JP2003254647A - 氷生成装置 - Google Patents
氷生成装置Info
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- JP2003254647A JP2003254647A JP2002053649A JP2002053649A JP2003254647A JP 2003254647 A JP2003254647 A JP 2003254647A JP 2002053649 A JP2002053649 A JP 2002053649A JP 2002053649 A JP2002053649 A JP 2002053649A JP 2003254647 A JP2003254647 A JP 2003254647A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】過冷却水を安定して生成するとともに、製氷後
の氷の付着・凝集を遅らせ、氷水搬送に適した氷生成を
行う。 【解決手段】冷凍機2により過冷却水を製造し、該過冷
却水を過冷却水解除手段5により氷に生成する氷生成装
置において、前記氷生成装置の配管系に水分子細分化手
段7を設けた構成であり、好ましくは、水分子細分化手
段は磁界発生手段であり、また、前記水分子細分化手段
を冷凍機の上流側に配設する。
の氷の付着・凝集を遅らせ、氷水搬送に適した氷生成を
行う。 【解決手段】冷凍機2により過冷却水を製造し、該過冷
却水を過冷却水解除手段5により氷に生成する氷生成装
置において、前記氷生成装置の配管系に水分子細分化手
段7を設けた構成であり、好ましくは、水分子細分化手
段は磁界発生手段であり、また、前記水分子細分化手段
を冷凍機の上流側に配設する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の空調設備等
に適用され、水の過冷却現象を利用して氷を製造する氷
生成装置に関する。
に適用され、水の過冷却現象を利用して氷を製造する氷
生成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、冷凍機にて水を冷却して−2℃程
度の過冷却水を生成し、この過冷却水を相変化手段によ
ってシャーベット状の氷を生成する氷生成装置が知られ
ている。この氷生成装置においては、製氷効率が低下す
ることなく連続的な製氷が可能であるのみならず、過冷
却水の状態を経て製氷されたシャーベット状の氷は粒子
が微細であるので水とともにポンプにより吸い込んで配
管内を搬送することも可能である。
度の過冷却水を生成し、この過冷却水を相変化手段によ
ってシャーベット状の氷を生成する氷生成装置が知られ
ている。この氷生成装置においては、製氷効率が低下す
ることなく連続的な製氷が可能であるのみならず、過冷
却水の状態を経て製氷されたシャーベット状の氷は粒子
が微細であるので水とともにポンプにより吸い込んで配
管内を搬送することも可能である。
【0003】過冷却水は、水から氷へと相変化する際の
過度的で不安定な状態の水であり、僅かな衝撃が与えら
れると直ちに氷に相変化し、これが配管の壁などに付着
してしまう。この過冷却水の不意の氷結を防止し、安定
した過冷却水の生成を行うためには、氷結の契機となる
氷核を水中から除去する必要がある。氷核としては微細
な氷粒子や種々の微細な不純物質があり、このうち不純
物質はフィルタで除去するようにしている。
過度的で不安定な状態の水であり、僅かな衝撃が与えら
れると直ちに氷に相変化し、これが配管の壁などに付着
してしまう。この過冷却水の不意の氷結を防止し、安定
した過冷却水の生成を行うためには、氷結の契機となる
氷核を水中から除去する必要がある。氷核としては微細
な氷粒子や種々の微細な不純物質があり、このうち不純
物質はフィルタで除去するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、氷核の大半を
占める微細な氷粒子の生成に対する対策が課題となって
いる。氷粒子を除去するにはヒータにより氷粒子を溶か
してしまうことが考えられるが、それでは製氷効率が低
下してしまう。
占める微細な氷粒子の生成に対する対策が課題となって
いる。氷粒子を除去するにはヒータにより氷粒子を溶か
してしまうことが考えられるが、それでは製氷効率が低
下してしまう。
【0005】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
であって、過冷却水を安定して生成するとともに、製氷
後の氷の付着・凝集を遅らせ、氷水搬送に適した氷生成
を行うことができる氷生成装置を提供することを目的と
する。
であって、過冷却水を安定して生成するとともに、製氷
後の氷の付着・凝集を遅らせ、氷水搬送に適した氷生成
を行うことができる氷生成装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載の氷生成装置は、冷凍機によ
り過冷却水を製造し、該過冷却水を過冷却水解除手段に
より氷に生成する氷生成装置において、前記氷生成装置
の配管系に水分子細分化手段を設けたことを特徴とし、
請求項2記載の発明は、請求項1記載の氷生成装置にお
いて、前記水分子細分化手段は磁界発生手段であること
を特徴とし、請求項3記載の発明は、請求項1記載の氷
生成装置において、前記水分子細分化手段は冷凍機の上
流側に配設されることを特徴とする。
に、本発明の請求項1記載の氷生成装置は、冷凍機によ
り過冷却水を製造し、該過冷却水を過冷却水解除手段に
より氷に生成する氷生成装置において、前記氷生成装置
の配管系に水分子細分化手段を設けたことを特徴とし、
請求項2記載の発明は、請求項1記載の氷生成装置にお
いて、前記水分子細分化手段は磁界発生手段であること
を特徴とし、請求項3記載の発明は、請求項1記載の氷
生成装置において、前記水分子細分化手段は冷凍機の上
流側に配設されることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1は、本発明の氷生成装置の
1実施形態を示し、図1(A)は全体構成図、図1
(B)は図1(A)の水分子細分化手段の断面図であ
る。
を参照しつつ説明する。図1は、本発明の氷生成装置の
1実施形態を示し、図1(A)は全体構成図、図1
(B)は図1(A)の水分子細分化手段の断面図であ
る。
【0008】図1(A)において、本発明の氷生成装置
1は、冷凍機2、ポンプ3、濾過装置4、過冷却水解除
手段5から構成されている。氷蓄熱槽6内に蓄熱されて
いるほぼ0℃の水は、ポンプ3により濾過装置4を経て
冷凍機2に供給され、ここで−2℃程度の過冷却水が製
造され、次いで、過冷却水解除手段5にてシャーベット
状の氷が製造され氷蓄熱槽6の水面上に供給される。
1は、冷凍機2、ポンプ3、濾過装置4、過冷却水解除
手段5から構成されている。氷蓄熱槽6内に蓄熱されて
いるほぼ0℃の水は、ポンプ3により濾過装置4を経て
冷凍機2に供給され、ここで−2℃程度の過冷却水が製
造され、次いで、過冷却水解除手段5にてシャーベット
状の氷が製造され氷蓄熱槽6の水面上に供給される。
【0009】上記の過冷却水解除手段5は、例えば、特
願2000−375829に示すように、配管内に突起
部を突出させ、この突起部をペルチエ素子により−20
〜−30℃に冷却するもので、突起部において過冷却水
が刺激され過冷却が解除されて氷核が発生し、連続的に
シャーペット状の氷を生成するようにしている。
願2000−375829に示すように、配管内に突起
部を突出させ、この突起部をペルチエ素子により−20
〜−30℃に冷却するもので、突起部において過冷却水
が刺激され過冷却が解除されて氷核が発生し、連続的に
シャーペット状の氷を生成するようにしている。
【0010】本実施形態において特徴とする点は、濾過
装置4と冷凍機2間の配管に水分子細分化手段7を設け
た点である。これを図1(B)により説明する。配管9
の外周には、水分子細分化手段7として永久磁石または
電磁石からなる磁界発生手段が配設されている。
装置4と冷凍機2間の配管に水分子細分化手段7を設け
た点である。これを図1(B)により説明する。配管9
の外周には、水分子細分化手段7として永久磁石または
電磁石からなる磁界発生手段が配設されている。
【0011】上記構成からなる本発明の作用について説
明する。磁界中を通過する水は、電磁誘導法則にしたが
って帯電され、水分子Hの構造に強く作用するとともに
生成される氷分子同士が反発しあって、水分子Hを最少
単位に細分化し、生成される氷分子も細分化することが
できる。そのため、過冷却水の不意の氷結を防止し、安
定した過冷却水の生成を行うことができる。また、製氷
後の氷の付着・凝集を遅らせ、氷水搬送に適した氷生成
を行うことができる。
明する。磁界中を通過する水は、電磁誘導法則にしたが
って帯電され、水分子Hの構造に強く作用するとともに
生成される氷分子同士が反発しあって、水分子Hを最少
単位に細分化し、生成される氷分子も細分化することが
できる。そのため、過冷却水の不意の氷結を防止し、安
定した過冷却水の生成を行うことができる。また、製氷
後の氷の付着・凝集を遅らせ、氷水搬送に適した氷生成
を行うことができる。
【0012】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく種々の変
更が可能である。例えば、上記実施形態においては、水
分子細分化手段7として磁界発生手段を採用している
が、NMR(核磁気共鳴)、遠赤外線等を採用するよう
にしてもよい。
たが、本発明はこれに限定されるものではなく種々の変
更が可能である。例えば、上記実施形態においては、水
分子細分化手段7として磁界発生手段を採用している
が、NMR(核磁気共鳴)、遠赤外線等を採用するよう
にしてもよい。
【0013】また、上記実施形態においては、過冷却水
生成前の配管に水分子微粒化手段7を設けているが、こ
れに限定されるものではなく、氷生成装置1の配管系
(冷凍機2の上流側、下流側を問わず)の任意の箇所に
任意の数を配設することが可能である。ただし、過冷却
水生成前に設ける場合が最も効果が高い。
生成前の配管に水分子微粒化手段7を設けているが、こ
れに限定されるものではなく、氷生成装置1の配管系
(冷凍機2の上流側、下流側を問わず)の任意の箇所に
任意の数を配設することが可能である。ただし、過冷却
水生成前に設ける場合が最も効果が高い。
【0014】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、氷分子が細分化され現状の装置での過冷却水
生成(−1.5〜−2℃)の安定性を向上することがで
きると同時に、過冷却度を下げても安定的な過冷却水の
生成ができる。
によれば、氷分子が細分化され現状の装置での過冷却水
生成(−1.5〜−2℃)の安定性を向上することがで
きると同時に、過冷却度を下げても安定的な過冷却水の
生成ができる。
【0015】また、氷分子が細分化されることにより、
過冷却水の生成が安定的になり、冷媒蒸発温度も現シス
テムの−3.5℃前後から−4℃や、それを大きく下回
る温度での過冷却水の生成が安定的にでき、熱交換器の
伝熱面積が削減できる。
過冷却水の生成が安定的になり、冷媒蒸発温度も現シス
テムの−3.5℃前後から−4℃や、それを大きく下回
る温度での過冷却水の生成が安定的にでき、熱交換器の
伝熱面積が削減できる。
【0016】また、経年による熱交換器、配管でのスケ
ールやステップライムの付着が減少し、過冷却水の生成
の安定性や熱交換効率が不変でランニングコストの削減
を図ることができる。
ールやステップライムの付着が減少し、過冷却水の生成
の安定性や熱交換効率が不変でランニングコストの削減
を図ることができる。
【0017】さらに、氷分子を細分化した過冷却水は生
成直後の氷の粒子も小さいので、氷蓄熱槽に蓄えられた
後に起こる氷の凝集や付着により粒子の大きさは、空調
利用時間帯では従来の氷粒子より小さく、このため氷水
の取り出しや氷水搬送に適している。
成直後の氷の粒子も小さいので、氷蓄熱槽に蓄えられた
後に起こる氷の凝集や付着により粒子の大きさは、空調
利用時間帯では従来の氷粒子より小さく、このため氷水
の取り出しや氷水搬送に適している。
【図1】本発明の氷生成装置の1実施形態を示し、図1
(A)は全体構成図、図1(B)は図1(A)の水分子
微粒化手段の断面図である。
(A)は全体構成図、図1(B)は図1(A)の水分子
微粒化手段の断面図である。
1…氷生成装置
2…冷凍機
3…ポンプ
4…濾過装置
5…過冷却水解除手段
6…氷蓄熱槽
7…水分子細分化手段
9…配管
Claims (3)
- 【請求項1】冷凍機により過冷却水を製造し、該過冷却
水を過冷却水解除手段により氷に生成する氷生成装置に
おいて、前記氷生成装置の配管系に水分子細分化手段を
設けたことを特徴とする氷生成装置。 - 【請求項2】前記水分子細分化手段は磁界発生手段であ
ることを特徴とする請求項1記載の氷生成装置。 - 【請求項3】前記水分子細分化手段は冷凍機の上流側に
配設されることを特徴とする請求項1記載の氷生成装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002053649A JP2003254647A (ja) | 2002-02-28 | 2002-02-28 | 氷生成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002053649A JP2003254647A (ja) | 2002-02-28 | 2002-02-28 | 氷生成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003254647A true JP2003254647A (ja) | 2003-09-10 |
Family
ID=28665019
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002053649A Pending JP2003254647A (ja) | 2002-02-28 | 2002-02-28 | 氷生成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003254647A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1991819A4 (en) * | 2006-02-15 | 2010-06-02 | Lg Electronics Inc | ICE GENERATOR AND ICE MANUFACTURING METHOD |
WO2018053701A1 (zh) * | 2016-09-21 | 2018-03-29 | 深圳魔力水科技有限公司 | 用于观察水中场的形态重建效果和水的结构的方法 |
-
2002
- 2002-02-28 JP JP2002053649A patent/JP2003254647A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1991819A4 (en) * | 2006-02-15 | 2010-06-02 | Lg Electronics Inc | ICE GENERATOR AND ICE MANUFACTURING METHOD |
WO2018053701A1 (zh) * | 2016-09-21 | 2018-03-29 | 深圳魔力水科技有限公司 | 用于观察水中场的形态重建效果和水的结构的方法 |
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