JP2003259630A - 電源装置用発振器とこれを用いた電源装置 - Google Patents

電源装置用発振器とこれを用いた電源装置

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JP2003259630A JP2002055176A JP2002055176A JP2003259630A JP 2003259630 A JP2003259630 A JP 2003259630A JP 2002055176 A JP2002055176 A JP 2002055176A JP 2002055176 A JP2002055176 A JP 2002055176A JP 2003259630 A JP2003259630 A JP 2003259630A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電源装置用の発振器で、PWM,PFM,PA
Mに必要な各種制御パルスを1つ回路の発振器で実現
し、待機時から重負荷の広範囲に亘って高効率を得る。 【解決手段】本発明の電源装置は、PWM,PFM,P
AMの各種パルスに対応した制御関数を作成し発生する
V/I変換器を備えた制御関数発生回路と、該制御関数
発生回路の出力電流によって発振周波数のオンパルス幅
とオフパルス幅をそれぞれ独立に設定できるCMOSデ
ィジタル回路構成の電流制御の可変発振器とを備え、負
荷の重さに応じてパルスのパターンを切換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源装置の発振器
に係り、特に高い周波数の発振パルスを得るための発振
器に関し、一つの発振器でPWM(Pulse Width Modula
tion:パルス幅変調)と、PFM(Pulse Frequency Mo
dulation:パルス周波数変調)と、PAM(Pulse Ampl
itude Modulation:パルス振幅変調)とのパルスを発生
するに好適な電源装置用の発振器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術のスイッチング電源用の発振器
には、三角波発振手段とアナログコンパレータとを使用
した発振器が特開平2−136064号公報に開示され
ている。また、特開平10−14217号公報には負荷
電流の大小を検出して、軽負荷時はPFM制御、重負荷
時はPWM制御に切換える発振器が開示されている。さ
らに、MAXIM社の電源用集積回路MAX1718
(MAXIM社製品名)では、2つのワンショットマル
チバイブレータを用いた発振器がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記特開平2−136
064号公報ではアナログコンパレータを使用するた
め、1MHz以上の高周波での動作が難しい。また、前
記特開平10−14217号公報もアナログコンパレー
タを使用するため高周波化に不向きで、待機時から重負
荷までの広い範囲で効率アップが図れない。前記MAX
IM社の電源用集積回路MAX1718(MAXIM社
製品名)では発振周波数設定用に2つのコンデンサと2
つの発振器とで構成している。そのため、待機時から重
負荷までシリーズレギュレータ制御,PAM制御,PF
M制御,PWM制御と制御方法を切換えるマルチモード
のスイッチング電源では、対応する制御方法と同数の発
振器が必要になり、回路が複雑になり、LSIのレイア
ウト面積が大きく不利になる。また、複数の発振器を備
えると、発振器間の干渉が問題になる。
【0004】本発明の目的は、高周波の発振器に係わ
り、特にPWM,PFM,PAMに必要な各種制御パル
スを1つの発振器で実現することにある。さらには、本
発明の発振器をマルチモード対応のスイッチング電源に
適用して待機時から重負荷の広範囲に亘って高効率を得
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の問題を解
決するために、高周波動作やマルチモードに対応する発
振器はディジタル動作で、かつ複数の制御パルスを一つ
の発振器で発生することが望ましい。
【0006】本発明の電源装置の発振器は、PWM,P
FM,PAMの各種パルスをそれぞれの電流パターンに
対応した制御関数を作成し発生する電圧/電流変換器
(V/I変換器と略す。)構成の制御関数発生回路と、
該制御関数発生回路の出力電流によって得られる発振周
波数のオンパルス幅とオフパルス幅をそれぞれ独立に設
定できるCMOSディジタル回路構成の電流制御の可変
発振器とを備える。
【0007】本発明の発振器は、PWMやPFM(PA
MはPFMの一部と考える)のパルスに対応した電流パ
ターンを制御関数として発生し、この制御関数で可変発
振器を制御し、所望のPWMやPFMのパルスを選択的
に出力する。
【0008】本発明の発振器では、可変発振器にはCM
OSディジタル回路を、制御関数発生回路には差動回路
のV/I変換器を使用できるので、発振器の高周波動作
を達成できる。また、本発明の発振器は、1つの可変発
振器でPWMやPFMに対応した発振周波数のオンパル
ス幅とオフパルス幅を選択的に発生するので、待機時か
ら重負荷までの広い範囲で高い変換効率を達成するマル
チモード対応のスイッチング電源に適用できる。さら
に、複数の発振器を使用しないので、発振器間の干渉が
ない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を用
いて詳しく説明する。なお、以下の各図で同じ符号は同
じ構成要素を示す。また、以下の実施例では、電力半導
体素子として絶縁ゲート型半導体素子のパワーMOSF
ETの場合を説明するが、IGBTに置き換えてもよ
い。
【0010】(実施例1)図1に本実施例の発振器の動
作原理回路を示す。図1で、制御入力端子に制御入力電
圧Vcを、基準入力端子に基準入力電圧Vrを入力す
る。制御入力電圧Vcと基準入力電圧Vrとを制御関数
発生回路200に入力し、制御関数発生回路200の2
つの出力は可変発振器100に接続する。可変発振器1
00に入力する制御関数発生回路200の2つの出力は
電流源110と120とに接続する。さらに、電流源1
10の出力はスイッチ101とスイッチ102とを介し
てグランドに接続し、電流源120の出力はスイッチ1
03とスイッチ104とを介してグランドに接続し、ス
イッチ101とスイッチ102との中点には、コンデン
サ105の一方の端とフリップフロップ106のリセッ
ト入力(R)とが接続し、スイッチ103とスイッチ1
04との中点には、コンデンサ105の他方の端とフリ
ップフロップ106のセット入力(S)とが接続する。
そして、フリップフロップ106の2つの出力である
(QB)と(Q)とはそれぞれ第1の出力端子と第2の
出力端子とに接続する。
【0011】次に図1の回路の動作を説明する。制御関
数発生回路200は制御入力電圧Vcと、基準入力端子
に入力した基準入力電圧Vrとの大小関係に応じて、例
えばPWM制御の場合には図1の(A)の部分の(a)
に示す制御関数を、PFM制御の場合には図1の(A)
の部分の(b)に示す制御関数を発生する。制御関数発
生回路200が出力する2つの電流In,Ipは、次の
可変発振器100の電流源110,120の電流In,
Ipになる。
【0012】まず、スイッチ102とスイッチ103と
が“閉”、スイッチ101とスイッチ104とが“開”
の場合を説明する。電流源120の電流Ipがコンデン
サ105に注入され、スイッチ103とスイッチ104
との接続点の電位が上昇する。この上昇した電圧がフリ
ップフロップ106のセット入力(S)のしきい値を越
えるとフリップフロップ106がセットされ、その2つ
の出力(Q)と(QB)の電位が反転する。その結果、スイ
ッチ101とスイッチ104とが“閉”、スイッチ10
2とスイッチ103とが“開”になり、今度は電流源1
10の電流Inがコンデンサ105に流入し、スイッチ
101とスイッチ102との接続点の電位が上昇する。
この上昇した電圧がフリップフロップ106のリセット
入力(R)のしきい値を越えるとフリップフロップ10
6はリセットされ、その2つの出力(Q)と(QB)と
の電位を反転する。この繰返しで所望のオンパルス幅t
onとオフパルス幅toffを有するパルスが、可変発
振器100の第1の出力端子からVo1として出る。
【0013】ここで、Vo1のオンパルス幅tonとオ
フパルス幅toffとは、電流源110,120の電流
値In,Ipと、コンデンサ105の容量Cと、フリッ
プフロップ106の入力(S),(R)のしきい値電圧
をVLTとから、(数1)式、(数2)式で表される。
【0014】 ton=C/In・VLT …(数1) toff=C/Ip・VLT …(数2) (数1)式,(数2)式に示すように、オンパルス幅t
onとオフパルス幅toffとが、定電流源110,1
20の電流値In,Ipに反比例し、オンパルス幅to
nとオフパルス幅toffは図1の(B)の部分に示す
関係になる。これらを発振周波数で書き直すと、図1の
(C)の部分の特性になる。
【0015】PWMでは制御入力電圧Vcの大小によら
ずに周波数が一定で、オンパルス幅とオフパルス幅との
割合、すなわちデューティ比が変わるパルスが得られ
る。また、PFMでは、制御入力電圧Vcが基準入力電
圧Vrより小さい場合には、オンパルス幅を最小の一定
パルス幅に設定してオフパルス幅のみが変化して周波数
を変えるパルスが、制御入力電圧Vcが基準入力電圧V
rより大きい場合には、オフパルス幅を最小のパルス幅
に設定してオンパルス幅のみが変化して周波数を変えパ
ルスが、さらに、制御入力電圧Vcと基準入力電圧Vr
とが等しい場合には、オンパルス幅とオフパルス幅とが
等しくかつ最小のパルス幅になり、発振周波数が最大の
パルスになる。
【0016】次に図2を用いて、本実施例のPWMパル
ス発振器を具体的に説明する。図2で、可変発振器10
0は、PMOSを用いた電流源MOS110,120
と、CMOSインバータ構成のスイッチ101,102
と、別のCMOSインバータ構成のスイッチ103,1
04と、これら2つのCMOSインバータの出力の間に
接続したコンデンサ105と、CMOSインバータ13
1〜134と、ANDゲート135と、CMOSインバ
ータ136〜139と、2つのNORゲート140,1
41とを備えたフリップフロップ106とで構成する。
【0017】制御関数発生回路200は、NMOSの差
動対MOS201,202と、差動対MOS201と2
02のソース間に接続した抵抗204と、2つの電流源
205,206のMOSと、PMOSによるダイオード接
続の負荷MOS207,208とで構成する。負荷MOS
207,208は可変発振器100の電流源MOS11
0,120とカレントミラーで構成している。一方の差
動対MOS201のゲートは制御入力端子に接続し、も
う一方の差動対MOS202のゲートが基準電圧設定回
路300の抵抗301と抵抗302の直列回路の中点に
接続する。さらに、電流源MOS205,206はダイ
オード接続のNMOS407とカレントミラーで構成
し、NMOS407には抵抗401,403とNMOS
402,403と、PMOS405,406の折返しカ
レントミラーとから成るバイアス回路400が接続す
る。
【0018】図2の動作を説明する。制御関数発生回路
200は差動回路構成のV/I変換器なので、電流源M
OS205と206とに設定した電流の総和を、制御入
力電圧Vcと基準入力電圧Vrの大小関係とから負荷M
OS207と208とで分配し、図2の(A)の部分に
示す制御電流In,Ipと制御入力電圧Vcとの関係に
なる。負荷MOS207と208の制御電流In,Ip
は、可変発振器100の電流源MOS120,110に
も同様に発生する。
【0019】この制御電流In,Ipによって可変発振
器100が、前記(数1)式,(数2)式に示すパルス幅で
発振する。その動作は、まず、第1の出力端子が「Lo
w」で、第2の出力端子が「High」の場合、スイッ
チ103が「on」、スイッチ104が「off」に、
スイッチ101が「off」、スイッチ102が「on」
になる。この時、電流源120の電流Ipがスイッチ1
03,コンデンサ105,スイッチ102を経由して流
れるので、コンデンサ105のスイッチ103と104
の交点側の電位が上昇する。この上昇電圧がCMOSイ
ンバータ136のしきい値電圧VLTを越えると、CM
OSインバータ136の出力が反転し、その出力反転情
報はCMOSインバータ137〜139を介して「Hi
gh」が確定する。この「High」信号がNORゲー
ト140,141から成るフリップフロップに入力され
ると、第2の出力端子の電圧Vo2は「Low」に反転
し、第1の出力端子の電圧Vo1が「High」にな
る。
【0020】次に、この信号を受けてスイッチ103が
「off」、スイッチ104が「on」に、スイッチ101
が「on」、スイッチ102が「off」になるので、
今度は、電流源MOS110の電流Inがスイッチ10
1,コンデンサ105,スイッチ104を経由して流
れ、コンデンサ105とスイッチ101と102の交点
側の電位が上昇する。この上昇電圧がCMOSインバー
タ131のしきい値電圧VLTを越えると、CMOSイ
ンバータ131の出力が反転し、その出力反転情報はC
MOSインバータ132〜134を介して「High」
が確定する。この「High」信号はANDゲート13
5を介してフリップフロップのNORゲート140に入
力され、第1の出力端子電圧Vo1が「Low」に反転
し、第2の出力端子の電圧Vo2が「High」にな
る。以上の動作を繰返して可変発振器100が発振動作
を継続する。
【0021】前述の電流源MOS205,206の電流
設定は、バイアス回路400で設定する。電流設定値I
setは、MOS402のゲート・ソース間電圧をVG
S,抵抗403の値をRsetとすると、Iset=V
GS/Rsetで求まる。PWMの場合、最大発振周波
数はオンパルス幅tonとオフパルス幅toffが等し
いときと考えられる。従って、最大発振周波数は(数1)
式のInにIsetの値を代入して求めたオンパルス幅
の2倍の逆数となる。このようにしてIsetとコンデン
サ105のCの値を決定し所望の最大周波数を設定す
る。
【0022】また、コンデンサ105をLSIチップ上
で実現する場合には、必要なコンデンサの容量の1/2
の容量のコンデンサを2個配置し、オンチップコンデン
サの寄生容量の及ぼす影響をパルス幅ton,toff
発生時に同じようにするため、この2つのコンデンサの
端子を互い違いに接続する。
【0023】また、制御関数発生回路200では、抵抗
204の抵抗値が大きいほどV/I変換傾斜が緩やかに
なる傾向があるので差動回路のV/I変換器の入力動作
範囲が広がり、制御入力電圧設定の安定性が増す。制御
入力電圧Vcは、電源出力のフィードバック電圧を誤差
増幅器を介して用いるが、電源出力のフィードバック電
圧であってもよい。この場合、基準入力電圧Vrは通常
の電源電圧VCCの分圧電圧、例えば、電源電圧VCC
の2分の1ではなく、バンドギャップリファレンスの基
準電圧を用いることもできる。この場合には、電源の帰
還ループの極性を負帰還制御になるように変更する。
【0024】上記のように、本実施例では、可変発振器
100にCMOSデジタル回路を用い、制御関数発生回
路200には差動回路構成のV/I変換器を使用し、し
かも回路を電流動作にしているので高周波動作ができ
る。
【0025】(実施例2)図3に本実施例のPWMパル
ス発振器を示す。本実施例はPWMパルス発振器がリミ
ッタ700を備え、デューティ比を制限することが実施
例1と異なる。本実施例では、リミッタ700を備えて
いるので、パルスのデューティ比が100%になること
を防いだり、最小オンパルス幅を所定の値に設定でき
る。
【0026】図3のリミッタ700は、701〜706
のMOSで構成する。本実施例の制御入力電圧と制御電
流との関係を図3の(A),(B)の部分に示す。本実
施例では、基準電圧Vrを抵抗301,303で分圧し
た上限リミット値を、MOS701,706を経由して
制御入力端子に加える。また、下限リミット値は、基準
電圧Vcを抵抗304,302で分圧し、MOS70
3,705を経由して制御入力端子に加える。これらの
リミット値は抵抗の分圧比を変えて任意に設定できる。
また、上限リミット値,下限リミット値の何れか1つの
みを設定してもよい。
【0027】(実施例3)本実施例のPWMパルス発振
器を図4に示す。本実施例が実施例1の図2と異なる点
は、可変発振器100の電流源MOS120の電流供給
を、PMOS入力形差動回路を用いたV/I変換器の負
荷MOS218の電流からMOS219のカレントミラ
ーで折り返し、MOS220と電流源MOS120のカ
レントミラーで与えたことである。
【0028】PMOS入力形差動回路は、PMOSの差
動対MOS211,212と、差動対MOS211,2
12のソース間に接続した抵抗214と、2つの定電流
源215,216と、NMOSによるダイオード接続の
負荷MOS217,218とで構成され、負荷MOS2
18は可変発振器100の電流源120とはカレントミ
ラー構成となっている。定電流源215,216はバイ
アス回路400のMOS405とカレントミラー構成に
なっている。このように構成しても、図2の(A),
(B)と同様の特性、図4の(A),(B)が得られ
る。
【0029】(実施例4)本実施例のPWMパルス発振
器を図5に示す。本実施例は実施例3にソフトスタート
回路800を加えた。ソフトスタート回路800は、コ
ンデンサ811と電流源MOS809とスイッチMOS
810と差動回路構成のV/I変換器とを備える。
【0030】本実施例では電源装置の起動時に、UVL
(Under Voltage Lockout)信号のタイミングを使って、
電流源MOS205,206の電流を徐々に増加させ、
最終的にIsetに設定する。このため、UVL信号の
タイミングでMOS810をオフにすることによって、
コンデンサ811は電流源MOS809で定電流充電さ
れ、その端子電圧が上昇する。このようにして電圧が上
昇するので、V/I変換器のMOS802の電流が0〜
Isetへとゆっくり増加する。この電流に追従して、
電流Inが変化するので、前記(数1)に示したオンパ
ルス幅tonが0から徐々に広がりソフトスタートす
る。
【0031】本実施例で、ソフトスタートのタイミング
以前に発振器を動作させないようにするためには、可変
発振器100のCMOSインバータ139をNANDゲ
ートに代え、その1つの入力にUVL信号の反転信号を
加えればよい。ソフトスタートの時間は電流源MOS8
09の電流と、コンデンサ811の容量との積に比例す
る。高周波動作の電源ではコンデンサの容量を小さくで
き、ソフトスタート回路をコンデンサも含めてIC基板
の上に容易に形成できる。
【0032】(実施例5)本実施例のPFMパルス発振
器を図6に示す。本実施例は、制御関数発生回路200
のNMOS入力型差動回路のV/I変換器のMOS20
1にソースとドレインを共通接続したMOS203を、
PMOS入力型差動回路のV/I変換器のMOS211
にソースとドレインを共通接続したMOS213を設
け、MOS203と213のゲートに基準入力電圧Vr
を加える。
【0033】制御入力電圧Vcがゼロから増加して基準
入力電圧Vrに等しくなるまで、MOS201に流れる
電流はゼロであり、MOS203と204はゲートに同
じ基準入力電圧が加わるので負荷MOS207と208
の電流は常にIsetに等しく、この電圧範囲では負荷
MOS207と208の電流は一定の電流Inになる。
【0034】一方、MOS211に流れる電流はMOS
212,213の電流より大きく、Isetの2倍にな
り、制御入力電圧Vcが基準入力電圧Vrに近づくにつ
れ徐々に小さくIsetになるため、逆相の不可MOS
218に流れる電流IpはIsetに増加していく。制
御入力電圧Vcと基準入力電圧Vrが等しくなると、M
OS201〜203,211〜213のゲート電圧が等
しくなるため、MOS208と218の電流が等しくな
り、In=Ip=Isetになる。
【0035】さらに、制御入力電圧Vcが基準入力電圧
Vrを越えると、前述のInとIpの関係が逆になり、
MOS211に流れる電流がゼロとなり、負荷MOS2
18に一定の電流Ipが流れる。一方、MOS201に
流れる電流はMOS202,203に流れる電流より小
さく、その電流は制御入力電圧Vcが基準入力電圧Vr
より大きくなるにつれて徐々に大きくなるため、逆相の
負荷MOS208に流れる電流Inは減少していく。こ
の特性は図6の(A)に示す特性であり、上述の可変発
振器と同様の動作により、第1の出力端子から出力する
パルスのオンパルス幅tonとオフパルス幅toffは
図6の(B)示すようになる。
【0036】(実施例6)図7に本実施例を示す。本実
施例のPFMパルス発振器は、オンパルス幅tonが常時
一定でオフパルス幅toffが制御入力電圧Vcに反比
例する。
【0037】図7では、図4の実施例3でMOS20
1,202,211のゲートを基準入力端子に、MOS
212を制御入力端子に接続したものであって、前述の
制御入力電圧Vcと基準入力電圧Vrに対するオンパル
ス幅tonとオフパルス幅toffの関係は図7の(B)に
示す関係がある。これは、制御関数発生回路200が図
7の(A)に示す制御電流In,Ipを発生し、この制御
電流を可変発振器100に加え、図7の(C)に示す発
振周波数foscを得る。
【0038】(実施例7)図8は、本実施例のPAMパ
ルス発振器である。本実施例では、発振器はPFMパルス
の最小周波数に設定し、図8の(A),(B)に示すよ
うに発振器を制御入力電圧Vcに無関係な一定周波数で
常に発振させる。
【0039】本実施例では、MOS201,202,2
11の各ゲートに基準入力電圧Vrを加え、MOS21
2のゲートに第2の基準入力電圧Vrhを加える。そし
て、基準電圧Vrと第2の基準入力電圧Vrhとの関係
をVrh>Vrにする。これによって、常にオンパルス
幅tonよりオフパルス幅toffが大きな一定周期の
パルス、すなわちPFMパルスでの最小周波数パルスを
発生し、このパルスでCMOSインバータ515と51
6とを駆動する。
【0040】一方、PAMのパルス振幅の制御は、上ア
ームのPチャネルパワーMOSFET2を駆動するCMOSイ
ンバータ515の下側電位、すなわち制御電圧Vdcを
可変して行う。そのために電流発生用にMOS501,
502,505〜508と、抵抗504とからなる差動
回路のV/I変換器を追加して、MOS501のゲート
に制御入力電圧Vcを、MOS502のゲートに基準入
力電圧Vrを加え、さらに電流源MOS505,506
はMOS407とカレントミラーを構成する。制御入力
電圧Vcと基準入力電圧Vrの大小関係で得られる負荷
MOS508の電流はMOS511とのカレントミラー
で折返して、負荷MOS508の電流が抵抗512に流
れる際の電圧降下、すなわちIRドロップで制御電圧V
Gを発生し、MOS513とコンデンサ514の並列回
路を介してCMOSインバータ515の下側電位Vdc
に与える。最終的に図8の(D)に示すような制御入力
電圧Vcと制御電圧Vdcの関係を得て、CMOSイン
バータ515の出力パルスの振幅制御を行う。
【0041】(実施例8)図9に、本実施例を示す。本
実施例はシリーズレギュレータ制御動作に関する。図9
の同期整流方式スイッチング電源の上アームのPチャネ
ルパワーMOSFET2と下アームのNチャネルパワーMOS
FET8bとインダクタ4と平滑コンデンサ5とから成
る出力段の回路構成でシリーズレギュレータ制御動作さ
せる場合を説明する。図9で、下アームのNチャネルパ
ワーMOSFET8bを常時オフにしておき、上アーム
のPチャネルパワーMOSFET2のゲートの電圧を連
続制御動作で可変する。本実施例では、実施例7の図8
と同様の動作で発生した負荷MOS508の電流と抵抗
512とによるIRドロップを制御電圧VGとして上ア
ームのPチャネルパワーMOSFET2のゲートの電圧
を制御し、シリーズレギュレータ制御動作を行う。ここ
で、制御入力電圧Vcに対する制御電圧の関係を図9の
(E)に示す。
【0042】(実施例9)本実施例を図10と図11と
に示す。本実施例は、図4〜図9で説明したPWMパルス
発振器,PFMパルス発振器,PAMパルス発振器,シ
リーズレギュレータ制御を1つにしたマルチモード対応
の発振器である。
【0043】図10は、制御入力端子に入力する制御入
力電圧Vc,基準入力電圧Vr,第2の基準入力電圧V
rh,電源電圧VCC,グランド端子GNDの接地電圧
をスイッチSW1〜SW8で切換えてマルチモード対応
の発振器を実現している。換言すると、制御関数発生回
路200のコア回路部分は変えずに、PWMパルス,P
FMパルス,PAMパルスの各制御関数をスイッチの切
換えだけで作成し、この制御関数を用いて1つの可変発
振器で所望の各種パルスを得ている。すなわち、PWM
パルス発振器とする場合は図10のスイッチSW1〜S
W8を接点a側に、PFMパルス発振器の場合はスイッ
チSW1〜SW8を接点b側に、PFMパルス発振器の
場合はスイッチSW1〜SW8を接点c側に、PAMパ
ルス発振器の場合はスイッチSW1〜SW8を接点d側
に、シリーズレギュレータ制御の場合はスイッチSW1
〜SW8を接点e側に接続する。
【0044】制御関数発生回路200で、200aは2
つの負入力と1つの正入力を備えたNMOS入力型の差
動回路のV/I変換器、制御関数発生回路200の20
0bは、2つの負入力と1つの正入力を有するPMOS
入力型の差動回路のV/I変換器であって、500aは
通常のNMOS入力型の差動回路のV/I変換器であ
る。ここで、前記200aのNMOS入力型の差動回路
のV/I変換器と、200bのPMOS入力型の差動回路の
V/I変換器が前記制御関数発生回路200のコア回路
部分に相当する。
【0045】図11は、上アーム素子にPチャネルパワ
ーMOSFET2,下アーム素子に環流ダイオード3を
配置して、図10のSW8を不要にした他は、図10と
同様である。
【0046】本実施例のマルチモード発振器は、制御関
数発生回路200を差動回路のV/I変換器,可変発振
器100をディジタル回路で構成し、電流動作であるの
で、高速動作、すなわち数M〜数十MHzの高周波発振
ができる。高い周波数の発振器には、スイッチング電源
の出力フィルタのコイルLや、コンデンサCの小さなも
のを使用できるので、電源装置,電源システムを小型化
にできる。
【0047】また、マルチモード対応の発振器は1つの
発振器で総てのモードに対応できるので、発振用のコン
デンサが1つで済み、かつ制御関数の発生もスイッチの
切換えだけで済むので、発振器のチップ面積に占める割
合を小さくできる。さらに、マルチモードに対して1つ
の発振器であるので、発振器間の干渉がなく、回路動作
が安定する。なお、本発振器はマルチモード対応で述べ
ているが、1つの動作モード(例えば、PWM)のみで
電源を動作させることもできる。
【0048】(実施例10)本実施例を図12に示す。
本実施例は実施例9とは発振器の回路構成と動作は同じ
であるが、上アーム素子のNMOSを駆動するPAM
と、シリーズレギュレータ制御の駆動回路とが異なる。
【0049】本実施例では、V/I変換器500aの正
の入力側に制御入力電圧Vcを加え、負の入力側に基準
入力電圧Vrを加え、抵抗512,MOS513,コン
デンサ514,MOS517,スイッチSW7を上アー
ムのNチャネルパワーMOSFET8aのソース側に接続す
る。なお、上アーム素子にPチャネルパワーMOSFETを用
いても良く、その際は当然、駆動回路の構成が変わる。
【0050】本実施例の発振器も実施例9と同様に、数
M〜数十MHzの高周波発振が可能であり、スイッチン
グ電源の出力フィルタのL,Cに小さなものが使用でき
るので、電源回路,システムの小型化が図れる。また、
マルチモード対応の発振器として1つの発振器で総ての
モードに対応できるので、発振用のコンデンサが1つ
で、かつ制御関数の発生もスイッチの切換えだけで済
み、発振器のチップ面積に占める割合を小さくでき、発
振器間の干渉がなく、回路動作が安定する。
【0051】(実施例11)図13に本実施例のマルチ
モード対応スイッチング電源のブロック図を示す。図1
3で、1は直流電源、2はPチャネルパワーMOSFE
T、3は環流ダイオード、4はインダクタ、5は平滑コ
ンデンサ、6は負荷、7は出力フィードバック回路、9
はスイッチング制御回路、10a,10bは一定値出力
手段、11は増幅器、12a,12bは切換スイッチ、
13は乗算器、14は駆動回路、51は負荷電流検出
器、52は制御特性制御回路、71は基準電圧、72は
減算器、73は誤差増幅器、91は三角波発生手段、9
2は比較器、93はリミッタである。
【0052】直流電源1は、バッテリをエネルギー源と
して直流電圧を発生する。PチャネルパワーMOSFE
T2は、スイッチング動作または抵抗器として機能して
直流電源1から出力された直流電圧を降下させる。環流
ダイオード3とインダクタ4と平滑コンデンサ5は、P
チャネルパワーMOSFET2が出力する電圧を平滑す
る。出力フィードバック回路7は、出力する直流電圧、
すなわち負荷6に印加する直流電圧と基準電圧71とを
比較して誤差電圧信号を出力する。スイッチング制御回
路9は、誤差電圧信号に応じてPチャネルパワーMOS
FET2をPWM制御するためのパルス列信号を発生す
る。一定値出力手段10a,10bと増幅器11とは、
PAM制御およびシリーズレギュレータ制御のための波
高値制御信号を出力する。制御特性制御回路52は、負
荷状態に応じてPWM制御と、PAMスイッチ制御と、シ
リーズレギュレータ制御とを選択的に切換える。
【0053】このような制御機能を実現するために、直
流電源1の正極は、PチャネルパワーMOSFET2の
ソースに接続する。PチャネルパワーMOSFET2の
ドレインは、インダクタ4の一方の端子と環流ダイオー
ド3のカソードとに接続する。インダクタ4の他方の端
子は、平滑コンデンサ5の正極に接続する。平滑コンデ
ンサ5の負極と環流ダイオード3のアノードと直流電源
1の負極とは共通に接続し、平滑コンデンサ5の両端に
負荷6を接続する。
【0054】平滑コンデンサ5の正極の電圧、すなわち
負荷6の電圧は、出力フィードバック回路7の内部の減
算器72のマイナス入力端子に入力する。基準電圧71
は、減算器72のプラス入力端子に入力する。減算器7
2の出力は、誤差増幅器73に入力し、この誤差増幅器
73の出力は、出力フィードバック回路7の誤差信号出
力として前記スイッチング制御回路9の内部にあるリミ
ッタ93の入力すると共に増幅器11に入力する。
【0055】リミッタ93の出力と三角波発生手段91
の出力は、比較器92の入力端子に入力する。比較器9
2の出力は、スイッチング制御回路9の外部にある切換
スイッチ12aのA接点に入力する。この切換スイッチ
12aのB接点には、一定値出力手段10aの出力を接
続する。増幅器11の出力は、切換スイッチ12bのA
接点に入力する。切換スイッチ12bのB接点には、一
定値出力手段10bの出力を接続する。切換スイッチ1
2aの出力と切換スイッチ12bの出力とを、乗算器1
3に入力する。乗算器13の出力は、駆動回路14に入
力する。駆動回路14の出力は、PチャネルパワーMO
SFET2のゲートとソースにそれぞれ入力する。
【0056】制御特性制御回路52は、負荷電流検出器
51から負荷電流検出信号を入力して負荷状態を判別
し、判別結果に従って切換スイッチ12a,12bの接
点を切換え制御する。
【0057】図13の一点鎖線で囲んだ部分に、本発明
の実施例9,実施例10のマルチモード対応の発振器を
配置した。ここで、PAM,シリーズレギュレータ制御
では、上アームのPチャネルパワーMOSFET2の駆
動回路まで図示し、図10では下アームMOS8bは環
流ダイオード3に置き換える。
【0058】所望のモードへの切換えは制御特性制御回
路52の負荷状態判別信号で、スイッチSW1〜SW8
を切換える。また、図10,図12の制御入力端子には
誤差増幅器7の出力を加える。PWM,PFM,PAM
パルスを出力する、例えば第1の出力端子は図9の駆動
回路14を経由して上アームのPチャネルパワーMOS
FET2を駆動する。
【0059】本実施例のマルチモード電源は、待機時か
ら重負荷までの広範囲に亘って効率の高いモードに移行
しながら動作できるので、スイッチング電源の効率を高
めることができる。
【0060】(実施例12)図14に本実施例のマルチ
モード対応スイッチング電源のブロック図を示す。図1
3に示す実施例11と同じ構成要素には同一の符号を付
して重複する説明を省略する。本実施例では、中間負荷
領域を、中間高負荷領域と中間低負荷領域の2つの領域
に区分し、中間高負荷領域ではPFM制御で電圧制御
し、中間低負荷領域ではPAMスイッチ制御で電圧制御
する。
【0061】図14において、8a,8bはNチャネル
パワーMOSFET、12cは切換スイッチ、15a,
15bは駆動回路、16はNOT回路、94はリミッタ
である。そして、制御特性制御回路52は、負荷状態に
応じてPWM制御と、PFM制御と、PAMスイッチ制
御と、シリーズレギュレータ制御とを、選択的に実行す
るように、切換スイッチ12a,12b,12cの接点
接続状態を制御する。
【0062】NチャネルパワーMOSFET8aのドレ
インは直流電源1の正極に接続し、ソースはNチャネル
パワーMOSFET8bのドレインとインダクタ4とに
接続する。駆動回路15aの出力は、Nチャネルパワー
MOSFET8aのゲートとソースとに接続する。ま
た、NチャネルパワーMOSFET8bのソースを、直
流電源1の負極と平滑コンデンサ5の負極に接続する。
駆動回路15bの出力は、NチャネルパワーMOSFE
T8bのゲートとソースとに接続する。
【0063】出力フィードバック回路7が出力する誤差
電圧信号は、リミッタ94を経由して三角波出力手段9
1に入力する。三角波出力手段91は、出力する三角波
の周波数を入力電圧に応じて変化させる。比較器92の
出力は、NOT回路16を介して切換スイッチ12cの
B接点に入力する。切換スイッチ12cのA接点は、直
流電源1の負極に接続する。また、負荷6からの指令信
号線を出力フィードバック回路7に接続する。
【0064】図14の一点鎖線で囲んだ部分に、本発明
の実施例9,実施例10のマルチモード対応の発振器を
配置した。ここで、PAM,シリーズレギュレータ制御
では、上アームのPチャネルパワーMOSFET2の駆
動回路まで図示し、図10では下アームのNチャネルパ
ワーMOSFET8bは環流ダイオード3に置き換え
る。
【0065】所望のモードへの切換えは制御特性制御回
路52の負荷状態判別信号で、スイッチSW1〜SW8
を切換える。また、図10,図12の制御入力端子には
誤差増幅器7の出力を加える。PWM,PFM,PAM
パルスを出力する、例えば第1の出力端子は図14の駆
動回路15a,15bを経由してNチャネルパワーMO
SFET8a,8bを駆動する。
【0066】本実施例のマルチモード電源は、待機時か
ら重負荷までの広範囲に亘って効率の高いモードに移行
しながら動作できるので、スイッチング電源の効率を高
めることができる。
【0067】(実施例13)本実施例を図15を用いて
説明する。本実施例は、図13,図14の負荷電流検出
器51と制御特性制御回路52から負荷状態を判別する
方法が実施例11と異なる。図15が図11と異なる点
は、負荷状態をインダクタ4に流れる電流で検出し、そ
の電流の大きさによりモードを切換えるスイッチSW1
〜SW7を制御して最適なモードで電源を動作させるこ
とである。このため、インダクタ4に流れる電流をPチ
ャネルパワーMOSFET2の電流で検出するため、P
チャネルパワーMOSFET2に並列に、Pチャネルパ
ワーMOSFET2のn分の1の電流を検出するMOS
2a〜2cを設け、電流検出用の抵抗600a〜600c
をそれぞれMOS2a〜2cのソースと電源端子との間
に接続し、これらのMOS2a〜2cに流れる電流と抵
抗600a〜600cでの降下電圧と、抵抗610と定
電流源620によって発生した基準電圧とをそれぞれヒ
ステリシスコンパレータCMPA〜CMPCで比較し、
それらの比較結果を順序回路630を介してPWM,P
FM,PAM、シリーズレギュレータ制御動作に対応し
たa,b,c,d,eの情報に分類する。この情報a〜
eでスイッチSW1〜SW7の接点を図15の各スイッ
チに示したa〜eに切換えて効率が最も高くなるモード
に制御する。なお、図15では、抵抗600a〜600
cの両端にはそれぞれCRフィルタ601aと602
a,601bと602b,601cと602c配置し
て、先の降下電圧を平滑化して動作の安定化を図る。
【0068】本実施例では、負荷状態を検出して選択的
にモードを切換えているが、この切換えをデジタル制御
で行うこともできる。この場合、モード切換えスイッチ
の制御だけでなく、発振周波数や、ソフトスタート時間
などの設定も同時に制御できる。さらに、デジタル制御
はCPUから指令信号を出して制御しても良い。
【0069】(実施例14)図16に本実施例を示す。
本実施例では図16のインダクタ4に流れる電流をNチ
ャネルパワーMOSFET8aで検出するために、Nチ
ャネルパワーMOSFET8aのソース電位をMOS6
50,651を介してMOS8fに加える。これによっ
て、NチャネルパワーMOSFET8aと、MOS8f
のソース電位は同電位となり、NチャネルパワーMOS
FET8aとMOS8fはカレントミラーを構成し、M
OS8fでNチャネルパワーMOSFET8aに流れる
電流のn分の1を取り出す。取り出した電流によって、
MOS652,653の折返しカレントミラーを介して
抵抗600cで降下電圧が得られ、同様に抵抗600
b,600aにもそれぞれ降下電圧が得られる。以下、
実施例13と同様にして、得られた情報a〜eでスイッ
チSW1〜SW8の接点を切換えて効率が最も高くなる
モードに制御する。
【0070】本実施例を携帯電話の電源に適用する場合
を以下に示す。携帯電話の電源では、待機時から重負荷
までの負荷電流の範囲は100μA〜200mAと3桁
程度の負荷電流検出レンジが必要になる。一例として、
制御モードと負荷電流ILの範囲とを示すと下記のよう
になる。
【0071】 (制御モード) (負荷電流ILの範囲) PWM 50mA≦IL PFM 5mA≦IL<50mA PAM 0.5mA≦IL<5mA シリーズレギュレータ制御 IL<0.5mA 本実施例の電源の電流検出回路では、このように何桁も
の範囲で変わる電流に応じて、抵抗600a〜600c
の値の桁を変えて重み付けして設定するので、ヒステリ
シスコンパレータCMPA〜CMPCの入力電圧を負荷
電流に無関係に、常に同レベルの電圧で比較できる。本
実施例の負荷電流のヒステリシスを含む切換えタイミン
グと制御モードとスイッチSW1〜SW8の切換えは図
17に示す関係である。
【0072】本実施例では、負荷状態を検出して選択的
にモードを切換えているが、この切換えをデジタル制御
で行うこともできる。この場合、モード切換えスイッチ
の制御だけでなく、発振周波数や、ソフトスタート時間
などの設定も同時に制御できる。さらに、デジタル制御
はCPUから指令信号を出して制御しても良い。
【0073】本実施例の発振器は、携帯用電源に適用で
きるばかりでなく、VRM(VoltageRegulator Modul
e),Brick電源,汎用の電源制御用ICにも適用でき
る。
【0074】
【発明の効果】本発明によれば、制御関数発生回路が差
動回路のV/I変換器で、可変発振器がディジタル回路
の電流動作型の発振器構成なので、高速動作、すなわち
数M〜数十MHzの高周波発振が実現である。この高周
波発振器は、スイッチング電源の出力フィルタのL,C
に小型のものが使用できるので、電源回路や電源を用い
たシステムの小型化が図れる。
【0075】また、本発明のマルチモード対応の発振器
は1つの発振器で総てのモードに対応できるので、発振
用のコンデンサが1つで、かつ制御関数の発生もスイッ
チの切換えだけで済み、発振器のチップ面積に占める割
合が小さくできる。
【0076】さらに、マルチモードに対して1つの発振
器は、従来の複数の発振器を用いる方法に比べて、発振
器間の干渉の問題が発生せず回路の安定動作が期待でき
る。
【0077】本発明のスイッチング電源は、負荷電流の
状態に応じてPWM,PFM,PAM,シリーズレギュレ
ータ制御を選択的に切換え、待機時から重負荷までの広
範囲に亘ってスイッチング電源の効率を高めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の発振器の動作原理回路図である。
【図2】実施例1のPWMパルス発振器の回路図であ
る。
【図3】実施例2のPWNパルス発振器の回路図であ
る。
【図4】実施例3のPWMパルス発振器の回路図であ
る。
【図5】実施例4のソフトスタート回路を備えた発振器
の回路図である。
【図6】実施例5のPFMパルス発振器の回路図であ
る。
【図7】実施例6のPFMパルス発振器の回路図であ
る。
【図8】実施例7のPAMパルス発振器の回路図であ
る。
【図9】実施例8のシリーズレギュレータ制御の回路図
である。
【図10】実施例9のマルチモード対応発振器の回路図
である。
【図11】実施例9のマルチモード対応発振器の別の回
路図である。
【図12】実施例10のマルチモード対応発振器の回路
図である。
【図13】実施例11のマルチモード対応発振器を備え
たスイッチング電源の回路図である。
【図14】実施例12のマルチモード対応発振器を備え
たスイッチング電源の回路図である。
【図15】実施例13のマルチモード対応発振器の回路
図である。
【図16】実施例14のマルチモード対応発振器の回路
図である。
【図17】実施例14のマルチモード対応発振器のモー
ド切換えの説明図である。
【符号の説明】
1…直流電源、2…PチャネルパワーMOSFET、3
…環流ダイオード、4…インダクタ、5…平滑コンデン
サ、6…負荷、8a,8b,8c…NチャネルパワーMO
SFET、100…可変発振器、106…フリップフロ
ップ、200…制御関数発生回路、200a,200
b,500a…V/I変換器、300…基準電圧設定回
路、400…バイアス回路、630…順序回路、800
…ソフトスタート回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 叶田 玲彦 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 吉田 信一 群馬県高崎市西横手町111番地 株式会社 日立製作所半導体グループ内 (72)発明者 林 克典 神奈川県小田原市中里322番2号 株式会 社日立製作所RAIDシステム事業部内 Fターム(参考) 5H730 AA14 AA15 AS01 BB13 DD04 EE59 FD01 FD31 FF02 FF05 FF06 FG02 FG03 FG04 FG05 FG06 FG07 FG21 FG22 XC04 XC14

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力した直流を電力半導体素子でスイッチ
    ングして負荷に電力を供給する電源装置に用いる電源装
    置用発振器において、 出力パルスのオンパルス幅とオフパルス幅を制御電流に
    よってそれぞれ独立に制御する可変発振器と、該可変発
    振器に入力する制御電流を所望の電流パターンの制御関
    数として発生する制御関数発生回路とを備えることを特
    徴とする電源装置用発振器。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記可変発振器が、前
    記制御電流で制御される2つの電流源と、該2つの電流
    源の電流で動作する2つのCMOSインバータと、該2
    つのCMOSインバータの出力の間に接続した発振用コ
    ンデンサと、該コンデンサの両端がフリップフロップの
    2つの入力に接続し、該フリップフロップの2つの出力
    を前記CMOSインバータの入力に交差接続したことを
    特徴とする電源装置用発振器。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記可変発振器が前記
    発振用コンデンサを接続した前記2つのCMOSインバ
    ータの各出力端と、前記フリップフロップの2つの入力
    端との間に、それぞれ偶数段のCMOSインバータと、
    フリップフロップの両方の入力が同時に入らないように
    禁止するANDゲートを接続したことを特徴とする電源
    装置用発振器。
  4. 【請求項4】請求項1または請求項2の何れかにおい
    て、前記制御関数発生回路が、差動回路と抵抗とを備え
    た電圧/電流変換器を備え、PWMパルスに対応する電
    流パターンの制御関数を発生する場合に、前記差動回路
    の負の入力端に制御電圧を加え、正の入力端に基準電圧
    を加えることを特徴とする電源装置用発振器。
  5. 【請求項5】請求項1または請求項2の何れかにおい
    て、前記制御関数発生回路が、NMOS入力型の差動回路と
    抵抗とを備えた第1の電圧/電流変換器と、PMOS入
    力型の差動回路と抵抗とを備えた第2の電圧電流変換器
    とを備え、PWMパルスに対応する電流パターンの制御
    関数を発生する場合に、前記第1の電圧/電流変換器と
    第2の電圧/電流変換器との両方の差動回路の負の入力
    端に制御電圧を加え、前記両方の差動回路の正の入力端
    に基準電圧を加えることを特徴とする電源装置用発振
    器。
  6. 【請求項6】請求項1または請求項2の何れかにおい
    て、前記制御関数発生回路が、NMOS入力型の2つの負の
    入力端を備えた差動回路と抵抗とを有する第1の電圧/
    電流変換器と、PMOS入力型の2つの負の入力端を備
    えた差動回路と抵抗とを有する第2の電圧/電流変換器
    とを備え、PFMパルスに対応する電流パターンの制御
    関数を発生する場合に、前記第1の電圧/電流変換器と
    第2の電圧/電流変換器との両方の差動回路の1つの負
    の入力端に制御電圧を加え、前記両方の差動回路の別の
    負の入力端と正の入力端とに基準電圧を加えることを特
    徴とする電源装置用発振器。
  7. 【請求項7】請求項1または請求項2の何れかにおい
    て、前記制御関数発生回路が、NMOS入力型の差動回路と
    抵抗とを有する第1の電圧/電流変換器と、PMOS入
    力型の差動回路と抵抗とを有する第2の電圧/電流変換
    器とを備え、PFMパルスに対応する電流パターンの制
    御関数を発生する場合に、前記第2の電圧/電流変換器
    の差動回路の正の入力端に制御電圧を加え、該正の入力
    端以外の第1および第2の電圧/電流変換器の差動回路
    の入力端に基準電圧を加えることを特徴とする電源装置
    用発振器。
  8. 【請求項8】請求項7において、前記制御関数発生回路
    が、PAMパルスに対応する電流パターンの制御関数を
    発生する場合に、前記制御電圧に代えて、前記基準電圧
    より大きな第2の基準電圧を加えることを特徴とする電
    源装置用発振器。
  9. 【請求項9】請求項1または請求項2の何れかにおい
    て、前記制御関数発生回路が、NMOS入力型の2つの負の
    入力端を備えた差動回路と抵抗とを有する第1の電圧/
    電流変換器と、PMOS入力型の2つの負の入力端を備
    えた差動回路と抵抗とを有する第2の電圧/電流変換器
    とを備え、前記制御関数発生回路で、PWMパルス,P
    FMパルス,PAMパルスの各パルスに対応する電流パ
    ターンの制御関数を発生させる場合に、前記第1の電圧
    /電流変換器および第2の電圧/電流変換器のそれぞれ
    の差動回路の正の入力端と負の入力端とに、制御電圧
    と、基準入力電圧と、該基準入力電圧より大きな値の第
    2の基準電圧とを加え、前記各パルスに対応する電流パ
    ターンの制御関数を発生させることを特徴とする電源装
    置用発振器。
  10. 【請求項10】直流をスイッチングする電力半導体素子
    と、該電力半導体素子を駆動する駆動回路と、該駆動回
    路に駆動パルスを供給する駆動信号発振手段とを具備し
    た電源装置において、 前記駆動信号発振手段が出力パルスのオンパルス幅とオ
    フパルス幅を制御電流によってそれぞれ独立に制御する
    可変発振器と、該可変発振器に入力する制御電流を所望
    の電流パターンの制御関数として発生する制御関数発生
    回路とを備え、 前記可変発振器が、前記制御電流で制御される2つの電
    流源と、該2つの電流源の電流で動作する2つのCMO
    Sインバータと、該2つのCMOSインバータの出力の
    間に接続した発振用コンデンサと、該コンデンサの両端
    がフリップフロップの2つの入力に接続し、該フリップ
    フロップの2つの出力を前記CMOSインバータの入力
    に交差接続し、 前記制御関数発生回路が、NMOS入力型の2つの負の
    入力端を備えた差動回路と抵抗とを有する第1の電圧/
    電流変換器と、PMOS入力型の2つの負の入力端を備
    えた差動回路と抵抗とを有する第2の電圧/電流変換器
    とを備え、前記制御関数発生回路で、PWMパルス,P
    FMパルス,PAMパルスの各パルスに対応する電流パ
    ターンの制御関数を発生させる場合に、前記第1の電圧
    /電流変換器および第2の電圧/電流変換器のそれぞれ
    の差動回路の正の入力端と負の入力端とに、制御電圧
    と、基準入力電圧と、該基準入力電圧より大きな値の第
    2の基準電圧とを加え、前記各パルスに対応する電流パ
    ターンの制御関数を発生させることを特徴とする電源装
    置。
  11. 【請求項11】請求項10において、前記電源装置が負
    荷電流の検出手段をさらに備え、負荷電流が増加するに
    従って、前記PAMパルス,PFMパルス,PWMパル
    スの順で各パルスに対応する電流パターンの制御関数を
    発生することを特徴とする電源装置。
  12. 【請求項12】請求項11において、前記電源装置の前
    記制御関数発生回路がさらにシリーズレギュレータ制御
    モードを備え、負荷電流が増加するに従って、前記シリ
    ーズレギュレータ制御モード,PAMパルス,PFMパ
    ルス,PWMパルスの順に対応する電流パターンの制御
    関数を発生することを特徴とする電源装置。
  13. 【請求項13】請求項10から請求項12の何れかにお
    いて、前記電源装置が降圧コンバータであることを特徴
    とする電源装置。
  14. 【請求項14】請求項10から請求項13の何れかにお
    いて、前記電力半導体素子が絶縁ゲート型電力半導体素
    子であることを特徴とする電源装置。
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