JP2003250901A - X線造影性に優れた医療用チューブ - Google Patents

X線造影性に優れた医療用チューブ

Info

Publication number
JP2003250901A
JP2003250901A JP2002053044A JP2002053044A JP2003250901A JP 2003250901 A JP2003250901 A JP 2003250901A JP 2002053044 A JP2002053044 A JP 2002053044A JP 2002053044 A JP2002053044 A JP 2002053044A JP 2003250901 A JP2003250901 A JP 2003250901A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
thermoplastic elastomer
hardness
shore
medical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002053044A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Tabata
憲一 田畑
Takenari Ozeki
岳成 大関
Yuka Kosakamoto
由香 小坂元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP2002053044A priority Critical patent/JP2003250901A/ja
Publication of JP2003250901A publication Critical patent/JP2003250901A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】熱などに安定であり、長期に渡って耐久性に優
れ、高いX線造影性を有する医療用チューブを得る。 【解決手段】5重量%以上のX線造影剤を含有する熱可
塑性エラストマー組成物からなる2以上のチューブ部材
を一体に接合してなる医療用チューブであって、第1の
チューブ部材がベース熱可塑性エラストマーのショアD
硬度45〜75、かつタングステン系化合物をX線造影
剤とし、第2のチューブ部材がベース熱可塑性エラスト
マーのショアD硬度20〜40またはショアA硬度70
〜90、かつビスマス系化合物をX線造影剤とすること
を特徴とする医療用チューブ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定の熱可塑性エ
ラストマーと特定のX線造影剤からなるチューブ部材を
接合して得られる医療用チューブに関するものであり、
特に血液や体液組織に直接接触する医療用チューブに関
するものである。
【0002】本発明の医療用チューブは、X線透視下で
のカテーテル像が鮮明であり、かつ操作性に優れた医療
用チューブである。
【0003】
【従来の技術】近年、患者負担の軽減すなわち低侵襲化
という観点から、カテーテルのような医療用チューブを
用いた血管の診断、病変の治療が盛んに行われている。
【0004】診断・治療などの手技においては、カテー
テルを複雑な血管系に迅速かつ安全に挿入できる良好な
操作性が求められる。
【0005】さらに、低侵襲化の目的から、カテーテル
の細径化が求められている。とりわけ、一定の内径を保
持しつつより小さな外径の肉薄な医療用チューブが必要
とされている。
【0006】操作性としては、血管内前進時に術者の押
し込む力がカテーテルの基端側から先端側に伝達される
程度としての押込み性、カテーテルの基端側において加
えた回転力(トルク)が先端側に伝達される程度として
のトルク伝達性、複雑な血管内を先行するガイドワイヤ
ーに沿ってスムースに前進できる程度としての追従性、
目的部位までカテーテル先端が到達しガイドワイヤー抜
去後でも血管の湾曲・屈曲した部位においてカテーテル
に折れ曲がりが生じない程度としての耐キンク性、が必
要である。加えて、カテーテル最先端部で血管内壁を損
傷することがなく、高流量の薬液注入時でもカテーテル
チューブが破裂・破断しないといった高い安全性が必要
である。
【0007】押込み性、トルク伝達性を高めるためには
比較的剛性の高い材料が選択されるが、追従性や耐キン
ク性を高めるためには比較的剛性の低い材料が適切であ
る。一方、手技はX線透視下に行われるため、カテーテ
ルの視認性すなわちX線造影性に優れていることが重要
である。カテーテルの細径化の傾向にあって、なお高い
X線造影性を確保するためには、X線不透過性の高いタ
ングステン系やビスマス系の化合物が選択されてきた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、タング
ステン系やビスマス系の化合物と特定の熱可塑性エラス
トマーを混合して作製したX線不透過性のチューブを使
用すると、チューブおよびチューブ接合部の機械特性、
とりわけ引張強度、耐圧強度、耐キンク性が条件により
低下するという問題のあることが分かった。
【0009】本発明の目的は、引張強度、耐圧強度、耐
キンク性の低下がなく、高い操作性と優れたX線造影性
を有する医療用チューブを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の医療用チューブ
は上記目的を達成しようとするものであり、以下の構成
を有する。 (1) 5重量%〜60重量%のX線造影剤を含有する
熱可塑性エラストマー組成物からなる2以上のチューブ
部材を一体に接合してなる医療用チューブであって、第
1のチューブ部材がベース熱可塑性エラストマーのショ
アD硬度45〜75、かつタングステン系化合物をX線
造影剤とし、第2のチューブ部材がベース熱可塑性エラ
ストマーのショアD硬度20〜40またはショアA硬度
70〜90、かつビスマス系化合物をX線造影剤とする
ことを特徴とする医療用チューブ。 (2) 20重量%〜60重量%のX線造影剤を含有す
る熱可塑性エラストマー組成物からなる2以上のチュー
ブ部材を一体に接合してなる医療用チューブであって、
第1のチューブ部材がベース熱可塑性エラストマーの曲
げ弾性率1000〜5000kg/cm2、かつタング
ステン系化合物をX線造影剤とし、第2のチューブ部材
がベース熱可塑性エラストマーの曲げ弾性率50〜95
0kg/cm2、かつビスマス系化合物をX線造影剤と
することを特徴とする医療用チューブ。 (3) 前記第1のチューブ部材を基端側に、前記第2
のチューブ部材を先端側に配置して長手方向に一体に接
合したことを特徴とする(1)または(2)記載の医療
用チューブ。 (4) 前記第2のチューブ部材を最先端部としたこと
を特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載の医療用
チューブ。 (5) 前記熱可塑性エラストマーが構造式(I)で示
されるエーテル成分を含むエラストマーであることを特
徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載の医療用チュ
ーブ。
【0011】−(−R−O−)n− (I) ここにおいて、Rは炭素数2〜6の直鎖アルキル基また
は分岐アルキル基であり、nは1以上の整数を示す。 (6) 前記第1のチューブ部材に使用する熱可塑性エ
ラストマーにおいて、構造式(I)で示されるエーテル
成分がベース熱可塑性エラストマーに占める割合をE1
重量%、前記第2のチューブ部材に使用する熱可塑性エ
ラストマーにおいて、構造式(I)で示されるエーテル
成分がベース熱可塑性エラストマーに占める割合をE2
重量%とすると、E1<E2であることを特徴とする
(5)記載の医療用チューブ。 (7) 前記熱可塑性エラストマーがポリエステルエラ
ストマー、ポリアミドエラストマーおよびポリウレタン
からなる群より選ばれた1以上の樹脂であることを特徴
とする(1)〜(6)のいずれかに記載の医療用チュー
ブ。 (8) 前記熱可塑性エラストマーがポリエステルエラ
ストマーであることを特徴とする(1)〜(6)のいず
れかに記載の医療用チューブ。 (9) 前記熱可塑性エラストマーがポリアミドエラス
トマーであることを特徴とする(1)〜(6)のいずれ
かに記載の医療用チューブ。 (10) 前記熱可塑性エラストマーがポリウレタンで
あることを特徴とする(1)〜(6)のいずれかに記載
の医療用チューブ。 (11) 前記医療用チューブが血管用カテーテルであ
ることを特徴とする(1)〜(10)のいずれかに記載
の医療用チューブ。 (12) 熱可塑性エラストマー組成物からなる2以上
のチューブ部材を一体に接合してなる医療用チューブで
あって、第1のチューブ部材がベース熱可塑性エラスト
マーのショアD硬度45〜75で、かつタングステン系
化合物を含有し、第2のチューブ部材がベース熱可塑性
エラストマーのショアD硬度20〜40またはショアA
硬度70〜90で、かつビスマス系化合物を含有するこ
とを特徴とする医療用チューブ。
【0012】(13) 熱可塑性エラストマー組成物か
らなる2以上のチューブ部材を一体に接合してなる医療
用チューブであって、第1のチューブ部材がベース熱可
塑性エラストマーのショアD硬度45〜75で、かつ5
重量%〜60重量%のタングステン系化合物を含有し、
第2のチューブ部材がベース熱可塑性エラストマーのシ
ョアD硬度20〜40またはショアA硬度70〜90
で、かつ5重量%〜60重量%のビスマス系化合物を含
有することを特徴とする医療用チューブ。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の医療用チューブは、ドレ
ナージ、カニューレ、カテーテルなどの医療用途で診断
や治療に使用されるチューブである以外は特に制限され
るものではないが、特に血管用カテーテルとして有用に
使用される。
【0014】本発明のX線造影剤としては、X線不透過
性を示す材料であれば特に限定されないが、X線不透過
性かつ長期に渡って安定な重金属化合物を挙げることが
できる。具体的には、タングステン系化合物、ビスマス
系化合物、硫酸バリウム、白金、金、銀、タンタルなど
を挙げることができる。
【0015】本発明のタングステン系化合物は特に限定
されるものではないが、具体的には、タングステン、酸
化タングステン、二酸化タングステン、三酸化タングス
テンなどを挙げることができる。平均粒子径が1〜10
0μmの粉末状のものが好ましく用いられる。平均粒子
径が1〜10μmのものが特に好ましい。
【0016】本発明のビスマス系化合物としては特に限
定されるものではないが、三酸化ビスマス、次炭酸ビス
マスを挙げることができる。平均粒子径が1〜100μ
mの粉末状のものが好ましく、平均粒子径が1〜10μ
mのものが特に好ましい。
【0017】本発明のX線造影剤の含有量は、X線造影
剤と樹脂成分の合計量に対するX線造影剤の占める割合
を指す。X線造影剤の含有量は、5重量%〜60重量%
であることが好ましく、20重量%〜60重量%がより
好ましい。X線造影剤の含有量が5重量%未満の場合X
線造影性が低く、安全性の点で劣ことがある。その意味
で、X線含有量は20重量%以上がより好ましい。一
方、X線含有量が60重量%を越えると、X線造影剤と
樹脂の混練・分散性が劣るため、チューブの表面平滑性
が低下したり、チューブの引張り強度が不足したりする
ことがある。本発明の熱可塑性エラストマとしては、熱
可塑性であって、曲げ弾性率5000kg/cm2
下、ショアD硬度20〜75またはショアA硬度70〜
90を有するものであれば特に限定されないが、例えば
「ハイトレル(商標)」(東レ・デュポン社製)、「ペ
ルプレン(商標)」(東洋紡績社製)などのポリエステ
ルエラストマ、「ペバックス(商標)」(アトケム社
製)、「ダイアミド(商標)」(ダイセル・ヒュルス社
製)、「グリロン(商標)」(エムスヘミー社製)、
「グリルアミド(商標)」(エムスヘミー社製)、「グ
リラックス(商標)」(大日本インキ化学工業社製)な
どのポリアミドエラストマ、「ペレセン(商標)」(ダ
ウ・ケミカル社製)、「テコタン(商標)」(サーメデ
ィックス社製)、「テコフレックス(商標)」(サーメ
ディックス社製)、「バイオマー(商標)」(エチコン
社製)、などのポリウレタンエラストマやポリウレンウ
レアエラストマ、その他「ミラクトラン(商標)」(日
本ミラクトラン社製)、「エラストラン(商標)」(武
田バーディシュウレタン社製)、「パンデックス(商
標)」(大日本インキ化学工業社製)、「エステン(商
標)」(BFグッドリッチ社製)、「デスモパン(商
標)」(バイエル社製)を挙げることができる。
【0018】これら熱可塑性エラストマの中で、柔軟性
付与成分であるソフトセグメントとして構造式(I) −(−R−O−)n− (I) (ここにおいて、Rは炭素数2〜6の直鎖アルキル基ま
たは分岐アルキル基であり、nは1以上の整数を示す)
で示されるエーテル成分を含むものが特に好ましく用い
られる。このエーテル成分を含む熱可塑性エラストマ
は、柔軟性、弾力性、および耐圧性や引張強度などの機
械的強度が良好で、X線造影剤入りチューブの材料とし
て多用されている。このような熱可塑性エラストマは、
前記のような優れた特性を有する反面、X線造影剤との
組合わせによりチューブ部材やチューブ部材接合部が劣
化することがある。この劣化のメカニズムは必ずしも明
確ではないが、本発明の医療用チューブまたはチューブ
部材を使用することにより、劣化のないあるいは劣化の
小さい製品が得られることが分かった。
【0019】構造式(1)のエーテル成分を含む熱可塑
性エラストマーとしては、「ハイトレル(商標)」(東
レ・デュポン社製)、「ペルプレン(商標)」(東洋紡
績社製)、「ペバックス(商標)」(アトケム社製)、
「グリロン(商標)」(エムスヘミー社製)、「グリル
アミド(商標)」(エムスヘミー社製)、「グリラック
ス(商標)」(大日本インキ化学工業社製)、「ペレセ
ン(商標)」(ダウ・ケミカル社製)、「テコタン(商
標)」(サーメディックス社製)、「テコフレックス
(商標)」(サーメディックス社製)、「バイオマー
(商標)」(エチコン社製)、「ミラクトラン(商
標)」(日本ミラクトラン社製)、「エラストラン(商
標)」(武田バーディシュウレタン社製)、「パンデッ
クス(商標)」(大日本インキ化学工業社製)、「エス
テン(商標)」(BFグッドリッチ社製)、「デスモパ
ン(商標)」(バイエル社製)などを挙げることができ
る。
【0020】本発明のポリエステルエラストマーとして
は、例えばハードセグメントとソフトセグメントとを含
む共重合体を用いることができる。共重合体は、ランダ
ム共重合体であっても、ブロック共重合体であってもよ
い。ハードセグメントとしては、例えば、ジカルボン酸
と短鎖グリコールとを含む共重合体が挙げられる。ジカ
ルボン酸としては、テレフタル酸、イソフタル酸などが
挙げられる。短鎖グリコールとしては、エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、テトラメチレングリコー
ル、ヘキサメチレングリコールなどが挙げられる。一
方、ソフトセグメントとしては、例えば、ジカルボン酸
と長鎖グリコールとを含む重合体が挙げられる。ジカル
ボン酸としては、テレフタル酸、イソフタル酸などが挙
げられる。長鎖グリコールとしては、ポリエチレングリ
コール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレ
ングリコールなどが挙げられる。
【0021】本発明のポリアミドエラストマとしては、
例えばハードセグメントとソフトセグメントとを含む共
重合体を用いることができる。共重合体は、ランダム共
重合体であっても、ブロック共重合体であってもよい。
ハードセグメントとして直鎖ポリアミドのブロック、ソ
フトセグメントとして直鎖ポリエーテルからなるポリエ
ーテルブロックアミドを挙げることができる。直鎖ポリ
アミドとしては、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン
612、ナイロン11、ナイロン12、ソフトセグメン
トとしては、ポリエチレングリコール、ポリプリピレン
グリコール、ポリテトラメチレングリコールなどを挙げ
ることができる。
【0022】本発明のポリウレタンエラストマとして
は、例えばハードセグメントとソフトセグメントとを含
む共重合体を用いることができる。共重合体は、ランダ
ム共重合体であっても、ブロック共重合体であってもよ
い。ハードセグメントとしては、例えば、ジイソシアネ
ートと短鎖グリコールとを含む共重合体が挙げられる。
ジイソシアネートとしては、例えば、2,4−トリレン
ジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネー
ト、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、ジフェ
ニルメタン−4,4’−ジイソシアネート、水添ジフェ
ニルメタン−4,4’−ジイソシアネート、キシリレン
ジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネー
ト、イソホロンジイソシアネートなどが挙げられる。こ
の中でも、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネー
ト、水添ジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネー
トが好ましい。
【0023】短鎖グリコールとしては、例えば、1,4
−ブチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、
1,3−プロピレングリコール、エチレングリコール、
1,6−ヘキシレングリコール、1,4−ジメチロール
ベンゼン、ビスフェノールAなどが挙げられる。この中
でも、1,4−ブチレングリコールがより好ましい。
【0024】一方、ソフトセグメントとしては、例え
ば、ジイソシアネートと長鎖グリコールとを含む重合
体、長鎖グリコール単独のものが挙げられる。
【0025】ジイソシアネートとしては、、ハードセグ
メントで記載したものと同じものが挙げられる。この中
でも、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、
水添ジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネートが
好ましい。
【0026】長鎖グリコールとしては、例えば、ポリテ
トラメチレンエーテルグリコール、ポリ(オキシプロピ
レン)グリコール、ポリ(エチレンアジペート)グリコ
ール、ポリ(ブチレン−1,4−アジペート)グリコー
ル、ポリ(ヘキサンジオール−1,6−カーボネート)
グリコール、ポリカプロラクトングリコール、ポリ(ジ
エチレングリコールアジペート)グリコール、(ヘキサ
ンジオール−1,6−カーボネート)グリコールなどが
挙げられる。この中でも、ポリテトラメチレンエーテル
グリコールがより好ましい。
【0027】本発明において、曲げ弾性率は、ASTM
D790にしたがって測定した値を指し、ショア硬度
の測定は、ASTM D2240にしたがってデュロメ
ーターで測定した値を指す。ショア硬度は、一種の押込
み硬さであって、所定形状の圧子を用いて、くぼみ深さ
に対応して変化する荷重を試料に負荷し、生じたくぼみ
深さh(mm)から100−40hにより算出される値
を指す。負荷する荷重は、Aタイプ(ショアA硬度)で
は549+75.12×(100−40h)mN、Dタ
イプ(ショアD硬度)では444.83×(100−4
0h)mN)である。試料厚さは6mm以上、試料幅は
25mm以上のものを使用して測定を行う。
【0028】ベース熱可塑性エラストマのショア硬度
は、第1のチューブ部材に使用するベース熱可塑性エラ
ストマのショアD硬度が45〜75であることが好まし
い。また、第2のチューブ部材に使用するベース熱可塑
性エラストマのショアD硬度が20〜40またはショア
A硬度が70〜90であることが好ましい。
【0029】ベース熱可塑性エラストマの曲げ弾性率
は、第1のチューブ部材に使用するベース熱可塑性エラ
ストマの曲げ弾性率が1000〜5000kg/cm2
が好ましい。また、第2のチューブ部材に使用するベー
ス熱可塑性エラストマの曲げ弾性率が50〜950kg
/cm2であることが好ましい。
【0030】ベース熱可塑性エラストマの曲げ弾性率や
ショア硬度を、前述の範囲とし、かつX線造影剤を含有
することにより、押し込み性、トルク伝達性、追従性お
よび耐キンク性をバランスよく両立し、操作性に優れた
医療用チューブまたは医療用チューブ部材として使用す
ることができる。とりわけ、基端部側に比べ先端部側の
チューブ部材が柔軟であること、すなわち低硬度、低弾
性率であることが、高トルク伝達性かつ安全である点か
ら好ましい。また、チューブ部材を接合する場合に、両
部材のショア硬度や曲げ弾性率の差が大きいと、使用時
に血管内でキンク(腰折れ)を起こしやすいが、本発明
の医療用チューブではこのような問題がない。加えて、
本発明の医療用チューブは、X線造影能の高い、タング
ステン系化合物およびビスマス系化合物を使用している
点で視認性が高く、操作する医師にとって体内における
位置確認のしやすい、したがって安全な医療用チューブ
である。さらに、チューブに形状付けを行う目的で加熱
したり、また長期保管した場合であっても、チューブ部
材およびチューブ部材接合部の強度などに低下がなく、
したがって製作初期の押し込み性、トルク伝達性、追従
性、耐キンク性が、保持されうる医療用チューブまたは
医療用チューブ部材として使用することができる。
【0031】本発明の医療用チューブは、例えば、以下
のような方法で製造することができる。
【0032】X線造影剤とベース樹脂またはベース熱可
塑性樹脂の混合は、予め二軸押出機または単軸押出機で
十分に混練する。その後、マンドレル(芯材)上に電線
被覆させて、またはマンドレルなしに中空状に、チュー
ブ部材を形成する。この時、当該チューブ上に重ねて、
もう1層外層を形成してもよい。また、押込み性、トル
ク伝達性、追従性、耐キンク性、耐圧性、引張強度など
を向上させる目的でステンレス線などの金属部材を螺旋
状に形成した層を、前記内層と外層の間に中間層として
設けてもよい。
【0033】チューブ部材の接合は、マンドレル(芯
材)の外周部に第1のチューブ部材と第2のチューブ部
材を隣接して配置し、接合部近辺のみを加熱しチューブ
部材を溶融させて、隣接する領域同士を溶融密着させ
て、一体に接合する。加熱には、ヒーター、ヒーターに
より加熱された熱風、半導体レーザーなどのレーザー光
線などを使用する。さらに、金型や熱収縮チューブを介
して加熱することにより、より寸法精度の高い接合チュ
ーブを得ることができる。
【0034】また、医療用チューブに抗血栓性や易滑性
を付与する目的で、チューブの外面および/または内面
に親水性高分子材料をコーティングしたり、含浸させた
りすることができる。医療用グレードのシリコーンオイ
ルなどを塗布してもよい。
【0035】
【実施例】(実施例1)〜(実施例4)、(比較例1)
〜(比較例12) 直径1.05mmの銀メッキ軟銅線のマンドレル(芯
材)上に、X線造影剤を混練した熱可塑性エラストマ組
成物を電線被覆させ、外径1.36mmのチューブ部材
を形成した。原材料として使用した熱可塑性エラストマ
およびX線造影剤は以下の通り。いずれも、熱可塑性エ
ラストマ60重量%、X線造影剤40重量%の割合で混
練した後、チューブ部材とした。
【0036】熱可塑性エラストマ−1:ポリエステルエ
ラストマー(東洋紡績社製「ペルプレン(商標)」 シ
ョアD硬度55 曲げ弾性率2100kg/cm2) 熱可塑性エラストマ−2:ポリエステルエラストマー
(東洋紡績社製「ペルプレン(商標)」 ショアD硬度
29 曲げ弾性率250kg/cm2) 熱可塑性エラストマ−3:ポリアミドエラストマー(ア
トケム社製「ペバックス(商標)」 ショアD硬度63
曲げ弾性率3500kg/cm2) 熱可塑性エラストマ−4:ポリアミドエラストマー(ア
トケム社製「ペバックス(商標)」 ショアD硬度35
曲げ弾性率300kg/cm2) 熱可塑性エラストマ−5:ポリウレタンエラストマー
(ダウ・ケミカル社製「ペレセン(商標)」 ショアD
硬度64 曲げ弾性率2500kg/cm2) 熱可塑性エラストマ−6:ポリウレタンエラストマー
(ダウ・ケミカル社製「ペレセン(商標)」 ショアA
83硬度 曲げ弾性率200kg/cm2) X線造影剤−1 三酸化ビスマス(江南無機社製 平均
粒子径10μm) X線造影剤−2 タングステン粉末(東京タングステン
社製 平均粒子径5μm) X線造影剤−3 硫酸バリウム(社製 平均粒子径5μ
m) 第1のチューブ部材、第2のチューブ部材として使用し
た熱可塑性エラストマおよびX線造影剤の組合せを表1
に示した。
【0037】
【表1】
【0038】第1のチューブ部材と第2のチューブ部材
の接合は、1.05mmの外径のマンドレル(芯材)の
外周部に両方のチューブ部材を隣接して配置し、フッ素
樹脂製の熱収縮チューブを被せて、両端を固定した状態
で接合部近辺のみを、ヒートガンで均一に加熱し、チュ
ーブ部材を溶融させて、隣接する領域同士を溶融密着さ
せて、一体に接合した。
【0039】接合済みチューブ部材を23℃、50%R
Hの環境下で保管し、1ヶ月後、24ヶ月後に引張強度
試験を行った(n=10)。引張試験は、オリエンテッ
ク社製テンシロンRTC−1210を使用し、チャック
間距離20mm、引張速度100mm/分で破断時の強
度を測定した。1ヶ月後の平均引張強度を100とした
ときの相対平均強度(24ヶ月後)を算出した。結果を
表2に示した。
【0040】接合済みチューブ部材を23℃、50%R
Hの環境下で1ヶ月間保管し、その後、熱風乾燥機で1
30℃にて3時間熱処理後、引張強度試験を行った(n
=10)。熱処理前の平均強度を100としたときの相
対平均強度(熱処理後)を算出した。結果を表2に示し
た。
【0041】引張試験はいずれの場合も、接合部をまた
いで、チューブ部材の基端側、先端側をそれぞれ固定
し、試験を行った。
【0042】
【表2】
【0043】第1のチューブ部材がベース熱可塑性エラ
ストマーのショアD硬度45〜75、曲げ弾性率100
0〜5000kg/cm2かつタングステン系化合物を
X線造影剤とし、第2のチューブ部材がベース熱可塑性
エラストマーのショアD硬度20〜40またはショアA
硬度70〜90、曲げ弾性率50〜950kg/cm2
かつビスマス系化合物をX線造影剤とした場合に、経時
劣化、熱劣化のない接合済み医療用チューブが得られた
ことが分かる。 (実施例5)〜(実施例8)、(比較例13)〜(比較
例14) 実施例1と同様にして、X線造影剤の異なるチューブ部
材を得た。組合せを表3に記載した。これらチューブ部
材のX線造影性を比較する目的で、通常のレントゲン写
真を撮影し)、チューブ部材の視認性を比較した。硫酸
バリウムに比較して、タングステン粉末、三酸化ビスマ
スのX線造影性が非常に優れていることが確認できた。
先端部および先端部近縁における視認性が高いので、医
師にとって血管や臓器を傷付けることがより少ない、安
全性の高い医療用チューブである。X線写真において、
造影性を比較すると、硫酸バリウムを含有するチューブ
部材は黒っぽく見えたのに対して、タングステンを含有
するチューブ部材および三酸化ビスマスを含有するチュ
ーブ部材は白く見えた(X線写真では、X線不透過性の
高いものは白く写る)。
【0044】
【表3】
【0045】(実施例9)直径1.05mmの銀メッキ
軟銅線のマンドレル(芯材)上に、X線造影剤−3を混
練した樹脂−1組成物を電線被覆させ、その上に0.0
3mmφのステンレス線をピッチ4mmで螺旋状に巻き
付け、さらにX線造影剤−3を混練した樹脂−2組成物
を電線被覆させ、外径1.36mmの基端部チューブ部
材を形成した。
【0046】樹脂−1:ナイロン12(ダイセル化学工
業社製「ダイアミド(商標)」) 樹脂−2:ナイロン12とポリアミドエラストマー(ア
トケム社製「ペバックス(商標)」 ショアD硬度6
3)の混合物(混合比90:10重量%) 基端部チューブ部材に、中間部チューブ部材として実施
例2の第1のチューブ部材、先端部チューブ部材として
実施例2の第2のチューブ部材を順次接合した。
【0047】基端部、中間部、先端部の長さはそれぞれ
1000mm、20mm、1mmとした。このようにし
て得られた医療用チューブのX線造影性を実施例1の方
法で調べると、基端部はX線造影性が劣るが、中間部、
先端部はX線造影性が良好で視認性に優れているため、
安全性の高い、操作しやすいカテーテルとして使用でき
ることが分かった。
【0048】
【発明の効果】本発明の医療用チューブは、特定のエラ
ストマーおよび特定のX線造影剤を使用したチューブ部
材を接合して用いることにより、熱などに安定であり、
長期に渡って耐久性に優れ、かつ高いX線造影性を有す
る医療用チューブが得られる。したがって、医療用チュ
ーブ、特にカテーテルなどに好適に使用することができ
る。
フロントページの続き Fターム(参考) 4C077 AA15 DD21 KK21 KK25 KK30 PP07 PP12 PP13 PP14 PP24 4C081 AC08 BB09 CA231 CB011 CF22 CG08 DA03 4C167 AA01 AA03 AA39 BB02 BB03 BB11 BB18 BB40 BB47 CC08 CC29 FF01 GG02 GG05 GG07 GG08 GG21 GG34 GG36 GG37 HH02 HH11

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 5重量%〜60重量%のX線造影剤を含
    有する熱可塑性エラストマー組成物からなる2以上のチ
    ューブ部材を一体に接合してなる医療用チューブであっ
    て、第1のチューブ部材がベース熱可塑性エラストマー
    のショアD硬度45〜75、かつタングステン系化合物
    をX線造影剤とし、第2のチューブ部材がベース熱可塑
    性エラストマーのショアD硬度20〜40またはショア
    A硬度70〜90、かつビスマス系化合物をX線造影剤
    とすることを特徴とする医療用チューブ。
  2. 【請求項2】 20重量%〜60重量%のX線造影剤を
    含有する熱可塑性エラストマー組成物からなる2以上の
    チューブ部材を一体に接合してなる医療用チューブであ
    って、第1のチューブ部材がベース熱可塑性エラストマ
    ーの曲げ弾性率1000〜5000kg/cm2、かつ
    タングステン系化合物をX線造影剤とし、第2のチュー
    ブ部材がベース熱可塑性エラストマーの曲げ弾性率50
    〜950kg/cm2、かつビスマス系化合物をX線造
    影剤とすることを特徴とする医療用チューブ。
  3. 【請求項3】 前記第1のチューブ部材を基端側に、前
    記第2のチューブ部材を先端側に配置して長手方向に一
    体に接合したことを特徴とする請求項1または2記載の
    医療用チューブ。
  4. 【請求項4】 前記第2のチューブ部材を最先端部とし
    たことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の医
    療用チューブ。
  5. 【請求項5】 前記熱可塑性エラストマーが構造式
    (I)で示されるエーテル成分を含むエラストマーであ
    ることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の医
    療用チューブ。 −(−R−O−)n− (I) ここにおいて、Rは炭素数2〜6の直鎖アルキル基また
    は分岐アルキル基であり、nは1以上の整数を示す。
  6. 【請求項6】 前記第1のチューブ部材に使用する熱可
    塑性エラストマーにおいて、構造式(I)で示されるエ
    ーテル成分がベース熱可塑性エラストマーに占める割合
    をE1重量%、前記第2のチューブ部材に使用する熱可
    塑性エラストマーにおいて、構造式(I)で示されるエ
    ーテル成分がベース熱可塑性エラストマーに占める割合
    をE2重量%とすると、E1<E2であることを特徴とす
    る請求項5記載の医療用チューブ。
  7. 【請求項7】 前記熱可塑性エラストマーがポリエステ
    ルエラストマー、ポリアミドエラストマーおよびポリウ
    レタンからなる群より選ばれた1以上の樹脂であること
    を特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の医療用チ
    ューブ。
  8. 【請求項8】 前記熱可塑性エラストマーがポリエステ
    ルエラストマーであることを特徴とする請求項1〜6の
    いずれかに記載の医療用チューブ。
  9. 【請求項9】 前記熱可塑性エラストマーがポリアミド
    エラストマーであることを特徴とする請求項1〜6のい
    ずれかに記載の医療用チューブ。
  10. 【請求項10】 前記熱可塑性エラストマーがポリウレ
    タンであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに
    記載の医療用チューブ。
  11. 【請求項11】 前記医療用チューブが血管用カテーテ
    ルであることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに
    記載の医療用チューブ。
  12. 【請求項12】 熱可塑性エラストマー組成物からなる
    2以上のチューブ部材を一体に接合してなる医療用チュ
    ーブであって、第1のチューブ部材がベース熱可塑性エ
    ラストマーのショアD硬度45〜75で、かつタングス
    テン系化合物を含有し、第2のチューブ部材がベース熱
    可塑性エラストマーのショアD硬度20〜40またはシ
    ョアA硬度70〜90で、かつビスマス系化合物を含有
    することを特徴とする医療用チューブ。
  13. 【請求項13】 熱可塑性エラストマー組成物からなる
    2以上のチューブ部材を一体に接合してなる医療用チュ
    ーブであって、第1のチューブ部材がベース熱可塑性エ
    ラストマーのショアD硬度45〜75で、かつ5重量%
    〜60重量%のタングステン系化合物を含有し、第2の
    チューブ部材がベース熱可塑性エラストマーのショアD
    硬度20〜40またはショアA硬度70〜90で、かつ
    5重量%〜60重量%のビスマス系化合物を含有するこ
    とを特徴とする医療用チューブ。
JP2002053044A 2002-02-28 2002-02-28 X線造影性に優れた医療用チューブ Pending JP2003250901A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002053044A JP2003250901A (ja) 2002-02-28 2002-02-28 X線造影性に優れた医療用チューブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002053044A JP2003250901A (ja) 2002-02-28 2002-02-28 X線造影性に優れた医療用チューブ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003250901A true JP2003250901A (ja) 2003-09-09

Family

ID=28664575

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002053044A Pending JP2003250901A (ja) 2002-02-28 2002-02-28 X線造影性に優れた医療用チューブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003250901A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009533200A (ja) * 2006-04-17 2009-09-17 ボストン サイエンティフィック リミテッド 多数のセクションから成る管状部材を有するカテーテルとその製造方法
JP2010280772A (ja) * 2009-06-03 2010-12-16 Ishida Co Ltd 熱可塑性ポリウレタン成形物およびその製造方法
JP5030773B2 (ja) * 2005-04-26 2012-09-19 ユニチカ株式会社 X線造影糸、x線造影被覆糸、前記x線造影糸および、またはx線造影被覆糸を用いた繊維構造体
WO2012137815A1 (ja) * 2011-04-06 2012-10-11 オリンパス株式会社 医療器具用部材

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01310666A (ja) * 1988-03-25 1989-12-14 Baxter Internatl Inc 軟先端カテーテル
JPH04502412A (ja) * 1988-08-09 1992-05-07 マリンクロッド・インコーポレイテッド ナイロン−ポリエーテルブロックアミドコポリマー・カテーテル
JPH05253304A (ja) * 1992-03-13 1993-10-05 Terumo Corp 血管カテーテル
JPH078563A (ja) * 1991-06-28 1995-01-13 Cook Inc ガイドカテーテル
JP2000107296A (ja) * 1998-10-02 2000-04-18 Terumo Corp 医療用ワイヤおよびその製造方法
JP2000197704A (ja) * 1998-10-27 2000-07-18 Terumo Corp 医療用チューブおよびその製造方法
JP2001029450A (ja) * 1999-05-18 2001-02-06 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 医療用ポリマーブレンド材料およびこの材料を用いた医療用バルーン
JP2001501846A (ja) * 1996-10-09 2001-02-13 ターゲット セラピューティクス, インコーポレイテッド ガイドワイヤ追跡を高めたガイドカテーテル
JP2001190681A (ja) * 2000-01-12 2001-07-17 Terumo Corp カテーテル
JP2001190680A (ja) * 2000-01-12 2001-07-17 Terumo Corp 医療用チューブ
JP2001321447A (ja) * 2000-05-16 2001-11-20 Asahi Intecc Co Ltd カテーテル

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01310666A (ja) * 1988-03-25 1989-12-14 Baxter Internatl Inc 軟先端カテーテル
JPH04502412A (ja) * 1988-08-09 1992-05-07 マリンクロッド・インコーポレイテッド ナイロン−ポリエーテルブロックアミドコポリマー・カテーテル
JPH078563A (ja) * 1991-06-28 1995-01-13 Cook Inc ガイドカテーテル
JPH05253304A (ja) * 1992-03-13 1993-10-05 Terumo Corp 血管カテーテル
JP2001501846A (ja) * 1996-10-09 2001-02-13 ターゲット セラピューティクス, インコーポレイテッド ガイドワイヤ追跡を高めたガイドカテーテル
JP2000107296A (ja) * 1998-10-02 2000-04-18 Terumo Corp 医療用ワイヤおよびその製造方法
JP2000197704A (ja) * 1998-10-27 2000-07-18 Terumo Corp 医療用チューブおよびその製造方法
JP2001029450A (ja) * 1999-05-18 2001-02-06 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 医療用ポリマーブレンド材料およびこの材料を用いた医療用バルーン
JP2001190681A (ja) * 2000-01-12 2001-07-17 Terumo Corp カテーテル
JP2001190680A (ja) * 2000-01-12 2001-07-17 Terumo Corp 医療用チューブ
JP2001321447A (ja) * 2000-05-16 2001-11-20 Asahi Intecc Co Ltd カテーテル

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5030773B2 (ja) * 2005-04-26 2012-09-19 ユニチカ株式会社 X線造影糸、x線造影被覆糸、前記x線造影糸および、またはx線造影被覆糸を用いた繊維構造体
JP2009533200A (ja) * 2006-04-17 2009-09-17 ボストン サイエンティフィック リミテッド 多数のセクションから成る管状部材を有するカテーテルとその製造方法
JP2010280772A (ja) * 2009-06-03 2010-12-16 Ishida Co Ltd 熱可塑性ポリウレタン成形物およびその製造方法
WO2012137815A1 (ja) * 2011-04-06 2012-10-11 オリンパス株式会社 医療器具用部材
JP2012217551A (ja) * 2011-04-06 2012-11-12 Olympus Corp 医療器具用部材
CN103260662A (zh) * 2011-04-06 2013-08-21 奥林巴斯株式会社 医疗器具用部件

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2792974B2 (ja) ナイロン−ポリエーテルブロックアミドコポリマー・カテーテル
US6325790B1 (en) Soft tip catheter
EP1123714B1 (en) Catheter
US6524299B1 (en) Flow-directed catheter
AU679646B2 (en) Catheter with kink-resistant distal tip
JP5450432B2 (ja) 成形可能なチップを備えた長尺状医療用デバイス
JP3829202B2 (ja) 脈管内のガイドワイヤ及びその製造方法
JP4508643B2 (ja) ガイドカテーテル
JP4667745B2 (ja) 多層チップを有する血管内カテーテル
US20050107720A1 (en) Intravascular guide wire and method for manufacture thereof
JP2001190681A (ja) カテーテル
JPH0811129B2 (ja) 制御されたインビボ軟化性を備えたカテーテルチューブ
US6520952B1 (en) Ceramic reinforced catheter
JP4721322B2 (ja) カテーテル
JP2003250901A (ja) X線造影性に優れた医療用チューブ
JP4656494B2 (ja) ガイディングカテーテル
JP2004275768A (ja) 高降伏強度ワイヤで補強したカテーテル
JPH07124243A (ja) 剛性傾斜トルクチューブおよびそのトルクチューブを用いてなるカテーテル
US20040153006A1 (en) Intracorporeal devices with ionomeric polymer sleeves
JPWO2002078779A1 (ja) 医療用ガイドワイヤ
JP2809337B2 (ja) インビボにおける軟化を調節したカテーテルチューブ
JP7411088B2 (ja) 内視鏡用可撓管、内視鏡型医療機器、内視鏡用可撓管を構成する被覆材料の製造方法、及び内視鏡用可撓管の製造方法
WO2022158417A1 (ja) カテーテル
JP2001046492A (ja) 医療用チューブ
JP2523405B2 (ja) カテ―テル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070911

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080219

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080418

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080708