JP2003260896A - 電子黒板 - Google Patents

電子黒板

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JP2003260896A
JP2003260896A JP2002062430A JP2002062430A JP2003260896A JP 2003260896 A JP2003260896 A JP 2003260896A JP 2002062430 A JP2002062430 A JP 2002062430A JP 2002062430 A JP2002062430 A JP 2002062430A JP 2003260896 A JP2003260896 A JP 2003260896A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 筆記面上に書き込まれた文字や、図等の画像
と、それらが書き込まれた際に発言された音声とを同期
をとって再生することができる電子黒板を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 筆記面に書き込まれた情報を読み取り、
読み取られた画像データと、その字や図形等が書き込ま
れた際に発言された音声とを対応付けてそれぞれ記憶
し、再生指示が行われると、記憶された画像データを表
示するとともに、該画像データに対応付けられて記憶さ
れた音声を出力する電子黒板を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】筆記面上に筆記された文字や
図形等の画像と、それらと共に発せられた音声とを同期
付けて記憶し、再生する機能を有する電子黒板に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、打ち合わせや会議等で使用さ
れる電子黒板の中には、筆記面を光学的にスキャンする
ことによって、筆記面に書かれた文字や、図等を紙に印
刷したり、データとしてパソコンなどに出力するものが
ある。
【0003】ところで、打ち合わせや会議などでは、黒
板に書かれた内容と共に、説明者が言葉で話した内容も
重要である。しかしながら、上述した従来の電子黒板
は、筆記面上に書かれた文字や、図等の再生にとどまっ
ているため、会議内容を十分には把握できないという問
題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、上
述の問題点を鑑みなされたもので、筆記面上に書き込ま
れた文字や、図等の画像と、それらが書き込まれた際に
発言された音声とを同期をとって再生することができる
電子黒板を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明は、字や図等の情報を書き込み可能な筆記
面と、前記筆記面に書き込まれた情報を画像データとし
て読み取る読取手段と、画像データを記憶する画像記憶
手段と、画像データを表示する表示手段と、音声を収音
して音声データに変換する音声入力手段と、音声データ
を記憶する音声記憶手段と、供給された音声データに基
づいて音声信号を生成する音声出力手段と、前記読取手
段で読み取られた画像データと、前記音声入力手段にて
変換された音声データとを対応付けて、それぞれ前記画
像記憶手段、前記音声記憶手段に記憶し、再生指示があ
った場合に、前記画像記憶手段に記憶された画像データ
を前記表示手段に出力するとともに、前記画像データに
対応付けられて前記音声記憶手段に記憶された音声デー
タを、前記音声出力手段に供給する制御手段とを備える
電子黒板を提供する。
【0006】この電子黒板によれば、説明者が発言しな
がら前記筆記面に字や図等を書き込んだ場合、該筆記面
に書き込んだ情報を読み取り、読み取られた画像データ
と、その字や図形等が書き込んだ際に発言された音声と
を対応付けてそれぞれ記憶し、再生指示が行われると、
記憶された画像データを表示するとともに、該画像デー
タに対応付けられて記憶された音声を出力する。
【0007】好ましい態様において、時刻情報を生成す
る計時手段を備え、前記制御手段は、前記音声記憶指示
があった時刻及び前記読取手段で画像データが読み取ら
れた時刻を、前記計時手段で生成された時刻情報から認
識し、前回読取手段で画像データが読み取られた時刻又
は音声記憶指示があった時刻から、今回読取手段で画像
データが読み取られた時刻の間に前記音声入力手段にて
変換された音声データと、今回読取手段で読み取られた
画像データとを同期付けてそれぞれ前記画像記憶手段、
前記音声記憶手段に記憶し、再生指示があった場合に、
前記画像記憶手段に記憶された画像データを前記表示手
段に出力するとともに、前記画像データに同期付けられ
て前記音声記憶手段に記憶された音声を、前記音声出力
手段に供給するようにしても良い。
【0008】好ましい態様において、時刻情報を生成す
る計時手段を備え、前記制御手段は、前記計時手段で生
成された時刻情報から所定の時間を計測し、前記読取手
段に、前記所定の時間毎に、情報を読み取らせ、前記読
取手段で読み取られた情報を前記所定の時間毎に前記画
像記憶手段に記憶するとともに、前記所定の時間毎に、
その所定の時間中に前記音声入力手段にて変換された音
声データを前記音声記憶手段に記憶し、再生指示があっ
た場合に、所定の時間の経過順に前記画像データを合成
して前記表示手段に出力するとともに、前記音声記憶手
段に記憶された音声データを、前記所定の時間の経過順
に、前記音声出力手段に供給するようにしても良い。
【0009】好ましい態様において、前記制御手段は、
前記読取手段に情報を読み取らせる際に、前記所定の時
間毎に、その所定の時間中に前記筆記面上に書き示され
た情報を読み取らせるようにしても良い。
【0010】
【発明の実施形態】以下、本発明の一実施形態である電
子黒板について、図面に従って詳細に説明する。 [第1実施形態] A:構成 A―1:機械的構成 図1は、本発明の一実施形態である電子黒板の外観図で
あり、図2はその内部構成図である。図1に示す電子黒
板1は、矩形のフレーム枠1aが2本の支柱1b,1b
によって支持されており、フレーム枠1aによって囲ま
れている部分が黒板面1dとなっている。フレーム枠1
aの左右の垂直枠部の内部には、図2に示すように垂直
方向に延びる1対の平行なローラ21、21が設けら
れ、このローラ21,21には、環状の白いシート部材
2が、左右に所定の張力をもって張られている。環状の
シート部材2によって挟まれる空間部には、黒板面1d
とほぼ同じ大きさの板状のボード部材1cが設けられて
いる。以上の構造により、フレーム枠1aで囲まれる黒
板面1dには、シート部材2の表面が露出し、このシー
ト部材2の表面にマーカーなどの筆記具で字を書くこと
ができるようになっている。ボード部材1cは、シート
部材2の背後面全体を支持し、文字を書く際にシート部
材2が撓まないようにしている。また、ローラ21,2
1は、図3に示すモータ20の駆動力が伝達されると回
転するようになっている。シート部材2は、ローラ2
1,21の回転に伴い、ボード部材1cに沿って走行
し、これにより、黒板面1dに現れるシート部材2の面
が入れ替わる。また、図1に示すように、フレーム枠1
aの左の垂直枠部の内部には、ローラ21と平行にスキ
ャナ6が配設されている。スキャナ6は、図示しない投
光部と、集光レンズと、1次元CCD等からなる受光部
とから構成されている。この1次元CCDはシート部材
2の走行方向に直交する方向に、直線的に配列されてい
る。電子黒板1の上部には、プロジェクタ8が配設され
ている。このプロジェクタ8の投影映像は、黒板面1d
に映し出される。また、フレーム枠1aの下の水平枠部
の左側には、プリンタ7が配設されている。また、フレ
ーム枠1aの下の水平枠部の中央には、走査ボタン5
a、録音開始ボタン5b、録音停止ボタン5c、再生ボ
タン5dなどの所定の処理を指示するボタンを有した操
作パネル5が配設されている。また、フレーム枠1aの
上の水平枠部の左右には、電子黒板1の周囲の音声を収
音するためのマイク3が配設され、フレーム枠1aの下
の水平枠部の左右には、音声を出力するスピーカ4が配
設されている。尚、音場定位の向上の為には、マイク3
及びスピーカ4は、電子黒板1の左右に配設するステレ
オ方式が望ましいが、それぞれ1つのみ配設されるモノ
ラル方式でも良い。
【0011】A―2:電気的構成 次に、電子黒板1の制御回路について図3を参照して説
明する。図3に示すように、CPU10は、各部を制御
し、計時回路11の出力から時刻を認識する。操作パネ
ル5は、CPU10に各部動作の指示を与える。モータ
20は、CPU10の制御の元で、ローラ21を駆動す
る。スキャナ6は、CPU10制御の元で、シート部材
2に書かれた情報を走査する。画像記憶メモリ9aは、
RAM等で構成され、CPU10の制御の元で、スキャ
ナ6にて走査された情報を画像データとして記憶する。
音声入力回路30は、マイク3にて収音され出力された
音声信号を、音声データに変換する。音声記憶メモリ9
bは、音声データを記憶する。音声出力回路40は、供
給された音声データに基づいて音声信号を生成し、これ
を増幅してスピーカ4に供給する。プロジェクタ8は、
CPU10の制御の元で、供給された画像データを電子
黒板1の黒板面1dに表示する。プリンタ7は、CPU
10の制御の元で、供給された画像データを紙などに印
刷する。RAM9cは、CPU10の制御の元で、一時
的にデータを記憶する。
【0012】B:動作 B−1:記憶動作 (1画面目の記憶)次に、説明者が発声とともに本実施
形態の電子黒板1に筆記した際に、その音声と画像とを
同期付けて記憶する動作について説明する。まず、説明
者が、操作パネル5の録音開始ボタン5bを押すと、C
PU10は、マイク3にて収音され出力された音声信号
を、音声入力回路30にて音声データに変換して一時的
にRAM9cに記憶させていく。このときCPU10
は、録音開始ボタン5bが押された時刻を計時回路11
の出力から認識し、その時刻データを開始時刻データと
してこの音声データに付与して記憶させる。以上の処理
により、電子黒板1近傍で発言された音声の録音が開始
される。
【0013】そして説明者が、発声しながら電子黒板1
の黒板面1d内に露面するシート部材2にマーカ等で筆
記を行う。そして、1画面分書き終わって、操作パネル
5の走査ボタン5aを押すと、CPU10は、モータ2
0を駆動させ、ローラ21,21を回転させる。これに
より、シート部材2がスキャナ6に対して平行に通過
し、その際、投光部よりシート部材2上に光が投光さ
れ、投光された光は、シート部材2上で反射し、反射さ
れた光は、集光レンズにより受光部へ入射される。受光
部に入射された光の情報、即ちアナログ画像データは、
A/D変換器によってデジタル画像データに変換され
る。そして、シート部材2が1画面分走行させられるこ
とにより、1画面分のデジタル画像データが出力され
る。この1画面分の画像データが、画像記憶メモリ9a
に記憶される。また、CPU10は、シート部材2が1
画面分走行し終わると、モータ20の動きを停止させ
る。すると、黒板面1dには、2画面目のシート部材2
が露面した状態となる。
【0014】また走査ボタン5aが押されたタイミング
において、CPU10は、その時刻を計時回路11の出
力から認識し、これを終了時刻データとし、更に、開始
時刻を終了時刻との差を音声時間として認識する。そし
て、録音開始ボタン5bが押されてから走査ボタン5a
が押されるまでの間に、RAM9cに記憶された音声デ
ータを、1つのデータブロックとして終了時刻データと
ともに音声記憶メモリ9bに記憶させる。その際、この
データブロックを識別するための符号データを付与して
記憶させる。また、画像記憶メモリ9aに記憶された画
像データについても、上述の符号データと同じ符号デー
タを付与し、更に、上述の音声時間を付与する。
【0015】例えば、図4に示すように、音声データ及
び画像データそれぞれに、‘G1’という符号データが
付与され、更に、音声データには、開始時刻(hh1:mm1:s
s1)及び終了時刻(hh2:mm2:ss2)がそれぞれ付与され、一
方、画像データには、音声時間(hh'1:mm'1:ss'1)が付与
される。尚、走査ボタン5aが押された際、CPU10
は、スキャナ6で走査した画像データを、プリンタ7を
介して紙等に出力するようにしても良い。
【0016】以上のようにして、板書された1画面分の
画像データと、その板書の際に説明者が話した音声と
が、対応付けられて記憶される。
【0017】(2画面目の記憶)次に、CPU10は、
走査ボタン5aが押されて以降、マイク3から入力され
る音声について、上述の走査ボタン5aが押された時刻
を開始時刻データとして音声データをRAM9cに記憶
させていく。そして説明者が2画面目も同様に、発声し
ながら電子黒板1の黒板面1d内に露面するシート部材
2に筆記を行う。そして、書き終わって、操作パネル5
の走査ボタン5aを押すと、上述と同様にして、筆記さ
れた内容が画像データとして‘G2’なる符号とともに
画像記憶メモリ9aに記憶されるとともに、説明者が筆
記の最中に発した音声が、この画像データと同じ‘G
2’なる符号とともに音声記憶メモリ9bに記憶され
る。3画面以降も上述と同様の動作である。
【0018】このようにして、順次、画像データ及び音
声データが対応付けられて記憶される。
【0019】また、上述の処理において、説明者が録音
停止ボタン5cを押すと、CPU10は、前回走査ボタ
ン5aが押されてから、録音停止ボタン5cが押される
までの音声データを1つのデータブロックとし、音声記
憶メモリ9bに記憶させる。更にCPU10は、走査ボ
タン5aが押された時刻を計時回路11の出力から認識
し、その時刻データを終了時刻データとしてこの音声デ
ータに付与して記憶させる。このとき、走査ボタン5a
が押されていないので、シート部材2上に書かれた情報
は走査されない。従って、この音声データに対応する画
像データはないため、この音声データには符号データを
付与しない。その後、説明者が走査ボタン5aを押す
と、CPU10は、上述のように、シート部材2上に書
かれた情報を走査し、走査された画像データを画像記憶
メモリ9aに記憶させる。このとき、音声の録音は行わ
れていないので、対応する音声データはない。従って、
この画像データには、符号データ及び音声時間を付与し
ない。
【0020】B−2:再生動作 次に、本実施形態の電子黒板1の再生動作について説明
する。説明者が、操作パネル5の再生ボタン5dを押す
と、CPU10は、音声記憶メモリ9bに記憶されてい
る音声データに付与されている符号データを参照し、所
定の順番にて音声データを抽出して、音声出力回路40
に供給する。音声出力回路40は、供給された音声デー
タに基づいて音声信号を生成し、スピーカ4に供給す
る。スピーカ4は、供給された音声信号を増幅して出力
する。これにより、音声の再生が行われる。
【0021】また、操作パネル5の再生ボタン5dが押
されると同時に、CPU10は、画像記憶メモリ9aに
記憶されている画像データに付与されている符号データ
を参照して、該音声データと関連する符号データを有す
る画像データを、プロジェクタ8に供給する。このと
き、CPU10は、計時回路11の計時内容を参照し
て、画像データに記録された音声時間の間のみ、画像デ
ータの供給を行う。そして、プロジェクタ8は、供給さ
れた画像データを、光学的にシート部材2へ投影する。
これにより、黒板面1dに書かれた内容が、黒板面1d
上に再生される。
【0022】例えば、図4に示すように、最初に符号デ
ータが‘G1’を有する音声データに基づく音声信号を
スピーカ4に出力し、同様に符号データが‘G1’の画
像データを、音声時間の‘00:05:00’に基づ
き、五分間表示する。そして、五分経過後、符号データ
‘G1’を有する音声データの再生が終了し、次のデー
タである符号データ‘G2’を有する音声データが、音
声記憶メモリ9bから抽出され、それに基づく音声信号
が生成されスピーカ4から出力される。それと同時に、
画像記憶メモリ9aに記憶されている符号データ‘G
2’を有する画像データが、その音声時間に記憶されて
いる時間だけ、プロジェクタ8により光学的にシート部
材2へ投影される。
【0023】これにより、電子黒板1に書き示された文
字や、図等の画像が、それらが書き示された際に発言さ
れた音声と同期して再生され、より正確にその状況を再
生することができ、よりリアルな臨場感を醸し出すこと
ができる。
【0024】なお、図1に示すように、操作パネル5
に、2点鎖線で示した画面消去ボタン5eを設け、フレ
ーム枠1aの右の垂直枠部の内部に、ローラ21と平行
に、2点鎖線で示したイレイサー12(黒板消し)を設
けてもよい。このような構成において、説明者が画面消
去ボタン5eを押すと、CPU10は、モータ20を駆
動させ、ローラ21,21を回転させる。これにより、
シート部材2がイレイサー12に対して平行に通過し、
その際、イレイサー12によりシート部材2上に書き込
まれた文字や図面等の情報が消去される。そして、CP
U10は、シート部材2が1画面分走行し終わると、モ
ータ20の動きを停止させる。すると、黒板面1dに
は、次画面のシート部材2が露面した状態となる。この
とき、次画面のシート部材2にも情報が書き込まれてい
れば、再度画面消去ボタン5eを押すと、上述と同様に
して、その画面に書き込まれた情報が消去され、更に次
画面が露面する。このように、上記構成によれば、シー
ト部材2に書き込まれた情報を自動的に消去することが
でき、なにも書き込まれていない画面を適宜露面させる
ことができる。従って、黒板面1dに文字や図が書かれ
ている場合には、使用者は画面消去ボタン5eを押して
から再生ボタン5dを押すことにより、図や文字が消去
された後の黒板面1dに再生画像データを書き込ませる
ことができる。すなわち、既に書き込まれた文字や、図
などの上に、再生された画像データが上書きされること
を防ぐことができる。
【0025】[第2実施形態]次に、本発明の第2実施形
態について説明する。 A:構成 A―1:機械的構成 図5は、本発明の第2実施形態である電子黒板の外観図
であり、図6はその内部構成図である。図5に示すよう
に、電子黒板1′の黒板面1d′内に露面するシート部
材2′に筆記された内容を、筆記の軌跡データとして記
憶する場合について説明する。本実施形態では、電子黒
板1′の黒板面1d′内に露面するシート部材2′上を
移動する筆記ペンの位置座標を(x、y)座標として検
知し、30秒ごとにその軌跡を記憶する。図5に示す電
子黒板1′は、矩形のフレーム枠1a′が2本の支柱1
b′,1b′によって支持されており、矩形のフレーム
枠1a′の内側にシート部材2′が設けられ、このシー
ト部材2′の表面にマーカーなどで字を書くことができ
るようになっている。また、上側のフレーム枠1a′の
内部には、シート部材2′の表面に近接して、超音波受
信機202a,202bが同一直線上に配設されてい
る。この超音波受信機202a,202b及びフレーム
枠1a′によって囲まれている部分が黒板面1d′とな
っている。なお、以下の説明においては、黒板面1d′
の水平方向をX軸座標とし、垂直方向をY軸座標とす
る。黒板面1d′への筆記に使用される筆記ペン200
は、その先端に、超音波送信機201が設けられてい
る。また、電子黒板1′の上部には、プロジェクタ8′
が配設される。そして、フレーム枠1a′の下の水平枠
部の中央には、記録開始ボタン5b′、記録停止ボタン
5c′、再生ボタン5d′などの所定の処理を指示する
操作パネル5′が配設されている。また、フレーム枠1
a′の上の水平枠部の左右には、電子黒板1′の周囲の
音声を収音するためのマイク3′が配設され、フレーム
枠1a′の下の水平枠部の左右には、音声を出力するス
ピーカ4′が配設されている。なお、音場定位の向上の
為には、マイク3′及びスピーカ4′は、電子黒板1′
の左右に配設するステレオ方式が望ましいが、それぞれ
1つのみ配設されるモノラル方式でも良い。
【0026】A―2:電気的構成 次に、電子黒板1′の制御回路について図6を参照して
説明する。図6に示すように、CPU10′は、各部を
制御し、計時回路11′の出力から時刻を認識する。操
作パネル5′は、第1実施形態と同様の操作ボタン(図
示の5a′,5b′,5c′,5d′参照)を有し、C
PU10′に各種動作の指示を与える。超音波受信機2
02a及び202bは、超音波発信機201から発信さ
れた超音波を受信し、その情報をCPU10′に供給す
る。画像記憶メモリ9a′は、RAM等で構成され、ス
キャナ6にて走査された情報を画像データとして記憶
し、音声記憶メモリ9b′は、音声データを記憶する。
RAM9c′は、CPU10の一時的なデータ記憶エリ
アとして使用される。音声入力回路30′は、マイク
3′にて収音された音声を、音声データに変換する。音
声出力回路40′は、供給された音声データに基づいて
音声信号を生成し、これを増幅してスピーカ4′に供給
する。プロジェクタ8′は、CPU10′の制御の元
で、供給された画像データを電子黒板1′の黒板面1
d′に表示する。
【0027】B:動作 B−1:記憶動作 次に、電子黒板1の黒板面1d′内に露面するシート部
材2′に筆記された内容を、画像の軌跡データとして記
憶する動作について説明する。説明者が、操作パネル
5′の記録開始ボタン5b′を押すと、CPU10′
は、マイク3′にて収音され出力された音声信号を、音
声入力回路30′にて音声データに変換して一時的にR
AM9c′に記憶させていく。このときCPU10′
は、記録開始ボタン5b′が押された時刻からの経過時
間を、計時回路11′の出力から計測し、時間経過情報
として認識する。そして、30秒経過毎に、図8に示す
ように、その30秒間にRAM9c′に記憶された音声
データを、1つのデータブロックとして時間経過情報と
ともに音声記憶メモリ9b′に記憶させる。これによ
り、電子黒板1′近傍で発言された音声の録音が開始さ
れる。
【0028】また、説明者が電子黒板1′の黒板面1
d′内に露面するシート部材2′に筆記ペン200で筆
記を行うと、筆記ペン200の先端にある超音波送信機
201から発せられる超音波を、2つの超音波受信機2
02a,202bにて受信する。受信された情報は、C
PU10′に供給され、CPU10′は、供給された情
報に基づき、超音波受信機202aと超音波受信機20
2bとの距離をTOF計算によって算出する。これによ
り、超音波送信機201即ち筆記ペン200の位置を検
出する。このようにして、電子黒板1′の黒板面1d′
内に露面するシート部材2′を移動する筆記ペン200
の軌跡の検知が開始される。
【0029】例えば図7に示すように、超音波受信機2
02aと超音波受信機202bとの距離をLとし、超音
波受信機202bで検出された距離をs1とし、超音波
受信機202aで検出された距離をs2とすると、3角
法によって、超音波送信機201即ち筆記ペン200の
位置は1点に決定される。従って、筆記ペン200の位
置座標(x、y)が求めることができる。そして、この
筆記ペン200の位置検出を時系列的に行うことによっ
て、筆記ペン200の移動の軌跡情報を得ることができ
る。本実施形態におけるCPU10′は、この筆記ペン
200の移動の軌跡情報を、音声の記録周期と同じ30
秒経過毎に記憶する。すなわち、図8に示すように、3
0秒間に移動した軌跡情報を1トラックとし、経過時間
情報とともに画像データとして画像記憶メモリ9a′に
記憶させる。
【0030】そして、説明者が録音停止ボタン5c′を
押すと、CPU10′は、電子黒板1′近傍で発言され
た音声の録音を停止するとともに、筆記ペン200の軌
跡の検知を停止する。
【0031】B−2:再生動作 次に、説明者が再生ボタン5d′を押すと、CPU1
0′は、音声記憶メモリ9b′に記憶された音声データ
について、経過時間情報を参照して、その経過時間順
に、音声データを抽出し、音声出力回路40′に供給す
る。音声出力回路40′は、供給された音声データに基
づいて音声信号を生成し、スピーカ4′に供給する。ス
ピーカ4′は、供給された音声信号を増幅して出力す
る。これにより、音声の再生が行われる。
【0032】また、再生ボタン5d′が押されたと同時
にCPU10′は、画像記憶メモリ9a′に記憶されて
いる画像データについて、経過時間情報を参照してその
経過時間順に、画像データを抽出し、RAM9c′にお
いて画像データを合成する。そして、合成された画像デ
ータを、30秒毎にプロジェクタ8′に供給する。プロ
ジェクタ8′は、供給された画像データを黒板面1d′
に光学的に投影する。これにより、黒板面1d′に書か
れた内容が、黒板面1d′上に順次再生される。
【0033】例えば、30秒毎の軌跡データとして図9
に示すような画像データが画像記憶メモリ9a′に記憶
されている場合、まず始めに画像データ1をRAM9
c′へ転送し、それをプロジェクタ8′に供給する。次
の30秒後に、画像データ2をRAM9c′に転送し、
先の画像データ1と合成して、その合成された画像デー
タをプロジェクタ8′に供給する。また次の30秒後
に、画像データ3をRAM9c′に転送し、先の画像デ
ータ1及び画像データ2と合成して、その合成された画
像データをプロジェクタ8′に供給する。このようにし
て経過時間順に、画像記憶メモリ9a′に記憶されてい
る画像データをプロジェクタ8′に供給する。
【0034】本実施形態によれば、所定の周期(例えば
30秒)ごとに、筆記内容を再生し、かつ、音声につい
ても、再生した画像に対応する部分を再生するようにし
たので、よりリアルに会議などの情景を再現することが
できる。
【0035】なお、上述の第1実施形態と同様にして、
電子黒板1′は、モータと、ローラと、環状のシート部
材とを備え、モータに駆動されたローラの回転により、
黒板面1d′に現れるシート部材の面が入れ替わる構成
にしても良い。更にこの場合、図5に示すように、操作
パネル5′に2点鎖線で示した画面消去ボタン5e′を
設け、フレーム枠1a′の右の垂直枠部の内部に、ロー
ラと平行に、2点鎖線で示したイレイサー12′(黒板
消し)を設けてもよい。このような構成において、説明
者が画面消去ボタン5e′を押すと、CPU10′は、
モータを駆動させ、ローラを回転させる。これにより、
シート部材がイレイサー12′に対して平行に通過し、
その際、イレイサー12′によりシート部材上に書き込
まれた文字や図面等の情報が消去される。そして、CP
U10′は、シート部材が1画面分走行し終わると、モ
ータの動きを停止させる。すると、黒板面1d′には、
次画面のシート部材が露面した状態となる。このとき、
次画面のシート部材にも情報が書き込まれていれば、再
度画面消去ボタン5e′を押すと、上述と同様にして、
その画面に書き込まれた情報が消去され、更に次画面が
露面する。このように、上記構成によれば、シート部材
に書き込まれた情報を自動的に消去することができ、な
にも書き込まれていない画面を適宜露面させることがで
きる。従って、黒板面1d′に文字や図が書かれている
場合には、使用者は画面消去ボタン5e′を押してから
再生ボタン5d′を押すことにより、図や文字が消去さ
れた後の黒板面1d′に再生画像データを書き込ませる
ことができる。すなわち、既に書き込まれた文字や、図
などの上に、再生された画像データが上書きされること
を防ぐことができる。
【0036】[変形例1]電子黒板1′の黒板面1d′内
に露面するシート部材2′に筆記された文字、図などを
検出するその他の装置について図10を参照して説明す
る。図10に示される筆記ペン210の先端には、再帰
反射部材211が配設され、一方、黒板面1d′上に、
光学ユニット212a,212bが、同一直線上に配設
されている。光学ユニット212a,212bは、光を
投光する投光部と、反射光を受光する受光部とを備え、
投光部より、シート部材2′上に平行な光を投光する。
このとき、黒板面1d′上に筆記ペン210が存在する
と、筆記ペン210の先端に配設された再帰反射部材2
11によって、投光された光が反射し、投光された光と
同一方向に反射される。この反射光を、受光部にて受光
し、受光した光の方向を検出する。この場合、光学ユニ
ット212a,212bによって、2方向を検出するこ
とができる。例えば、光学ユニット212aと光学ユニ
ット212bとの距離をLとし、光学ユニット212b
で検出された方向をαとし、光学ユニット212aで検
出された方向をβとすると、3角測量の原理によって、
筆記ペン210の位置が一義的に決定される。ここで、
黒板面1d′をXY座標とみなすと、筆記ペン210の
位置座標(x、y)を求めることができる。この筆記ペ
ン210の位置検出を時系列的に行うことによって、筆
記ペン200の移動の軌跡情報を得ることができる。
【0037】[変形例2]上述した各実施形態ではプロジ
ェクタ8、8′を用いたが、これに替えて、X−Yプロ
ッタ装置を用いて、電子黒板1′の黒板面1d′内に露
面するシート部材2′に筆記された文字、図などの情報
を再生してもよい。図11は、この場合の構成例を示す
図である。図11に示す電子黒板1′のフレーム枠1
a′の上下の水平枠部には、X−Yプロッタ装置80′
のX軸レール80a′が設けられ、一方、フレーム枠1
a′の垂直枠部に平行してX−Yプロッタ装置80′の
Y軸レール80b′が設けられ、Y軸レール80b′の
内部に、プロッタ80c′が設けられている。Y軸レー
ル80b′、プロッタ80c′に、図12に示すモータ
20′の駆動力が伝達されると、プロッタ80c′はY
軸レール80b′に沿って、Y軸レール80b′はX軸
レール80a′に沿って移動するようになっている。
尚、このとき、電子黒板1′の水平方向をX軸座標と
し、垂直方向をY軸座標とする。
【0038】電子黒板1′の制御回路は、上述した各実
施形態とほぼ同様であり、図12に示すとおりである。
そして、図12に示すモータ20′は、CPU10′の
制御の元で、X−Yプロッタ装置80′のY軸レール8
0b′、プロッタ80c′を駆動する。他の各部につい
ては、上述の図6の説明と同様なため説明は省略する。
【0039】そして、画像記憶メモリ9a′に記憶され
た画像データを再生する場合は、CPU10′は、モー
タ20′を駆動し、画像記憶メモリ9a′に記憶されて
いる画像データのxy座標、時間情報を元に、Y軸レー
ル80b′、プロッタ80c′を動かす。これにより、
画像データの再生を行うことができる。
【0040】なお、変形例2では、電子黒板1′に、X
−Y軸の2次元駆動で2次元画面を再現するX−Yプロ
ッタ装置を適用しているが、これに限らず、Y軸のみの
1次元駆動で2次元画面を再現するY−プロッタ装置を
適用しても良い。この場合、上述の第1実施形態と同様
にして、電子黒板1′は、ローラ駆動モータと、ローラ
と、環状のシート部材とを備え、モータに駆動されたロ
ーラの回転により、黒板面1d′に現れるシート部材の
面が移動する構成にする。更に、上述の変形例2と同様
にして、図13に示すように、フレーム枠1a′の垂直
枠部に平行してY−プロッタ装置81のY軸レール80
b′を設け、Y軸レール80b′の内部に、プロッタ8
0c′を設ける。そして、CPU10′は、X座標情報
に基づいて、ローラ駆動モータの駆動力をローラに伝達
し、これにより、黒板面1d′に現れるシート部材2の
面を移動させるとともに、Y座標情報に基づいて、上述
の変形例2におけるモータ20′の駆動力を、Y軸レー
ル80b′、プロッタ80c′に伝達し、これにより、
プロッタ80c′をY軸レール80b′に沿って移動さ
せる。以上のような構成によって、Y軸のみの1次元駆
動で、2次元の画面を再現することができる。
【0041】また、上述のX−Yプロッタ装置やY−プ
ロッタ装置において、図11又は図13に示すように、
Y軸レール80b′の内部に、2点鎖線で示したイレイ
サー12′(黒板消し)を設け、操作パネル5′に2点
鎖線で示した画面消去ボタン5e′を設けてもよい。こ
のような構成において、説明者が画面消去ボタン5e′
を押すと、CPU10′は、モータ20′を駆動させ、
Y軸レール80b′を駆動させる。これにより、イレイ
サー12′がシート部材2に対して平行に通過し、シー
ト部材2′上に書き込まれた文字や図面等の情報が消去
される。従って、黒板面1d′に文字や図が書かれてい
る場合には、使用者は画面消去ボタン5e′を押してか
ら再生ボタン5d′を押すことにより、図や文字が消去
された後の黒板面1d′に再生画像データを書き込ませ
ることができる。すなわち、既に書き込まれた文字や、
図などの上に、再生された画像データが上書きされるこ
とを防ぐことができる。
【0042】本発明は上述した実施形態に限定されるも
のではなく、種々の変形が可能である。例えば、画像の
み再生されるような画像再生ボタンを備えるようにして
も良いし、音声のみ再生されるような音声再生ボタンを
備えるようにしても良い。また、画像のページ送りボタ
ンを備え、画像再生の際、1画像ずつ再生されるように
し、ページ送りボタンによって、画像の切り替えを行う
ようにしても良い。
【0043】
【発明の効果】本発明の電子黒板によれば、筆記面上に
書き込まれた文字や、図等の画像と、それらが書き込ま
れた際に発言された音声とを同期をとって再生すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の電子黒板の外観図であ
る。
【図2】 本発明の一実施形態の電子黒板の一部内部を
示す図である。
【図3】 本発明の一実施形態の電子黒板の内部構成を
示すブロック図である。
【図4】 本発明の一実施形態の電子黒板に記憶される
データの形式を模式的に示した図である。
【図5】 本発明の一実施形態の電子黒板の外観図であ
る。
【図6】 本発明の一実施形態の電子黒板の内部構成を
示すブロック図である。
【図7】 本発明の一実施形態の電子黒板の筆記ペンの
軌跡を検知する仕組みを説明する為の図である。
【図8】 本発明の一実施形態の電子黒板に記憶される
データの形式を模式的に示した図である。
【図9】 本発明の一実施形態の電子黒板に記憶される
データの形式を模式的に示した図である。
【図10】 本発明の一実施形態の電子黒板の筆記ペン
の軌跡を検知する仕組みを説明する為の図である。
【図11】 本発明の一実施形態の電子黒板の外観図で
ある。
【図12】 本発明の一実施形態の電子黒板の内部構成
を示すブロック図である。
【図13】 本発明の一実施形態の電子黒板の外観図で
ある。
【符号の説明】 1 電子黒板 1a フレーム枠 1b 支柱 1c ボード部材 1d 黒板面 2 シート部材 3 マイク 4 スピーカ 5 操作パネル 5a 走査ボタン 5b 録音開始ボタン 5c 録音停止ボタン 5d 再生ボタン 5e 画面消去ボタン 6 スキャナ 7 プリンタ 8 プロジェクタ 9a 画像記憶メモリ 9b 音声記憶メモリ 9c RAM 10 CPU 11 計時回路 12 イレイサー 20 モータ 21 ローラ 30 音声入力回路 40 音声出力回路 1′ 電子黒板 1a′ フレーム枠 1b′ 支柱 1c′ ボード部材 1d′ 黒板面 2′ シート部材 3′ マイク 4′ スピーカ 5′ 操作パネル 5a′ 走査ボタン 5b′ 記録開始ボタン 5c′ 記録停止ボタン 5d′ 再生ボタン 5e′ 画面消去ボタン 9a′ 画像記憶メモリ 9b′ 音声記憶メモリ 9c′ RAM 10′ CPU 11′ クロック回路 12′ イレイサー 20′ モータ 21′ ローラ 30′ 音声入力回路 40′ 音声出力回路 80′ X−Yプロッタ装置 80a′ X軸レール 80b′ Y軸レール 80c′ プロッタ 81 Y―プロッタ装置 200 筆記ペン 201 超音波送信機 202a 超音波受信機 202b 超音波受信機 210 筆記ペン 211 再帰反射部材 212a 光学ユニット 212b 光学ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C070 AA10 AB10 AC01 AC12 AC13 AC18 BB07 BB09 BB13 BB16 2C071 CA02 CA05 DA01 DB02 DC01 DC04 EA02 EB04 EC01 5C062 AA07 AA12 AB23 AB26 AB41 AB42 AC05 AC24 AC64 AE11 AF06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 字や図等の情報を書き込み可能な筆記面
    と、前記筆記面に書き込まれた情報を画像データとして
    読み取る読取手段と、 画像データを記憶する画像記憶手段と、画像データを表
    示する表示手段と、 音声を収音して音声データに変換する音声入力手段と、 音声データを記憶する音声記憶手段と、 供給された音声データに基づいて音声信号を生成する音
    声出力手段と、 前記読取手段で読み取られた画像データと、前記音声入
    力手段にて変換された音声データとを対応付けて、それ
    ぞれ前記画像記憶手段、前記音声記憶手段に記憶し、再
    生指示があった場合に、前記画像記憶手段に記憶された
    画像データを前記表示手段に出力するとともに、前記画
    像データに対応付けられて前記音声記憶手段に記憶され
    た音声データを、前記音声出力手段に供給する制御手段
    とを備えることを特徴とする電子黒板。
  2. 【請求項2】 請求項1において、時刻情報を生成する
    計時手段を備え、前記制御手段は、前記音声記憶指示が
    あった時刻及び前記読取手段で画像データが読み取られ
    た時刻を、前記計時手段で生成された時刻情報から認識
    し、前回読取手段で画像データが読み取られた時刻又は
    音声記憶指示があった時刻から、今回読取手段で画像デ
    ータが読み取られた時刻の間に前記音声入力手段にて変
    換された音声データと、今回読取手段で読み取られた画
    像データとを同期付けてそれぞれ前記画像記憶手段、前
    記音声記憶手段に記憶し、再生指示があった場合に、前
    記画像記憶手段に記憶された画像データを前記表示手段
    に出力するとともに、前記画像データに同期付けられて
    前記音声記憶手段に記憶された音声を、前記音声出力手
    段に供給することを特徴とする電子黒板。
  3. 【請求項3】 請求項1において、時刻情報を生成する
    計時手段を備え、前記制御手段は、前記計時手段で生成
    された時刻情報から所定の時間を計測し、前記読取手段
    に、前記所定の時間毎に、情報を読み取らせ、前記読取
    手段で読み取られた情報を前記所定の時間毎に前記画像
    記憶手段に記憶するとともに、前記所定の時間毎に、そ
    の所定の時間中に前記音声入力手段にて変換された音声
    データを前記音声記憶手段に記憶し、再生指示があった
    場合に、所定の時間の経過順に前記画像データを合成し
    て前記表示手段に出力するとともに、前記音声記憶手段
    に記憶された音声データを、前記所定の時間の経過順
    に、前記音声出力手段に供給することを特徴とする電子
    黒板。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記制御手段は、前
    記読取手段に情報を読み取らせる際に、前記所定の時間
    毎に、その所定の時間中に前記筆記面上に書き示された
    情報を読み取らせることを特徴とする電子黒板。
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