JP2003248163A - フォーカス調節方法 - Google Patents

フォーカス調節方法

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JP2003248163A
JP2003248163A JP2002047870A JP2002047870A JP2003248163A JP 2003248163 A JP2003248163 A JP 2003248163A JP 2002047870 A JP2002047870 A JP 2002047870A JP 2002047870 A JP2002047870 A JP 2002047870A JP 2003248163 A JP2003248163 A JP 2003248163A
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Japan
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image data
lens
image
unit
focus
Prior art date
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JP2002047870A
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English (en)
Inventor
Hidekazu Ohiro
秀和 大廣
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Noritsu Koki Co Ltd
Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正確にフォーカス調節できるフォーカス調節
方法を提供する。 【解決手段】 レンズユニット18のレンズを光軸Lに
沿って移動させながら、所定間隔ごとの各位置で複数回
ずつスキャンして複数の画像データを取得する。つぎ
に、レンズの位置ごとの複数の画像データを平均化処理
し、これによってノイズが低減された高精度な画像デー
タを作成する。そして、ノイズが低減された高精度な画
像データを用いて画像のコントラストを判定しフォーカ
ス調節する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、フォーカス調節
方法に関し、より特定的には被露光媒体に記録される画
像に対するレンズの位置を調節してフォーカス調節する
フォーカス調節方法に関する。 【0002】 【従来の技術】フィルムに記録されるコマ画像に対して
レンズを移動させながら所定間隔ごとの各位置でスキャ
ンして取得された画像データを用い、画像のコントラス
トが最大になる状態を焦点が合っている状態とみなして
自動的にフォーカス調節する方法が従来から知られてい
る。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、取得した画像
データにはCCDユニットやその他の電気回路等による
ノイズが含まれることがある。画像データにノイズが含
まれると、画像本来の明るさが正確に検出されないため
に画像のコントラストが正確に判定されず、正確にフォ
ーカス調節できない場合がある。それゆえにこの発明の
主たる目的は、正確にフォーカス調節できるフォーカス
調節方法を提供することである。 【0004】 【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1に記載のフォーカス調節方法は、被露光
媒体に記録される画像に対するレンズの位置を調節して
フォーカス調節するフォーカス調節方法であって、レン
ズの位置ごとに画像の複数の画像データを取得する工
程、レンズの位置ごとの複数の画像データを平均化処理
する工程、および平均化処理によって得られた画像デー
タを用いてフォーカス調節する工程を備える。 【0005】請求項1に記載のフォーカス調節方法で
は、被露光媒体に記録される画像に対するレンズの位置
ごとに複数回ずつスキャン等して複数の画像データが取
得され、位置ごとの複数の画像データを平均化処理する
ことで、ノイズが低減された高精度な画像データが作成
される。そして、ノイズが低減された高精度な画像デー
タを用いてフォーカス調節される。したがって、ノイズ
による誤差を低減させることができ、正確にフォーカス
調節することができる。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。図1に、この発明の一
実施形態のフォーカス調節方法を用いる画像読取装置1
0のブロック図を示す。画像読取装置10は光源部12
を含む。光源部12は、フィルム搬送部14に向けて光
を発する。フィルム搬送部14では、被露光媒体の一例
である写真用のフィルムが搬送され、光源部12から発
せられた光はフィルムに照射される。光源部12から発
せられフィルム搬送部14のフィルムを透過した光の光
路上に、CCDユニット16が配置される。CCDユニ
ット16はラインセンサなどのセンサを含む。フィルム
搬送部14とCCDユニット16との間には、光軸Lに
沿って移動可能なレンズを含むレンズユニット18が配
置される。レンズの移動などレンズユニット18の制御
はレンズ制御部20で行われる。フィルムを透過した光
は、レンズユニット18を介してCCDユニット16の
センサに投影される。 【0007】CCDユニット16は、さらにA/D変換
器を含み、センサで受光した光をデジタルデータである
画像データに変換して出力する。CCDユニット16か
ら出力された画像データは画像処理部22に入力され、
所定の処理が施されたあとさらに、システム制御部24
を介してCRT等の表示部26に入力され、フィルムに
記録されるコマ画像に対応する画像が表示部26に表示
される。また、画像処理部22からは、たとえばプリン
ト装置である画像出力部28にも画像データが出力さ
れ、画像出力部28ではたとえば印画紙に画像がプリン
ト処理される。 【0008】さらに、システム制御部24にはキーボー
ド等のデータ入力部30が接続され、データ入力部30
から種々のデータ等が入力される。システム制御部24
は、たとえばデータ入力部30から入力されたデータに
基づいてフィルム搬送部14を制御する。また、システ
ム制御部24には、レンズ制御部20からレンズユニッ
ト18のレンズの位置情報が入力され、これによってシ
ステム制御部24でレンズの位置が認識される。さら
に、システム制御部24は、たとえばデータ入力部30
から入力されるデータに基づいて、レンズ制御部20を
制御してレンズユニット18のレンズを移動させる。 【0009】CCDユニット16から出力された画像デ
ータは、画像平均化処理部32にも入力される。画像平
均化処理部32では、入力された画像データが記憶さ
れ、予め設定される所定数の画像データが入力される
と、それら所定数の画像データに後述するような平均化
処理が施され、ノイズが低減された画像データが作成さ
れる。ノイズが低減された画像データは、フォーカス検
出部34に入力される。フォーカス検出部34では、入
力された画像データを用いて画像のコントラストが判定
され記憶される。 【0010】画像読取装置10では、レンズユニット1
8のレンズが光軸Lに沿って所定間隔ごとに移動され、
各位置で2回以上の所定回数(たとえば10回)ずつ画
像データが取得される。レンズの位置ごとの複数の画像
データは平均化処理され、平均化処理された画像データ
を用いて画像のコントラストが判定され、上述のように
フォーカス検出部34に記憶される。横軸をレンズの位
置とし縦軸をコントラストの値としたグラフを想定する
と、グラフは山形になり、山形の頂点(コントラストが
最大になる点)に相当するレンズの位置が、最も正確に
焦点が合うレンズの位置ということになる。フォーカス
検出部34では、このようにコントラストが最大になる
ときのレンズの位置を演算して求め、その位置情報をレ
ンズ制御部20に出力する。レンズ制御部20は、フォ
ーカス検出部34から入力された位置情報に基づいてレ
ンズユニット18のレンズを移動し、これによって最も
正確に焦点が合うようにフォーカス調節される。 【0011】上述の画像平均化処理部32では、たとえ
ば以下のような平均化処理が施される。ここではレンズ
を所定間隔ごとの10箇所に移動させ、各位置で5回ず
つ画像データを取得する場合を例にあげて説明する。レ
ンズの位置をm(mはここでは1〜10の整数)であら
わし、各位置での何回目の画像データの取得かをn(n
はここでは1〜5の整数)であらわすと、画像データは
m,nとあらわせ、画像データPm,1からPm,nまでを平
均化処理した画像データはQm,nとあらわせる。なお、
画像データPm,1〜Pm,nは、レンズやフィルム等を移動
させることなく取得される。 【0012】画像データP1,1〜P1,5が取得されると、
まず画像データP1,1と画像データP1,2とが平均化処理
されて画像データQ1,2が得られる。つぎに画像データ
1, 2と画像データP1,3とが平均化処理されて画像デー
タQ1,3が得られる。同様に、画像データQ1,3と画像デ
ータP1,4とが平均化処理されて画像データQ1,4が得ら
れる。このようにして順次平均化処理されて画像データ
1,5まで求められる。同様にして、平均化処理された
画像データQ2,5〜Q10,5も求められる。 【0013】各画像データPm,nには、たとえばCCD
ユニット16やその他の電気回路によるノイズが含まれ
ることがあるが、ノイズは通常ランダムに発生するの
で、上述のように平均化処理されるとノイズは低減され
る。ノイズは、平均化処理される回数が多いほど、いい
かえれば平均化処理に用いられる画像データの数が多い
ほど、一層低減される。具体的には、ノイズの信号レベ
ルは、平均化処理の回数の平方根に略反比例する。 【0014】つぎに、図2を参照して、画像読取装置1
0の主要動作について説明する。まず、レンズユニット
18のレンズが初期位置に配置される(ステップS
1)。ここで、レンズの位置ごとに画像データを取得す
る回数k(kは2以上の整数)がデータ入力部30から
オペレータによって入力され(ステップS3)、変数n
が1に初期設定される(ステップS5)。そして、フィ
ルムに記録されるコマ画像がスキャンされ、フォーカス
調節するために用いられる画像データが取得される(ス
テップS7)。ここで、n=kであるか否かが判断され
(ステップS9)、n=kでない場合には変数nに1が
加算されて(ステップS11)、ステップS7に戻る。
n=kが成立する場合、すなわちフィルムに記録される
コマ画像がk回スキャンされてk個の画像データが取得
された場合、k個の画像データが上述のように平均化処
理され(ステップS13)、ノイズの低減された画像デ
ータが作成される。この平均化処理されてノイズが低減
された画像データを用いて、画像のコントラストが判定
される(ステップS15)。 【0015】ここでレンズが、予め設定される所定位置
(終点)まで移動したかが判断され(ステップS1
7)、まだ所定位置まで移動していない場合には、レン
ズが所定位置に向けて所定距離だけ移動され(ステップ
S19)、ステップS5に戻る。レンズが所定位置まで
移動した場合には、その所定位置まで移動する間の各位
置で画像データが取得され画像のコントラストが判定さ
れており、それらのコントラストの値を用いて求められ
たコントラストが最大になる位置に、レンズが移動され
る(ステップS21)。これによって正確に焦点が合わ
され、この状態でフィルムのコマ画像がスキャンされて
(ステップS23)、高精度な画像データが取得され
る。 【0016】画像読取装置10によれば、フィルムに記
録されるコマ画像に対するレンズの位置ごとに複数回ず
つスキャンして複数の画像データが取得され、位置ごと
の複数の画像データを平均化処理することで、ノイズが
低減された高精度な画像データが作成される。そして、
ノイズが低減された高精度な画像データを用いて画像の
コントラストが判定され、フォーカス調節される。この
ため、ノイズによる誤差を低減させることができ、正確
にフォーカス調節することができる。したがって、正確
に焦点の合った高精度な画像データを取得することがで
きる。また、ノイズによる誤差を低減できるので、同種
類のフィルムであれば別のフィルムをスキャンする場合
でも、再現性よく正確にフォーカス調節することがで
き、高精度な画像データを安定して取得することができ
る。 【0017】なお、平均化処理は、上述の実施形態では
最近取得されたものほど重みが大きくなっていたが、こ
れに限定されず、たとえば画像データPm,1〜Pm,nを加
算してnで割るといったように、重み付けせずに平均化
処理してもよい。また、被露光媒体は、ネガフィルムお
よびポジフィルムを含む。 【0018】 【発明の効果】この発明によれば、ノイズによる誤差を
低減させることができ、正確にフォーカス調節すること
ができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の一実施形態を用いた画像読取装置を
示すブロック図である。 【図2】この発明の動作の一例を示すフロー図である。 【符号の説明】 10 画像読取装置 14 フィルム搬送部 16 CCDユニット 18 レンズユニット 20 レンズ制御部 24 システム制御部 32 画像平均化処理部 34 フォーカス検出部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 被露光媒体に記録される画像に対するレ
    ンズの位置を調節してフォーカス調節するフォーカス調
    節方法であって、 前記レンズの位置ごとに前記画像の複数の画像データを
    取得する工程、 前記レンズの位置ごとの前記複数の画像データを平均化
    処理する工程、および前記平均化処理によって得られた
    画像データを用いてフォーカス調節する工程を備える、
    フォーカス調節方法。
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