JP2003258569A - プッシュプル出力回路およびオペアンプ - Google Patents

プッシュプル出力回路およびオペアンプ

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JP2003258569A JP2002050009A JP2002050009A JP2003258569A JP 2003258569 A JP2003258569 A JP 2003258569A JP 2002050009 A JP2002050009 A JP 2002050009A JP 2002050009 A JP2002050009 A JP 2002050009A JP 2003258569 A JP2003258569 A JP 2003258569A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動作状態が変化しても消費電流の増加とクロ
スオーバー歪みの増大とを極力抑える。 【解決手段】 オペアンプ21は差動増幅回路22と相
補形プッシュプル出力回路23から構成され、出力回路
23において電源線24とトランジスタQ31のコレク
タとの間に電流供給回路30が接続されている。トラン
ジスタQ31が出力する定電流とトランジスタQ50の
ベース電流との差分電流のうち一定電流を超える大部分
の電流は、トランジスタQ53、Q54の並列回路に流
れる。これにより、出力電流Ioが変動してもトランジ
スタQ52のコレクタ電流ひいてはベース・エミッタ間
電圧が一定となるように制御され、抵抗R32の両端電
圧が極力0Vに近い電圧に維持される。その結果、トラ
ンジスタQ49、Q50を通して流れるアイドリング電
流とクロスオーバー歪みを抑制できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相補形のプッシュ
プル出力回路およびそれを用いて構成されるオペアンプ
に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、オペアンプにおいて従来から用
いられている相補形のプッシュプル出力回路1の電気的
構成を示している。電源線2と3との間には、PNP形
のトランジスタQ1、抵抗R1およびNPN形のトラン
ジスタQ2が接続され、抵抗R1とトランジスタQ2の
エミッタとの共通接続点は、プッシュプル出力回路1の
出力ノードn2とされている。抵抗R1は、トランジス
タQ1、Q2を通して流れる貫通電流(アイドリング電
流)を抑制するとともに、過電流保護回路4における電
流検出回路として機能するものである。
【0003】電源線2に接続されたトランジスタQ3、
Q4、Q5は、それぞれ共通ベース線5を通してバイア
ス電圧VBIASが与えられ、定電流回路として動作するよ
うになっている。また、電源線3に接続されたトランジ
スタQ6、Q7は、共通のベース線6を有する定電流回
路として動作するようになっている。
【0004】PNP形のトランジスタQ8およびNPN
形のトランジスタQ9は、それぞれ上記トランジスタQ
1およびQ2の駆動用トランジスタで、そのベースはと
もにプッシュプル出力回路1の入力ノードn1に接続さ
れている。
【0005】過電流保護回路4は、トランジスタQ4、
Q10、Q11、Q12、およびトランジスタQ12の
ベース・エミッタ間に接続された上記抵抗R1から構成
されている。抵抗R1に出力電流Ioが流れて抵抗R1
の両端電圧がVf(約0.7V)を超えるとトランジス
タQ12がオンとなり、トランジスタQ1のベース電位
を下げるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記構成を持つ相補形
のプッシュプル出力回路1は、いわゆるB級の出力回路
であって、入力電圧Viに対する出力電圧Voの不感帯
を縮小し、クロスオーバー歪みの低減が図られている。
この場合、トランジスタQ1、Q2、Q8、Q9の各ベ
ース・エミッタ間電圧の絶対値をVBE(Q1)、VBE(Q2)、
VBE(Q8)、VBE(Q9)とし、抵抗R1の両端電圧をV(R1)
とすれば、電圧V(R1)は次の(1)式で示す値となる。 V(R1)=−VBE(Q2)+VBE(Q9)+VBE(Q8)−VBE(Q1) …(1)
【0007】理想的には(1)式に示す電圧V(R1)が常
に0Vとなることが望ましいが、各トランジスタのベー
ス・エミッタ間電圧VBEは一定ではなく、コレクタ電流
が増加するに従って(その絶対値が)上昇する特性を有
している。このため、入力電圧Viや負荷変動により出
力電流Ioが変化すると、トランジスタQ1、Q2のコ
レクタ電流および駆動用のトランジスタQ8、Q9のコ
レクタ電流が変化して、電圧V(R1)は0Vから正または
負の電圧に変化する。
【0008】その結果、電圧V(R1)が正の電圧となる場
合には、入力電圧Viが入力信号0の状態に対応した電
圧値においてトランジスタQ1、Q2にアイドリング電
流が流れ、プッシュプル出力回路1ひいてはオペアンプ
の消費電流が増大してしまう。また、電圧V(R1)が負の
電圧となる場合には、入力電圧Viが入力信号0の状態
に対応した電圧値付近において不感帯が発生し、クロス
オーバー歪みが発生してしまう。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、動作状態が変化しても消費電流の増加
とクロスオーバー歪みの増大とを極力抑えることができ
る相補形のプッシュプル出力回路およびそれを用いて構
成されるオペアンプを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した手段
によれば、信号入力端子に印加された入力電圧は、第3
および第4のトランジスタのベースに与えられ、それぞ
れ第3および第4のトランジスタのベース・エミッタ間
電圧だけシフトされた上で、相補形プッシュプル構成を
なす第1および第2のトランジスタのベースに与えられ
る。第3および第4のトランジスタは、それぞれ入力電
圧に応じて第1および第2の定電流回路の出力電流のう
ち自己に流す電流を制御することにより、第1および第
2のトランジスタのベース電流を制御する。これによ
り、本プッシュプル出力回路はB級の出力回路として動
作する。
【0011】第1の電流供給回路は、第1の定電流回路
の出力電流のうち第3のトランジスタが流すべき電流の
一部を当該第3のトランジスタに代わって流すので、当
該第1の電流供給回路を設けると、入力電圧が変化した
り負荷が変動したりして動作状態に変動が生じても第3
のトランジスタに流れるコレクタ電流の変化が小さくな
る。その結果、動作状態の変動による第3のトランジス
タのベース・エミッタ間電圧の変化が小さくなって、第
1ないし第4のトランジスタのベース・エミッタ間電圧
のアンバランスに基づく消費電流の増加およびクロスオ
ーバー歪みの増大を極力抑えることができる。
【0012】第2の電流供給回路を設けた場合も、同様
にして動作状態の変動による第4のトランジスタのベー
ス・エミッタ間電圧の変化が小さくなり、上述同様の効
果を得ることができる。さらに、第1および第2の電流
供給回路をともに設ければ、第3および第4のトランジ
スタのベース・エミッタ間電圧の変化がともに小さくな
るので、消費電流の増加およびクロスオーバー歪みの増
大をより一層抑えることができる。
【0013】請求項2に記載した手段によれば、第1、
第2の電流供給回路は、それぞれ第3、第4のトランジ
スタに流すべき電流のうち所定の電流値を超える分の電
流を流すので、第3、第4のトランジスタには一定(ま
たはほぼ一定)の電流しか流れず、第3、第4のトラン
ジスタのベース・エミッタ間電圧の変化が一層小さくな
る。これにより、消費電流の増加およびクロスオーバー
歪みの増大をより一層抑えることができる。
【0014】請求項3に記載した手段によれば、第1、
第2の電流供給回路はそれぞれ第3、第4のトランジス
タに流れる電流に応じた電流(例えば比例する電流)を
流すので、動作状態の変動による第3、第4のトランジ
スタの電流変化量は小さくなる。これにより、消費電流
の増加およびクロスオーバー歪みの増大を一層抑えるこ
とができる。
【0015】請求項4に記載した手段によれば、第1の
電流供給回路について、第1の定電流回路の出力電流を
流す第5のトランジスタを設け、制御回路は、電流検出
回路により検出された第3のトランジスタに流れる電流
が所定の電流値を超えている場合に第5のトランジスタ
をオン動作させる。第2の電流供給回路も同様に動作す
る。
【0016】これにより、第3、第4のトランジスタに
流れる電流に基づいた2値化制御が行われ、従来構成の
ものに対し、動作状態の変動による第3、第4のトラン
ジスタの電流変化量ひいてはベース・エミッタ間電圧の
変化量が小さくなって、上述した効果と同様の効果が得
られる。また、上記請求項2、3に記載した手段との組
み合わせにより、一層の効果が得られる。
【0017】請求項5に記載した手段によれば、オペア
ンプは、入力電圧が変化したり負荷が変動したりして動
作状態が変動した場合でも、歪みの小さい電圧を出力し
続けることができる。また、負荷変動などによりオペア
ンプの動作状態が変動しても第1および第2のトランジ
スタを通して流れるアイドリング電流を低減でき、その
分オペアンプの消費電流を下げることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
の第1の実施形態について図1ないし図3を参照しなが
ら説明する。図1は、車両のECU(Electronic Contro
l Unit) などで用いられる集積回路装置(IC)に内蔵
されたオペアンプの電気的構成を示している。この図1
に示すオペアンプ21は、高入力インピーダンス、高ス
ルーレート、低消費電流を特徴としており、差動増幅回
路22と相補形B級のプッシュプル出力回路23(以
下、出力回路23と称す)とから構成されている。
【0019】まず、オペアンプ21の電源系統およびバ
イアス系統に関する構成について説明する。電源線24
は、ICの正側電源端子から図示しないイグニッション
スイッチを介してバッテリの正極端子に接続され、電源
線25は、ICのグランド側電源端子からバッテリの負
極端子に接続されるようになっている。この接続状態に
おいてイグニッションスイッチがオンされると、電源線
24と25との間にバッテリ電圧VB(例えば14V)
が供給される。
【0020】PNP形トランジスタQ21〜Q29は定
電流回路として動作するもので、それぞれのベースはバ
イアス電圧VBIASを有する共通ベース線26に接続され
ている。トランジスタQ21とQ22のエミッタは抵抗
R21を介して電源線に24に接続されており、トラン
ジスタQ23〜Q29のエミッタは直接電源線24に接
続されている。同様に、NPN形トランジスタQ30〜
Q34も定電流回路として動作し、それぞれのベースは
共通ベース線27に接続されている。トランジスタQ3
0とQ31のエミッタは直接電源線25に接続され、ト
ランジスタQ32、Q33、Q34のエミッタはそれぞ
れ抵抗R22、R23、R24を介して電源線25に接
続されている。
【0021】ここで、トランジスタQ26とQ27、ト
ランジスタQ28とQ29およびトランジスタQ33と
Q34はそれぞれ並列接続されており、トランジスタQ
28、Q29のコレクタとダイオード接続されたトラン
ジスタQ30のコレクタとが接続されている。
【0022】続いて、差動増幅回路22の構成について
説明する。NPN形トランジスタQ35、Q36および
これらを駆動するPNP形トランジスタQ37、Q38
は差動入力トランジスタである。トランジスタQ37、
Q38を付加することにより入力バイアス電流を低減す
ることができる。トランジスタQ35、Q36のコレク
タはそれぞれトランジスタQ23、Q24のコレクタに
接続されており、エミッタはそれぞれ抵抗R25、R2
6を介してトランジスタQ34とQ35との共通のコレ
クタに接続されている。
【0023】トランジスタQ35、36のベースは、そ
れぞれトランジスタQ37、Q38のエミッタに接続さ
れており、さらに抵抗R27、R28を介してマルチコ
レクタタイプのトランジスタQ22の相異なるコレクタ
に接続されている。また、コレクタ接地されたトランジ
スタQ37、Q38の各ベースには、それぞれ抵抗R2
9、R30を介して反転入力電圧Vinm 、非反転入力電
圧Vinp が入力されるようになっている。
【0024】さらに、トランジスタQ37、Q38のベ
ースには、ベース電流補償回路28が接続されている。
このベース電流補償回路28は、トランジスタQ37、
Q38のベース電流を自らに流すことにより、オペアン
プ21の入力バイアス電流を一層小さい値にまで低減す
るものである。これにより、オペアンプ21の入力段
は、高入力インピーダンスとなっている。
【0025】このベース電流補償回路28において、コ
レクタ接地されたトランジスタQ39およびそのエミッ
タとトランジスタQ21のコレクタとの間に接続された
抵抗R31は、それぞれトランジスタQ37、Q38お
よび抵抗R27、R28と同一特性(同一値)とされて
おり、トランジスタQ37、Q38、Q39には等しい
電流が流れるようになっている。トランジスタQ39の
ベースと電源線25との間にはトランジスタQ40が接
続され、このトランジスタQ40とともにカレントミラ
ー回路を構成するとランジスタQ41、Q42のコレク
タは、それぞれトランジスタQ37、Q38のベースに
接続されている。
【0026】さて、トランジスタQ35、Q36のコレ
クタには、それぞれPNP形トランジスタQ43、Q4
4のエミッタが接続されており、これらトランジスタQ
43、Q44のコレクタは、それぞれトランジスタQ4
5と抵抗Rta、トランジスタQ46と抵抗Rtbを介して
電源線25に接続されている。抵抗RtaとRtbはレーザ
トリミング用の抵抗であり、このトリミングによってオ
ペアンプ21のオフセット電圧を極めて小さくできる。
また、トランジスタQ43、Q44は、トランジスタQ
35、Q36に流れる差動電流に基づいて動作し、オペ
アンプ21の高スルーレート化に寄与している。
【0027】トランジスタQ43とQ44のベースは、
共通に接続された上でトランジスタQ32のコレクタに
接続されており、さらにダイオード接続されたトランジ
スタQ47とQ48を介して電源線24に接続されてい
る。トランジスタQ43とQ44のベースも共通に接続
されており、全体として能動負荷を構成している。トラ
ンジスタQ45のコレクタは差動増幅回路22の出力ノ
ードn1(従って出力回路23の入力ノード)であっ
て、その出力ノードn1と電源線25との間には位相補
償用のコンデンサC21が接続されている。
【0028】本発明の特徴部分である出力回路23は以
下のように構成されている。相補形の関係を有するPN
P形のトランジスタQ49(第1のトランジスタに相
当)およびNPN形のトランジスタQ50(第2のトラ
ンジスタに相当)の各コレクタはそれぞれ電源線24お
よび25に接続され、各エミッタは抵抗R32を介して
接続されている。抵抗R32とトランジスタQ50のエ
ミッタとの共通接続点は、出力回路23の出力ノードn
2とされている。抵抗R32は、トランジスタQ49、
Q50を通して流れる貫通電流(アイドリング電流)を
抑制するとともに、後述する過電流保護回路29におけ
る電流検出回路として機能するものである。
【0029】PNP形のトランジスタQ51(第3のト
ランジスタに相当)およびNPN形のトランジスタQ5
2(第4のトランジスタに相当)は、それぞれ上記トラ
ンジスタQ49およびQ50の駆動用トランジスタで、
そのベースはともに出力回路23の入力ノードn1(信
号入力端子に相当)に接続されている。トランジスタQ
51のエミッタは、トランジスタQ49のベースとトラ
ンジスタQ25のコレクタに接続され、トランジスタQ
51のコレクタは電源線25に接続されている。また、
トランジスタQ52のエミッタは、トランジスタQ50
のベースとトランジスタQ31のコレクタに接続され、
トランジスタQ52のコレクタは抵抗R33を介して電
源線24に接続されている。ここで、定電流回路として
動作するトランジスタQ25、Q31は、それぞれ本発
明でいう第1の定電流回路、第2の定電流回路に相当す
る。
【0030】電源線24とトランジスタQ31のコレク
タとの間には、電流供給回路30(第2の電流供給回路
に相当)が接続されている。並列接続されたNPN形の
トランジスタQ53、Q54(第6のトランジスタに相
当)のコレクタおよびエミッタは、それぞれ電源線24
およびトランジスタQ31のコレクタに接続されてお
り、ベースはPNP形トランジスタQ55のコレクタ・
エミッタ間を介して電源線24に接続されている。トラ
ンジスタQ55のベースは、トランジスタQ52のコレ
クタに接続されている。ここで、抵抗R33は、トラン
ジスタQ52に流れるコレクタ電流を検出する電流検出
回路に相当し、トランジスタQ55は、その検出された
電流が所定の電流値を超えている時にトランジスタQ5
3、Q54にベース電流を供給する制御回路に相当す
る。
【0031】過電流保護回路29は、並列接続されたト
ランジスタQ26、Q27、このトランジスタQ26、
Q27と電源線25との間に接続されたトランジスタQ
56、このトランジスタQ56とともにカレントミラー
回路を構成するトランジスタQ57、トランジスタQ4
9のベースとトランジスタQ57のコレクタとの間に接
続されたトランジスタQ58、およびトランジスタQ5
8のベース・エミッタ間に接続された上記抵抗R32か
ら構成されている。抵抗R32に出力電流Ioが流れて
抵抗R32の両端電圧がVf(約0.7V)を超えると
トランジスタQ58がオンとなり、トランジスタQ49
のベース電位が下がってトランジスタQ49がオフする
ようになっている。
【0032】次に、オペアンプ21の動作、特に出力回
路23の動作について図2および図3も参照しながら説
明する。オペアンプ21の差動増幅回路22は、例えば
車両の各部に配設されたセンサなどから入力される非反
転入力電圧Vinp と反転入力電圧Vinm とを差動増幅
し、その増幅した電圧をノードn1から出力する。上述
したように、差動増幅回路22は高入力インピーダンス
であって且つオフセット電圧に対するトリミングがなさ
れているため、センサからの入力電圧を誤差なく高精度
に増幅することができる。また、高スルーレートを有し
ているため、高い周波数成分を含んでいる信号も精度良
く増幅することができる。
【0033】出力回路23は、差動増幅回路22から入
力した電圧Viを電流増幅する。オペアンプ21は通常
フィードバックをかけた状態で用いられ、この状態では
出力電圧Voひいては入力電圧Viに所定のバイアス電
圧が与えられる。出力回路23は、このバイアス電圧よ
りも高い電圧を出力する場合には、トランジスタQ49
を通して電流Ioを出力し(ソース動作)、上記バイア
ス電圧よりも低い電圧を出力する場合には、トランジス
タQ50を通して電流Ioを出力する(シンク動作)。
そして、トランジスタQ49とQ50の動作切り替わり
時に発生するクロスオーバー歪みを低減するため、トラ
ンジスタQ51とQ52が接続されており、入力電圧V
iに対する出力電圧Voの不感帯を縮小している。
【0034】「発明が解決しようとする課題」でも説明
したが、トランジスタQ49、Q50、Q51、Q52
の各ベース・エミッタ間電圧の絶対値をVBE(Q49) 、V
BE(Q50) 、VBE(Q51) 、VBE(Q52) とし、抵抗R32の
両端電圧をV(R32) とすれば、電圧V(R32) は次の
(2)式で示す値となる。 V(R32) =−VBE(Q50) +VBE(Q52) +VBE(Q51) −VBE(Q49) …(2)
【0035】本実施形態では、以下に説明するように出
力電流Ioの変化に対してトランジスタQ52のベース
・エミッタ間電圧VBE(Q52) が一定になるように制御す
ることにより、電圧V(R32) の変動を抑え、電圧V(R3
2) が極力0Vに近い電圧を維持できるようになってい
る。
【0036】トランジスタQ31が出力する定電流I(Q
31)は、トランジスタQ50に最大出力電流が流れてい
る時の当該トランジスタQ50のベース電流IB(Q50)よ
りも大きい値に設定されている。定電流I(Q31)とベー
ス電流IB(Q50)との差分電流はトランジスタQ52に流
れる。そして、抵抗R33の両端電圧がVf(約0.7
V)を超える場合にトランジスタQ55がオンとなり、
トランジスタQ53、Q54にベース電流が供給されて
当該トランジスタQ53、Q54がオン状態となる。
【0037】その結果、定電流I(Q31)とベース電流IB
(Q50)との差分電流は、トランジスタQ52とトランジ
スタQ53、Q54の並列回路との2系統を通して流
れ、しかも差分電流の大部分は、トランジスタQ52で
はなくトランジスタQ53、Q54の並列回路に流れる
ことになる。
【0038】図2および図3は、それぞれトランジスタ
Q50に流れる出力電流Ioに対するトランジスタQ5
3、Q54の並列回路に流れる電流I1およびトランジ
スタQ52に流れる電流I2の特性を示すシミュレーシ
ョン結果である。このシミュレーションでは、定電流I
(Q31)の値は約600μAに設定されている。
【0039】出力電流Ioが0mAから10mAまで増
加するのに伴ってベース電流IB(Q50)が増加する場合、
トランジスタQ53、Q54に流れる電流I1は数十μ
A減少する一方、トランジスタQ52に流れる電流I2
は12.8μAのままほとんど変化していないことが分
かる。一般にトランジスタのベース・エミッタ間電圧は
コレクタ電流に依存して変化するので、トランジスタQ
52に流れる電流I2が一定化されれば、そのベース・
エミッタ間電圧VBE(Q52) も一定化される。その結果、
所定条件の下で電圧V(R32) が0Vとなるように設定さ
れていれば、出力電流Ioが変化しても電圧V(R32) を
極力0Vに近い電圧を維持できる。
【0040】出力電流Ioが10mA以上に増加する
と、電流I1が急激に減少し、やがてトランジスタQ5
3、Q54がオフ状態に移行する。この場合、電流I2
も4μA以下にまで減少しているが、これは出力電流I
oがトランジスタQ50の電流出力能力の限界に近くな
り、トランジスタQ50の電流増幅率hFEが急減してベ
ース電流IB(Q50)が急増したことによる。
【0041】以上説明したように、オペアンプ21に用
いた相補形のプッシュプル出力回路23は、トランジス
タQ49、Q50を駆動するトランジスタQ51、Q5
2を設けてB級動作とされているので、クロスオーバー
歪みの低減が図られている。そして、トランジスタQ5
2に対しエミッタが共通となるようにトランジスタQ5
3、Q54の並列回路を設け、トランジスタQ31が出
力する一定電流(約600μA)とトランジスタQ50
のベース電流IB(Q50)との差分電流のうち一定電流(1
2.8μA)を超える大部分の電流を、トランジスタQ
52に代わりトランジスタQ53、Q54の並列回路が
流すように構成した。
【0042】これにより、出力電流Ioが変動してもト
ランジスタQ52のコレクタ電流ひいてはベース・エミ
ッタ間電圧VBE(Q52) が一定となるように制御され、電
圧V(R32) の変動が抑えられて電圧V(R32) が極力0V
に近い電圧を維持できる。一般に、電圧V(R32) が正の
電圧となる場合には、トランジスタQ49、Q50に電
圧V(R32) に応じたアイドリング電流が流れ、電圧V(R
32) が負の電圧となる場合には、不感帯が発生しクロス
オーバー歪みが発生する。従って、出力電流Ioにかか
わらず電圧V(R32) を極力0Vに近い電圧に維持できる
本出力回路23を用いれば、負荷変動や出力電圧Voな
どの動作状態の変動にかかわらず、オペアンプ21の消
費電流およびクロスオーバー歪みを極力抑制することが
可能となる。
【0043】また、出力電流Ioの増大によりベース電
流IB(Q50)が増加すると、トランジスタQ53、Q54
の並列回路に流れる電流が減少しやがて0となり、トラ
ンジスタQ31が出力する電流は全てトランジスタQ5
0のベース電流IB(Q50)となる。従って、トランジスタ
Q53、Q54の付加に起因してトランジスタQ50の
駆動能力が低下することもない。
【0044】さらに、トランジスタQ52に流れる電流
を抵抗R33で検出し、その電流がトランジスタQ55
のVfを超えている場合にトランジスタQ53、Q54
の並列回路がオンとなる2値化制御(オンオフ制御)と
したので、回路構成が簡単となる。また、抵抗R33の
抵抗値を調整することにより、そのしきい値の調整が容
易となる。
【0045】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の実
施形態についてプッシュプル出力回路の電気的構成を示
す図4を参照しながら説明する。図4に示す出力回路3
1は、図1に示した出力回路23と比較して、トランジ
スタQ31に対する電流供給回路30に替えてトランジ
スタQ25に対する電流供給回路32を備えた点が異な
っている。その他の同一構成部分には同一符号を付して
示している。
【0046】電流供給回路32(第1の電流供給回路に
相当)は、トランジスタQ25のコレクタと電源線25
との間に接続されている。並列接続されたPNP形のト
ランジスタQ59、Q60(第5のトランジスタに相
当)のコレクタおよびエミッタは、それぞれ電源線25
およびトランジスタQ25のコレクタに接続されてお
り、ベースはNPN形トランジスタQ61のコレクタ・
エミッタ間を介して電源線25に接続されている。トラ
ンジスタQ61のベースは、トランジスタQ51のコレ
クタに接続されているとともに、抵抗R34を介して電
源線25に接続されている。
【0047】ここで、抵抗R34は、トランジスタQ5
1に流れるコレクタ電流を検出する電流検出回路に相当
し、トランジスタQ61は、その検出された電流が所定
の電流値を超えている時にトランジスタQ59、Q60
にベース電流を供給する制御回路に相当する。この電流
供給回路32は上述した電流供給回路30と同様に動作
するので、本実施形態によっても第1の実施形態と同様
の効果を得ることができる。
【0048】(その他の実施形態)なお、本発明は上記
し且つ図面に示す各実施形態に限定されるものではな
く、例えば以下のように変形または拡張が可能である。
第1の実施形態に示した電流供給回路30と第2の実施
形態に示した電流供給回路32との両者を備えた構成と
しても良い。この構成によれば、出力電流Ioが変動し
てもトランジスタQ51のベース・エミッタ間電圧VBE
(Q51) とトランジスタQ52のベース・エミッタ間電圧
VBE(Q52) とがともに一定となるように制御されるの
で、電圧V(R32) の変動が一層抑えられて電圧V(R32)
はより0Vに近い電圧を維持できる。その結果、トラン
ジスタQ49〜Q52のベース・エミッタ間電圧のアン
バランスに基づく消費電流の増加およびクロスオーバー
歪みの増大をより一層抑えることができる。
【0049】トランジスタQ51、Q52に流れる電流
に応じた電流例えば比例した電流を流すように電流供給
回路を構成しても良い。この構成によっても、出力電流
Ioの変動に対しトランジスタQ51、Q52に流れる
電流の変化幅が小さくなるので、電圧V(R32) の変動を
抑える効果が得られる。
【0050】相補形B級のプッシュプル出力回路には、
トランジスタQ49のベースとトランジスタQ50のベ
ースとの間にトランジスタQ51、Q52に替えて2つ
のダイオードを直列に接続した構成としたものがある。
この場合には、ダイオードの直列回路に電流供給回路を
並列に接続し、ダイオードに流れる電流を一定化する構
成とすれば良い。
【0051】素子温度を検出する温度検出手段を設け、
それにより検出された温度に基づいてトランジスタQ5
3、Q54の並列回路、トランジスタQ59、Q60の
並列回路に流す電流を制御する温度補償回路を付加して
も良い。出力回路23、31は、差動増幅回路22と組
み合わせてオペアンプとして用いる他、単独でまたは他
の回路と組み合わせて種々のアンプとして用いることが
できる。過電流保護回路29は必要に応じて設ければ良
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すオペアンプの電
気的構成図
【図2】トランジスタQ50に流れる出力電流Ioに対
するトランジスタQ53、Q54の並列回路に流れる電
流I1のシミュレーションによる特性図
【図3】トランジスタQ50に流れる出力電流Ioに対
するトランジスタQ52に流れる電流I2のシミュレー
ションによる特性図
【図4】本発明の第2の実施形態を示すプッシュプル出
力回路の電気的構成図
【図5】従来技術を示す図4相当図
【符号の説明】
21はオペアンプ、22は差動増幅回路、23、31は
プッシュプル出力回路、30は電流供給回路(第2の電
流供給回路)、32は電流供給回路(第1の電流供給回
路)、Q25はトランジスタ(第1の定電流回路)、Q
31はトランジスタ(第2の定電流回路)、Q49はト
ランジスタ(第1のトランジスタ)、Q50はトランジ
スタ(第2のトランジスタ)、Q51はトランジスタ
(第3のトランジスタ)、Q52はトランジスタ(第4
のトランジスタ)、Q53、Q54はトランジスタ(第
6のトランジスタ)、Q55、Q61はトランジスタ
(制御回路)、Q59、Q60はトランジスタ(第5の
トランジスタ)、R33、R34は抵抗(電流検出回
路)、n1は入力ノード(信号入力端子)である。
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Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相補形プッシュプル構成をなす第1およ
    び第2のトランジスタと、 前記第1のトランジスタに対しベース電流を供給する第
    1の定電流回路と、 前記第2のトランジスタに対しベース電流を供給する第
    2の定電流回路と、 信号入力端子および前記第1のトランジスタのベースに
    それぞれベースおよびエミッタが接続され、前記第1の
    定電流回路の出力電流のうち前記信号入力端子に印加さ
    れる入力電圧に応じた電流を流す第3のトランジスタ
    と、 前記信号入力端子および前記第2のトランジスタのベー
    スにそれぞれベースおよびエミッタが接続され、前記第
    2の定電流回路の出力電流のうち前記信号入力端子に印
    加される入力電圧に応じた電流を流す第4のトランジス
    タと、 前記第1の定電流回路の出力電流のうち前記第3のトラ
    ンジスタが流すべき電流の一部を当該第3のトランジス
    タに代わって流す第1の電流供給回路および前記第2の
    定電流回路の出力電流のうち前記第4のトランジスタが
    流すべき電流の一部を当該第4のトランジスタに代わっ
    て流す第2の電流供給回路のうち少なくとも一方の電流
    供給回路を備えていることを特徴とするプッシュプル出
    力回路。
  2. 【請求項2】 前記第1の電流供給回路は、前記第3の
    トランジスタに流すべき電流のうち所定の電流値を超え
    る分の電流を流すように構成され、 前記第2の電流供給回路は、前記第4のトランジスタに
    流すべき電流のうち所定の電流値を超える分の電流を流
    すように構成されていることを特徴とする請求項1記載
    のプッシュプル出力回路。
  3. 【請求項3】 前記第1の電流供給回路は、前記第3の
    トランジスタに流れる電流に応じた電流を流すように構
    成され、 前記第2の電流供給回路は、前記第4のトランジスタに
    流れる電流に応じた電流を流すように構成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載のプッシュプル出力回路。
  4. 【請求項4】 前記第1の電流供給回路は、 前記第1の定電流回路の出力電流を流す第5のトランジ
    スタと、 前記第3のトランジスタに流れる電流を検出する電流検
    出回路と、 この電流検出回路により検出された電流が所定の電流値
    を超えている場合に前記第5のトランジスタにベース電
    流を供給する制御回路とから構成され、 前記第2の電流供給回路は、 前記第2の定電流回路の出力電流を流す第6のトランジ
    スタと、 前記第4のトランジスタに流れる電流を検出する電流検
    出回路と、 この電流検出回路により検出された電流が所定の電流値
    を超えている場合に前記第6のトランジスタにベース電
    流を供給する制御回路とから構成されていることを特徴
    とする請求項1ないし3の何れかに記載のプッシュプル
    出力回路。
  5. 【請求項5】 差動増幅回路と、この差動増幅回路の出
    力電圧を入力とする請求項1ないし4の何れかに記載し
    たプッシュプル出力回路とを備えたことを特徴とするオ
    ペアンプ。
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