JP2003256781A - カードリーダのカード搬送装置 - Google Patents

カードリーダのカード搬送装置

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JP2003256781A
JP2003256781A JP2002054274A JP2002054274A JP2003256781A JP 2003256781 A JP2003256781 A JP 2003256781A JP 2002054274 A JP2002054274 A JP 2002054274A JP 2002054274 A JP2002054274 A JP 2002054274A JP 2003256781 A JP2003256781 A JP 2003256781A
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feed roller
pin
rotation transmitting
rotation transmission
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Yuji Kikuchi
裕二 菊地
Masatoshi Yamauchi
政敏 山内
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Denso Wave Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 挿入口からのカードの差込み及び抜出しを、
ユーザが大きな負荷を感じることなく小さな力でスムー
ズに行う。 【解決手段】 送りローラを回転させる回転軸19に径
方向に延びるピン39を設けると共に、駆動モータの回
転力が伝達される回転伝達部材38に、正転伝達部40
a及び逆転伝達部40bを有した2個の係合突起40を
180度離して設け、クラッチ手段を構成する。ユーザ
がICカード3を挿入した際には、それに伴って送りロ
ーラひいてはピン39が係合突起40の逆転伝達部40
bに当接するまで抵抗なく正回転方向に回転し(a,
b)、小さな力でICカード3を差込むことができる。
その後、駆動モータの駆動により、回転伝達部材38が
矢印f方向に回転し、送りローラが正回転されてICカ
ード3が読取位置まで搬送される(c,d)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばICカード
リーダライタ等のカードリーダに組込まれ、挿入口から
挿入されたカードを読取位置まで搬送し、その後挿入口
へ排出するカードリーダのカード搬送装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】例えばICカードリー
ダライタは、ほぼ矩形箱状をなす本体内に、ICカード
の搬送機構や、ICカードに対するデータの読取り、書
込みのための機構などを組込んで構成されている。この
場合、前記カード搬送機構は、ゴム製の送りローラや、
この送りローラとの間でICカードを挟むピンチロー
ラ、送りローラを回転駆動するためのモータ及びギア機
構等からなる駆動機構を備えており、本体の前面に設け
られた挿入口からICカードが挿入されると、送りロー
ラを正回転させてカードを読み書き位置まで搬入し、デ
ータの読み書きが終ると、送りローラを逆回転させてそ
のICカードを挿入口から排出するようになっている。
【0003】ところで、このようなICカードリーダラ
イタにあっては、ICカードの挿入時には、ユーザが、
ICカードの先端部を送りローラとピンチローラとの間
に挟まれる位置まで挿入口の奥方に差込む必要があり、
また、ICカードの取出し時には、送りローラとピンチ
ローラとの間に先端部が挟まれている状態のICカード
を挿入口から手前に抜出す必要がある。
【0004】しかしながら、上記したユーザによるIC
カードの先端部の差込み時や抜出し時には、その分だけ
の送りローラの回転を伴うことになるのであるが、従来
のものでは、その際に、送りローラにはギア機構による
抵抗力が負荷として作用するため、ユーザによる大きな
差込み力や抜出し力が必要となる不具合があった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、挿入口からのカードの差込み及び抜出
しを、ユーザが大きな負荷を感じることなく小さな力で
スムーズに行うことができるカードリーダのカード搬送
装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のカードリーダのカード搬送装置は、カード
の挿入口への挿入当初及び排出位置への搬出完了時に、
クラッチ手段により、送りローラを駆動機構から切離し
て回転自在とさせるように構成している(請求項1の発
明)。
【0007】これによれば、クラッチ手段を設けたこと
により、ユーザが、カードを挿入口から、その先端部が
送りローラとピンチローラとの間に挟まれる位置まで差
込む際には、送りローラが駆動機構から切離されて回転
自在となるので、駆動機構による抵抗力が送りローラに
負荷として作用することがなくなり、小さな力でカード
を差込むことができる。また、同様に、ユーザが、排出
位置に搬出され送りローラとピンチローラとの間に先端
部が挟まれている状態のカードを抜出す際にも、送りロ
ーラが駆動機構から切離されて回転自在となるので、小
さな力でカードを抜出すことができる。従って、請求項
1の発明によれば、挿入口からのカードの差込み及び抜
出しを、ユーザが大きな負荷を感じることなく小さな力
でスムーズに行うことができるという優れた効果を得る
ことができる。
【0008】より具体的には、上記クラッチ手段を、送
りローラを回転させる回転軸にピンを径方向に突出して
設けると共に、前記回転軸と同軸に駆動機構の出力部を
構成する回転伝達部材を設け、その回転伝達部材に、ピ
ンに対し正回転方向から当接して回転力を伝達する正転
伝達部と、その正転伝達部と周方向に離間して設けられ
ピンに対し逆回転方向から当接して回転力を伝達する逆
転伝達部とを設けて構成することにより、前記ピンが正
転伝達部と逆転伝達部との間を自在に動き得ることによ
り、その範囲で送りローラを回転自在とすることができ
る(請求項2の発明)。これにより、比較的簡単な機械
的構成によって、クラッチ手段を構成することが可能と
なる。
【0009】また、ピンチローラを、送りローラに対し
て接離方向に移動可能に支持し、ばねにより送りローラ
に接触する方向に付勢する構成としても良い(請求項3
の発明)。これによれば、ピンチローラがいわば弾性支
持された状態となるので、カードを送りローラとピンチ
ローラとの間に差込んで挟み込ませるときの力、及び、
カードを送りローラとピンチローラとの間から抜取ると
きの力を、より小さくすることができる。
【0010】さらには、上記駆動機構の制御を、挿入口
へカードが挿入されたことを検出する第1のセンサ、カ
ードが読取位置まで搬送されたことを検出する第2のセ
ンサ、カードがその搬出時に排出位置に至ったことを検
出する第3のセンサ、の3つのセンサの検出に基づいて
行うようにすることができ(請求項4の発明)、この場
合、特に第3のセンサを設けたことにより、カードの搬
出時に、カード全体が挿入口から吐き出されてしまうよ
うなことがなく、適切な排出位置にてカードの搬出を停
止させることができ、その後、ユーザは上記のようにカ
ードを小さな力で抜出すことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明をICカードリーダ
ライタに適用した一実施例について、図面を参照しなが
ら説明する。図7は、本実施例に係るカードリーダたる
ICカードリーダライタの本体1の外観を示しており、
この本体1は、ほぼ矩形箱状をなす外装ケース2の外壁
部この場合前面部の上部側に、ICカード3が挿入され
る横長な挿入口4を有して構成されている。尚、本実施
例のICカードリーダライタは、前記ICカード3とし
て、端子付き(接点式)のもの及び非接触式のもののい
ずれについても、その読取り及び書込みが可能な装置と
して構成されている。
【0012】前記外装ケース2は、その底面及び背面を
構成するベース板部(図示せず)、このベース板部の前
端部に取付けられ前記挿入口4を有したプラスチック製
のフロントカバー5、外装ケース2の左右の両側面及び
天井部を構成するケースカバー6から構成されている。
このとき、前記ケースカバー6は、本体1に対して開閉
(取外し)可能に設けられている。また、図示はしない
が、この外装ケース2の背面部には、電源用、通信接続
用等の各種のコネクタや、電源スイッチ等が設けられて
いる。
【0013】前記本体1(外装ケース2)内には、その
上部側に位置して、前記挿入口4から奥方に延びるカー
ド搬送路7(図4,図5参照)が設けられている。そし
て、このカード搬送路7部分に、後述するように、前記
ICカード3のデータの読取り及び書込みを行うための
読取り書込み機構が設けられると共に、挿入口4から挿
入されたICカード3を内部の読取位置まで搬送し、そ
の後、そのICカード3を一部が挿入口4から外部に出
された排出位置に搬出する本実施例に係るカード搬送装
置8が組込まれている。また、図示はしないが、本体1
内の下部には、制御回路等を構成する電気回路部が設け
られている。
【0014】ここで、図3ないし図6を参照して、本体
1内の上部側に設けられる本実施例に係るカード搬送装
置8について詳述する。このカード搬送装置8は、前記
ICカード3を挟んで搬送するためのゴム製の送りロー
ラ9及びその下側に位置するプラスチック製のピンチロ
ーラ10、前記送りローラ9を正逆回転させるための駆
動モータ11や回転伝達機構(ギア機構)12等からな
る駆動機構13、ICカード3の位置を検出するための
第1〜第3のセンサ14〜16、前記駆動モータ11の
駆動を制御するモータ制御回路(図示せず)等を備えて
構成される。
【0015】即ち、図5,図6等に示すように、本体1
内には、前記カード搬送路7の左右に位置して、前後方
向に延びる板金製の取付側板17,18が設けられる。
これら取付側板17,18は、前面側から見て、上方に
立上ると共にその上端部が外側にL字状に折曲げられた
形態をなしており、また図示はしないが、下端側が取付
部を介して前記ベース板部に固定的に取付けられてい
る。図3,図4にも示すように、これら取付側板17,
18の前端部寄り部分には、高さ方向中間部に位置し
て、左右方向に延びる回転軸19が両取付側板17,1
8を貫通するようにして回転自在に設けられている。
【0016】図4〜図6に示すように、この回転軸19
には、その右端部側(取付側板18の内面側)に位置し
て、前記送りローラ9が固定的に取付けられていると共
に、図5,図6に示すように、回転軸19の中間部左右
に位置して、搬送されるICカード3の上面に接触して
ガイドするための2個のプラスチック製のガイドローラ
20,20が取付けられている。また、この回転軸19
の左端(取付側板17の外側)には、例えばカード詰り
時等に手動で前記送りローラ9を回転させるための手動
ノブ21が取付けられている。
【0017】また、図4〜図6に示すように、回転軸1
9のやや後方の下部には取付側板17,18間に掛渡さ
れるようにして左右方向に延びるシャフト22が設けら
れており、このシャフト22の中央部に、搬送されるI
Cカード3の上面に接触してガイドするための下面ガイ
ドローラ23が取付けられている。これにて、左右の取
付側板17,18間の、前記ガイドローラ20,20と
下面ガイドローラ23の上面との間の高さ位置が、前記
挿入口4から連続して奥方に延びるカード搬送路7とさ
れているのである。
【0018】また、図4等に示すように、前記シャフト
22の右端部側(取付側板18の内面側)には、前記ピ
ンチローラ10を保持するピンチローラホルダ24が設
けられる。このピンチローラホルダ24は、前後(図4
で左右)にやや長い上下両面が開放した箱状をなし、そ
の後端部(図4で右端部)が前記シャフト22に回転自
在に枢支され、その内部には、前側(図4で左側)に位
置してピンチローラ10が回転可能に設けられている。
このピンチローラ10は、その上端部がピンチローラホ
ルダ24から上方に突出し、前記送りローラ9の下側に
位置されるようになっている。
【0019】このとき、図5,図6に示すように、前記
ピンチローラホルダ24の前端部の右側壁部には、前記
取付側板18を貫通して右方に突出するばね接続部24
aが一体に設けられており、そのばね接続部24aと、
その上方に位置して前記取付側板18の外面に設けられ
たばね取付部18aとの間に、引張コイルばねから成る
ばね25が掛渡されている。尚、前記ばね接続部24a
は、取付側板18の下縁部に当接することにより、ピン
チローラホルダ24の上方位置を規制するストッパを兼
ねている。
【0020】これにて、ピンチローラ10は、前記送り
ローラ9に対して接離方向(シャフト22を中心とした
ほぼ上下方向)に移動(回動)可能に支持されると共
に、ばね25によって送りローラ9に接触する方向(上
方)に付勢され、以て、通常時(ICカード3が挟まれ
ていない時)には、その上端部が送りローラ9の下端部
に接触するように弾性支持されているのである。
【0021】これにより、図4に示すように、送りロー
ラ9が、ピンチローラ10との間に前記ICカード3を
挟んだ状態で、後述する駆動機構13により、正回転で
ある矢印A方向(右方から見て反時計回り方向)に回転
されることにより、該ICカード3がカード搬送路7を
奥方に搬送され、送りローラ9が逆回転である矢印B方
向(右方から見て時計回り方向)に回転されることによ
り、ICカード3がカード搬送路7を挿入口4側に搬送
されるようになっているのである。
【0022】尚、詳しい図示及び説明は省略するが、図
4〜図6に示すように、取付側板17,18間の、カー
ド搬送路7の奥側上部部位には、カード搬送路7の奥部
の読取位置まで搬送された端子付き(接点式)のICカ
ード3に対して、端子を介してデータの読取り及び書込
みを行う端子部ユニット26(便宜上外形のみ想像線で
示す)が設けられている。また、図3にも示すように、
カード搬送路7の下方には、読取位置まで搬送された非
接触式のICカード3に対して、電磁的にデータの読取
り及び書込みを行うためのアンテナを下面側に形成して
なるアンテナ基板27が設けられている。
【0023】さらに、図4,図5に示すように、左側の
取付側板17には、カード搬送路7の左側に沿って、I
Cカード3の位置検出用の第1〜第3のセンサ14〜1
6が設けられる。これらセンサ14〜16は、コ字形を
なすホルダの上下に対向して、投光素子及び受光素子を
配設して構成された周知の透過形光センサからなり、図
1及び図2にも示すように、物体(ICカード3)がそ
の間を通って光路を遮るあるいは光路の遮断が解消され
ることに基づいて、ICカード3の位置を検出するよう
になっている。
【0024】この場合、後の作用説明でも述べるよう
に、第1のセンサ14は、前記挿入口4のすぐ奥側に配
置され、挿入口4からICカード3が挿入されたことを
検出するようになっている。第2のセンサ15は、カー
ド搬送路7の奥部に配置され、ICカード3が読取位置
に至ったことを検出するようになっている。第3のセン
サ16は、それらの中間部のやや前方寄りに配置され、
ICカード3の搬出時に排出位置に至ったことを検出す
るようになっている。尚、前記読取位置においても、I
Cカード3はその基端部側が送りローラ9とピンチロー
ラ10との間に挟まれるように位置設定されている。ま
た、排出位置では、ICカード3の一部(基端部側)
が、挿入口4から外方に突出した状態となるように位置
設定されている。
【0025】そして、図3,図5等に示すように、右側
の取付側板18の後端部には、前記駆動モータ11が取
付けられていると共に、該取付側板18の外面(右面)
側には複数のギア,ベルト等からなる回転伝達機構12
が設けられ、もって駆動機構13が構成される。具体的
には、本実施例においては、回転伝達機構12は次のよ
うに構成されている。
【0026】即ち、図3及び図5に示すように、前記駆
動モータ11の回転軸11aは、取付側板18を貫通し
て外面側に位置され、その先端に径小なモータギア28
が取付けられている。取付側板18の外面側には、前記
モータギア28の図3で左側に位置して該モータギア2
8に噛合う径大な第1のギア29が回転可能に設けら
れ、その第1のギア29の外面側に径小な第2のギア3
0が同軸に一体的に設けられている。
【0027】前記第2のギア30の図3で左側には、該
第2のギア30に噛合う径大な第3のギア31が回転可
能に設けられ、その第3のギア31の外面側に歯付プー
リからなる第1のプーリ32が同軸で一体的に設けられ
ている。前記第1のプーリ32(第3のギア31)から
図3で左方にやや離れた部位には、外面側に歯付プーリ
からなる第2のプーリ33を同軸に一体的に有する径大
な第4のギア34が回転可能に設けられている。
【0028】前記第1のプーリ32と第2のプーリ33
との間には、歯付ベルト35が掛渡されている。また、
その歯付ベルト35の上部側中間部分に位置して、該歯
付ベルト35にテンションを付与するテンションローラ
36が設けられている。そして、前記取付側板18の外
面側には、前記回転軸19と同軸に、径大な第5のギア
37が回転可能に設けられており、この第5のギア37
が前記第4のギア34に噛合っている。さらに、この第
5のギア37の外面側には、駆動機構13の出力部を構
成する円板状をなす回転伝達部材38が同軸に一体的に
設けられている。このとき、前記第5のギア37(回転
伝達部材38)は、回転軸19の外周に遊嵌した状態
(相互に回転フリーな状態)に設けられている。
【0029】これにて、図3に示すように、駆動モータ
11(回転軸11a)が正回転してモータギア28が矢
印a方向(図で時計回り方向)に回転すると、第1のギ
ア29及び第2のギア30が矢印b方向に回転し、第3
のギア31及び第1のプーリ32が矢印c方向に回転す
る。これにより、歯付ベルト35が矢印d方向に送ら
れ、第2のプーリ33及び第4のギア34が矢印e方向
に回転し、第5のギア37及び回転伝達部材38が矢印
f方向(前記送りローラ9の正回転(矢印A)方向に一
致)に回転するようになっている。駆動モータ11が逆
回転すると、それとは逆に、第5のギア37及び回転伝
達部材38が矢印g方向(前記送りローラ9の逆回転
(矢印B)方向に一致)に回転する。
【0030】さて、本実施例では、前記回転伝達部材3
8と回転軸19とは、固定的に連結されておらず、クラ
ッチ手段を介して連結されるようになっている。このク
ラッチ手段は、次のように構成されている。即ち、図5
及び図6に示すように、前記回転軸19の先端(右端)
は、前記回転伝達部材38の外面側まで延びており、図
1及び図2等にも示すように、その先端部には、径方向
(回転伝達部材38の直径方向)に延びてピン39が一
体的に設けられている。
【0031】これに対し、回転伝達部材38の外面部に
は、外周部に位置して180度対称的な位置に2個の係
合突起40,40が一体に設けられている。これら係合
突起40は、回転伝達部材38が矢印f方向に回転する
ことにより、前記ピン39に正回転方向から当接して回
転軸19ひいては送りローラ9を正回転させるようにな
っており、それとは反対に回転伝達部材38が矢印g方
向に回転することにより、前記ピン39に逆回転方向か
ら当接して回転軸19ひいては送りローラ9を逆回転さ
せるようになっている。
【0032】従って、各係合突起40の矢印f方向を
(送りローラ9の正回転方向)を向く面が正転伝達部4
0aとされ、各係合突起40の矢印g方向を(送りロー
ラ9の逆回転方向)を向く面が逆転伝達部40bとされ
ているのである。このとき、前記ピン39は、一方の係
合突起40の正転伝達部40aに当接する位置と、他方
の係合突起40の逆転伝達部40bに当接する位置との
間で、半回転弱の範囲内で回転伝達部材38に対して相
対的に回転自在とされ、もって、後の作用説明にて述べ
るように、前記ICカード3の挿入口4への挿入当初及
び排出位置への搬出完了時に、送りローラ9がその範囲
内で駆動機構13から切離されて回転自在とされるので
ある。
【0033】そして、前記駆動モータ11を制御する図
示しないモータ制御回路は、そのソフトウエア的構成に
より、前記第1〜第3のセンサ14〜16の検出等に基
づいて、駆動モータ11のオン,オフ及び正転,逆転を
制御するようになっている。これも次の作用説明にて述
べるように、モータ制御回路は、第1のセンサ14によ
り、挿入口4からICカード3が挿入されたことが検出
されると、駆動モータ11を正回転(矢印a方向)さ
せ、第2のセンサ15により、そのICカード3が読取
位置に至ったことが検出されたときに、駆動モータ11
を停止させるようになっている。
【0034】また、その後、読取位置のICカード3に
対する、端子部ユニット26又はアンテナ基板27のア
ンテナによる、データの読取り(あるいは書込み)が終
了すると、駆動モータ11を逆回転(矢印aとは反対方
向)させ、第3のセンサ16により、ICカード3が排
出位置に至ったことが検出されると、駆動モータ11を
停止させるようになっているのである。
【0035】次に、上記構成の作用について、図1及び
図2も参照して述べる。図1は、ICカード3の挿入時
における、ICカード3の第1〜第3のセンサ14〜1
6に対する位置と、そのときの右側面側から見た回転伝
達部材38(係合突起40)とピン39との位置関係
(動作)とを左右に並べて順に示している。また、図2
は、ICカード3の排出時における同様の関係を順に示
している。尚、これら図1及び図2において、白抜きの
矢印はICカード3の移動方向を示し、また、細線の矢
印は回転軸19(ピン39)の動作(回転方向)を示
し、太線の矢印は回転伝達部材38の動作(回転方向)
を示している。
【0036】まず、図1を参照しながら、ICカード3
の挿入時における動作を説明する。今、ICカード3の
挿入前の状態では、図1(a)並びに図3に示すよう
に、ピン39は、回転伝達部材38の係合突起40の正
転伝達部40aに接触した状態にある。従って、この時
点では、回転軸19ひいては送りローラ9が、正回転方
向(図4で矢印A方向)に半回転弱分だけ回転自在な状
態となっている。この状態(ピン39と係合突起40と
の位置関係)は、後述するように、前回のICカード3
の排出(抜出し)により自動的になされるようになって
いる。
【0037】ここで、ユーザがICカード3を挿入口4
から挿入する場合には、該ICカード3の先端部が、送
りローラ9とピンチローラ10との間に挟まれるまで差
込むようにする。このとき、図1(b)に示すように、
ICカード3の差込みに伴って送りローラ9ひいてはピ
ン39が正回転(矢印A)方向に回転し、ピン39が係
合突起40の逆転伝達部40bに当接するようになるの
であるが、その間では回転軸19ひいては送りローラ9
が駆動機構13から切離されていて正回転方向に回転自
在となっているので、抵抗力が作用することなく小さな
力でICカード3を差込むことができる。
【0038】また、この差込み時にあっては、ピン39
が逆転伝達部40bに当接した際に、送りローラ9の回
転に大きな抵抗が発生するので、ユーザはそこで差込み
を止めれば良い。しかもこのとき、ピンチローラ10は
ばね25により弾性支持されているので、ピンチローラ
10が固定的に設けられている場合と比べて、ICカー
ド3を送りローラ9とピンチローラ10との間に差込ん
で挟み込ませる際の力をより小さく済ませることができ
るのである。
【0039】そして、このICカード3の挿入により、
第1のセンサ14がICカード3の挿入(ICカード3
が第1のセンサ14の光路を遮ったこと)を検出し、駆
動モータ11が正回転(図3の矢印a方向)され、回転
伝達部材38が矢印f方向に回転するようになる。この
とき、ピン39が係合突起40の逆転伝達部40bに当
接した状態にあるので、図1(c)に示すように、係合
突起40の正転伝達部40aがピン39に当接するまで
いわば空回りし、その後、係合突起40の正転伝達部4
0aがピン39を矢印f方向に押すようにして、回転伝
達部材38と回転軸19とが一体的に回転し、もって駆
動モータ11の回転が送りローラ9に伝達される。
【0040】これにより、送りローラ9が正回転(矢印
A)方向に回転し、挿入されたICカード3がカード搬
送路7を奥方に送られていくのである。また、ICカー
ド3の挿入当初に、上記のように回転伝達部材38の空
回り区間が生ずることによって、ユーザがICカード3
を差込んだ際に、若干の時間をおいてICカード3が搬
送されていくようになり、送りローラ9の急な動作(I
Cカード3の急な吸込み)がなくなり、ユーザに違和感
を与えるようなことがなくなる。この後、図1(d)に
示すように、ICカード3が奥方に搬送されていき、第
2のセンサ15により読取位置に至ったことが検出され
た(ICカード3の先端部が第2センサ15の光路を遮
った)ときに、駆動モータ11が停止され、送りローラ
9の回転が停止されるのである。
【0041】次に、図2を参照しながら、ICカード3
の排出時における動作を説明する。読取位置にあるIC
カード3を排出位置に搬出するにあたっては、駆動モー
タ11が逆回転(矢印aとは反対方向)され、回転伝達
部材38が矢印g方向に回転するようになる。このと
き、図2(a)に示すように、前回(挿入時)において
駆動モータ11が停止されたときには、ピン39が係合
突起40の正転伝達部40aに当接した状態にあるの
で、まず、係合突起40の逆転伝達部40bがピン39
に当接するまでいわば空回りする。
【0042】その後、図2(b)に示すように、係合突
起40の逆転伝達部40bがピン39に当接し、該ピン
39を矢印g方向に押すようになり、回転伝達部材38
の回転が回転軸19ひいては送りローラ9に伝達され
て、送りローラ9が逆回転(矢印B方向)され、もって
ICカード3はカード搬送路7を挿入口4方向に送られ
ていく。
【0043】そして、図2(c)に示すように、第3の
センサ16により、ICカード3が排出位置に至ったこ
とが検出された(ICカード3による第3のセンサ16
の光路の遮断がなくなった)時点で、駆動モータ11ひ
いては送りローラ9が停止され、ICカード3がその排
出位置で停止されるのである。この排出位置では、IC
カード3の基端側の一部が、挿入口4から外方へ突出
し、且つ、ICカード3の先端側は未だ送りローラ9と
ピンチローラ10との間に挟まれた状態にある。従っ
て、ICカード3が挿入口4から飛出してしまうような
こともない。
【0044】ここで、ユーザは、排出位置に停止された
ICカード3を挿入口4から抜出すのであるが、この時
点では、ピン39が係合突起40の逆転伝達部40bに
接触しており、回転軸19ひいては送りローラ9が、逆
回転方向(図4で矢印B方向)に半回転弱分だけ回転自
在な状態となっており、このとき、図2(d)に示すよ
うに、ユーザによるICカード3の抜出しに伴って送り
ローラ9ひいてはピン39が正回転(矢印B)方向に回
転し、この際抵抗力が作用することなく小さな力でIC
カード3を抜出すことができる。
【0045】また、この場合も、ピンチローラ10がば
ね25により弾性支持されていることにより、ICカー
ド3を抜出す際の力をより小さく済ませることができ
る。このICカード3の抜出しにより、図2(d)に示
すように、ピン39が係合突起40の正転伝達部40a
に当接した状態、つまり上記した図1(a)の状態に戻
るようになるのである。
【0046】このように本実施例によれば、ICカード
3の挿入口4への挿入当初及び排出位置への搬出完了時
に、送りローラ9を駆動機構13から切離して回転自在
とさせるクラッチ手段を設けたので、ICカード3の差
込み及び抜出しを、ユーザが大きな負荷を感じることな
く小さな力でスムーズに行うことができるという優れた
効果を奏するものである。
【0047】特に本実施例では、クラッチ手段を、回転
軸19に一体に設けられたピン39と、駆動モータ11
の回転を伝達する回転伝達部材38に設けられた係合突
起40とから構成したので、比較的簡単な機械的構成に
よってクラッチ手段を構成することができる。しかも、
本実施例では、ピンチローラ10をばね25により弾性
支持する構成としたので、ICカード3の差込み及び抜
出し時の力をより小さくすることができるものである。
さらに本実施例では、第1〜第3のセンサ14〜16を
設けて駆動モータ11を制御するようにしたので、駆動
モータ11の制御を正確に行うことができるという利点
も得ることができるものである。
【0048】尚、上記実施例では、回転軸19に一体に
設けられたピン39と、回転伝達部材38に設けられた
係合突起40とからクラッチ手段を構成したが、このク
ラッチ手段としては様々な構成が考えられ、例えば係合
突起40の両面を夫々正転伝達部40a及び逆転伝達部
40bとすることに代えて、正転伝達部と逆転伝達部と
を別々に設けることもでき、また、電気的に駆動されて
送りローラ(回転軸)と駆動機構との切離しを行うよう
に構成することも可能である。さらには、上記実施例で
は、ピンチローラ10をばね25により弾性支持する構
成としたが、このような構成は必ずしも設けなくても良
い。
【0049】その他、駆動機構13(回転伝達機構1
2)の構成としても様々な変形例が考えられ、また、本
発明は、カードとしてICカードに限らず磁気カード等
にも適用でき、リーダライタに限らず読取りの機能のみ
を有するカードリーダ全般に適用することができるな
ど、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、ICカードの
挿入時におけるICカードの位置と回転伝達部材及びピ
ンの動作との関係を示す図
【図2】ICカードの排出時におけるICカードの位置
と回転伝達部材及びピンの動作との関係を示す図
【図3】カード搬送装置部分の右側面図
【図4】カード搬送装置部分の縦断右側面図(図5のX
−X線に沿う断面図)
【図5】カード搬送装置部分の横断平面図
【図6】カード搬送装置部分の縦断正面図(図5のY−
Y線に沿う断面図)
【図7】ICカードリーダライタの外観を示す斜視図
【符号の説明】
図面中、1は本体、3はICカード(カード)、4は挿
入口、7はカード搬送路、8はカード搬送装置、9は送
りローラ、10はピンチローラ、11は駆動モータ、1
2は回転伝達機構、13は駆動機構、14は第1のセン
サ、15は第2のセンサ、16は第3のセンサ、19は
回転軸、24はピンチローラホルダ、25はばね、38
は回転伝達部材、39はピン、40は係合突起、40a
は正転伝達部、40bは逆転伝達部を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山内 政敏 東京都港区虎ノ門4丁目2番12号 虎ノ門 4丁目森ビル2号館 株式会社デンソーウ ェーブ内 Fターム(参考) 2C005 NA02 NA06 TA03 TA21 TA22 TA24 5B023 BA05 FA03 GA03 5B058 CA03 KA12 KA24

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カードリーダの本体内に設けられ、カー
    ドをピンチローラとの間で挟んで搬送する送りローラ
    と、この送りローラを正逆回転させるための駆動機構と
    を備え、 前記本体の外壁部の挿入口から挿入されたカードを、前
    記送りローラを正回転させることにより該本体内部の読
    取位置まで搬送すると共に、前記読取位置のカードを、
    前記送りローラを逆回転させることにより、一部が前記
    挿入口から外部に出された排出位置に搬出するカードリ
    ーダのカード搬送装置であって、 前記カードの前記挿入口への挿入当初及び前記排出位置
    への搬出完了時に、前記送りローラを、前記駆動機構か
    ら切離して回転自在とさせるクラッチ手段を設けたこと
    を特徴とするカードリーダのカード搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記クラッチ手段は、 前記送りローラを回転させる回転軸に径方向に突出して
    設けられたピンと、 前記回転軸と同軸に設けられて前記駆動機構の出力部を
    構成し、前記ピンに対し正回転方向から当接して回転力
    を伝達する正転伝達部、及び、この正転伝達部と周方向
    に離間して設けられ該ピンに対し逆回転方向から当接し
    て回転力を伝達する逆転伝達部を有した回転伝達部材と
    から構成され、 該ピンが、前記正転伝達部と逆転伝達部との間を自在に
    動き得ることにより、その範囲で前記送りローラが回転
    自在とされることを特徴とする請求項1記載のカードリ
    ーダのカード搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記ピンチローラは、前記送りローラに
    対して接離方向に移動可能に支持されると共に、ばねに
    より該送りローラに接触する方向に付勢されていること
    を特徴とする請求項1又は2記載のカードリーダのカー
    ド搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記挿入口へカードが挿入されたことを
    検出する第1のセンサと、前記カードが読取位置まで搬
    送されたことを検出する第2のセンサと、前記カードが
    その搬出時に前記排出位置に至ったことを検出する第3
    のセンサとを備え、前記駆動機構は、それら第1〜第3
    のセンサの検出に基づいて制御されることを特徴とする
    請求項1ないし3のいずれかに記載のカードリーダのカ
    ード搬送装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009237942A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Nidec Sankyo Corp カード搬送機構およびカードリーダ
KR101064455B1 (ko) 2004-12-27 2011-09-15 엘지엔시스(주) 이송 그립퍼를 구비한 카드 이송 장치
US8186667B2 (en) 2009-03-30 2012-05-29 Nidec Sankyo Corporation Card transfer system and card reader
CN109270286A (zh) * 2018-11-26 2019-01-25 海卫特(广州)医疗科技有限公司 插卡式分析仪组件、插卡式分析仪及其离合结构
WO2023243632A1 (ja) * 2022-06-17 2023-12-21 ニデックインスツルメンツ株式会社 カードリーダ及びカード引き抜き検出方法

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