JP2003253852A - 外壁用材と外壁の施工方法 - Google Patents

外壁用材と外壁の施工方法

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JP2003253852A
JP2003253852A JP2002058721A JP2002058721A JP2003253852A JP 2003253852 A JP2003253852 A JP 2003253852A JP 2002058721 A JP2002058721 A JP 2002058721A JP 2002058721 A JP2002058721 A JP 2002058721A JP 2003253852 A JP2003253852 A JP 2003253852A
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wall plate
plate material
fastening
wall
fastening board
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JP2002058721A
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Tokihisa Aoki
常寿 青木
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KIMURA KK
Original Assignee
KIMURA KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物の壁材としてレンガやタイルなどが広く
用いられているが、重量が重いので一般的にモルタルに
よって接着している。しかし、木造住宅など動きのある
建物では、モルタルのみの接着では剥離が発生するなど
の問題がある。 【解決手段】 適数個のレンガ、タイルなどの外壁用板
材2と適数枚の留付け基板3などから構成され、外壁用
板材2は、外壁用板材本体2Aとこの外壁用板材本体2
Aの上端に形成された上方段部2Bと下端に形成された
下方段部2Cから構成され、留付け基板3は、基板本体
3Aと基板本体の上端に連設された上部水平ガイド3B
と基板本体の下端に連設された下方押え部3Cから構成
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木造住宅に好適な
新規な構成を有する外壁用材と、この外壁用材を用いた
外壁の施工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】1.レンガやタイルなどの壁材は、建物
の壁材として広く用いられている。これらは高い材料で
あるが、重量が重いので一般的にモルタルによって接着
している。 2.また、乾式工法として、サイディングボードや鋼製
板を加工したつめに専用のレンガやタイルを留付けてい
た。 3.横向きの上下のレールにレンガやタイルを留めるレ
ール式のものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたも
のにあっては、下記のような問題点を有していた。 1.木造住宅など動きのある建物では、モルタルのみの
接着では剥離が発生する。 2.サイディングボードや鋼製板を加工したつめのもの
は、目地調整ができず、レンガやタイルを切断して調整
する必要がある。 3.レール式のものは、墨出調整が必要となり手間がか
かる。 4.レンガの壁材は、製品制度にバラツキが多く、乾式
による留付けが容易でない。
【0004】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするとこ
ろは、上述の問題を解決することができるものを提供し
ようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は下記のようになるものである。すなわち、
請求項1記載の発明は、適数個のレンガ、タイルなどの
外壁用板材2、2..と、適数枚の留付け基板3、
3..と、上端押え金具4から構成され、外壁用板材2
は、所定寸法の横長方形に構成された外壁用板材本体2
Aと、この外壁用板材本体2Aの上端に形成された上方
段部2Bと、下端に形成された下方段部2Cから構成さ
れ、留付け基板3は、所定寸法の横長方形に構成された
鉄板などを素材とする基板本体3Aと、基板本体の上端
に連設された上部水平ガイド3Bと、基板本体の下端に
連設された下方押え部3Cから構成され、上端押え金具
4は、左右に所定長さの横長方形に構成された鉄板など
を素材とする金具本体4Aと、金具本体の下辺に外方に
向け連設された水平面4Bと、水平面の外辺に下方に向
け連設された所定高さの垂直面4Cから構成されている
ことを特徴とするものである。
【0006】請求項2記載の発明は、適数個のレンガ、
タイルなどの外壁用板材2、2..と、適数枚の留付け
基板3、3..と、上端押え金具4から構成され、外壁
用板材2は、所定の高さTと厚みWを有する左右に所定
長さの横長方形に構成された外壁用板材本体2Aと、こ
の外壁用板材本体2Aの上端に形成された上方段部2B
と、下端に形成された下方段部2Cから構成され、上方
段部2Bは、外壁用板材本体2Aの上面内方に設けられ
た内方上水平面2B1と、内方上水平面の外辺に下方に
向け連設された所定高さの上垂直面2B2と、上垂直面
の下辺に外方に向け連設された外方上水平面2B3から
構成され、下方段部2Cは、外壁用板材本体2Aの下面
内方に設けられた内方下水平面2C1と、内方下水平面
の外辺に連設された下向きコ字状の脱落防止溝2C2
と、脱落防止溝の外辺に下方に向け連設された所定高さ
の下垂直面2C3と、下垂直面の下辺に外方に向け連設
された外方下水平面2C4から構成され、留付け基板3
は、外壁用板材2の高さTより少し高い高さT1を有す
る左右に所定長さの横長方形に構成された鉄板などを素
材とする基板本体3Aと、基板本体の上端に連設された
上部水平ガイド3Bと、基板本体の下端に連設された下
方押え部3Cから構成され、上部水平ガイド3Bは、基
板本体の上辺に外方に向け上水平面3B1を連設して構
成され、下方押え部3Cは、基板本体の下辺に斜め外上
方に向け連設された上向き傾斜面3C1と、上向き傾斜
面の外辺に斜め内下方に向け鋭角に連設された下向き傾
斜面3C2から構成され、留付け基板3、3..を上下
方向に連設する場合、上方に位置する留付け基板3の下
方押え部3Cの下面に、下方に位置する留付け基板3の
上部水平ガイド3Bが当接する状態に構成され、上端押
え金具4は、左右に所定長さの横長方形に構成された鉄
板などを素材とする金具本体4Aと、金具本体の下辺に
外方に向け連設された水平面4Bと、水平面の外辺に下
方に向け連設された所定高さの垂直面4Cから構成され
ていることを特徴とするものである。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項1あるいは
請求項2記載の発明において、外壁用板材2に代えた外
壁用板材21は、所定の高さTと厚みWを有する左右に
所定長さの横長方形に構成された外壁用板材本体2A
と、この外壁用板材本体2Aの上端に形成された上方段
部2Bと、下端に形成された下方段部2Cから構成さ
れ、外壁用板材21の外壁用板材本体2Aにおける内方
面に、あり溝21Aが水平方向をもって刻設されている
ことを特徴とするものである。
【0008】請求項4記載の発明は、請求項1あるいは
請求項2記載の発明において、留付け基板3、3..を
上下に連結する場合、上方に位置する留付け基板3の下
方押え部3Cの下面に、下方に位置する留付け基板3の
上部水平ガイド3Bが当接する状態で連結したのち、互
いの連結部にテープ8、8..を貼り連結されているこ
とを特徴とするものである。
【0009】請求項5記載の発明は、請求項2記載の発
明において、留付け基板は、上方に位置する留付け基板
3の下方押え部3Cにおける上向き傾斜面3C1に、連
結用切込み3C11、3C11が刻設され、一方、下方
に位置する留付け基板3の上部水平ガイド3Bに、連結
用切込み3C11、3C11に係止する係止片3B1、
3B1が上方に向け突設されていることで、留付け基板
を上下に連結する場合、留付け基板3の連結用切込み3
C11、3C11に係止片3B1、3B1を係止して連
結するよう構成されていることを特徴とするものであ
る。
【0010】請求項6記載の発明は、請求項1、請求項
2、請求項4のいずれかに記載の発明を用いて、下記の
各工程から構成されていることを特徴とするものであ
る。 第1工程 平面左右方向をもって形成された直線状の土台(図示
略)上に所定間隔をもって胴縁5、5..を取付ける。 第2工程 胴縁5、5..の外側に、当該胴縁5、5..の最下端
に位置する1段目の留付け基板3をクギあるいはビス
6、6..で固定して張設したのち、この1段目の留付
け基板3に対して上方に位置する2段目の留付け基板3
を、当該2段目の留付け基板3の下方押え部3Cが1段
目の留付け基板3の上部水平ガイド3Bを上方から覆う
状態で胴縁5、5..にクギあるいはビス6、6..で
固定して張設する。以下、同様方法で3段目の留付け基
板、4段目の留付け基板と順次所望する高さになるまで
留付け基板3、3..を張設する。 第3工程 A.1段目の留付け基板3における下方押え部3Cの上
面に弾性接着剤7を塗布したのち、この下方押え部3C
の上面に外壁用板材2の下方段部2Cの下面を係止させ
ると共に、外壁用板材2の上方段部2Bを2段目の留付
け基板3における下方押え部3Cの下面に位置させて、
当該外壁用板材2を留付け基板3に取付ける。 B.ついで、2段目の留付け基板3における下方押え部
3Cの上面に弾性接着剤7を塗布したのち、この下方押
え部3Cの上面に外壁用板材2の下方段部2Cの下面を
係止させると共に、外壁用板材2の上方段部2Bを3段
目の留付け基板3における下方押え部3Cの下面に位置
させて、当該外壁用板材2を留付け基板3に取付ける。 C.以下、同様方法で3段目の外壁用板材、4段目の外
壁用板材と順次所望する高さになるまで留付け基板3、
3..を張設する。 D.上述のような各留付け基板3に対する各外壁用板材
2の取付けに際しては、下方押え部3Cにおける接合角
3C3は、外壁用板材2における脱落防止溝2C2に位
置するよう構成されている。 第4工程 第3工程によって上方に向け連設された留付け基板の上
部水平ガイド3Bと外壁用板材2の最上端部分は、上端
押え金具4によって胴縁5、5..に連結されている。
【0011】請求項7記載の発明は、請求項6記載の発
明における第1工程、第2工程、第3工程、第4工程に
おいて、請求項3記載の発明を用いて、第3工程が下記
のように構成されていることを特徴とするものである。 第3工程 A.1段目の留付け基板3における下方押え部3Cの上
面に弾性接着剤7を塗布したのち、この下方押え部3C
の上面に外壁用板材21の下方段部2Cの下面を係止さ
せると共に、外壁用板材21のあり溝21Aに弾性接着
剤7を塗布したのち、上方段部2Bを2段目の留付け基
板3における下方押え部3Cの下面に位置させて、当該
外壁用板材21を留付け基板3に取付ける。 B.ついで、2段目の留付け基板3における下方押え部
3Cの上面に弾性接着剤7を塗布したのち、この下方押
え部3Cの上面に外壁用板材21の下方段部2Cの下面
を係止させると共に、外壁用板材21の上方段部2Bを
3段目の留付け基板3における下方押え部3Cの下面に
位置させて、当該外壁用板材21を留付け基板3に取付
ける。 C.以下、同様方法で3段目の外壁用板材、4段目の外
壁用板材と順次所望する高さになるまで留付け基板3、
3..を張設する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例にもとづき図面を参照して説明する。1は第1発明の
外壁用材である。その構成は、適数個のレンガ、タイル
などの外壁用板材2、2..と、適数枚の留付け基板
3、3..と、上端押え金具4から構成されている。
【0013】外壁用板材2は、所定の高さTと厚みWを
有する左右に所定長さの横長方形に構成された外壁用板
材本体2Aと、この外壁用板材本体2Aの上端に形成さ
れた上方段部2Bと、下端に形成された下方段部2Cか
ら構成されている。 A.上方段部2Bは、外壁用板材本体2Aの上面内方に
設けられた内方上水平面2B1と、内方上水平面の外辺
に下方に向け連設された所定高さの上垂直面2B2と、
上垂直面の下辺に外方に向け連設された外方上水平面2
B3から構成されている。 B.下方段部2Cは、外壁用板材本体2Aの下面内方に
設けられた内方下水平面2C1と、内方下水平面の外辺
に連設された下向きコ字状の脱落防止溝2C2と、脱落
防止溝の外辺に下方に向け連設された所定高さの下垂直
面2C3と、下垂直面の下辺に外方に向け連設された外
方下水平面2C4から構成されている。 C.外壁用板材2、2..を上下方向に連設する場合、
下方に位置する外壁用板材2の上方段部2Bと上方に位
置する外壁用板材2の下方段部2Cとは、互いに係合す
る状態に構成されている。
【0014】外壁用板材2の他の実施例として下記のよ
うに構成することができる。すなわち、外壁用板材21
は、所定の高さTと厚みWを有する左右に所定長さの横
長方形に構成された外壁用板材本体2Aと、この外壁用
板材本体2Aの上端に形成された上方段部2Bと、下端
に形成された下方段部2Cから構成され、外壁用板材2
1の外壁用板材本体2Aにおける内方面に、あり溝21
Aが水平方向をもって刻設されている。
【0015】留付け基板3は、外壁用板材2の高さTよ
り少し高い高さT1を有する左右に所定長さの横長方形
に構成された鉄板などを素材とする基板本体3Aと、基
板本体の上端に連設された上部水平ガイド3Bと、基板
本体の下端に連設された下方押え部3Cから構成されて
いる。なお、基板本体3Aには所定間隔をもってビス穴
3A1を開設することができる。 A.上部水平ガイド3Bは、基板本体の上辺に外方に向
け上水平面3B1を連設して構成されている。 B.下方押え部3Cは、基板本体の下辺に斜め外上方に
向け連設された上向き傾斜面3C1と、上向き傾斜面の
外辺に斜め内下方に向け鋭角に連設された下向き傾斜面
3C2から構成されている。この場合、使用に際して、
上向き傾斜面3C1と下向き傾斜面3C2の接合角3C
3は、外壁用板材2における脱落防止溝2C2に位置す
るよう構成されている。 C.留付け基板3、3..を上下方向に連設する場合、
上方に位置する留付け基板3の下方押え部3Cの下面
に、下方に位置する留付け基板3の上部水平ガイド3B
が当接する状態に構成されている。
【0016】留付け基板3の他の実施例について A.図12を参照して、留付け基板3、3..を上下に
連結する場合、上方に位置する留付け基板3の下方押え
部3Cの下面に、下方に位置する留付け基板3の上部水
平ガイド3Bが当接する状態で連結したのち、互いの連
結部にテープ8、8..を貼り連結されている。 B.図13を参照して、留付け基板は、上方に位置する
留付け基板3の下方押え部3Cにおける上向き傾斜面3
C1に、連結用切込み3C11、3C11が刻設され、
一方、下方に位置する留付け基板3の上部水平ガイド3
Bに、連結用切込み3C11、3C11に係止する係止
片3B1、3B1が上方に向け突設されている。この結
果、留付け基板を上下に連結する場合、留付け基板3の
連結用切込み3C11、3C11に係止片3B1、3B
1を係止して連結されている。
【0017】上端押え金具4は、左右に所定長さの横長
方形に構成された鉄板などを素材とする金具本体4A
と、金具本体の下辺に外方に向け連設された水平面4B
と、水平面の外辺に下方に向け連設された所定高さの垂
直面4Cから構成されている。この場合、使用に際し
て、外壁用板材2における上方段部2Bに当接するよう
構成されている。なお、金具本体4Aには所定間隔をも
ってビス穴4A1を開設することができる。
【0018】第2発明は、第1発明の外壁用材1を用い
た外壁の施工方法である。 第1工程 平面左右方向をもって形成された直線状の土台(図示
略)上に所定間隔をもって胴縁5、5..を取付ける。
図中、5Aは壁下地、5Bは壁下地の外方面に張設され
た防水シートである。 第2工程 胴縁5、5..の外側に、当該胴縁5、5..の最下端
に位置する1段目の留付け基板3をクギあるいはビス
6、6..で固定して張設したのち、この1段目の留付
け基板3に対して上方に位置する2段目の留付け基板3
を、当該2段目の留付け基板3の下方押え部3Cが1段
目の留付け基板3の上部水平ガイド3Bを上方から覆う
状態で胴縁5、5..にクギあるいはビス6、6..で
固定して張設する。以下、同様方法で3段目の留付け基
板、4段目の留付け基板と順次所望する高さになるまで
留付け基板3、3..を張設する。
【0019】第3工程 A.1段目の留付け基板3における下方押え部3Cの上
面に弾性接着剤7を塗布したのち、この下方押え部3C
の上面に外壁用板材2の下方段部2Cの下面を係止させ
ると共に、外壁用板材2の上方段部2Bを2段目の留付
け基板3における下方押え部3Cの下面に位置させて、
当該外壁用板材2を留付け基板3に取付ける。 B.ついで、2段目の留付け基板3における下方押え部
3Cの上面に弾性接着剤7を塗布したのち、この下方押
え部3Cの上面に外壁用板材2の下方段部2Cの下面を
係止させると共に、外壁用板材2の上方段部2Bを3段
目の留付け基板3における下方押え部3Cの下面に位置
させて、当該外壁用板材2を留付け基板3に取付ける。 C.以下、同様方法で3段目の外壁用板材、4段目の外
壁用板材と順次所望する高さになるまで留付け基板3、
3..を張設する。 D.上述のような各留付け基板3に対する各外壁用板材
2の取付けに際しては、下方押え部3Cにおける接合角
3C3は、外壁用板材2における脱落防止溝2C2に位
置するよう構成されている。そして、各留付け基板3に
おける下方押え部3Cの上面に塗布された弾性接着剤7
は、外壁用板材2の下方段部2Cで押圧展長され、脱落
防止溝2C2内にも流入するよう構成されている。 第4工程 第3工程によって上方に向け連設された留付け基板の上
部水平ガイド3Bと外壁用板材2の最上端部分は、上端
押え金具4によって胴縁5に連結されている。なお、外
壁用板材2、2..の取付けが終了後、必要に応じて目
地材(図示略)を充填する。
【0020】第2発明の他の実施例についてこれは、外
壁用板材2の他の実施例である外壁用板材21を使用す
る場合である。第2発明における第1工程、第2工程、
第3工程、第4工程において、第3工程を下記のように
構成する。 第3工程 A.1段目の留付け基板3における下方押え部3Cの上
面に弾性接着剤7を塗布したのち、この下方押え部3C
の上面に外壁用板材21の下方段部2Cの下面を係止さ
せると共に、外壁用板材21のあり溝21Aに弾性接着
剤7を塗布したのち、上方段部2Bを2段目の留付け基
板3における下方押え部3Cの下面に位置させて、当該
外壁用板材21を留付け基板3に取付ける。 B.ついで、2段目の留付け基板3における下方押え部
3Cの上面に弾性接着剤7を塗布したのち、この下方押
え部3Cの上面に外壁用板材21の下方段部2Cの下面
を係止させると共に、外壁用板材21の上方段部2Bを
3段目の留付け基板3における下方押え部3Cの下面に
位置させて、当該外壁用板材21を留付け基板3に取付
ける。 C.以下、同様方法で3段目の外壁用板材、4段目の外
壁用板材と順次所望する高さになるまで留付け基板3、
3..を張設する。
【0021】
【発明の効果】本発明は、上述の通り構成されているの
で次に記載する効果を奏する。 1.従来の乾式工法に比べ取付け速度が速い。 2.気温が0℃以下になる冬期間でも施工が可能であ
る。 3.1段ごとに分かれているので、目地調整、レベル調
整が容易である。 4.弾性接着剤と脱落防止溝により凍害による剥離を防
止できる。また、上部水平ガイド3Bにより段決めが容
易にできる。 5.下方押え部3Cの下向き傾斜面3C2が鋭角に折り
曲がっているため、外壁用板材を押付ける作用がある。 6.下方押え部3Cの接合角3C3が上部に折り曲がっ
ているため、外壁用板材の底部の脱落防止溝に引っかか
り脱落しがたい。 7.このほか、安価に製造できる、部品点数が少ないの
で組立が容易である、経済的である、などの効果をも有
するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】分解斜視図である。
【図2】外壁用板材の斜視図である。
【図3】A−A線断面図である。
【図4】他の実施例の外壁用板材の断面図である。
【図5】留付け基板の斜視図である。
【図6】同上の左側面図である。
【図7】上端押え金具の斜視図である。
【図8】同上の左側面図である。
【図9】使用方法を説明する分解斜視図である。
【図10】使用方法を説明する要部拡大縦断面図であ
る。
【図11】他の実施例の外壁用板材の使用方法を説明す
る断面図である。
【図12】留付け基板の連結状態を説明する背面方向か
ら見た斜視図である。
【図13】留付け基板の連結状態を説明する斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 第1発明の外壁用材 2 外壁用板材 3 留付け基板 4 上端押え金具

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 適数個のレンガ、タイルなどの外壁用板
    材(2、2..)と、適数枚の留付け基板(3、
    3..)と、上端押え金具(4)から構成され、外壁用
    板材(2)は、所定寸法の横長方形に構成された外壁用
    板材本体(2A)と、この外壁用板材本体(2A)の上
    端に形成された上方段部(2B)と、下端に形成された
    下方段部(2C)から構成され、留付け基板(3)は、
    所定寸法の横長方形に構成された鉄板などを素材とする
    基板本体(3A)と、基板本体の上端に連設された上部
    水平ガイド(3B)と、基板本体の下端に連設された下
    方押え部(3C)から構成され、上端押え金具(4)
    は、左右に所定長さの横長方形に構成された鉄板などを
    素材とする金具本体(4A)と、金具本体の下辺に外方
    に向け連設された水平面(4B)と、水平面の外辺に下
    方に向け連設された所定高さの垂直面(4C)から構成
    されていることを特徴とする外壁用材。
  2. 【請求項2】 適数個のレンガ、タイルなどの外壁用板
    材(2、2..)と、適数枚の留付け基板(3、
    3..)と、上端押え金具(4)から構成され、 外壁用板材(2)は、所定の高さ(T)と厚み(W)を
    有する左右に所定長さの横長方形に構成された外壁用板
    材本体(2A)と、この外壁用板材本体(2A)の上端
    に形成された上方段部(2B)と、下端に形成された下
    方段部(2C)から構成され、上方段部(2B)は、外
    壁用板材本体(2A)の上面内方に設けられた内方上水
    平面(2B1)と、内方上水平面の外辺に下方に向け連
    設された所定高さの上垂直面(2B2)と、上垂直面の
    下辺に外方に向け連設された外方上水平面(2B3)か
    ら構成され、下方段部(2C)は、外壁用板材本体(2
    A)の下面内方に設けられた内方下水平面(2C1)
    と、内方下水平面の外辺に連設された下向きコ字状の脱
    落防止溝(2C2)と、脱落防止溝の外辺に下方に向け
    連設された所定高さの下垂直面(2C3)と、下垂直面
    の下辺に外方に向け連設された外方下水平面(2C4)
    から構成され、 留付け基板(3)は、外壁用板材(2)の高さ(T)よ
    り少し高い高さ(T1)を有する左右に所定長さの横長
    方形に構成された鉄板などを素材とする基板本体(3
    A)と、基板本体の上端に連設された上部水平ガイド
    (3B)と、基板本体の下端に連設された下方押え部
    (3C)から構成され、上部水平ガイド(3B)は、基
    板本体の上辺に外方に向け上水平面(3B1)を連設し
    て構成され、下方押え部(3C)は、基板本体の下辺に
    斜め外上方に向け連設された上向き傾斜面(3C1)
    と、上向き傾斜面の外辺に斜め内下方に向け鋭角に連設
    された下向き傾斜面(3C2)から構成され、留付け基
    板(3、3..)を上下方向に連設する場合、上方に位
    置する留付け基板(3)の下方押え部(3C)の下面
    に、下方に位置する留付け基板(3)の上部水平ガイド
    (3B)が当接する状態に構成され、 上端押え金具(4)は、左右に所定長さの横長方形に構
    成された鉄板などを素材とする金具本体(4A)と、金
    具本体の下辺に外方に向け連設された水平面(4B)
    と、水平面の外辺に下方に向け連設された所定高さの垂
    直面(4C)から構成されていることを特徴とする外壁
    用材。
  3. 【請求項3】 外壁用板材(2)に代えた外壁用板材
    (21)は、所定の高さ(T)と厚み(W)を有する左
    右に所定長さの横長方形に構成された外壁用板材本体
    (2A)と、この外壁用板材本体(2A)の上端に形成
    された上方段部(2B)と、下端に形成された下方段部
    (2C)から構成され、外壁用板材(21)の外壁用板
    材本体(2A)における内方面に、あり溝(21A)が
    水平方向をもって刻設されている請求項1あるいは請求
    項2記載の外壁用材。
  4. 【請求項4】 留付け基板(3、3..)を上下に連結
    する場合、上方に位置する留付け基板(3)の下方押え
    部(3C)の下面に、下方に位置する留付け基板(3)
    の上部水平ガイド(3B)が当接する状態で連結したの
    ち、互いの連結部にテープ(8、8..)を貼り連結さ
    れている請求項1あるいは請求項2記載の外壁用材。
  5. 【請求項5】 留付け基板は、上方に位置する留付け基
    板(3)の下方押え部(3C)における上向き傾斜面
    (3C1)に、連結用切込み(3C11、3C11)が
    刻設され、一方、下方に位置する留付け基板(3)の上
    部水平ガイド(3B)に、連結用切込み(3C11、3
    C11)に係止する係止片(3B1、3B1)が上方に
    向け突設されていることで、留付け基板を上下に連結す
    る場合、留付け基板(3)の連結用切込み(3C11、
    3C11)に係止片(3B1、3B1)を係止して連結
    するよう構成されている請求項2記載の外壁用材。
  6. 【請求項6】 請求項1、請求項2、請求項4のいずれ
    かに記載の発明を用いて、下記の各工程から構成されて
    いることを特徴とする外壁の施工方法。 第1工程 平面左右方向をもって形成された直線状の土台上に所定
    間隔をもって胴縁(5、5..)を取付ける。 第2工程 胴縁(5、5..)の外側に、当該胴縁(5、5..)
    の最下端に位置する1段目の留付け基板(3)をクギあ
    るいはビス(6、6..)で固定して張設したのち、こ
    の1段目の留付け基板(3)に対して上方に位置する2
    段目の留付け基板(3)を、当該2段目の留付け基板
    (3)の下方押え部(3C)が1段目の留付け基板
    (3)の上部水平ガイド(3B)を上方から覆う状態で
    胴縁(5、5..)にクギあるいはビス(6、6..)
    で固定して張設する。以下、同様方法で3段目の留付け
    基板、4段目の留付け基板と順次所望する高さになるま
    で留付け基板(3、3..)を張設する。 第3工程 A.1段目の留付け基板(3)における下方押え部(3
    C)の上面に弾性接着剤(7)を塗布したのち、この下
    方押え部(3C)の上面に外壁用板材(2)の下方段部
    (2C)の下面を係止させると共に、外壁用板材(2)
    の上方段部(2B)を2段目の留付け基板(3)におけ
    る下方押え部(3C)の下面に位置させて、当該外壁用
    板材(2)を留付け基板(3)に取付ける。 B.ついで、2段目の留付け基板(3)における下方押
    え部(3C)の上面に弾性接着剤(7)を塗布したの
    ち、この下方押え部(3C)の上面に外壁用板材(2)
    の下方段部(2C)の下面を係止させると共に、外壁用
    板材(2)の上方段部(2B)を3段目の留付け基板
    (3)における下方押え部(3C)の下面に位置させ
    て、当該外壁用板材(2)を留付け基板(3)に取付け
    る。 C.以下、同様方法で3段目の外壁用板材、4段目の外
    壁用板材と順次所望する高さになるまで留付け基板
    (3、3..)を張設する。 D.上述のような各留付け基板(3)に対する各外壁用
    板材(2)の取付けに際しては、下方押え部(3C)に
    おける接合角(3C3)は、外壁用板材(2)における
    脱落防止溝(2C2)に位置するよう構成されている。 第4工程 第3工程によって上方に向け連設された留付け基板の上
    部水平ガイド(3B)と、外壁用板材(2)の最上端部
    分は、上端押え金具(4)によって胴縁(5、5..)
    に連結されている。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の発明における第1工程、
    第2工程、第3工程、第4工程において、請求項3記載
    の発明を用いて、第3工程が下記のように構成されてい
    ることを特徴とする外壁の施工方法。 第3工程 A.1段目の留付け基板(3)における下方押え部(3
    C)の上面に弾性接着剤(7)を塗布したのち、この下
    方押え部(3C)の上面に外壁用板材(21)の下方段
    部(2C)の下面を係止させると共に、外壁用板材(2
    1)のあり溝(21A)に弾性接着剤(7)を塗布した
    のち、上方段部(2B)を2段目の留付け基板(3)に
    おける下方押え部(3C)の下面に位置させて、当該外
    壁用板材(21)を留付け基板(3)に取付ける。 B.ついで、2段目の留付け基板(3)における下方押
    え部(3C)の上面に弾性接着剤(7)を塗布したの
    ち、この下方押え部(3C)の上面に外壁用板材(2
    1)の下方段部(2C)の下面を係止させると共に、外
    壁用板材(21)の上方段部(2B)を3段目の留付け
    基板(3)における下方押え部(3C)の下面に位置さ
    せて、当該外壁用板材(21)を留付け基板(3)に取
    付ける。 C.以下、同様方法で3段目の外壁用板材、4段目の外
    壁用板材と順次所望する高さになるまで留付け基板
    (3、3..)を張設する。
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CN111502158A (zh) * 2020-04-24 2020-08-07 付祖伟 建筑外墙砖安装结构
CN112095972A (zh) * 2020-08-19 2020-12-18 江苏恒龙装饰工程有限公司 一种减少空鼓的石材背景墙施工方法

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CN112095972B (zh) * 2020-08-19 2021-08-13 江苏恒龙装饰工程有限公司 一种减少空鼓的石材背景墙施工方法

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