JP2003258686A - 反射打消し装置及びそれに用いる反射打消し方法 - Google Patents

反射打消し装置及びそれに用いる反射打消し方法

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JP2003258686A
JP2003258686A JP2002050642A JP2002050642A JP2003258686A JP 2003258686 A JP2003258686 A JP 2003258686A JP 2002050642 A JP2002050642 A JP 2002050642A JP 2002050642 A JP2002050642 A JP 2002050642A JP 2003258686 A JP2003258686 A JP 2003258686A
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filter
signal
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noise
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Taku Arazeki
卓 荒関
Kazufumi Imaichi
一史 今市
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NEC Corp
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NEC Corp
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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の構造が簡単でかつ小型化が容易であ
り、特性が良く、安定した動作が得られる反射打ち消し
装置を提供する。 【解決手段】 端子51に入力される受信信号は加算器
52にて受信信号推定値との差が求められる。加算器5
2の出力は送信信号となって端子57から出力されると
ともに、打ち消しフィルタ53と雑音付加器55とに入
力される。雑音付加器55は帯域外雑音発生器56で作
られた帯域外雑音のレベルを調整しながら、加算器52
の出力を加えて係数算出器54に入力する。打ち消しフ
ィルタ53は係数算出器54から与えられるフィルタ係
数を用いて受信信号推定値を出力する。係数算出器54
は雑音付加器55の出力から打ち消しフィルタ53で用
いるフィルタ係数を作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は反射打消し装置及び
それに用いる反射打消し方法に関し、特にディジタル放
送用信号の伝送路における反射を打ち消す方式に関す
る。
【0002】
【従来の技術】国内地上ディジタル放送で採用されるO
FDM(Orthogonal Frequency
Division Multiplexing)方式に
おいては、マルチパスに強く、移動体受信にも利用で
き、SFN(単一周波数ネットワーク)を構成すること
ができるという様々な特徴がある。
【0003】SFNに際しては、親局から中継局への配
信に放送波そのものを使う方法と、光ファイバ等の別回
線によって配信を行う方法とがある。コスト的には前者
の方法が望ましいが、中継局の送信アンテナから受信ア
ンテナへの回り込みによる性能劣化、特に回り込みのル
ープ利得が1以上になると信号増大、発振という問題が
発生する。また、親局から中継局までの間に反射がある
とマルチパス(テレビではゴースト)となる。
【0004】これらの問題に対処するため、中継局にマ
ルチパスや回り込みをキャンセルするためのフィルタを
設置するという様々な手法が提案されている。その手法
の一つとしては、OFDM信号に含まれるパイロット信
号(SP)を再生し、それを基にマルチパスや回り込み
特性を推定し、フィルタ係数を構築する手法、つまりデ
シジョンフィードバック方式とでも呼ぶべき方式があ
る。
【0005】もう一つの手法としては、送信信号の相関
を求め、無相関化するようにフィルタ係数を求める適応
方式がある。前者の手法はOFDM復調が必要であるも
のの、比較的優れた性能を得ることが検証されている。
後者の手法は、原則的に、OFDM復調の必要がないと
いうメリットがあるため、構造が簡単になる可能性があ
る。
【0006】尚、これらの手法では、フィルタの係数を
ブロック的に(通常、OFDMのシンボル毎に)更新す
る方式となっている。しかしながら、これらの手法にお
いてはフィルタ特性の算出をブロック的に行っているた
め、装置が複雑化し、小型化が難しいという問題があ
る。
【0007】一方、ブロック的に係数を求める方式とは
別に、標本点毎に、受信信号から逐次適応フィルタによ
ってマルチパスや回り込み信号を打ち消す方式が本願出
願人から提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】逐次適応方式において
は、装置の構造が簡単で、小型化が容易になるものの、
信号の帯域が制限されていること、フィルタ出力が入力
に戻るというループを描いていること等のために装置が
不安定動作をする恐れがあり、安定化のための仕組みを
組込むこと等も含め、解決すべき問題があり、そのため
に用途に限界がある。
【0009】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、装置の構造が簡単でかつ小型化が容易であり、特
性が良く、安定した動作を得ることができる反射打消し
装置及びそれに用いる反射打消し方法を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による第1の反射
打ち消し装置は、受信信号と受信信号推定値との差信号
を求める手段と、前記差信号から前記受信信号推定値を
発生するフィルタと、前記差信号に前記受信信号の自己
相関の影響を打ち消すような信号特性を持つ雑音を加え
た信号を基に前記フィルタの係数を求める手段とを備え
ている。
【0011】本発明による第2の反射打ち消し装置は、
受信信号と前記受信信号の推定値との差を得る演算器
と、外部から入力されるフィルタ係数を基に前記演算器
の出力から前記受信信号の推定値を発生するフィルタ
と、前記演算器の出力に前記受信信号の自己相関の影響
を打ち消すような信号特性を持つ雑音を加える雑音付加
回路と、前記雑音付加回路の出力を基に適応的に前記フ
ィルタ係数の値を求めて出力する係数算出手段とを備え
ている。
【0012】本発明による第3の反射打ち消し装置は、
受信信号と第一の受信信号推定値及び第二の受信信号推
定値との差を求める手段と、求められた差から前記第一
の受信信号推定値を発生する適応フィルタと、前記第二
の受信信号推定値を発生する非適応フィルタと、前記差
に前記受信信号の自己相関の影響を打ち消すような信号
特性を持つ雑音を加える雑音付加回路と、前記雑音付加
回路の出力を基に前記非適応フィルタの係数を求める係
数算出手段とを備えている。
【0013】本発明による第4の反射打ち消し装置は、
受信信号と第一の受信信号推定値の第一の差を求める第
一の演算器と、前記第一の演算器の出力と第二の受信信
号推定値との第二の差を求める第二の演算器と、前記第
二の演算器の出力から前記第一の受信信号推定値を求め
るフィルタと、前記第二の演算器の出力から前記第二の
受信信号推定値を発生する非適応フィルタと、前記第二
の差に前記受信信号の自己相関の影響を打ち消すような
信号特性を持つ雑音を加える雑音付加回路と、前記雑音
付加回路の出力を基に前記非適応フィルタの係数を求め
る係数算出手段とを備えている。
【0014】本発明による第1の反射打ち消し方法は、
受信信号と受信信号推定値との差信号を求めかつその差
信号から前記受信信号推定値を発生するフィルタの係数
を、前記差信号に前記受信信号の自己相関の影響を打ち
消すような信号特性を持つ雑音を加えた信号に基づいて
求めている。
【0015】本発明による第2の反射打ち消し方法は、
受信信号と第一の受信信号推定値及び第二の受信信号推
定値との差を求めかつ求められた差から前記第一の受信
信号推定値を発生する適応フィルタと、前記第二の受信
信号推定値を発生する非適応フィルタとを有する回路に
おいて、前記差と前記受信信号の自己相関の影響を打ち
消すような信号特性を持つ雑音との和を基に前記非適応
フィルタの係数を求めている。
【0016】本発明による第3の反射打ち消し方法は、
受信信号と第一の受信信号推定値の第一の差を求めると
ともに、前記第一の差と第二の受信信号推定値との第二
の差を求め、前記第二の差から前記第一の受信信号推定
値を求めるフィルタと、前記第二の差から前記第二の受
信信号推定値を発生する非適応フィルタとを有する回路
において、前記第二の差と前記受信信号の自己相関の影
響を打ち消すような信号特性を持つ雑音との和を基に前
記非適応フィルタの係数を求めている。
【0017】すなわち、本発明の反射打ち消し方式は、
受信信号と受信信号推定値との差信号を求め、その差信
号から受信信号推定値を発生するフィルタを有し、差信
号に受信信号の自己相関の影響を打ち消すような信号特
性を持つ雑音(帯域外雑音)を加えた信号に基づいてフ
ィルタの係数を求めている。
【0018】これによって、本発明では、上記の構成を
とることで、装置構造の簡単化及び小型化を図ることが
容易となり、しかも安定で高性能な適応型反射打ち消し
装置を実現することが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について図
面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施例に
よるディジタル放送用中継装置の全体構成を示すブロッ
ク図である。図1において、本発明の第1の実施例によ
るディジタル放送用中継装置は受信アンテナ3と、反射
打ち消し装置5と、電力増幅器(AMP)6と、送信ア
ンテナ7とから構成されている。
【0020】親局1から送られた放送波は伝送路2を通
して中継装置の受信アンテナ3に届く。伝送路の途中の
反射はマルチパス(ゴースト)となる。受信アンテナ3
で受信した信号は反射打ち消し装置5に入力され、反射
打ち消し装置5でマルチパスや回り込み信号がキャンセ
ルされ、電力増幅器6で増幅された後、送信アンテナ7
から電波として送信される。送信アンテナ7からの信号
はさらに中継用または家庭用の受信アンテナ9へと送ら
れる。
【0021】また、送信信号と受信信号との周波数が等
しい場合には、送信アンテナ7から出力された信号の一
部が回り込み伝送路8を介して中継装置の受信アンテナ
3に入り込み、不要なフィードバックループができ、回
り込み信号となる。
【0022】図2は図1の反射打ち消し装置5の構成を
示すブロック図である。図5において、反射打ち消し装
置5は端子51,57と、加算器52と、打ち消しフィ
ルタ53と、係数算出器54と、雑音付加器55と、帯
域外雑音発生器56とから構成されている。
【0023】反射打消し装置5においてはマルチパスや
回りこみを含む受信信号が端子51に入力されると、そ
の入力信号が加算器52にて受信信号推定値との差が求
められる。加算器52の出力は送信信号となって端子5
7から出力されるとともに、打ち消しフィルタ53と雑
音付加器55とに入力される。尚、加算器52は受信信
号と受信信号推定値との差を求められれば、減算器等の
演算器でもよい。
【0024】雑音付加器55は帯域外雑音発生器56で
作られた帯域外雑音のレベルを調整しながら、加算器5
2の出力を加えて係数算出器54に入力する。打ち消し
フィルタ53は係数算出器54から与えられるフィルタ
係数を用いて受信信号推定値を出力する。係数算出器5
4は雑音付加器55の出力から打ち消しフィルタ53で
用いるフィルタ係数を作成する。
【0025】図3は図2の打ち消しフィルタ53の構成
を示すブロック図である。図3において、打ち消しフィ
ルタ53はトランスバーサル型の打ち消しフィルタであ
り、端子531〜533と、遅延回路534−1〜53
4−Nと、重み付け回路535−1〜535−Nと、総
和回路536とから構成されている。
【0026】送信信号は端子531から遅延回路534
−1に入力され、遅延回路534−1の出力は遅延回路
534−2へと、遅延回路534−2の出力は遅延回路
534−3(図示せず)へと、・・・、遅延回路534
−(N−1)(図示せず)の出力は遅延回路534−N
へと、標本時間毎に順次シフトしながら入力される。
【0027】各遅延回路534−1〜534−Nの出力
は重み付け回路535−1〜535−Nにそれぞれ入力
され、重み付け回路535−1〜535−Nにて端子5
32から入力される係数が乗じられる。各重み付け回路
535−1〜535−Nの出力は総和回路536におい
て総和が求められ、受信信号推定値として端子533か
ら出力される。
【0028】図4は図2の係数算出器54の構成を示す
ブロック図である。図4において、係数算出器54は端
子541,542と、遅延回路543−1〜543−N
と、係数修正回路544−1〜544−Nとから構成さ
れている。
【0029】送信信号と帯域外雑音との和は端子541
から遅延回路543−1と係数修正回路544−1〜5
44−Nとにそれぞれ入力される。遅延回路543−1
の出力は遅延回路543−2〜543−Nへと、標本時
間毎に順次シフト入力される。
【0030】これら遅延回路543−1〜543−Nの
出力は対応する係数修正回路544−1〜544−Nへ
とそれぞれ入力される。係数修正回路544−1〜54
4−Nは逐次適応的にフィルタ係数を求め、そのフィル
タ係数を端子542から打消しフィルタ53の重み付け
回路534−1〜534−Nへと出力する。
【0031】これら図1〜図4を参照して本発明の第1
の実施例の動作原理、性能改善のための手法について具
体的に説明する。地上ディジタル放送のSFN(単一周
波数ネットワーク)中継システムの構成は図1に示す通
りである。親局1からの受信信号にはマルチパス反射及
び伝送路雑音等が加わっている。また、中継装置自体の
出力からの回り込み信号についても同様である。したが
って、伝送路2及び回り込み伝送路8はFIR(Fin
ite Impulse Response)フィルタ
で近似することができる。
【0032】ここで、伝送路2は親局1からのマルチパ
ス伝送路を示す。その伝送路2の特性を「1+M」で表
す。同様に、回り込み伝送路8の特性を「F」で表す。
親局信号を「X」、回り込み伝送路8からの回り込み信
号を「Y」、中継装置の出力信号を「S」と簡単に表記
した場合、回り込みに対処するための補正フィルタを
「T」とすると、中継装置において各信号は、 (X(1+M)+SF)T=S で関係付けられる。この場合、 T=1/(1−M−F) となると、中継装置の出力Sが親局信号Xと等しくな
る。
【0033】したがって、回り込み伝送路8やマルチパ
スがFIRで表現することができる場合には、反射打ち
消しのためのフィルタをIIR(Infinite I
mplse Response)フィルタとして配置す
ると良いことが判る。
【0034】実際、図2に示す反射打ち消し装置5にお
いては、打ち消しフィルタ53がトランスバーサルフィ
ルタつまりFIRであり、加算器52と打ち消しフィル
タ53とでIIRフィルタが構成されている。また、こ
のフィルタは、理想的には、マルチパス、回り込みの両
方の特性を打ち消すことができる能力を持っている。
尚、上述した説明では親局信号をXとしたが、図1にお
いては表記を容易にするために、親局信号が伝送路2を
経由して届いた信号をX(j) と表記している。
【0035】反射打消し装置5はIIRフィルタで構成
されているが、回り込み信号に対しては中継装置の送信
信号Sを入力としたFIRフィルタの係数を最適化する
(回り込み伝送路8の特性Fに近づける)という問題に
帰着する。そのため、理論的には回り込み量が多くても
対応することができる。
【0036】とはいっても、加算器52と打ち消しフィ
ルタ53とでループを描いている適応型IIRフィルタ
であるため、回り込み量が多い場合には不安定になる要
素が極めて大きい。また、親局信号Xが雑音として作用
するため、システム同定という観点からは収束性にきわ
めて強い制限が生じる。さらに、マルチパスに対して、
キャンセル装置はマルチパスの含まれる伝送路の逆特性
を求めることになる。
【0037】中継装置においては親局信号Xと回り込み
信号Yとを分離することができないため、デシジョンフ
ィードバックを用いない回り込みキャンセルにおいて
は、親局信号Xそのものを推測することができない。つ
まり、送信信号Sを親局信号Xに近づけるという規範は
使えない。したがって、その代わりとして、受信信号
(X+Y)と予測信号Zとの差Eの電力を最小にするよ
うに、フィルタの係数を修正する最小二乗法を用いる。
そのため、親局信号Xが外乱として作用することにな
る。
【0038】また、OFDM信号は白色雑音ではなく、
帯域の制限された(その帯域の中では略フラットな周波
数特性となっているが)信号であり、信号の存在しない
帯域では特性を求めることができない。通常のシステム
同定問題ではあまり問題とならないこともあるが、回り
込みキャンセル装置のようにループを描き、またそのル
ープゲインが「1」以上になることもあると、帯域外で
一旦雑音が発生すると、成長を開始し、動作不安定とな
る恐れがある。
【0039】したがって、従来の逐次適応型回り込みキ
ャンセラではループの中に帯域外成分に対して、若干の
ロス(数dBでよい)を与えるための安定化フィルタを
挿入したり、遅延を挿入することによって収束特性を改
善している。そのため、短時間のマルチパス反射を打ち
消すことができないという問題がある。
【0040】この不安定さは本実施例において、帯域外
雑音を付加してから重み付け係数を求めることによっ
て、その安定性が改善され、従来、必要であった安定化
フィルタや遅延が不要になる。
【0041】また、キャンセル特性も良くなると同時
に、遅延もなくなる。帯域外雑音は係数を求める時にだ
け使用しており、放送波信号の通り道には挿入されてい
ないため、雑音を増すことはない。帯域外雑音は係数を
求める際に、仮想的に信号が白色雑音に見えるようにす
るために使われている。
【0042】この雑音の特性は、放送波の含まれない帯
域全体を埋める成分を持つことが望ましい。また、雑音
の振幅は放送波に応じて設定、つまり放送信号の自己相
関の影響を打ち消すような(すなわち、自己相関によっ
て生じる重み付け係数の動きを打ち消すような)特性を
持った雑音を挿入することで特性が向上する。但し、実
用的には、送信信号の電力に応じて雑音信号のレベルを
決定することによって特性が改善される。
【0043】フィルタ係数の修正の具体例を示す。サン
プル時刻jにおいてn番目の係数h(n) は、 h(n) ←h(n) +μ×S(j) ×S(j-n) のように修正される。ここでμは小さな正の値であり、
例えば、μ=0.01/P等の値が用いられる。尚、P
はS(j-1) からS(j-N) の二乗和を表す。この式を用い
ると、信号電力にばらつき、あるいは変動があっても対
応することができる。但し、このμの最適値は実験的に
求めることが多い。
【0044】逐次適応型フィルタにおいてはフィルタ係
数が正しくない方向へ修正されることが確率的にあり得
るため、フィルタ係数にリーク作用を加え過去の影響を
徐々に消すことは実際上有効である。その方法として、
係数の修正毎に係数に「1」よりほんの僅か小さな値
(0.99999等)を乗じるか、または、ある小さな
正の定数を定め、フィルタ係数が正であればこの定数を
減じ、負であればこの定数を加算する方法がある。いず
れにしても過去の影響を徐々に消すことによって、適応
フィルタの安定性をより増すことができる。
【0045】本実施例においては重み付け係数を求める
際、上記の式のS(j) の変わりに「S(j) +N(j) 」を
用いる。これによって、係数を求めるに当たって、全帯
域に信号が存在することになり、信号が帯域制限されて
いることによる不安定さを解消することができる。但
し、雑音が送信信号の中に紛れ込むことのないように、
重み付け係数の修正にのみ雑音を使用する。つまり、受
信信号の推定と係数の修正とを異なる回路で行ってい
る。
【0046】図5は本発明の第2の実施例による打ち消
しフィルタの構成を示すブロック図である。図5におい
ては、本発明の第2の実施例による打ち消しフィルタ5
3に直交変換型フィルタを使った場合の構成を示してい
る。すなわち、打ち消しフィルタ53は端子531〜5
33と、直交変換回路1534と、重み付け回路153
5−0〜1535−(N−1)と、総和回路1536と
から構成されている。
【0047】送信信号は直交変換回路1534に入力さ
れ、直交変換回路1534にて直交変換される。この直
交変換としては離散フーリエ変換、離散コサイン変換等
の変換を利用することができる。
【0048】直交変換回路1534で直交変換された信
号は重み付け回路1535−0〜1535−(N−1)
に入力される。重み付け回路1535−0〜1535−
(N−1)は係数算出器54から端子532を介して与
えられる係数を、直交変換回路1534で直交変換され
た信号に乗じ、その結果を総和回路1536に送る。総
和回路1536は基本的に、逆直交変換機能を持ち、受
信信号推定値を出力する。しかしながら、係数算出器5
4で求まる係数の中に逆直交変換係数が含まれているた
め、逆直交変換を省くことができる。
【0049】図6は本発明の第2の実施例による係数算
出器の構成を示すブロック図である。図6においては、
打ち消しフィルタ53に直交変換型フィルタを使った場
合の重み係数を求める係数算出器54の構成を示してい
る。すなわち、係数算出器54は端子541,542
と、直交変換回路1543と、係数修正回路1544−
0〜1544−(N−1)とから構成されている。
【0050】送信信号と帯域外雑音との和「S(j) +N
(j) 」は直交変換回路1543に入力され、直交変換回
路1543にて直交変換される。その直交変換の結果は
係数修正回路1544−0〜1544−(N−1)に入
力され、係数修正回路1544−0〜1544−(N−
1)にて求まった重み付け係数は端子542から打ち消
しフィルタ53の重み付け回路1535−0〜1535
−(N−1)に送られる。
【0051】図7は本発明の第2の実施例による係数算
出器の他の構成例を示すブロック図である。図7におい
ては、打ち消しフィルタ53に直交変換型フィルタを使
った場合の重み係数を求める係数算出器54の構成を示
している。すなわち、係数算出器54は端子541,5
42と、直交変換回路1543と、係数修正回路154
4−0〜1544−(N−1)と、加算器1545−0
〜1545−(N−1)とから構成されている。尚、こ
の構成例では雑音付加器55と雑音発生器56との間に
直交変換回路58と逆直交変換回路59とを配置してお
り、直交変換回路58の出力を加算器1545−0〜1
545−(N−1)に出力している。
【0052】雑音発生器56の出力は直交変換回路58
に入力され、直交変換回路58の出力のうちの帯域外の
係数のみが加算器1545−0〜1545−(N−1)
にて直交変換回路1543の出力のうちの帯域外の係数
に加えられる。逆直交変換回路59は直交変換回路58
の出力のうちのこれら加算器1548−0〜1548−
(N−1)にて加えられる雑音のみを処理し、時間軸信
号N(j) に変換する。
【0053】雑音付加器55は送信信号と帯域外雑音と
の和「S(j) +N(j) 」を求め、その演算結果を係数修
正回路1544−0〜1544−(N−1)に入力す
る。係数修正回路1544−0〜1544−(N−1)
は求めた重み付け係数を端子542から打ち消しフィル
タ53の重み付け回路1535−0〜1535−(N−
1)に送る。この構成例においては、雑音発生器56が
単なる白色雑音を出力するだけでよいため、帯域整形の
ための機能が不要となる。
【0054】図8は本発明の第2の実施例による係数算
出器の別の構成例を示すブロック図である。図8におい
ては、打ち消しフィルタ53に直交変換型フィルタを使
った場合の重み係数を求める係数算出器54の構成を示
している。すなわち、係数算出器54は上記の雑音発生
器56と直交変換回路58とを一体化した雑音発生器6
0を設置した以外は図7に示す本発明の第2の実施例に
よる係数算出器の他の構成例と同様の構成となってお
り、同一構成要素には同一符号を付してある。また、同
一構成要素の動作は本発明の第2の実施例による係数算
出器の他の構成例と同様であり、回路の簡素化を図れる
以外は、その効果も本発明の第2の実施例による係数算
出器の他の構成例と同様である。
【0055】図9は本発明の第3の実施例による反射打
消し装置5の構成を示すブロック図である。図9におい
て、本発明の第3の実施例による反射打消し装置5は新
たに適応フィルタ61を付け加えた以外は図2に示す本
発明の第1の実施例による反射打消し装置5の構成と同
様であり、同一構成要素には同一符号を付してある。ま
た、同一構成要素の動作は本発明の第1の実施例と同様
である。
【0056】本実施例においては、非常にタップ数の多
い適応フィルタ61を用いる場合、直交変換やその他の
形のフィルタを組合わせる場合、あるいはブロック適応
型のフィルタ等異なるタイプのフィルタを組合わせる場
合に使われる。この場合、反射の短い部分を打ち消しフ
ィルタ53で処理し、反射の短い部分を適応フィルタ6
1で処理することで、打ち消しフィルタ53の演算量が
大幅に削減されることとなる。ここで、適応フィルタ6
1に、本願出願人が提案しているサブバンド型(帯域分
割型)フィルタを用いることで、演算量の削減を図るこ
とができる。
【0057】図10は本発明の第4の実施例による反射
打消し装置5の構成を示すブロック図である。図10に
おいて、本発明の第4の実施例による反射打消し装置5
は適応フィルタ61の出力である受信信号推定値と打ち
消しフィルタ53の出力である受信信号推定値とを分離
してキャンセルに用いる以外は図9に示す本発明の第3
の実施例による反射打消し装置5の構成と同様であり、
同一構成要素には同一符号を付してある。また、同一構
成要素の動作は本発明の第3の実施例と同様である。
【0058】本実施例は適応フィルタ61の出力である
受信信号推定値と打ち消しフィルタ53の出力である受
信信号推定値とを分離してキャンセルに用いるために、
二つ加算器52,62に分かれており、適応フィルタ6
1での係数修正は第一の加算器52の出力を最小にする
ように、また、打ち消しフィルタ53のフィルタ係数は
第二の加算器62の出力を最小にするようにして決めら
れる。本実施例は適応フィルタ61としてサブバンド型
(帯域分割型)適応フィルタを用いる場合等に適してい
る。
【0059】図11は本発明の第5の実施例による反射
打消し装置5の構成を示すブロック図である。図11に
おいて、本発明の第5の実施例による反射打消し装置5
は端子51,57と、加算器52と、打ち消しフィルタ
53−1〜53−kと、係数算出器54と、雑音付加器
55と、帯域外雑音発生器56と、選択加算器63とか
ら構成されている。
【0060】本発明の第5の実施例では、伝送路2及び
回り込み伝送路8における反射点が比較的少ないものと
考えられるため、受信信号をいくつかのセグメントに分
割し、それに対応して打ち消しフィルタ53−1〜53
−kを配置している。こうすることで、等価的にタップ
数を少なくとることができるので、収束速度の改善を図
ることができる。
【0061】打ち消しフィルタ53−1〜53−kはそ
れぞれ受信信号推定値を出力し、選択加算器60は打ち
消しフィルタ53−1〜53−kの出力の中である程度
の振幅となったセグメントのみを加算する。このように
すると、反射のあった部分のセグメントのみが有効とな
るので、修正係数を大きくしても安定に動作させること
ができ、演算量の削減を図ることも可能となる。
【0062】尚、本実施例は本発明の第1の実施例にお
ける打ち消しフィルタ53と係数算出器54との組に適
用することができる。また、本発明の第3の実施例にお
いて、適応フィルタ61がトランスバーサルフィルタま
たはサブバンド型(帯域分割型)フィルタであれば、本
実施例を適用することができる。
【0063】上述した説明においてはOFDM放送方式
に基づく動作を中心に行っているが、逐次適応フィルタ
を使う場合には、対象とする信号に対して特に制限はな
いため、OFDM以外の信号の場合でも帯域が制限され
ていれば、本発明を有効に使用することができる。ま
た、受信信号と送信信号との周波数が異なるため、回り
込み伝送路がないシステムの場合でも、マルチパスの影
響の打ち消しのために有効である。
【0064】このように、受信信号と受信信号推定値と
の差信号を求め、その差信号から受信信号推定値を発生
するフィルタを設け、この差信号に帯域外雑音を加えた
信号を基にフィルタの係数を求めることによって、装置
の構造が簡単でかつ小型化が容易であり、特性が良く、
安定した動作を得ることができる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、受信信号
と受信信号推定値との差信号を求め、その差信号から受
信信号推定値を発生するフィルタの係数を、差信号に帯
域外雑音を加えた信号に基づいて求めることによって、
装置の構造が簡単でかつ小型化が容易であり、特性が良
く、安定した動作を得ることができるという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるディジタル放送用
中継装置の全体構成を示すブロック図である。
【図2】図1の反射打ち消し装置の構成を示すブロック
図である。
【図3】図2の打ち消しフィルタの構成を示すブロック
図である。
【図4】図2の係数算出器の構成を示すブロック図であ
る。
【図5】本発明の第2の実施例による打ち消しフィルタ
の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第2の実施例による係数算出器の構成
を示すブロック図である。
【図7】本発明の第2の実施例による係数算出器の他の
構成例を示すブロック図である。
【図8】本発明の第2の実施例による係数算出器の別の
構成例を示すブロック図である。
【図9】本発明の第3の実施例による反射打消し装置の
構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の第4の実施例による反射打消し装置
の構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の第5の実施例による反射打消し装置
の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 親局 2 伝送路 3,9 受信アンテナ 5 反射打消し装置 6 電力増幅器 7 送信アンテナ 8 回り込み伝送路 51,57 端子 52,62,1545−0〜1545−(N−1) 加
算器 53 打ち消しフィルタ 54 係数算出器 55 雑音付加器 56,60 帯域外雑音発生器 58,1534,1543 直交変換回路 59 逆直交変換回路 61 適応フィルタ 531〜533 打ち消しフィルタの端子 534−1〜534−N,543−1〜543−N 遅
延回路 535−1〜535−N,1535−0〜1535−
(N−1) 重み付け回路 536,1536 総和回路 541,542 係数算出器の端子 544−1〜544−N,1544−0〜1544−
(N−1) 係数修正回路

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号と受信信号推定値との差信号を
    求める手段と、前記差信号から前記受信信号推定値を発
    生するフィルタと、前記差信号に前記受信信号の自己相
    関の影響を打ち消すような信号特性を持つ雑音を加えた
    信号を基に前記フィルタの係数を求める手段とを有する
    ことを特徴とする反射打消し装置。
  2. 【請求項2】 前記受信信号及び前記差信号のうちの一
    方の信号特性に応じて前記雑音の信号特性を設定するよ
    うにしたことを特徴とする請求項1記載の反射打消し装
    置。
  3. 【請求項3】 前記雑音は、前記受信信号及び前記差信
    号のうちの一方のレベルに応じて設定されたレベルを持
    つ帯域外雑音であることを特徴とする請求項1または請
    求項2記載の反射打消し装置。
  4. 【請求項4】 前記フィルタは、前記受信信号推定値の
    発生に直交変換方式を用い、 前記フィルタの係数を求める手段は、前記フィルタの係
    数を前記直交変換方式を用いて求めることを特徴とする
    請求項1から請求項3のいずれか記載の反射打消し装
    置。
  5. 【請求項5】 前記フィルタは、前記受信信号を分割し
    た複数の領域毎に前記受信信号推定値を発生することを
    特徴とする請求項1から請求項3のいずれか記載の反射
    打消し装置。
  6. 【請求項6】 受信信号と前記受信信号の推定値との差
    を得る演算器と、外部から入力されるフィルタ係数を基
    に前記演算器の出力から前記受信信号の推定値を発生す
    るフィルタと、前記演算器の出力に前記受信信号の自己
    相関の影響を打ち消すような信号特性を持つ雑音を加え
    る雑音付加回路と、前記雑音付加回路の出力を基に適応
    的に前記フィルタ係数の値を求めて出力する係数算出手
    段とを有することを特徴とする反射打消し装置。
  7. 【請求項7】 受信信号と第一の受信信号推定値及び第
    二の受信信号推定値との差を求める手段と、求められた
    差から前記第一の受信信号推定値を発生する適応フィル
    タと、前記第二の受信信号推定値を発生する非適応フィ
    ルタと、前記差に前記受信信号の自己相関を打ち消すよ
    うな信号特性を持つ雑音を加える雑音付加回路と、前記
    雑音付加回路の出力を基に前記非適応フィルタの係数を
    求める係数算出手段とを有することを特徴とする反射打
    消し装置。
  8. 【請求項8】 受信信号と第一の受信信号推定値の第一
    の差を求める第一の演算器と、前記第一の演算器の出力
    と第二の受信信号推定値との第二の差を求める第二の演
    算器と、前記第二の演算器の出力から前記第一の受信信
    号推定値を求めるフィルタと、前記第二の演算器の出力
    から前記第二の受信信号推定値を発生する非適応フィル
    タと、前記第二の差に前記受信信号の自己相関の影響を
    打ち消すような信号特性を持つ雑音を加える雑音付加回
    路と、前記雑音付加回路の出力を基に前記非適応フィル
    タの係数を求める係数算出手段とを有することを特徴と
    する反射打消し装置。
  9. 【請求項9】 前記雑音は、前記受信信号及び前記差信
    号のうちの一方のレベルに応じて設定されたレベルを持
    つ帯域外雑音であることを特徴とする請求項6から請求
    項8のいずれか記載の反射打消し装置。
  10. 【請求項10】 前記フィルタは、前記受信信号推定値
    の発生に直交変換方式を用い、前記フィルタの係数を求
    める手段は、前記フィルタの係数を前記直交変換方式を
    用いて求めることを特徴とする請求項6から請求項9の
    いずれか記載の反射打消し装置。
  11. 【請求項11】 前記フィルタは、前記受信信号を分割
    した複数の領域毎に前記受信信号推定値を発生すること
    を特徴とする請求項6から請求項9のいずれか記載の反
    射打消し装置。
  12. 【請求項12】 受信信号と受信信号推定値との差信号
    を求めかつその差信号から前記受信信号推定値を発生す
    るフィルタの係数を、前記差信号に前記受信信号の自己
    相関の影響を打ち消すような信号特性を持つ雑音を加え
    た信号に基づいて求めることを特徴とする反射打消し方
    法。
  13. 【請求項13】 前記受信信号及び前記差信号のうちの
    一方の信号特性に応じて前記雑音の信号特性を設定する
    ようにしたことを特徴とする請求項12記載の反射打消
    し方法。
  14. 【請求項14】 前記雑音は、前記受信信号及び前記差
    信号のうちの一方のレベルに応じて設定されたレベルを
    持つ帯域外雑音であることを特徴とする請求項12また
    は請求項13記載の反射打消し方法。
  15. 【請求項15】 前記フィルタは、前記受信信号推定値
    の発生に直交変換方式を用い、前記フィルタの係数を前
    記直交変換方式を用いて求めることを特徴とする請求項
    12から請求項14のいずれか記載の反射打消し方法。
  16. 【請求項16】 前記フィルタは、前記受信信号を分割
    した複数の領域毎に前記受信信号推定値を発生すること
    を特徴とする請求項12から請求項14のいずれか記載
    の反射打消し方法。
  17. 【請求項17】 受信信号と第一の受信信号推定値及び
    第二の受信信号推定値との差を求めかつ求められた差か
    ら前記第一の受信信号推定値を発生する適応フィルタ
    と、前記第二の受信信号推定値を発生する非適応フィル
    タとを有する回路において、前記差と前記受信信号の自
    己相関の影響を打ち消すような信号特性を持つ雑音との
    和を基に前記非適応フィルタの係数を求めることを特徴
    とする反射打消し方法。
  18. 【請求項18】 受信信号と第一の受信信号推定値の第
    一の差を求めるとともに、前記第一の差と第二の受信信
    号推定値との第二の差を求め、前記第二の差から前記第
    一の受信信号推定値を求めるフィルタと、前記第二の差
    から前記第二の受信信号推定値を発生する非適応フィル
    タとを有する回路において、前記第二の差と前記受信信
    号の自己相関の影響を打ち消すような信号特性を持つ雑
    音との和を基に前記非適応フィルタの係数を求めること
    を特徴とする反射打消し方法。
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