JP2003250879A - 貼付材基布及びこれを用いた貼付材 - Google Patents

貼付材基布及びこれを用いた貼付材

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JP2003250879A
JP2003250879A JP2002057765A JP2002057765A JP2003250879A JP 2003250879 A JP2003250879 A JP 2003250879A JP 2002057765 A JP2002057765 A JP 2002057765A JP 2002057765 A JP2002057765 A JP 2002057765A JP 2003250879 A JP2003250879 A JP 2003250879A
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nonwoven fabric
copolymer
olefin
melt
weight
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JP2002057765A
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English (en)
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Koichi Hatada
浩一 畑田
Yoshimi Tsujiyama
義実 辻山
Naonobu Minamizawa
尚伸 南澤
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JNC Corp
JNC Fibers Corp
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Chisso Polypro Fiber Co Ltd
Chisso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】多くの薬剤に対し不活性で、且つ粘着剤の裏面
への滲み出しがなく、優れた弾性と適度なフィット性を
有し、更に通気性に優れ、身体へ貼り付けた際の違和感
がなく、肌にかぶれを起こさない貼付材基布及びこれを
用いた貼付材を提供すること。 【解決手段】オレフィン系共重合体(A)を20〜80
重量%、スチレン−ジエンランダム共重合体、エラスト
メリックポリプロピレン、プロピレン−エチレンブロッ
ク共重合体及びオレフィン結晶ブロックを有する水添ジ
エン系ブロック共重合体からなる群から選ばれる少なく
とも1種の熱可塑性エラストマー樹脂(B)を80〜2
0重量%含有する組成物から得られたメルトブロー不織
布からなる貼付材基布であって、該メルトブロー不織布
を構成する繊維の平均繊維径が1〜50μmであり、該
繊維の各単繊維が1ヶ所以上で互いに融着していること
を特徴とする貼付材基布を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は特定のメルトブロー
不織布からなる貼付材基布及びこれを用いた貼付材に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から貼付材として、伸縮性を有する
基布に粘着剤と薬剤とを重層した貼付材や、薬剤を含有
する粘着剤を塗布した貼付材が医療用に利用されてき
た。これらの貼付材は、身体に貼り付けた際に違和感が
なく、更に身体の動きに追従できる充分な伸縮性を有し
ている必要がある。このような貼付材の基布として、伸
縮性を有している弾性不織布が提案されている。また弾
性不織布は通気性を有するためにムレ等が生じないが、
弾性不織布の片面に粘着剤を塗布した場合には、その裏
面から粘着剤が滲み出すといった問題があった。
【0003】この問題を解決するために、芳香族ビニル
化合物を主体とする重合体ブロックと、共役ジエン化合
物を主体とする重合体ブロックとを含むブロック共重合
体から構成された平均直径が0.1〜20μmの弾性繊
維がランダムに配列され、更に各単繊維が1ヶ所以上で
互いに融着している弾性不織布が提案されている。しか
しながら、弾性不織布の表面積の90%が融着している
ことから、弾性回復率が低く、更に該弾性繊維の平均繊
維径を著しく低くしていることから、製造工程が煩雑で
あり、製造コストが高くなる問題点を有していた。更に
特開平11−12908号公報には、水添ジエン系重合
体と、数平均分子量が2万以下の結晶性低分子量ポリオ
レフィンとを含有する伸縮性不織布を用いた医療用品が
提案されている。しかしこの種の伸縮性不織布は、低分
子量ポリオレフィンの数平均分子量が2万以下と極端に
小さいため不織布化が難しく、不織布が得られても、不
織布の破断伸度が200%に達しない大変脆い不織布で
あった。しかも低分子量ポリオレフィンが結晶性である
ため、弾性性能が低く、伸長時の応力が極端に高くなっ
ていた。従って、前記低分子量ポリオレフィンを用いた
不織布では、貼付材等の弾性部材として満足した性能を
得ることができない。このように、現在、製造コストが
安価であり、粘着剤の滲み出しを充分に防止し、更に身
体の動きに追従できる良好な弾性を有する不織布は未だ
得られていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、多く
の薬剤に対し不活性で、且つ粘着剤の裏面への滲み出し
がなく、優れた弾性と適度なフィット性を有し、更に通
気性に優れ、身体へ貼り付けた際の違和感がなく、肌に
かぶれを起こさない貼付材基布及びこれを用いた貼付材
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決するために鋭意研究を重ねた。その結果、オレフ
ィン系共重合体(A)と特定の熱可塑性エラストマー樹
脂(B)とを特定比で含有する組成物からなるメルトブ
ロー不織布であって、該繊維の各単繊維が1ヶ所以上で
互いに融着された不織布を貼付材基布とすることで、本
発明の課題を解決できることを見出し、この知見に基づ
いて本発明を完成するに至った。
【0006】本発明は以下の構成からなる。 (1)オレフィン系共重合体(A)を20〜80重量
%、スチレン−ジエンランダム共重合体、エラストメリ
ックポリプロピレン、プロピレン−エチレンブロック共
重合体及びオレフィン結晶ブロックを有する水添ジエン
系ブロック共重合体からなる群から選ばれる少なくとも
1種の熱可塑性エラストマー樹脂(B)を80〜20重
量%含有する組成物から得られたメルトブロー不織布か
らなる貼付材基布であって、該メルトブロー不織布を構
成する繊維の平均繊維径が1〜50μmであり、該繊維
の各単繊維が1ヶ所以上で互いに融着していることを特
徴とする貼付材基布。 (2)オレフィン系共重合体(A)が、エチレンと炭素
数が3〜10のα−オレフィンとの共重合体もしくはプ
ロピレンと炭素数が4〜10のα−オレフィンとの共重
合体であり、該オレフィン系共重合体(A)の分子量分
布(Mw/Mn)が1.5〜4、結晶化度が0〜50
%、数平均分子量(Mn)が3万〜6万である前記
(1)項記載の貼付材基布。 (3)メルトブロー不織布を構成する繊維の平均繊維径
が、1〜24μmである前記(1)項または前記(2)
項記載の貼付材基布。 (4)メルトブロー不織布の100%伸長時の伸長回復
率が90%以上であり、かつ100%伸長時の応力(目
付100g/m2当たり)が100〜300cN/25
mmである前記(1)〜(3)のいずれか1項記載の貼
付材基布。 (5)メルトブロー不織布が、その表面において90%
以上の面積率で融着されている前記(1)〜(4)のい
ずれか1項記載の貼付材基布。 (6)前記(1)〜(5)のいずれか1項記載の貼付材
基布からなる貼付材。
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の貼付材基布は、オレフィン系共重合体(A)と
熱可塑性エラストマー樹脂(B)とを特定比で含有する
組成物からなる繊維の各単繊維が1ヶ所以上で互いに融
着したメルトブロー不織布からなる貼付材基布である。
【0007】本発明に用いられるメルトブロー不織布
は、オレフィン系共重合体(A)を20〜80重量%、
スチレン−ジエンランダム共重合体、エラストメリック
ポリプロピレン、プロピレン−エチレンブロック共重合
体及びオレフィン結晶ブロックを有する水添ジエン系ブ
ロック共重合体からなる群から選ばれる少なくとも1種
の熱可塑性エラストマー樹脂(B)を80〜20重量%
含有する組成物から得られたメルトブロー不織布であ
る。前記メルトブロー不織布は、メルトブロー不織布を
構成する繊維の平均繊維径が1〜50μmである。
【0008】本発明に用いられるオレフィン系共重合体
(A)は、エチレンまたはプロピレンとα−オレフィン
との共重合体であり、特にエチレンと炭素数が3〜10
のα−オレフィンとの共重合体もしくはプロピレンと炭
素数が4〜10のα−オレフィンとの共重合体が好まし
い。ここで、炭素数が3〜10のα−オレフィンとして
は、例えばプロピレン、1−ブテン、3−メチル−1−
ブテン、4−メチル−1−ブテン、1−ペンテン、1−
ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘプテン、
1−オクテン、1−ノネン、1−デセン等が挙げられ
る。また、炭素数が4〜10のα−オレフィンとして
は、例えば1−ブテン、3−メチル−1−ブテン、4−
メチル−1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4
−メチル−1−ペンテン、1−ヘプテン、1−オクテ
ン、1−ノネン、1−デセン等が挙げられる。また、こ
れらに架橋用ジエンモノマーを加えた三元共重合体も利
用でき、例えば、エチレン−プロピレン−ジエンゴム、
エチレン−ブテン−ジエンゴム等の三元共重合体が挙げ
られる。前記炭素数が3〜10のα−オレフィンのなか
では、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセンまたは
1−オクテンが好ましい。また、α−オレフィンは、1
種単独または2種以上を組合せて用いることができる。
【0009】本発明に用いられるオレフィン系共重合体
(A)の分子量分布(Mw/Mn)は、曳糸性の点から
1.5〜4であることが好ましい。また、X線回折によ
って測定される結晶化度が0〜50%であることが好ま
しい。同時に数平均分子量(Mn)が3万〜6万である
ことが好ましい。数平均分子量(Mn)がこの範囲であ
ると、繊維化が容易であり、得られる繊維の強力が強く
なり好ましい。また結晶化度がこの範囲であると、得ら
れる繊維の弾性が良好で、繊維の粘着性が少なく操作性
とアンチブロッキング性が良好である。具体的にはオレ
フィン系共重合体として、デュポンダウエラストマージ
ャパン(株)製エンゲージ(商品名)、三井化学(株)
製タフマー(商品名)等が挙げられる。また本発明のオ
レフィン系共重合体はメタロセン触媒によって造られた
共重合体や共役ジエン化合物の重合体に水添(水素添
加)した化合物であってもよい。
【0010】本発明では、熱可塑性エラストマー樹脂
(B)として、スチレン−ジエンランダム共重合体、エ
ラストメリックポリプロピレン、プロピレン−エチレン
ブロック共重合体及びオレフィン結晶ブロックを有する
水添ジエン系ブロック共重合体からなる群から選ばれる
少なくとも1種が用いられる。
【0011】本発明に用いられるスチレン−ジエンラン
ダム共重合体は、共役ジエン化合物と芳香族ビニル化合
物とのランダム共重合体の共役二重結合の一部が飽和さ
れた水添ジエン系重合体である。ランダム共重合体に用
いられる共役ジエン化合物モノマーとしては、例えば
1,3−ブタジエン、イソプレン、1,3−ペンタジエ
ン、2,2−ジメチルブタジエン、3−エチルブタジエ
ン等が挙げられる。なかでも1,3−ブタジエン、イソ
プレン、1,3−ペンタジエンが好ましく、最も好まし
くは1,3−ブタジエンである。また、芳香族ビニル化
合物としては、例えばスチレン、α−メチルスチレン、
p−メチルスチレン、p−エチルスチレン、ビニルナフ
タレン等が挙げられる。なかでもスチレン、p−メチル
スチレン、p−エチルスチレン好ましく、最も好ましく
はスチレンである。更に詳しくは、少なくとも1種の共
役ジエン化合物と3〜50重量%の芳香族ビニル化合物
とのランダム共重合体であって、分子量分布(Mw/M
n=重量平均分子量/数平均分子量)が10以下であ
り、かつ共重合体中のジエン部のビニル結合含有率が1
0〜90重量%である共重合体のオレフィン性不飽和結
合の少なくとも70%を水添した水添ジエン系共重合体
である。なお、水添は、共役ジエン化合物の二重結合に
対して選択的に行われることが好ましい。共役ジエン化
合物の二重結合は、最終的に得られる不織布製品の耐候
性、耐光性、耐熱性を低下する傾向があるため、上記の
通り水添されていることが好ましい。また、芳香族ビニ
ル化合物が水添されると、紡糸時におけるスチレン−ジ
エンランダム共重合体の流動性が低下し、その結果、紡
糸性の低下と、得られる不織布の弾性が低下する可能性
がある。
【0012】本発明に用いられるエラストメリックポリ
プロピレンは、重合体鎖が結晶性のアイソタクチックポ
リプロピレンまたはシンジオタクチックポリプロピレン
と、非晶性のアタクチックポリプロピレンとから構成さ
れるステレオブロック構造をとり、アイソタクチックポ
リプロピレンまたはシンジオタクチックポリプロピレン
をハードセグメントとし、アタクチックポリプロピレン
をソフトセグメントとして共重合した構造物である。な
お、本発明では、例えば米国特許第4335225号明
細書、同第4522982号明細書、同第518876
8号明細書に記載されているエラストメリックポリプロ
ピレンが使用できる。これらは単独重合体及び共重合体
の両方を意味する。共重合体はプロピレン単位に加え
て、分子中にプロピレン単位以外の他のオレフィン単
位、例えばエチレン、ブチレン、ペンテンまたはヘキセ
ン単位を含有してもよい。これらは鎖構造中に実質的に
立体規則性ブロック配列を有し、重合体鎖中に選択的に
配列された例えばアイソタクチックポリプロピレン及び
アタクチックポリプロピレン序列のブロックよりなる。
これらは、例えば米国特許第4335225号明細書に
記載されているように、有機Ti、ZrまたはHf化合
物と、Al23、TiO2、SiO2またはMgO等の金
属酸化物との反応によって得られる触媒を用いて重合す
ることによって製造される。更に、エラストメリックポ
リプロピレンは、例えば米国特許第4522982号明
細書と同様にメタロセン触媒とアルミノキサンとを組合
せて用いることによって製造することができ、また、米
国特許第5118768号明細書と同様にマグネシウム
−アルコキシドと四価チタンとの塩化物を基礎とする触
媒を用いて、特別な電子供与体の存在下で製造すること
ができる。
【0013】本発明に用いられるプロピレン−エチレン
ブロック共重合体は、ポリプロピレンとポリ(エチレン
−co−プロピレン)とがブレンドの状態で存在してい
るのではなく、国際公開番号WO00/23489に示
されるような、ポリプロピレンセグメントとポリ(エチ
レン−co−プロピレン)とが化学的に結合した真のブ
ロック共重合体である。具体的には、チタン及びハロゲ
ンまたはチタン、マグネシウム及びハロゲンからなる固
体触媒成分とトリエチルアルミニウム等の有機金属化合
物からなるオレフィン重合触媒の存在下に、必要に応じ
て電子供与性化合物を添加して、重合反応器、好ましく
は特開平9−87343号公報に例示してあるような管
型重合反応器を使用して、好ましくは液相法により短時
間で重合領域(a)にて所定量のポリプロピレンセグメ
ントを合成した後、直ちに、短時間で後流にある重合領
域(b)にて所定量のポリ(エチレン−co−プロピレ
ン)セグメントを合成することにより、ポリプロピレン
セグメントとポリ(エチレン−co−プロピレン)セグ
メントが化学的に結合(共有結合)しているポリプロピ
レン−b−ポリ(エチレン−co−プロピレン)を含む
プロピレン−エチレンブロック共重合体が製造できる。
このようにして得られたプロピレン−エチレンブロック
共重合体は、重量平均分子量(Mw)が10万以上であ
り、ポリ(エチレン−co−プロピレン)セグメント含
有量が5重量%〜100重量%未満であり、かつ全エチ
レン含有量が2〜95重量%である。
【0014】本発明に用いられるオレフィン結晶ブロッ
クを有する水添ジエン系ブロック共重合体としては、ス
チレン−(エチレン−ブチレン)−オレフィン結晶ブロ
ック共重合体、オレフィン結晶−(エチレン−ブチレ
ン)−オレフィン結晶ブロック共重合体等が利用でき
る。本発明に用いられるオレフィン結晶−(エチレン−
ブチレン)−オレフィン結晶ブロック共重合体は、1,
4−結合を多く含む共役ジエンを主体とする重合体ブロ
ック(a)と、1,2−結合及び3,4−結合を多く含
む共役ジエンを主体とする重合体ブロック(b)とから
なり、共役ジエンの二重結合の一部が飽和されている水
添ジエン系共重合体である。前記重合体ブロック(a)
中の1,4−結合量は、70重量%以上が好ましく、よ
り好ましくは80重量%以上である。水添ジエン系共重
合体中の重合体ブロック(a)の好ましい含量は、1〜
99重量%、より好ましくは5〜65重量%、最も好ま
しくは5〜50重量%である。前記重合体ブロック
(b)中の1,2−結合量及び3,4−結合量は、25
重量%を越え、より好ましくは30重量%以上である。
また、水添ジエン系共重合体中の重合体ブロック(b)
の好ましい含量は、1〜99重量%、より好ましくは3
0〜90重量%、更に好ましくは35〜90重量%であ
る。ここで用いられる共役ジエンとしては、1,3−ブ
タジエン、イソプレン、2,3ジメチル−1,3−ブタ
ジエン、1,3−ペンタジエン、2−メチル−1,3−
ペンタジエン、1,3−ヘキサジエン、4,5−ジエチ
ル−1,3−オクタジエン、3−ブチル−1,3−オク
タジエン、クロロプレン等が例示できる。なかでも、工
業的に利用でき、物性の優れた水添ジエン系共重合体で
あるオレフィン結晶−(エチレン−ブチレン)−オレフ
ィン結晶ブロック共重合体が得られる、1,3−ブタジ
エン、イソプレン、1,3−ペンタジエンが好ましい。
また、水添ジエン系共重合体であるオレフィン結晶−
(エチレン−ブチレン)−オレフィン結晶ブロック共重
合体は、1,2−結合含量が25重量%以下であるポリ
ブタジエン重合体ブロック(a)と、共役ジエンを主体
とする重合体であって共役ジエン部分の1,2−結合含
量及び3,4−結合含量が50重量%以上である重合体
ブロック(b)とからなるブロック共重合体であり、
(a)−(b)ブロック共重合体、(a)−(b)−
(a)ブロック共重合体、または該ブロック共重合体単
位がカップリング剤残基を介して延長または分岐された
ブロック共重合体の一種以上からなるブロック共重合体
が水添され、共役ジエン部分の二重結合が70%以上飽
和され、数平均分子量が4万〜70万であるブロック共
重合体が好ましい。なお、共役ジエン部分の二重結合
は、最終的に得られる不織布製品の耐候性、耐光性、耐
熱性を低下する傾向があるため、上記の通り水添されて
いることが好ましい。具体的には、JSR(株)製ダイ
ナロン(商品名)等が例示できる。また、前記オレフィ
ン結晶−(エチレン−ブチレン)−オレフィン結晶ブロ
ック共重合体はフェノキシイミン錯体触媒によって作ら
れた物であっても構わない。
【0015】また、本発明に用いられるスチレン−(エ
チレン−ブチレン)−オレフィン結晶ブロック共重合体
は、1,2−結合含量が25重量%以下であるポリブタ
ジエン重合体ブロック(c)と、共役ジエン化合物また
は共役ジエン化合物を70重量%以上含有する芳香族ビ
ニル化合物−共役ジエン化合物ランダム共重合体であ
り、かつ共役ジエン部分の1,2−及び3,4−結合含
量が25〜70重量%である重合体ブロック(d)、芳
香族ビニル化合物を80重量%以上含有する共重合体ブ
ロック(e)とからなる(c)−(d)−(e)ブロッ
ク共重合体、または該ブロック共重合体単位がカップリ
ング剤残基を介して延長または分岐されたブロック共重
合体であり、全体に占める各ブロック(c)/(d)/
(e)が5〜30重量%/30〜80重量%/10〜3
5重量%のブロック共重合体を水添し、共役ジエン部分
の二重結合が70%以上飽和され、数平均分子量が4万
〜70万である水添ジエン系共重合体である。なお、水
添は、共役ジエン化合物の二重結合に対して選択的に行
われることが好ましい。共役ジエン化合物の二重結合
は、最終的に得られる不織布製品の耐候性、耐光性、耐
熱性を低下する傾向があるため、上記の通り水添されて
いることが好ましい。また、芳香族ビニル化合物が水添
されると、紡糸時におけるスチレン−ジエンランダム共
重合体の流動性が低下し、その結果、紡糸性の低下と、
得られる不織布の弾性が低下する可能性がある。前記芳
香族ビニル化合物としては、スチレン、α−メチルスチ
レン、p−メチルスチレン、t−ブチルスチレン、ジビ
ニルベンゼン、N,N−ジメチル−p−アミノエチルス
チレン、N,N−ジエチル−p−アミノエチルスチレ
ン、ビニルピリジン等が例示でき、なかでもスチレン、
α−メチルスチレンが好ましい。ここで用いられる共役
ジエンとしては、1,3−ブタジエン、イソプレン、
2,3ジメチル−1,3−ブタジエン、1,3−ペンタ
ジエン、2−メチル−1,3−ペンタジエン、1,3−
ヘキサジエン、4,5−ジエチル−1,3−オクタジエ
ン、3−ブチル−1,3−オクタジエン、クロロプレン
等が例示できる。具体的には、JSR(株)製ダイナロ
ン(商品名)等が例示できる。
【0016】メルトブロー不織布の製造に用いられる組
成物の樹脂の混合比率は、オレフィン系共重合体(A)
が20〜80重量%、スチレン−ジエンランダム共重合
体、エラストメリックポリプロピレン、プロピレン−エ
チレンブロック共重合体及びオレフィン結晶ブロックを
有する水添ジエン系ブロック共重合体からなる群から選
ばれる少なくとも1種の熱可塑性エラストマー樹脂
(B)が80〜20重量%であり、更に好ましくはオレ
フィン系共重合体(A)が30〜70重量%、該熱可塑
性エラストマー樹脂(B)が70〜30重量%である。
ここで、メルトブロー不織布を構成する組成物のうち、
オレフィン系共重合体(A)は、主として伸長時の応力
を付与する成分であり、熱可塑性エラストマー樹脂
(B)は、主として弾性を良好にする成分である。オレ
フィン系共重合体(A)が組成物中で20重量%未満で
あると弾性は満足するが、伸長時の応力は不充分となり
弾性と伸長時の応力、両方の性能を満たさない。逆に、
熱可塑性エラストマー樹脂(B)が、組成物中で20重
量%未満であると伸長時の応力は満足するが、弾性が不
充分となり、伸長時の応力と弾性の両方の性能を満たさ
ない。従って、弾性と伸長時の応力との両方の性能を満
たすためには、オレフィン系共重合体(A)を20〜8
0重量%、熱可塑性エラストマー樹脂(B)を80〜2
0重量%の混合比率とすることが必要である。なお、こ
れらの樹脂中には、各種安定剤、紫外線吸収剤、増粘分
岐剤、艶消剤、着色剤、ゴム等の柔軟性付与剤、その他
各種の改良剤等も必要に応じて配合されていてもよい。
【0017】本発明に用いられるメルトブロー不織布
は、溶融混練した樹脂組成物をノズルより押し出した後
に、高速の加熱気体流と接触させて微細繊維とし、この
微細繊維を多孔質支持体に捕集することで得られる。こ
の不織布製造方法を一般にメルトブロー法という。メル
トブロー不織布には、更にポイントボンド加工等の不織
布加工を施すことができる。メルトブロー不織布を構成
する弾性繊維は微細な繊維であり、このように微細な繊
維で構成された不織布は、柔軟性、隠蔽性、通気性に優
れており、また、メルトブロー法は一工程で樹脂から不
織布まで完成できる簡単な製造方法であることから、製
造コストも安くでき、好ましい。また、本発明に用いら
れるメルトブロー不織布は、単一成分の繊維で構成され
ていてもよいし、多成分の繊維の混繊で構成されていて
もよい。
【0018】メルトブロー不織布を構成する繊維の断面
形状は、通常、丸断面であるが、本発明の効果を損なわ
ない範囲であれば、異型断面、複合断面または中空断面
であってもよい。なお、得られたメルトブロー不織布
に、更に延伸を施してもよい。このとき、延伸は、通常
の延伸設備で行うことができ、紡糸工程から延伸工程ま
でを連続して行う方法や、紡糸工程で不織布を一旦巻き
取り、その後に延伸を行うような、紡糸工程と延伸工程
とを2段階で行う方法のどちらで実施してもよい。
【0019】一般に不織布を構成する繊維は、細いほど
良好な柔軟性,隠蔽性となることから、メルトブロー不
織布を構成する弾性繊維の平均繊維径は、1〜50μm
がよい。好ましくは1〜24μmである。メルトブロー
不織布を構成する繊維を上記のように細くするために
は、260℃を大きく超える高温に押出機を設定し、樹
脂の溶融粘度を低下させ、メルトブロー法で紡糸を行う
ことで可能となる。なお、製造コストと不織布性能の両
者を考慮すると、平均繊維径は、5〜25μmの範囲が
より好ましい。また不織布の目付は40〜200g/m
2、好ましくは50〜150g/m2、更に好ましくは5
0〜100g/m2である。また、不織布の厚さは、
0.02〜1mmであることが好ましい。特に好ましく
は0.1〜0.5mmである。厚さが1mmを大幅に上
回ると、粘着剤の滲み出しを防止することが容易になる
が、不織布の柔軟性が低下し、身体に貼り付けたときの
違和感が増す傾向がある。得られたメルトブロー不織布
は、該不織布を構成する各単繊維が1ヶ所以上で互いに
融着している必要がある。メルトブロー不織布を更に強
固に一体化させる加工方法としては、ポイントボンド加
工、ソニックボンド加工、ウォータージェット加工、ニ
ードルパンチ加工、レジンボンド加工等の加工方法を挙
げることができる。これらの加工は、組み合わせて使用
してもよい。なかでも、融着面積を調節できることか
ら、ポイントボンド加工等の熱圧着加工が好ましく利用
できる。なお、メルトブロー不織布の融着面積率は、特
に限定するものではないが、該不織布面積に対して、2
〜30%であることが好ましく、2〜25%であること
が更に好ましく、5〜20%であることが特に好まし
い。
【0020】メルトブロー法で得られたメルトブロー不
織布に対して、更に熱圧着加工を行ない、該不織布を融
着させるためには、加熱された金属製のフラットロール
またはエンボスパターンを有する金属製のエンボスロー
ルロールと、それと対をなすゴムロール等とを組み合わ
せた一対の圧着ロールを用いることができる。熱圧着加
工で、不織布の厚み方向の内部まで完全にフィルム化さ
せてしまうと、耐摩耗性は良くなるものの追従性が低下
し、しかも通気性までもが失われる可能性があるので、
ロール間の線圧にもよるが、加熱された金属製のロール
の温度は、該繊維を構成する組成物の軟化点〜融点の間
が好ましい。このロールの温度が低すぎると、単繊維同
士が充分に融着せず、温度が高すぎると繊維のロールへ
の融着や不織布収縮が起こる可能性がある。また、線圧
は通常、200〜1500N/cmが好ましい。
【0021】本発明に用いられる熱圧着加工等により融
着される前のメルトブロー不織布は、100%伸長時の
伸長回復率が90%以上であることが好ましい。一般に
前記伸長回復率が90%以上である不織布を良好な弾性
を示すメルトブロー不織布という。なお、本発明に用い
られる熱可塑性エラストマー樹脂(B)は、260℃を
大きく超えて加熱した場合であっても、熱可塑性エラス
トマー樹脂中のハードセグメントが破壊されにくいた
め、弾性の低下が起こりにくい。これに対して、芳香族
ビニル化合物と共役ジエン系化合物とのブロック共重合
体であるスチレン−(エチレン−ブチレン)−スチレン
ブロック共重合体とスチレン−(エチレン−プロピレ
ン)−スチレンブロック共重合体は、260℃を大きく
超えて加熱した場合、分解が起こり始めるため弾性が著
しく低下する傾向にある。このため、前記スチレン系エ
ラストマーとオレフィン系共重合体(A)とを混合した
組成物からメルトブロー不織布を製造した場合には、得
られる不織布の100%伸長時の伸長回復率が90%を
大幅に下回り、良好な弾性を示すメルトブロー不織布が
ほとんど得られない。
【0022】本発明に用いられる熱圧着加工等により融
着される前のメルトブロー不織布は、100%伸長時の
応力(不織布のMDとCDの相乗平均)が、100〜3
00cN/25mmであると、貼付材基布の製品にした
ときに適度なフィット力が得られるため好ましい。
【0023】本発明に用いられるメルトブロー不織布
は、該メルトブロー不織布に、その弾性性能を著しく阻
害しない範囲内で、該メルトブロー不織布の片面または
両面に、他のウエッブ、不織布、フィルム、編物、織物
から選ばれた少なくとも1種を更に積層し、結合しても
よい。また、他のウエッブ、不織布、フィルム、編物、
織物から選ばれた少なくとも1種を芯材として、その両
面に前記メルトブロー不織布を積層し、結合してもよ
い。更に、前記メルトブローを2層以上に積層し、結合
してもよい。このようにして積層化メルトブロー不織布
を得ることができる。ここで、弾性を阻害しない範囲と
は、積層化メルトブロー不織布を20%伸長させた時の
伸長回復率が90%以上の性能を有する範囲である。
【0024】メルトブロー不織布と積層する物品として
は、木綿、リンター及びパルプ等の天然繊維、レーヨン
及びキュプラ等の再生セルロース繊維、アセテート等の
半合成セルロース繊維や、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリエステル、ポリアミド、ポリアクリロニトリ
ル、アクリル及びポリビニルアルコール等の合成樹脂を
用いて得られる繊維、不織布またはフィルムや、スチレ
ン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、ポリエ
ステル系エラストマー、ポリウレタン系エラストマー等
の熱可塑性エラストマー樹脂を用いて得られる繊維、不
織布またはフィルムを挙げることができる。更に、これ
ら繊維から得られる織物、編物も利用できる。また、エ
ラストマー素材ではなく、捲縮等により構造的弾性を持
たせたウエッブ、不織布、織物、編物も利用できる。更
にカード法もしくはエアーレイド法によって得られたウ
エッブをウォータージエット法でメルトブロー不織布と
積層させることもできる。
【0025】本発明に用いられるメルトブロー不織布
は、該メルトブロー不織布を構成する弾性繊維と、非弾
性繊維、他の弾性繊維または粒子との混合物から製造さ
れた、ウエッブや不織布であってもよい。例えば、エラ
ストマー繊維と非エラストマー繊維とを、米国特許第4
209563号に開示されているように混合して、無配
向に散在した繊維混合物からなる、単一の密着性ウエッ
ブとして利用することができる。また、米国特許第47
41949号に開示されているように、メルトブロー熱
可塑性繊維と、他素材とを、ガス流れの中で混合し、集
積装置上に繊維を堆積し、密着性ウエッブが生成する前
に、メルトブロー熱可塑性繊維と他素材とを交絡結合し
てなる混合メルトブロー不織布として利用することがで
きる。他素材としては、木パルプ、ステープル繊維及び
粒子が利用できる。粒子としては、活性チャコール、ク
レー、ゼオライト、ハイドロタルサイト、スターチ、セ
ルロース、ハイドロコロイド(通常“SAP”と呼ばれ
ている超吸収性高分子粒子)が利用できる。
【0026】以上のようにして得られたメルトブロー不
織布は、少なくともその片面上に粘着剤層を塗布するこ
とにより、貼付材として使用される。前記粘着剤層は、
透過性に優れた塗工層が好ましい。本発明に用いられる
粘着剤としては、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、シ
リコーン系粘着剤、ゲル状粘着剤等が例示でき、使用目
的によって適時選択される。すなわち、この貼付材を経
皮吸収製剤として用いる場合には、薬物が最も効果的に
皮膚より吸収され、なおかつ皮膚への刺激性が低くなる
ように粘着剤を選択すればよい。また、粘着剤層には、
用途に応じて経皮吸収性の薬剤を含有させてもよい。
【0027】本発明の貼付材基布上に粘着剤層を設ける
方法としては、基布に直接粘着剤を塗布する方法や、離
型紙上に粘着剤層を形成させ、該離型紙を基布に重ね合
わせて該粘着剤層を転写する方法等が利用できる。具体
的には、粘着剤層を貼付材基布の片側の全面にまたは部
分的に、線状、網目状、ドット状等のパターンに塗工で
きる。なお、粘着剤層の厚さは0.01〜2mm、好ま
しくは0.015〜1mmである。
【0028】本発明の貼付材の構造について図1を用い
て説明する。貼付材基布(1)は、粘着剤を塗布した粘
着剤層(2)と、貼付材の使用時までその粘着剤層
(2)表面を保護するための剥離紙(3)を有してい
る。剥離紙(3)としては、0.1mm以下、好ましく
は0.005〜0.05mmの厚さのシリコーン処理を
したポリオレフィンフィルムや、ポリエチレンテレフタ
レートフィルムが利用できる。
【0029】
【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例によってよ
り具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定
されるものではない。なお、以下の実施例及び比較例に
おける測定結果は下記の方法にしたがった。
【0030】不織布の伸長回復率と伸長時の応力 幅2.5cm、長さ20cmの試験片を不織布の縦方向
と横方向について各3枚ずつ用意した。引張試験機オー
トグラフAG−G(島津製作所(株)製)を用い、チャッ
ク間を10cmに設定し前記試験片の一枚を固定した。
引張速度300mm/分で100%まで伸長させた後、
同じ速度で0%まで戻し、試験片にかかる応力負荷を0
とした。その直後、再び同じ速度で100%まで伸張さ
せ、応力負荷が再び始まるときの伸びた長さをLmmと
して測定した。この操作を各方向の試験片で3回行い、
各伸長回復率を下記式1に従って求めた。縦方向と、横
方向のそれぞれの伸長回復率の平均値を求め、更に下記
式2によって縦方向と横方向の相乗平均値を求め100
%伸長時の伸長回復率とした。 伸長回復率(%)={(100−L)/100}×100・・・式1 100%伸張時の伸長回復率=(縦方向の伸張回復率の平均値×横方向の伸張 回復率の平均値)1/2・・・式2 この時の応力を目付100g/m2当たりの不織布の応
力に換算し、この値を100%伸長時の応力(cN/2
5mm)とし、伸長回復率と同様に式2によって縦方向
と横方向の相乗平均値を求め、100%伸長時の応力と
した。
【0031】密度とメルトフローレート 熱可塑性樹脂の密度は、JIS K 7112に準処し
て測定した。また、熱可塑性樹脂のメルトフローレート
は、JIS K 7210に準処して測定した。
【0032】分子量分布(Mw/Mn)、数平均分子量
(Mn) GPC(ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィ
ー)によって求めた。
【0033】メルトブロー不織布を構成する弾性繊維の
平均繊維径 メルトブロー不織布の任意の部分5ヶ所から縦10m
m、横10mmの不織布片(合計5枚)を切り取り、電
子顕微鏡で表面を観察した。1枚の不織布から20本の
繊維径を測定し、これを5枚の不織布について行ない、
合計100本の繊維径の平均値を算出し、これを平均繊
維径とした。
【0034】結晶化度 日本電子(株)製広角X線回折装置[JDX−8200
T型(商品名)]を用いて、以下の条件で結晶化度を測
定した。線源:CuKa線、出力:50KV−150m
A。スキャニング速度:2θ=5°〜35°に対し1°
/分。レシービングスリット:0.2mm。
【0035】厚さ 貼付材基布(試料)の厚さをダイヤルゲージで測定し
た。
【0036】メルトブロー不織布の柔軟性 縦10cm横10cmの不織布を用意する。5人のパネ
ラーに不織布を触ってもらい柔軟性を判断する。 5人が良好と判断:◎、3〜4人が良好と判断:○、2
人が良好と判断:△、0〜1人が良好と判断:×とし
た。
【0037】貼付材のフィット性 縦7cm×横7cmの貼付材を用意する。5人のパネラ
ーの膝に、この貼付材を貼ってもらいフィット性を判断
する。パネラーの5人全員が、フィット感がよいと判断
を下した場合に、フィット性を良好とし、これ以外は、
フィット性を不良とした。
【0038】本発明の実施例、比較例において使用した
材料は以下の通りである。 (1)オレフィン系共重合体(A) ・A−1:エチレン−オクテン共重合体。 結晶化度=5%、Mn=50000、Mw/Mn=2.
0、1−オクテン含有量=24重量%。 ・A−2:エチレン−オクテン共重合体。 結晶化度=0%、Mn=50000、Mw/Mn=2.
0、1−オクテン含有量=30重量%。 ・A−3:エチレン−オクテン共重合体。 結晶化度=50%、Mn=50000、Mw/Mn=
2.0、1−オクテン含有量=12重量%。 ・A−4:エチレン−オクテン共重合体。 結晶化度=5%、Mn=30000、Mw/Mn=2.
0、1−オクテン含有量=24重量%。 ・A−5:エチレン−ブテン共重合体。 結晶化度=5%、Mn=50000、Mw/Mn=2.
0、1−ブテン含有量=24重量%。 ・A−6:エチレン−オクテン共重合体。 結晶化度=5%、Mn=60000、Mw/Mn=2.
0、1−オクテン含有量=24重量%。 ・A−7:プロピレン系重合体。 結晶化度=60%、Mn=60000、Mw/Mn=
2.0、プロピレン単独重合体。 ・A−8:エチレン−プロピレン共重合体。 結晶化度=10%、Mn=15000、Mw/Mn=
2.0、プロピレン含有量=20重量%。 ・A−9:プロピレン系重合体。 結晶化度=60%、Mn=15000、Mw/Mn=
2.0、プロピレン単独重合体。 (2)熱可塑性エラストマー樹脂(B) ・B−1:オレフィン結晶−(エチレン−ブチレン)−
オレフィン結晶ブロック共重合体。 メルトフローレート(230℃ 荷重21.18N)=
2.5g/10分[JSR(株)製DYNARON 6
200P (商品名)] ・B−2:スチレン−ジエンランダム共重合体。 メルトフローレート(230℃ 荷重21.18N)=
3.5g/10分、スチレン含有率=10%[JSR
(株)製DYNARON 1320P(商品名)] ・B−3:スチレン−(エチレン−ブチレン)−オレフ
ィン結晶ブロック共重合体。 メルトフローレート(230℃荷重21.18N)=
5.6g/10分、スチレン含有率=10重量%[JS
R(株)製DYNARON 4600P(商品名)] ・B−4:エラストメリックポリプロピレン。 メルトフローレート(230℃、荷重21.18N)=
3.5g/10分、密度=0.88g/cm3 ・B−5:プロピレン−エチレンブロック共重合体。 ポリ(エチレン−co−プロピレン)セグメントの含有
率=20.4重量%、エチレン含有率=6.8重量%、
メルトフローレート(230℃、荷重21.18N)=
1.9g/10分、密度=0.90g/cm3 ・B−6:スチレン−(エチレン−ブチレン)−スチレ
ンブロック共重合体。 メルトフローレート(200℃、荷重49.03N)=
8g/10分、スチレン含有率=13重量%[クレイト
ンポリマージャパン(株)製KRATON G1657
(商品名)] ・B−7:スチレン−(エチレン−プロピレン)−スチ
レンブロック共重合体。 メルトフローレート(230℃、荷重21.18N)=
2.4g/10分、スチレン含有率=30重量%[クラ
レ(株)製SEPTON 2007(商品名)]
【0039】実施例1〜5 オレフィン系共重合体(A)としてA−1を用い、熱可
塑性エラストマー樹脂(B)としてB−1を用い、表1
に示すそれぞれの混合比率で配合し、得られた各組成物
をメルトブロー不織布の原料樹脂として用いた。スクリ
ュー(30mm径)、加熱体及びギアポンプを有する押
出機、紡糸口金(孔径0.3mm、孔数501ホール、
有効幅500mm)、圧空発生装置及び空気加熱機、ポ
リエステル製ネットを備えた捕集コンベアー及び巻取機
からなるメルトブロー不織布製造装置を用いてメルトブ
ロー不織布の製造を行った。押出機に原料樹脂を投入
し、加熱体により270℃で原料樹脂を加熱溶融させ、
紡糸口金から単孔当たり0.14g/分の紡糸速度で溶
融原料樹脂を400℃、98kPa(ゲージ圧)の高圧
加熱気体流中に吐出させ、吐出させた溶融原料樹脂を繊
維状にし、1.3m/分の速度で走行しているポリエス
テル製ネット製の捕集コンベアー上に吹き付けた。捕集
コンベアーは、紡糸口金から30cmの距離に設置し
た。吹き付けた高圧加熱気体流は捕集コンベアーの裏側
に設けた吸引装置で除去した。捕集コンベアーで搬送さ
れた不織布を巻取機にてロール状に巻取った。得られた
メルトブロー不織布の物性は前述の方法にて測定し、そ
の結果を表1に示す。メルトブロー不織布は、いずれも
良好な弾性、応力を示し、また柔軟性にも優れていた。
更に得られたメルトブロー不織布(目付50g/c
2)を角型ドット模様のついた150mmφの金属ロ
ールと硬度A75のNBR製ロールとからなるエンボス
装置により、金属ロール140℃、線圧500N/cm
の条件にて熱圧着を行ない、厚み方向の内部が非融着状
態で且つ表面が面積率にして20%が融着された貼付材
基布を得た。更にこの基布の片面にアクリル系粘着剤を
40μmの厚みに塗布し貼付材とした。
【0040】実施例6〜10 オレフィン系共重合体(A)としてA−2〜A−6を用
い、熱可塑性エラストマー樹脂(B)としてB−1を用
い、それぞれ50重量%/50重量%の混合比率で配合
し、得られた各組成物をメルトブロー不織布の原料樹脂
として用いた。上記原料樹脂を用いて、実施例1と同様
の加工条件及びメルトブロー不織布製造装置により、メ
ルトブロー不織布を製造した。得られたメルトブロー不
織布の物性は前述の方法にて測定し、その結果を表2に
示す。得られたメルトブロー不織布は、いずれも良好な
弾性、応力を示し、また柔軟性にも優れていた。更に得
られたメルトブロー不織布(目付50g/cm2)を用
いて、実施例1〜5と同様な条件と方法で熱圧着を行
い、貼付材基布を得た。更にこの基布の片面にアクリル
系粘着剤を40μmの厚みに塗布し貼付材とした。
【0041】実施例11〜14 オレフィン系共重合体(A)としてA−1を用い、熱可
塑性エラストマー樹脂(B)として、B−2(実施例1
1)、B−3(実施例12)、B−4(実施例13)、
B−5(実施例14)をそれぞれ50重量%/50重量
%の混合比率で配合し、得られた各組成物をメルトブロ
ー不織布の原料樹脂として用いた。上記原料樹脂を用い
て、実施例1と同様の加工条件及びメルトブロー不織布
製造装置により、メルトブロー不織布を製造した。得ら
れたメルトブロー不織布の物性は前述の方法にて測定
し、その結果を表3に示す。得られたメルトブロー不織
布は、いずれも良好な弾性、応力を示し、また柔軟性に
も優れていた。更に得られたメルトブロー不織布(目付
50g/cm2)を用いて、実施例1〜5と同様な条件
と方法で熱圧着を行い、貼付材基布を得た。更にこの基
布の片面にアクリル系粘着剤を40μmの厚みに塗布し
貼付材とした。
【0042】実施例1〜14で得られた貼付材を膝に貼
り付けたところ、いずれの貼付材も柔軟であり、違和感
がなく、更に膝の動きに対する追随性が良好で、フィッ
ト性は良好であった。更に貼付材は、通気性に優れ、肌
にかぶれが起こらず、多くの薬剤に対し不活性で、且つ
粘着剤の裏面への滲み出しがない、優れた貼付材であっ
た。
【0043】比較例1 オレフィン系共重合体(A)としてA−1を用い、熱可
塑性エラストマー樹脂(B)としてB−1を用い、90
重量%/10重量%の混合比率で配合し、得られた組成
物をメルトブロー不織布の原料樹脂として用いた。上記
原料樹脂を用いて、実施例1と同様の加工条件及びメル
トブロー不織布製造装置により、メルトブロー不織布を
製造した。得られたメルトブロー不織布の物性は前述の
方法にて測定し、その結果を表4に示す。得られた不織
布は、100%伸長時の伸長回復率が88%と低く、満
足する弾性ではなく、また、100%伸長時の応力が3
10cN/25mmと高く、満足する応力ではなかっ
た。更に得られたメルトブロー不織布(目付50g/c
2)を用いて、実施例1〜5と同様な条件と方法で熱
圧着を行い、貼付材基布を得た。更にこの基布の片面に
アクリル系粘着剤を40μmの厚みに塗布し貼付材とし
た。
【0044】比較例2 オレフィン系共重合体(A)としてA−1、熱可塑性エ
ラストマー樹脂(B)としてB−1を用い、10重量%
/90重量%の混合比率で配合し、得られた組成物をメ
ルトブロー不織布の原料樹脂として用いた。上記原料樹
脂を用いて、実施例1と同様の加工条件及びメルトブロ
ー不織布製造装置により、メルトブロー不織布を製造し
た。得られたメルトブロー不織布の物性は前述の方法に
て測定し、その結果を表4に示す。得られた不織布は、
優れた弾性性能であるが、100%伸長時の応力が95
cN/25mmと低く、満足する応力ではなかった。更
に得られたメルトブロー不織布(目付50g/cm2
を用いて、実施例1〜5と同様な条件と方法で熱圧着を
行い、貼付材基布を得た。更にこの基布の片面にアクリ
ル系粘着剤を40μmの厚みに塗布し貼付材とした。
【0045】比較例3〜5 オレフィン系共重合体(A)としてA−7(比較例
3)、A−8(比較例4)、A−9(比較例5)をそれ
ぞれ50重量%、熱可塑性エラストマー樹脂(B)とし
てB−1を用い、50重量%配合し、得られた組成物を
メルトブロー不織布の原料樹脂として用いた。上記原料
樹脂を用いて、実施例1と同様の加工条件及びメルトブ
ロー不織布製造装置により、メルトブロー不織布を製造
した。得られたメルトブロー不織布の物性は前述の方法
にて測定し、その結果を表4に示す。比較例4、5で
は、均一な地合いの不織布が得られなかったため、不織
布物性、製品特性の評価は省略した。比較例3で得られ
たメルトブロー不織布は、応力が高いために柔軟性に乏
しかった。更に比較例3で得られたメルトブロー不織布
(目付50g/cm2)を用いて、実施例1〜5と同様
な条件と方法で熱圧着を行い、貼付材基布を得た。更に
この基布の片面にアクリル系粘着剤を40μmの厚みに
塗布し貼付材とした。
【0046】比較例6、7 オレフィン系共重合体(A)としてA−1を50重量
%、熱可塑性エラストマー樹脂(B)としてB−6(比
較例6)、B−7(比較例7)をそれぞれ50重量%で
配合し、得られた組成物をメルトブロー不織布の原料樹
脂として用いた。上記原料樹脂を用いて、実施例1と同
様の加工条件及びメルトブロー不織布製造装置により、
メルトブロー不織布を製造した。得られたメルトブロー
不織布の物性は前述の方法にて測定し、その結果を表4
に示す。これらは加工時の樹脂劣化の影響で伸長時の回
復率が充分ではなかった。更に得られたメルトブロー不
織布(目付50g/cm2)を用いて、実施例1〜5と
同様な条件と方法で熱圧着を行い、貼付材基布を得た。
更にこの基布の片面にアクリル系粘着剤を40μmの厚
みに塗布し貼付材とした。
【0047】実施例と同様にして比較例1、2、3、6
及び7で得られた貼付材を膝に貼り付けたところ、比較
例6及び7で得られた貼付材は、フィット性は良好であ
ったものの柔軟性等に乏しく、比較例2、3で得られた
貼付材は、明らかにごわごわ感があり、比較例1で得ら
れた貼付材は、膝の曲げ伸ばしに対して適度なフィット
感が得られていなかった。この結果から、比較例の貼付
材は、性能が不充分であった。
【0048】
【表1】
【0049】
【表2】
【0050】
【表3】
【0051】
【表4】
【0052】
【発明の効果】本発明の貼付材基布は、伸縮性、柔軟性
に優れたメルトブロー不織布を用いたことにより、優れ
た弾性と適度なフィット性を有し、身体に貼り付けた際
に違和感がなく、身体の動きに対する追随性が良好とな
る貼付材を得ることができる。更に該貼付材基布からな
る貼付材は、通気性に優れ、肌にかぶれが起こらず、多
くの薬剤に対し不活性で、且つ粘着剤の裏面への滲み出
しがない。また、ポリウレタンを使用していないため、
燃焼時の有毒ガス発生がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の貼布材の1模式図である。
【符号の説明】
1 貼布材基布 2 粘着剤層(薬剤含浸) 3 剥離紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 南澤 尚伸 滋賀県守山市川田町230 チッソポリプロ 繊維株式会社繊維開発研究所内 Fターム(参考) 4C081 AA03 AA12 CA012 CA022 CA032 CC01 DA02 4L047 AA14 AA27 AB02 AB07 AB10 BA09 CB01 CB08 CB10 CC03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オレフィン系共重合体(A)を20〜8
    0重量%、スチレン−ジエンランダム共重合体、エラス
    トメリックポリプロピレン、プロピレン−エチレンブロ
    ック共重合体及びオレフィン結晶ブロックを有する水添
    ジエン系ブロック共重合体からなる群から選ばれる少な
    くとも1種の熱可塑性エラストマー樹脂(B)を80〜
    20重量%含有する組成物から得られたメルトブロー不
    織布からなる貼付材基布であって、該メルトブロー不織
    布を構成する繊維の平均繊維径が1〜50μmであり、
    該繊維の各単繊維が1ヶ所以上で互いに融着しているこ
    とを特徴とする貼付材基布。
  2. 【請求項2】 オレフィン系共重合体(A)が、エチレ
    ンと炭素数が3〜10のα−オレフィンとの共重合体も
    しくはプロピレンと炭素数が4〜10のα−オレフィン
    との共重合体であり、該オレフィン系共重合体(A)の
    分子量分布(Mw/Mn)が1.5〜4、結晶化度が0
    〜50%、数平均分子量(Mn)が3万〜6万である請
    求項1記載の貼付材基布。
  3. 【請求項3】 メルトブロー不織布を構成する繊維の平
    均繊維径が、1〜24μmである請求項1または2記載
    の貼付材基布。
  4. 【請求項4】 メルトブロー不織布の100%伸長時の
    伸長回復率が90%以上であり、かつ100%伸長時の
    応力(目付100g/m2当たり)が100〜300c
    N/25mmである請求項1〜3のいずれか1項記載の
    貼付材基布。
  5. 【請求項5】 メルトブロー不織布が、その表面におい
    て90%以上の面積率で融着されている請求項1〜4の
    いずれか1項記載の貼付材基布。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項記載の貼付
    材基布からなる貼付材。
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