JP2009113051A - 孔開けパンチ - Google Patents

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Abstract

【課題】ばりの発生を抑制し、寸法精度の高い多角形孔を簡便に穿孔する。
【解決手段】孔開けパンチ10は、四角受孔16を備えるダイス面12aに配置された板金14に対して、四角孔14aを開ける。孔開けパンチ10は、断面が四角受孔16に対応した形状で、各角部20が円弧状の柱部22と、先端面24の略中央に設けられた錐状の鋭利な突起26と、先端面24の各角部20に対応して設けられた曲面状の膨出部30とを有する。膨出部30は、突起26よりも低い。これにより、突起26が板金14に突き刺さって固定され、周囲の板を引き込むように作用するが、やがて膨出部30が板金14に当接することから、該膨出部30に当接した箇所が引き込まれ、全周にわたってバランスよく引き込まれる。
【選択図】図1

Description

本発明は、多角形受孔を備えるダイス面に配置された板に対して、該多角形受孔に対応した多角形の孔を開ける孔開けパンチに関する。
板金からなる自動車のボディには、内装品を固定する等の目的で多数の小孔が設けられている。これらの小孔は、ダイス及びプレスを用い簡便に穿孔することができる。
ダイス及びプレスを用いて板金に穿孔する場合、ばりの発生を抑制し、正確な形状にするためには、ダイスとプレスの相対的な位置決めが精度よくなされていることが必要とされているが、自動車のボディのような複雑な形状のワークに対しては、このような位置決めが難しい。
そこで、特許文献1、特許文献2及び特許文献3記載のプレスでは、先端にワークを突き破るこのとできる1〜N個の鋭利な突起を設けるとともに、外周角部に丸みを付けたパンチを用いている。このようなパンチによれば、最初に鋭利な突起がワークに突き刺さってその位置は固定され、ワークのうちダイスの孔に対応する部分は、パンチの突起によって全周が引き込まれて、ばりが少なく、寸法精度の高い丸孔が得られる。
特開2002−153920号公報 特開2005−262263号公報 国際公開第2004/096464号パンフレット
板金からなる自動車のボディには、部品の向きを規定することができるように、丸孔だけではなく多角形(例えば、四角形)を設けるとよい。前記の特許文献1〜3で用いているパンチは、丸孔を穿孔することを前提としており、多角形孔には適用されていない。
本願発明者は、多角形受孔に対して特許文献1〜3のパンチが適用可能であるかシミュレーションを行った。つまり、ダイスに四角受孔を設けるとともに、パンチ側面は対応した四角柱とし、パンチ先端中央に突起を設けるとともに、先端周辺部に丸みを持たせて、板金に穿孔するという条件で、各部の応力や伸びを解析した。その結果、四角形の辺のうち、先端突起に近い箇所は応力が大きくなり、先端突起から遠い角部は応力が小さく、アンバランスな状態となり、実際に穿孔を行うと相当のばりが発生することが予想される。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、ばりの発生を抑制し、寸法精度の高い多角形孔を簡便に穿孔することのできる孔開けパンチを提供することを目的とする。
本発明に係る孔開けパンチは、多角形受孔を備えるダイスのダイス面に配置された板に対して、前記多角形受孔に対応した多角形孔を開ける孔開けパンチであって、断面が前記多角形受孔に対応した多角形で、各角部が円弧状の柱部と、先端面の略中央に設けられた錐状の鋭利な突起と、前記先端面の多角形の各角部に対応して設けられた曲面状の膨出部とを有することを特徴とする。
このように、先端面の略中央に錐状の鋭利な突起を設けるとともに、前記先端面の多角形の各角部に対応して曲面状の膨出部を設けることにより、突起が板に突き刺さって固定され、周囲の板を引き込むように作用するが、やがて膨出部が板に当接することから、該膨出部に当接した箇所が優先的に押圧されることになる。したがって、多角形の角部も、辺の中央部とともにバランスよく引き込まれて、全周にわたって適切な破断が発生し、ばりが少なく、寸法精度の高い多角形孔が得られる。
この場合、前記膨出部は、前記突起よりも低いと、突起がより確実に板に突き刺さり、周辺の板を引き込むことができる。
前記柱部における角部の曲率半径は、前記ダイスにおける前記多角形受孔の角部の曲率半径から、柱部の側面と多角形受孔と面との隙間寸法を引いた値以上であると、柱部の角部に過大な集中応力が発生することを抑制できる。
前記多角形は、四角形としてもよい。
前記多角形が長方形である場合、短辺における2つの膨出部の間の谷部の深さを長辺における2つの膨出部の間の谷部の深さよりも浅くしてもよく、短辺側の側面における窪み量を長辺における側面の窪み量よりも小さくしてもよい。これにより、押圧タイミング差が調整されてバランスのよい加工が可能となる。
本発明に係る孔開けパンチによれば、先端面の略中央に錐状の鋭利な突起を設けるとともに、前記先端面の多角形の各角部に対応して曲面状の膨出部を設けることにより、突起が板に突き刺さって固定され、周囲の板を引き込むように作用するが、やがて膨出部が板に当接することから、該膨出部に当接した箇所が優先的に押圧されることになる。したがって、多角形の角部も、辺の中央部とともにバランスよく引き込まれて、全周にわたって適切な破断が発生し、ばりが少なく、寸法精度の高い多角形孔が得られる。
孔開けパンチはダイスの多角形受孔に対して、多少の芯ずれが許容され、簡便な穿孔が可能となる。
以下、本発明に係る孔開けパンチについて実施の形態を挙げ、添付の図1〜図13を参照しながら説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係る孔開けパンチ10は、対応するダイス12とともに用いられ、板金14に四角孔(多角形孔)を穿孔するために用いられる。以下、説明の便宜上、図1のX1方向を下方、X2方向を上方とする。
ダイス12は四角受孔(多角形受孔)16を備えており、所定の厚みと強度を有し、ダイス面12aに板金14が配置される。板金14は、例えば、車両のボディを構成する薄い金属板である。図1では、理解を容易にするため、板金14はダイス面12aよりも小さくしているが、板金14の面積はダイス面12aに制限されない。板金14は、ダイス12に対して適当な固定手段で固定してもよい。
四角受孔16は、少なくとも開口部が四角形(正方形、又は長方形)の孔である。四角受孔16の形状は幾何学的な厳密な意味で直角の四隅を有するのではなく、設計条件により該四隅は適度に小さい曲率半径R1(図4参照)の円弧状に形成されている。四辺は、厳密に直線である必要はなく、多少湾曲していてもよい。四角受孔16は、台形、平行四辺形、三角形又は六角形等の多角形孔であってもよい。四角受孔16は、設計条件により貫通孔にし、又は有底にすることができる。
図2及び図3に示すように、孔開けパンチ10は、柱部22と、先端面24の略中央に設けられた錐状の鋭利な突起26と、先端面24の四角形の各角部20に対応して設けられた曲面状の4つの膨出部30とを有する。柱部22の四隅の角部20は曲率半径R2(図4参照)の円弧状となっている。4つの膨出部は30は突起26を中心とした対称形状である。各膨出部30の頂部30aは、下面視で、角部20に近い箇所に設けられており、突起26よりは低い。膨出部30はシャープな角がなく、滑らかな曲面形状であって、頂部30aの周辺は略球面で、外側は急な傾斜面であり、内側は緩やかな傾斜面となっている。4つの膨出部30はそれぞれ同じ高さである。
隣接する膨出部30同士は滑らかな谷部34を形成する。突起26は、板金14に対して突き刺すことができる程度に十分鋭利である。孔開けパンチ10は、適度に硬い鋼材で形成されている。
図4に示すように、断面形状では、孔開けパンチ10は、四角受孔16よりも多少小さく、該四角受孔16に挿入可能である。孔開けパンチ10と四角受孔16との四方の隙間(隙間寸法)tは、例えば、板金14の厚みと同じかそれよりも大きく設定され、0.3mm〜2.0mm程度である。
次に、このように構成される孔開けパンチ10及びダイス12を用いて板金14に四角孔14aを穿孔する作用について説明する。
先ず、所定の手段により板金14をダイス12のダイス面12aに配置する。これは、板金14とダイス12との相対的な位置関係を規定するのであって、板金14を固定しておき、ダイス12を板金14の所定の位置合わせて配置してもよいことはもちろんである。この後、四角受孔16に対して軸心が略一致するように孔開けパンチ10の位置を設定する。
次に、図5に示すように、所定の押圧手段によって孔開けパンチ10を四角受孔16に向かって移動させる。このとき、先ず最初に突起26が板金14の表面に当接して突き刺ささり、板金14は少なくともこの箇所では突起26に対して相対的位置が固定される。突起26は、下方に向かって押し下げられることから、周囲の板金14を下方に向かって引き込むように作用するが、該突起26は鋭利であることから、この時点では突き刺さって形成された穿刺孔40が次第に広がるように作用し、板金14を引き込む力は比較的弱く、特に突起26から比較的遠い角部20に対しては板金14を引き込む力が相当に弱い。
図6に示すように、さらに孔開けパンチ10を押圧すると、今度は4つの膨出部30の各頂部30aが板金14に当接して押圧する。膨出部30は滑らかな曲面形状であることから、板金14に突き刺さったり又は剪断することはなく、当接箇所を下方に向かって押し込むことになる。
この時点では、谷部34は板金14に当接してなく、4つの膨出部30が先行的に板金14を押圧する。膨出部30は角部20に近い箇所に設けられていることから、板金14における四角受孔16の角部17に適度な応力が発生する。
図7に示すように、孔開けパンチ10をさらに押し込むと、谷部34が板金14に当接して(図7は、谷部34が板金14に当接する直前の状態を示す。)、この部分を下方に押し下げる。これにより、板金14は、四角受孔16の全周にわたって略均等に引っ張り応力が発生することになる。つまり、応力が小さくなりやすい角部20の周辺に対して膨出部30が先行的に当接及び押圧しているので、応力が小さくなることを補償し、全周にわたって略等しい応力が発生するのである。
図8に示すように、孔開けパンチ10の側面46と四角受孔16との間には適度な幅の隙間tが設けられており、しかも膨出部30(又は谷部34)は滑らかな曲面形状であることから、孔開けパンチ10を押し込むと、板金14は剪断するのではなく膨出部30(又は谷部34)の面に摺接しながら引き伸ばされる。板金14は引き伸ばされることにより、やがて四角受孔16の縁16aを基準として、破断部52で引きちぎられることになり、四角孔14a(図1参照)が形成される。四角孔14aは、四角受孔16の縁16aに沿って形成されることから寸法精度が高く、ばりも少ない。
図8から明らかなように、孔開けパンチ10は、板金14を剪断するのではなくて押し下げるように作用するのであり、板金14を引き伸ばすことができるのであれば、隙間tの寸法はある程度の誤差が許容される。したがって、孔開けパンチ10はダイス12の四角受孔16に対して、ある程度の芯ずれが許容され、簡便な穿孔が可能となる。
孔開けパンチ10がダイス12の四角受孔16に対して、多少の芯ずれを持っていても、板金14は、孔開けパンチ10の突起26が突き刺さっていることから、この穿刺孔40を基準として全周が引き伸ばされるので、芯ずれによる加工精度への影響は十分小さい。例えば、規定の隙間tが1mmの場合、孔開けパンチ10とダイス12との芯ずれがいずれかの方向に0.5mm程度発生しても加工精度への影響はほとんどないと考えられる。
孔開けパンチ10を四角受孔16に対して十分押し込むと、板金14には、該四角受孔16に対応した寸法精度の高い四角孔14aが形成され、孔開けパンチ10によって押し出されたスクラップ片50(図5参照)は四角受孔16を下方に抜け出る。この後、孔開けパンチ10を四角受孔16及び四角孔14aから抜き出し、ダイス12を取り外すことにより穿孔加工が終了する。
このように、本実施の形態に係る孔開けパンチ10によれば、先端面24の略中央に錐状の鋭利な突起26を設けるとともに、先端面24の多角形の各角部20に対応して曲面状の膨出部30を設けることにより、突起26が板金14に突き刺さって固定され、周囲の板を引き込むように作用するが、やがて膨出部30が板金14に当接することから、該膨出部30に当接した箇所が優先的に押圧されることになる。したがって、四角受孔16の角部17の近傍部も、辺の中央部とともにバランスよく引き込まれて、全周にわたって引き伸ばされて適切な破断が発生し、ばりが少なく、寸法精度の高い四角孔14aが得られる。このようにして得られた四角孔14aは、部品の向きを規定して取り付けることができ、自動車のボディ等に好適に適用できる。
次に、曲率半径R1及びR2について説明する。四角受孔16の四隅は、直角になるように曲率半径R1は可及的に小さくすることが望ましいが、R1=0とすると隅に、スクラップ片50として抜け出されない抜け残り肉部が僅かに残留する。従って、曲率半径R1は、板金14が四角受孔16の四隅における縁16a(図8参照)に沿って抜け落ちるように適度に小さく設定する。
曲率半径R2については、設計検討段階では先ずは隙間tに基づいて設定される。隙間tは、基本的には、全周にわたって同一幅とするので、曲率半径R2は、曲率半径R1に基づいて求められる。
例えば、R1=2mm、R2=1mm、t=1mmと設定すると、図4に示すように、曲率半径R1及びR2の中心点が一致する。
一方、図9の仮想線で示すように、例えば、曲率半径R1及び隙間tが、R1=t=1mmの場合には、R2=R1−t=0mmとなってしまい、円弧形状が形成されなくなってこの部分に応力が集中的に発生することになり、穿孔時にこの部分で板金14がちぎれる懸念がある。したがって、曲率半径R2は曲率半径R1と比較してある程度大きくすることが求められる。
これらの条件を総合して勘案すると、(R1−t)≦R2を満たすように設定しておけば(つまり、曲率半径はR2を、曲率半径R1から隙間tを引いた値よりも大きくしておけば)、角部20に過大な集中応力の発生することを相当に抑制できることが理解されよう。この場合の隙間tとは設計値又は全周の平均値であり、パンチ加工時の実際の寸法ではないことはもちろんである。前記の通り、隙間tは、芯ずれによって多少変動するからである。また、後述する窪み量D1及びD2を無視した値である。
孔開けパンチ10とダイス12とは、孔開けパンチ10が四角受孔16に挿入可能なように連結された一体構成であってもよい。
次に、変形例に係る孔開けパンチ10aについて図10〜図13を参照しながら説明する。孔開けパンチ10aは、断面が長さL1の短辺と長さL2の長辺(L1<L2)を有する長方形である。この場合、膨出部30の高さは全て同じであることから、板金14の下に向かう押し下げ量も同一であり、そのままでは短辺の方が長辺よりも変形率が大きくなりアンバランスとなる。つまり、押し下げ量をZとすると、概念的には、短辺では短いL1を基準にしてZ/L1の変形率であるのに対して、長辺では長いL2を基準にしてZ/L2の変形率になるからである。
孔開けパンチ10aでは、このようなアンバランスを補償するために、2つの対策を設けている。
図10に示すように、第1の対策としては、短辺における両端2つの膨出部30の間の谷部34aの深さH1を長辺における両端2つの膨出部30の間の谷部34bの深さH2よりも浅く設定している。深さH1は、短辺における谷部34aの最下部54aから頂部30aまでの高さであり、深さH2は、長辺における谷部34bの最下部54bから頂部30aまでの高さである。これにより、長辺の谷部34bにおける板金14に対する押し下げ量Z2に比べて短辺の谷部34aの押し下げ量Z1は小さくなる。したがって、概念的には、短辺の変形率Z1/L1と長辺の変形率Z2/L2が略等しくなる。したがって、押圧タイミング差が調整されてバランスのよい加工が可能となる。
図11に示すように、第2の対策としては、孔開けパンチ10aの断面上で、短辺側の側面46aにおける窪み量D1を長辺における側面46bの窪み量D2よりも小さく設定している。これにより、長辺側では四角受孔16の縁16aまでの距離も長くなって押し下げ量Z2も大きくなり、短辺側では縁16aまでの距離が短くなって押し下げ量Z1が小さくなる。したがって、第1の対策と同様に、概念的には、短辺の変形率Z1/L1と長辺の変形率Z2/L2が略等しくなる。したがって、押圧タイミング差が調整されてバランスのよい加工が可能となる。
設計条件によっては、第1の対策と第2の対策のいずれか一方だけを適用してもよい。第1の対策と第2の対策の両方を適用する場合、図10に示すように、短辺の最下部54aから四角受孔16の縁16までの斜めの距離S1(≒√(D12+H12))と、長辺の最下部54bから縁16までの斜めの距離S2(≒√(D22+H22))とに基づいて設計検討をするとよい。
図12及び図13には、変形例に係る孔開けパンチ10aで、膨出部30が板金14に当接して押圧する状態及び、谷部が板金14に当接する直前の状態を示すシミュレーション結果による斜視図を示す。
本発明に係る孔開けパンチは、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
本実施の形態に係る孔開けパンチと、板金及びダイスの斜視図である。 孔開けパンチを斜め下方から見た斜視図である。 孔開けパンチの断面側面図である。 孔開けパンチ及びダイスの断面平面図である。 ダイスに対して孔開けパンチを下降させる様子を示す模式図である。 膨出部が板金に当接して押圧する状態を示すシミュレーション結果による斜視図である。 谷部が板金に当接する直前の状態を示すシミュレーション結果による斜視図である。 四角受孔に孔開けパンチが挿入される際の、四角受孔の端部近傍における板金の変形状態を示す解析図である。 ダイスの四角受孔及び孔開けパンチの角部の拡大断面平面図である。 変形例に係る孔開けパンチの斜視図である。 変形例に係る孔開けパンチの断面平面図である。 変形例に係る孔開けパンチで、膨出部が板金に当接して押圧する状態を示すシミュレーション結果による斜視図である。 変形例に係る孔開けパンチで、谷部が板金に当接する直前の状態を示すシミュレーション結果による斜視図である。
符号の説明
10、10a…孔開けパンチ 12…ダイス
12a…ダイス面 14…板金
14a…四角孔 16…四角受孔
16a…縁 17、20…角部
22…柱部 24…先端面
26…突起 30…膨出部
30a…頂部 34、34a、34b…谷部
40…穿刺孔 46、46a、46b…側面

Claims (6)

  1. 多角形受孔を備えるダイスのダイス面に配置された板に対して、前記多角形受孔に対応した多角形孔を開ける孔開けパンチであって、
    断面が前記多角形受孔に対応した多角形で、各角部が円弧状の柱部と、
    先端面の略中央に設けられた錐状の鋭利な突起と、
    前記先端面の多角形の各角部に対応して設けられた曲面状の膨出部と、
    を有することを特徴とする孔開けパンチ。
  2. 請求項1記載の孔開けパンチにおいて、
    前記膨出部は、前記突起よりも低いことを特徴とする孔開けパンチ。
  3. 請求項1又は2記載の孔開けパンチにおいて、
    前記柱部における角部の曲率半径は、前記ダイスにおける前記多角形受孔の角部の曲率半径から、柱部の側面と多角形受孔と面との隙間寸法を引いた値以上であることを特徴とする孔開けパンチ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の孔開けパンチにおいて、
    前記多角形は、四角形であることを特徴とする孔開けパンチ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の孔開けパンチにおいて、
    前記多角形は長方形であって、
    短辺における2つの膨出部の間の谷部の深さを長辺における2つの膨出部の間の谷部の深さよりも浅くすることを特徴とする孔開けパンチ。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の孔開けパンチにおいて、
    前記多角形は長方形であって、
    短辺側の側面における窪み量を長辺における側面の窪み量よりも小さくすることを特徴とする孔開けパンチ。
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