JP2003251856A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

Info

Publication number
JP2003251856A
JP2003251856A JP2002060353A JP2002060353A JP2003251856A JP 2003251856 A JP2003251856 A JP 2003251856A JP 2002060353 A JP2002060353 A JP 2002060353A JP 2002060353 A JP2002060353 A JP 2002060353A JP 2003251856 A JP2003251856 A JP 2003251856A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
image
clock
pixel
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002060353A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Uemura
隆之 植村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2002060353A priority Critical patent/JP2003251856A/ja
Publication of JP2003251856A publication Critical patent/JP2003251856A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録画像の解像度に応じて適切な画像記録を
低コストな構成で行うことができる画像記録装置を提供
すること。 【解決手段】 遅延素子90、遅延信号選択部91及び
シフトレジスタ92を備えるクロック位相制御部80
は、主制御回路から供給される画素クロック及びN倍画
素クロックを入力とし、画素クロックの位相を所定分遅
延させた複数の基準クロック(C1、C2)を生成して出
力する。第1基準クロック選択部93、基準クロック選
択部94、D−FF95、96、AND回路97、9
8、及び出力信号選択部99を備える出力信号生成部8
2は、上記複数のLDの各々に対応して複数設けられて
おり、主制御回路から供給される上記画素クロック、及
びクロック位相制御部80から供給される複数の基準ク
ロック(C1、C2)を入力とし、それぞれ対応するLD
に対して駆動制御に用いる制御信号(出力信号)を生成
して出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート状記録材料
を回転ドラムの周面に巻付けた状態で、所定の回転速度
で所定方向(主走査方向)へ回転させると共に、前記回
転ドラムの周面に対向配置され、複数の光源を備えた記
録ヘッドを前記回転ドラムの軸線方向(副走査方向)へ
移動させ、前記記録ヘッドの各光源からの画像露光用光
ビームを、前記シート状記録材料に対して走査露光する
ことで画像を記録する画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】シート
状の記録材料、特に支持体上に感光層が設けられた印刷
版を用い、この印刷版の感光層(乳剤面)に直接レーザ
ービーム等で画像を記録する技術が開発されている。こ
のような技術では、印刷版への迅速な画像記録が可能と
なっている。
【0003】上記技術を用いて印刷板への画像記録を行
う印刷版露光装置では、一般に、印刷版を回転ドラムの
周面に巻き付けた状態で、この回転ドラムを高速に回転
させながら(主走査)、記録ヘッド(露光ヘッド)を回
転ドラムの軸線方向に沿って移動させ(副走査)、記録
ヘッドに設けられた光源(例えば、レーザーダイオード
等)から射出される光ビームを、印刷版に対して走査露
光することで、印刷版上に画像を記録するようになって
いる。
【0004】また、印刷版露光装置では、画像記録処理
の高速化を図り、記録ヘッドには、複数(例えば、80
個前後)の光源が副走査方向に所定の配列状態で設けら
れている。このことにより、回転ドラムの1回転で複数
の光源分の副走査が可能となる。
【0005】画像記録に際して、回転ドラムを回転させ
ながら記録ヘッドを移動させるように制御する走査記録
系では、回転ドラムの回転に同期するように、記録すべ
き画像データに基づいて記録ヘッドの各光源の駆動制御
をするようになっている。これにより、各光源から射出
される光ビームが印刷版上に照射され、記録画像が形成
される。
【0006】このような印刷版露光装置において、例え
ば、副走査方向に沿って主走査方向に幅を有する細線を
記録する場合に、記録画素が解像度に対して大きい場合
には、適切に画像記録を行うことが困難となることがあ
る。
【0007】この問題点を解決するものとして、記録画
素を解像度に合わせて小さくするための光学的な機能を
追加した技術や、記録ビームの画像形成する主走査幅を
短縮するために各画素信号毎に遅延素子等を用いて画素
時間短縮機構を追加した技術が知られている。
【0008】しかしながら、上記の技術では、光学的な
機能追加を行うと、その分製造コストが高価となる。ま
た、画素信号時間短縮のために各画素信号毎に遅延素子
等を用いて画素時間短縮機構を達成すると、光源の数分
の遅延素子が必要となるので、遅延素子等の量が多くな
り、その構成コストは高価となる。
【0009】本発明は、上記の問題点を解決すべく成さ
れたもので、記録画像の解像度に応じて適切な画像記録
を低コストな構成で行うことができる画像記録装置を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、シート状記録材料を回転ドラムの周面に巻付けた状
態で、所定の回転速度で所定方向(主走査方向)へ回転
させると共に、前記回転ドラムの周面に対向配置され、
複数の光源を備えた記録ヘッドを前記回転ドラムの軸線
方向(副走査方向)へ移動させ、前記記録ヘッドの各光
源からの画像露光用光ビームを、前記シート状記録材料
に対して走査露光することで画像を記録する画像記録装
置であって、前記画像記録時の画像書き込みタイミング
を設定するための画像記録クロックを生成するクロック
生成手段と、前記記録すべき画像の各記録画素に対応す
る画素記録信号を生成する画素記録信号生成手段と、前
記記録すべき画像の各記録画素が解像度に対応するよう
に、前記画像記録クロックに対して位相の異なる複数種
類の基準クロック信号(例えば、画素記録クロックに対
して位相が遅延された信号)を生成する基準クロック生
成手段と、前記記録ヘッドの各光源毎に個別に設けら
れ、前記基準クロック信号によるタイミングで、前記画
像記録信号に基づいて光源を駆動する光源駆動手段と、
を有している。
【0011】請求項1に記載の発明によれば、クロック
生成手段は、画像記録時の画像書き込みタイミングを設
定するための画像記録クロックを生成する。また、画素
記録信号生成手段は、記録すべき画像の各記録画素に対
応する画素記録信号を生成する。また、基準クロック生
成手段は、前記記録すべき画像の各記録画素が解像度に
対応するように、前記画像記録クロックに対して位相の
異なる複数種類の基準クロック信号を生成する。また、
光源駆動手段は、前記記録ヘッドの各光源毎に個別に設
けられ、前記基準クロック信号によるタイミングで、前
記画像記録信号に基づいて光源を駆動する。これによ
り、解像度に対応して適切に画像記録を行うことができ
る。
【0012】請求項2に記載の発明は、シート状記録材
料を回転ドラムの周面に巻付けた状態で、所定の回転速
度で所定方向(主走査方向)へ回転させると共に、前記
回転ドラムの周面に対向配置され、複数の光源を備えた
記録ヘッドを前記回転ドラムの軸線方向(副走査方向)
へ移動させ、前記記録ヘッドの各光源からの画像露光用
光ビームを、前記シート状記録材料に対して走査露光す
ることで画像を記録する画像記録装置であって、前記画
像記録時の画像書き込みタイミングを設定するための画
像記録クロックを生成するクロック生成手段と、前記記
録すべき画像の各記録画素に対応する画素記録信号を生
成する画素記録信号生成手段と、前記記録すべき画像の
各記録画素が解像度に対応するように、前記画像記録ク
ロックの位相を、所定の設定値に基づいて所定分遅延さ
せるクロック遅延手段と、前記記録ヘッドの各光源を複
数のグループに分類しかつ当該グループ毎に対応して設
けられ、前記前記クロック遅延手段により所定分位相が
遅延された基準クロック信号によるタイミングで、前記
画像記録信号に基づいて光源を駆動する光源駆動手段
と、を有している。
【0013】請求項2に記載の発明によれば、クロック
生成手段は、画像記録時の画像書き込みタイミングを設
定するための画像記録クロックを生成する。また、画素
記録信号生成手段は、記録すべき画像の各記録画素に対
応する画素記録信号を生成する。また、クロック遅延手
段は、前記記録すべき画像の各記録画素が解像度に対応
するように、前記画像記録クロックの位相を、所定の設
定値に基づいて所定分遅延させる。また、光源駆動手段
は、前記記録ヘッドの各光源を複数のグループに分類し
かつ当該グループ毎に対応して設けられ、前記前記クロ
ック遅延手段により所定分位相が遅延された基準クロッ
ク信号によるタイミングで、前記画像記録信号に基づい
て光源を駆動する。これにより、解像度に対応して適切
に画像記録を行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0015】図1には、本実施の形態に係る印刷版自動
露光装置10の概略構成が示されている。
【0016】この印刷版自動露光装置10は、印刷版1
2の画像形成層に光ビームを照射して画像を露光するも
のであり、図1に示すように、画像が露光され記録され
る印刷版12を周面に巻付けて保持する回転ドラム11
と、画像データに基づいて変調した複数の光ビームを生
成する光源ユニット20と、光源ユニット20で生成さ
れた複数の光ビームを集光し、回転ドラム11に保持さ
れた印刷版12に対して照射する記録ヘッド30と、を
含んで構成されている。なお、この印刷版自動露光装置
10によって、露光処理された印刷版12は、図示しな
い搬送機構によって、印刷版自動露光装置10に隣接し
て設置された図示しない現像装置へ送り出されるように
なっている。
【0017】回転ドラム11は、装置全体を支持するベ
ース10A上に、板面が互いに平行となるように設置さ
れた一対の側板13、14によって、その回転軸11A
(図2参照)が軸支されている。
【0018】回転ドラム11の回転軸11Aは一方の側
板13から突出され、その端部にはプーリー15が取付
けられている。プーリー15の外周にはベルト16が巻
き掛けられている。
【0019】また、前記ベース10Aには、主走査モー
タ18が取付けられており、前記ベルト16は、この主
走査モータ18の回転軸に取付けられたプーリー17に
も巻き掛けられている。これにより、主走査モータ18
の駆動力よって回転ドラム11を図1の矢印R方向に所
定の回転速度で高速回転させることができ、この回転ド
ラム11の回転に同期して前記記録ヘッド30から照射
される複数の光ビームを、印刷版12に対して主走査方
向へ露光走査することができる。
【0020】記録ヘッド30は、支持ベース32によっ
て支持されており、この支持ベース32は、ベース10
A上に一方の側板13側から他方の側板14側にかけて
互いに平行に敷設された一対のレール34、36に載置
されている。これにより、支持ベース32は、このレー
ル34、36に沿って、回転ドラム11の軸線方向(副
走査方向)に移動可能とされている。
【0021】また、レール34、36の間には、図2に
示される如く、ベース10Aの表裏面を貫通するスリッ
ト孔38が設けられ、支持ベース32は、連結部材40
を介してベース10Aの裏面側に取付けられたボールね
じ機構部50と連結されている。
【0022】図2に示される如く、連結部材40には貫
通孔40Aが設けられ、ボールねじ機構部50を構成す
るシャフト52が同軸的に貫通している。シャフト52
の外周には雄ねじ52Aが形成されており、その両端部
は前記側板13、14と同等の位置に軸支されている。
【0023】このシャフト52の雄ねじ52Aには、移
動ブロック54が螺合されている。この移動ブロック5
4は筒状部材54Aを介して前記連結部材40に取付け
られている。これにより、移動ブロック54は、回転が
阻止されると共に、移動ブロック54自身の移動(シャ
フト52の軸線方向移動)を連結部材40に伝達するこ
とができるようになっている。
【0024】シャフト52の一端部は、副走査モータ5
6の回転軸と連結されており、この副走査モータ56の
駆動力でシャフト52を回転させることができるように
なっている。このシャフト52の回転により、移動ブロ
ック54はシャフト52の軸線方向に移動し、これに伴
って記録ヘッド30を回転ドラム11の軸線方向(副走
査方向)に移動させることができる。
【0025】また、連結部材40には、原点位置検出セ
ンサ58が取付けられている。原点位置検出センサ58
は、ベース10Aに設けられた原点マーク60を検出す
るようになっている。この原点マーク60は、回転ドラ
ム11の軸線方向一端部である記録ヘッド30の移動起
点に設けられている。
【0026】光源ユニット20は、図1に示される如
く、記録ヘッド30に対応して配置されている。光源ユ
ニット20は、記録ヘッド30がシャフト52の軸線方
向に沿って移動可能であるのに対し、ベース10Aの下
方位置で基本的に固定配置されている。
【0027】光源ユニット20と記録ヘッド30との間
は、光伝送系を構成する光ファイバーケーブル束22の
両端部が掛け渡されている。
【0028】光ファイバーケーブル束22は、可撓性を
有しており、光源ユニット20の側面に設けられた出力
部20Aからベース10Aの下側に向けて配設されてい
る。光ファイバーケーブル束22は、ベース10Aの下
側で互いに上下方向となるように略U字型に往復するよ
うに配設されている。往復配設されて戻ってきた光ファ
イバーケーブル束22の中間部は、前記ベース10Aの
上面側で固定されている。
【0029】ここで、光源ユニット20は、ベース10
Aの下面に基本的に固定配置としているが、メンテナン
ス時には、図示しないレールに案内され、ベース10A
の下面から引き出すことができる。前記光ファイバーケ
ーブル束22の略U字型に屈曲された部分は、この引出
し時に光ファイバーケーブル束22の撓みによってUタ
ーン部分が移動することで、光源ユニット20とベース
10Aとの相対移動を可能としている。
【0030】また、中間部がベース10Aに固定された
光ファイバーケーブル束22は記録ヘッド30の移動方
向に沿って互いに上下方向となるように略U字型に往復
するように配設されている。往復配設されて戻ってきた
光ファイバーケーブル束22の端部は、前記記録ヘッド
30の入力部30Aから記録ヘッド部30内へ入力され
ている。
【0031】ここで、記録ヘッド30による露光走査の
際には、前記ベース10A上での光ファイバーケーブル
束22の撓みによってUターン部分が移動することで、
ベース10Aと記録ヘッド30との相対移動を可能とし
ている。
【0032】図3に示される如く、前記光源ユニット2
0内には、記録ヘッド30から同時に照射される複数の
光ビームのそれぞれの光源である複数の半導体レーザ
(LD)72が設けられており、光源ユニット20の出
力部20Aに一端が接続された光ファイバーケーブル束
22を構成する各光ファイバーケーブル22Aが、各L
D72に対応してそれぞれ接続されている。また、光源
ユニット20内には、画像データに基づいて変調した光
ビームを射出するように各LD72を駆動するLDドラ
イバ70が設けられている。このLDドライバ70にお
ける各LD72の駆動用信号の出力端子は、各LD72
に個別に接続されており、各LD72はLDドライバ7
0によって各々個別に駆動制御されるようになっている
(詳細は後述)。
【0033】一方、記録ヘッド30には、上記複数のL
D72から射出された各光ビームを取りまとめて射出す
るファイバーアレイ部74が設けられており、各LD7
2から射出された光ビームは、記録ヘッド30の入力部
30Aに他端が接続された光ファイバーケーブル束22
を構成する各光ファイバーケーブル22Aを介して、フ
ァイバーアレイ部74へ導かれるように構成されてい
る。また、ファイバーアレイ部74へ導かれた複数の光
ビームは、同じく記録ヘッド30に設けられた集光光学
系76を介して回転ドラム11の周面に巻き付けられた
印刷版12へ照射されるように構成されている。
【0034】なお、図4には、上記ファイバーアレイ部
74の図3矢印B方向に見た場合の概略構成が示されて
いる。同図に示すように、ファイバーアレイ部74は、
各々片面にLD72の半数のV字溝が隣接するように設
けられた2枚の基台74Aが、上記V字溝が対向するよ
うに配置されると共に、各V字溝に対して各光ファイバ
ー22Aの他端部が1本ずつ嵌め込まれて構成されてい
る。従って、ファイバーアレイ部74からは、各LD7
2から射出された複数の光ビームが所定間隔毎に同時に
射出されることになる。
【0035】次に、図5を参照して、本実施の形態に係
る印刷版自動露光装置10の制御系の構成について説明
する。同図に示すように、当該制御系は、上記LDドラ
イバ70と、主走査モータ18を駆動する主走査モータ
ドライバ18Aと、副走査モータ56を駆動する副走査
モータドライバ56Aと、LDドライバ70、主走査モ
ータドライバ18A、及び副走査モータドライバ56A
を制御する主制御回路84と、を備えている。なお、主
制御回路84には、印刷版12に記録する画像を示す画
像データ、及び画像記録の解像度を示す解像度データが
供給されるようになっている。また、主制御回路84
は、LDドライバ70に対して、上記画像データに基づ
く画像記録を行うために用いる画素信号、画素クロッ
ク、及びN倍画素クロック(詳細は後述)を供給するよ
うになっている。ここで、画素信号とは、各LD72の
駆動制御に用いる制御信号(出力信号)を生成するため
の信号であり、画素クロックは、上記画素信号の同期タ
イミングを得るためのクロック信号である。また、N倍
画素クロックは、上記画素クロックの周波数をN倍した
クロック信号である。
【0036】図5に示すように、上記LDドライバ70
は、クロック位相制御部80と、出力信号生成部82
と、を含んで構成されている。なお、本実施の形態で
は、クロック位相制御部80では、記録画素が解像度に
対して大きい場合に各画素信号毎に画素記録時間を短縮
するための構成を例に挙げて説明する。
【0037】クロック位相制御部80は、主制御回路8
4から供給される上記画素クロック及びN倍画素クロッ
クを入力とし、画素クロックの位相を所定分遅延させた
複数の基準クロックを生成して出力する。
【0038】出力信号生成部82は、上記複数のLD7
2の各々に対応して複数設けられており、主制御回路8
4から供給される上記画素クロック、及びクロック位相
制御部80から供給される複数の基準クロックを入力と
し、それぞれ対応するLD72に対して駆動制御に用い
る制御信号(出力信号)を生成して出力する。
【0039】図6には、上記クロック位相制御部80及
び出力信号生成部82の概略構成が示されている。ま
た、図7には、クロック位相制御部80及び出力信号生
成部82の概略構成の各部における信号の様子が示され
ている。ここでは、図7を参照しながら、クロック位相
制御部80及び出力信号生成部82の概略構成について
説明する。
【0040】クロック位相制御部80は、遅延素子90
と、遅延信号選択部91と、シフトレジスタ92と、を
含んで構成されている。
【0041】遅延素子90では、入力されたN倍画素ク
ロックによって遅延させた信号(遅延信号)を生成し、
遅延信号選択部91に入力する。遅延信号選択部91で
は、設定値Aによって選択した遅延信号を、N倍画素ク
ロックを画素クロック以下の単位(図7の遅延時間T)
で遅延させた信号(遅延N倍画素クロックS0)として
設定し、シフトレジスタ92のストローブ信号として用
いる。
【0042】シフトレジスタ92では、画素クロックが
入力端D0に入力され、出力端QA、QBからの出力信号
をそれぞれ基準クロック1(C1)、基準クロック2
(C2)として用いる。この出力信号が画素クロックを
遅延させた基準クロック信号となる。
【0043】出力信号生成部82は、第1基準クロック
選択部93と、基準クロック選択部94と、D−フリッ
プフロップ(D−FF)95、96と、AND回路9
7、98と、出力信号選択部99を含んで構成されてい
る。
【0044】第1基準クロック選択部93では、画素ク
ロック以下の遅延を含んだ基準クロックとして、基準ク
ロック1(C1)を選択し、D−FF95のストローブ
信号として用いる。
【0045】基準クロック選択部94では、画素クロッ
クの遅延を含んだ基準クロックとして、設定値Bによっ
て基準クロック2(C2)を選択し、D−FF96のス
トローブ信号として用いる。
【0046】D−FF95は、画素クロックに同期され
た画素信号を、第1基準クロック選択部93により選択
された基準クロック1(C1)に同期化するためのもの
である。入力端D1に画素信号が入力され、出力端Q1
ら出力される信号SAはD−FF96の入力端D2に入力
される。
【0047】信号SAは、画素クロックに同期された画
素信号を、第1基準クロック選択部93により選択され
た基準クロック1(C1)により同期化するための信号
である。これは、基準クロック選択部94による遅延を
含めた信号で同期化するためである。
【0048】D−FF96は、上記信号SAを、基準ク
ロック選択部94により選択された基準クロック2(C
2)に同期化するためのものである。入力端D2に上記信
号S Aが入力され、出力端Q2から出力される信号SB
AND回路98の入力端に入力される。
【0049】信号SBは、上記の信号SAを基準クロック
選択部94により選択された基準クロック(C1、C
2)で同期化するための信号である。
【0050】また、D−FF96のプリセットは、基準
クロック選択部94に設定される設定値Bがゼロのと
き、すなわち、画素記録時間の短縮を行わない場合に、
信号S Aと信号SBとが1画素クロックずれてしまい、出
力信号がLレベルのままとなってしまうことを防ぐため
のものである。
【0051】AND回路97は、画素信号及び信号SB
によって、画素信号前部を短縮させた信号(信号SC
を作成するためのものである。この信号SCが、画素ク
ロック以下の遅延と画素クロックの遅延とを含む信号と
なる。
【0052】また、AND回路98は、信号SA及び信
号SBによって、画素信号前部を短縮させた信号(信号
D)を作成するためのものである。この信号SDが、画
素クロックの遅延を含む信号となる。
【0053】出力信号選択部99は、信号SC、SDを入
力とし、画素クロック以下の遅延がない場合、すなわ
ち、設定値Cがゼロの場合に、信号SDを選択し、設定
値Cが設定された場合には、上記信号SCを選択するよ
うになっている。すなわち、出力信号選択部99からの
出力信号は、信号SC及び信号SDに基づいて画素信号前
部を短縮させた信号となる。
【0054】従って、クロック位相制御部80にて生成
した複数の基準クロックを用いることで、複数の画素信
号を短縮させるための遅延素子等を削減することができ
る。
【0055】次に、本実施の形態の作用について、図8
に示すフローチャートを参照しながら説明する。
【0056】本実施の形態に係る印刷版自動露光装置1
0による画像記録処理では、まず、印刷版12に記録す
る画像の画像データを、画像の記録に当って当該画像の
画像データを一時的に記憶する図示しない画像メモリか
ら主制御回路84に転送する(ステップ100)。主制
御回路84は、転送されてきた画像データ、及び記録画
像の予め定められた解像度を示す解像度データに基づい
て調整された信号をLDドライバ70、主走査モータド
ライバ18A、及び副走査モータドライバ56Aに供給
する。
【0057】次に、上記画像データに基づいて、各LD
72を駆動するための画素信号を生成する(ステップ1
02)。
【0058】ここで、上記画像データにおいて、解像度
に対して大きい記録画素が存在しない場合には、ステッ
プ104で否定判断されステップ108へ進み、一方、
解像度に対して大きい記録画素が存在する場合には、ス
テップ104で肯定判断され、ステップ106へ進み、
その記録画素に対応する画素信号による画素記録時間を
上述のように短縮する。
【0059】次のステップ108では、主走査モータド
ライバ18Aによって、主制御回路84から供給された
信号に基づいて上記解像度データに応じた回転速度で回
転ドラム11を図1矢印R方向に回転させるように主走
査モータ18の駆動制御を開始する。
【0060】次のステップ110では、LDドライバ7
0によって、上記画像データに基づいて生成された画素
信号により各LD72の駆動を制御し、画像記録を行
う。
【0061】ここでは、各LD72から射出された光ビ
ームは、光ファイバーケーブル束22を介してファイバ
ーアレイ部74から射出され、集光光学系76を介して
回転ドラム11上の印刷版12に集光される。この場
合、印刷版12には、各LD72から射出された複数の
光ビームに応じて複数のビームスポットが形成される。
これらのビームスポットにより、記録ヘッド30が所定
の送り間隔のピッチで副走査方向に送られると共に、上
記ステップ108により開始された回転ドラム11の回
転によって、解像度が上記解像度データによって示され
る解像度となる2次元画像が印刷版12上に形成され
る。
【0062】印刷版12上への2次元画像の記録が終了
すると、主走査モータドライバ18Aは主走査モータ1
8の回転駆動を停止し(ステップ112)、本処理を終
了する。
【0063】以上のように、本実施の形態に係る印刷版
自動露光装置10では、例えば、記録画像の解像度に対
して記録画素が太い場合に、記録画素の主走査幅を短縮
することで、適切に画像記録を行うことができる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記録すべき画像の各記録画素が解像度に対応するよう
に、画像記録クロックに対して位相の異なる複数種類の
基準クロック信号を生成し、記録ヘッドの各光源を複数
のグループに分類しかつ当該グループ毎に対応して設け
られた光源駆動手段により、前記基準クロック信号によ
るタイミングで、画像記録信号に基づいて光源を駆動す
るようにしたので、記録画像の解像度に対応して適切な
画像記録を低コストな構成で行うことができる画像記録
装置を提供できる、という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る印刷版自動露光装置
の概略構成を示す斜視図である。
【図2】回転ドラム及び記録ヘッドの駆動系を示す正面
図である。
【図3】記録ヘッド及び光源ユニットの概略構成を示す
図である。
【図4】ファイバーアレイ部の概略構成を示す図であ
る。
【図5】本発明の実施の形態に係る印刷版自動露光装置
の制御系の構成を示すブロック図である。
【図6】LDドライバにおけるクロック位相制御部及び
画像信号出力部の概略構成を示す図である。
【図7】クロック位相制御部及び画像信号出力部におけ
る各信号の様子を示すタイムチャートである。
【図8】本発明の実施の形態に係る印刷版自動露光装置
における画像記録処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
10 印刷版自動露光装置(画像記録装置) 11 回転ドラム 12 印刷版 18 主走査モータ 20 光源ユニット 22 光ファイバーケーブル束 30 記録ヘッド 56 副走査モータ 70 LDドライバ(光源駆動手段) 72 LD(光源) 74 ファイバーアレイ部 80 クロック位相制御部(基準クロック生成手段、
クロック遅延手段) 82 出力信号生成部(光源駆動手段) 84 主制御回路(クロック生成手段、画素記録信号
生成手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状記録材料を回転ドラムの周面に
    巻付けた状態で、所定の回転速度で所定方向(主走査方
    向)へ回転させると共に、前記回転ドラムの周面に対向
    配置され、複数の光源を備えた記録ヘッドを前記回転ド
    ラムの軸線方向(副走査方向)へ移動させ、前記記録ヘ
    ッドの各光源からの画像露光用光ビームを、前記シート
    状記録材料に対して走査露光することで画像を記録する
    画像記録装置であって、 前記画像記録時の画像書き込みタイミングを設定するた
    めの画像記録クロックを生成するクロック生成手段と、 前記記録すべき画像の各記録画素に対応する画素記録信
    号を生成する画素記録信号生成手段と、 前記記録すべき画像の各記録画素が解像度に対応するよ
    うに、前記画像記録クロックに対して位相の異なる複数
    種類の基準クロック信号を生成する基準クロック生成手
    段と、 前記記録ヘッドの各光源を複数のグループに分類しかつ
    当該グループ毎に対応して設けられ、前記基準クロック
    信号によるタイミングで、前記画像記録信号に基づいて
    光源を駆動する光源駆動手段と、 を有する画像記録装置。
  2. 【請求項2】 シート状記録材料を回転ドラムの周面に
    巻付けた状態で、所定の回転速度で所定方向(主走査方
    向)へ回転させると共に、前記回転ドラムの周面に対向
    配置され、複数の光源を備えた記録ヘッドを前記回転ド
    ラムの軸線方向(副走査方向)へ移動させ、前記記録ヘ
    ッドの各光源からの画像露光用光ビームを、前記シート
    状記録材料に対して走査露光することで画像を記録する
    画像記録装置であって、 前記画像記録時の画像書き込みタイミングを設定するた
    めの画像記録クロックを生成するクロック生成手段と、 前記記録すべき画像の各記録画素に対応する画素記録信
    号を生成する画素記録信号生成手段と、 前記記録すべき画像の各記録画素が解像度に対応するよ
    うに、前記画像記録クロックの位相を、所定の設定値に
    基づいて所定分遅延させるクロック遅延手段と、 前記記録ヘッドの各光源を複数のグループに分類しかつ
    当該グループ毎に対応して設けられ、前記前記クロック
    遅延手段により所定分位相が遅延された基準クロック信
    号によるタイミングで、前記画像記録信号に基づいて光
    源を駆動する光源駆動手段と、 を有する画像記録装置。
JP2002060353A 2002-03-06 2002-03-06 画像記録装置 Pending JP2003251856A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002060353A JP2003251856A (ja) 2002-03-06 2002-03-06 画像記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002060353A JP2003251856A (ja) 2002-03-06 2002-03-06 画像記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003251856A true JP2003251856A (ja) 2003-09-09

Family

ID=28669745

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002060353A Pending JP2003251856A (ja) 2002-03-06 2002-03-06 画像記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003251856A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100362389C (zh) * 2004-11-17 2008-01-16 佳能株式会社 多光束图像输出装置及方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100362389C (zh) * 2004-11-17 2008-01-16 佳能株式会社 多光束图像输出装置及方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1239656A1 (en) Method and apparatus for image forming with multiple laser beams
US7583281B2 (en) Image forming apparatus
JP2008023985A (ja) 光走査装置、光走査方法、この光走査装置の光走査プログラム、この光走査装置を備える画像形成装置、画像形成方法、および、この画像形成装置の画像形成プログラム
JP2905746B2 (ja) 印刷用刷版露光装置
JP2001136347A (ja) スキャン装置におけるアーティファクトの低減
JP3426655B2 (ja) 画像形成システム
JP3423550B2 (ja) Apc制御の引込方法及び画像形成装置
JP2003251856A (ja) 画像記録装置
US6995832B2 (en) Apparatus for forming pattern
JP2005028871A (ja) ビーム光走査装置及び画像形成装置
JP3675128B2 (ja) 光ビーム走査光学装置
US7119875B2 (en) Apparatus for forming pattern
US7804514B2 (en) Light beam scanning apparatus and image forming apparatus
JP2000094746A (ja) マルチビーム型画像記録装置
JP2006159586A (ja) マルチビーム画像形成装置
US20040218161A1 (en) Apparatus for forming pattern
JPH1134388A (ja) 画像形成装置
JP2008114473A (ja) 画像形成装置
JPH01301255A (ja) 描画露光装置の露光ヘッド
JP2006035551A5 (ja)
JP2001004936A (ja) 画像形成装置
JPH04305670A (ja) 印字装置
JP2004017594A (ja) 画像形成装置
JPH06253098A (ja) 画像形成装置
JP2004122562A (ja) 画像記録装置