JP2003252197A - 車両用ブレーキ液圧発生装置 - Google Patents

車両用ブレーキ液圧発生装置

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JP2003252197A JP2002053342A JP2002053342A JP2003252197A JP 2003252197 A JP2003252197 A JP 2003252197A JP 2002053342 A JP2002053342 A JP 2002053342A JP 2002053342 A JP2002053342 A JP 2002053342A JP 2003252197 A JP2003252197 A JP 2003252197A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストロークシミュレータを介して調圧弁にブ
レーキ操作力を加え、その調圧弁で液圧源から供給され
る液圧をブレーキ操作力に応じた値に調圧して出力する
ブレーキ液圧発生装置は、ブレーキ戻し時に、調圧弁の
出力液圧が下がり始めるまでの戻しストロークが大きく
なり、出力液圧降下の応答、遅れが生じてブレーキフィ
ーリングが悪いのでこの問題を無くす。 【解決手段】 シミュレータピストン44の摺動抵抗を
入力ピストン42の摺動抵抗よりも大きくしてブレーキ
戻し時に、入力ピストン42に対してシミュレータピス
トン44が相対移動する前に入力ピストン42が調圧弁
47に対して相対移動するようにした。そのため、ブレ
ーキ戻しに対する出力液圧降下の応答が早くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、動力駆動のポン
プを含む液圧源から供給される液圧を調圧弁でブレーキ
操作力に応じた値に調圧して出力する車両用ブレーキ液
圧発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】首記の形式のブレーキ液圧発生装置とし
て、例えば、特公昭61−37140号公報に開示され
るものがある。
【0003】同公報の装置は、倍力ピストンに挿入され
た作動ロッドにブレーキペダルからブレーキ操作力を加
え、その操作力を行程制限ばねを介して倍力ピストン内
の入力ロッドに伝える。そして、その入力ロッドで出口
弁を閉じ、入口弁を開いて倍力ピストンの前方の圧力貯
え室にポンプから送り込んでいる液圧を調圧して出力す
る。
【0004】調圧弁の出力液圧は第1液圧系にブレーキ
液圧として供給され、同時にマスタシリンダにも供給さ
れる。この液圧によりマスタシリンダが作動して第1液
圧系から独立した第2液圧系にもブレーキ液圧が発生す
る。なお同公報の作動ロッドは本願のシミュレータピス
トンに、行程制限ばねは弾性部材に、放圧室はシミュレ
ータ室に、補充容器は大気圧リザーバに各々相当する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記公報の倍力装置を
用いたブレーキ液圧発生装置は、ブレーキ戻し時にブレ
ーキ液圧を下げるには、調圧弁の減圧ポート(出口弁)
を開弁させるためのストロークに加え、減圧される調圧
弁の出力液圧に対応するところまで行程制限ばねを復元
させるストロークを必要とするため、ブレーキ戻しに対
する液圧降下の応答が遅れ、ブレーキフィーリングが悪
い(運転者に違和感を与える)と言う問題がある。
【0006】調圧弁の出力液圧で作動させるマスタシリ
ンダを備えた同公報の装置は、ブレーキ戻し時に調圧弁
の出力液圧をマスタシリンダピストンの摺動抵抗に相当
する分余分に減圧する必要があり、その分、行程制限ば
ねのストロークが大きくなる。従って、ブレーキ戻し時
のブレーキフィーリングはより悪くなる。
【0007】そこで、この発明は、ブレーキ戻しに対す
る出力液圧(即ち制動力)降下の応答性を高めてブレー
キ戻し時のブレーキフィーリングを向上させることを課
題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明においては、所定の液圧を発生して出力す
る液圧源と、ブレーキ操作部材に連動するシミュレータ
ピストンとこのシミュレータピストンにブレーキ操作力
に応じたストロークを付与する弾性部材とから成るスト
ロークシミュレータと、前記シミュレータピストンを内
部に備え、前記弾性部材経由でシミュレータピストンか
らブレーキ操作力を受ける入力ピストンと、その入力ピ
ストンの変位に応じて作動し、前記液圧源から供給され
る液圧をブレーキ操作力に応じた値に調圧して出力する
調圧弁とを備える車両用ブレーキ液圧発生装置におい
て、シミュレータピストンの摺動抵抗を入力ピストンの
摺動抵抗よりも大きくする。
【0009】シミュレータピストンと入力ピストンの摺
動抵抗に差をつける方法は、特に限定されないが、シミ
ュレータピストンの外周をシールする第1シール部材
と、入力ピストンの外周をシールする第2シール部材の
硬度又は締め代に差をつけてシミュレータピストンの摺
動抵抗を入力ピストンの摺動抵抗よりも大きくする方法
が簡単である。
【0010】
【作用】ブレーキ操作力を緩めると、シミュレータピス
トンの摺動抵抗が入力ピストンのそれよりも大きいた
め、シミュレータピストンが入力ピストンに対して相対
移動を開始する前に入力ピストンが調圧弁に対して相対
移動を開始する。このため、入力ピストンの戻りストロ
ークのみ(従来はそれに入力ピストンに対するシミュレ
ータピストンの相対移動量が加算されていた)で調圧弁
の減圧ポートを開弁させることができ、ブレーキ戻しに
対する出力液圧降下の応答が早くなってブレーキフィー
リングが向上する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図1
に基づいて説明する。
【0012】図1のブレーキ液圧発生装置1は、液圧源
2と、大気圧リザーバ3と、マスタシリンダ5を一体に
形成したマスタシリンダ付き調圧装置4を組合わせて成
る。
【0013】液圧源2は、動力駆動のポンプ2aと、蓄
圧器2bと、圧力センサ2cを有し、圧力センサ2cに
よる検出液圧が設定下限値になるとその圧力センサ2c
から信号を受ける制御装置(図示せず)から指令が出て
ポンプ2aが作動し、検出液圧が設定上限値になるとポ
ンプ2aが停止する。従って、正常時には所定範囲の液
圧を常に蓄えており、その液圧がブレーキが操作された
ときに調圧装置4に供給される。
【0014】大気圧リザーバ3は、ポンプ2aの吸い込
み側と調圧装置4内の液室C1 及びマスタシリンダ5に
各々接続されている。
【0015】調圧装置4は、ハウジング41、先端を液
室C1 に臨ませてハウジング41内に組込む入力ピスト
ン42、入力ピストン42の前方に配置する補助ピスト
ン43、入力ピストン42の内部に設けて前面をシミュ
レータ室CSに臨ませるシミュレータピストン44、シ
ミュレータピストン44にブレーキ操作部材(図のそれ
はブレーキペダル6)から加えられるブレーキ操作力に
応じたストロークを付与する弾性部材45(図のそれは
コイルスプリングであるが、ゴムや空気ばねを単独で或
いは併用して用いることもある)、弾性部材45を介し
てシミュレータピストン44から入力ピストン42に伝
達されるブレーキ操作力を後述する調圧弁と補助ピスト
ン43に分配して伝える分配装置46、及び液圧源2か
ら供給されるブレーキ液圧をブレーキ操作力に応じた値
に調圧して出力する調圧弁47を備えている。なお、シ
ミュレータピストン44、弾性部材45及び入力ピスト
ン42に設けた孔を介して液室C1 に連通しているシミ
ュレータ室CSは、ストロークシミュレータSSを構成
する。
【0016】分配装置46は、入力ピストン42の先端
の環状凹部42a内に配置するゴム部材46aと、一端
を補助ピストン43に当接させ、他端側を前記環状凹部
42aに挿入する筒状部材46bと、その筒状部材の内
側に挿入してゴム部材46aと調圧弁47との間に介在
する伝達部材46c及び鋼球46dとで構成されてい
る。なお、ゴム部材46aと筒状部材46bの端部に取
付けたゴム部材保護用樹脂製環状板46eとの間には、
隙間gが設けられる。
【0017】この分配装置46を設けると、ブレーキ操
作の初期にはゴム部材46a、伝達部材46c、鋼球4
6dを介して操作力が調圧弁47のみに伝わる。また、
ブレーキ操作力がある値を超えると弾性変形して隙間g
に入り込んだゴム部材46aが環状板46eに接し、こ
の後は、操作力の一部が筒状部材46bを介して補助ピ
ストン43にも分配伝達される。
【0018】従って、この機能を利用して調圧弁47に
よって調圧されるブレーキ液圧の初期の立ち上りを急に
するジャンピング特性をブレーキ液圧発生装置に付与す
ることができる。また、筒状部材46bの内径と伝達部
材46cの外径が変わると調圧弁47と補助ピストン4
3に伝達されるブレーキ操作力の配分比が変わり、さら
に、これ等の部材の長さ変化で力の分配開始時期が変わ
るので、筒状部材46bと伝達部材46cを異サイズ品
と交換してブレーキ操作力と調圧弁の出力液圧の関係を
変えることもできる。
【0019】この点で分配装置46は好ましい要素と云
えるが、これを省いて入力ピストン42から調圧弁47
に直接力を伝達することも可能である。
【0020】次に、調圧弁47は、出力液圧の昇圧、降
圧、保持の切替えをスプール47aで行うものを示して
いる。
【0021】補助ピストン43には、入力ポートP01
出力ポートP02,減圧ポートP03を設けており、これ等
のポートの接続の切替と弁部の開度調節がスプール47
aの変位によってなされる。
【0022】入力ポートP01は、補助ピストン43の外
周に設けた環状入力室C2 とハウジング41に設けた入
力ポートP1 を介して常時液圧源2に連通し、減圧ポー
トP 03は、液室C1 とハウジング41に設けたドレンポ
ートP3 を介して常時大気圧リザーバ3に連通する。ま
た、出力ポートP02は、補助ピストン43内の液室C 3
と補助ピストン43の前面を臨ませた液室C4 との間に
あり、スプール47aに設けた内部通路pwをハウジン
グ41に設けた出力ポートP2 に連通させている。
【0023】このように構成した調圧弁は、スプール4
7aが復帰スプリング47bに押し戻されて図示の原位
置にあるときにスプール47a内の内部通路pwが減圧
ポートP03につながり、降圧状態となる。この位置から
スプール47aが図中左方に押込まれていくと、内部通
路pwが減圧ポートP03、入力ポートP01の双方から切
り離されて出力保持の状態になり、そこからスプール4
7aが更に押込まれると、内部通路pwが入力ポートP
01につながり、液圧源2から供給された液圧が液室C4
に流れて図中右側の系統(便宜上以下ではこれを第1液
圧系と云う)のホイールシリンダW1、W2が昇圧状態
になる。
【0024】スプール47aは、液室C3 に導入された
液圧による推力に復帰スプリング47bの力を加算した
力と、入力ピストン42を介して加えられるブレーキ操
作力とのバランス点に移動し、これにより、内部通路p
wが入力ポートP01につながったときに入力ポートP01
とスプールの肩部との間に形成される弁部及び内部通路
pwが減圧ポートP03につながったときに減圧ポートP
03とスプールの肩部との間に形成される弁部の開度調節
がなされて出力ポートP02から出力されるブレーキ液圧
がブレーキ操作力に応じたものになる。
【0025】なお、液室C4 に液圧が導入されると、補
助ピストン43がその液圧によりシリンダ41内のスト
ッパ48に押し当てられる。従って、補助ピストン43
は、液圧源2や第1液圧系が正常なときには図示の位置
に保持されて動かず、入力ピストン42の移動規制がこ
の補助ピストン43によってなされる。
【0026】マスタシリンダ5は、前部をマスタ室C5
に、後部を液室C4 に各々臨ませたマスタピストン5a
と、そのピストンの復帰スプリング5bと、マスタピス
トン5aが外周を液室にシールする2組のカップシール
5cとで構成されている。
【0027】液室C4 に、調圧弁47から出力液圧が導
入されると、マスタピストン5aはその圧力を受けてマ
スタ室C5 側に移動する。その移動の初期に、マスタピ
ストン5aに設けた連通孔phが大気圧リザーバ3に通
じるポートP4 から切り離され、以後、マスタ室C5
に液室C4 内とほぼ同圧の液圧が発生し、その液圧が第
2液圧系のホイールシリンダW3、W4に向けて出力さ
れる。
【0028】マスタシリンダ5は、液圧源2や第1液圧
系が失陥した時のフェールセーフ対応として設けてい
る。即ち、液圧源2等の失陥により液室C4 に液圧が発
生しなければ、補助ピストン43が入力ピストン42経
由で加わるブレーキ操作力によって押し動かされ、マス
タピストン5aに補助ピストン43経由でブレーキ操作
力が直接伝わる。これにより、マスタシリンダから第2
液圧系のホイールシリンダW3、W4に入力操作力に見
合う液圧が出力され、ブレーキが効かないいわゆるノー
ブレーキが回避される。
【0029】図1のブレーキ液圧発生装置は、シミュレ
ータピストン44の外周に入力ピストン42との間を液
封するゴム製の第1シール部材7を、入力ピストン42
の外周にハウジング41との間を液封するゴム製の第2
シール部材8を各々設け、第1シール部材7の硬度を第
2シール部材8の硬度よりも高くするか又は第1シール
部材7の締め代を第2シール部材8の締め代よりも大き
くしてシミュレータピストン44の摺動抵抗を入力ピス
トン42の摺動抵抗よりも大きくしており、ブレーキ戻
し時に、シミュレータピストン44が入力ピストン42
に対して相対移動する前に入力ピストン42が調圧弁4
7に対して相対移動を起こす。そのため、減圧開始が早
くなり、ブレーキ戻しに対する出力液圧降下の応答性が
良くなってブレーキ操作の違和感が無くなる。
【0030】入力ピストン42とシミュレータピストン
44の摺動抵抗の設定次第では、図2に示すように、ブ
レーキ操作力増加時(昇圧時)のシミュレータピストン
ストロークに対する調圧弁47の出力液圧が、ブレーキ
操作力減少時のシミュレータピストンストロークに対す
るブレーキ液圧よりも高くなる特性を与えることができ
る。
【0031】この図2の特性を付与すると、ストローク
がΔst戻るまでは入力ピストン42とシミュレータピ
ストン44の相対移動は起こらず、Δstのストローク
のみで調圧弁47の減圧ポートP03が開いて出力液圧が
ΔP降下し、シミュレータピストン44の入力ピストン
42に対する相対移動が図のa点から始まる。
【0032】シミュレータピストン44の操作ストロー
クと調圧弁47の出力液圧は、図2の関係になるのが理
想的であるが、この図2の関係に限定されるものではな
い。シミュレータピストン44の摺動抵抗が入力ピスト
ン42の摺動抵抗よりも大きければ、入力ピストン42
がΔst戻ったところで調圧弁47の出力液圧が降下し
て出力液圧降下の応答性改善による違和感減少の効果が
生じる。
【0033】なお、図示の装置は、マスタシリンダ5を
備えているが、この発明は、マスタシリンダの無い装置
にも適用できる。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように、この発明において
は、シミュレータピストンの摺動抵抗を入力ピストンの
それより大きくしてブレーキ操作力減少時にシミュレー
タピストンが少し戻った位置で調圧弁の減圧ポートが開
かれるようにしたので、ブレーキ戻しに対する応答性を
早めて出力液圧を下げ始めることができ、ブレーキ戻し
時のブレーキフィーリングが良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブレーキ液圧発生装置の実施形態の概要を示す
断面図
【図2】シミュレータピストンストロークと調圧弁の出
力液圧の理想的な関係を示す図
【符号の説明】
1 ブレーキ液圧発生装置 2 液圧源 2a ポンプ 3 大気圧リザーバ 4 調圧装置 5 マスタシリンダ 5a マスタピストン 6 ブレーキペダル 7 第1シール部材 8 第2シール部材 42 入力ピストン 43 補助ピストン 44 シミュレータピストン 45 弾性部材 46 分配装置 47 調圧弁 48 ストッパ P01、P1 入力ポート P02、P2 出力ポート P03 減圧ポート P3 ドレンポート pw 内部通路 C1 、C3 、C4 液室 C2 環状入力室 C5 マスタ室 CS シミュレータ室 SS ストロークシミュレータ W1〜W4 ホイールシリンダ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の液圧を発生して出力する液圧源
    と、ブレーキ操作部材に連動するシミュレータピストン
    とこのシミュレータピストンにブレーキ操作力に応じた
    ストロークを付与する弾性部材とから成るストロークシ
    ミュレータと、前記シミュレータピストンを内部に備
    え、前記弾性部材経由でシミュレータピストンからブレ
    ーキ操作力を受ける入力ピストンと、その入力ピストン
    の変位に応じて作動し、前記液圧源から供給される液圧
    をブレーキ操作力に応じた値に調圧して出力する調圧弁
    とを備える車両用ブレーキ液圧発生装置において、シミ
    ュレータピストンの摺動抵抗を入力ピストンの摺動抵抗
    よりも大きくしたことを特徴とする車両用ブレーキ液圧
    発生装置。
  2. 【請求項2】 シミュレータピストンの外周をシールす
    る第1シール部材と、入力ピストンの外周をシールする
    第2シール部材の硬度又は締め代に差をつけてシミュレ
    ータピストンの摺動抵抗を入力ピストンの摺動抵抗より
    も大きくしたことを特徴とする車両用ブレーキ液圧発生
    装置。
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