシリル
ジブロミド、ジフェニルシリルジブロミド、ジメトキシ
シリルジブロミド、ジエトキシシリルジブロミド、ジフ
ェノキシシリルジブロミド等のジハロゲン化ケイ素化合
物、メチルシリルトリクロライド、エチルシリルトリク
ロライド、プロピルシリルトリクロラド、ブチルシリル
トリクロライド、フェニルシリルトリクロライド、メト
キシシリルトリクロライド、エトキシシリルトリクロラ
イド、プロポキシシリルトリクロライド、ブトキシシリ
ルトリクロライド、フェノキシシリルトリクロライド、
メチルシリルトリブロミド、エチルシリルトリブロミ
ド、プロピルシリルトリブロミド、ブチルシリルトリブ
ロミド、フェニルシリルトリブロミド、メトキシシリル
トリブロミド、エトキシシリルトリブロミド、プロポキ
シシリルトリブロミド、ブトキシシリルトリブロミド、
フェノキシシリルトリブロミド等のトリハロゲン化ケイ
素化合物、四塩化ケイ素、四臭化ケイ素等のテトラハロ
ゲン化ケイ素化合物等を例示することができる。
ド、トリエチルシリルクロライド、トリプロピルシリル
クロライド、トリブチルシリルクロライド、トリフェニ
ルシリルクロライド、トリメトキシシリルクロライド、
トリエトキシシリルクロライド、トリプロポキシシリル
クロライド、トリブトキシシリルクロライド、トリフェ
ノキシシリルクロライド、トリメチルシリルブロミド、
トリエチルシリルブロミド、トリプロピルシリルブロミ
ド、トリブチルシリルブロミド、トリフェニルシリルブ
ロミド、トリメトキシシリルブロミド、トリエトキシシ
リルブロミド、トリプロポキシシリルブロミド、トリブ
トキシシリルブロミド、トリフェノキシシリルブロミド
等のモノハロゲン化ケイ素化合物、ジメチルシリルジク
ロライド、ジエチルシリルジクロライド、ジフェニルシ
リルジクロライド、ジメトキシシリルジクロライド、ジ
エトキシシリルジクロライド、ジフェノキシシリルジク
ロライド、ジメチルシリルジブロミド、ジエチルシリル
ジブロミド、ジフェニルシリルジブロミド、ジメトキシ
シリルジブロミド、ジエトキシシリルジブロミド、ジフ
ェノキシシリルジブロミド等のジハロゲン化ケイ素化合
物、メチルシリルトリクロライド、エチルシリルトリク
ロライド、プロピルシリルトリクロラド、ブチルシリル
トリクロライド、フェニルシリルトリクロライド、メト
キシシリルトリクロライド、エトキシシリルトリクロラ
イド、プロポキシシリルトリクロライド、ブトキシシリ
ルトリクロライド、フェノキシシリルトリクロライド、
メチルシリルトリブロミド、エチルシリルトリブロミ
ド、プロピルシリルトリブロミド、ブチルシリルトリブ
ロミド、フェニルシリルトリブロミド、メトキシシリル
トリブロミド、エトキシシリルトリブロミド、プロポキ
シシリルトリブロミド、ブトキシシリルトリブロミド、
フェノキシシリルトリブロミド等のトリハロゲン化ケイ
素化合物、四塩化ケイ素、四臭化ケイ素等のテトラハロ
ゲン化ケイ素化合物等を例示することができる。
【0065】これらの中で好ましいものはトリハロゲン
化ケイ素化合物、テトラハロゲン化ケイ素化合物であ
り、特に四塩化ケイ素が好ましい。これらのケイ素化合
物は単独でも良く、2種以上を組み合わせて用いても良
い。
化ケイ素化合物、テトラハロゲン化ケイ素化合物であ
り、特に四塩化ケイ素が好ましい。これらのケイ素化合
物は単独でも良く、2種以上を組み合わせて用いても良
い。
【0066】周期律表第4〜6族遷移金属のハロゲン化
合物():周期律表第4〜6族遷移金属としては例え
ば、Ti、Zr、Hf、V、Nb、Ta、Cr、Mo、
Wがある。かかる周期律表第4〜6族遷移金属のハロゲ
ン化合物()として好ましくは、Ti、ZrおよびH
fから選ばれる少なくとも1種の遷移金属のハロゲン化
合物である。特に、4価のチタンのハロゲン化合物が好
ましく用いられる。このような4価のチタンのハロゲン
化合物としては、一般式Ti(OR11)mX4-m(但し、
R11は炭素原子数1〜20の炭化水素基であり、Xはハ
ロゲン原子であり、mは0≦m<4を満足する数字であ
る。)で表されるハロゲン化チタン化合物を好ましい化
合物として挙げることができる。R11として好ましくは
炭素原子数1〜8のアルキル基である。
合物():周期律表第4〜6族遷移金属としては例え
ば、Ti、Zr、Hf、V、Nb、Ta、Cr、Mo、
Wがある。かかる周期律表第4〜6族遷移金属のハロゲ
ン化合物()として好ましくは、Ti、ZrおよびH
fから選ばれる少なくとも1種の遷移金属のハロゲン化
合物である。特に、4価のチタンのハロゲン化合物が好
ましく用いられる。このような4価のチタンのハロゲン
化合物としては、一般式Ti(OR11)mX4-m(但し、
R11は炭素原子数1〜20の炭化水素基であり、Xはハ
ロゲン原子であり、mは0≦m<4を満足する数字であ
る。)で表されるハロゲン化チタン化合物を好ましい化
合物として挙げることができる。R11として好ましくは
炭素原子数1〜8のアルキル基である。
【0067】このような化合物の具体例としては、四塩
化チタン、四臭化チタン、四ヨウ化チタン等のテトラハ
ロゲン化チタン、メトキシトリクロロチタン、エトキシ
トリクロロチタン、ブトキシトリクロロチタン、エトキ
シトリブロモチタン、イソブトキシトリブロモチタン等
のトリハロゲン化アルコキシチタン、ジメトキシジクロ
ロチタン、ジエトキシジクロロチタン、ジブトキシジク
ロロチタン、ジエトキシジブロモチタン等のジハロゲン
化ジアルコキシチタン、トリメトキシクロロチタン、ト
リエトキシクロロチタン、トリブトキシクロロチタン、
トリエトキシブロモチタン等のモノハロゲン化トリアル
コキシチタン等を例示することができる。
化チタン、四臭化チタン、四ヨウ化チタン等のテトラハ
ロゲン化チタン、メトキシトリクロロチタン、エトキシ
トリクロロチタン、ブトキシトリクロロチタン、エトキ
シトリブロモチタン、イソブトキシトリブロモチタン等
のトリハロゲン化アルコキシチタン、ジメトキシジクロ
ロチタン、ジエトキシジクロロチタン、ジブトキシジク
ロロチタン、ジエトキシジブロモチタン等のジハロゲン
化ジアルコキシチタン、トリメトキシクロロチタン、ト
リエトキシクロロチタン、トリブトキシクロロチタン、
トリエトキシブロモチタン等のモノハロゲン化トリアル
コキシチタン等を例示することができる。
【0068】これらの中で好ましいものは、テトラハロ
ゲン化チタンであり、特に四塩化チタンが好ましい。こ
れらのチタン化合物は単独で用いても良く、2種以上を
組み合わせて用いてもよい。また、上記のチタン化合物
は炭化水素、ハロゲン化炭化水素または芳香族炭化水素
に希釈して用いてもよい。
ゲン化チタンであり、特に四塩化チタンが好ましい。こ
れらのチタン化合物は単独で用いても良く、2種以上を
組み合わせて用いてもよい。また、上記のチタン化合物
は炭化水素、ハロゲン化炭化水素または芳香族炭化水素
に希釈して用いてもよい。
【0069】ケイ素化合物():上記Si−O結合を
有する有機ケイ素化合物()としてはケイ酸エステル
を挙げることができ、一般式R12 bSi(OR13)
4-b(但し、R12およびR13はそれぞれ、炭素原子数1
〜20の直鎖状、分岐状もしくは脂環式のアルキル基、
炭素原子数1〜20のアリール基、または炭素原子数1
〜20のアラルキル基であり、これらは同一でも異なっ
ていてもよい。bは0≦b<4を満足する数字であ
る。)で表される有機ケイ素化合物が挙げられる。好ま
しくはb=0の有機ケイ素化合物であり、さらに好まし
くは、R13が直鎖状アルキル基である有機ケイ素化合物
である。
有する有機ケイ素化合物()としてはケイ酸エステル
を挙げることができ、一般式R12 bSi(OR13)
4-b(但し、R12およびR13はそれぞれ、炭素原子数1
〜20の直鎖状、分岐状もしくは脂環式のアルキル基、
炭素原子数1〜20のアリール基、または炭素原子数1
〜20のアラルキル基であり、これらは同一でも異なっ
ていてもよい。bは0≦b<4を満足する数字であ
る。)で表される有機ケイ素化合物が挙げられる。好ま
しくはb=0の有機ケイ素化合物であり、さらに好まし
くは、R13が直鎖状アルキル基である有機ケイ素化合物
である。
【0070】具体例としては、テトラメトキシシラン、
テトラエトキシシラン、テトラブトキシシラン、テトラ
フェノキシシラン、メチルトリメトキシシラン、エチル
トリメトキシシラン、ブチルトリメトキシシラン、イソ
ブチルトリメトキシシラン、tert−ブチルトリメト
キシシラン、イソプロピルトリメトキシシラン、シクロ
ヘキシルトリメトキシシラン、フェニルトリメトキシシ
ラン、ビニルトリメトキシシラン、ジメチルジメトキシ
シラン、ジエチルジメトキシシラン、ジプロピルジメト
キシシラン、プロピルメチルジメトキシシラン、ジイソ
プロピルジメトキシシラン、ジブチルジメトキシシラ
ン、ジイソブチルジメトキシシラン、ジ−tert−ブ
チルジメトキシシラン、ブチルメチルジメトキシシラ
ン、ブチルエチルジメトキシシラン、tert−ブチル
メチルジメトキシシラン、イソブチルイソプロピルジメ
トキシシラン、tert−ブチルイソプロピルジメトキ
シシラン、ヘキシルメチルジメトキシシラン、ヘキシル
エチルジメトキシシラン、ドデシルメチルジメトキシシ
ラン、ジシクロペンチルジメトキシシラン、シクロペン
チルメチルジメトキシシラン、シクロペンチルエチルジ
メトキシシラン、シクロペンチルイソプロピルジメトキ
シシラン、シクロペンチルイソブチルジメトキシシラ
ン、シクロペンチル−tert−ブチルジメトキシシラ
ン、ジシクロヘキシルジメトキシシラン、シクロヘキシ
ルメチルジメトキシシラン、シクロヘキシルエチルジメ
トキシシラン、シクロヘキシルイソプロピルジメトキシ
シラン、シクロヘキシルイソブチルジメトキシシラン、
シクロヘキシル−tert−ブチルジメトキシシラン、
シクロヘキシルシクロペンチルジメトキシシラン、シク
ロヘキシルフェニルジメトキシシラン、ジフェニルジメ
トキシシラン、フェニルメチルジメトキシシラン、フェ
ニルイソプロピルジメトキシシラン、フェニルイソブチ
ルジメトキシシラン、フェニル−tert−ブチルジメ
トキシシラン、フェニルシクロペンチルジメトキシシラ
ン、ビニルメチルジメトキシシラン、メチルトリエトキ
シシラン、エチルトリエトキシシラン、ブチルトリエト
キシシラン、イソブチルトリエトキシシラン、tert
−ブチルトリエトキシシラン、イソプロピルトリエトキ
シシラン、シクロヘキシルトリエトキシシラン、フェニ
ルトリエトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ジ
メチルジエトキシシラン、ジエチルジエトキシシラン、
ジプロピルジエトキシシラン、プロピルメチルジエトキ
シシラン、ジイソプロピルジエトキシシラン、ジブチル
ジエトキシシラン、ジイソブチルジエトキシシラン、ジ
−tert−ブチルジエトキシシラン、ブチルメチルジ
エトキシシラン、ブチルエチルジエトキシシラン、te
rt−ブチルメチルジエトキシシラン、ヘキシルメチル
ジエトキシシラン、ヘキシルエチルジエトキシシラン、
ドデシルメチルジエトキシシラン、ジシクロペンチルジ
エトキシシラン、ジシクロヘキシルジエトキシシラン、
シクロヘキシルメチルジエトキシシラン、シクロヘキシ
ルエチルジエトキシシラン、ジフェニルジエトキシシラ
ン、フェニルメチルジエトキシシラン、ビニルメチルジ
エトキシシラン、エチルトリイソプロポキシシラン、ビ
ニルトリブトキシシラン、フェニルトリ−tert−ブ
トキシシラン、2−ノルボルナントリメトキシシラン、
2−ノルボルナントリエトキシシラン、2−ノルボルナ
ンメチルジメトキシシラン、トリメチルフェノキシシラ
ン、メチルトリアリロキシシラン等を挙げることができ
る。これらの中でも好ましくはテトラアルコキシシラン
であり、特に好ましくはテトラ−n−ブトキシシランで
ある。
テトラエトキシシラン、テトラブトキシシラン、テトラ
フェノキシシラン、メチルトリメトキシシラン、エチル
トリメトキシシラン、ブチルトリメトキシシラン、イソ
ブチルトリメトキシシラン、tert−ブチルトリメト
キシシラン、イソプロピルトリメトキシシラン、シクロ
ヘキシルトリメトキシシラン、フェニルトリメトキシシ
ラン、ビニルトリメトキシシラン、ジメチルジメトキシ
シラン、ジエチルジメトキシシラン、ジプロピルジメト
キシシラン、プロピルメチルジメトキシシラン、ジイソ
プロピルジメトキシシラン、ジブチルジメトキシシラ
ン、ジイソブチルジメトキシシラン、ジ−tert−ブ
チルジメトキシシラン、ブチルメチルジメトキシシラ
ン、ブチルエチルジメトキシシラン、tert−ブチル
メチルジメトキシシラン、イソブチルイソプロピルジメ
トキシシラン、tert−ブチルイソプロピルジメトキ
シシラン、ヘキシルメチルジメトキシシラン、ヘキシル
エチルジメトキシシラン、ドデシルメチルジメトキシシ
ラン、ジシクロペンチルジメトキシシラン、シクロペン
チルメチルジメトキシシラン、シクロペンチルエチルジ
メトキシシラン、シクロペンチルイソプロピルジメトキ
シシラン、シクロペンチルイソブチルジメトキシシラ
ン、シクロペンチル−tert−ブチルジメトキシシラ
ン、ジシクロヘキシルジメトキシシラン、シクロヘキシ
ルメチルジメトキシシラン、シクロヘキシルエチルジメ
トキシシラン、シクロヘキシルイソプロピルジメトキシ
シラン、シクロヘキシルイソブチルジメトキシシラン、
シクロヘキシル−tert−ブチルジメトキシシラン、
シクロヘキシルシクロペンチルジメトキシシラン、シク
ロヘキシルフェニルジメトキシシラン、ジフェニルジメ
トキシシラン、フェニルメチルジメトキシシラン、フェ
ニルイソプロピルジメトキシシラン、フェニルイソブチ
ルジメトキシシラン、フェニル−tert−ブチルジメ
トキシシラン、フェニルシクロペンチルジメトキシシラ
ン、ビニルメチルジメトキシシラン、メチルトリエトキ
シシラン、エチルトリエトキシシラン、ブチルトリエト
キシシラン、イソブチルトリエトキシシラン、tert
−ブチルトリエトキシシラン、イソプロピルトリエトキ
シシラン、シクロヘキシルトリエトキシシラン、フェニ
ルトリエトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ジ
メチルジエトキシシラン、ジエチルジエトキシシラン、
ジプロピルジエトキシシラン、プロピルメチルジエトキ
シシラン、ジイソプロピルジエトキシシラン、ジブチル
ジエトキシシラン、ジイソブチルジエトキシシラン、ジ
−tert−ブチルジエトキシシラン、ブチルメチルジ
エトキシシラン、ブチルエチルジエトキシシラン、te
rt−ブチルメチルジエトキシシラン、ヘキシルメチル
ジエトキシシラン、ヘキシルエチルジエトキシシラン、
ドデシルメチルジエトキシシラン、ジシクロペンチルジ
エトキシシラン、ジシクロヘキシルジエトキシシラン、
シクロヘキシルメチルジエトキシシラン、シクロヘキシ
ルエチルジエトキシシラン、ジフェニルジエトキシシラ
ン、フェニルメチルジエトキシシラン、ビニルメチルジ
エトキシシラン、エチルトリイソプロポキシシラン、ビ
ニルトリブトキシシラン、フェニルトリ−tert−ブ
トキシシラン、2−ノルボルナントリメトキシシラン、
2−ノルボルナントリエトキシシラン、2−ノルボルナ
ンメチルジメトキシシラン、トリメチルフェノキシシラ
ン、メチルトリアリロキシシラン等を挙げることができ
る。これらの中でも好ましくはテトラアルコキシシラン
であり、特に好ましくはテトラ−n−ブトキシシランで
ある。
【0071】チタン化合物():上記一般式Ti(O
R10)aX4-a(式中、R10は炭素原子数が1〜20の炭
化水素基を、Xはハロゲン原子を、aは0<a≦4を満
足する数を表す)で表されるチタン化合物()として
は、液状チタン化合物が好ましく用いられる。
R10)aX4-a(式中、R10は炭素原子数が1〜20の炭
化水素基を、Xはハロゲン原子を、aは0<a≦4を満
足する数を表す)で表されるチタン化合物()として
は、液状チタン化合物が好ましく用いられる。
【0072】具体的には、Ti(OCH3)Cl3、Ti
(OC2H5)Cl3、Ti(OC3H '7)Cl3、Ti
(O−n−C4H9)Cl3、Ti(OC2H5)Br3、T
i(O−iso−C4H9)Br3等のトリハロゲン化ア
ルコキシチタン、Ti(OCH3)2Cl2、Ti(OC2
H5)2Cl2、Ti(OC3H'7)2Cl2、Ti(O−n
−C4H9)2Cl2、Ti(OC2H5)2Br2、Ti(O
−iso−C4H9)2Br2等のジハロゲン化ジアルコキ
シチタン、Ti(OCH3)3Cl、Ti(OC2H5)3
Cl、Ti(OC3H'7)3Cl、Ti(O−n−C
4H9)3Cl、Ti(OC2H5)3Br、Ti(O−is
o−C4H9)3Br等のハロゲン化トリアルコキシチタ
ン、Ti(OCH3)4、Ti(OC2H5)4、Ti(O
C3H7)4、Ti(O−n−C4H9)4、Ti(OC
2H5)4、Ti(O−iso−C4H9)4等のテトラアル
コキシチタン等があげられる。
(OC2H5)Cl3、Ti(OC3H '7)Cl3、Ti
(O−n−C4H9)Cl3、Ti(OC2H5)Br3、T
i(O−iso−C4H9)Br3等のトリハロゲン化ア
ルコキシチタン、Ti(OCH3)2Cl2、Ti(OC2
H5)2Cl2、Ti(OC3H'7)2Cl2、Ti(O−n
−C4H9)2Cl2、Ti(OC2H5)2Br2、Ti(O
−iso−C4H9)2Br2等のジハロゲン化ジアルコキ
シチタン、Ti(OCH3)3Cl、Ti(OC2H5)3
Cl、Ti(OC3H'7)3Cl、Ti(O−n−C
4H9)3Cl、Ti(OC2H5)3Br、Ti(O−is
o−C4H9)3Br等のハロゲン化トリアルコキシチタ
ン、Ti(OCH3)4、Ti(OC2H5)4、Ti(O
C3H7)4、Ti(O−n−C4H9)4、Ti(OC
2H5)4、Ti(O−iso−C4H9)4等のテトラアル
コキシチタン等があげられる。
【0073】これらの中でテトラアルコキシチタンが特
に好ましく用いられる。これらのチタン化合物は2種類
以上任意の比率で混ぜて使用しても構わないし、TiC
l4等のテトラハロゲン化チタン化合物との併用でもよ
い。上記のチタン化合物は炭化水素、ハロゲン化炭化水
素または芳香族炭化水素で希釈して用いてもよい。
に好ましく用いられる。これらのチタン化合物は2種類
以上任意の比率で混ぜて使用しても構わないし、TiC
l4等のテトラハロゲン化チタン化合物との併用でもよ
い。上記のチタン化合物は炭化水素、ハロゲン化炭化水
素または芳香族炭化水素で希釈して用いてもよい。
【0074】電子供与性化合物():上記電子供与性
化合物()としては、ジエーテル類、ケトン類、アル
デヒド類、カルボン酸類、有機酸又は無機酸のエステル
類、有機酸又は無機酸の酸アミド類、酸無水物類等の含
酸素電子供与性化合物、アンモニア類、アミン類、ニト
リル類、イソシアネート類等の含窒素電子供与性化合物
を挙げることができる。これらの電子供与性化合物のう
ち好ましくはカルボン酸エステル類、ジエーテル類、ケ
イ酸エステル類、ケイ酸アミド類が用いられる。
化合物()としては、ジエーテル類、ケトン類、アル
デヒド類、カルボン酸類、有機酸又は無機酸のエステル
類、有機酸又は無機酸の酸アミド類、酸無水物類等の含
酸素電子供与性化合物、アンモニア類、アミン類、ニト
リル類、イソシアネート類等の含窒素電子供与性化合物
を挙げることができる。これらの電子供与性化合物のう
ち好ましくはカルボン酸エステル類、ジエーテル類、ケ
イ酸エステル類、ケイ酸アミド類が用いられる。
【0075】カルボン酸エステル類の例としては、モノ
および多価のカルボン酸エステルが挙げられ、それらの
例として飽和脂肪族カルボン酸エステル、不飽和カルボ
ン酸エステル、脂環式カルボン酸エステル、芳香族カル
ボン酸エステルを挙げることができる。具体例として
は、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸フェニル、プロピオ
ン酸メチル、プロピオン酸エチル、酪酸エチル、吉草酸
エチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸メチル、安息
香酸エチル、安息香酸ブチル、トルイル酸メチル、トル
イル酸エチル、アニス酸エチル、コハク酸ジエチル、コ
ハク酸ジブチル、マロン酸ジエチル、マロン酸ジブチ
ル、マレイン酸ジメチル、マレイン酸ジブチル、イタコ
ン酸ジエチル、イタコン酸ジブチル、フタル酸モノエチ
ル、フタル酸ジメチル、フタル酸メチルエチル、フタル
酸ジエチル、フタル酸ジ−n−プロピル、フタル酸ジイ
ソプロピル、フタル酸ジ−n−ブチル、フタル酸ジイソ
ブチル、フタル酸ジ−n−オクチル、フタル酸ジフェニ
ル等を挙げることができる。
および多価のカルボン酸エステルが挙げられ、それらの
例として飽和脂肪族カルボン酸エステル、不飽和カルボ
ン酸エステル、脂環式カルボン酸エステル、芳香族カル
ボン酸エステルを挙げることができる。具体例として
は、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸フェニル、プロピオ
ン酸メチル、プロピオン酸エチル、酪酸エチル、吉草酸
エチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸メチル、安息
香酸エチル、安息香酸ブチル、トルイル酸メチル、トル
イル酸エチル、アニス酸エチル、コハク酸ジエチル、コ
ハク酸ジブチル、マロン酸ジエチル、マロン酸ジブチ
ル、マレイン酸ジメチル、マレイン酸ジブチル、イタコ
ン酸ジエチル、イタコン酸ジブチル、フタル酸モノエチ
ル、フタル酸ジメチル、フタル酸メチルエチル、フタル
酸ジエチル、フタル酸ジ−n−プロピル、フタル酸ジイ
ソプロピル、フタル酸ジ−n−ブチル、フタル酸ジイソ
ブチル、フタル酸ジ−n−オクチル、フタル酸ジフェニ
ル等を挙げることができる。
【0076】これらのエステル化合物のうち、メタクリ
ル酸エステル、マレイン酸エステル等の不飽和脂肪族カ
ルボン酸エステルおよび安息香酸エステル、フタル酸エ
ステル等の芳香族カルボン酸エステルが好ましく用いら
れる。特に好ましくは、芳香族多価カルボン酸エステル
であり、最も好ましくはフタル酸エステルである。
ル酸エステル、マレイン酸エステル等の不飽和脂肪族カ
ルボン酸エステルおよび安息香酸エステル、フタル酸エ
ステル等の芳香族カルボン酸エステルが好ましく用いら
れる。特に好ましくは、芳香族多価カルボン酸エステル
であり、最も好ましくはフタル酸エステルである。
【0077】ジエーテル類の例として好ましくは、一般
式 (但し、R17〜R20は炭素数1〜20の直鎖状、分岐状
または脂環式のアルキル基、アリール基、アルキルアリ
ール基、アリールアルキル基であり、R18、R19は水素
原子であってもよい。)で表されるジエーテル化合物を
挙げることができる。
式 (但し、R17〜R20は炭素数1〜20の直鎖状、分岐状
または脂環式のアルキル基、アリール基、アルキルアリ
ール基、アリールアルキル基であり、R18、R19は水素
原子であってもよい。)で表されるジエーテル化合物を
挙げることができる。
【0078】具体例としては、2,2−ジイソブチル−
1,3−ジメトキシプロパン、2−イソプロピル−2−
イソペンチル−1,3−ジメトキシプロパン、2,2−
ビス(シクロヘキシルメチル)−1,3−ジメトキシプ
ロパン、2−イソプロピル−2−3,7−ジメチルオク
チル−1,3−ジメトキシプロパン、2,2−ジイソプ
ロピル−1,3−ジメトキシプロパン、2−イソプロピ
ル−2−シクロヘキシルメチル−1,3−ジメトキシプ
ロパン、2,2−ジシクロヘキシル−1,3−ジメトキ
シプロパン、2−イソプロピル−2−イソブチル−1,
3−ジメトキシプロパン、2,2−ジイソプロピル−
1,3−ジメトキシプロパン、2,2−ジプロピル−
1,3−ジメトキシプロパン、2−イソプロピル−2−
シクロヘキシル−1,3−ジメトキシプロパン、2−イ
ソプロピル−2−シクロペンチル−1,3−ジメトキシ
プロパン、2,2−ジシクロペンチル−1,3−ジメト
キシプロパン、2−ヘプチル−2−ペンチル−1,3−
ジメトキシプロパン等を挙げることができる。
1,3−ジメトキシプロパン、2−イソプロピル−2−
イソペンチル−1,3−ジメトキシプロパン、2,2−
ビス(シクロヘキシルメチル)−1,3−ジメトキシプ
ロパン、2−イソプロピル−2−3,7−ジメチルオク
チル−1,3−ジメトキシプロパン、2,2−ジイソプ
ロピル−1,3−ジメトキシプロパン、2−イソプロピ
ル−2−シクロヘキシルメチル−1,3−ジメトキシプ
ロパン、2,2−ジシクロヘキシル−1,3−ジメトキ
シプロパン、2−イソプロピル−2−イソブチル−1,
3−ジメトキシプロパン、2,2−ジイソプロピル−
1,3−ジメトキシプロパン、2,2−ジプロピル−
1,3−ジメトキシプロパン、2−イソプロピル−2−
シクロヘキシル−1,3−ジメトキシプロパン、2−イ
ソプロピル−2−シクロペンチル−1,3−ジメトキシ
プロパン、2,2−ジシクロペンチル−1,3−ジメト
キシプロパン、2−ヘプチル−2−ペンチル−1,3−
ジメトキシプロパン等を挙げることができる。
【0079】好ましくは、R17〜R20はアルキル基であ
り、さらに好ましくは、R18,R19が分岐状または脂環
式のアルキル基であり、R17、R20が直鎖状アルキル基
である上記一般式で表されるジエーテルである。
り、さらに好ましくは、R18,R19が分岐状または脂環
式のアルキル基であり、R17、R20が直鎖状アルキル基
である上記一般式で表されるジエーテルである。
【0080】ケイ酸エステルの例としては、一般式R21
nSi(OR22)4-n(但し、R21、R22は炭素数1〜2
0の直鎖状、分岐状または脂環式のアルキル基、アリー
ル基、アルキルアリール基、アリールアルキル基であり
同一でも異なっていてもよい。nは0≦n<4を満足す
る数字である。)で表されるケイ素化合物が挙げられ
る。好ましくはn=2のケイ素化合物であり、さらに好
ましくは、 R22が直鎖状アルキル基である。
nSi(OR22)4-n(但し、R21、R22は炭素数1〜2
0の直鎖状、分岐状または脂環式のアルキル基、アリー
ル基、アルキルアリール基、アリールアルキル基であり
同一でも異なっていてもよい。nは0≦n<4を満足す
る数字である。)で表されるケイ素化合物が挙げられ
る。好ましくはn=2のケイ素化合物であり、さらに好
ましくは、 R22が直鎖状アルキル基である。
【0081】具体例としては、テトラメトキシシラン、
テトラエトキシシラン、テトラブトキシシラン、テトラ
フェノキシシラン、メチルトリメトキシシラン、エチル
トリメトキシシラン、ブチルトリメトキシシラン、イソ
ブチルトリメトキシシラン、tert−ブチルトリメト
キシシラン、イソプロピルトリメトキシシラン、シクロ
ヘキシルトリメトキシシラン、フェニルトリメトキシシ
ラン、ビニルトリメトキシシラン、ジメチルジメトキシ
シラン、ジエチルジメトキシシラン、ジプロピルジメト
キシシラン、プロピルメチルジメトキシシラン、ジイソ
プロピルジメトキシシラン、ジブチルジメトキシシラ
ン、ジイソブチルジメトキシシラン、ジ−tert−ブ
チルジメトキシシラン、ブチルメチルジメトキシシラ
ン、ブチルエチルジメトキシシラン、tert−ブチル
メチルジメトキシシラン、イソブチルイソプロピルジメ
トキシシラン、tert−ブチルイソプロピルジメトキ
シシラン、ヘキシルメチルジメトキシシラン、ヘキシル
エチルジメトキシシラン、ドデシルメチルジメトキシシ
ラン、ジシクロペンチルジメトキシシラン、シクロペン
チルメチルジメトキシシラン、シクロペンチルエチルジ
メトキシシラン、シクロペンチルイソプロピルジメトキ
シシラン、シクロペンチルイソブチルジメトキシシラ
ン、シクロペンチル−tert−ブチルジメトキシシラ
ン、ジシクロヘキシルジメトキシシラン、シクロヘキシ
ルメチルジメトキシシラン、シクロヘキシルエチルジメ
トキシシラン、シクロヘキシルイソプロピルジメトキシ
シラン、シクロヘキシルイソブチルジメトキシシラン、
シクロヘキシル−tert−ブチルジメトキシシラン、
シクロヘキシルシクロペンチルジメトキシシラン、シク
ロヘキシルフェニルジメトキシシラン、ジフェニルジメ
トキシシラン、フェニルメチルジメトキシシラン、フェ
ニルイソプロピルジメトキシシラン、フェニルイソブチ
ルジメトキシシラン、フェニル−tert−ブチルジメ
トキシシラン、フェニルシクロペンチルジメトキシシラ
ン、ビニルメチルジメトキシシラン、メチルトリエトキ
シシラン、エチルトリエトキシシラン、ブチルトリエト
キシシラン、イソブチルトリエトキシシラン、tert
−ブチルトリエトキシシラン、イソプロピルトリエトキ
シシラン、シクロヘキシルトリエトキシシラン、フェニ
ルトリエトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ジ
メチルジエトキシシラン、ジエチルジエトキシシラン、
ジプロピルジエトキシシラン、プロピルメチルジエトキ
シシラン、ジイソプロピルジエトキシシラン、ジブチル
ジエトキシシラン、ジイソブチルジエトキシシラン、ジ
−tert−ブチルジエトキシシラン、ブチルメチルジ
エトキシシラン、ブチルエチルジエトキシシラン、te
rt−ブチルメチルジエトキシシラン、ヘキシルメチル
ジエトキシシラン、ヘキシルエチルジエトキシシラン、
ドデシルメチルジエトキシシラン、ジシクロペンチルジ
エトキシシラン、ジシクロヘキシルジエトキシシラン、
シクロヘキシルメチルジエトキシシラン、シクロヘキシ
ルエチルジエトキシシラン、ジフェニルジエトキシシラ
ン、フェニルメチルジエトキシシラン、ビニルメチルジ
エトキシシラン、エチルトリイソプロポキシシラン、ビ
ニルトリブトキシシラン、フェニルトリ−tert−ブ
トキシシラン、2−ノルボルナントリメトキシシラン、
2−ノルボルナントリエトキシシラン、2−ノルボルナ
ンメチルジメトキシシラン、トリメチルフェノキシシラ
ン、メチルトリアリロキシシラン等を挙げることができ
る。
テトラエトキシシラン、テトラブトキシシラン、テトラ
フェノキシシラン、メチルトリメトキシシラン、エチル
トリメトキシシラン、ブチルトリメトキシシラン、イソ
ブチルトリメトキシシラン、tert−ブチルトリメト
キシシラン、イソプロピルトリメトキシシラン、シクロ
ヘキシルトリメトキシシラン、フェニルトリメトキシシ
ラン、ビニルトリメトキシシラン、ジメチルジメトキシ
シラン、ジエチルジメトキシシラン、ジプロピルジメト
キシシラン、プロピルメチルジメトキシシラン、ジイソ
プロピルジメトキシシラン、ジブチルジメトキシシラ
ン、ジイソブチルジメトキシシラン、ジ−tert−ブ
チルジメトキシシラン、ブチルメチルジメトキシシラ
ン、ブチルエチルジメトキシシラン、tert−ブチル
メチルジメトキシシラン、イソブチルイソプロピルジメ
トキシシラン、tert−ブチルイソプロピルジメトキ
シシラン、ヘキシルメチルジメトキシシラン、ヘキシル
エチルジメトキシシラン、ドデシルメチルジメトキシシ
ラン、ジシクロペンチルジメトキシシラン、シクロペン
チルメチルジメトキシシラン、シクロペンチルエチルジ
メトキシシラン、シクロペンチルイソプロピルジメトキ
シシラン、シクロペンチルイソブチルジメトキシシラ
ン、シクロペンチル−tert−ブチルジメトキシシラ
ン、ジシクロヘキシルジメトキシシラン、シクロヘキシ
ルメチルジメトキシシラン、シクロヘキシルエチルジメ
トキシシラン、シクロヘキシルイソプロピルジメトキシ
シラン、シクロヘキシルイソブチルジメトキシシラン、
シクロヘキシル−tert−ブチルジメトキシシラン、
シクロヘキシルシクロペンチルジメトキシシラン、シク
ロヘキシルフェニルジメトキシシラン、ジフェニルジメ
トキシシラン、フェニルメチルジメトキシシラン、フェ
ニルイソプロピルジメトキシシラン、フェニルイソブチ
ルジメトキシシラン、フェニル−tert−ブチルジメ
トキシシラン、フェニルシクロペンチルジメトキシシラ
ン、ビニルメチルジメトキシシラン、メチルトリエトキ
シシラン、エチルトリエトキシシラン、ブチルトリエト
キシシラン、イソブチルトリエトキシシラン、tert
−ブチルトリエトキシシラン、イソプロピルトリエトキ
シシラン、シクロヘキシルトリエトキシシラン、フェニ
ルトリエトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ジ
メチルジエトキシシラン、ジエチルジエトキシシラン、
ジプロピルジエトキシシラン、プロピルメチルジエトキ
シシラン、ジイソプロピルジエトキシシラン、ジブチル
ジエトキシシラン、ジイソブチルジエトキシシラン、ジ
−tert−ブチルジエトキシシラン、ブチルメチルジ
エトキシシラン、ブチルエチルジエトキシシラン、te
rt−ブチルメチルジエトキシシラン、ヘキシルメチル
ジエトキシシラン、ヘキシルエチルジエトキシシラン、
ドデシルメチルジエトキシシラン、ジシクロペンチルジ
エトキシシラン、ジシクロヘキシルジエトキシシラン、
シクロヘキシルメチルジエトキシシラン、シクロヘキシ
ルエチルジエトキシシラン、ジフェニルジエトキシシラ
ン、フェニルメチルジエトキシシラン、ビニルメチルジ
エトキシシラン、エチルトリイソプロポキシシラン、ビ
ニルトリブトキシシラン、フェニルトリ−tert−ブ
トキシシラン、2−ノルボルナントリメトキシシラン、
2−ノルボルナントリエトキシシラン、2−ノルボルナ
ンメチルジメトキシシラン、トリメチルフェノキシシラ
ン、メチルトリアリロキシシラン等を挙げることができ
る。
【0082】ケイ酸アミドの例としては、一般式R23 n
Si(N(R24R25)2)4-n(但し、R25は炭素数1〜
20の直鎖状、分岐状または脂環式のアルキル基、アリ
ール基、アルキルアリール基、アリールアルキル基であ
り、R24、R25は水素、炭素数1〜20の直鎖状、分岐
状または脂環式のアルキル基、アリール基、アルキルア
リール基、アリールアルキル基である。また、R24、R
25は同一でも異なっていてもよい。nは0≦n<4を満
足する数字である。)で表されるケイ素化合物が挙げら
れる。好ましくはn=2のケイ素化合物であり、さらに
好ましくは、R 24、R25がアルキル基である。特に好ま
しくは、R24、R25は直鎖状アルキル基である。
Si(N(R24R25)2)4-n(但し、R25は炭素数1〜
20の直鎖状、分岐状または脂環式のアルキル基、アリ
ール基、アルキルアリール基、アリールアルキル基であ
り、R24、R25は水素、炭素数1〜20の直鎖状、分岐
状または脂環式のアルキル基、アリール基、アルキルア
リール基、アリールアルキル基である。また、R24、R
25は同一でも異なっていてもよい。nは0≦n<4を満
足する数字である。)で表されるケイ素化合物が挙げら
れる。好ましくはn=2のケイ素化合物であり、さらに
好ましくは、R 24、R25がアルキル基である。特に好ま
しくは、R24、R25は直鎖状アルキル基である。
【0083】具体例としては、メチルトリス(ジメチル
アミノ)シラン、エチルトリス(ジメチルアミノ)シラ
ン、ブチルトリス(ジメチルアミノ)シラン、イソブチ
ルトリス(ジメチルアミノ)シラン、tert−ブチル
トリス(ジメチルアミノ)シラン、イソプロピルトリス
(ジメチルアミノ)シラン、シクロヘキシルトリス(ジ
メチルアミノ)シラン、フェニルトリス(ジメチルアミ
ノ)シラン、ビニルトリス(ジメチルアミノ)シラン、
ジメチルビス(ジメチルアミノ)シラン、ジエチルビス
(ジメチルアミノ)シラン、ジプロピルビス(ジメチル
アミノ)シラン、プロピルメチルビス(ジメチルアミ
ノ)シラン、ジイソプロピルビス(ジメチルアミノ)シ
ラン、ジブチルビス(ジメチルアミノ)シラン、ジイソ
ブチルビス(ジメチルアミノ)シラン、ジ−tert−
ブチルビス(ジメチルアミノ)シラン、ブチルメチルビ
ス(ジメチルアミノ)シラン、ブチルエチルビス(ジメ
チルアミノ)シラン、tert−ブチルメチルビス(ジ
メチルアミノ)シラン、イソブチルイソプロピルビス
(ジメチルアミノ)シラン、tert−ブチルイソプロ
ピルビス(ジメチルアミノ)シラン、ヘキシルメチルビ
ス(ジメチルアミノ)シラン、ヘキシルエチルビス(ジ
メチルアミノ)シラン、ドデシルメチルビス(ジメチル
アミノ)シシラン、ジシクロペンチルビス(ジメチルア
ミノ)シラン、シクロペンチルビス(ジメチルアミノ)
シラン、シクロペンチルエチルビス(ジメチルアミノ)
シラン、シクロペンチルイソプロピルビス(ジメチルア
ミノ)シラン、シクロペンチルイソブチルビス(ジメチ
ルアミノ)シラン、シクロペンチル−tert−ブチル
ビス(ジメチルアミノ)シラン、ジシクロヘキシルビス
(ジメチルアミノ)シラン、シクロヘキシルメチルビス
(ジメチルアミノ)シラン、シクロヘキシルエチルビス
(ジメチルアミノ)シラン、シクロヘキシルイソプロピ
ルビス(ジメチルアミノ)シラン、シクロヘキシルイソ
ブチルビス(ジメチルアミノ)シラン、シクロヘキシル
−tert−ブチルビス(ジメチルアミノ)シラン、シ
クロヘキシルシクロペンチルビス(ジメチルアミノ)シ
ラン、シクロヘキシルフェニルビス(ジメチルアミノ)
シラン、ジフェニルビス(ジメチルアミノ)シラン、フ
ェニルメチルビス(ジメチルアミノ)シラン、フェニル
イソプロピルビス(ジメチルアミノ)シラン、フェニル
イソブチルビス(ジメチルアミノ)シラン、フェニル−
tert−ブチルビス(ジメチルアミノ)シラン、フェ
ニルシクロペンチルビス(ジメチルアミノ)シラン、ビ
ニルメチルビス(ジメチルアミノ)シラン、メチルトリ
ス(ジエチルメチル)シラン、エチルトリス(ジエチル
メチル)シラン、ブチルトリス(ジエチルメチル)シラ
ン、イソブチルトリス(ジエチルメチル)シラン、te
rt−ブチルトリス(ジエチルメチル)シラン、イソプ
ロピルトリス(ジエチルメチル)シラン、シクロヘキシ
ルトリス(ジエチルメチル)シラン、フェニルトリス
(ジエチルメチル)シラン、ビニルトリス(ジエチルメ
チル)シラン、ジメチルビス(ジエチルアミノ)シラ
ン、ジエチルビス(ジエチルアミノ)シラン、ジプロピ
ルビス(ジエチルアミノ)シラン、プロピルメチルビス
(ジエチルアミノ)シラン、ジイソプロピルビス(ジエ
チルアミノ)シラン、ジブチルビス(ジエチルアミノ)
シラン、ジイソブチルビス(ジエチルアミノ)シラン、
ジ−tert−ブチルビス(ジエチルアミノ)シラン、
ブチルメチルビス(ジエチルアミノ)シラン、ブチルエ
チルビス(ジエチルアミノ)シラン、tert−ブチル
メチルビス(ジエチルアミノ)シラン、ヘキシルメチル
ビス(ジエチルアミノ)シラン、ヘキシルエチルビス
(ジエチルアミノ)シラン、ドデシルメチルビス(ジエ
チルアミノ)シラン、ジシクロペンチルビス(ジエチル
アミノ)シラン、ジシクロヘキシルビス(ジエチルアミ
ノ)シラン、シクロヘキシルメチルビス(ジエチルアミ
ノ)シラン、シクロヘキシルエチルビス(ジエチルアミ
ノ)シラン、ジフェニルビス(ジエチルアミノ)シラ
ン、フェニルメチルビス(ジエチルアミノ)シラン、ビ
ニルメチルビス(ジエチルアミノ)シラン、エチルトリ
ス(ジイソプピルアミノ)シラン、ビニルトリス(ジブ
チルアミノ)シラン、フェニルトリス(ジ−tert−
ブチルアミノ)シラン、2−ノルボルナントリス(ジメ
チルアミノ)シラン、2−ノルボルナントリス(ジエチ
ルアミノ)シラン、2−ノルボルナンメチルビス(ジメ
チルアミノ)シラン、トリメチル(ジフェニルアミノ)
シラン、メチルトリス(ジアリルアミノ)シラン等を挙
げることができる。
アミノ)シラン、エチルトリス(ジメチルアミノ)シラ
ン、ブチルトリス(ジメチルアミノ)シラン、イソブチ
ルトリス(ジメチルアミノ)シラン、tert−ブチル
トリス(ジメチルアミノ)シラン、イソプロピルトリス
(ジメチルアミノ)シラン、シクロヘキシルトリス(ジ
メチルアミノ)シラン、フェニルトリス(ジメチルアミ
ノ)シラン、ビニルトリス(ジメチルアミノ)シラン、
ジメチルビス(ジメチルアミノ)シラン、ジエチルビス
(ジメチルアミノ)シラン、ジプロピルビス(ジメチル
アミノ)シラン、プロピルメチルビス(ジメチルアミ
ノ)シラン、ジイソプロピルビス(ジメチルアミノ)シ
ラン、ジブチルビス(ジメチルアミノ)シラン、ジイソ
ブチルビス(ジメチルアミノ)シラン、ジ−tert−
ブチルビス(ジメチルアミノ)シラン、ブチルメチルビ
ス(ジメチルアミノ)シラン、ブチルエチルビス(ジメ
チルアミノ)シラン、tert−ブチルメチルビス(ジ
メチルアミノ)シラン、イソブチルイソプロピルビス
(ジメチルアミノ)シラン、tert−ブチルイソプロ
ピルビス(ジメチルアミノ)シラン、ヘキシルメチルビ
ス(ジメチルアミノ)シラン、ヘキシルエチルビス(ジ
メチルアミノ)シラン、ドデシルメチルビス(ジメチル
アミノ)シシラン、ジシクロペンチルビス(ジメチルア
ミノ)シラン、シクロペンチルビス(ジメチルアミノ)
シラン、シクロペンチルエチルビス(ジメチルアミノ)
シラン、シクロペンチルイソプロピルビス(ジメチルア
ミノ)シラン、シクロペンチルイソブチルビス(ジメチ
ルアミノ)シラン、シクロペンチル−tert−ブチル
ビス(ジメチルアミノ)シラン、ジシクロヘキシルビス
(ジメチルアミノ)シラン、シクロヘキシルメチルビス
(ジメチルアミノ)シラン、シクロヘキシルエチルビス
(ジメチルアミノ)シラン、シクロヘキシルイソプロピ
ルビス(ジメチルアミノ)シラン、シクロヘキシルイソ
ブチルビス(ジメチルアミノ)シラン、シクロヘキシル
−tert−ブチルビス(ジメチルアミノ)シラン、シ
クロヘキシルシクロペンチルビス(ジメチルアミノ)シ
ラン、シクロヘキシルフェニルビス(ジメチルアミノ)
シラン、ジフェニルビス(ジメチルアミノ)シラン、フ
ェニルメチルビス(ジメチルアミノ)シラン、フェニル
イソプロピルビス(ジメチルアミノ)シラン、フェニル
イソブチルビス(ジメチルアミノ)シラン、フェニル−
tert−ブチルビス(ジメチルアミノ)シラン、フェ
ニルシクロペンチルビス(ジメチルアミノ)シラン、ビ
ニルメチルビス(ジメチルアミノ)シラン、メチルトリ
ス(ジエチルメチル)シラン、エチルトリス(ジエチル
メチル)シラン、ブチルトリス(ジエチルメチル)シラ
ン、イソブチルトリス(ジエチルメチル)シラン、te
rt−ブチルトリス(ジエチルメチル)シラン、イソプ
ロピルトリス(ジエチルメチル)シラン、シクロヘキシ
ルトリス(ジエチルメチル)シラン、フェニルトリス
(ジエチルメチル)シラン、ビニルトリス(ジエチルメ
チル)シラン、ジメチルビス(ジエチルアミノ)シラ
ン、ジエチルビス(ジエチルアミノ)シラン、ジプロピ
ルビス(ジエチルアミノ)シラン、プロピルメチルビス
(ジエチルアミノ)シラン、ジイソプロピルビス(ジエ
チルアミノ)シラン、ジブチルビス(ジエチルアミノ)
シラン、ジイソブチルビス(ジエチルアミノ)シラン、
ジ−tert−ブチルビス(ジエチルアミノ)シラン、
ブチルメチルビス(ジエチルアミノ)シラン、ブチルエ
チルビス(ジエチルアミノ)シラン、tert−ブチル
メチルビス(ジエチルアミノ)シラン、ヘキシルメチル
ビス(ジエチルアミノ)シラン、ヘキシルエチルビス
(ジエチルアミノ)シラン、ドデシルメチルビス(ジエ
チルアミノ)シラン、ジシクロペンチルビス(ジエチル
アミノ)シラン、ジシクロヘキシルビス(ジエチルアミ
ノ)シラン、シクロヘキシルメチルビス(ジエチルアミ
ノ)シラン、シクロヘキシルエチルビス(ジエチルアミ
ノ)シラン、ジフェニルビス(ジエチルアミノ)シラ
ン、フェニルメチルビス(ジエチルアミノ)シラン、ビ
ニルメチルビス(ジエチルアミノ)シラン、エチルトリ
ス(ジイソプピルアミノ)シラン、ビニルトリス(ジブ
チルアミノ)シラン、フェニルトリス(ジ−tert−
ブチルアミノ)シラン、2−ノルボルナントリス(ジメ
チルアミノ)シラン、2−ノルボルナントリス(ジエチ
ルアミノ)シラン、2−ノルボルナンメチルビス(ジメ
チルアミノ)シラン、トリメチル(ジフェニルアミノ)
シラン、メチルトリス(ジアリルアミノ)シラン等を挙
げることができる。
【0084】これらの中で好ましくはジメチルジメトキ
シシラン、ジエチルジメトキシシラン、ジプロピルジメ
トキシシラン、プロピルメチルジメトキシシラン、ジイ
ソプロピルジメトキシシラン、ジブチルジメトキシシラ
ン、ジイソブチルジメトキシシラン、ジ−tert−ブ
チルジメトキシシラン、ブチルメチルジメトキシシラ
ン、ブチルエチルジメトキシシラン、tert−ブチル
メチルジメトキシシラン、イソブチルイソプロピルジメ
トキシシラン、tert−ブチルイソプロピルジメトキ
シシラン、ヘキシルメチルジメトキシシラン、ヘキシル
エチルジメトキシシラン、ドデシルメチルジメトキシシ
ラン、ジシクロペンチルジメトキシシラン、シクロペン
チルメチルジメトキシシラン、シクロペンチルエチルジ
メトキシシラン、シクロペンチルイソプロピルジメトキ
シシラン、シクロペンチルイソブチルジメトキシシラ
ン、シクロペンチル−tert−ブチルジメトキシシラ
ン、ジシクロヘキシルジメトキシシラン、シクロヘキシ
ルメチルジメトキシシラン、シクロヘキシルエチルジメ
トキシシラン、シクロヘキシルイソプロピルジメトキシ
シラン、シクロヘキシルイソブチルジメトキシシラン、
シクロヘキシル−tert−ブチルジメトキシシラン、
シクロヘキシルシクロペンチルジメトキシシラン、シク
ロヘキシルフェニルジメトキシシラン、ジフェニルジメ
トキシシラン、フェニルメチルジメトキシシラン、フェ
ニルイソプロピルジメトキシシラン、フェニルイソブチ
ルジメトキシシラン、フェニル−tert−ブチルジメ
トキシシラン、フェニルシクロペンチルジメトキシシラ
ン、ビニルメチルジメトキシシラン、ジメチルジエトキ
シシラン、ジエチルジエトキシシラン、ジプロピルジエ
トキシシラン、プロピルメチルジエトキシシラン、ジイ
ソプロピルジエトキシシラン、ジブチルジエトキシシラ
ン、ジイソブチルジエトキシシラン、ジ−tert−ブ
チルジエトキシシラン、ブチルメチルジエトキシシラ
ン、ブチルエチルジエトキシシラン、tert−ブチル
メチルジエトキシシラン、ヘキシルメチルジエトキシシ
ラン、ヘキシルエチルジエトキシシラン、ドデシルメチ
ルジエトキシシラン、ジシクロペンチルジエトキシシラ
ン、ジシクロヘキシルジエトキシシラン、シクロヘキシ
ルメチルジエトキシシラン、シクロヘキシルエチルジエ
トキシシラン、ジフェニルジエトキシシラン、フェニル
メチルジエトキシシラン、2−ノルボルナンメチルジメ
トキシシラン、ビニルメチルジエトキシシラン等のジア
ルコキシシラン類、
シシラン、ジエチルジメトキシシラン、ジプロピルジメ
トキシシラン、プロピルメチルジメトキシシラン、ジイ
ソプロピルジメトキシシラン、ジブチルジメトキシシラ
ン、ジイソブチルジメトキシシラン、ジ−tert−ブ
チルジメトキシシラン、ブチルメチルジメトキシシラ
ン、ブチルエチルジメトキシシラン、tert−ブチル
メチルジメトキシシラン、イソブチルイソプロピルジメ
トキシシラン、tert−ブチルイソプロピルジメトキ
シシラン、ヘキシルメチルジメトキシシラン、ヘキシル
エチルジメトキシシラン、ドデシルメチルジメトキシシ
ラン、ジシクロペンチルジメトキシシラン、シクロペン
チルメチルジメトキシシラン、シクロペンチルエチルジ
メトキシシラン、シクロペンチルイソプロピルジメトキ
シシラン、シクロペンチルイソブチルジメトキシシラ
ン、シクロペンチル−tert−ブチルジメトキシシラ
ン、ジシクロヘキシルジメトキシシラン、シクロヘキシ
ルメチルジメトキシシラン、シクロヘキシルエチルジメ
トキシシラン、シクロヘキシルイソプロピルジメトキシ
シラン、シクロヘキシルイソブチルジメトキシシラン、
シクロヘキシル−tert−ブチルジメトキシシラン、
シクロヘキシルシクロペンチルジメトキシシラン、シク
ロヘキシルフェニルジメトキシシラン、ジフェニルジメ
トキシシラン、フェニルメチルジメトキシシラン、フェ
ニルイソプロピルジメトキシシラン、フェニルイソブチ
ルジメトキシシラン、フェニル−tert−ブチルジメ
トキシシラン、フェニルシクロペンチルジメトキシシラ
ン、ビニルメチルジメトキシシラン、ジメチルジエトキ
シシラン、ジエチルジエトキシシラン、ジプロピルジエ
トキシシラン、プロピルメチルジエトキシシラン、ジイ
ソプロピルジエトキシシラン、ジブチルジエトキシシラ
ン、ジイソブチルジエトキシシラン、ジ−tert−ブ
チルジエトキシシラン、ブチルメチルジエトキシシラ
ン、ブチルエチルジエトキシシラン、tert−ブチル
メチルジエトキシシラン、ヘキシルメチルジエトキシシ
ラン、ヘキシルエチルジエトキシシラン、ドデシルメチ
ルジエトキシシラン、ジシクロペンチルジエトキシシラ
ン、ジシクロヘキシルジエトキシシラン、シクロヘキシ
ルメチルジエトキシシラン、シクロヘキシルエチルジエ
トキシシラン、ジフェニルジエトキシシラン、フェニル
メチルジエトキシシラン、2−ノルボルナンメチルジメ
トキシシラン、ビニルメチルジエトキシシラン等のジア
ルコキシシラン類、
【0085】ジメチルビス(ジメチルアミノ)シラン、
ジエチルビス(ジメチルアミノ)シラン、ジプロピルビ
ス(ジメチルアミノ)シラン、プロピルメチルビス(ジ
メチルアミノ)シラン、ジイソプロピルビス(ジメチル
アミノ)シラン、ジブチルビス(ジメチルアミノ)シラ
ン、ジイソブチルビス(ジメチルアミノ)シラン、ジ−
tert−ブチルビス(ジメチルアミノ)シラン、ブチ
ルメチルビス(ジメチルアミノ)シラン、ブチルエチル
ビス(ジメチルアミノ)シラン、tert−ブチルメチ
ルビス(ジメチルアミノ)シラン、イソブチルイソプロ
ピルビス(ジメチルアミノ)シラン、tert−ブチル
イソプロピルビス(ジメチルアミノ)シラン、ヘキシル
メチルビス(ジメチルアミノ)シラン、ヘキシルエチル
ビス(ジメチルアミノ)シラン、ドデシルメチルビス
(ジメチルアミノ)シシラン、ジシクロペンチルビス
(ジメチルアミノ)シラン、シクロペンチルビス(ジメ
チルアミノ)シラン、シクロペンチルエチルビス(ジメ
チルアミノ)シラン、シクロペンチルイソプロピルビス
(ジメチルアミノ)シラン、シクロペンチルイソブチル
ビス(ジメチルアミノ)シラン、シクロペンチル−te
rt−ブチルビス(ジメチルアミノ)シラン、ジシクロ
ヘキシルビス(ジメチルアミノ)シラン、シクロヘキシ
ルメチルビス(ジメチルアミノ)シラン、シクロヘキシ
ルエチルビス(ジメチルアミノ)シラン、シクロヘキシ
ルイソプロピルビス(ジメチルアミノ)シラン、シクロ
ヘキシルイソブチルビス(ジメチルアミノ)シラン、シ
クロヘキシル−tert−ブチルビス(ジメチルアミ
ノ)シラン、シクロヘキシルシクロペンチルビス(ジメ
チルアミノ)シラン、シクロヘキシルフェニルビス(ジ
メチルアミノ)シラン、ジフェニルビス(ジメチルアミ
ノ)シラン、フェニルメチルビス(ジメチルアミノ)シ
ラン、フェニルイソプロピルビス(ジメチルアミノ)シ
ラン、フェニルイソブチルビス(ジメチルアミノ)シラ
ン、フェニル−tert−ブチルビス(ジメチルアミ
ノ)シラン、フェニルシクロペンチルビス(ジメチルア
ミノ)シラン、ビニルメチルビス(ジメチルアミノ)シ
ラン、ジメチルビス(ジエチルアミノ)シラン、ジエチ
ルビス(ジエチルアミノ)シラン、ジプロピルビス(ジ
エチルアミノ)シラン、プロピルメチルビス(ジエチル
アミノ)シラン、ジイソプロピルビス(ジエチルアミ
ノ)シラン、ジブチルビス(ジエチルアミノ)シラン、
ジイソブチルビス(ジエチルアミノ)シラン、ジ−te
rt−ブチルビス(ジエチルアミノ)シラン、ブチルメ
チルビス(ジエチルアミノ)シラン、ブチルエチルビス
(ジエチルアミノ)シラン、tert−ブチルメチルビ
ス(ジエチルアミノ)シラン、ヘキシルメチルビス(ジ
エチルアミノ)シラン、ヘキシルエチルビス(ジエチル
アミノ)シラン、ドデシルメチルビス(ジエチルアミ
ノ)シラン、ジシクロペンチルビス(ジエチルアミノ)
シラン、ジシクロヘキシルビス(ジエチルアミノ)シラ
ン、シクロヘキシルメチルビス(ジエチルアミノ)シラ
ン、シクロヘキシルエチルビス(ジエチルアミノ)シラ
ン、ジフェニルビス(ジエチルアミノ)シラン、フェニ
ルメチルビス(ジエチルアミノ)シラン、ビニルメチル
ビス(ジエチルアミノ)シラン等のビスジアルキルアミ
ノシラン類を挙げることができ、
ジエチルビス(ジメチルアミノ)シラン、ジプロピルビ
ス(ジメチルアミノ)シラン、プロピルメチルビス(ジ
メチルアミノ)シラン、ジイソプロピルビス(ジメチル
アミノ)シラン、ジブチルビス(ジメチルアミノ)シラ
ン、ジイソブチルビス(ジメチルアミノ)シラン、ジ−
tert−ブチルビス(ジメチルアミノ)シラン、ブチ
ルメチルビス(ジメチルアミノ)シラン、ブチルエチル
ビス(ジメチルアミノ)シラン、tert−ブチルメチ
ルビス(ジメチルアミノ)シラン、イソブチルイソプロ
ピルビス(ジメチルアミノ)シラン、tert−ブチル
イソプロピルビス(ジメチルアミノ)シラン、ヘキシル
メチルビス(ジメチルアミノ)シラン、ヘキシルエチル
ビス(ジメチルアミノ)シラン、ドデシルメチルビス
(ジメチルアミノ)シシラン、ジシクロペンチルビス
(ジメチルアミノ)シラン、シクロペンチルビス(ジメ
チルアミノ)シラン、シクロペンチルエチルビス(ジメ
チルアミノ)シラン、シクロペンチルイソプロピルビス
(ジメチルアミノ)シラン、シクロペンチルイソブチル
ビス(ジメチルアミノ)シラン、シクロペンチル−te
rt−ブチルビス(ジメチルアミノ)シラン、ジシクロ
ヘキシルビス(ジメチルアミノ)シラン、シクロヘキシ
ルメチルビス(ジメチルアミノ)シラン、シクロヘキシ
ルエチルビス(ジメチルアミノ)シラン、シクロヘキシ
ルイソプロピルビス(ジメチルアミノ)シラン、シクロ
ヘキシルイソブチルビス(ジメチルアミノ)シラン、シ
クロヘキシル−tert−ブチルビス(ジメチルアミ
ノ)シラン、シクロヘキシルシクロペンチルビス(ジメ
チルアミノ)シラン、シクロヘキシルフェニルビス(ジ
メチルアミノ)シラン、ジフェニルビス(ジメチルアミ
ノ)シラン、フェニルメチルビス(ジメチルアミノ)シ
ラン、フェニルイソプロピルビス(ジメチルアミノ)シ
ラン、フェニルイソブチルビス(ジメチルアミノ)シラ
ン、フェニル−tert−ブチルビス(ジメチルアミ
ノ)シラン、フェニルシクロペンチルビス(ジメチルア
ミノ)シラン、ビニルメチルビス(ジメチルアミノ)シ
ラン、ジメチルビス(ジエチルアミノ)シラン、ジエチ
ルビス(ジエチルアミノ)シラン、ジプロピルビス(ジ
エチルアミノ)シラン、プロピルメチルビス(ジエチル
アミノ)シラン、ジイソプロピルビス(ジエチルアミ
ノ)シラン、ジブチルビス(ジエチルアミノ)シラン、
ジイソブチルビス(ジエチルアミノ)シラン、ジ−te
rt−ブチルビス(ジエチルアミノ)シラン、ブチルメ
チルビス(ジエチルアミノ)シラン、ブチルエチルビス
(ジエチルアミノ)シラン、tert−ブチルメチルビ
ス(ジエチルアミノ)シラン、ヘキシルメチルビス(ジ
エチルアミノ)シラン、ヘキシルエチルビス(ジエチル
アミノ)シラン、ドデシルメチルビス(ジエチルアミ
ノ)シラン、ジシクロペンチルビス(ジエチルアミノ)
シラン、ジシクロヘキシルビス(ジエチルアミノ)シラ
ン、シクロヘキシルメチルビス(ジエチルアミノ)シラ
ン、シクロヘキシルエチルビス(ジエチルアミノ)シラ
ン、ジフェニルビス(ジエチルアミノ)シラン、フェニ
ルメチルビス(ジエチルアミノ)シラン、ビニルメチル
ビス(ジエチルアミノ)シラン等のビスジアルキルアミ
ノシラン類を挙げることができ、
【0086】より好ましくはジメチルジメトキシシラ
ン、ジエチルジメトキシシラン、ジプロピルジメトキシ
シラン、プロピルメチルジメトキシシラン、ジイソプロ
ピルジメトキシシラン、ジブチルジメトキシシラン、ジ
イソブチルジメトキシシラン、ジ−tert−ブチルジ
メトキシシラン、ブチルメチルジメトキシシラン、ブチ
ルエチルジメトキシシラン、tert−ブチルメチルジ
メトキシシラン、イソブチルイソプロピルジメトキシシ
ラン、tert−ブチルイソプロピルジメトキシシラ
ン、ヘキシルメチルジメトキシシラン、ヘキシルエチル
ジメトキシシラン、ドデシルメチルジメトキシシラン、
ジシクロペンチルジメトキシシラン、シクロペンチルメ
チルジメトキシシラン、シクロペンチルエチルジメトキ
シシラン、シクロペンチルイソプロピルジメトキシシラ
ン、シクロペンチルイソブチルジメトキシシラン、シク
ロペンチル−tert−ブチルジメトキシシラン、ジシ
クロヘキシルジメトキシシラン、シクロヘキシルメチル
ジメトキシシラン、シクロヘキシルエチルジメトキシシ
ラン、シクロヘキシルイソプロピルジメトキシシラン、
シクロヘキシルイソブチルジメトキシシラン、シクロヘ
キシル−tert−ブチルジメトキシシラン、シクロヘ
キシルシクロペンチルジメトキシシラン、シクロヘキシ
ルフェニルジメトキシシラン、ジフェニルジメトキシシ
ラン、フェニルメチルジメトキシシラン、フェニルイソ
プロピルジメトキシシラン、フェニルイソブチルジメト
キシシラン、フェニル−tert−ブチルジメトキシシ
ラン、フェニルシクロペンチルジメトキシシラン、ビニ
ルメチルジメトキシシラン等のジメトキシシラン類、
ン、ジエチルジメトキシシラン、ジプロピルジメトキシ
シラン、プロピルメチルジメトキシシラン、ジイソプロ
ピルジメトキシシラン、ジブチルジメトキシシラン、ジ
イソブチルジメトキシシラン、ジ−tert−ブチルジ
メトキシシラン、ブチルメチルジメトキシシラン、ブチ
ルエチルジメトキシシラン、tert−ブチルメチルジ
メトキシシラン、イソブチルイソプロピルジメトキシシ
ラン、tert−ブチルイソプロピルジメトキシシラ
ン、ヘキシルメチルジメトキシシラン、ヘキシルエチル
ジメトキシシラン、ドデシルメチルジメトキシシラン、
ジシクロペンチルジメトキシシラン、シクロペンチルメ
チルジメトキシシラン、シクロペンチルエチルジメトキ
シシラン、シクロペンチルイソプロピルジメトキシシラ
ン、シクロペンチルイソブチルジメトキシシラン、シク
ロペンチル−tert−ブチルジメトキシシラン、ジシ
クロヘキシルジメトキシシラン、シクロヘキシルメチル
ジメトキシシラン、シクロヘキシルエチルジメトキシシ
ラン、シクロヘキシルイソプロピルジメトキシシラン、
シクロヘキシルイソブチルジメトキシシラン、シクロヘ
キシル−tert−ブチルジメトキシシラン、シクロヘ
キシルシクロペンチルジメトキシシラン、シクロヘキシ
ルフェニルジメトキシシラン、ジフェニルジメトキシシ
ラン、フェニルメチルジメトキシシラン、フェニルイソ
プロピルジメトキシシラン、フェニルイソブチルジメト
キシシラン、フェニル−tert−ブチルジメトキシシ
ラン、フェニルシクロペンチルジメトキシシラン、ビニ
ルメチルジメトキシシラン等のジメトキシシラン類、
【0087】ジメチルビス(ジメチルアミノ)シラン、
ジエチルビス(ジメチルアミノ)シラン、ジプロピルビ
ス(ジメチルアミノ)シラン、プロピルメチルビス(ジ
メチルアミノ)シラン、ジイソプロピルビス(ジメチル
アミノ)シラン、ジブチルビス(ジメチルアミノ)シラ
ン、ジイソブチルビス(ジメチルアミノ)シラン、ジ−
tert−ブチルビス(ジメチルアミノ)シラン、ブチ
ルメチルビス(ジメチルアミノ)シラン、ブチルエチル
ビス(ジメチルアミノ)シラン、tert−ブチルメチ
ルビス(ジメチルアミノ)シラン、イソブチルイソプロ
ピルビス(ジメチルアミノ)シラン、tert−ブチル
イソプロピルビス(ジメチルアミノ)シラン、ヘキシル
メチルビス(ジメチルアミノ)シラン、ヘキシルエチル
ビス(ジメチルアミノ)シラン、ドデシルメチルビス
(ジメチルアミノ)シシラン、ジシクロペンチルビス
(ジメチルアミノ)シラン、シクロペンチルビス(ジメ
チルアミノ)シラン、シクロペンチルエチルビス(ジメ
チルアミノ)シラン、シクロペンチルイソプロピルビス
(ジメチルアミノ)シラン、シクロペンチルイソブチル
ビス(ジメチルアミノ)シラン、シクロペンチル−te
rt−ブチルビス(ジメチルアミノ)シラン、ジシクロ
ヘキシルビス(ジメチルアミノ)シラン、シクロヘキシ
ルメチルビス(ジメチルアミノ)シラン、シクロヘキシ
ルエチルビス(ジメチルアミノ)シラン、シクロヘキシ
ルイソプロピルビス(ジメチルアミノ)シラン、シクロ
ヘキシルイソブチルビス(ジメチルアミノ)シラン、シ
クロヘキシル−tert−ブチルビス(ジメチルアミ
ノ)シラン、シクロヘキシルシクロペンチルビス(ジメ
チルアミノ)シラン、シクロヘキシルフェニルビス(ジ
メチルアミノ)シラン、ジフェニルビス(ジメチルアミ
ノ)シラン、フェニルメチルビス(ジメチルアミノ)シ
ラン、フェニルイソプロピルビス(ジメチルアミノ)シ
ラン、フェニルイソブチルビス(ジメチルアミノ)シラ
ン、フェニル−tert−ブチルビス(ジメチルアミ
ノ)シラン、フェニルシクロペンチルビス(ジメチルア
ミノ)シラン、ビニルメチルビス(ジメチルアミノ)シ
ラン等のビス(ジメチルアミノ)シランを挙げることが
できる。電子供与性化合物()としては単独の化合物
でもよく、同時に複数種類を用いてもよい。
ジエチルビス(ジメチルアミノ)シラン、ジプロピルビ
ス(ジメチルアミノ)シラン、プロピルメチルビス(ジ
メチルアミノ)シラン、ジイソプロピルビス(ジメチル
アミノ)シラン、ジブチルビス(ジメチルアミノ)シラ
ン、ジイソブチルビス(ジメチルアミノ)シラン、ジ−
tert−ブチルビス(ジメチルアミノ)シラン、ブチ
ルメチルビス(ジメチルアミノ)シラン、ブチルエチル
ビス(ジメチルアミノ)シラン、tert−ブチルメチ
ルビス(ジメチルアミノ)シラン、イソブチルイソプロ
ピルビス(ジメチルアミノ)シラン、tert−ブチル
イソプロピルビス(ジメチルアミノ)シラン、ヘキシル
メチルビス(ジメチルアミノ)シラン、ヘキシルエチル
ビス(ジメチルアミノ)シラン、ドデシルメチルビス
(ジメチルアミノ)シシラン、ジシクロペンチルビス
(ジメチルアミノ)シラン、シクロペンチルビス(ジメ
チルアミノ)シラン、シクロペンチルエチルビス(ジメ
チルアミノ)シラン、シクロペンチルイソプロピルビス
(ジメチルアミノ)シラン、シクロペンチルイソブチル
ビス(ジメチルアミノ)シラン、シクロペンチル−te
rt−ブチルビス(ジメチルアミノ)シラン、ジシクロ
ヘキシルビス(ジメチルアミノ)シラン、シクロヘキシ
ルメチルビス(ジメチルアミノ)シラン、シクロヘキシ
ルエチルビス(ジメチルアミノ)シラン、シクロヘキシ
ルイソプロピルビス(ジメチルアミノ)シラン、シクロ
ヘキシルイソブチルビス(ジメチルアミノ)シラン、シ
クロヘキシル−tert−ブチルビス(ジメチルアミ
ノ)シラン、シクロヘキシルシクロペンチルビス(ジメ
チルアミノ)シラン、シクロヘキシルフェニルビス(ジ
メチルアミノ)シラン、ジフェニルビス(ジメチルアミ
ノ)シラン、フェニルメチルビス(ジメチルアミノ)シ
ラン、フェニルイソプロピルビス(ジメチルアミノ)シ
ラン、フェニルイソブチルビス(ジメチルアミノ)シラ
ン、フェニル−tert−ブチルビス(ジメチルアミ
ノ)シラン、フェニルシクロペンチルビス(ジメチルア
ミノ)シラン、ビニルメチルビス(ジメチルアミノ)シ
ラン等のビス(ジメチルアミノ)シランを挙げることが
できる。電子供与性化合物()としては単独の化合物
でもよく、同時に複数種類を用いてもよい。
【0088】固体触媒成分(A)の調製:固体触媒成分
(A)の調整は通常、窒素、アルゴン等の不活性気体雰
囲気下で行われる。
(A)の調整は通常、窒素、アルゴン等の不活性気体雰
囲気下で行われる。
【0089】炭化水素溶媒中でマグネシウム化合物
()、前述のアミノエーテル化合物()、周期律表
第4〜6族金属のハロゲン化合物()を任意の順序で
接触させる方法(1)の具体例としては、 ()、()、()を同時に接触させる ()、()を接触させた後()を接触させる ()、()を接触させた後()を接触させる ()、()を接触させた後()を接触させる 等が挙げられ、反応順については特に制限はないが
()、()を接触させた後()を接触させるの方
法が無定形重合体の生成量を抑制させる点で好ましく、
それぞれの接触処理を数回繰り返すことも可能である。
また、接触時にこれらの化合物を適当な溶媒に溶解もし
くは希釈して使用するのが好ましい。かかる溶媒として
は、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、デカン
等の脂肪族炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレン等
の芳香族炭化水素、シクロヘキサン、シクロペンタン等
の脂環式炭化水素、1,2−ジクロルエタン、モノクロ
ルベンゼン等のハロゲン化炭化水素が使用できる。この
中でも、芳香族炭化水素及びハロゲン化炭化水素が特に
好ましい。さらに()、()、()を反応系に添
加するときにジエチルエーテル、ジブチルエーテル、ジ
イソアミルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル
化合物を加えることも可能である。
()、前述のアミノエーテル化合物()、周期律表
第4〜6族金属のハロゲン化合物()を任意の順序で
接触させる方法(1)の具体例としては、 ()、()、()を同時に接触させる ()、()を接触させた後()を接触させる ()、()を接触させた後()を接触させる ()、()を接触させた後()を接触させる 等が挙げられ、反応順については特に制限はないが
()、()を接触させた後()を接触させるの方
法が無定形重合体の生成量を抑制させる点で好ましく、
それぞれの接触処理を数回繰り返すことも可能である。
また、接触時にこれらの化合物を適当な溶媒に溶解もし
くは希釈して使用するのが好ましい。かかる溶媒として
は、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、デカン
等の脂肪族炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレン等
の芳香族炭化水素、シクロヘキサン、シクロペンタン等
の脂環式炭化水素、1,2−ジクロルエタン、モノクロ
ルベンゼン等のハロゲン化炭化水素が使用できる。この
中でも、芳香族炭化水素及びハロゲン化炭化水素が特に
好ましい。さらに()、()、()を反応系に添
加するときにジエチルエーテル、ジブチルエーテル、ジ
イソアミルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル
化合物を加えることも可能である。
【0090】反応温度は、通常30〜150℃、好まし
くは45〜135℃、特に好ましくは60〜120℃で
ある。反応時間に特に制限は無いが、通常30分から6
時間程度が好適である。
くは45〜135℃、特に好ましくは60〜120℃で
ある。反応時間に特に制限は無いが、通常30分から6
時間程度が好適である。
【0091】固体触媒成分の調製の際のマグネシウム化
合物()を用いる場合のその使用量は、アミノエーテ
ル化合物()とのモル比で、通常()/()=
0.01〜10、好ましくは0.1〜5の範囲であり、
周期律表第4〜6族遷移金属のハロゲン化合物()の
使用量はモル比で通常、()/()=0.01〜1
000、好ましくは0.1〜200の範囲である。
合物()を用いる場合のその使用量は、アミノエーテ
ル化合物()とのモル比で、通常()/()=
0.01〜10、好ましくは0.1〜5の範囲であり、
周期律表第4〜6族遷移金属のハロゲン化合物()の
使用量はモル比で通常、()/()=0.01〜1
000、好ましくは0.1〜200の範囲である。
【0092】上記方法で得られた固体触媒成分は通常、
固液分離したのち、ヘキサン、ヘプタン等の不活性炭化
水素溶媒で数回洗浄したのち重合に用いる。固液分離
後、多量のモノクロルベンゼン等のハロゲン化炭化水素
溶媒またはトルエン等の芳香族炭化水素溶媒で、50〜
120℃の温度で1回以上洗浄し更にヘキサン等の脂肪
族炭化水素溶媒で数回洗浄を繰り返したのち、重合に用
いるのが触媒活性、立体規則性の点で好ましい。
固液分離したのち、ヘキサン、ヘプタン等の不活性炭化
水素溶媒で数回洗浄したのち重合に用いる。固液分離
後、多量のモノクロルベンゼン等のハロゲン化炭化水素
溶媒またはトルエン等の芳香族炭化水素溶媒で、50〜
120℃の温度で1回以上洗浄し更にヘキサン等の脂肪
族炭化水素溶媒で数回洗浄を繰り返したのち、重合に用
いるのが触媒活性、立体規則性の点で好ましい。
【0093】Si−O結合を有する有機ケイ素化合物
()の存在下に、一般式Ti(OR 10)aX4-a(式
中、R10は炭素原子数が1〜20の炭化水素基を、Xは
ハロゲン原子を、aは0<a≦4を満足する数を表す)
で表されるチタン化合物()を、有機マグネシウム化
合物()で還元して得られる3価のチタン原子を含有
する固体生成物を得る際、または得た後にアミノエーテ
ル化合物()と接触させ、該固体生成物を周期律表第
4〜6族金属のハロゲン化合物()で処理する方法
(2)の具体例としては、・()および()の混合
物に()を添加した後、()を接触させ、その後
()で処理する方法、・()および()の混合物
に()を添加した後、()を接触させ、その後
()で処理する方法、・()および()の混合物
に()を添加した後、()を接触させ、その後
()で処理する方法、・()に()および()
の混合物を添加した後、()を接触させ、その後
()で処理する方法、・()に()および()
の混合物を添加した後、()を接触させ、その後
()で処理する方法、・()に()および()
の混合物を添加した後、()を接触させ、その後
()で処理する方法、等のいずれでもよい。このうち
()および()の混合物に()を添加した後、
()を接触させ、その後()で処理する方法が触媒
活性の点から好ましい。
()の存在下に、一般式Ti(OR 10)aX4-a(式
中、R10は炭素原子数が1〜20の炭化水素基を、Xは
ハロゲン原子を、aは0<a≦4を満足する数を表す)
で表されるチタン化合物()を、有機マグネシウム化
合物()で還元して得られる3価のチタン原子を含有
する固体生成物を得る際、または得た後にアミノエーテ
ル化合物()と接触させ、該固体生成物を周期律表第
4〜6族金属のハロゲン化合物()で処理する方法
(2)の具体例としては、・()および()の混合
物に()を添加した後、()を接触させ、その後
()で処理する方法、・()および()の混合物
に()を添加した後、()を接触させ、その後
()で処理する方法、・()および()の混合物
に()を添加した後、()を接触させ、その後
()で処理する方法、・()に()および()
の混合物を添加した後、()を接触させ、その後
()で処理する方法、・()に()および()
の混合物を添加した後、()を接触させ、その後
()で処理する方法、・()に()および()
の混合物を添加した後、()を接触させ、その後
()で処理する方法、等のいずれでもよい。このうち
()および()の混合物に()を添加した後、
()を接触させ、その後()で処理する方法が触媒
活性の点から好ましい。
【0094】還元反応の際の温度は、通常−50℃〜7
0℃、好ましくは−30℃〜50℃、特に好ましくは−
25℃〜35℃の温度範囲である。温度が高いと粒子性
状が悪化することがある。での処理温度は、通常−5
0℃〜200℃、好ましくは30℃〜150℃、特に好
ましくは60℃〜130℃の温度範囲である。接触温度
が高いと粒子性状が悪化することがある。
0℃、好ましくは−30℃〜50℃、特に好ましくは−
25℃〜35℃の温度範囲である。温度が高いと粒子性
状が悪化することがある。での処理温度は、通常−5
0℃〜200℃、好ましくは30℃〜150℃、特に好
ましくは60℃〜130℃の温度範囲である。接触温度
が高いと粒子性状が悪化することがある。
【0095】また、これらの固体触媒成分を調製する際
に、無機酸化物、有機ポリマー等の多孔質物質を共存さ
せ、固体生成物を多孔質物質に含浸させることも可能で
ある。かかる多孔質物質としては、細孔半径20〜20
0nmにおける細孔容積が0.3ml/g以上であり平
均粒径が5〜300μmであるものが好ましい。
に、無機酸化物、有機ポリマー等の多孔質物質を共存さ
せ、固体生成物を多孔質物質に含浸させることも可能で
ある。かかる多孔質物質としては、細孔半径20〜20
0nmにおける細孔容積が0.3ml/g以上であり平
均粒径が5〜300μmであるものが好ましい。
【0096】多孔質無機酸化物としては、SiO2、A
l2O3、MgO、TiO2、ZrO2、SiO2・Al2O
3複合酸化物、MgO・Al2O3複合酸化物、MgO・
SiO2・Al2O3複合酸化物などを挙げることができ
る。また、多孔質有機ポリマーとしては、ポリスチレ
ン、スチレンージビニルベンゼン共重合体、スチレン−
N,N’−アルキレンジメタクリルアミド共重合体、ス
チレン−エチレングリコールジメタクリレート共重合
体、ポリアクリル酸エチル、アクリル酸メチル−ジビニ
ルベンゼン共重合体、アクリル酸エチル−ジビニルベン
ゼン共重合体、ポリメタクリル酸メチル、メタクリル酸
メチル−ジビニルベンゼン共重合体、ポリエチレングリ
コールジメタクリレート、ポリアクリロニトリル、アク
リロニトリル−ジビニルベンゼン共重合体、ポリ塩化ビ
ニル、ポリビニルピロリジン、ポリビニルピリジン、エ
チルビニルベンゼン−ジビニルベンゼン共重合体、ポリ
エチレン、エチレン−アクリル酸メチル共重合体、ポリ
プロピレン等に代表されるポリスチレン系、ポリアクリ
ル酸エステル系、ポリアクリロニトリル系、ポリ塩化ビ
ニル系、ポリオレフィン系のポリマーを挙げることがで
きる。これらの多孔質物質のうち、SiO2、Al
2O3、またはスチレン−ジビニルベンゼン共重合体が好
ましく用いられる。
l2O3、MgO、TiO2、ZrO2、SiO2・Al2O
3複合酸化物、MgO・Al2O3複合酸化物、MgO・
SiO2・Al2O3複合酸化物などを挙げることができ
る。また、多孔質有機ポリマーとしては、ポリスチレ
ン、スチレンージビニルベンゼン共重合体、スチレン−
N,N’−アルキレンジメタクリルアミド共重合体、ス
チレン−エチレングリコールジメタクリレート共重合
体、ポリアクリル酸エチル、アクリル酸メチル−ジビニ
ルベンゼン共重合体、アクリル酸エチル−ジビニルベン
ゼン共重合体、ポリメタクリル酸メチル、メタクリル酸
メチル−ジビニルベンゼン共重合体、ポリエチレングリ
コールジメタクリレート、ポリアクリロニトリル、アク
リロニトリル−ジビニルベンゼン共重合体、ポリ塩化ビ
ニル、ポリビニルピロリジン、ポリビニルピリジン、エ
チルビニルベンゼン−ジビニルベンゼン共重合体、ポリ
エチレン、エチレン−アクリル酸メチル共重合体、ポリ
プロピレン等に代表されるポリスチレン系、ポリアクリ
ル酸エステル系、ポリアクリロニトリル系、ポリ塩化ビ
ニル系、ポリオレフィン系のポリマーを挙げることがで
きる。これらの多孔質物質のうち、SiO2、Al
2O3、またはスチレン−ジビニルベンゼン共重合体が好
ましく用いられる。
【0097】固体触媒成分の調製の際のアミノエーテル
化合物()の使用量は有機マグネシウム化合物()
に対する()のモル比で通常、()/()=0.
0001〜1、好ましくは0.0005〜0.6、特に
好ましくは0.001〜0.1の範囲である。有機マグ
ネシウム化合物()の使用量は、Si−O結合を有す
る有機ケイ素化合物()とのモル比で通常、()/
()=0.1〜10、好ましくは0.2〜5.0、特
に好ましくは0.5〜2.0の範囲である。チタン化合
物()の使用量は、有機ケイ素化合物()とのモル
比で、通常()/()=0.001〜10、好まし
くは0.01〜5、特に好ましくは0.02〜2の範囲
である。周期律表第4〜6族金属のハロゲン化合物
()の使用量は、通常3価のチタン原子を含有する固
体生成物中のチタン原子に対してモル比で10〜100
00、好ましくは30〜5000、特に好ましくは10
0〜3000の範囲である。
化合物()の使用量は有機マグネシウム化合物()
に対する()のモル比で通常、()/()=0.
0001〜1、好ましくは0.0005〜0.6、特に
好ましくは0.001〜0.1の範囲である。有機マグ
ネシウム化合物()の使用量は、Si−O結合を有す
る有機ケイ素化合物()とのモル比で通常、()/
()=0.1〜10、好ましくは0.2〜5.0、特
に好ましくは0.5〜2.0の範囲である。チタン化合
物()の使用量は、有機ケイ素化合物()とのモル
比で、通常()/()=0.001〜10、好まし
くは0.01〜5、特に好ましくは0.02〜2の範囲
である。周期律表第4〜6族金属のハロゲン化合物
()の使用量は、通常3価のチタン原子を含有する固
体生成物中のチタン原子に対してモル比で10〜100
00、好ましくは30〜5000、特に好ましくは10
0〜3000の範囲である。
【0098】得られた固体触媒成分は0〜150℃(よ
り好ましくは60〜130℃)で炭化水素溶媒で洗浄す
ることが好ましい。この炭化水素溶媒としては脂肪族炭
化水素や芳香族炭化水素溶媒が好ましく用いられる。特
に好ましくはトルエンが用いられる。
り好ましくは60〜130℃)で炭化水素溶媒で洗浄す
ることが好ましい。この炭化水素溶媒としては脂肪族炭
化水素や芳香族炭化水素溶媒が好ましく用いられる。特
に好ましくはトルエンが用いられる。
【0099】オレフィン重合用触媒:蒸気のようにして
得られたオレフィン重合用固体触媒成分は、オレフィン
重合用触媒の一成分として用いられる。本発明のオレフ
ィン重合用触媒としては、上記のようにして得られたオ
レフィン重合用固体触媒成分(A)および有機アルミニ
ウム化合物(B)を接触させて得られるオレフィン重合
用触媒が挙げられる。
得られたオレフィン重合用固体触媒成分は、オレフィン
重合用触媒の一成分として用いられる。本発明のオレフ
ィン重合用触媒としては、上記のようにして得られたオ
レフィン重合用固体触媒成分(A)および有機アルミニ
ウム化合物(B)を接触させて得られるオレフィン重合
用触媒が挙げられる。
【0100】有機アルミニウム化合物(B):本発明で
使用する有機アルミニウム化合物は、少なくとも分子内
に一個のAl−炭素結合を有するものである。代表的な
ものを一般式で下記に示す。 R27 rAlY3-r R28R29Al−O−AlR30R31 (式中、R27〜R31は炭素原子数が1〜20個の炭化水
素基を、Yはハロゲン原子、水素原子またはアルコキシ
基を表し、rは2≦r≦3を満足する数字である。)有
機アルミニウム化合物の具体例としては、トリエチルア
ルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、トリヘキシ
ルアルミニウム等のトリアルキルアルミニウム、ジエチ
ルアルミニウムハイドライド、ジイソブチルアルミニウ
ムハイドライド等のジアルキルアルミニウムハイドライ
ド、ジエチルアルミニウムクロライド等のジアルキルア
ルミニウムハライド、トリエチルアルミニウムとジエチ
ルアルミニウムクロライドの混合物のようなトリアルキ
ルアルミニウムとジアルキルアルミニウムハライドの混
合物、テトラエチルジアルモキサン、テトラブチルジア
ルモキサン等のアルキルアルモキサンが例示できる。
使用する有機アルミニウム化合物は、少なくとも分子内
に一個のAl−炭素結合を有するものである。代表的な
ものを一般式で下記に示す。 R27 rAlY3-r R28R29Al−O−AlR30R31 (式中、R27〜R31は炭素原子数が1〜20個の炭化水
素基を、Yはハロゲン原子、水素原子またはアルコキシ
基を表し、rは2≦r≦3を満足する数字である。)有
機アルミニウム化合物の具体例としては、トリエチルア
ルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、トリヘキシ
ルアルミニウム等のトリアルキルアルミニウム、ジエチ
ルアルミニウムハイドライド、ジイソブチルアルミニウ
ムハイドライド等のジアルキルアルミニウムハイドライ
ド、ジエチルアルミニウムクロライド等のジアルキルア
ルミニウムハライド、トリエチルアルミニウムとジエチ
ルアルミニウムクロライドの混合物のようなトリアルキ
ルアルミニウムとジアルキルアルミニウムハライドの混
合物、テトラエチルジアルモキサン、テトラブチルジア
ルモキサン等のアルキルアルモキサンが例示できる。
【0101】これらの有機アルミニウム化合物のうち、
トリアルキルアルミニウム、トリアルキルアルミニウム
とジアルキルアルミニウムハライドの混合物、またはア
ルキルアルモキサンが好ましく、とりわけトリエチルア
ルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、トリエチル
アルミニウムとジエチルアルミニウムクロライドの混合
物、またはテトラエチルジアルモキサンが好ましい。
トリアルキルアルミニウム、トリアルキルアルミニウム
とジアルキルアルミニウムハライドの混合物、またはア
ルキルアルモキサンが好ましく、とりわけトリエチルア
ルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、トリエチル
アルミニウムとジエチルアルミニウムクロライドの混合
物、またはテトラエチルジアルモキサンが好ましい。
【0102】電子供与性化合物(C):本発明において
は重合時に電子供与性化合物(C)を用いてもよいし、
用いなくてもよい。電子供与性化合物(C)としては、
電子供与性化合物()と同様な化合物を例示すること
ができる。これらの電子供与性化合物(C)のうち好ま
しくは一般式R21 nSi(OR22)4-nで表されるケイ酸
エステルが用いられ、特に好ましくはn=2であるR32
R33Si(OR34)2で表される有機ケイ素化合物が用
いられる。ここで式中、R32はSiに隣接する炭素が2
級もしくは3級である炭素数3〜20の炭化水素基であ
り、具体的には、イソプロピル基、sec−ブチル基、
tert−ブチル基、tert−アミル基等の分岐鎖状
アルキル基、シクロペンンチル基、シクロヘキシル基等
のシクロアルキル基、シクロペンテニル基等のシクロア
ルケニル基、フェニル基、トリル基等のアリール基等が
挙げられる。また式中、R33は炭素数1〜20の炭化水
素基であり、具体的には、メチル基、エチル基、プロピ
ル基、ブチル基、ペンチル基等の直鎖状アルキル基、イ
ソプロピル基、sec−ブチル基、tert−ブチル
基、tert−アミル基、等の分岐鎖状アルキル基、シ
クロペンンチル基、シクロヘキシル基等のシクロアルキ
ル基、シクロペンテニル基等のシクロアルケニル基、フ
ェニル基、トリル基等のアリール基等が挙げられる。さ
らに式中、R34は炭素数1〜20の炭化水素基であり、
好ましくは炭素数1〜5の炭化水素基である。
は重合時に電子供与性化合物(C)を用いてもよいし、
用いなくてもよい。電子供与性化合物(C)としては、
電子供与性化合物()と同様な化合物を例示すること
ができる。これらの電子供与性化合物(C)のうち好ま
しくは一般式R21 nSi(OR22)4-nで表されるケイ酸
エステルが用いられ、特に好ましくはn=2であるR32
R33Si(OR34)2で表される有機ケイ素化合物が用
いられる。ここで式中、R32はSiに隣接する炭素が2
級もしくは3級である炭素数3〜20の炭化水素基であ
り、具体的には、イソプロピル基、sec−ブチル基、
tert−ブチル基、tert−アミル基等の分岐鎖状
アルキル基、シクロペンンチル基、シクロヘキシル基等
のシクロアルキル基、シクロペンテニル基等のシクロア
ルケニル基、フェニル基、トリル基等のアリール基等が
挙げられる。また式中、R33は炭素数1〜20の炭化水
素基であり、具体的には、メチル基、エチル基、プロピ
ル基、ブチル基、ペンチル基等の直鎖状アルキル基、イ
ソプロピル基、sec−ブチル基、tert−ブチル
基、tert−アミル基、等の分岐鎖状アルキル基、シ
クロペンンチル基、シクロヘキシル基等のシクロアルキ
ル基、シクロペンテニル基等のシクロアルケニル基、フ
ェニル基、トリル基等のアリール基等が挙げられる。さ
らに式中、R34は炭素数1〜20の炭化水素基であり、
好ましくは炭素数1〜5の炭化水素基である。
【0103】このような電子供与性化合物(C)として
用いられる有機ケイ素化合物の具体例としては、ジイソ
プロピルジメトキシシラン、ジイソブチルジメトキシシ
ラン、ジ−tert−ブチルジメトキシシラン、ter
t−ブチルメチルジメトキシシラン、tert−ブチル
エチルジメトキシシラン、tert−ブチル−n−プロ
ピルジメトキシシラン、tert−ブチル−n−ブチル
ジメトキシシラン、tert−アミルメチルジメトキシ
シラン、tert−アミルエチルジメトキシシラン、t
ert−アミルnプロピルジメトキシシラン、tert
−アミル−n−ブチルジメトキシシラン、イソブチルイ
ソプロピルジメトキシシラン、tert−ブチルイソプ
ロピルジメトキシシラン、ジシクロペンチルジメトキシ
シラン、シクロペンチルイソプロピルジメトキシシラ
ン、シクロペンチルイソブチルジメトキシシラン、シク
ロペンチル−tert−ブチルジメトキシシラン、ジシ
クロヘキシルジメトキシシラン、シクロヘキシルメチル
ジメトキシシラン、シクロヘキシルエチルジメトキシシ
ラン、シクロヘキシルイソプロピルジメトキシシラン、
シクロヘキシルイソブチルジメトキシシラン、シクロヘ
キシル−tert−ブチルジメトキシシラン、シクロヘ
キシルシクロペンチルジメトキシシラン、シクロヘキシ
ルフェニルジメトキシシラン、ジフェニルジメトキシシ
ラン、フェニルメチルジメトキシシラン、フェニルイソ
プロピルジメトキシシラン、フェニルイソブチルジメト
キシシラン、フェニル−tert−ブチルジメトキシシ
ラン、フェニルシクロペンチルジメトキシシラン、ジイ
ソプロピルジエトキシシラン、ジイソブチルジエトキシ
シラン、ジ−tert−ブチルジエトキシシラン、te
rt−ブチルメチルジエトキシシラン、tert−ブチ
ルエチルジエトキシシラン、tert−ブチル−n−プ
ロピルジエトキシシラン、tert−ブチル−n−ブチ
ルジエトキシシラン、tert−アミルメチルジエトキ
シシラン、tert−アミルエチルジエトキシシラン、
tert−アミル−n−プロピルジエトキシシラン、t
ert−アミル−n−ブチルジエトキシシラン、ジシク
ロペンチルジエトキシシラン、ジシクロヘキシルジエト
キシシラン、シクロヘキシルメチルジエトキシシラン、
シクロヘキシルエチルジエトキシシラン、ジフェニルジ
エトキシシラン、フェニルメチルジエトキシシラン、2
−ノルボルナンメチルジメトキシシラン等を挙げること
ができる。
用いられる有機ケイ素化合物の具体例としては、ジイソ
プロピルジメトキシシラン、ジイソブチルジメトキシシ
ラン、ジ−tert−ブチルジメトキシシラン、ter
t−ブチルメチルジメトキシシラン、tert−ブチル
エチルジメトキシシラン、tert−ブチル−n−プロ
ピルジメトキシシラン、tert−ブチル−n−ブチル
ジメトキシシラン、tert−アミルメチルジメトキシ
シラン、tert−アミルエチルジメトキシシラン、t
ert−アミルnプロピルジメトキシシラン、tert
−アミル−n−ブチルジメトキシシラン、イソブチルイ
ソプロピルジメトキシシラン、tert−ブチルイソプ
ロピルジメトキシシラン、ジシクロペンチルジメトキシ
シラン、シクロペンチルイソプロピルジメトキシシラ
ン、シクロペンチルイソブチルジメトキシシラン、シク
ロペンチル−tert−ブチルジメトキシシラン、ジシ
クロヘキシルジメトキシシラン、シクロヘキシルメチル
ジメトキシシラン、シクロヘキシルエチルジメトキシシ
ラン、シクロヘキシルイソプロピルジメトキシシラン、
シクロヘキシルイソブチルジメトキシシラン、シクロヘ
キシル−tert−ブチルジメトキシシラン、シクロヘ
キシルシクロペンチルジメトキシシラン、シクロヘキシ
ルフェニルジメトキシシラン、ジフェニルジメトキシシ
ラン、フェニルメチルジメトキシシラン、フェニルイソ
プロピルジメトキシシラン、フェニルイソブチルジメト
キシシラン、フェニル−tert−ブチルジメトキシシ
ラン、フェニルシクロペンチルジメトキシシラン、ジイ
ソプロピルジエトキシシラン、ジイソブチルジエトキシ
シラン、ジ−tert−ブチルジエトキシシラン、te
rt−ブチルメチルジエトキシシラン、tert−ブチ
ルエチルジエトキシシラン、tert−ブチル−n−プ
ロピルジエトキシシラン、tert−ブチル−n−ブチ
ルジエトキシシラン、tert−アミルメチルジエトキ
シシラン、tert−アミルエチルジエトキシシラン、
tert−アミル−n−プロピルジエトキシシラン、t
ert−アミル−n−ブチルジエトキシシラン、ジシク
ロペンチルジエトキシシラン、ジシクロヘキシルジエト
キシシラン、シクロヘキシルメチルジエトキシシラン、
シクロヘキシルエチルジエトキシシラン、ジフェニルジ
エトキシシラン、フェニルメチルジエトキシシラン、2
−ノルボルナンメチルジメトキシシラン等を挙げること
ができる。
【0104】[オレフィンの重合方法]本発明のオレフ
ィン重合体の製造方法は、上記のオレフィン重合用触媒
の存在下に、オレフィンを重合するオレフィン重合体の
製造方法である。本発明は特に無定形重合体の副生量が
少ない、オレフィン重合体の製造方法として好適であ
る。
ィン重合体の製造方法は、上記のオレフィン重合用触媒
の存在下に、オレフィンを重合するオレフィン重合体の
製造方法である。本発明は特に無定形重合体の副生量が
少ない、オレフィン重合体の製造方法として好適であ
る。
【0105】ここでいうオレフィンは、炭素原子数2以
上のオレフィンであり、具体例としてはエチレン、プロ
ピレン、ブテン−1、ペンテン−1、ヘキセン−1、ヘ
プテン−1、オクテン−1、デセン−1、などの直鎖状
モノオレフィン類、3−メチルブテン−1、3−メチル
ペンテン−1、4−メチルペンテン−1、などの分岐状
モノオレフィン類、ビニルシクロヘキサンなどが挙げら
れる。これらのオレフィンは1種類を用いてもよいし、
あるいは、2種類以上を組み合わせて用いてもよい。こ
れらのオレフィンのうちでは、エチレン、プロピレンま
たはブテン−1を用いて単独重合を行うこと、あるいは
エチレン、プロピレンまたはブテン−1を主成分とする
混合オレフィンを用いて共重合を行うことが好ましく、
エチレンを主成分とする混合オレフィン共重合を行うこ
と、プロピレンを用いて単独重合を行うこと、あるいは
プロピレンを主成分とする混合オレフィン(例えば、プ
ロピレンとエチレン、プロピレンとブテン−1)を用い
て共重合を行うことが特に好ましい。さらに、共役ジエ
ンや非共役ジエンのような多不飽和結合を有する化合物
を共重合に用いることも可能である。そして、重合を2
段以上にして行うヘテロブロック共重合も行うことがで
きる。
上のオレフィンであり、具体例としてはエチレン、プロ
ピレン、ブテン−1、ペンテン−1、ヘキセン−1、ヘ
プテン−1、オクテン−1、デセン−1、などの直鎖状
モノオレフィン類、3−メチルブテン−1、3−メチル
ペンテン−1、4−メチルペンテン−1、などの分岐状
モノオレフィン類、ビニルシクロヘキサンなどが挙げら
れる。これらのオレフィンは1種類を用いてもよいし、
あるいは、2種類以上を組み合わせて用いてもよい。こ
れらのオレフィンのうちでは、エチレン、プロピレンま
たはブテン−1を用いて単独重合を行うこと、あるいは
エチレン、プロピレンまたはブテン−1を主成分とする
混合オレフィンを用いて共重合を行うことが好ましく、
エチレンを主成分とする混合オレフィン共重合を行うこ
と、プロピレンを用いて単独重合を行うこと、あるいは
プロピレンを主成分とする混合オレフィン(例えば、プ
ロピレンとエチレン、プロピレンとブテン−1)を用い
て共重合を行うことが特に好ましい。さらに、共役ジエ
ンや非共役ジエンのような多不飽和結合を有する化合物
を共重合に用いることも可能である。そして、重合を2
段以上にして行うヘテロブロック共重合も行うことがで
きる。
【0106】各触媒成分を重合槽に供給する方法として
は、窒素、アルゴン等の不活性ガス中で水分のない状態
で供給する以外は、特に制限すべき条件はない。固体触
媒成分(A)および有機アルミニウム化合物(B)から
なるオレフィン重合用触媒成分は、個別に供給しても良
いし、いずれか2者を予め接触させて供給しても良い。
は、窒素、アルゴン等の不活性ガス中で水分のない状態
で供給する以外は、特に制限すべき条件はない。固体触
媒成分(A)および有機アルミニウム化合物(B)から
なるオレフィン重合用触媒成分は、個別に供給しても良
いし、いずれか2者を予め接触させて供給しても良い。
【0107】本発明においては、前記の触媒存在下にオ
レフィンの重合を行うことが可能であるが、このような
重合(本重合)の実施前に以下に述べる予備重合を行っ
てもかまわない。
レフィンの重合を行うことが可能であるが、このような
重合(本重合)の実施前に以下に述べる予備重合を行っ
てもかまわない。
【0108】予備重合は、固体触媒成分(A)および有
機アルミニウム化合物(B)の存在下、少量のオレフィ
ンを供給して実施され、スラリー状態で行うのが好まし
い。スラリー化するのに用いる溶媒としては、プロパ
ン、ブタン、イソブタン、ペンタン、イソペンタン、ヘ
キサン、ヘプタン、オクタン、シクロヘキサン、ベンゼ
ン、トルエンのような不活性炭化水素を挙げることがで
きる。また、スラリー化するに際し、不活性炭化水素溶
媒の一部または全部に変えて液状のオレフィンを用いる
ことができる。
機アルミニウム化合物(B)の存在下、少量のオレフィ
ンを供給して実施され、スラリー状態で行うのが好まし
い。スラリー化するのに用いる溶媒としては、プロパ
ン、ブタン、イソブタン、ペンタン、イソペンタン、ヘ
キサン、ヘプタン、オクタン、シクロヘキサン、ベンゼ
ン、トルエンのような不活性炭化水素を挙げることがで
きる。また、スラリー化するに際し、不活性炭化水素溶
媒の一部または全部に変えて液状のオレフィンを用いる
ことができる。
【0109】予備重合時の有機アルミニウム化合物の使
用量は、固体触媒成分中のチタン原子1モル当たり、
0.5〜700モルのごとく広範囲に選ぶことができる
が、0.8〜500モルが好ましく、1〜200モルが
特に好ましい。
用量は、固体触媒成分中のチタン原子1モル当たり、
0.5〜700モルのごとく広範囲に選ぶことができる
が、0.8〜500モルが好ましく、1〜200モルが
特に好ましい。
【0110】また、予備重合されるオレフィンの量は、
固体触媒成分1g当たり通常0.01〜1000g、好
ましくは0.05〜500g、特に好ましくは0.1〜
200gである。
固体触媒成分1g当たり通常0.01〜1000g、好
ましくは0.05〜500g、特に好ましくは0.1〜
200gである。
【0111】予備重合を行う際のスラリー濃度は、1〜
500g−固体触媒成分/リットル−溶媒が好ましく、
特に3〜300g−固体触媒成分/リットル−溶媒が好
ましい。予備重合温度は、−20〜100℃が好まし
く、特に0〜80℃が好ましい。また、予備重合中の気
相部でのオレフィンの分圧は、0.001〜2MPaが
好ましく、特に0.01〜1MPaが好ましいが、予備
重合の圧力、温度において液状であるオレフィンについ
ては、この限りではない。さらに、予備重合時間に特に
制限はないが、通常2分間〜15時間が好適である。
500g−固体触媒成分/リットル−溶媒が好ましく、
特に3〜300g−固体触媒成分/リットル−溶媒が好
ましい。予備重合温度は、−20〜100℃が好まし
く、特に0〜80℃が好ましい。また、予備重合中の気
相部でのオレフィンの分圧は、0.001〜2MPaが
好ましく、特に0.01〜1MPaが好ましいが、予備
重合の圧力、温度において液状であるオレフィンについ
ては、この限りではない。さらに、予備重合時間に特に
制限はないが、通常2分間〜15時間が好適である。
【0112】予備重合を実施する際、固体触媒成分
(A)、有機アルミニウム化合物(B)およびオレフィ
ンを供給する方法としては、固体触媒成分(A)と有機
アルミニウム化合物(B)を接触させておいた後オレフ
ィンを供給する方法、固体触媒成分(A)とオレフィン
を接触させておいた後有機アルミニウム化合物(B)を
供給する方法などのいずれの方法を用いても良い。ま
た、オレフィンの供給方法としては、重合槽内が所定の
圧力になるように保持しながら順次オレフィンを供給す
る方法、或いは所定のオレフィン量を最初にすべて供給
する方法のいずれの方法を用いても良い。また、得られ
る重合体の分子量を調節するために水素等の連鎖移動剤
を添加することも可能である。
(A)、有機アルミニウム化合物(B)およびオレフィ
ンを供給する方法としては、固体触媒成分(A)と有機
アルミニウム化合物(B)を接触させておいた後オレフ
ィンを供給する方法、固体触媒成分(A)とオレフィン
を接触させておいた後有機アルミニウム化合物(B)を
供給する方法などのいずれの方法を用いても良い。ま
た、オレフィンの供給方法としては、重合槽内が所定の
圧力になるように保持しながら順次オレフィンを供給す
る方法、或いは所定のオレフィン量を最初にすべて供給
する方法のいずれの方法を用いても良い。また、得られ
る重合体の分子量を調節するために水素等の連鎖移動剤
を添加することも可能である。
【0113】さらに、有機アルミニウム化合物(B)の
存在下、固体触媒成分(A)を少量のオレフィンで予備
重合するに際し、上記の(C)成分を使用してもよいし
使用しなくてもよい。その使用量は、固体触媒成分
(A)中に含まれるチタン原子1モルに対し、通常0〜
400モル、好ましくは0〜200モル、特に好ましく
は、0〜100モルであり、有機アルミニウム化合物
(B)に対し、通常0〜5モル、好ましくは0〜3モ
ル、特に好ましくは0〜2モルである。
存在下、固体触媒成分(A)を少量のオレフィンで予備
重合するに際し、上記の(C)成分を使用してもよいし
使用しなくてもよい。その使用量は、固体触媒成分
(A)中に含まれるチタン原子1モルに対し、通常0〜
400モル、好ましくは0〜200モル、特に好ましく
は、0〜100モルであり、有機アルミニウム化合物
(B)に対し、通常0〜5モル、好ましくは0〜3モ
ル、特に好ましくは0〜2モルである。
【0114】上記の(C)成分の供給方法には特に制限
はなく、有機アルミニウム化合物(A)と別個に供給し
ても良いし、予め接触させて供給しても良い。また、予
備重合で使用されるオレフィンは、本重合で使用される
オレフィンと同一であっても異なっていても良い。
はなく、有機アルミニウム化合物(A)と別個に供給し
ても良いし、予め接触させて供給しても良い。また、予
備重合で使用されるオレフィンは、本重合で使用される
オレフィンと同一であっても異なっていても良い。
【0115】上記のように予備重合を行った後、あるい
は、予備重合を行うことなく、前述の固体触媒成分
(A)および有機アルミニウム化合物(B)からなるオ
レフィン重合用触媒の存在下に、オレフィンの本重合を
行うことができる。
は、予備重合を行うことなく、前述の固体触媒成分
(A)および有機アルミニウム化合物(B)からなるオ
レフィン重合用触媒の存在下に、オレフィンの本重合を
行うことができる。
【0116】本重合時の有機アルミニウム化合物(B)
の使用量は、固体触媒成分(A)中のチタン原子1モル
当たり、1〜1000モルのごとく広範囲に選ぶことが
できるが、特に5〜600モルの範囲が好ましい。
の使用量は、固体触媒成分(A)中のチタン原子1モル
当たり、1〜1000モルのごとく広範囲に選ぶことが
できるが、特に5〜600モルの範囲が好ましい。
【0117】また、本重合時に上記の(C)成分を使用
してもよいし、使用しなくてもよい。上記の(C)成分
の使用量は、固体触媒成分(A)中に含まれるチタン原
子1モルに対し、通常0〜2000モル、好ましくは0
〜1000モル、特に好ましくは、0〜800モルであ
り、有機アルミニウム化合物に対し、通常0〜5モル、
好ましくは0〜3モル、特に好ましくは0〜1モルであ
る。
してもよいし、使用しなくてもよい。上記の(C)成分
の使用量は、固体触媒成分(A)中に含まれるチタン原
子1モルに対し、通常0〜2000モル、好ましくは0
〜1000モル、特に好ましくは、0〜800モルであ
り、有機アルミニウム化合物に対し、通常0〜5モル、
好ましくは0〜3モル、特に好ましくは0〜1モルであ
る。
【0118】本重合は、通常−30〜300℃までにわ
たって実施することができるが、20〜180℃が好ま
しい。重合圧力に関しては特に制限は無いが、工業的か
つ経済的であるという点で、一般に、常圧〜10MPa
、好ましくは0.2〜5MPa程度の圧力が採用され
る。重合形式としては、バッチ式、連続式いずれでも可
能である。また、プロパン、ブタン、イソブタン、ペン
タン、ヘキサン、ヘプタン、オクタンの如き不活性炭化
水素溶媒によるスラリー重合もしくは溶液重合、重合温
度において液状のオレフィンを媒体としたバルク重合ま
たは気相重合も可能である。
たって実施することができるが、20〜180℃が好ま
しい。重合圧力に関しては特に制限は無いが、工業的か
つ経済的であるという点で、一般に、常圧〜10MPa
、好ましくは0.2〜5MPa程度の圧力が採用され
る。重合形式としては、バッチ式、連続式いずれでも可
能である。また、プロパン、ブタン、イソブタン、ペン
タン、ヘキサン、ヘプタン、オクタンの如き不活性炭化
水素溶媒によるスラリー重合もしくは溶液重合、重合温
度において液状のオレフィンを媒体としたバルク重合ま
たは気相重合も可能である。
【0119】本重合時には重合体の分子量を調節するた
めに水素等の連鎖移動剤を添加することが可能である。
本発明においては少量の水素の使用により、無定形重合
体の増加を抑制しつつ重合体の分子量を下げることがで
き、重合体の分子量の制御がたやすい。
めに水素等の連鎖移動剤を添加することが可能である。
本発明においては少量の水素の使用により、無定形重合
体の増加を抑制しつつ重合体の分子量を下げることがで
き、重合体の分子量の制御がたやすい。
【0120】
【実施例】以下、実施例および比較例によって本発明を
更に詳細に説明するが、本発明は、以下の実施例によっ
て特に限定をうけるものではない。なお実施例中、重合
体の物性の評価方法は、次の通りである。
更に詳細に説明するが、本発明は、以下の実施例によっ
て特に限定をうけるものではない。なお実施例中、重合
体の物性の評価方法は、次の通りである。
【0121】CXS:プロピレン重合体では20℃の冷
キシレンに可溶な分量を、エチレンとブテン−1との共
重合体では25℃の冷キシレンに可溶な分量を百分率
(wt%)で表した。通常、CXSは値が小さいほど、
無定形重合体が少ないことを示す。
キシレンに可溶な分量を、エチレンとブテン−1との共
重合体では25℃の冷キシレンに可溶な分量を百分率
(wt%)で表した。通常、CXSは値が小さいほど、
無定形重合体が少ないことを示す。
【0122】実施例1
(1)固体生成物の合成
撹拌機、滴下ロート、温度計を備えた1000mlのフ
ラスコを窒素で置換したのち、n−ブチルマグネシウム
クロライドのジ−n−ブチルエーテル溶液(有機合成薬
品社製、n−ブチルマグネシウムクロライド濃度2.1
mmol/ml)500mlを投入し撹拌しながら30
℃に冷却した。フラスコに装着した滴下ロートに四塩化
ケイ素 121mlを投入し2時間かけて徐々に滴下し
た。滴下後、30℃でさらに1時間30分攪拌した後、
60℃に昇温し1時間30分撹拌した。反応終了後、室
温まで冷却し固液分離した後、n−ヘキサン 500m
lで3回洗浄し、さらに減圧乾燥して固体生成物 13
9.6gを得た。
ラスコを窒素で置換したのち、n−ブチルマグネシウム
クロライドのジ−n−ブチルエーテル溶液(有機合成薬
品社製、n−ブチルマグネシウムクロライド濃度2.1
mmol/ml)500mlを投入し撹拌しながら30
℃に冷却した。フラスコに装着した滴下ロートに四塩化
ケイ素 121mlを投入し2時間かけて徐々に滴下し
た。滴下後、30℃でさらに1時間30分攪拌した後、
60℃に昇温し1時間30分撹拌した。反応終了後、室
温まで冷却し固液分離した後、n−ヘキサン 500m
lで3回洗浄し、さらに減圧乾燥して固体生成物 13
9.6gを得た。
【0123】(2)固体触媒成分(A)の合成
撹拌機、温度計を備えた100mlのフラスコを窒素で
置換したのち、上記固体生成物 3.0g、トルエン
7.6mlを投入した。室温で攪拌しながらN,N−ジ
メチル−2,2−ジメチル−3−メトキシプロピルアミ
ン 3.0mmolを加えて、100℃まで昇温し1時
間撹拌した。反応後、同温度で固液分離し、トルエン
7.6mlで3回洗浄を行った。洗浄後、トルエン
7.6ml、四塩化チタン 3.0mlを加え100℃
で1時間反応を行った。反応終了後、同温度で固液分離
した後、同温度でトルエン7.6mlで3回洗浄を行っ
たのちn−ヘキサン 7.6mlで3回洗浄し、減圧乾
燥して固体触媒成分 2.45gを得た。固体触媒成分
中には、チタン原子が0.674重量%含まれていた。
置換したのち、上記固体生成物 3.0g、トルエン
7.6mlを投入した。室温で攪拌しながらN,N−ジ
メチル−2,2−ジメチル−3−メトキシプロピルアミ
ン 3.0mmolを加えて、100℃まで昇温し1時
間撹拌した。反応後、同温度で固液分離し、トルエン
7.6mlで3回洗浄を行った。洗浄後、トルエン
7.6ml、四塩化チタン 3.0mlを加え100℃
で1時間反応を行った。反応終了後、同温度で固液分離
した後、同温度でトルエン7.6mlで3回洗浄を行っ
たのちn−ヘキサン 7.6mlで3回洗浄し、減圧乾
燥して固体触媒成分 2.45gを得た。固体触媒成分
中には、チタン原子が0.674重量%含まれていた。
【0124】(3)プロピレンの重合
内容積100mlのかき混ぜ式ステンレス製オートクレ
ーブを窒素置換し、(B)成分としてトリエチルアルミ
ニウム 0.57mmol及び(A)成分として上記
(2)で合成した固体触媒成分 10.4mgを仕込
み、次いで40gの液化プロピレンを仕込み、オートク
レーブの温度を60℃に昇温し、60℃で1時間重合を
行った。重合終了後未反応モノマーをパージした。生成
した重合体を60℃で2時間減圧乾燥し、ポリプロピレ
ンパウダーを得た。得られたポリプロピレンパウダーの
全重合体収量に占める20℃キシレンに可溶な成分の割
合はCXS=12.4(wt%)であった。
ーブを窒素置換し、(B)成分としてトリエチルアルミ
ニウム 0.57mmol及び(A)成分として上記
(2)で合成した固体触媒成分 10.4mgを仕込
み、次いで40gの液化プロピレンを仕込み、オートク
レーブの温度を60℃に昇温し、60℃で1時間重合を
行った。重合終了後未反応モノマーをパージした。生成
した重合体を60℃で2時間減圧乾燥し、ポリプロピレ
ンパウダーを得た。得られたポリプロピレンパウダーの
全重合体収量に占める20℃キシレンに可溶な成分の割
合はCXS=12.4(wt%)であった。
【0125】実施例2
実施例1(2)においてN,N−ジメチル−2,2−ジ
メチル−3−メトキシプロピルアミンの代わりにN,N
−ジメチル−2,2−ジプロピル−3−メトキシプロピ
ルアミンを用いた以外は実施例1と同様に固体触媒成分
の合成、プロピレンの重合を行った。結果を表1に示し
た。
メチル−3−メトキシプロピルアミンの代わりにN,N
−ジメチル−2,2−ジプロピル−3−メトキシプロピ
ルアミンを用いた以外は実施例1と同様に固体触媒成分
の合成、プロピレンの重合を行った。結果を表1に示し
た。
【0126】実施例3
実施例1(2)においてN,N−ジメチル−2,2−ジ
メチル−3−メトキシプロピルアミンの代わりにN,N
−ジメチル−2,2−ジイソプロピル−3−メトキシプ
ロピルアミンを用いた以外は実施例1と同様に固体触媒
成分の合成、プロピレンの重合を行った。結果を表1に
示した。
メチル−3−メトキシプロピルアミンの代わりにN,N
−ジメチル−2,2−ジイソプロピル−3−メトキシプ
ロピルアミンを用いた以外は実施例1と同様に固体触媒
成分の合成、プロピレンの重合を行った。結果を表1に
示した。
【0127】実施例4
実施例1(2)においてN,N−ジメチル−2,2−ジ
メチル−3−メトキシプロピルアミンの代わりにN,N
−ジメチル−2,2−ジイソブチル−3−メトキシプロ
ピルアミンを用いた以外は実施例1と同様に固体触媒成
分の合成、プロピレンの重合を行った。結果を表1に示
した。
メチル−3−メトキシプロピルアミンの代わりにN,N
−ジメチル−2,2−ジイソブチル−3−メトキシプロ
ピルアミンを用いた以外は実施例1と同様に固体触媒成
分の合成、プロピレンの重合を行った。結果を表1に示
した。
【0128】実施例5
実施例1(2)においてN,N−ジメチル−2,2−ジ
メチル−3−メトキシプロピルアミンの代わりにN,N
−ジメチル−2,2−ジシクロペンチル−3−メトキシ
プロピルアミンを用いた以外は実施例1と同様に固体触
媒成分の合成、プロピレンの重合を行った。結果を表1
に示した。
メチル−3−メトキシプロピルアミンの代わりにN,N
−ジメチル−2,2−ジシクロペンチル−3−メトキシ
プロピルアミンを用いた以外は実施例1と同様に固体触
媒成分の合成、プロピレンの重合を行った。結果を表1
に示した。
【0129】比較例1
実施例1(2)においてN,N−ジメチル−2,2−ジ
メチル−3−メトキシプロピルアミンを用いなかった以
外は、実施例1と同様に固体触媒成分の合成、プロピレ
ンの重合を行った。得られたポリプロピレンパウダーの
全重合体収量に占める20℃キシレンに可溶な成分の割
合はCXS=41.2(wt%)と高かった。
メチル−3−メトキシプロピルアミンを用いなかった以
外は、実施例1と同様に固体触媒成分の合成、プロピレ
ンの重合を行った。得られたポリプロピレンパウダーの
全重合体収量に占める20℃キシレンに可溶な成分の割
合はCXS=41.2(wt%)と高かった。
【0130】比較例2
実施例1(2)においてN,N−ジメチル−2,2−ジ
メチル−3−メトキシプロピルアミンの代わりにフタル
酸ジイソブチルを用いた以外は実施例1と同様に固体触
媒成分の合成、プロピレンの重合を行った。結果を表1
に示した。
メチル−3−メトキシプロピルアミンの代わりにフタル
酸ジイソブチルを用いた以外は実施例1と同様に固体触
媒成分の合成、プロピレンの重合を行った。結果を表1
に示した。
【0131】実施例6
(1)エチレンと1−ブテンとの共重合
内容積3リットルの攪拌機付きオートクレーブを十分に
乾燥した後これを真空にし、水素を分圧で0.12MP
a、ブタン 620gおよび1−ブテン 130gをし
こみ70℃に昇温した。次にエチレンを分圧で0.6M
Paとなるように加えた。トリエチルアルミニウム
5.7mmol、上記実施例1(2)で得られた固体触
媒成分 31.8mgをアルゴンにより圧入して重合を
開始した。その後エチレンを連続して供給しつつ全圧を
一定に保ちながら70℃で3時間重合を行った。重合終
了後、未反応モノマーをパージし、重合体を得た。得ら
れた全共重合体収量に占める25℃キシレンに可溶な成
分の割合はCXS=7.3%であった。
乾燥した後これを真空にし、水素を分圧で0.12MP
a、ブタン 620gおよび1−ブテン 130gをし
こみ70℃に昇温した。次にエチレンを分圧で0.6M
Paとなるように加えた。トリエチルアルミニウム
5.7mmol、上記実施例1(2)で得られた固体触
媒成分 31.8mgをアルゴンにより圧入して重合を
開始した。その後エチレンを連続して供給しつつ全圧を
一定に保ちながら70℃で3時間重合を行った。重合終
了後、未反応モノマーをパージし、重合体を得た。得ら
れた全共重合体収量に占める25℃キシレンに可溶な成
分の割合はCXS=7.3%であった。
【0132】実施例7
固体触媒成分として実施例2で得られたものを用いた以
外は実施例6と同様に共重合を行った。結果を表2に示
した。
外は実施例6と同様に共重合を行った。結果を表2に示
した。
【0133】実施例8
固体触媒成分として実施例3で得られたものを用いた以
外は実施例6と同様に共重合を行った。結果を表2に示
した。
外は実施例6と同様に共重合を行った。結果を表2に示
した。
【0134】実施例9
固体触媒成分として実施例4で得られたものを用いた以
外は実施例6と同様に共重合を行った。結果を表2に示
した。
外は実施例6と同様に共重合を行った。結果を表2に示
した。
【0135】実施例10
固体触媒成分として実施例5で得られたものを用いた以
外は実施例6と同様に共重合を行った。結果を表2に示
した。
外は実施例6と同様に共重合を行った。結果を表2に示
した。
【0136】比較例3
(1)固体触媒成分の合成
実施例1(2)においてN,N−ジメチル−2,2−ジ
メチル−3−メトキシプロピルアミンの代わりに2,2
−ジイソブチル−1,3−ジメトキシプロパンを用いた
以外は実施例1(2)と同様にして、固体触媒成分を合
成した。
メチル−3−メトキシプロピルアミンの代わりに2,2
−ジイソブチル−1,3−ジメトキシプロパンを用いた
以外は実施例1(2)と同様にして、固体触媒成分を合
成した。
【0137】(2)エチレンとブテン−1との共重合
固体触媒成分として上記(1)で得られたものを用いた
以外は実施例6と同様に共重合を行った。得られた全共
重合体収量に占める25℃キシレンに可溶な成分の割合
はCXS=9.6(wt%)と高かった。
以外は実施例6と同様に共重合を行った。得られた全共
重合体収量に占める25℃キシレンに可溶な成分の割合
はCXS=9.6(wt%)と高かった。
【0138】比較例4
固体触媒成分として比較例2で得られたものを用いた以
外は実施例6と同様に共重合を行った。結果を表2に示
した。
外は実施例6と同様に共重合を行った。結果を表2に示
した。
【0139】
【表1】
【0140】
【表2】
【0141】
【発明の効果】以上に述べたとおり、本発明によれば、
無定形重合体の副生が少ないオレフィン重合体の製造方
法が提供される。
無定形重合体の副生が少ないオレフィン重合体の製造方
法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の理解を助けるためのフローチ
ャート図である。本フローチャート図は、本発明の実施
態様の代表例であり、本発明は、何らこれに限定される
ものではない。
ャート図である。本フローチャート図は、本発明の実施
態様の代表例であり、本発明は、何らこれに限定される
ものではない。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 4H006 AA03 AB40 BJ50 BP10 BP30
BU32 BU46
4J128 AA01 AB01 AC01 AC04 AC05
AC06 AC22 AC32 AC49 AC50
BA01A BA01B BB00A BB01B
BC05A BC06A BC15B BC16B
BC25B BC33A BC34A BC34B
BC35A BC35B BC36A BC36B
CA15A CA16A CA20A CB30A
CB35A CB36A CB43A CB44A
CB56A CB63A CB65A CB91A
CB92A EB01 EB02 EB04
EB05 EB06 EB07 EB08 EB09
EB10 EC01 EC02 GA21 GB01
Claims (5)
- 【請求項1】一般式[I]で表されるアミノエーテル化
合物からなるオレフィン重合用固体触媒成分調製用電子
供与性化合物。 (一般式[I]において、nは1≦n≦10を満足する
整数であり、R1 、R2およびR3 はそれぞれ独立に、
水素原子、アルキル基、アラルキル基またはアリール基
である。R4 およびR5 はそれぞれn個ずつあって、そ
れぞれすべて同じであっても異なっていてもよく、水素
原子、アルキル基、アラルキル基またはアリール基であ
る。) - 【請求項2】前記アミノエーテル化合物が、一般式[I
I]で表されるアミノエーテル化合物である請求項1記
載のオレフィン重合用固体触媒成分調製用電子供与性化
合物。 (一般式[II]において、R1 、R2 およびR3 はそれ
ぞれ前記一般式[I]におけるものと同様であり、R6
〜R11はそれぞれ独立に、水素原子、アルキル基、アラ
ルキル基またはアリール基である。) - 【請求項3】マグネシウム原子、周期律表第4〜6族の
遷移金属原子、ハロゲン原子および請求項1または2記
載のオレフィン重合用固体触媒成分調製用電子供与性化
合物を含有するオレフィン重合用固体触媒成分。 - 【請求項4】請求項3記載のオレフィン重合用固体触媒
成分、および有機アルミニウム化合物を接触させて得ら
れるオレフィン重合用触媒。 - 【請求項5】請求項4記載のオレフィン重合用触媒の存
在下に、オレフィンを重合するオレフィン重合体の製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002060257A JP2003261614A (ja) | 2002-03-06 | 2002-03-06 | オレフィン重合用固体触媒成分調製用電子供与性化合物、オレフィン重合用固体触媒成分、オレフィン重合用触媒およびオレフィン重合体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002060257A JP2003261614A (ja) | 2002-03-06 | 2002-03-06 | オレフィン重合用固体触媒成分調製用電子供与性化合物、オレフィン重合用固体触媒成分、オレフィン重合用触媒およびオレフィン重合体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003261614A true JP2003261614A (ja) | 2003-09-19 |
Family
ID=29195573
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002060257A Pending JP2003261614A (ja) | 2002-03-06 | 2002-03-06 | オレフィン重合用固体触媒成分調製用電子供与性化合物、オレフィン重合用固体触媒成分、オレフィン重合用触媒およびオレフィン重合体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003261614A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008056724A (ja) * | 2006-08-29 | 2008-03-13 | Toho Catalyst Co Ltd | オレフィン類重合用触媒成分、触媒及びこれを用いたオレフィン類重合体の製造方法 |
JP2008056728A (ja) * | 2006-08-29 | 2008-03-13 | Toho Catalyst Co Ltd | オレフィン類重合用触媒成分、触媒およびこれを用いたオレフィン類重合体の製造方法 |
CN114585654A (zh) * | 2019-10-04 | 2022-06-03 | 北欧化工公司 | 用于烯烃聚合的齐格勒-纳塔催化剂 |
-
2002
- 2002-03-06 JP JP2002060257A patent/JP2003261614A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008056724A (ja) * | 2006-08-29 | 2008-03-13 | Toho Catalyst Co Ltd | オレフィン類重合用触媒成分、触媒及びこれを用いたオレフィン類重合体の製造方法 |
JP2008056728A (ja) * | 2006-08-29 | 2008-03-13 | Toho Catalyst Co Ltd | オレフィン類重合用触媒成分、触媒およびこれを用いたオレフィン類重合体の製造方法 |
CN114585654A (zh) * | 2019-10-04 | 2022-06-03 | 北欧化工公司 | 用于烯烃聚合的齐格勒-纳塔催化剂 |
CN114585654B (zh) * | 2019-10-04 | 2023-11-07 | 北欧化工公司 | 用于烯烃聚合的齐格勒-纳塔催化剂 |
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