JP2003250429A - 麺切台及び麺切台における麺切幅調節機構 - Google Patents
麺切台及び麺切台における麺切幅調節機構Info
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Abstract
ができる麺切台を簡単な構造で実現するとともに、麺切
幅を簡単に調節することができるようにする。 【解決手段】調理台1の前方に平行な状態でメインシャ
フト2とガイドバー3を左右方向に配置し、メインシャ
フトとガイドバーの両方が隙間のある状態で遊貫通する
スライド板4と、ガイドバーのみを隙間のある状態で遊
貫通する作動板5を設け、スライド板と作動板をガイド
バーに装着したバネ6で引っ張り方向に付勢する。一
方、メインシャフト2には軸方向に移動可能であって回
動位置によって軸方向寸法が変化するカム胴8を包丁の
切断作用に連動して回動させ、カム胴の一端を作動板の
一部に、他端をメインシャフトとガイドバーの中間位置
においてスライド板に当接させる。麺切幅を簡単に調節
するには、カム胴8に軸方向寸法の変化を規制する調整
板11を装着する。
Description
いった麺を、手軽に一定の幅に切断することができる麺
切台及び該麺切台における麺切幅の調節機構に関する発
明である。
し、これを一定の幅に切断して麺に仕上げる麺切台は従
来から知られている。従来の麺切台は、例えば実開平1
-164093号に開示されているように、横方向にス
ライド可能な状態でまな板をベース上に載置するととも
に、まな板の前方に一定ピッチの溝を備えた移動案内棒
を設け、ベースの一部に軸支された切断のための包丁の
上下動操作に連動してまな板が移動案内棒の1溝ピッチ
又は複数ピッチ横に移動し、まな板上の被調理物である
麺生地を一定幅に切断することができるように構成され
ている。
造が複雑で、取扱いに不便であるとともに高価なものと
なり、例えば家庭用として手軽に入手して自家製の手打
ち麺を楽しむことが困難であるという欠点があった。ま
た、その麺切幅を任意幅に自由に変更することができな
いという欠点があった。このような従来技術の欠点に鑑
み、本発明は比較的簡単な構造の麺切台を安価に提供し
て、手軽に手打ち麺を楽しむことができるとともに、麺
切幅を自由に調節することができる麺切幅調節機構を備
えた麺切台を提供することを目的とするものである。
め、本発明は調理台1の前方に平行な状態でメインシャ
フト2とガイドバー3を左右方向に配置し、メインシャ
フト2とガイドバー3の両方が隙間のある状態で遊貫通
するスライド板4と、ガイドバー3のみを隙間のある状
態で遊貫通する作動板5を設けるとともに、スライド板
4と作動板5を少なくともガイドバー3の近傍で引っ張
り方向に付勢するバネ6を設ける。メインシャフト2に
は軸方向に移動可能であって回動位置によって軸方向寸
法が変化するカム胴8を包丁7の切断作用に連動して回
動させる。回動位置によって軸方向寸法が変化するカム
胴8の一端を作動板5の一部に当接させるとともに、カ
ム胴8の他端をメインシャフト2とガイドバー3の中間
位置においてスライド板4に当接させる。
を持ち上げることによりカム胴8が回動し、カム胴の軸
方向寸法の変化に対応してバネ6の力によって作動板5
がスライド板4に引き寄せられる。包丁7を押し下げる
と、カム胴の回動角度に対応した軸方向寸法の変化分だ
け作動板5を支えとしてカム胴8及びスライド板4が押
し出されて包丁位置が移動する。 この動作を繰り返す
ことにより、一回の包丁の上げ下げごとに包丁が移動
し、一定幅の麺切りを行うことができる。このとき、ス
ライド板4の側面にメインシャフト2と交差する方向の
軸を中心として回転可能な当接ローラー9を、作動板5
の先端部分にメインシャフト2と交差する方向の軸を中
心として回転可能な当接ローラー10を配置し、この当接
ローラー9,10をカム胴8に当接させるようにしておく
と、スムーズに作動させることができる。
端を斜め方向に切断した形状として、切断面8a周縁と他
端との寸法が回動位置によって変化するようにするとと
もに、カム胴8にカム胴の全長よりも短いスリーブ状の
調整板11を装着し、この調整板11を軸方向に移動させて
カム胴8の切断面8a位置に出没可能に装着すると、作動
板5の最大の移動寸法が調整板によって規制され、麺生
地を任意幅で一定した幅に切断し、幅の揃った麺を調製
することができる。
麺切台における麺切幅調節機構の実施の形態を、添付の
図面に基づいて説明する。図1は麺切台全体の平面図、
図2は図1のII-II線断面図である。
先方のメインシャフト2と手前のガイドバー3が平行に
配置されている。メインシャフト2とガイドバー3に
は、その両方が遊貫通する態様でスライド板4が設けら
れるとともに、スライド板4の右方にはガイドバーのみ
が遊貫通する作動板5が設けられており、ガイドバーに
装着したコイル状のバネ6によってスライド板4と作動
板5が、引っ張り方向に付勢いされている。なお、メイ
ンシャフト2及びガイドバー3が貫通するスライド板4
及び作動板5の貫通孔は、いずれもメインシャフト及び
ガイドバーに対して多少隙間のある孔径、すなわちガタ
ツキがあり軸方向に遊動するだけでなく、軸方向と孔方
向が少しの異なる方向にまで動くことができる状態とし
ている。
方に軸方向に移動可能であって、回動位置によって軸方
向寸法が変化するカム胴8に設けている。カム胴8に
は、支持杆8bが上方に向けて突出させてあり、この支持
杆8bの上端に包丁7の先端が取付けビスによって固定さ
れている。これにより、切断のために包丁7を上下動さ
せると、包丁7はカム胴8を支点として上下動し、カム
胴8は包丁の上下動の角度に対応した角度だけ回動す
る。
が当接するとともに、カム胴8の左端はメインシャフト
2とガイドバー3の中間位置においてスライド板4に当
接している。作動板5はカム胴8に直接当たるものであ
っても良いが、図示実施形態では、作動板5の先端にメ
インシャフト2と交差する方向の軸によって支持される
当接ローラー10を設け、該当接ローラー10がカム胴8の
右端外周縁部分に当接するようにしている。また、スラ
イド板4もカム胴8に直接当たるものであってもよい
が、図示例ではスライド板4の右側面に取付け台4aを設
け、この取付け台4aに設けたメインシャフト2と交差す
る方向の軸によって支持される当接ローラー9を、カム
胴8の左端外周縁部分に当接させている。
ム胴として、図示実施形態では、カム胴の基本形状を円
柱とし、その一端を斜め方向に切断し、切断面8aの外周
縁部分と他端までの長さを軸方向寸法としてとらえてい
る。また、カム胴8の支持杆8bに装着する包丁7は、図
2に示すように基端に把持柄7aを装着した支持板7bの先
端を支持杆8bにネジ12止めするとともに、支持板7bに刃
板7cをビス13止めすることにより包丁を完成させてい
る。このような麺切包丁では、刃板7cのみを自由に取り
替え、あるいは取り外して研ぐことができる。
面図である。図3は包丁が下りた状態を示すものであっ
て、メインシャフト2とガイドバー3がスライド板4を
遊貫通し、ガイドバー3だけが作動板5を遊貫通してい
る。そして、メインシャフト2とガイドバー3の中間位
置において、当接ローラー9を介してスライド板4がメ
インシャフト2に装着されたカム胴8の左端外周縁部分
に接している。また、当接ローラー10を介して作動板5
が、カム胴8の右端切断面8aの外周縁部分での右端位置
である先端8cに当接している。スライド板4と作動板5
は、ガイドバー3に装着したバネ6によって引っ張ら
れ、バネ6の張力によってそれぞれ斜めに傾いている。
この状態では、メインシャフト2及びガイドバー3はそ
れぞれスライド板4の貫通孔14及び15の前方(図面の上
方)左端X1,Y1と後方右端X2,Y2のそれぞれ二点を接点
として接している。一方、作動板5を遊貫通するガイド
バー3は貫通孔16の前方右端Z1と後方左端Z2の二点で接
している。
丁を持ち上げると、図4に示すように点線位置にあった
カム胴8の右端切断面の外周位置が、実線で示すように
左方向に移動する。このとき、スライド板4は接点X2,
Y2が支えとなって右方には移動しないため、作動板5だ
けがバネ6によって引っ張られ点線位置から実線位置に
移動する。
下げると、包丁の動きに連動してカム胴8が回動し、図
5に実線で示すようにカム胴8の右端切断面8aの先端8c
が作動板5の当接ローラー10に接する。このとき、作動
板5は接点Z1が支えとなって右方に移動することができ
ないため、当接ローラー9を介してメインシャフト2と
ガイドバー3の中間位置においてスライド板4が押し出
され、バネ6の弾発力に抗してスライド板4が左方に移
動する。すなわち、当接ローラー9を介してメインシャ
フト2とガイドバー3の中間位置においてスライド板4
を押すことによって、接点X2,Y2が支えとなっている捩
れ状態を解除する方向に力が作用し、スライド板4が左
方に押し出される。
を切断するために包丁を上げ下げするたびに、包丁が所
定寸法左方に移動し、揃った幅に麺生地を切断すること
ができる。このときの麺生地の切断幅は、すなわち麺の
太さは包丁の上げ下げによるカム胴8の外周面における
軸方向寸法の変化分であり、包丁を大きく上げ下げする
と幅の太い麺に、小さく上げ下げすると幅の狭い麺に切
断することができる。麺生地を切断しながら、包丁が調
理台1の左端部に達したときは、作動板5に固定したレ
バー20を持ち上げ、カム胴8と当接ローラー10の当接を
解除する。カム胴8と当接ローラー10の当接が解除され
ると、引っ張り力が作用しない位置まで作動板5がスラ
イド板4側に引き寄せられる。この状態では、スライド
板4と作動板は一緒に自由に移動させることができると
ともに、カム胴も自由に移動させることができる状態で
あるため、これらを右方に移動させ、作動板5の当接ロ
ーラーがカム胴8の右端に接する状態にセットする。
を切断するの幅が変化するものであっても良いが、図示
実施形態の麺切台には、包丁の上げ下げ角度にかかわら
ず細い一定幅に麺生地を切断することができる、麺切幅
調節機構を備えている。この麺切幅調節機構は、図6に
示すように、カム胴8にスリーブ状の調節板11を装着す
るといった簡単な構造によって実現している
8に装着して軸方向に移動させることができるカム胴8
よりも短いスリーブ状であって、かつカム胴8から上方
に突出する支持杆8bが邪魔にならないように一部を切除
した断面C字状としている。この調整板11をカム胴8に
装着するために、カム胴8の外周面にビス孔17を設ける
とともに調整板11に軸方向の長孔18を設け、カム胴8に
装着した調整板11の長孔18を通過させてビス19をビス孔
17に螺着することにより、調整板11を軸方向に移動させ
た位置で固定できるようにしている。
ていた調整板11を右方に移動させ、調整板11の右端をカ
ム胴切断面8aの先端8cから幅W分だけ左方に後退させた
位置において、ビス19で固定したものである。この状態
で包丁を持ち上げると、カム胴8が回動して当接ローラ
ー10と接している切断面8aの外周縁の位置が左方に後退
する。ところが、図8に示すように当接ローラー10が幅
Wだけ左方に移動すると、当接ローラー10はカム胴の切
断面8a外周縁ではなく、調整板11の右端面に当接し、い
くらカム胴が回動してもそれ以上は左方に移動しない。
次に、切断のために包丁を押し下げると、図8に二点鎖
線で示すように、当接ローラー10が調整板11の右端から
幅W分だけ突出し、スライド板4を二点鎖線で示す左方
に移動させる。
一回上下動させると、常に包丁は幅Wだけ左方に移動
し、常に一定幅Wで麺生地を切断することができる。切
断する麺生地の幅、換言すると麺の太さを変更する場合
は、ビス19を緩めて調整板11を移動させる。このよう
に、切断面8a先端8cから調整板11の右端までの寸法が切
断される麺生地の幅であり、所望の麺幅と一致するよう
に調整板11を移動させ、ビス19を締め付けて固定する。
このように、単に調整板11を設ける簡単な構造によっ
て、常に麺生地を所望幅Wに切断することができる。
1前方の遠い位置にメインシャフト2を、近い位置にガ
イドバー3を配置しているが、図9に示すように調理台
1前方の遠い位置にガイドバー3を、近い位置にメイン
シャフト2を配置し、近い位置のメインシャフト2にカ
ム胴8を装着することもできる。この場合においても作
動原理、作動順序は前記場合と同じである。
麺生地を切断するために包丁を上げ下げすることにより
包丁が移動し、所定寸法に揃った麺を容易に調製するこ
とができる。そして、その構造は、包丁の切断作用に連
動して回動するカム胴を装着したメインシャフトと、メ
インシャフトと平行に配置したガイドバー、及びメイン
シャフトとガイドバーが遊貫通するスライド板、ガイド
バーが遊貫通する作動板とバネといった極めて簡単な構
造によって実現することができる。
1記載の発明を実施する際、当接ローラーによってその
動きを円滑に行わせることができる。
調節機構よれば、前記請求項1及び2記載の発明におい
て、スリーブ状の調整板を装着するといった簡単な構造
によって、麺生地を常に一定幅に切断することができ
る。
面図、
面図、
分のみの拡大断面図、
斜視図、
の送り機構部分のみの拡大断面図、
構部分のみの拡大断面図、
ー、 4…スライド板、4a…取付台、 5…作動板、
6…バネ、 7…包丁、 7a…把持柄、 7b…支持板、
7c…刃板、 8…カム胴、 8a…切断面、 8b…支持
杆、 8c…先端、9,10…当接ローラー、 11…調整
板、 12,13…ネジ、 14,15,16…貫通孔、 17…ビ
ス孔、 18…長孔、 19…ビス。
Claims (3)
- 【請求項1】調理台の前方に平行な状態でメインシャフ
トとガイドバーを左右方向に配置し、メインシャフトと
ガイドバーの両方が隙間のある状態で遊貫通するスライ
ド板と、ガイドバーのみを隙間のある状態で遊貫通する
作動板を設け、該スライド板と作動板を少なくともガイ
ドバーの近傍で引っ張り方向に付勢するバネを設けると
ともに、メインシャフトには軸方向に移動可能であって
回動位置によって軸方向寸法が変化するカム胴を包丁の
切断作用に連動して回動させ、該軸方向寸法が変化する
カム胴の一端を作動板の一部に当接させる一方カム胴の
他端をメインシャフトとガイドバーの中間位置において
スライド板に当接させることを特徴とする麺切台。 - 【請求項2】スライド板の側面にメインシャフトと交差
する方向の軸を中心として回転可能な当接ローラーを、
作動板の先端部分にメインシャフトと交差する方向の軸
を中心として回転可能な当接ローラーを配置し、該当接
ローラーをカム胴に当接させてなる請求項1記載の麺切
台。 - 【請求項3】調理台の前方に平行な状態でメインシャフ
トとガイドバーを左右方向に配置し、メインシャフトと
ガイドバーの両方が隙間のある状態で遊貫通するスライ
ド板とガイドバーのみを隙間のある状態で遊貫通する作
動板を設け、該スライド板と作動板を少なくともガイド
バーの近傍で引っ張り方向に付勢するバネを設けるとと
もに、メインシャフトには軸方向に移動可能であって回
動位置によって軸方向寸法が変化するカム胴を包丁の切
断作用に連動して回動させ、該軸方向寸法が変化するカ
ム胴の一端を作動板の一部に当接させる一方カム胴の他
端をメインシャフトとガイドバーの中間位置においてス
ライド板に当接させる麺切台において、前記カム胴を円
柱の一端を斜め方向に切断した形状とし、該カム胴にカ
ム胴の全長よりも短いスリーブ状の調整板を装着し、該
調整板をカム胴の切断面位置に出没可能に装着したこと
を特徴とする麺切台における麺切幅調節機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002060031A JP3607899B2 (ja) | 2002-03-06 | 2002-03-06 | 麺切台及び麺切台における麺切幅調節機構 |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2003250429A true JP2003250429A (ja) | 2003-09-09 |
JP3607899B2 JP3607899B2 (ja) | 2005-01-05 |
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JP2002060031A Expired - Lifetime JP3607899B2 (ja) | 2002-03-06 | 2002-03-06 | 麺切台及び麺切台における麺切幅調節機構 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3607899B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100424937C (zh) * | 2005-03-07 | 2008-10-08 | 亚洲光学股份有限公司 | 可变化插槽宽度的传输座 |
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2002
- 2002-03-06 JP JP2002060031A patent/JP3607899B2/ja not_active Expired - Lifetime
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