JP2003254256A - 空気圧縮機 - Google Patents

空気圧縮機

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JP2003254256A
JP2003254256A JP2002054872A JP2002054872A JP2003254256A JP 2003254256 A JP2003254256 A JP 2003254256A JP 2002054872 A JP2002054872 A JP 2002054872A JP 2002054872 A JP2002054872 A JP 2002054872A JP 2003254256 A JP2003254256 A JP 2003254256A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はタンク圧力の表示手段の表示が上限
圧力付近での圧力変動による不安定状態となることを課
題とする。 【解決手段】 空気圧縮機の制御部は、操作パネル48
に設けられた圧力表示用赤色LED88〜88
〜)を圧力センサ98により検出された圧力値に応じ
て段階的に点灯または消灯する。さらに、制御部は、圧
力表示用赤色LED88()をモータ68のオン・
オフに連動して消灯または点灯させるため、タンク圧力
が上限圧力値3.0MPa付近で変動したとしてもモー
タ68の運転が再開されるまで圧力表示用赤色LED8
()が点灯した状態が継続されるので、圧力表示
用赤色LED88()の表示が安定することにな
り、作業者に安心感を与えることが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は空気圧縮機に係り、
特に空気圧縮部により生成された圧縮空気を貯留するタ
ンクの圧力に応じて駆動部を駆動または停止させるよう
構成された空気圧縮機に関する。 【0002】 【従来の技術】例えば、建築現場などでは、圧縮空気の
圧力で釘を木材などに打ち込む釘打ち機を使用してい
る。このように、屋外で使用される釘打ち機は、搬送可
能な空気圧縮機で生成された圧縮空気を供給されて釘装
填部に装填された釘を空気圧力で打ち込むように構成さ
れている。 【0003】この種の空気圧縮機は、空気を吸い込んで
圧縮するピストン・シリンダ部(空気圧縮部)と、ピス
トンを駆動するモータ(駆動部)と、ピストン・シリン
ダ部及びモータを覆うカバーと、圧縮空気を貯留するタ
ンクとを備えてなる。 【0004】また、空気圧縮機に搭載された制御部は、
タンクの圧力を監視しており、タンク内の圧力が上限圧
力値に達するまでモータを駆動させて圧縮空気をタンク
に充填し、タンク内の圧力が上限圧力値に達すると、モ
ータを一時的に停止させ、タンク内の圧力が下限圧力値
に低下すると、再びモータを起動させてタンクへ圧縮空
気を充填する。 【0005】また、空気圧縮機では、タンク内に充填さ
れた圧力が予め設定された上限圧力に達していることを
表示する表示手段を設けることが検討されている。この
表示手段としては、例えば、発光ダイオード(LED)
を点灯させてタンク圧力が上限圧力に達したことを表示
する構成が考えられている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように発光ダイオード(LED)を点灯させてタンク圧
力を表示する構成とした場合、微小な圧力変動表示のち
らつきを防止するため、ヒステリシスを持たせることが
検討されている。 【0007】例えば、点灯圧力値に対し、消灯圧力値
は、各表示圧力−0.2MPaとすることにより、温度
変化などによる微小な圧力変動により発光ダイオードの
表示がちらつくことを防止できる。さらに、ヒステリシ
スの幅は、実際のタンク内圧力と表示圧力との差をあま
りつけないように設定することが考えられる。 【0008】ところが、上述したようにすると、以下の
ような問題が生じる。タンク内圧力が上限値に達する
と、空気圧縮機の運転を停止し、タンク内圧力が下限値
まで下がると、空気圧縮機が再起動するということを表
示器上で表示させたいという要望がある。 【0009】しかし、上記のように点灯圧力値と消灯圧
力値とを異ならせるようにしてヒステリシスを持たせる
ように圧力設定を行うと、発光ダイオードが消灯した
後、しばらくして空気圧縮機の運転が再開されることに
なる。そのため、作業者は、タンク圧力が再起動圧力
(下限値)に達したのを表示器でみてからしばらくしな
いと空気圧縮機が動かないのを見て、故障と勘違いする
可能性が生じる。 【0010】そこで、本発明は上記課題を解決した空気
圧縮機を提供することを目的とする。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、以下のような特徴を有する。本発明は、空気
を吸い込んで圧縮する空気圧縮部と、空気圧縮部を駆動
する駆動部と、空気圧縮部により生成された圧縮空気を
貯留するタンクと、タンク内の圧力を検出する圧力検出
手段と、圧力検出手段により検出されたタンク内の圧力
値が予め設定された上限値に達したとき駆動部を停止さ
せ、タンク内の圧力が予め設定された下限値まで低下し
たときに駆動部を駆動させる駆動部制御手段と、とから
なる空気圧縮機において、タンク内の圧力を表示する表
示手段と、圧力検出手段により検出されたタンク内の圧
力が前記上限値に達したときから、下限値に低下するま
で、表示手段により表示された上限値の表示を保持さ
せ、圧力検出手段により検出されたタンク内の圧力が上
限値に達した後、下限値に低下したことを検出したとき
に、圧力検出手段により検出されているタンク内の圧力
を表示手段に表示させる表示制御手段と、を備えたもの
であり、駆動部が空気圧縮部を駆動して圧縮空気をタン
クに供給している間は、表示手段の表示がオフに保持さ
れるので、圧力が上限圧力値付近で変動したとしても表
示手段の表示が安定することになり、作業者に安心感を
与えることが可能になる。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明の一実施
例について説明する。図1は本発明になる空気圧縮機の
一実施例を示す斜視図である。図2はカバー22を外し
た状態を示す斜視図である。図3は空気圧縮機の側面図
である。図4は空気圧縮機の平面図である。図5は空気
圧縮機の正面図である。図6は空気圧縮機の背面図であ
る。 【0013】図1乃至図6に示されるように、空気圧縮
機10は、例えば、建築現場などの屋外において、空圧
式の釘打ち機(図示せず)に圧縮空気を供給するように
構成された小型コンプレッサである。 【0014】また、空気圧縮機10は、フレーム12に
円筒形状に形成された一対のタンク14,16が平行に
支持されており、タンク14,16の上部には圧縮空気
を生成する空気圧縮部18と、空気圧縮部18を駆動す
る駆動部20とが搭載されている。さらに、タンク1
4,16の上部には、空気圧縮部18及び駆動部20を
覆うように一体成型された樹脂製のカバー22が取り付
けられている。 【0015】また、タンク14,16の両端下部には、
脚部24〜27が設けられている。さらに、フレーム1
2の両端部には、コ字状に形成された把持部28,30
が固着されている。空気圧縮機10は、把持部28,3
0を把持されて搬送される。 【0016】また、空気圧縮機10は、空気圧縮部18
の両側に空気吐出部32,34が設けられている。空気
吐出部32,34は、タンク14,16の取り出し管路
(図示せず)に接続された圧力調整弁36,38と、圧
力調整弁36,38により調整された吐出圧力値を表示
する圧力計40,42と、圧力調整弁36,38により
調整された圧力の圧縮空気を吐出する吐出口44〜47
とを有する。 【0017】圧力調整弁36,38は、ハンドル36
a,38aが回わされて吐出圧力を調整する。また、吐
出口44〜47は、釘打ち機に接続されたホース(図示
せず)が接続されるクイックカプラが設けられている。 【0018】さらに、カバー22の上部には、操作パネ
ル48が設けられている。この操作パネル48には、電
源スイッチ及び各種表示ランプが設けられているが、物
が置かれても電源オフにならないようにカバー22の凹
部23内に設けられている。 【0019】図2に示されるように、カバー22は、着
脱自在に取り付けられており、空気圧縮部18及び駆動
部20のメンテナンス時にはフレーム12から外され
る。このように、カバー22が外されると、タンク1
4,16の上部に設けられた空気圧縮部18及び駆動部
20の他に圧力調整弁36,38、圧力計40,42、
吐出口44〜47が露出された状態になる。 【0020】ここで、圧縮部18及び駆動部20の構成
について説明する。図7は圧縮部18及び駆動部20の
内部構成を示す横断面図である。図7は圧縮部18及び
駆動部20の内部構成を示す横断面図である。 【0021】図7に示されるように、圧縮部18は、ケ
ーシング60の両側に配置されたピストン・シリンダ機
構62,64を有する。このピストン・シリンダ機構6
2,64は、180°異なる向きに形成されている。 【0022】ピストン・シリンダ機構62,64は、ピ
ストン62a,64aと、シリンダ62b,64bと、
連接棒62c,64cと、シリンダヘッド62d,64
dとを有する。尚、図7において、ピストン64aは、
隠れて見えない。 【0023】また、ケーシング60は、圧縮部18の回
転部分を収納する第1の部屋60aと、圧縮用空気の導
入経路に設けられたフィルタ66を収納する第2の部屋
60bと、駆動部20のモータ68を収納する第3の部
屋60cとを有する。 【0024】この圧縮部18は、2段圧縮方式で空気を
高圧に圧縮しており、第1段のピストン・シリンダ機構
62で空気導入口22mから導入された空気を圧縮した
後、第2段のピストン・シリンダ機構64でさらに圧縮
してタンク14,16に貯留する。尚、タンク14,1
6は、互いに連通されているので、同じ圧力に保持され
ている。 【0025】また、第1段のピストン・シリンダ機構6
2と第2段のピストン・シリンダ機構64との間は、連
通管(図示せず)を介して接続されている。 【0026】連接棒62c,64cは、一端がピストン
62a,64aと一体に形成されており、他端が軸受7
0,72を介して回転軸74に支持されている。この回
転軸74は、ケーシング60の隔壁60dに保持された
軸受76と、モータカバー79の内部に保持された軸受
78とにより回転自在に軸承されている。 【0027】回転軸74の一端74aには、圧縮用空気
を第1の空気導入口22mから吸い込むための第1のフ
ァン(羽根車)80が固着されている。また、回転軸7
4の他端74bには、モータ冷却用の空気を空気導入口
22nから吸い込むための第2のファン(羽根車)82
が固着されている。 【0028】第1のファン80により空気導入口22m
から吸い込まれた空気は、ケーシング60及びピストン
・シリンダ機構62,64の表面に吹き付けられて冷却
すると共に、その一部がフィルタ66を通過してろ過さ
れた後に第1段のシリンダ62bで圧縮された後、第2
段のシリンダ64bに供給されて更に圧縮される。 【0029】また、第2のファン82は、モータカバー
79の入り口79aに設けられており、モータ68を冷
却するための空気を吸い込んでモータ68の周囲に送風
する。モータ68は、回転軸74に固定されたマグネッ
ト(ロータ)68aと、マグネット68aの外周に配置
されたステータ68bと、ステータ68bの内部に巻回
されたコイル68cから構成されている。このモータ6
8は、小型化及び軽量化されており、回転軸74を介し
てピストン62a,64aを往復動させると共に、ファ
ン80,82を回転駆動する。 【0030】また、駆動部20は、円筒状のモータカバ
ー78の内部にファン82とモータ68が収納されてい
るので、このファン82の回転によって空気導入口22
nから外部の空気を吸い込み、モータカバー79の内部
を通過して複数の排気孔22sから排気される。モータ
カバー79の内部では、図8中矢印で示すように、ファ
ン82の回転によって生じた空気流の流速が高まり、こ
の空気流がモータ68の発熱を効率良く奪ってモータ6
8を冷却される。 【0031】ここで、操作パネル48の構成について説
明する。図8は操作パネル48の構成を示す平面図であ
る。図8に示されるように、操作パネル48は、電源O
Nスイッチ90と、電源OFFスイッチ92と、タンク
14,16内の圧力変化を6段階(0.5MPaずつ
0.5MPa〜3.0MPa)に表示する圧力表示用赤
色LED88〜88 (〜)と、通電の有無を表
示する通電表示用赤色LED88()と、運転状態
を表示する運転状態表示用緑色LED88()とが
設けられている。 【0032】電源ONスイッチ90及び電源OFFスイ
ッチ92は、押圧操作されたときにオフからオンに切り
替わるメンブレンスイッチ(モーメンタリスイッチ)か
らなり、押圧操作されない状態では、オフのままであ
る。 【0033】上記LED88〜88(〜)は、
操作パネル48の下方に配置された基板(図示せず)上
に半田付けされた発光ダイオードからなり、操作パネル
48には、長方形状のレンズが露出されている。尚、赤
色LED88〜88(〜)は、タンク14,1
6内の圧力変化に応じて段階的に点灯または消灯され、
点灯数によってタンク14,16内の圧力値を表示す
る。 【0034】図9は空気圧縮機10に設けられた各電気
系統の構成を示すブロック図である。図9に示されるよ
うに、空気圧縮機10の制御部94には、上記LED8
〜88(〜)、モータ68、電源ONスイッ
チ90、電源OFFスイッチ92の他に圧力センサ98
が接続されている。制御部95では、後述するように圧
力センサ98により検出された圧力値に応じたモータ6
8のオン・オフ制御と、圧力センサ98により検出され
た圧力値に応じて圧力表示用赤色LED88〜88
(〜)を段階的に点灯または消灯させる圧力表示制
御を行うための制御とを行う。 【0035】また、圧力センサ98は、タンク14,1
6内の圧力を検出するための圧力検出手段であり、圧力
の変化に応じた信号(電圧)を出力するように構成され
ている。 【0036】図10(A)〜(H)はタンク内圧力変化
及び圧力表示用赤色LED88〜88(〜)及
びモータ68の制御動作例を示すタイミングチャートで
ある。尚、本実施例では、タンク14,16に充填され
る圧力の上限圧力値を3.0MPaに設定され、モータ
68の再起動を行うタンク圧力の下限圧力値を2.5M
Paに設定されるものとする。図10(A)に示される
ように、空気圧縮機10の運転開始(時間T1)により
タンク14,16内の圧力が徐々に上昇し、タンク1
4,16内の圧力が予め設定された上限圧力3.0MP
aに達すると(時間T7)、図10(H)に示されるよ
うに、モータ68がオフ(待機状態)になり、その間に
タンク14,16内の圧縮空気が釘打機(図示せず)等
により消費されてタンク圧力が降下する。 【0037】そして、図10(A)に示されるように、
タンク14,16内の圧力が予め設定された下限圧力
2.5MPaに低下すると(時間T8)、図10(H)
に示されるように、モータ68の運転が再開されてタン
ク14,16への圧縮空気の供給が行われる。これによ
り、タンク14,16内の圧力は、圧縮空気の供給に伴
って徐々に上昇する。 【0038】その後、タンク14,16内の圧力が上限
圧力3.0MPaに上昇すると(時間T9)、モータ6
8が再び停止して待機状態になる。このように、空気圧
縮機10は、通常の運転モードにおいて、圧縮運転状態
と待機状態とが交互に行われる。 【0039】図10(B)に示されるように、圧力表示
用赤色LED88()は、圧力センサ98により検
出された圧力値が第1段圧力0.5MPaに達すると
(時間T2)、点灯してタンク14,16内の圧力値が
0.5MPaに達したことを表示する。 【0040】図10(C)に示されるように、圧力表示
用赤色LED88()は、圧力センサ98により検
出された圧力値が第2段圧力1.0MPaに達すると
(時間T3)、点灯してタンク14,16内の圧力値が
1.0MPaに達したことを表示する。 【0041】図10(D)に示されるように、圧力表示
用赤色LED88()は、圧力センサ98により検
出された圧力値が第3段圧力1.5MPaに達すると
(時間T4)、点灯してタンク14,16内の圧力値が
1.5MPaに達したことを表示する。 【0042】図10(E)に示されるように、圧力表示
用赤色LED88()は、圧力センサ98により検
出された圧力値が第4段圧力2.0MPaに達すると
(時間T5)、点灯してタンク14,16内の圧力値が
2.0MPaに達したことを表示する。 【0043】図10(F)に示されるように、圧力表示
用赤色LED88()は、圧力センサ98により検
出された圧力値が第5段圧力2.5MPaに達すると
(時間T6)、点灯してタンク14,16内の圧力値が
2.5MPaに達したことを表示する。 【0044】図10(G)に示されるように、圧力表示
用赤色LED88()は、圧力センサ98により検
出された圧力値が第6段圧力3.0MPaに達すると
(時間T7)、点灯してタンク14,16内の圧力値が
3.0MPaに達したことを表示する。また、圧力表示
用赤色LED88()は、圧力センサ98により検
出された圧力値が2.5MPa以下に低下すると(時間
T8)、消灯してタンク14,16内の圧力値が第5段
圧力2.5MPaに低下したことを表示する。 【0045】さらに、圧力表示用赤色LED88
()は、モータ68のオン・オフに連動しており、
タンク14,16内の圧力が第6段圧力3.0MPa
(時間T9)に達してモータ68の運転が停止されると
共に、点灯する。また、圧力表示用赤色LED88
()は、タンク14,16内の圧力が第5段圧力
2.5MPa以下に低下してモータ68の運転が再開さ
れると共に、消灯する。 【0046】このように、圧力表示用赤色LED88
()をモータ68のオン・オフに連動して消灯または
点灯させるため、モータ68のオン・オフを作業者は、
視覚で確認でき、故障してモータ68が停止したのでは
ないことを一目で分かるようにした。また、タンク圧力
が上限圧力値3.0MPa付近で温度変化等により変動
したとしてもモータ68の運転が再開されるまで圧力表
示用赤色LED88()が点灯した状態が継続され
るので、圧力表示用赤色LED88()の表示が安
定することになり、作業者に安心感を与えることが可能
になる。 【0047】図11は制御部94が実行する制御処理を
示すフローチャートである。図11において、制御部9
4は、ステップS11(以下「ステップ」を省略する)
で空気圧縮機10の電源コード(図示せず)のプラグが
AC100Vのコンセントに差し込まれた後、電源ON
スイッチ90がオンに操作されると、S12に進み、モ
ータ68を駆動してピストン・シリンダ機構62,64
による圧縮運転を開始させる。 【0048】次のS13では、圧力センサ98によりタ
ンク14,16内の圧力値Pを測定開始する。続いて、
S14に進み、タンク14,16内の圧力値が第1段圧
力0.5MPaに達したかどうかをチェックする。S1
4において、タンク14,16内の圧力値が第1段圧力
0.5MPaに達すると、S15に進み、圧力表示用赤
色LED88()を点灯させる(図10(B)参
照)。 【0049】次のS16では、タンク14,16内の圧
力値が第1段圧力0.5MPa以下に低下したかどうか
をチェックする。S16において、タンク14,16内
の圧力値が第1段圧力0.5MPa以下に低下したとき
は、S17に移行して圧力表示用赤色LED88
()を消灯させる。そして、再度、S14以降の処
理を実行する。 【0050】また、S16において、タンク14,16
内の圧力値が第1段圧力0.5MPa以上であるとき
は、S18に進み、タンク14,16内の圧力値が第2
段圧力1.0MPaに達したかどうかをチェックする。
S18において、タンク14,16内の圧力値が第2段
圧力1.0MPaに達すると、S19に進み、圧力表示
用赤色LED88()を点灯させる(図10(C)
参照)。 【0051】次のS20では、タンク14,16内の圧
力値が第2段圧力1.0MPa以下に低下したかどうか
をチェックする。S20において、タンク14,16内
の圧力値が第2段圧力1.0MPa以下に低下したとき
は、S21に移行して圧力表示用赤色LED88
()を消灯させる。そして、再度、S18以降の処
理を実行する。 【0052】また、S20において、タンク14,16
内の圧力値が第2段圧力1.0MPa以上であるとき
は、S22に進み、タンク14,16内の圧力値が第3
段圧力1.5MPaに達したかどうかをチェックする。
S22において、タンク14,16内の圧力値が第3段
圧力1.5MPaに達すると、S23に進み、圧力表示
用赤色LED88()を点灯させる(図10(D)
参照)。 【0053】次のS24では、タンク14,16内の圧
力値が第3段圧力1.5MPa以下に低下したかどうか
をチェックする。S24において、タンク14,16内
の圧力値が第3段圧力1.5MPa以下に低下したとき
は、S25に移行して圧力表示用赤色LED88
()を消灯させる。そして、再度、S22以降の処
理を実行する。 【0054】また、S24において、タンク14,16
内の圧力値が第4段圧力2.0MPa以上であるとき
は、S26に進み、タンク14,16内の圧力値が第4
段圧力2.0MPaに達したかどうかをチェックする。
S26において、タンク14,16内の圧力値が第4段
圧力2.0MPaに達すると、S27に進み、圧力表示
用赤色LED88()を点灯させる(図10(E)
参照)。 【0055】次のS28では、タンク14,16内の圧
力値が第4段圧力2.0MPa以下に低下したかどうか
をチェックする。S28において、タンク14,16内
の圧力値が第4段圧力2.0MPa以下に低下したとき
は、S29に移行して圧力表示用赤色LED88
()を消灯させる。そして、再度、S26以降の処
理を実行する。 【0056】また、S28において、タンク14,16
内の圧力値が第4段圧力2.0MPa以上であるとき
は、S30に進み、タンク14,16内の圧力値が第5
段圧力2.5MPaに達したかどうかをチェックする。
S30において、タンク14,16内の圧力値が第5段
圧力2.5MPaに達すると、S31に進み、圧力表示
用赤色LED88()を点灯させる(図10(F)
参照)。 【0057】次のS31では、タンク14,16内の圧
力値が第5段圧力2.5MPa以下に低下したかどうか
をチェックする。S31において、タンク14,16内
の圧力値が第5段圧力2.5MPa以下に低下したとき
は、S33に移行して圧力表示用赤色LED88
()を消灯させる。そして、再度、S30以降の処
理を実行する。 【0058】また、S32において、タンク14,16
内の圧力値が第5段圧力2.5MPa以上であるとき
は、S34に進み、タンク14,16内の圧力値が第6
段圧力3.0MPaに達したかどうかをチェックする。
S34において、タンク14,16内の圧力値が第6段
圧力3.0MPaに達すると、S35に進み、圧力表示
用赤色LED88()を点灯させる(図10(G)
中、時間T7参照)。 【0059】次のS36では、モータ68の運転を停止
させる(図10(H)参照)。続いて、S37に進み、
タンク14,16内の圧力値が第5段圧力2.5MPa
以下に低下したかどうかをチェックする。S37におい
て、タンク14,16内の圧力値が第5段圧力2.5M
Pa以上であるときは、上記S35に戻り、圧力表示用
赤色LED88()の点灯を継続する。 【0060】しかし、S37において、タンク14,1
6内の圧力値が第5段圧力2.5MPa以下であるとき
は、S38に進み、圧力表示用赤色LED88()
を消灯させる(図10(G)中、時間T8参照)。続い
て、S39では、モータ68の運転を再開してピストン
・シリンダ機構62,64による圧縮運転を開始させる
(図10(H)参照)。 【0061】その後、S30以降の処理を繰り返す。こ
のように、圧力表示用赤色LED88()は、タン
ク14,16内の圧力値が第6段圧力3.0MPaに達
した時点でモータ68の運転を停止と共に、点灯させて
タンク圧力が上限圧力値3.0MPaになったことを表
示し、タンク14,16内の圧力値が第5段圧力2.5
MPa以下に低下したときモータ68の運転を再開する
と共に、消灯される。そのため、タンク14,16内の
圧力値が第6段圧力3.0MPaに達した後、温度変化
の影響により変動しても下限圧力値2.5MPa以下に
低下するまで圧力表示用赤色LED88()が点灯
した状態が維持され、圧力変動が生じても圧力表示用赤
色LED88()を安定的に点灯表示して作業者に
安心感を与えることが可能になる。また、作業者は、モ
ータ68のオン・オフを視覚で確認でき、故障してモー
タ68が停止したのではないことを一目で分かるように
した。 【0062】また、上記S18,S22,S26,S3
0,S34において、タンク14,16内の圧力値が各
段階の目標圧力以下に低下したときは、夫々一段目標圧
力を下げた段階に戻ってLED点灯制御処理を行う。従
って、タンク14,16内の圧力値が段階的に低下した
場合には、圧力表示用赤色LED88〜88(〜
)を段階的に消灯させて点灯数を減らすことでタンク
圧力が低下していることを表示する。尚、空気圧縮機1
0の電源コードのプラグをコンセントから抜いた場合に
は、タンク圧力に拘らず、圧力表示用赤色LED88
〜88(〜)、通電表示用赤色LED88
()、運転状態表示用緑色LED88()の全
てが消灯する。 【0063】尚、上記実施例では、タンク圧力を圧力表
示用赤色LED88〜88(〜)を段階的に点
灯させることで表示したが、これに限らず、6個以上の
LEDを設けても良いし、あるいはLED以外の表示
灯、表示器(例えば、液晶ディスプレイなど)により表
示する構成とすることもできる。 【0064】また、上記実施例では、ピストン・シリン
ダ機構62,64により2段圧縮する構成を一例として
挙げたが、これに限らず、ピストン・シリンダ機構を一
つあるいは3つ以上設けた構成のものでも良い。 【0065】また、上記実施例では、一対のタンク1
4,16を有する構成を一例として挙げたが、これに限
らず、タンクを一つあるいは3つ以上設けた構成のもの
でも良い。 【0066】 【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、空気を吸
い込んで圧縮する空気圧縮部と、空気圧縮部を駆動する
駆動部と、空気圧縮部により生成された圧縮空気を貯留
するタンクと、タンク内の圧力を検出する圧力検出手段
と、圧力検出手段により検出されたタンク内の圧力値を
表示する表示手段と、圧力検出手段により検出された圧
力値が予め設定された上限圧力値に達したとき、駆動部
のオフ動作に連動して表示手段の表示をオンさせると共
に、圧力検出手段により検出された圧力値が予め設定さ
れた下限圧力値に達したとき、駆動部のオン動作に連動
して表示手段の表示をオフさせる制御手段とを備えたた
め、駆動部が空気圧縮部を駆動して圧縮空気をタンクに
供給している間は、表示手段の表示がオフに保持される
ので、圧力が上限圧力値付近で変動したとしても表示手
段の表示が安定する。 【0067】また、駆動部のオン・オフ動作に連動して
表示手段の表示をオン・オフさせているので、作業者は
なぜ駆動部が今停止したのか、なぜ駆動部が今再起動し
たのかを視覚で確認することができるので、作業者に安
心感を与えることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明になる空気圧縮機の一実施例を示す斜視
図である。 【図2】空気圧縮機のカバー22を外した状態を示す斜
視図である。 【図3】空気圧縮機の側面図である。 【図4】空気圧縮機の平面図である。 【図5】空気圧縮機の正面図である。 【図6】空気圧縮機の背面図である。 【図7】圧縮部18及び駆動部20の内部構成を示す横
断面図である。 【図8】操作パネル48の構成を示す平面図である。 【図9】空気圧縮機10に設けられた各電気系統の構成
を示すブロック図である。 【図10】タンク内圧力変化及び圧力表示用赤色LED
88〜88(〜)及びモータ68の制御動作例
を示すタイミングチャートである。 【図11】制御部94が実行する制御処理を示すフロー
チャートである。 【符号の説明】 10 空気圧縮機 12 フレーム 14,16 タンク 18 空気圧縮部 20 駆動部 22 カバー 24〜27 脚部 28,30 把持部 32,34 空気吐出部 36,38 圧力調整弁 40,42 圧力計 44〜47 吐出口 48 操作パネル 60 ケーシング 62,64 ピストン・シリンダ機構 66 フィルタ 68 モータ 79 モータカバー 80 第1のファン 82 第2のファン 88〜88 圧力表示用赤色LED 88 通電表示用赤色LED 88 運転状態表示用緑色LED 90 電源ONスイッチ 92 電源OFFスイッチ 94 制御部 98 圧力センサ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 空気を吸い込んで圧縮する空気圧縮部
    と、 該空気圧縮部を駆動する駆動部と、 前記空気圧縮部により生成された圧縮空気を貯留するタ
    ンクと、 前記タンク内の圧力を検出する圧力検出手段と、 前記圧力検出手段により検出された前記タンク内の圧力
    値が予め設定された上限値に達したとき前記駆動部を停
    止させ、前記タンク内の圧力が予め設定された下限値ま
    で低下したときに前記駆動部を駆動させる駆動部制御手
    段と、 とからなる空気圧縮機において、 前記タンク内の圧力を表示する表示手段と、 前記圧力検出手段により検出された前記タンク内の圧力
    が前記上限値に達したときから、前記下限値に低下する
    まで、前記表示手段により表示された上限値の表示を保
    持させ、前記圧力検出手段により検出されたタンク内の
    圧力が前記上限値に達した後、前記下限値に低下したこ
    とを検出したときに、前記圧力検出手段により検出され
    ているタンク内の圧力を前記表示手段に表示させる表示
    制御手段と、 を備えたことを特徴とする空気圧縮機。
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