JP2003250737A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JP2003250737A
JP2003250737A JP2002369911A JP2002369911A JP2003250737A JP 2003250737 A JP2003250737 A JP 2003250737A JP 2002369911 A JP2002369911 A JP 2002369911A JP 2002369911 A JP2002369911 A JP 2002369911A JP 2003250737 A JP2003250737 A JP 2003250737A
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vacuum cleaner
battery
voltage
switching
boosting
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JP2002369911A
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Hiroyuki Kushida
博之 櫛田
Tomokazu Yoshioka
友和 吉岡
Takeshi Takanose
剛 高野瀬
Takuya Ogishima
拓哉 荻島
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Toshiba Tec Corp
Original Assignee
Toshiba Tec Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 寸法や重量をさほど大きくさせず、かつ、安
価にごみ吸込み能力を向上させる。1回の充電当たりの
電池使用時間を長くする。 【解決手段】 電池101の出力電圧を駆動源として回
転駆動される電動送風機6を昇圧コンバータ回路103
によって昇圧動作させる構成を有しながら、使用者の選
択操作によって昇圧運転モードと非昇圧運転モードとを
切替えることができるようにする。これにより、電池本
数を増加させるような手法に比べ、寸法や重量の増大を
もたらすことなく、安価にごみ吸込み能力を向上させる
ことができ、また、昇圧コンバータ回路103によって
電動送風機6を常に昇圧駆動する手法に比べ、1回の充
電当たりの電池使用時間を長くすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電池から電力が供
給される電動送風機を備えた電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】電気掃除機のゴミ吸取り能力(出力)を
向上させる手法としては、電動送風機への入力電圧を増
加させる手法が一般的である。具体的には、電動送風機
の巻線を変更したり、電源電圧を上げたりすることで、
電動送風機への入力電圧を増やしている。
【0003】ここで、電気掃除機には、電池式の電気掃
除機がある。このような電池式の電気掃除機では、電池
の出力電圧が電源電圧である。現在実用化されている電
池式キャニスター式電気掃除機の電池ユニットには、ニ
ッケル水素(Ni−MH)電池を利用した電池ユニット
やニッケルカドミウム(Ni−Cd)電池を利用した電
池ユニットなどがある。電池ユニットの出力電圧を上げ
る一つの方法としては、電池本数を増やすことが考えら
れる。
【0004】また、電池式の電気掃除機で電源電圧を増
加させる他の手法としては、特開2001−16845
公報に例示されているように、コンバータ回路を用いる
手法もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】電池式の電気掃除機
は、電源コードがないコードレスであることから、使用
者は電気掃除機の本体を手に持って自由に移動しながら
掃除したりするので、小型化及び軽量化への要求が厳し
い。最新のコードレスキャニスタ式電気掃除機では、そ
の本体重量、つまり、ホース、延長管及び床ブラシなど
を除いた重量が3kg程度の製品が出てきている。
【0006】その反面、このような小型化及び軽量化が
希求される電池式の電気掃除機においても、ゴミ吸取り
能力(出力)の向上という要求もある。
【0007】ところが、電池の本数を増やすことで電動
送風機への入力電圧を上げて電気掃除機のゴミ吸取り能
力(出力)を向上させる手法を採用すると、電気掃除機
の重量が大きく増加してしまうという問題がある。
【0008】また、電気掃除機のゴミ吸取り能力(出
力)を向上させるために電池の本数を増やす手法を採用
すると、価格も大きく上昇してしまうという不都合があ
る。
【0009】加えて、電気掃除機の使用形態を考えた場
合、使用者は、常時、ゴミ吸取り能力を最高の状態とし
て掃除機を使用するわけではないので、最高のゴミ吸取
り能力に合わせて電池を搭載することは、重量的にも価
格的にも得策ではない。
【0010】このように、単に、電池の本数を増やして
電動送風機の入力電圧を上げ、これによって電気掃除機
のゴミ吸取り能力(出力)を向上させる手法は、課題が
多く実用的な対策ではないと言える。
【0011】これに対して、別の手法として前述したよ
うに、特開2001−16845公報中の図4等に例示
されるような、コンバータ回路を用いて電池電圧を昇圧
し、電動送風機の入力電圧を上げて電気掃除機のゴミ吸
取り能力を向上させる手法がある。
【0012】しかしながら、昇圧コンバータ回路を構成
するスイッチング素子等の動作時にエネルギー損失が生
ずるため、昇圧コンバータ回路を用いると、1回の充電
当たりの電池使用時間が短くなってしまうという問題が
ある。このため、昇圧コンバータ回路を用いると、頻繁
に充電する必要が生じ、使用上不都合である。
【0013】また、本発明の発明者等は、昇圧コンバー
タ回路を電気掃除機に搭載して実験を繰り返したとこ
ろ、スイッチング素子のスイッチング損失により素子が
高温になり過ぎたり、昇圧コンバータ回路に流れる電流
のピーク値や電流リップルが大きくなり過ぎたり、昇圧
コンバータ回路部のサイズが大きく重くなり過ぎたりす
る、というような幾つかの不具合を確認した。
【0014】したがって、単に、昇圧コンバータ回路を
利用して電池電圧を昇圧することによって電気掃除機の
ゴミ吸取り能力(出力)を向上させる手法も、課題が多
く実用的な対策ではないと言える。
【0015】本発明の目的は、寸法や重量をさほど大き
くさせず、かつ、安価にごみ吸込み能力を向上させるこ
とができる電気掃除機を提供することである。
【0016】本発明の目的は、1回の充電当たりの電池
使用時間を長くすることができる電気掃除機を提供する
ことである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の電気掃除機は、
電池の出力電圧を駆動源として回転駆動される電動送風
機を、前記電池の電圧を昇圧する昇圧コンバータ回路に
よって昇圧動作させる構成を有しながら、前記電動送風
機に印加する前記電池の出力電圧を前記昇圧コンバータ
回路によって昇圧する昇圧運転モードと昇圧しない非昇
圧運転モードとに切替えることができるようにし、この
ような昇圧運転モードと非昇圧運転モードとを運転モー
ド切替操作部によって選択操作可能とし、これによっ
て、必要に応じて昇圧運転モードにすることができるよ
うにした。したがって、電池本数を増加させるような手
法に比べ、寸法や重量の増大をもたらすことなく、安価
にごみ吸込み能力を向上させることができ、また、昇圧
コンバータ回路によって電動送風機を常に昇圧駆動する
手法に比べ、1回の充電当たりの電池使用時間を長くす
ることができる。
【0018】別の側面から見た本発明の電気掃除機は、
電池を駆動源として回転駆動される電動送風機を、前記
電池の電圧を昇圧する昇圧コンバータ回路によって昇圧
動作させる構成を有しながら、運転モード切替操作部
に、前記昇圧コンバータ回路によって前記電動送風機を
最大出力で動作させる運転モードを選択するための最大
運転操作部と、前記電動送風機を最大出力では動作させ
ない運転モードを選択するための運転操作部と、前記電
動送風機の回転駆動を停止させる停止モードを選択操作
するための停止操作部とを設け、前記最大運転操作部と
前記停止操作部との間に前記運転操作部を介在配置し
た。したがって、電池消費量が最大となる最大運転操作
部が停止操作部から離反した位置に位置付けられること
になり、最大運転操作部の選択操作によって電動送風機
を最大出力で動作させると電池消費量が増大することを
使用者に直感的に示すことが可能となる。これにより、
不必要に電動送風機を最大出力で動作させることが抑制
され、1回の充電当たりの電池使用時間を長くすること
ができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1ないし
図12に基づいて説明する。 1.全体の概略 まず、本実施の形態における全体の概略について説明す
る。
【0020】図1は電気掃除機の外観構成を示す斜視
図、図2は電気掃除機が内蔵する電気回路の概略回路
図、図3は電気掃除機の動作制御を説明するためのタイ
ミングチャートである。
【0021】図1に示すように、本実施の形態の電気掃
除機1は、その基体をなすハウジング2に対して、先端
部に吸込口体3を着脱自在に備えた2分割構成の延長管
4が着脱自在に接続されるホース5が着脱自在に取り付
けられて構成されている。
【0022】ハウジング2内には、後述する電動送風機
6が内蔵されており、ホース5は、その基端が図示しな
い集塵室を介して電動送風機6の吸込側に連通するよう
にハウジング2に接続されている。
【0023】また、ホース5の先端には後方に向けてホ
ース5から分岐する形状の手元操作部7が設けられてい
る。この手元操作部7は、後方に向けてホース5から分
岐する自由端側の部分に配置された握り部8と、この握
り部8を握った操作者の指で操作可能な位置に配置され
た操作部9とから構成されている。このような手元操作
部7に対して、2分割構成の延長管4が着脱自在に取り
付けられている。
【0024】さらに、ハウジング2の後部には、充電台
にセットして後述する電池101を充電させるための図
示しない充電端子が設けられている。
【0025】次いで、図2に示すように、操作部9は、
電動送風機6の電源スイッチを兼ね、電動送風機6をそ
れぞれ異なる駆動状態にするために複数種類の運転モー
ドを選択設定することができるように構成されている。
このような運転モードについて詳しく述べると、操作部
9には、図1及び図2に示すように、握り部8から延長
管4の方向に向けて、停止用操作部としての停止用ボタ
ン9aと、弱運転設定用の操作ボタン9bと、中運転設
定用の操作ボタン9cと、強運転設定用の操作ボタン9
dとが順次一列に並んで配設されている。
【0026】このような構造の電気掃除機1における電
動送風機6の駆動制御回路の構成例を図2に基づいて説
明する。
【0027】ハウジング2に内蔵された前述した電動送
風機6は、電池101を駆動源として回転駆動される。
このような電動送風機6を駆動する回路が電源回路10
2であり、この電源回路102は、昇圧コンバータ回路
103、第1のスイッチング素子104及び第2のスイ
ッチング素子105を有している。
【0028】昇圧コンバータ回路103は、電池101
の出力電圧を昇圧して電動送風機に印加する。その回路
構成については後述する。第1のスイッチング素子10
4は、電動送風機6に印加する電池101の出力電圧を
昇圧コンバータ回路103によって昇圧する昇圧運転モ
ードと昇圧しない非昇圧運転モードとに切替える切替え
手段の一部を構成する。そして、第2のスイッチング素
子105は、制御用のパワートランジスタ等の半導体ス
イッチング素子によって構成されており、スイッチング
動作を実行することで、電動送風機6に印加する電池1
01の出力電圧を可変し、これによって電動送風機6の
動作状態を強弱制御する。
【0029】昇圧コンバータ回路103、第1のスイッ
チング素子104及び第2のスイッチング素子105か
ら構成される電源回路102は、電気掃除機制御部10
6によって駆動制御される。この電気掃除機制御部10
6は、電動送風機6の駆動状態を検出、判定等するため
の図示しないハードウエア構成を備え、前述した操作部
9からの指令に従い、検出、判定された電動送風機6の
駆動状態に基づいて昇圧コンバータ回路103、第1の
スイッチング素子104及び第2のスイッチング素子1
05に対する制御信号を生成し、それらの各部103、
104及び105に制御信号を付与する(第1のスイッ
チング制御手段、第2のスイッチング制御手段)。操作
部9から電気掃除機制御部106に指令信号を送信する
ための信号送信媒体、並びに、電気掃除機制御部106
から昇圧コンバータ回路103、第1のスイッチング素
子104及び第2のスイッチング素子105に制御信号
を付与するための信号送信媒体として、本実施の形態の
電気掃除機1は、信号線107を有する。
【0030】次いで、本実施の形態の電気掃除機1は、
電気掃除機制御部106内にマイクロコンピュータを内
蔵している。このマイクロコンピュータは、CPU等の
マイクロプロセッサとROM及びRAMから構成される
メモリと(全て図示せず)から構成された例えばワンチ
ップマイコンであり、メモリに格納されたプログラムに
応じてマイクロプロセッサが各種の演算処理を実行し、
これによって電動送風機6の動作状態を制御する。
【0031】図2では、このようなマイクロコンピュー
タのハードウエア構成を図示することなく、メモリに格
納されたプログラムに応じてマイクロプロセッサが各種
の演算処理を実行する結果として生ずる各種の機能をブ
ロック化した機能ブロック図としてマイクロコンピュー
タを表現している。このような表現形態で示されるマイ
クロコンピュータによって実行される機能には、電池1
01の状態を監視する電池監視機能、昇圧コンバータ回
路103を制御する昇圧コンバータ制御機能及び電動送
風機6を駆動制御する電動送風機制御機能がある。図2
中、これらの電池監視機能、コンバータ制御手段及び電
動送風機制御機能は、それぞれ、電池監視手段108、
昇圧コンバータ制御手段109及び電動送風機制御手段
110としてブロック化されている。
【0032】もっとも、本実施の形態において、電池監
視機能、コンバータ制御手段及び電動送風機制御機能
は、その機能動作の全てをマイクロコンピュータによる
処理に依存する必要はない。これらの機能は、電子素子
を用いる電気・電子回路によっても実現可能であり、こ
のような電気・電子回路とマイクロコンピュータによる
処理との組み合わせによっても実現可能である。
【0033】次に、電気掃除機1の動作を、昇圧コンバ
ータ回路103の動作の一例を交えながら、主に図3を
参照して詳しく説明する。
【0034】電気掃除機1が停止状態にある場合、ま
ず、「弱」用の操作ボタン9bが操作されると、電動送
風機制御手段110からオン・オフ信号が出力され、そ
の信号に基づき第2のスイッチング素子105がオン・
オフ動作を繰り返し、電動送風機6が回転を始め、ゼロ
入力から、予め設定された「弱」運転モード出力WO1
まで、電動送風機6の出力が上昇する。電動送風機6の
出力は、オン・オフ信号のオン時間/(オン時間+オフ
時間)で定義されるデューティなどによって調整可能で
ある。
【0035】この状態から、「中」用の操作ボタン9c
が操作されると、電動送風機制御手段110から常時オ
ンの信号が出力され、その信号に基づき第2のスイッチ
ング素子105が常時オン(デューティ100%)の動
作をし、これによって、電動送風機6の出力は、予め設
定された「中」運転モード出力WO2まで上昇する。こ
の時には、昇圧コンバータ回路103は動作せず、した
がって、昇圧コンバータ回路103の出力電圧が電動送
風機6に供給されない。
【0036】さらに、この状態から、「強」用の操作ボ
タン9dが操作されると、昇圧コンバータ制御手段10
9から昇圧コンバータ回路103に制御信号が出力さ
れ、これによって昇圧コンバータ回路103が動作する
とともに、電気掃除機制御部106から第1のスイッチ
ング素子104に信号が出力されて第1のスイッチング
素子104が動作し、これによって電池101の出力電
圧が昇圧コンバータ回路103を経て電動送風機6に印
加される。したがって、昇圧コンバータ回路103の出
力電圧が電動送風機6に供給され、予め設定された
「強」運転モード出力WO3まで、電動送風機6の出力
が上昇する。
【0037】ここで、昇圧コンバータ回路103は、そ
の回路内で損失を発生するので、この損失は、電池10
1の1回の充電当たりの使用時間を短くしてしまう。そ
こで、本実施の形態の電気掃除機1は、電気掃除機1の
運転モードとして、弱、中、強という一般的な運転モー
ドとは別に、電池101の出力電圧を昇圧コンバータ回
路103で昇圧させることなく電動送風機6へ供給する
非昇圧運転モードと、電池101の出力電圧を昇圧コン
バータ回路103で昇圧させて電動送風機6へ供給する
昇圧運転モードとを択一的に選択することができるよう
にしている。つまり、昇圧運転モードと非昇圧運転モー
ドとを切替える第1のスイッチング素子104のスイッ
チング動作を操作部9からの指示によって制御可能であ
り、これにより、電気掃除機1の使用者は、その時々の
状況に応じて、電池101の使用時間を長くしたいか、
それとも電気掃除機1のゴミ吸込みの能力を向上させた
いか、という選択を行うことができる。したがって、本
実施の形態の電気掃除機1は、このような使用者の用途
の多様化に対応することが可能である。
【0038】なお、第1のスイッチング素子104につ
いてのスイッチング動作の制御処理は、第1のスイッチ
ング素子104と共に切替え手段を構成する。
【0039】もっとも、本実施の形態によれば、「強」
操作ボタン9dが操作された時に、昇圧コンバータ回路
103の出力電圧を電動送風機6へ供給する。このた
め、非昇圧運転モードは、電気掃除機1の弱、中、強と
いう一般的な運転モード中の弱運転モード又は中運転モ
ードにおいて設定されることになり、昇圧運転モード
は、電気掃除機1の弱、中、強という一般的な運転モー
ド中の強運転モードにおいて設定されることになる。こ
の意味で、弱運転設定用の操作ボタン9b及び中運転設
定用の操作ボタン9cは、非昇圧運転モードを選択する
ための非昇圧用操作部として機能し、強運転設定用の操
作ボタン9dは、昇圧運転モードを選択するための昇圧
用操作部として機能する。別の観点から見ると、弱運転
設定用の操作ボタン9b及び中運転設定用の操作ボタン
9cは、電動送風機6を最大出力で動作させない運転モ
ードを選択するための運転操作部として機能し、強運転
設定用の操作ボタン9dは、電動送風機6を最大出力で
動作させる運転モードを選択するための最大運転操作部
として機能することになる。また、停止用ボタン9a
は、電動送風機6の回転駆動を停止させるための停止用
操作部として機能する。
【0040】なお、図3に基づいて前述した説明では、
停止状態から「弱」用の操作ボタン9b、「中」用の操
作ボタン9c及び「強」用の操作ボタン9dが順に操作
された例で説明したため、非昇圧運転モードから昇圧運
転モードに切替った例を示しているが、停止状態でいき
なり「強」操作ボタン9dを操作した場合には、停止状
態から直接的に昇圧運転モードになる。
【0041】また、図3に基づいて前述した説明では、
昇圧運転モードにおける予め設定された出力が一つ(出
力WO3)である例を示しているが、言うまでもなく、
昇圧運転モードにおける予め設定された出力を複数設定
しても良い。
【0042】ここで、本発明の別の実施の形態を図4に
基づいて説明する。図4は、操作部9について幾つかの
構成例を示す正面図である。
【0043】図4に例示する本実施の形態の操作部9
は、「停止」設定用の操作ボタン9a、「弱」運転設定
用の操作ボタン9b、「中」運転設定用の操作ボタン9
c、「強」運転設定用の操作ボタン9dの他に、「パワ
ー」運転設定用の操作ボタン9eを備えている。これら
の各操作ボタン9a、9b、9c、9d、9eによって
設定される動作モード中、「弱」運転設定用の操作ボタ
ン9b、「中」運転設定用の操作ボタン9c及び「強」
運転設定用の操作ボタン9dによって設定される
「弱」、「中」、「強」の運転モードは、昇圧コンバー
タ回路103の出力電圧を電動送風機6へ供給しない非
昇圧運転モードである。これに対して、「パワー」運転
設定用の操作ボタン9eによって設定される「パワー」
運転モードは、昇圧コンバータ回路103の出力電圧を
電動送風機6へ供給する昇圧運転モードである。このた
め、「強」運転モードよりも「パワー」運転モードの方
が、ゴミ吸込み能力が高い。
【0044】この意味で、本実施の形態においては、弱
運転設定用の操作ボタン9b、中運転設定用の操作ボタ
ン9c及び強運転設定用の操作ボタン9dは、非昇圧運
転モードを選択するための非昇圧用操作部として機能
し、「パワー」運転設定用の操作ボタン9eは、昇圧運
転モードを選択するための昇圧用操作部として機能し、
操作部9は運転モード切替操作部として機能する。そこ
で、本実施の形態では、昇圧運転用の操作ボタン9e
が、電動送風機6の駆動力の強弱を指定するための通常
の操作ボタン9b〜9dと別個で異なるボタン形状とし
て設けられていることになる。
【0045】したがって、本実施の形態では、昇圧コン
バータ回路103を動作させる操作ボタン9e(昇圧用
操作部)と動作させない操作ボタン9b〜9d(非昇圧
用操作部)とを、使用者に分かりやすく示すことができ
る。また、本実施の形態の操作部9によれば、「強」運
転モードよりも「パワー」運転モードの方がゴミ吸込み
能力が高いということを、使用者に分かりやすく示すこ
ともできる。
【0046】ここで、図4(a)、(b)、(c)、
(d)は、各操作ボタン9a、9b、9c、9d及び9
eの配列例をそれぞれ示している。
【0047】図4(a)は、昇圧コンバータ回路103
の出力電圧を電動送風機6へ供給する昇圧運転モードを
選択するための「パワー」運転設定用の操作ボタン9e
(最大運転操作部)が、「停止」設定用の操作ボタン9
aに対して、「弱」運転設定用の操作ボタン9b、
「中」運転設定用の操作ボタン9c及び「強」運転設定
用の操作ボタン9dから構成される非昇圧運転モードを
選択するための操作ボタン(運転操作部)を介して配置
された配列例を示す。このような各操作ボタン9a、9
b、9c、9d及び9eの配列を採用することにより、
「パワー」運転設定用の操作ボタン9eが「停止」設定
用の操作ボタン9aから離反し、昇圧運転モードが安易
に使用されることが防止される。これにより、電池10
1のエネルギー損失量が多い昇圧運転モードが安易に使
用されにくくなり、1回の充電当たりの電池使用時間を
長くすることが可能となる。
【0048】図4(b)は、「停止」設定用の操作ボタ
ン9aと、非昇圧運転モードを選択するための操作ボタ
ン9b、9c及び9d(運転操作部)とが一列に配列さ
れ、このような操作ボタン9a、9b及び9cの配列ラ
インに対して直交するように「パワー」運転設定用の操
作ボタン9e(最大運転操作部)が配列された配列例で
ある。この場合、「パワー」運転設定用の操作ボタン9
eが「停止」設定用の操作ボタン9aから離反した位置
に配置されている。このような配列例でも、昇圧運転モ
ードが安易に使用されることが防止される、これによ
り、電池101のエネルギー損失量が多い昇圧運転モー
ドが安易に使用されにくくなり、1回の充電当たりの電
池使用時間を長くすることが可能となる。
【0049】図4(c)は、「パワー」運転設定用の操
作ボタン9e(最大運転操作部)が、「弱」運転設定用
の操作ボタン9b、「中」運転設定用の操作ボタン9c
及び「強」運転設定用の操作ボタン9dから構成される
非昇圧運転モードを選択するための操作ボタン(運転操
作部)に対して、「停止」設定用の操作ボタン9aを介
して配置された配列例を示す。このような各操作ボタン
9a、9b、9c、9d及び9eの配列を採用すること
により、非昇圧運転モードを選択するための操作ボタン
9b、9c及び9d並びに「停止」設定用の操作ボタン
9aと「パワー」運転設定用の操作ボタン9eとが明確
に区別され、昇圧運転モードが安易に使用されることが
防止される。これにより、電池101のエネルギー損失
量が多い昇圧運転モードが安易に使用されにくくなり、
1回の充電当たりの電池使用時間を長くすることが可能
となる。
【0050】図4(d)は、「停止」設定用の操作ボタ
ン9aと、非昇圧運転モードを選択するための操作ボタ
ン9b、9c及び9d(運転操作部)とが一列に配列さ
れ、このような操作ボタン9a、9b及び9cの配列ラ
インに対して直交するように「パワー」運転設定用の操
作ボタン9e(最大運転操作部)が配列された配列例で
ある。この場合、「パワー」運転設定用の操作ボタン9
eが「停止」設定用の操作ボタン9aに隣接した位置に
配置されている。このような配列例でも、昇圧運転モー
ドが安易に使用されることが防止され、これにより、電
池101のエネルギー損失量が多い昇圧運転モードが安
易に使用されにくくなり、1回の充電当たりの電池使用
時間を長くすることが可能となる。
【0051】さらに、昇圧コンバータ回路103の出力
電圧を電動送風機6へ供給する昇圧運転モードであるこ
とを使用者に分かり易くし、操作ボタン9eがゴミ吸込
み能力を最高レベルにするボタンであることをより意識
させ易くするための具体的な手法としては、 ・昇圧コンバータ回路103の出力電圧を電動送風機6
へ供給する操作ボタン9eと、電池101の出力電圧を
直接的に電動送風機6へ供給する操作ボタン9b〜9d
とを別個に設ける ・昇圧コンバータ回路103の出力電圧を電動送風機6
へ供給する操作ボタン9eの表記文字を、例えば「強」
のような「中」、「弱」との関連を連想させる文字を使
用せずに、「パワー」のような全く態様の異なる文字を
使用する ・昇圧コンバータ回路103の出力電圧を電動送風機6
へ供給する操作ボタン9eと、電池101の出力電圧を
直接的に電動送風機6へ供給する操作ボタン9b〜9d
との表記文字の様態(色やフォントなど)、背景の様態
(色や模様)などを変える ・昇圧コンバータ回路103の出力電圧を電動送風機6
へ供給する操作ボタン9eを停止設定用の操作ボタン9
aに隣接させずに離して配置するというような各種の手
法を採用することが可能である。 2.各部の詳細 次いで、本実施の形態における各部の詳細について説明
する。
【0052】[操作部9]ここでは、図5等を参照しな
がら、図2に例示した操作部9の具体的な構造及び作用
について説明する。図5は、操作部9の電気回路図であ
る。
【0053】本実施の形態では、電気掃除機制御部10
6内において、基準電圧V1の値が操作部9の操作状態
に応じて変化するように構成され、こうして変動する基
準電圧V1の値がアナログ・デジタル変換器であるAD
/C201によってデジタル信号に変換された後に電圧
読取手段202によって読み取られるように構成されて
いる。
【0054】基準電圧V1の値を操作部9の操作状態に
応じて変化させるための回路構成(電圧可変回路)とし
て、本実施の形態では、抵抗R5と抵抗R6との間で検
出することができる電圧をAD/C201に入力するよ
うにしつつ、操作部9の各操作ボタン9a、9b、9
c、9dが操作されることで切替えられるスイッチ20
3a、203b、203c、203dを操作部9に設
け、これらの各スイッチ203a、203b、203
c、203dの切替え状態に応じて、それぞれ値が異な
る抵抗R7、R8、R9、R10が抵抗R6に並列接続
されるような回路構成が設けられている。
【0055】したがって、操作部9の各操作ボタン9a
〜9dを操作することにより、基準電圧V1の値が変化
し、こうして変動する基準電圧V1がAD/C201に
入力されてデジタル信号に変換され、変換後のデジタル
信号が電圧読取手段202に入力される。
【0056】そして、電気掃除機制御部106内に設け
られたマイクロコンピュータが備える図示しない記憶領
域には、操作部9で「弱」用の操作ボタン9bが操作さ
れることにより電圧読取手段202によって読み取られ
る信号が、例えばV2〜V3の電圧値に対応する場合
は、電動送風機6の出力がWO1になるような電動送風
機制御手段110の制御値(デューティなど)が記憶さ
れている。
【0057】また、その図示しない記憶領域には、同様
に、操作部9で「中」用の操作ボタン9cが操作される
ことにより電圧読取手段202によって読み取られる電
圧値に対応する信号に従って、電動送風機6の出力がW
O2になるような電動送風機制御手段110の制御値
(デューティなど)が記憶されている。
【0058】さらに、その図示しない記憶領域には、同
様に、操作部9で「強」用の操作ボタン9dが操作され
ることにより電圧読取手段202によって読み取られる
電圧値に対応する信号に従って、昇圧コンバータ回路1
03の出力電圧を電動送風機6に供給するように、第1
のスイッチング素子104に電気掃除機制御部106か
ら信号を出力する情報や、電動送風機6の出力がWO3
になるような電動送風機制御手段110の制御値(デュ
ーティなど)などの昇圧運転モードの情報が記憶されて
いる。
【0059】このように、本実施の形態においては、操
作部9が複数の電圧を選択設定可能であり、操作部9で
設定された電圧を電圧読取手段202で読み取り、この
読み取った電圧に従い、複数の運転モードを切替える
(制御手段)。このため、従来の非昇圧運転モードに昇
圧運転モードが追加されたとしても、操作部9と接続す
べきAD/C201の信号線等の信号線を増やすことな
く、安価に運転モードの追加を実現可能にする。
【0060】なお、操作部9の説明として、図2に例示
する操作部9について説明したが、図4に示す操作部9
においても同様に適用可能であることは言うまでもな
い。
【0061】[昇圧コンバータ回路103]次に、昇圧
コンバータ回路103について図6を用いて説明する。
図6は、昇圧コンバータ回路103の電気回路図であ
る。
【0062】昇圧コンバータ回路103は、エネルギー
の蓄積と放出の役割をなす磁気部品であるリアクトル3
01、制御端子を持つトランジスタにより構成された第
3のスイッチング素子302(スイッチング素子30
2)、逆流防止素子としてのダイオード303及びコン
デンサ304等により構成されている。
【0063】リアクトル301は、主に巻線(コイル)
と磁性材料からなるコアから構成され、巻線(コイル)
の中にコアを挿入し、巻線(コイル)に電流を流すこと
によってエネルギーを蓄積し、そのエネルギーをスイッ
チング手段などにより放出する構造の電気素子である。
【0064】特に、本実施の形態のリアクトル301
は、フェライト、ダスト、パーマロイ、アモルファス合
金などの磁性材料からなるコアと巻線(コイル)などか
ら構成される。コアの形状は、ソレノイド形状やトロイ
ダル形状などである。
【0065】昇圧コンバータ回路103は、電池101
に接続される入力端子Paと、共通端子Pbと、電動送
風機6側に接続される出力端子Pcとを有し、入力端子
Paにリアクトル301の一方の端子が接続され、リア
クトル301の他方の端子と第3のスイッチング素子3
02(スイッチング素子302)の一方の端子とが接続
され、第3のスイッチング素子302(スイッチング素
子302)の他方の端子と共通端子Pbとが接続され、
第3のスイッチング素子302(スイッチング素子30
2)の制御端子であるベースに対して昇圧コンバータ制
御手段109の出力側が接続され、リアクトル301と
第3のスイッチング素子302(スイッチング素子30
2)との接続点とダイオード303の一方の端子とが接
続され、ダイオード303の他方の端子とコンデンサ3
04の一方の端子とが接続され、コンデンサ304の他
方の端子と共通端子Pbとが接続され、ダイオード30
3とコンデンサ304との接続点が出力端子Pcに接続
され、出力端子Pcと共通端子Pbとの間に電池101
の電圧を昇圧した電圧を出力するように構成されてい
る。
【0066】このような構成において、例えば、「強」
用の操作ボタン9dが操作された場合、昇圧コンバータ
回路103が動作するように昇圧コンバータ制御手段1
09により出力されるPWMパルス(PWM:Pulse Wi
dth Modulation)に基づいて、第3のスイッチング素子
302(スイッチング素子302)がスイッチング動作
を開始し、電動送風機6に供給される電圧が昇圧され
る。そして、予め設定された「強」運転モードに対応し
たゴミ吸込み性能(出力)で電気掃除機1が働くよう
に、電動送風機制御手段110が作動する。
【0067】本実施の形態では、この「強」運転モード
は、電気掃除機1の最高のゴミ吸込み性能又は最高出力
を有する運転モードである。ここで、最高のゴミ吸込み
性能を有する運転モードとは、掃除対象物を同一にした
状態で、ホース5を通して吸込む風の風量を、最も大き
くする電気掃除機1の運転モードである。
【0068】昇圧コンバータ回路103の昇圧動作を説
明する。昇圧コンバータ制御手段109から出力される
パルス信号により第3のスイッチング素子302(スイ
ッチング素子302)をオンにすると電流ISが流れ、
電流ILによりリアクトル301にエネルギーが蓄えら
れる。次に、昇圧コンバータ制御手段109により第3
のスイッチング素子302(スイッチング素子302)
をオフにすると、リアクトル301に蓄積されているエ
ネルギーはダイオード303を経て電流IDとして電動
送風機6側に流れ、コンデンサ304に充電される。こ
のように、昇圧コンバータ制御手段109により第3の
スイッチング素子302(スイッチング素子302)の
オン・オフを連続的に行うことによって、電池101か
らリアクトル301へのエネルギーの蓄積と放出との繰
返しを実現する。
【0069】この際、コンデンサ304に蓄えられてい
るエネルギーは、ダイオード303によって、リアクト
ル301に戻ることはない。この意味で、ダイオード3
03は逆流防止素子として機能する。これにより、コン
デンサ304の電圧は、電池101よりも高い電圧で充
電され、電動送風機6に供給される。
【0070】ここで、本実施の形態では、昇圧した電
圧、すなわち電動送風機6の入力電圧を検出し、その検
出値に基づいて、昇圧コンバータ制御手段109から第
3のスイッチング素子302(スイッチング素子30
2)に対して出力するPWM信号の少なくとも周波数又
はオン時間/(オン時間+オフ時間)で定義されるデュ
ーティを変化させることにより、電動送風機6の入力電
圧を一定に保つように制御する、いわゆるフィードバッ
ク制御(閉ループ制御)を行う。そこで、本実施の形態
では、電動送風機6の入力電圧を検出するために、第2
のスイッチング素子105の前段に設けられた二つの抵
抗R1、R2の間に生ずる電位差を検出する電動送風機
入力電圧検出部305が設けられている。
【0071】もっとも、電動送風機6の入力電圧を一定
に保つように制御する、いわゆるフィードバック制御
(閉ループ制御)は、本発明の実施に不可欠ではない。
【0072】このように、昇圧コンバータ回路103で
は、第3のスイッチング素子302(スイッチング素子
302)の動作により、電池101の出力電圧を電動送
風機6へ供給したり、昇圧コンバータ回路103の出力
電圧を電動送風機6へ供給したりするので、第3のスイ
ッチング素子302(スイッチング素子302)は、第
1のスイッチング素子104と同様な作用を奏する。
【0073】さらに、第3のスイッチング素子302
(スイッチング素子302)の動作を停止させてオフさ
せると、電池101の直流電圧出力がリアクトル301
での損失がほとんどない状態で通過するので、昇圧コン
バータ回路103をバイパスした場合における動作とほ
ぼ等価になる。
【0074】また、本実施の形態の昇圧コンバータ回路
103では、電動送風機6に電池101の出力電圧を直
接印加する非昇圧運転モードと昇圧コンバータ回路10
3を経由させて印加する昇圧運転モードとを切替える切
替手段が、昇圧コンバータ回路103を構成する要素で
兼用することができる。したがって、図2や図5に例示
する第1のスイッチング素子104のような部品が不要
となるので、回路構成を簡略化することができるととも
に、電気掃除機1の軽量化及び小型化に貢献する。
【0075】<電池>次に、電動送風機6に電力を供給
する電池101について図7を参照して説明する。図7
は、電池101の出力電圧の経時変化を示すグラフであ
る。
【0076】電池101は、例えば、ニッケルカドミウ
ム(Ni−Cd)電池、ニッケル水素(Ni−MH)電
池、リチウムイオン電池などの二次電池を複数本直列に
接続した構成である。また、電流容量が必要な場合は、
並列に接続する。このような電池101の出力電圧は、
充電後に15V〜35Vの範囲内にあり、その後、電気
掃除機1を使用したり、使用せずに放置したりして出力
電圧は下がるものの、少なくとも、昇圧コンバータ回路
103を動作させる時は、電池101の出力電圧は、充
電後に15V〜35Vの範囲内にある。図7中では、電
池特性A−2、A−3がこれに当たる。
【0077】また、電池特性A−4のように、充電後の
電池101の出力電圧が15Vより小さい場合は、電気
掃除機1のゴミ吸込力が小さく実用的でない。ゴミ吸込
力を上げるために電流を増やすことも選択肢としては考
えられるが、電流の増大に伴って回路部品が大きくな
り、そしてコストが高くなることから、電気掃除機1用
の電池101としては実用的ではない。
【0078】また、電池監視手段108と電池電圧検出
部306(図6参照)などを用いて電池101の出力電
圧が15Vよりも小さくなったことを検出した時は、電
気掃除機1のゴミ吸引力がかなり低下するので、電動送
風機制御手段110によって電気掃除機1を動作させな
いように制御する。この時、図示しない表示手段を用い
て、電池101の充電が必要なことを、使用者に知らせ
たりする。
【0079】ここで、電池101の出力電圧を検出する
電池電圧検出部306は、電池101の後段直後に設け
られた二つの抵抗R3、R4の間に生ずる電位差を検出
し、これによって電池101の出力電圧を検出する。
【0080】また、電動送風機6の入力電圧を一定に保
つように制御する、いわゆる、フィードバック制御(閉
ループ制御)を行っている場合で、電池101の出力電
圧が15Vよりも小さくなった時は、昇圧率が大きくな
り過ぎて効率が低下するので、少なくとも、昇圧コンバ
ータ回路103を動作させないように制御する。
【0081】いずれにしても、電池101の出力電圧が
15Vよりも小さくなった時は、昇圧コンバータ回路1
03を動作させないようにする。
【0082】また、電池特性A−1のように充電後の出
力電圧が35Vより大きい場合は、電池101の大型
化、大重量化、高コスト化を招き、電気掃除機1用の電
池101としては実用的ではない。
【0083】<リアクトル>次に、エネルギーの蓄積と
放出との繰返しを行うリアクトル301について図8及
び図9を参照して説明する。
【0084】図8は、リアクトル301の直流重畳特性
を示すグラフであり、横軸に重畳電流、縦軸にインダク
タンスをそれぞれ示す。周波数は20kHz〜200k
Hzの範囲内である。
【0085】本発明では、リアクトル特性B−2、B−
3のように、電池101の平均電流Iave及びピーク
電流Ipにおけるインダクタンスが10μH〜200μ
Hのリアクトル301を使用する。特に、リアクトル3
01のコア磁性材料として鉄系アモルファス合金を使用
し、コアの形状がトロイダル形状で、さらにギャップを
設けることにより、小型・軽量のリアクトル301が実
現でき、このリアクトル301を昇圧コンバータ回路1
03に用いることにより、今までに無い小型で軽量の電
気掃除機1を実現することができる。
【0086】リアクトル特性B−1のリアクトル301
を使用した場合は、リアクトル301が大型化、大重量
化し、電気掃除機1用のリアクトル301としては実用
的ではない。
【0087】リアクトル特性B−4のリアクトル301
を使用して実用的な昇圧率を確保するためには、電流I
Lを大きくする必要があり、電池101の大電流化、大
型化、大重量化、高コスト化を招くので、電気掃除機1
用のリアクトル301としては実用的ではない。
【0088】図9は、このようなインダクタンスと重量
との関係、及び、インダクタンスと電池重量との関係を
示すグラフである。
【0089】<PWM信号の周波数(スイッチング周波
数)と昇圧率との決定手法>次に、昇圧コンバータ制御
手段109から出力するPWM信号の周波数と昇圧コン
バータ回路103の昇圧率とを決める手法の具体的な例
を、図10を参照して説明する。図10は、昇圧コンバ
ータ制御手段109の一構成例を示す回路図である。
【0090】図10に示すように、操作部9の操作によ
り昇圧コンバータ制御手段109を動作させる。この昇
圧コンバータ制御手段109において、誤差増幅器35
1に対して、基準電圧部352と電動送風機入力電圧検
出部353とから各々信号が入力され、誤差増幅器35
1の出力信号と発振部354から発振される三角波信号
とがPWM比較部355に入力される。三角波信号を発
振する発振部354としては周知のものを用いればよ
い。そして、PWM比較部355からPWM信号が出力
され、第3のスイッチング素子302(スイッチング素
子302)のオン・オフを制御する。そこで、発振部3
54から発振される三角波信号の周波数を適宜設定する
ことにより、PWM信号の周波数を制御することができ
る。
【0091】また、分圧抵抗R1,R2による分圧比R
1/R2を適宜設定することにより、PWM信号のデュ
ーティが適宜変化し、昇圧率を制御することができる。
これによれば、電気掃除機1の出力変動に伴う昇圧コン
バータ回路103の出力電圧変化や、電池101の出力
電圧の低下に対しても、昇圧率が変化し、昇圧コンバー
タ回路103の出力電圧を、ほぼ設定値に保つことがで
きる。 (a)PWM信号の周波数(スイッチング周波数) ここで、昇圧コンバータ制御手段109におけるPWM
比較部355から出力されるPWM信号の周波数(第3
のスイッチング素子302(スイッチング素子302)
のスイッチング周波数)について、図11を参照して説
明する。
【0092】PWM信号の周波数を下げていくと、電流
リップルが大きくなる傾向がある。大きな電流リップル
が発生する場合、コンデンサ304には充分に大きな電
気容量が求められるため、コンデンサ304が大型化
し、コストも高くなる。そこで様々な実験から、PWM
信号の周波数が20kHz以上であれば、昇圧コンバー
タ回路103における電流リップルが電気掃除機1用と
して実用範囲に収まることを確認した。
【0093】また、PWM信号の周波数を上げていく
と、第3のスイッチング素子302(スイッチング素子
302)のスイッチング損失が増加し、第3のスイッチ
ング素子302(スイッチング素子302)の温度が上
昇する傾向がある。大きな発熱が発生する場合、第3の
スイッチング素子302(スイッチング素子302)の
信頼性もさることながら、他の部品の信頼性や寿命にも
悪影響を及ぼすことになる。また、スイッチング損失が
増加に伴い、昇圧コンバータ回路103の効率も低下す
る。そこで様々な実験から、電気掃除機に搭載する昇圧
コンバータ回路103のPWM信号の周波数は、200
kHz以下が実用範囲であることを確認した。また、第
3のスイッチング素子302(スイッチング素子30
2)やダイオード303などの部品は、電動送風機6が
生み出す流体の流れにより、必要なだけ冷却する。
【0094】以上のことから、電気掃除機に搭載する昇
圧コンバータ回路103におけるPWM信号の周波数
は、20kHz〜200kHzが適正範囲である。 (b)昇圧率 昇圧率を低く設定しすぎると、昇圧コンバータ回路10
3を搭載する費用対効果の面から、実用的でない。
【0095】その反面、昇圧率を高く設定しすぎると、
第3のスイッチング素子302(スイッチング素子30
2)に対して出力するPWM信号のデューティが大きく
なり、電流Idが流れる時間が短くなることから、電流
Idのピーク値が大きくなる。従って、ダイオード30
3やコンデンサ304などの部品が大型化し、電気掃除
機1用としては実用的ではない。
【0096】以上のことから、電気掃除機1に搭載する
昇圧コンバータ回路103における昇圧率は、1.2倍
〜2.5倍が適正範囲である。 (c)電動送風機6に対する入力 図3に示すように、「強」用の操作ボタン9dを操作し
て、昇圧コンバータ制御手段109からPWM信号が出
力され昇圧コンバータ回路103が動作し、予め設定さ
れた「強」運転モード出力WO3まで電動送風機6の出
力が上昇するときの電動送風機6の入力は、180W〜
450Wで調節されている。
【0097】昇圧コンバータ回路103を動作させたと
きの電動送風機6の入力を低く設定しすぎると、昇圧コ
ンバータ回路103を搭載する費用対効果の面から、電
気掃除機1用としては実用的でない。
【0098】その反面、昇圧コンバータ回路103を動
作させたときの電動送風機の入力を高く設定しすぎる
と、一充電当たりの連続使用時間が短くなりすぎて、電
気掃除機1用としては実用的ではない。
【0099】以上のことから、電気掃除機における昇圧
コンバータ回路103を動作させたときの電動送風機の
入力は180W〜450Wが適正範囲である。
【0100】[昇圧コンバータ回路103の別の実施の
形態]昇圧コンバータ回路103の別の実施の形態を図
12に基づいて説明する。図12は、昇圧コンバータ回
路103の電気回路図である。
【0101】本実施の形態の昇圧コンバータ回路103
では、磁気部品としてのリアクトル301に代えて、1
次巻線401a及び2次巻線401bを有するトランス
401が用いられている。このトランス401の1次巻
線401aと2次巻線401bは逆接続されている。
【0102】このような昇圧コンバータ回路103は、
より詳細には、電池101に接続される入力端子Pa及
び入力側共通端子Pdと、電動送風機6側に接続される
出力端子Pc及び出力側共通端子Peとを有し、入力端
子Paとトランス401の1次巻線401aの一方の端
子とが接続され、トランス401の1次巻線401aの
他方の端子と第3のスイッチング素子302(スイッチ
ング素子302)の一方の端子とが接続され、第3のス
イッチング素子302(スイッチング素子302)の他
方の端子と入力側共通端子Pdとが接続され、第3のス
イッチング素子302(スイッチング素子302)の制
御端子に対して昇圧コンバータ制御手段109の出力側
が接続され、トランス401の2次巻線401bの一方
の端子がダイオード303の一方の端子に接続され、ダ
イオード303の他方の端子とコンデンサ304の一方
の端子とが接続され、コンデンサ304の他方の端子と
トランス401の2次巻線401bの他方の端子とが接
続され、ダイオード303とコンデンサ304との接続
点が出力端子Pcに接続され、コンデンサ304とトラ
ンス401の2次巻線401bとの接続点が出力側共通
端子Peに接続され、出力端子Pcと出力側共通端子P
eとの間に電池101の電圧を昇圧した電圧を出力する
ように構成されている。
【0103】このような昇圧コンバータ回路103の昇
圧動作を説明する。
【0104】昇圧コンバータ制御手段109から出力さ
れるパルス信号により第3のスイッチング素子302
(スイッチング素子302)をオンにすると、電流IT
1が流れ、トランス401にエネルギーが蓄えられる。
この時、トランス401において1次巻線401aと2
次巻線401bとは逆接続されているので、ダイオード
303により2次側に電流は流れない。
【0105】次に、昇圧コンバータ制御手段109によ
り第3のスイッチング素子302(スイッチング素子3
02)をオフすると、トランス401の巻線には逆起電
圧が発生し電位が反転するので、トランス401に蓄積
されているエネルギーは、ダイオード303を経て電流
IT2として2次巻線401b側(電動送風機6側)に
放出される。そして、コンデンサ304に電池101よ
りも高い電圧で充電され、電動送風機6に供給される。
【0106】このような構成において、電動送風機6の
入力電圧の検出値に基づいて、昇圧コンバータ制御手段
109から第3のスイッチング素子302(スイッチン
グ素子302)に対して出力するPWM信号の少なくと
も周波数又はデューティを変化させることにより、電動
送風機6の入力電圧を一定に保つような制御が実行され
る。
【0107】これにより、本実施の形態の昇圧コンバー
タ回路103も、図6に例示したリアクトル301を用
いる昇圧コンバータ回路103と同様な作用・効果を奏
することになる。
【0108】[各実施の形態における作用効果]以上説
明した各実施の形態において、昇圧運転モードは、電動
送風機を最大出力で駆動することから、昇圧運転モード
におけるゴミ吸込み能力を最も高くすることができ、使
用者の期待に応えることができる。
【0109】また、昇圧運転モードは、最もゴミ吸込み
能力が高い状態となるように電動送風機を駆動すること
から、使用者の期待に応えることができる。
【0110】また、運転モード切替操作部は、非昇圧用
操作部と独立させて、昇圧運転モードを選択するための
昇圧用操作部を有することから、現在の動作モードか昇
圧運転モードなのか非昇圧運転モードなのかを使用者に
分かり易く示すことができ、情報提供機能をユーザフレ
ンドリーなものとすることができる。
【0111】この場合において、昇圧用操作部は、非昇
圧用操作部と異なる態様で設けられていることから、現
在の動作モードが昇圧運転モードなのか非昇圧運転モー
ドなのかを使用者に分かり易く示すことができる。特
に、昇圧運転モードは、電動送風機を最大出力で駆動す
る場合や、最もゴミ吸込み能力が高い状態となるように
電動送風機を駆動する場合には、現在の動作モードが、
ゴミ吸込み能力が最高レベルであるということを使用者
により意識させ易くすることができる。
【0112】しかも、昇圧用操作部が、電動送風機の回
転駆動を停止させるための停止用操作部に対して非昇圧
用操作部を介在させた位置に配置されている場合には、
昇圧用操作部の操作が停止という状態と最もかけ離れた
状態を引き起こすことを使用者に直観させることがで
き、情報提供機能をユーザフレンドリーなものとするこ
とができる。
【0113】また、昇圧用操作部は、非昇圧用操作部に
対して電動送風機の回転駆動を停止させるための停止用
操作部を介在させた位置に配置されている場合には、昇
圧用操作部と非昇圧用操作部とが別個独立したものであ
り、したがって、昇圧運転モードにするためには昇圧用
操作部を操作すれば良いということを使用者に直観させ
ることができ、情報提供機能をユーザフレンドリーなも
のとすることができる。
【0114】また、電気掃除機の運転モードの中で、昇
圧コンバータ回路により電動送風機を最大出力で動作さ
せる最大運転操作部と、電気掃除機の動作を停止させる
停止操作部とが隣接しないように配置されている場合に
は、最大運転操作部の操作が停止という状態から最もか
け離れた状態を引き起こすということ、消費電力が大き
く連続使用時間が短くなるということを、使用者に直観
させることができ、情報提供機能をユーザフレンドリー
なものとすることができる。
【0115】さらに、最大運転操作部が、その他の運転
操作部と異なる態様で設けられている場合には、最大運
転操作部により選択された動作モードが、ゴミ吸込能力
が最高レベルであるということを使用者により意識させ
易くすることができる。
【0116】また、前述した各実施の形態において、切
替え手段は、昇圧コンバータ回路を介在させて電池の出
力電圧を電動送風機に印加する経路と昇圧コンバータ回
路を介在させずに電池の出力電圧を電動送風機に印加す
る経路とを切替える第1のスイッチング素子と、運転モ
ード切替操作部の選択操作に応じて前記第1のスイッチ
ング素子のスイッチング動作を制御する第1のスイッチ
ング制御手段と、を具備するので、切替え手段を簡易に
構成することができる。
【0117】特に、第1のスイッチング制御手段は、運
転モード切替操作部の選択操作に応じて電圧を可変する
電圧可変回路と、電圧可変回路によって可変される電圧
値を読み取る電圧読取手段と、電圧読取手段が読み取っ
た電圧値に従い第1のスイッチング素子のスイッチング
動作を制御する制御手段と、を具備するようにした場合
には、操作部と切替え手段との間の信号の送受信を簡易
な構成によって実現することができる。
【0118】また、前述した各実施の形態において、電
動送風機の回転駆動の強弱を指定操作するための運転モ
ード切替操作部と、電池と電動送風機との間に介在接続
され、スイッチング動作を行うことで電動送風機に印加
する電池の出力電圧を可変する第2のスイッチング素子
と、運転モード切替操作部の選択操作に応じて第2のス
イッチング素子のスイッチング動作を制御する第2のス
イッチング制御手段と、を具備するので、電動送風機の
動作状態の強弱制御を行うことができる。
【0119】この場合、第2のスイッチング制御手段
は、運転モード切替操作部の選択操作に応じて電圧を可
変する電圧可変回路と、電圧可変回路によって可変され
る電圧値を読み取る電圧読取手段と、電圧読取手段が読
み取った電圧値に従い第2のスイッチング素子のスイッ
チング動作を制御する制御手段と、を具備する場合に
は、簡易な構造によって電動送風機の動作状態の強弱制
御が行うことができる。
【0120】また、前述した各実施の形態において、昇
圧コンバータ回路は、エネルギーの蓄積が可能な磁気部
品と第3のスイッチング素子とを有し、第3のスイッチ
ング素子をPWM信号によってPWM制御することによ
り、電池から磁気部品へのエネルギーの蓄積とその放出
とを繰り返して電池の出力電圧を昇圧するので、簡易な
構成によって昇圧コンバータ回路を実現することができ
る。
【0121】この場合、磁気部品には、リアクトルを用
いることができる。磁気部品がリアクトルである場合、
昇圧コンバータ回路は、第3のスイッチング素子がオン
の場合にリアクトルにエネルギーを蓄え、第3のスイッ
チング素子がオフの場合にリアクトルから放出されたエ
ネルギーをコンデンサに蓄え、このコンデンサから電池
の電圧を昇圧した電圧を出力する。この場合、コンデン
サからリアクトルへのエネルギーの逆流を防止する逆流
防止素子を有する構成とすることが好適である。
【0122】また、前述した各実施の形態において、昇
圧コンバータ回路は、記磁気部品としてリアクトルを用
い、電池の両端にそれぞれ接続された入力端子と共通端
子との間に、直列接続されたリアクトル及び第3のスイ
ッチング素子を接続し、リアクトル及び第3のスイッチ
ング素子の接続点と共通端子との間に、直列接続された
ダイオード及びコンデンサを接続し、ダイオード及びコ
ンデンサの接続点に出力端子を接続し、出力端子と共通
端子との間から電池の出力電圧を昇圧した電圧を出力す
るので、簡易な構成によって昇圧コンバータ回路を実現
することができ、しかも、第3のスイッチング素子とそ
の制御とによって切替え手段をも兼ねることができ、こ
れによって、部品を兼用して回路構成をより簡易にする
ことができる。
【0123】この場合、本実施の形態において、昇圧運
転モード時には、電池の電圧が15V〜35Vの範囲で
ある。これにより、電気掃除機用として実用的な昇圧運
転モードを実現することができる。
【0124】また、本実施の形態において、昇圧運転モ
ード時には、昇圧コンバータ回路の昇圧率が1.2倍〜
2.5倍の範囲である。これにより、電気掃除機用とし
て実用的な昇圧運転モードを実現することができる。
【0125】また、本実施の形態において、昇圧運転モ
ード時には、電動送風機への入力が180W〜450W
の範囲である。これにより、電気掃除機用として実用的
な昇圧運転モードを実現することができる。
【0126】また、本実施の形態において、昇圧運転モ
ード時には、第3のスイッチング素子に入力されるPW
M信号の周波数が20kHz〜200kHzの範囲であ
る。これにより、電気掃除機用として実用的な昇圧運転
モードを実現することができる。
【0127】また、本実施の形態において、昇圧運転モ
ード時には、リアクトルのインダクタンスが電池の平均
電流及びピーク電流において10μH〜100μHの範
囲である。これにより、電気掃除機用として実用的な昇
圧運転モードを実現することができる。
【0128】また、磁気部品には、1次巻線と2次巻線
とを有するトランスを用いることができる。磁気部品が
1次巻線と2次巻線とを有するトランスである場合、昇
圧コンバータ回路は、第3のスイッチング素子がオンの
場合にトランスにエネルギーを蓄え、第3のスイッチン
グ素子がオフの場合にトランスから放出されたエネルギ
ーをコンデンサに蓄え、このコンデンサから電池の電圧
を昇圧した電圧を出力する。この場合、コンデンサから
トランスへのエネルギーの逆流を防止する逆流防止素子
を有する構成とすることが好適である。
【0129】また、前述した各実施の形態において、昇
圧コンバータ回路は、電池の両端にそれぞれ接続された
入力端子と入力側共通端子との間に、直列接続されたト
ランスの1次側及び第3のスイッチング素子を接続し、
トランスの2次側に、直列接続されたダイオード及びコ
ンデンサを接続し、ダイオード及びコンデンサの接続点
に出力端子を接続し、コンデンサ及びトランスの2次側
の接続点に出力側共通端子を接続し、出力端子と出力側
共通端子との間に電池の出力電圧を昇圧した電圧を出力
するので、簡易な構成によって昇圧コンバータ回路を実
現することができ、しかも、第3のスイッチング素子と
その制御とによって切替え手段をも兼ねることができ、
これによって、部品を兼用して回路構成をより簡易にす
ることができる。
【0130】
【発明の効果】本発明の電池式の電気掃除機は、上述の
ように構成したので、寸法や重量をさほど大きくさせ
ず、かつ、安価にごみ吸込み能力を向上させることがで
き、また、1回の充電当たりの電池使用時間を長くする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態としての電気掃除機の外観
構成を示す斜視図である。
【図2】電気掃除機が内蔵する電気回路の概略回路図で
ある。
【図3】電気掃除機の動作制御を説明するためのタイミ
ングチャートである。
【図4】操作部について別の実施の形態を示す正面図で
ある。
【図5】操作部の電気回路図である。
【図6】昇圧コンバータ回路の電気回路図である。
【図7】電池の出力電圧の経時変化を示すグラフであ
る。
【図8】リアクトルの直流重畳特性を示すグラフであ
る。
【図9】リアクトルにおけるインダクタンスと重量との
関係、及び、インダクタンスと電池重量との関係を示す
グラフである。
【図10】昇圧コンバータ制御手段を構成する回路の一
例を示す回路図である。
【図11】昇圧コンバータにおけるスイッチング周波数
を説明するためのグラフである。
【図12】昇圧コンバータ回路の電気回路図である。
【符号の説明】
1 電気掃除機 6 電動送風機 9 運転モード切替操作部(操作部) 9a 停止用操作部 9b〜c 非昇圧用操作部、運転操作部(操作ボタ
ン) 9b〜d 非昇圧用操作部、運転操作部(操作ボタ
ン) 9d 昇圧用操作部、最大運転操作部(操作ボタ
ン) 9e 昇圧用操作部、最大運転操作部(操作ボタ
ン) 101 電池 103 昇圧コンバータ回路 104 第1のスイッチング素子 105 第2のスイッチング素子 202 電圧読取手段 301 磁気部品、リアクトル 302 第3のスイッチング素子 303 逆流防止素子、ダイオード 304 コンデンサ 401 磁気部品、トランス 401a 1次巻線 401b 2次巻線 Pa 入力端子 Pb 共通端子 Pc 出力端子 Pd 入力側共通端子 Pe 出力側共通端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高野瀬 剛 静岡県三島市南町6番78号 東芝テック株 式会社三島事業所内 (72)発明者 荻島 拓哉 静岡県三島市南町6番78号 東芝テック株 式会社三島事業所内 Fターム(参考) 3B057 DA01 DC01 DE02 5H571 AA10 BB02 CC04 CC09 EE03 HA08 HB01 HC03 HD02 LL23

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池を駆動源として回転駆動される電動
    送風機と、 前記電池の出力電圧を昇圧して前記電動送風機に印加す
    る昇圧コンバータ回路と、 前記電動送風機に印加する前記電池の出力電圧を前記昇
    圧コンバータ回路によって昇圧する昇圧運転モードと昇
    圧しない非昇圧運転モードとに切替える切替え手段と、 前記昇圧運転モードと前記非昇圧運転モードと前記電動
    送風機の回転駆動を停止させる停止モードとを選択操作
    するための運転モード切替操作部と、を具備する電気掃
    除機。
  2. 【請求項2】 前記昇圧運転モードは、前記電動送風機
    を最大出力で駆動する請求項1記載の電気掃除機。
  3. 【請求項3】 前記昇圧運転モードは、最もゴミ吸込み
    能力が高い状態となるように前記電動送風機を駆動する
    請求項1記載の電気掃除機。
  4. 【請求項4】 前記運転モード切替操作部は、前記非昇
    圧運転モードを選択するための非昇圧用操作部と独立さ
    せて、前記昇圧運転モードを選択するための昇圧用操作
    部を有する請求項1記載の電気掃除機。
  5. 【請求項5】 前記昇圧用操作部は、前記非昇圧用操作
    部と異なる態様で設けられている請求項4記載の電気掃
    除機。
  6. 【請求項6】 前記昇圧用操作部は、前記停止モードを
    選択するための停止用操作部に対して前記非昇圧用操作
    部を介在させた位置に配置されている請求項4記載の電
    気掃除機。
  7. 【請求項7】 前記昇圧用操作部は、前記非昇圧用操作
    部に対して前記停止モードを選択するための停止用操作
    部を介在させた位置に配置されている請求項4記載の電
    気掃除機。
  8. 【請求項8】 前記切替え手段は、 前記昇圧コンバータ回路を介在させて前記電池の出力電
    圧を前記電動送風機に印加する経路と前記昇圧コンバー
    タ回路を介在させずに前記電池の出力電圧を前記電動送
    風機に印加する経路とを切替える第1のスイッチング素
    子と、 前記運転モード切替操作部の選択操作に応じて前記第1
    のスイッチング素子のスイッチング動作を制御する第1
    のスイッチング制御手段と、を具備する請求項1記載の
    電気掃除機。
  9. 【請求項9】 前記第1のスイッチング制御手段は、 前記運転モード切替操作部の選択操作に応じて電圧を可
    変する電圧可変回路と、 前記電圧可変回路によって可変される電圧値を読み取る
    電圧読取手段と、 前記電圧読取手段が読み取った電圧値に従い前記第1の
    スイッチング素子のスイッチング動作を制御する制御手
    段と、を具備する請求項8記載の電気掃除機。
  10. 【請求項10】 前記電動送風機と直列に接続され、ス
    イッチング動作を行うことで前記電動送風機に印加する
    前記電池の出力電圧を可変する第2のスイッチング素子
    と、 前記運転モード切替操作部の選択操作に応じて前記第2
    のスイッチング素子のスイッチング動作を制御する第2
    のスイッチング制御手段と、を具備する請求項1記載の
    電気掃除機。
  11. 【請求項11】 前記第2のスイッチング制御手段は、 前記運転モード切替操作部の選択操作に応じて電圧を可
    変する電圧可変回路と、 前記電圧可変回路によって可変される電圧値を読み取る
    電圧読取手段と、 前記電圧読取手段が読み取った電圧値に従い前記第2の
    スイッチング素子のスイッチング動作を制御する制御手
    段と、を具備する請求項10記載の電気掃除機。
  12. 【請求項12】 前記昇圧コンバータ回路は、エネルギ
    ーの蓄積が可能な磁気部品と第3のスイッチング素子と
    を有し、前記第3のスイッチング素子をPWM信号によ
    ってPWM制御することにより、前記電池から前記磁気
    部品へのエネルギーの蓄積とその放出とを繰り返して前
    記電池の出力電圧を昇圧する請求項1記載の電気掃除
    機。
  13. 【請求項13】 前記磁気部品は、リアクトルであり、 前記昇圧コンバータ回路は、前記第3のスイッチング素
    子がオンの場合に前記リアクトルにエネルギーを蓄え、
    前記第3のスイッチング素子がオフの場合に前記リアク
    トルから放出されたエネルギーをコンデンサに蓄え、こ
    のコンデンサから前記リアクトルへのエネルギーの逆流
    を逆流防止素子によって防止し、前記コンデンサから前
    記電池の電圧を昇圧した電圧を出力する、請求項12記
    載の電気掃除機。
  14. 【請求項14】 前記昇圧コンバータ回路は、 前記磁気部品としてリアクトルを用い、 前記電池の両端にそれぞれ接続された入力端子と共通端
    子との間に、直列接続された前記リアクトル及び前記第
    3のスイッチング素子を接続し、 前記リアクトル及び前記第3のスイッチング素子の接続
    点と前記共通端子との間に、直列接続されたダイオード
    及びコンデンサを接続し、 前記ダイオード及び前記コンデンサの接続点に出力端子
    を接続し、 前記出力端子と前記共通端子との間から前記電池の出力
    電圧を昇圧した電圧を出力する請求項12記載の電気掃
    除機。
  15. 【請求項15】 前記昇圧運転モード時には、前記電池
    の電圧が15V〜35Vの範囲である請求項14記載の
    電気掃除機。
  16. 【請求項16】 前記昇圧運転モード時には、前記昇圧
    コンバータ回路の昇圧率が1.2倍〜2.5倍の範囲で
    ある請求項14記載の電気掃除機。
  17. 【請求項17】 前記昇圧運転モード時には、前記電動
    送風機への入力が180W〜450Wの範囲である請求
    項14記載の電気掃除機。
  18. 【請求項18】 前記昇圧運転モード時には、前記第3
    のスイッチング素子のスイッチング周波数が20kHz
    〜200kHzの範囲である請求項14記載の電気掃除
    機。
  19. 【請求項19】 前記昇圧運転モード時には、前記リア
    クトルのインダクタンスが前記電池の平均電流及びピー
    ク電流において10μH〜100μHの範囲である請求
    項14記載の電気掃除機。
  20. 【請求項20】 前記磁気部品は、1次巻線と2次巻線
    とを有するトランスであり、 前記昇圧コンバータ回路は、前記第3のスイッチング素
    子がオンの場合に前記トランスにエネルギーを蓄え、前
    記第3のスイッチング素子がオフの場合に前記トランス
    から放出されたエネルギーをコンデンサに蓄え、このコ
    ンデンサから前記トランスへのエネルギーの逆流を逆流
    防止素子によって防止し、前記コンデンサから前記電池
    の電圧を昇圧した電圧を出力する、請求項12記載の電
    気掃除機。
  21. 【請求項21】 前記昇圧コンバータ回路は、 前記磁気部品として1次巻線と2次巻線とを有するトラ
    ンスを用い、 前記電池の両端にそれぞれ接続された入力端子と入力側
    共通端子との間に、直列接続された前記トランスの1次
    側及び前記第3のスイッチング素子を接続し、 前記トランスの2次側に、直列接続されたダイオード及
    びコンデンサを接続し、 前記ダイオード及び前記コンデンサの接続点に出力端子
    を接続し、 前記コンデンサ及び前記トランスの2次側の接続点に出
    力側共通端子を接続し、 前記出力端子と前記出力側共通端子との間に前記電池の
    出力電圧を昇圧した電圧を出力する請求項12記載の電
    気掃除機。
  22. 【請求項22】 電池を駆動源として回転駆動される電
    動送風機と、 前記電池の出力電圧を昇圧して前記電動送風機に印加す
    る昇圧コンバータ回路と、 前記昇圧コンバータ回路によって前記電動送風機を最大
    出力で動作させる運転モードを選択するための最大運転
    操作部と、前記電動送風機を最大出力では動作させない
    運転モードを選択するための運転操作部と、前記電動送
    風機の回転駆動を停止させる停止モードを選択操作する
    ための停止操作部とを有する運転モード切替操作部と、
    を具備し、 前記運転モード切替操作部では、前記最大運転操作部と
    前記停止操作部との間に前記運転操作部が介在配置され
    ている電気掃除機。
  23. 【請求項23】 前記最大運転操作部と前記運転操作部
    とは異なる態様で設けられている請求項22記載の電気
    掃除機。
  24. 【請求項24】 前記昇圧コンバータ回路は、 前記電池の両端にそれぞれ接続されたリアクトル及び入
    力端子と共通端子との間に、直列接続された前記リアク
    トル及びスイッチング素子を接続し、 前記リアクトル及び前記スイッチング素子の接続点と前
    記共通端子との間に、直列接続されたダイオード及びコ
    ンデンサを接続し、 前記ダイオード及び前記コンデンサの接続点に出力端子
    を接続し、 前記出力端子と前記共通端子との間から前記電池の出力
    電圧を昇圧した電圧を出力する請求項22記載の電気掃
    除機。
  25. 【請求項25】 前記電池の電圧が15V〜35Vの範
    囲である請求項24記載の電気掃除機。
  26. 【請求項26】 前記昇圧コンバータ回路の昇圧率が
    1.2倍〜2.5倍の範囲である請求項24記載の電気
    掃除機。
  27. 【請求項27】 前記電動送風機への入力が180W〜
    450Wの範囲である請求項24記載の電気掃除機。
  28. 【請求項28】 前記スイッチング素子のスイッチング
    周波数が20kHz〜200kHzの範囲である請求項
    24記載の電気掃除機。
  29. 【請求項29】 前記リアクトルのインダクタンスが前
    記電池の平均電流及びピーク電流において10μH〜1
    00μHの範囲である請求項24記載の電気掃除機。
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