JP2003251420A - 案内穴式の位置決め部を有するノックアウトパンチ - Google Patents
案内穴式の位置決め部を有するノックアウトパンチInfo
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Abstract
合マークを見ることの現在の困難さを改良するノックア
ウトパンチを提供する。 【解決手段】 ノックアウトパンチは、1つの部材を有
する。このノックアウトパンチ上の前記部材は、ワーク
ピースに穴を形成するために、ノックアウトパンチとダ
イが引き抜きスタッドによって一緒に引き抜かれるとき
に、パンチアセンブリを案内穴中に位置決めする。本発
明の3つの実施形態では、前記部材は、パンチと一体的
に形成されていて、パンチから、パンチ内の穴付近まで
延びている。この穴は、パンチを引き抜きスタッドに接
続するために使用される。本発明の他の実施形態では、
前記部材は、パンチの対向穴内に結合されるインサート
として設けられている。このパンチは、前記部材がパン
チアセンブリを案内穴で心出しした後に、ワークピース
に穿孔するための一対の穿孔部と、穿孔部がワークピー
スを穿孔した後に、ワークピースを剪断するための一対
のカッター部とを備える。
Description
えば電気機器のキャビネットの壁、アルミニウム、ガラ
ス繊維およびプラスチックに穴を開けるために、パンチ
ドライバーと関連して使用される、改良されたノックア
ウトパンチに関する。
開けられるときは、先ず小さな穴がその電気機器のキャ
ビネットの壁に穿孔される。引き抜きスタッドの第1の
端部は、水圧式パンチドライバーのピストン(ラム)に
螺入される。引き抜きスタッドの第2の端部は、打抜き
ダイ(パンチングダイ)を介して、さらに穿孔された穴
を介して、挿入される。引き抜きスタッドは、穿孔され
た穴の円周よりも小さい円周を有する。ノックアウトパ
ンチは、電気機器のキャビネットの、打抜きダイおよび
水圧式パンチドライバーとは反対側において、引き抜き
スタッドの第2の端部に螺合される。
は、オペレータによって作動される。水圧式パンチドラ
イバーのハンドポンプが作動されると、水圧流体の力に
よって、ピストンが引き抜きスタッドを引き込む。する
と、引き抜きスタッドは、電気機器のキャビネットを介
して、ノックアウトパンチをダイの中に引き込み、この
結果、所望の穴寸法がパンチされる。
チ、例えば、標準的な丸いノックアウトパンチであっ
て、本発明の譲受人であるグリーンリー・テクストロン
社(Greenlee Textron Inc.)によって販売されているス
ラグ・バスター(SLUG BUSTER)(登録商標)ノックアウ
トパンチや、本発明の譲受人であるグリーンリー・テク
ストロン社によって保持されている米国特許第4,35
3,164号(特許文献1)に具体化されているいくつ
かのものは、市場では非常に効果的であることを証明し
ているものの、多くの欠点がある。
ウトパンチが、ノックアウトパンチとダイが引き抜きス
タッドによって一緒に引き込まれて、ワークピースに穴
を形成するときに、パンチアセンブリを案内(パイロッ
ト)穴内に位置決めするための手段を提供していない点
である。現在、オペレータは、「整合マーク」を使用す
ることによって、パンチアセンブリを案内穴内に位置決
めしているが、このマークは、オペレータが見にくいも
のであって、しかも作成される穴が適切に位置決めでき
ないエラーを生じやすい。
クアウトパンチが、ワークピースに穿孔するときに、初
めに、増加されたパンチング力を一般的に有している点
である。これは、パンチの各点がワークピースを完全に
通過する前に、ワークピースの大部分の長さに対してパ
ンチが作用するためである。
ノックアウトパンチが、パンチング周期の終端に、増加
されたパンチング力を一般的に有している点である。標
準的なパンチは、パンチング周期の終端で高いパンチン
グ力を有している。これは、4本の線を同時に剪断する
こと、そしてパンチ面の角度が終端でゼロに減少するか
らである。スラグ・バスター(登録商標)パンチもま
た、パンチング周期の終端で高いパンチング力を有して
いる。これは、長い傾斜したパンチ面が「v」字型に形
成され、パンチング周期の終端に向かってパンチ面の角
度がゼロに減少し、4本の線を同時に剪断するからであ
る。
のような欠点は、それらが標準的な切削ツールで加工さ
れ得る平坦な表面だけを有するものではなく、その結
果、従来のノックアウトパンチを形成するために注文製
作されたツールやブローチが必要とされる点である。
利点を全て組み入れるものの、上述したような従来のノ
ックアウトパンチの欠点は克服したノックアウトパンチ
を有することが望ましい。本発明は、ここで説明するよ
うに、そのようなノックアウトパンチを提供するもので
ある。本発明のノックアウトパンチの他の特徴及び利点
は、図面の検討と添付の明細書の読解との組み合わせに
よって明らかになる。
は、従来のものに比べてパンチの整合、例えば整合マー
クを見ることの現在の困難さを改良するノックアウトパ
ンチを提供することにある。
に自動的に位置決めするノックアウトパンチを提供する
ことにある。
を低減するノックアウトパンチを提供することにある。
周期の終端でのパンチング力を低減するノックアウトパ
ンチを提供することにある。
造コストが低いノックアウトパンチを提供することにあ
る。
を貫通するパンチ穴を形成するために低いパンチング力
で済むノックアウトパンチを提供することにある。
よりも長寿命であるノックアウトパンチを提供すること
にある。
な切削ツールで加工することを可能にする平坦な表面だ
けを有するノックアウトパンチを提供することにある。
ことに従って、新規なノックアウトパンチが提供され
る。このノックアウトパンチは、案内穴式の位置決め部
(ロケータ)を有する。このノックアウトパンチ上の案
内穴式位置決め部は、ノックアウトパンチとダイが引き
抜きスタッドによって一緒に引き抜かれ、ワークピー
ス、例えば、電気機器のキャビネットに穴を形成すると
きに、パンチアセンブリを案内穴中に位置決めする。本
発明の一実施形態において、案内穴式位置決め部は、ノ
ックアウトパンチと一体的に形成されていて、ノックア
ウトパンチからノックアウトパンチ内の穴付近まで延び
ている。この穴は、ノックアウトパンチを引き抜きスタ
ッドに接続するために使用される。本発明の他の実施形
態において、案内穴式位置決め部は、ノックアウトパン
チの対向穴内に結合されるインサートとして設けられて
いる。いずれの実施形態においても、ノックアウトパン
チには、案内穴式位置決め部がパンチアセンブリを案内
穴で心出しした後に、ワークピースを穿孔するための一
対の穿孔部と、この穿孔部がワークピースを穿孔した後
に、ワークピースを剪断するための一対のカッター部と
が設けられている。
以下で詳細に説明される。この発明の構造および作用の
組織および手法は、それらの目的および利点と共に、添
付された図面に関連してなされる以下の説明を参照する
ことによって、最も良く理解される。図面において、同
様の参照符号は、同様の要素を示している。
て受け入れ可能であるが、特定の実施形態が、図面に示
され、ここに詳細に説明される。但し、この開示は、発
明の原理の例示として考えられるべきであって、この発
明を、説明されるものに限定することを意図したもので
はない、と理解されるべきである。
施形態のノックアウトパンチ100は、図1−5に示さ
れている。第2実施形態のノックアウトパンチ300
は、図6に示されている。第3実施形態のノックアウト
パンチ500は、図7に示されている。第4実施形態の
ノックアウトパンチ600は、図8−11に示されてい
る。同様の要素は、第1実施形態では100および20
0台の参照符号で、第2実施形態では300および40
0台の参照符号で、第3実施形態では500および60
0台の参照符号で、第4実施形態では700および80
0台の参照符号で示されている。
れぞれは、一般に電気機器のキャビネットを形成するた
めに使用される10ゲージ、304型ステンレス鋼のよ
うなワークピース(図示せず)に穴を開けるために有用
である。パンチ100,300,500,700は、従
来から周知のダイ(図示せず)と、同様に従来から周知
の引き抜きスタッド(図示せず)と共に使用される。引
き抜きスタッドの第1の端部は、一般的には、パンチド
ライバー(図示せず)のピストン(ラム)(図示せず)
に螺合される。引き抜きスタッドの第2の端部は、ダイ
を介して、かつワークピースに設けられた案内穴(図示
せず)を介して挿入される。引き抜きスタッドは、案内
穴の円周よりも小さい円周を有する。パンチ100,3
00,500,700は、ワークピースの、ダイおよび
水圧式パンチドライバーとは反対側において、引き抜き
スタッドの第2の端部に螺合される。
は、オペレータによって作動される。水圧式パンチドラ
イバーのハンドポンプが作動されると、水圧流体によっ
て、ピストンが引き抜きスタッドを引き込む。すると、
引き抜きスタッドは、電気機器のキャビネットを介し
て、パンチ100,300,500,700をダイの中
に引き込み、この結果、所望の穴寸法がパンチされる。
100に注目する。このパンチ100は、概ね円筒形の
パンチ本体102と、軸方向に貫介して延びた通路10
4を有するパンチ面108とを備える。通路104の壁
106は、一般的にはねじ切りされ、そして引き抜きス
タッドのねじ切りされた端部を通常の手法で螺合可能に
受け入れる。作用面108は、新規な構成を有する。こ
れは、傾斜した表面と、パンチ100、引き抜きスタッ
ドおよびダイを心出しするための関連したカッターエッ
ジおよび表面とからなり、集合的にパンチアセンブリと
呼ばれる。これは、案内穴と共に、ワークピースをパン
チングし、そしてワークピースから除去されるべきスラ
グを分割するものである。
面110,112のそれぞれを、図5に示すように、作
用面108の直径に対応する線Dの互いに逆側に有す
る。傾斜した平坦な表面110,112はそれぞれ、パ
ンチ本体102から逆方向に角度αで上向きに傾斜して
いる。傾斜した平坦な表面110,112は、図5に示
される上面図で見たときに、作用面108周辺の大部分
の回りに外側カッターエッジ114,116を形成する
外周または周辺エッジを有する。
いて作用面108を横切る線Dに対して平行で、そこか
ら離れて設けられた内側端部118a,118bを有す
る。内側端部118aと内側端部118bは、通路10
4の互いに逆側に配置されている。傾斜した平坦な表面
112は、上面図において作用面108を横切る線Dに
対して平行で、そこから離れて設けられた内側端部12
0a,120bを有する。内側端部120aと内側端部
120bは、通路104の互いに逆側に配置されてい
る。
18bが内側端部118aよりも高く配置されように、
内側端部118aから内側端部118bまで角度αで傾
斜している。傾斜した平坦な表面112は、内側端部1
20aが内側端部120bよりも高く配置されように、
内側端部120bから内側端部120aまで角度αで傾
斜している。内側端部118a,120bは同じ高さに
配置され、また内側端部118b,120aは同じ高さ
に配置されている。
0aと通路104の間に延長部材122を有する。同様
に、作用面108は、内側端部118b,120bと通
路104の間に延長部材124を有する。
表面128と、外周表面126と内表面128と間を内
側エッジ118aから垂直に延びた第1の側面130
と、外周表面126と内表面128と間を内側エッジ1
20aから垂直に延びた第2の側面132とを有する。
ッジ134,136によって規定される。第1の外周エ
ッジ134は、内側エッジ118aの外側端部から、内
側エッジ118a及び内側エッジ120aの双方よりも
高い高さの点138まで、垂直に延びている。第2の外
周エッジ136は、点138から内側エッジ120aの
外側端部まで、下向きにテーパ付けされている。
側エッジ140,142,144によって規定される。
第1の内側エッジ140は、内側エッジ118aの内側
端部から第2の内側エッジ142の第1端部まで、垂直
に延びている。第3の内側エッジ144は、内側エッジ
120aの内側端部から、第2の内側エッジ142の第
2端部まで、垂直に延びている。第2の内側エッジ14
2は、点138よりも高い高さに配置されており、好ま
しくは、点138よりも約1/16インチ高い高さに配
置されている。内表面128は、通路104の壁106
の延長部であり、それ故に、通路104の壁106のよ
うに湾曲されている。このようにして、第2の内側エッ
ジ142は、湾曲されている。
2から外側エッジ148まで、外周表面126に向けて
水平に延びた第1の上面146を有する。第1の上面1
46は、概ね湾曲しており、それ故に、外側エッジ14
8もまた概ね湾曲している。第1の上面146はさら
に、第1の側部エッジ150と、第2の側部エッジ15
2とを有する。第1の側部エッジ150は、また第1の
側面130のエッジである。第2の側部エッジ152
は、また第2の側面132のエッジである。
外側エッジ156まで、外周表面126に向けて下向き
かつ外向きにテーパ付けされた第2の上面154を有す
る。第2の上面154は、概ね湾曲しており、それ故
に、外側エッジ156もまた概ね湾曲している。第2の
上面154は、さらに第1の側部エッジ158と、第2
の側部エッジ160とを有する。第1の側部エッジ15
8は、また第1の側面130のエッジである。第2の側
部エッジ160は、また第2の側面132のエッジであ
る。
内表面128は、結合して延長部材122のテーパ付け
された突起161を形成する。
外側エッジ164まで、外周表面126に向けて水平に
延びた第3の上面162を有する。外側エッジ164
は、概ね湾曲している。第3の上面162は、さらに第
1の側部エッジ166と、第2の側部エッジ168とを
有する。第1の側部エッジ166は、また第1の側面1
30のエッジである。第2の側部エッジ168は、また
第2の側面132のエッジである。
ジ164まで、内表面128に向けて下向きかつ内向き
にテーパ付けされた第4の上面170を有する。第4の
上面170は、通路104の中心を通る軸線Lに対して
下向きに角度βでテーパ付けされている。第4の上面1
70は、さらに第1の側部エッジ172と、第2の側部
エッジ174とを有する。第1の側部エッジ172は、
また第1の側面130のエッジである。
78まで、内側エッジ120aに向けて下向きにテーパ
付けされた第5の上面176を有する。エッジ178は
また、第2の側面132のエッジでもある。第2の側部
エッジ174と第2の外周エッジ136は、第5の上面
176の他のエッジである。
周表面126及び点138は、結合して延長部材122
の穿孔部179を形成する。
表面182と、外周表面180と内表面182と間を内
側エッジ120bから垂直に延びる第1の側面184
と、外周表面180と内表面182と間を内側エッジ1
18bから垂直に延びる第2の側面186とを有する。
ッジ188,190によって規定される。第1の外周エ
ッジ188は、内側エッジ120bの外側端部から、内
側エッジ120b及び内側エッジ118bの双方よりも
高い高さの点192まで、垂直に延びている。第2の外
周エッジ190は、点192から内側エッジ118bの
外側端部まで、下向きにテーパ付けされている。
側エッジ194,196,198によって規定される。
第1の内側エッジ194は、内側エッジ120bの内側
端部から第2の内側エッジ196の第1端部まで、垂直
に延びている。第3の内側エッジ198は、内側エッジ
118bの内側端部から第2の内側エッジ196の第2
端部まで、垂直に延びている。第2の内側エッジ196
は、点192よりも高い高さに配置されており、好まし
くは、点192よりも約1/16インチ高い高さに配置
されている。内表面182は、通路104の壁106の
延長部であり、それ故に、通路104の壁106のよう
に湾曲されている。このようにして、第2の内側エッジ
196は、湾曲されている。
6から外側エッジ202まで、外周表面180に向けて
水平に延びる第1の上面200を有する。第1の上面2
00は、概ね湾曲しており、それ故に、外側エッジ20
2もまた概ね湾曲している。第1の上面200はさら
に、第1の側部エッジ204と、第2の側部エッジ20
6とを有する。第1の側部エッジ204は、また第1の
側面184のエッジである。第2の側部エッジ206
は、また第2の側面186のエッジである。
外側エッジ210まで、外周表面180に向けて下向き
かつ外向きにテーパ付けされた第2の上面208を有す
る。第2の上面208は、概ね湾曲しており、それ故
に、外側エッジ210もまた概ね湾曲している。第2の
上面208はさらに、第1の側部エッジ212と、第2
の側部エッジ214とを有する。第1の側部エッジ21
2は、また第1の側面184のエッジである。第2の側
部エッジ214は、また第2の側面186のエッジであ
る。
内表面182は、結合して延長部材124のテーパ付け
された突起215を形成する。
外側エッジ218まで、外周表面180に向けて水平に
延びる第3の上面216を有する。外側エッジ218
は、概ね湾曲している。第3の上面216は、さらに第
1の側部エッジ220と、第2の側部エッジ222とを
有する。第1の側部エッジ220は、また第1の側面1
84のエッジである。第2の側部エッジ222は、また
第2の側面186のエッジである。
ジ218まで、内表面182に向けて下向きかつ内向き
にテーパ付けされた第4の上面224を有する。第4の
上面224は、軸線Lに対して下向きに角度βでテーパ
付けされている。第4の上面224は、さらに第1の側
部エッジ226と、第2の側部エッジ228とを有す
る。第1の側部エッジ226は、また第1の側面184
のエッジである。
32まで、内側エッジ118bに向けて下向きにテーパ
付けされた第5の上面230を有する。エッジ232
は、また第2の側面186のエッジである。第2の側部
エッジ228と第2の外周エッジ190は、第5の上面
230の他のエッジである。
周表面180及び点190は、結合して延長部材124
の穿孔部233を形成する。
に逆向きではあるが、同じであることが好ましい。
ように、オペレータは、引き抜きスタッドの第1の端部
をパンチドライバーのピストンに螺合する。引き抜きス
タッドの第2の端部は、ダイを介して、かつワークピー
スに設けられた案内穴を介して挿入される。引き抜きス
タッドは、案内穴の円周よりも小さい円周を有する。パ
ンチ100は、ワークピースの、ダイおよび水圧式パン
チドライバーとは反対側において、引き抜きスタッドの
第2の端部に取り付けられる。パンチ100の、ねじ切
りされた壁106を有する通路104内に、引き抜きス
タッドの第2の端部を螺合させることによって、パンチ
100は、引き抜きスタッドに取り付けられる。
は、パンチ100とダイがワークピースに密着し、そし
て引き抜きスタッドに隣接して配置されたテーパ付き突
起161,215が案内穴に入り、さらにパンチ10
0、引き抜きスタッド及びダイが案内穴で心出しされる
まで、引き抜きスタッドに対してパンチ100を回転す
る。オペレータは、またパンチ100とダイがワークピ
ースに密着するまで、水圧式パンチドライバーを作動さ
せることもできる。
入って、パンチ100を心出しした後に、オペレータ
は、水圧式パンチドライバーのハンドポンプを作動させ
る。この結果、水圧式流体は、ピストンを付勢して、引
き抜きスタッドを引き込む。すると、引き抜きスタッド
は、パンチ100を引き込む。この結果、点138,1
92は、ワークピースを穿孔し、ワークピースは、第4
及び第5の上面170,176;224,230に沿っ
てカットされる。
0,176;224,230に沿ってカットされ、かつ
点138,192がワークピースを完全に通過すると、
傾斜した平坦な表面110,112は、ワークピースを
剪断して、作用面108の直径と等しい直径の穴(これ
は、案内穴の直径よりは大きい)を形成する。点13
8,192がワークピースを穿孔するにつれて、スラグ
(図示せず)の横方向切断または分割が開始される。こ
れは、スラグの周辺部(作用面108の直径によって規
定される)からスラグの中心部(ワークピースを貫通す
る案内穴によって規定される)に向けて行われるもの
で、傾斜した平坦な表面110,112の外側エッジ1
14,116によってスラグの周辺部の有意な部分がカ
ットされる前に行われる。スラグの横方向分割は、更に
貫通しながら続き、そして外側カッターエッジ114,
116がスラグの周辺部の一部のカットを開始する前
に、ほぼ完了することが好ましい。スラグの周辺部全体
は、このようにしてカットされ、スラグは、引き抜きス
タッド及びダイから容易に取り除かれるように、2つの
部分に分割される。
較すると、パンチ100とワークピースとの間の接触面
積を減少することによって、初期穿孔力を低減してい
る。2点138,192は、急勾配のテーパを有し、か
つ十分に高い。この結果、傾斜した平坦な表面110,
112が穴の剪断を開始する前に、点138,192
は、ワークピースを完全に通過している。従来のパンチ
では、これらの点が完全にワークピースを通過する前
に、パンチは、ワークピースの大部分の長さに作用す
る。
に初期的に穿孔するために使用される点138,192
を除いて、パンチング周期を介して一定の剪断角を維持
する。従来のパンチは、典型的には、パンチング周期の
終端で、上昇されたパンチング力を有する。1つの従来
のパンチにおいては、パンチが4本の線を同時に剪断す
ること、およびパンチ面の角度がパンチング周期の終端
でゼロに減るため、パンチング力が高い。もう1つの従
来のパンチにおいては、パンチの傾斜した平坦な表面が
「v」字型に形成され、パンチ面の角度がパンチング周
期の終端に向けてゼロに減るに従って、パンチが4本の
線を同時に剪断する。
が標準的な切削ツールで加工できる平坦な表面だけを有
しているから、有利である。従来のパンチとは異なり、
注文製作されたツールやブローチが必要とされない。
示された角度βよりも大きいパンチ300の第2実施形
態を示している。図7は、角度β(図示せず)が第2実
施形態の角度βよりも大きいパンチ500の第3実施形
態を示している。大きい角度βを有する第2および第3
実施形態のパンチ300,500の説明は、パンチ30
0,500の残りの部分が、寸法に関する点を除けば、
パンチ100と同じだから、ここでは行わない。
の第4実施形態に注目する。このパンチ700は、概ね
円筒形のパンチ本体702と、軸方向に貫介して延びた
通路704を有する作用面708とを備える。通路70
4の壁(図示せず)は、一般的にはねじ切りされ、そし
て引き抜きスタッドのねじ切りされた端部を、通常の手
法で螺合可能に受け入れる。作用面708は、傾斜した
表面および関連したカッターエッジからなる構成を有す
る。インサート840は、作用面708から延びてお
り、恒久的に対向穴(図示せず)内に締結され、そして
パンチ700がワークピースをパンチングすることに先
行して、パンチ700、引き抜きスタッド及びダイを案
内穴で心出しすることに使用される。
応する線Dの互いに反対側に、一対の傾斜した平坦な表
面710,712のそれぞれを有する。傾斜した平坦な
表面710,712はそれぞれ、概ね三日月型に形成さ
れている。この結果、傾斜した平坦な表面710,71
2の外周エッジ714,716は凸状となり、その内側
エッジ824,844は凹状となる。外周、すなわち周
辺エッジ714,716は、図11に示された上面で見
たときに、作用面708の周辺の大部分の回りで、外側
カッターエッジ714,716として作用する。傾斜し
た平坦な表面710,712は、外側カッターエッジ7
14,716から、傾斜した平坦な表面710,712
の内側エッジ842,844まで、上向きに傾斜してい
る。
46と第2端部848を有する。傾斜した平坦な表面7
12は、第1端部850と第2端部852を有する。傾
斜した平坦な表面710の第1及び第2端部846,8
48は、傾斜した平坦な表面712の第1及び第2端部
850,852と同じ高さに配置される。傾斜した平坦
な表面710,712の第1及び第2端部846,84
8;850,852は、傾斜した平坦な表面710,7
12の内側エッジ842,844の中間部854,85
6よりも高い高さに配置される。これら中間部は、傾斜
した平坦な表面710,712の外側エッジ714,7
16の中間部858,860よりも高い高さに配置され
る。内側エッジ842,844の中間部854,856
は、通路704の壁にその対向穴で接する。
6は、点738において、傾斜した平坦な表面712の
第2端部852に接続されている。傾斜した平坦な表面
710の第2端部848は、点792において、傾斜し
た平坦な表面712の第1端部850に接続されてい
る。
2,864を有する。上面862は、点738から通路
704の壁の対向穴の部分まで延びている。この結果、
上面862は、傾斜した平坦な表面710の内側エッジ
842とは点738からその中間部854まで、傾斜し
た平坦な表面712の内側エッジ844とは点738か
らその中間部856まで、そして通路704の壁とは対
向穴の部分で接している。上面864は、点792から
通路704の壁の対向穴の部分まで延びている。この結
果、上面864は、傾斜した平坦な表面710の内側エ
ッジ842とは点792からその中間部854まで、傾
斜した平坦な表面712の内側エッジ844とは点79
2からその中間部856まで、そして通路704の壁と
は対向穴で接している。
あり、またそこを通る開口866を有している。このイ
ンサート840は、圧着、溶接、ねじ込み、ボルト止め
によって、あるいは他の好ましい手段によって、パンチ
700の対向穴中に恒久的に締結されることが可能であ
る。インサート840は、対向穴からその上面868ま
で上向きに延びている。インサート840の上面868
は、点738,792よりも約1/16インチ高い高さ
に配置されていることが好ましい。インサート840の
上面868は、さらにインサート840の内径IDから
インサート840の外径ODまで、面取りされたエッジ
870を有する。面取りされたエッジ870は、約30
°〜45°の範囲で、下向きかつ外向きに傾斜している
ことが好ましい。インサート840の内径IDは、必要
に応じて引き抜きスタッドがインサート840の開口8
42内へ螺入できるように、パンチ700の通路704
と同じ直径であることが好ましい。
ように、オペレータは、引き抜きスタッドの第1の端部
をパンチドライバーのピストンに螺合する。引き抜きス
タッドの第2の端部は、ダイを介して、かつワークピー
スに設けられた案内穴を介して挿入される。引き抜きス
タッドは、案内穴の円周よりも小さい円周を有する。パ
ンチ700は、ワークピースの、ダイおよび水圧式パン
チドライバーとは反対側において、引き抜きスタッドの
第2の端部に取り付けられる。パンチ700の、ねじ切
りされた壁を有する通路704内に、引き抜きスタッド
の第2の端部を螺合させることによって、パンチ700
は、引き抜きスタッドに取り付けられる。引き抜きスタ
ッドは、インサート840を介して延びている。
は、パンチ700とダイがワークピースに密着し、そし
て引き抜きスタッドに隣接して配置されたインサート8
40の上面868の面取りされたエッジ870が案内穴
に入り、さらにパンチ700、引き抜きスタッド及びダ
イが案内穴で心出しされるまで、引き抜きスタッドに対
してパンチ700を回転する。オペレータは、またパン
チ700とダイがワークピースに密着するまで、水圧式
パンチドライバーを作動させることもできる。
チ700、引き抜きスタッド及びダイを案内穴で心出し
した後に、オペレータは、水圧式パンチドライバーのハ
ンドポンプを作動させる。この結果、水圧式流体は、ピ
ストンを付勢して、引き抜きスタッドを引き込む。する
と、引き抜きスタッドは、パンチ700を引き込む。こ
の結果、点738,792は、ワークピースを穿孔す
る。傾斜した平坦な表面110,112は、ワークピー
スの剪断を開始して、案内穴の直径より大きい直径の穴
を形成する。この穴が形成される部分のワークピースか
らスラグが生成される。このスラグは、カッター表面の
構成に応じて分割される。
クピースを剪断する前にワークピースを穿孔する点13
8,192は、必要なパンチング力を最小化する。
内穴の直径より大きい直径Dを有する穴を形成できる限
り、カッター表面の構成は、この実施形態にとって重要
ではない。
明されたが、当業者は、前述した説明の精神と範囲を逸
脱することなく、種々の変形例を工夫できるものと予測
される。
態の斜視図である。
きを変えた第1実施形態のパンチの立側面図である。
向きを変えた第1実施形態のパンチの立側面図である。
図である。
態の斜視図である。
態の斜視図である。
態の斜視図である。
向きを変えた第4実施形態のパンチの立側面図である。
面図である。
79,433;510,512,579,633;71
0,712,738,792 カッター手段16 1,215;361,415;561,615;840
心出手段 161,215;361,415;561,615 1
及び第2の突起 840 インサート部材。
Claims (3)
- 【請求項1】 貫通した案内穴を有するワークピースに
穴をカットするためのパンチ(100,300,50
0,700)であって、パンチ本体(102,302,
502,702)と、 ワークピースをカットするためのカッター手段(11
0,112,179,233;310,312,37
9,433;510,512,579,633;71
0,712,738,792)と、 前記パンチ本体(102,302,502,702)を
ワークピースの開口で心出しするための心出手段(16
1,215;361,415;561,615;84
0)とを備え、 前記カッター手段(110,112,179,233;
310,312,379,433;510,512,5
79,633;710,712,738,792)は、
前記パンチ本体(102,302,502,702)か
ら所定の距離だけ延び、 前記心出手段(161,215;361,415;56
1,615;840)は、前記パンチ本体(102,3
02,502,702)から所定の距離だけ延び、 前記心出手段(161,215;361,415;56
1,615;840)は、前記パンチ本体(102,3
02,502,702)から、前記カッター手段(11
0,112,179,233;310,312,37
9,433;510,512,579,633;71
0,712,738,792)よりも大きな距離延び、
これにより、前記心出手段(161,215;361,
415;561,615;840)は、前記カッター手
段(110,112,179,233;310,31
2,379,433;510,512,579,63
3;710,712,738,792)がワークピース
をカットすることに先行して、ワークピースの案内穴に
入ることを特徴とするパンチ(100,300,50
0,700)。 - 【請求項2】 前記心出手段(840)は、前記パンチ
本体(702)に取り付けられるインサート部材(84
0)を備え、前記パンチ本体(702)は、そこを貫通
した軸穴(704)を有し、前記インサート部材(84
0)は、前記パンチ本体(702)の前記軸穴(70
4)内に位置決めされていることを特徴とする請求項1
に記載のパンチ(700)。 - 【請求項3】 前記心出手段(161,215;36
1,415;561,615)は、互いに反対側に配置
された第1及び第2の突起(161,215;361,
415;561,615)を有し、前記パンチ本体(1
02,302,502)は、そこを貫通した軸穴(10
4,304,504)を有し、前記第1及び第2の突起
(161,215;361,415;561,615)
は、前記パンチ本体(102,302,502)の前記
軸穴(104,304,504)に隣接して配置されて
いることを特徴とする請求項1に記載のパンチ(10
0,300,500)。
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