JP2003253675A - 軽量盛土構造体 - Google Patents
軽量盛土構造体Info
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Abstract
支柱2および壁面材7に作用しないようにする。支柱に
かかる構造を簡素化でき、軽量盛構造体の施工コストは
大きく低減する。 【解決手段】 軽量盛土構造体において、壁面材7を布
基礎11に立設した支柱2を利用して取り付け、さら
に、最下段に位置する樹脂発泡体ブロック4aが支柱2
に向けて移動するのを阻止する移動阻止手段50、11
aを設ける。それにより、支柱2と軽量盛土材との間
に、多段に積み上げた軽量盛土材が上載荷重によって横
方向へ膨らんだときに、該膨出した側面が立設した支柱
に接することのない距離の隙間Sを確保する。
Description
クを多段に積み上げた軽量盛土材と、その上面の路盤な
どの仕上げ構造材と、軽量盛土材の側面に沿って配置さ
れた壁面材とを少なくとも備えた軽量盛土構造体に関す
る。
として、発泡ポリスチレン(EPS)ブロックのような
樹脂発泡体ブロックを多段に積み上げて軽量盛土材と
し、その上面に路盤などの仕上げ構造材を載置し、さら
に、軽量盛土材の側面に沿って壁面材を配置するように
した軽量盛土構造体は知られている。このような軽量盛
土構造体は、地盤改良にかかる経費の節減、工期の短
縮、耐震性の向上などにおいて優れた効果を発揮するこ
とから、種々の土木工事において広く採用されている
(特開平11−172680号公報、特開平11−20
9999号公報、特開2000−282470号公報な
ど参照)。
クを使用した軽量盛土構造体の一例を示す断面図であ
り、この例では、中腹部に既存の道路1が作られている
既存地山の斜面側に作られた布基礎11にH鋼支柱2を
立設し、該H鋼支柱2と支持地盤3との間にEPSブロ
ック4を多段に積み上げて所定高さの盛土部としてい
る。積み上げたEPSブロック4の上には、コンクリー
ト床版5や地覆コンクリート10が作られ、さらに路盤
8やアスファルト舗装9などの仕上げのための工事が施
される。EPSブロック4の保護および美観を保つ目的
で、適宜の壁面材7がH鋼支柱2に取り付けられる。図
で、6はコンクリート床版5およびEPSブロック4が
水平方向の位置ズレを起こさないように、支持地盤3に
削孔定着したアンカー6である。
支柱2に衝接させることによって位置決めがなされ、そ
の面を基準として、上位のEPSブロック4が順次積み
上げられる。各段のEPSブロック4が不用意に移動し
ないように、上下面に爪を持つ止め板12を介して、各
段のEPSブロック4が積み上げられる。この構造で
は、H鋼支柱2に盛土材からの側圧が等分布荷重として
作用し、この荷重により曲げ応力とせん断力がH鋼支柱
2にかかる。
軽量盛土構造では、布基礎に立設した支柱の全長にわた
って多段に積み上げたEPSブロックが接触するように
なっており、EPSの側圧が直接支柱に作用する。その
ために、支柱のグレードを選定する際に、H鋼のような
その作用力による曲げ応力やせん断力に耐えうるものを
採用しなければならない。また、ある程度強度のあるも
のを採用すると、必然的に高価なものになり、H鋼支柱
そのものの重量も大きくなる。そのために、施工コスト
が高騰し、また施工の際に重機が必要となるなど、軽量
盛土工法および構造物が持つ本来のメリットが半減して
しまっている。
高盛土(従来は6m程度であったが6mから15m、さ
らにはそれ以上となることもある)に採用される事例が
増えており、これに従い、H鋼支柱に作用する力も大き
くなり、また支柱長さも長くなることから、上記の問題
が一層顕著に表れるようになってきている。さらに、盛
土高さが高くなるほど横幅も大きくなるため、EPSの
膨らみ量も多くなり、作用する側圧も大きくなる。
案として、特開平11−140876号公報には、支柱
を用いることなく、壁面材をコンクリート床版を利用し
てEPSブロックの側面に吊り下げるようにしたものが
示されている。この構造では、EPSブロックと壁面材
の間に隙間を設け、壁面材にかかるEPS側圧による荷
重を緩和するようにしている。しかし、この工法は支柱
を用いないことから、実施工において、壁面材を吊り下
げながら取り付けていくことは必ずしも容易でない。特
に、前記したように高盛土の場合は容易でない。また、
特に傾斜地における盛土を行う場合に、EPSと斜面の
間に砕石を入れ砕石に対し締め固めを行うことが行われ
るが、この砕石の締め固めにより、EPSが壁面材の方
向に動き出してしまい、所要の隙間を維持できないこと
が起こり得る。
であり、軽量盛構造体において、壁面材を支柱を利用し
て取り付けることにより施工の容易性を確保しながら、
樹脂発泡体ブロックを多段に積み上げた軽量盛土材の側
圧が不用意に支柱や壁面材に作用しないようにし、それ
により、支柱の構造をきわめて簡素化することを可能と
した軽量盛構造体を提供することを目的とする。結果と
して、本発明による軽量盛構造体は低い施工コストでの
構築が可能となる。
めに、本発明では、樹脂発泡体ブロックを多段に積み上
げた軽量盛土材と、その上面の路盤などの仕上げ構造材
と、軽量盛土材の側面に沿って配置された壁面材とを少
なくとも備えた軽量盛土構造体において、壁面材は布基
礎に立設した支柱を利用して取り付けてあり、さらに、
最下段に位置する樹脂発泡体ブロックが支柱に向けて移
動するのを阻止する移動阻止手段が設けてあり、最下段
に位置する樹脂発泡体ブロックは、多段に積み上げた軽
量盛土材が上からの荷重によって横方向へ膨らんだとき
に、該膨出した側面が立設した支柱に接することのない
距離を保つようにして、該移動阻止手段により位置決め
されるようにした。
た支柱を利用して取り付けてあり、壁面材の取り付け施
工は容易である。また、最下段に位置する樹脂発泡体ブ
ロックが布基礎に立設した支柱に向けて移動するのを阻
止するための移動阻止手段を有しており、例えば、傾斜
地における盛土を行うような場合に、樹脂発泡体ブロッ
クと斜面の間に入れた砕石の締め固め作業などによって
最下段の樹脂発泡体ブロックが支柱の方向に移動するの
は確実に阻止される。各段の樹脂発泡体ブロックは従来
と同様に適宜の止め部材を介して段積みされており、最
下段の樹脂発泡体ブロックが移動阻止手段によって確実
に位置決めされることから、軽量盛土材全体は当初の位
置にそのまま位置決めされる。
ロックの位置決め位置は、多段に積み上げた軽量盛土材
が上からの荷重によって横方向へ膨らんだときに(ポア
ソン比によるふくらみ)、該膨出した側面が立設した支
柱に接することのない距離を保った位置とされる。その
ために、本発明による軽量盛土構造体では、軽量盛土材
が膨らんだとしても、軽量盛土材からの側圧が支柱に作
用することはない。したがって、支柱が倒れないように
支柱頭部を上部のコンクリート床版などに適宜の手段に
より固定しておくだけでよく、支柱そのものの強度に配
慮する必要は実質的になくなる。そのために、支柱の構
成をきわめて簡素化することが可能となる。また、支柱
と軽量盛土材との間には所要の隙間が常に存在してお
り、外側における火事などの熱がEPSブロックのよう
な軽量盛土に伝わることもない。
構成は任意であるが、施工のしやすさから、支柱と最下
段に位置する樹脂発泡体ブロックとの間に挿入あるいは
固定した位置決め部材や、布基礎に形成した段差部など
は、好ましい移動阻止手段となる。より具体的には、布
基礎に支柱を建て込むときに使用するベースプレート部
に、最下段の樹脂発泡体ブロックが背面から押されても
前面に動いてこないようにストッパーを位置決め部材と
して挿入または固定するような態様でもよく、布基礎部
分にあらかじめ段差を設けておき、その段差部分に最下
段に位置する樹脂発泡体ブロックを入れ込んで、樹脂発
泡体ブロックが背面から押されても前面に動いてこない
ようにしてもよい。上記の位置決め部材としては、鉄の
ような金属材、石綿、合成樹脂材料などを用いうる。石
綿や合成樹脂材料は熱伝導率が低いので、断熱性の観点
からは特に好ましい。
で達する長さのものを用い、そこに適宜の手段によって
壁面材を取り付けているようにしてもよく、布基礎に短
い支柱を建て込み、それを利用して、裏面に上下方向に
走る支柱を備えた壁面材を適宜の繋ぎ材を用いながら、
積み上げていくようにしてもよい。いずれの場合も、樹
脂発泡体ブロックの上載荷重や活荷重による上下方向の
沈み込みを許容するために、壁面材と上部コンクリート
床版との接続部が上下にスライドできるようにしておく
ことは好ましい。それにより、樹脂発泡体ブロックの上
下方向の沈み込みにより、多段に配置された壁面材が影
響を受けるのを回避できる。
土材が上からの荷重を受けた場合のポアソン比によるふ
くらみ量をどの程度に設定するかは、過去の経験則によ
ってもよく、所要の計算式によってもよい。例えば、軽
量盛土材がEPSブロックの場合に、膨らみ量は、体積
変形がないものとして考える目安として、下記のように
算出することができる。
ると、上下方向のひずみεは ε=σ/E であり、 盛土高さをHとすると、上下方向のひずみ量λは λ=ε×H となる。
ひずみε’は ε’=0.1×ε となり、 盛土の幅をDとすると、横方向ひずみ量、つまり膨らみ
量λ’は λ’=ε’×D =0.1×ε×D となる。
をいくつかの実施の形態に基づき説明する。図1は本発
明による軽量盛土構造体の要部を示す断面図であり、図
2はその正面図である。この例において、従来工法と同
様にして一方が斜面となった支持地盤3が整備され、そ
こに、傾斜面とは反対側の面がほぼ垂直な面となるよう
にして樹脂発泡体ブロック(例えば、EPSブロック)
4が多段に積み上げられ、所定の高さの盛土部が形成さ
れる。その後、コンクリート床版5を形成し、コンクリ
ート床版5の路肩側に地覆コンクリート10を作り、路
盤8、アスファルト舗装9などの仕上げのための工事が
施されることは、通常の軽量盛土構造体の場合と同様で
ある。
の拡大図であり、図3bの断面図も参照すればわかるよ
うに、布基礎11にはベースプレート40が固定され、
そこに下端を止め付けることにより支柱2が立設されて
いる。支柱2は、必ずしもH鋼である必要はなく、単な
るL型鋼やC型鋼であってよく、コンクリート床版5を
越えて地覆コンクリート10に達する長さとされる。ま
た、ベースプレート40の内側(EPSブロック側)に
は該ベースプレート40に接するようにして適宜の厚み
のスペーサー50が適宜の手段により取り付けられてい
る。そして、そこに側面が衝接するようにして最下段の
EPSブロック4aが配置される。なお、該スペーサー
50が本発明でいう移動阻止手段の一例としての位置決
め部材を構成する。
に側面がスペーサー50に衝接するようにして配置した
後、必要な場合には従来知られた止め部材12を介在さ
せながら、支柱2側の面がほぼ垂直な面となるようにし
て、2段目、3段目とEPSブロック4を順次積み上げ
ていき、所定の高さの盛土部を形成する。最下段のEP
Sブロック4aは側面がスペーサー50に衝接している
ことにより、支柱2側への移動は阻止されており、積み
上げられた軽量盛土材全体も支柱2側へ向けて移動する
ことはない。それにより、支柱2と軽量盛土材との間に
はスペーサー50の厚み分の隙間Sが形成され、かつ、
維持される。
後、従来の軽量盛土構造体と同様に、コンクリート床版
5を打設する。図1に示すように、コンクリート床版5
には先端に平板32を固定した支柱取付アンカー31が
一体に取り付けられ、また、該支柱取付アンカー31の
先端が位置する部分における支柱2の部分には、上下方
向の長孔21が形成されている。そして、支柱取付アン
カー31の先端に固定した平板32と支柱2とは、前記
したスペーサー50の厚み分の隙間Sを確保するように
して、長孔21に挿通した止めボルト22により連接さ
れる。また、支柱2の側面には、適宜の手段により多段
に壁面材7が取り付けられる。
柱取付アンカー31を介して倒れないようにコンクリー
ト床版5に支持されるとともに、路盤8、アスファルト
舗装9などの仕上げ構造体による上載荷重や車両の通行
などによる活荷重によってEPSブロックが上下方向に
沈み込みむ場合も、その沈み込みは、長孔21に沿って
支柱取付アンカー31が下方にスライドすることにより
吸収される。それにより、支柱2の側面に多段に取り付
けられた壁面材7がEPSブロックの上下方向の沈み込
みの影響を受けることはない。
さ(すなわち、支柱2と積み上げられた軽量盛土材との
間の隙間S)は、前記したように、多段に積み上げた軽
量盛土材が上からの荷重によって横方向へ膨らんだとき
に、該膨出した側面が立設した支柱2に接することのな
い距離を保つことのできる厚さ(隙間S)とされる。従
って、本発明による軽量盛土構造体では、軽量盛土材
(積み上げたEPSブロック)が側方に膨らんでも、軽
量盛土材からの側圧が支柱2に作用することはない。そ
れにより、支柱2の構造をきわめて簡素化することが可
能となる。
を示している。図4aのスペーサー50aは断面L字状
で横幅の短いものであり、前記ベースプレート40に適
宜の手段により一体に組み付けて用いてもよく、ベース
プレート40により移動が規制されるようにして単に置
いていくようにしてもよい。図4bのスペーサー50b
は長さが長い点でスペーサー50aと相違している。こ
のような長さの長いスペーサー50baを用いることに
より、最下段のEPSブロック4aの移動をより確実に
阻止することができる。
いる。ここでは、支柱2が布基礎11に直接埋め込みよ
うにして建て込まれており、埋め込まれた支柱2の基部
と最下段のEPSブロック4aの側面との間にスペーサ
ー51を挟持させることによって、前記した支柱2と軽
量盛土材との間の隙間Sを確保するようにしている。他
の構造は、図1に示したものと同様でる。この構造で
は、スペーサー51を介して最下段のEPSブロック4
aからの側圧が支柱2に作用するが、その作用点は布基
礎11への建て込み部近傍であり、支柱2が影響を受け
ることはない。なお、図6に示すように、この場合も、
スペーサー51は支柱2の横幅と同じ程度の横幅のもの
であってもよく(図6aのスペーサー51a)、長さの
ながいものであってもよい(図6bのスペーサー51
b)。
を示しており、ここでは、布基礎11の軽量盛土材側
に、あらかじめ所要深さの段差部11aが形成されてお
り、該段差部11aに最下段のEPSブロック4aを入
り込ませることによって、該EPSブロック4aが支柱
2側へ移動するのを阻止している。前記段差部11aの
先端縁と布基礎11に建て込んだ支柱2の裏面との間の
距離Sが、前記隙間Sを形成する。この態様では、布基
礎11を構築するときに段差部11aを形成するように
すればよく、スペーサーのような他の部材を用いないこ
とから、施工を簡素化できる利点がある。
ックが上下方向に沈み込むのを吸収するための他の手段
を示しており、図1でのB−B線による断面に相当する
図である。図8aに示す例では、支柱2としてフランジ
2a、2aを持つC型鋼を用い、支柱取付アンカー31
の先端には、支柱2のフランジ2a、2a間の間隔より
も幅の広い平板33が直交するようにして固定されてい
る。図8bに示す例は、図1に示したものとほぼ同じで
あるが、支柱2としてC型鋼を用い、その両側壁部のそ
れぞれに、先端に平板32を固定した支柱取付アンカー
31が上下動自在に取り付けられている点で相違してい
る。いずれの場合も、支柱2の上端側は支柱取付アンカ
ー31を介して倒れないようにコンクリート床版5に支
持されるとともに、EPSブロックの沈み込みは支柱取
付アンカー31が下方にスライドすることにより効果的
に吸収され、支柱2の側面に多段に取り付けられた壁面
材7に影響を与えることはない。
の形態で用いられる壁面材70と、該壁面材70と共に
用いられる壁面支持アンカー90とを示している。この
壁面材70は耐候性を備えた化粧板71とその裏面に一
体に取り付けられた支柱72とからなり、支柱72は縦
溝73を有している。この壁面材70を使用するに際し
ては、布基礎11からコンクリート床版5や仕上げ構造
材に達する長さの支柱を布基礎11に建て込むことはせ
ず、特に図示しないが、壁面材70に取り付けた支柱7
2の前記縦溝73内に入り込む形状の長さの短い支柱が
布基礎11に建て込まれる。そして、最下段の壁面材7
0を取り付けた後、上下面に前記支柱72の縦溝73内
にはい込む形状の差し込み部81を持つ繋ぎ材80を利
用して、順次、多段に壁面材70を取り付けていく。前
記したように、本発明による軽量盛土構造体では、軽量
盛土材(EPSブロック)からの側圧は支柱や壁面材に
はまったく作用しない。従って、このような分割した支
柱をつなぎ合わせる構造の簡易な壁面体構造も有効に利
用することができる。
あるいは、コンクリート床版5中に入り込む平たい止め
付け片91とその先端に設けた係止体92とから構成さ
れる壁面支持アンカー90を用い、該係止体92の部分
を多段に取り付けた壁面材70の前記支柱72の縦溝7
3内に入り込ませた状態で、壁面支持アンカー90をコ
ンクリート床版5あるいは積み上げたEPSブロックの
間に固定することによって、上記したEPSブロックの
沈み込みを吸収することも可能となる。
は、図1に示すような一方が斜面となった支持地盤に適
用できるのはもちろん、図10に示すように、左右の側
面が共にほぼ垂直面となるようにして軽量盛土材4を積
み上げるようにした軽量盛土構造体にも等しく採用でき
ることは、当然である。
泡体ブロックを多段に積み上げた軽量盛土材の側圧が支
柱および壁面材にまったく作用しない。そのために、支
柱にかかる構造をきわめて簡素化することが可能とな
り、軽量盛構造体の施工コストを大きく低減することが
できる。
図。
図。
図、図3bは布基礎と支柱との連結部を拡大して示す斜
視図。
に相当する図、図5bは布基礎と支柱との連結部を拡大
して示す斜視図。
図。
向に沈み込むのを吸収するための他の手段を示す、図1
のB−B線による断面に相当する図。
られる壁面材(図9a)と壁面支持アンカー(図9b)
とを説明する図。
の軽量盛土構造を示す概略図。
発泡体ブロック、4a…最下段の樹脂発泡体ブロック、
5…コンクリート床版、7…壁面材、11…布基礎、1
1a…布基礎に形成した段差部(移動阻止手段)、40
…ベースプレート、50、51…スペーサー(移動阻止
手段の一例としての位置決め部材)、S…支柱と軽量盛
土材との間に形成される隙間
Claims (3)
- 【請求項1】 樹脂発泡体ブロックを多段に積み上げた
軽量盛土材と、その上面の路盤などの仕上げ構造材と、
軽量盛土材の側面に沿って配置された壁面材とを少なく
とも備えた軽量盛土構造体において、壁面材は布基礎に
立設した支柱を利用して取り付けてあり、さらに、最下
段に位置する樹脂発泡体ブロックが支柱に向けて移動す
るのを阻止する移動阻止手段が設けてあり、最下段に位
置する樹脂発泡体ブロックは、多段に積み上げた軽量盛
土材が上からの荷重によって横方向へ膨らんだときに、
該膨出した側面が立設した支柱に接することのない距離
を保つようにして、該移動阻止手段により位置決めされ
ていることを特徴とする軽量盛土構造体。 - 【請求項2】 移動阻止手段は、支柱と最下段に位置す
る樹脂発泡体ブロックとの間に挿入あるいは固定した位
置決め部材で構成されることを特徴とする請求項1記載
の軽量盛土構造体。 - 【請求項3】 移動阻止手段は、布基礎に形成した段差
部であることを特徴とする請求項1記載の軽量盛土構造
体。
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---|---|---|---|
JP2002051382A JP3807994B2 (ja) | 2002-02-27 | 2002-02-27 | 軽量盛土構造体 |
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JP2002051382A JP3807994B2 (ja) | 2002-02-27 | 2002-02-27 | 軽量盛土構造体 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2003253675A true JP2003253675A (ja) | 2003-09-10 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005146618A (ja) * | 2003-11-14 | 2005-06-09 | Dow Kakoh Kk | 擁壁付軽量盛土 |
JP2017031733A (ja) * | 2015-08-05 | 2017-02-09 | アキレス株式会社 | 軽量盛土構造 |
-
2002
- 2002-02-27 JP JP2002051382A patent/JP3807994B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2005146618A (ja) * | 2003-11-14 | 2005-06-09 | Dow Kakoh Kk | 擁壁付軽量盛土 |
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