JP2003247604A - Vリブドベルト - Google Patents

Vリブドベルト

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JP2003247604A
JP2003247604A JP2002051987A JP2002051987A JP2003247604A JP 2003247604 A JP2003247604 A JP 2003247604A JP 2002051987 A JP2002051987 A JP 2002051987A JP 2002051987 A JP2002051987 A JP 2002051987A JP 2003247604 A JP2003247604 A JP 2003247604A
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rubber
rubber layer
belt
silica
rib
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JP2002051987A
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English (en)
Inventor
Satoshi Shimoo
聡 下尾
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Mitsuboshi Belting Ltd
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Mitsuboshi Belting Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 雨天走行時にエンジンルーム内に水が入って
も、ベルトスリップの発生を抑制し、その効果を経時的
に持続させることが可能な伝動ベルトを提供することに
ある。。 【解決手段】 ベルト長手方向に沿って心線3を埋設し
た接着ゴム層2に隣接してリブを設けた圧縮ゴム層4を
配置し、ベルト背面に繊維材料5を積層したVリブドベ
ルト1であり、圧縮ゴム層4は6,7,8の三層の積層
構造で構成されている。ゴム層7は、ゴム100質量部
に対して5〜40質量部のシリカを配合したゴム組成物
であって、リブ側面9にゴム層7が露出された状態とな
っている。また、リブ山面10に露出するゴム層6並び
に接着層に隣接するゴム層8はシリカを配合しないゴム
組成物で構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は動力伝動用ベルトに
係り、詳しくはVリブドベルトにおいて、注水時におこ
るスリップを改善した動力伝動用ベルトに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車には静粛化が要求され、特
に駆動装置においてはエンジン音以外の音は異音とされ
る。この異音としては、雨天走行時にエンジンルーム内
に水が入ってベルトとプーリの間に水が付着し、ベルト
がスリップすることにより発生するスリップ音がある。
該スリップ音の対策としては、タルク等のパウダーをベ
ルトリブ面に塗布したり、ベルト張力を高めてスリップ
率を小さくする試みがなされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、パウダー塗布
に関しては作業工程増によるコストアップとなるといっ
た問題があった。一方、初期にベルト張力を高く設定し
た場合、ベルトの摩耗や心線の伸び等でベルトの張力が
徐々に低下していき、経時的にスリップが起こりやすく
なるといった問題が指摘されている。
【0004】上記問題に鑑みて鋭意研究を重ねた結果、
本発明を提案するものであり、その目的とするところ
は、雨天走行時にエンジンルーム内に水が入っても、ベ
ルトスリップの発生を抑制し、その効果を経時的に持続
させることが可能な伝動ベルトを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本願請求項1の発
明では、ベルト長手方向に沿って心線を埋設した接着ゴ
ム層と、少なくとも1つのリブ部をもつ圧縮ゴム層から
なるVリブドベルトにおいて、リブ部側表面の少なくと
も一部がゴム100質量部に対して5〜40質量部のシ
リカを配合したゴム配合物で構成されていることを特徴
とするVリブドベルトであって、注水時におけるスリッ
プによる騒音の発生を改善することができる。
【0006】本願請求項2の発明では、請求項1記載の
Vリブドベルトにあって、リブ山表面はシリカが配合さ
れていないゴム組成物で構成されている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を添付図面
に従って説明する。図1に本発明に係るVリブドベルト
1を示す。Vリブドベルト1は、ポリエステル繊維、ア
ラミド繊維、ガラス繊維を素材とする高強度で低伸度の
コードよりなる心線3を接着ゴム層2中に埋設し、その
下側に弾性体層である圧縮ゴム層4を有している。この
圧縮ゴム層4にはベルト長手方向に伸びる断面略三角形
の複数のリブが設けられ、またベルト表面には繊維材料
5が積層されている。
【0008】前記リブは、注水時のスリップを防止すべ
く、リブ側面9の少なくとも一部が特定量のシリカを配
合したゴム組成物で構成されている。該ゴム組成物は親
水性を呈するため、プーリと接するリブ側面9の少なく
とも一部を該ゴム組成物で構成することで、プーリに水
が付着した際にスリップを防止する効果がある。尚、リ
ブ山面10はシリカを配合しないゴム組成物で構成する
ことが好ましい。シリカを配合したゴム組成物は剛性が
高くなることから、走行時にリブ山面10からクラック
が発生するなど寿命の低下を引き起こす為である。
【0009】図1は具体的な一実施形態であって、圧縮
ゴム層4は6,7,8の三層の積層構造で構成されてい
る。ゴム層7は、シリカを特定量配合されたゴム組成物
であって、リブ側面9にゴム層7が露出された状態とな
っている。また、リブ山面10に露出するゴム層6並び
に接着層に隣接するゴム層8はシリカを配合しないゴム
組成物で構成されている。
【0010】圧縮ゴム層4に使用されるポリマーとして
は、水素化ニトリルゴム、クロロプレンゴム、天然ゴ
ム、CSM、ACSM、SBR、エチレン−α−オレフ
ィンエラストマーが使用され、水素化ニトリルゴムは水
素添加率80%以上であり、耐熱性及び耐オゾン性の特
性を発揮するために、好ましくは90%以上が良い。水
素添加率80%未満の水素化ニトリルゴムは、耐熱性及
び耐オゾン性は極度に低下する。耐油性及び耐寒性を考
慮すると、結合アクリロニトリル量は20〜45%の範
囲が好ましい。中でも、耐油性と耐寒性を有するエチレ
ン−α−オレフィンエラストマーが好ましい。
【0011】上記エチレン−α−オレフィンエラストマ
ーとしては、その代表的なものとしてEPDMがあり、
これはエチレン−プロピレン−ジエンモノマーをいう。
ジエンモノマーの例としては、ジシクロペンタジエン、
メチレンノルボルネン、エチリデンノルボルネン、1,
4−ヘキサジエン、シクロオクタジエンなどがあげられ
る。
【0012】上記ゴムの架橋には、硫黄や有機過酸化物
が使用される。有機過酸化物としては具体的には、ジ−
t−ブチルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、
t−ブチルクミルパーオキサイド、1.1−t−ブチル
ペロキシ−3.3.5−トリメチルシクロヘキサン、
2.5−ジ−メチル−2.5−ジ(t−ブチルペロキ
シ)ヘキサン、2.5−ジ−メチル−2.5−ジ(t−
ブチルペロキシ)ヘキサン−3、ビス(t−ブチルペロ
キシジ−イソプロピル)ベンゼン、2.5−ジ−メチル
−2.5−ジ(ベンゾイルペロキシ)ヘキサン、t−ブ
チルペロキシベンゾアート、t−ブチルペロキシ−2−
エチル−ヘキシルカーボネートが挙げられる。この有機
過酸化物は、単独もしくは混合物として、通常エチレン
−α−オレフィンエラストマー100gに対して0.0
05〜0.02モルgの範囲で使用される。
【0013】また加流促進剤を配合しても良い。加硫促
進剤としてはチアゾール系、チウラム系、スルフェンア
ミド系の加硫促進剤が例示でき、チアゾール系加硫促進
剤としては、具体的に2−メルカプトベンゾチアゾー
ル、2−メルカプトチアゾリン、ジベンドチアジル・ジ
スルフィド、2−メルカプトベンゾチアゾールの亜鉛塩
等があり、チウラム系加硫促進剤としては、具体的にテ
トラメチルチウラム・モノスルフィド、テトラメチルチ
ウラム・ジスルフィド、テトラエチルチウラム・ジスル
フィド、N,N’−ジメチル− N,N’−ジフェニル
チウラム・ジスルフィド等があり、またスルフェンアミ
ド系加硫促進剤としては、具体的にN−シクロヘキシル
−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド、N,N’−シ
クロヘキシル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド等
がある。また、他の加硫促進剤としては、ビスマレイミ
ド、エチレンチオウレアなども使用できる。これら加硫
促進剤は単独で使用してもよいし、2種以上の組み合わ
せで使用してもよい。
【0014】また、架橋助剤(co−agent)を配
合することによって、架橋度を上げて粘着摩耗等の問題
を防止することができる。架橋助剤として挙げられるも
のとしては、TIAC、TAC、1,2ポリブタジエ
ン、不飽和カルボン酸の金属塩、オキシム類、グアニジ
ン、トリメチロールプロパントリメタクリレート、エチ
レングリコールジメタクリレート、N−N‘−m−フェ
ニレンビスマレイミド、硫黄など通常パーオキサイド架
橋に用いるものである。
【0015】そして、それ以外に必要に応じてカーボン
ブラックのような増強剤、炭酸カルシウム、タルクのよ
うな充填剤、可塑剤、安定剤、加工助剤、着色剤のよう
な通常のゴム配合物に使用されるものが使用される。
【0016】また、圧縮ゴム層4には、ナイロン6、ナ
イロン66、ポリエステル、綿、アラミドからなる短繊
維を混入して圧縮ゴム層4の耐側圧性を向上させるとと
もに、プーリと接する面になる圧縮ゴム層4の表面に該
短繊維を突出させ、圧縮ゴム層4の摩擦係数を低下させ
て、ベルト走行時の騒音を軽減する。これらの短繊維の
うち、剛直で強度を有し、しかも耐摩耗性を有するアラ
ミド短繊維が最も効果がある。
【0017】上記アラミド短繊維が前述の効果を十分に
発揮するためには、アラミド繊維の繊維長さは1〜20
mmで、その添加量はエチレン−α−オレフィンエラス
トマー100重量部に対して1〜30重量部である。こ
のアラミド繊維は分子構造中に芳香環をもつアラミド、
例えば商品名コーネックス、ノーメックス、ケブラー、
テクノーラ、トワロン等である。
【0018】アラミド短繊維の添加量が1重量部未満の
場合には、圧縮ゴム層4のゴムが粘着しやすくなって摩
耗する欠点があり、また一方30重量部を超えると短繊
維がゴム中に均一に分散しなくなる。ただし、このアラ
ミド短繊維の添加は必須ではなく、他の素材からなる短
繊維を添加したものでも良い
【0019】尚、ゴム層7は、ゴム100質量部に対し
て5〜40質量部のシリカが配合されてなる。シリカ
は、乾式シリカ、湿式シリカ、またこれらを表面処理し
たシリカなど限定されるものではない。配合量が5質量
部未満の場合、注水時のスリップ防止効果がなく、一方
40質量部を超えると、ゴム層の剛性が高くなるために
ベルトの屈曲性に問題がある。またリブ側面9における
ゴム層7の割合は30〜70%とすることが好ましい。
【0020】基布5は、織物、編物、不織布から選択さ
れる帆布である。構成する繊維素材としては、公知公用
のものが使用できるが、例えば綿、麻等の天然繊維や、
金属繊維、ガラス繊維等の無機繊維、そしてポリアミ
ド、ポリエステル、ポリエチレン、ポリウレタン、ポリ
スチレン、ポリフロルエチレン、ポリアクリル、ポリビ
ニルアルコール、全芳香族ポリエステル、アラミド等の
有機繊維が挙げられる。
【0021】上記基布5は、公知技術に従ってレゾルシ
ン−ホルマリン−ラテックス液(RFL液)に浸漬後、
未加硫ゴムを基布5に擦り込むフリクションを行った
り、またRFL液に浸漬後にゴムを溶剤に溶かしたソー
キング液に浸漬処理する。尚、RFL液には適宜カーボ
ンブラック液を混合して処理反を黒染めしたり、公知の
界面活性剤を0.1〜5.0質量%加えてもよい。
【0022】心線3としては、ポリエステル繊維、アラ
ミド繊維、ガラス繊維が使用され、中でもエチレン−
2,6−ナフタレートを主たる構成単位とするポリエス
テル繊維フィラメント群を撚り合わせた総デニール数が
4,000〜8,000の接着処理したコードが、ベル
トスリップ率を低くできてベルト寿命を延長させるため
に好ましい。このコードの上撚り数は10〜23/10
cmであり、また下撚り数は17〜38/10cmであ
る。総デニールが4,000未満の場合には、心線のモ
ジュラス、強力が低くなり過ぎ、また8,000を越え
ると、ベルトの厚みが厚くなって、屈曲疲労性が悪くな
る。
【0023】エチレン−2,6−ナフタレートは、通常
ナフタレン−2,6−ジカルボン酸またはそのエステル
形成性誘導体を触媒の存在下に適当な条件のもとにエチ
レングリコールと縮重合させることによって合成させ
る。このとき、エチレン−2,6−ナフタレートの重合
完結前に適当な1種または2種以上の第3成分を添加す
れば、共重合体ポリエステルが合成される。
【0024】心線3にはゴムとの接着性を改善する目的
で接着処理が施される。このような接着処理としては繊
維をレゾルシン−ホルマリン−ラテックス(RFL)液
に浸漬後、加熱乾燥して表面に均一に接着層を形成する
のが一般的である。しかし、これに限ることなくエポキ
シ又はイソシアネート化合物で前処理を行なった後に、
RFL液で処理する方法等もある。
【0025】接着処理されたコードは、スピニングピッ
チ、即ち心線の巻き付けピッチを1.0〜1.3mmに
することで、モジュラスの高いベルトに仕上げることが
できる。1.0mm未満になると、コードが隣接するコ
ードに乗り上げて巻き付けができず、一方1.3mmを
越えると、ベルトのモジュラスが徐々に低くなる
【0026】一方、接着ゴム層2には耐熱性を有し、圧
縮ゴム層4と同種のゴムが使用される。ただし、短繊維
は混入されないが、必要に応じてカーボンブラック、シ
リカのような増強剤、炭酸カルシウム、タルクのような
充填剤、可塑剤、安定剤、加工助剤、着色剤のような通
常のゴム配合に用いるものが使用される。
【0027】Vリブドベルトの代表的な製造方法は以下
の通りである。まず、円筒状の成形ドラムの周面に帆布
と接着ゴム層とを巻き付けた後、この上にコードからな
る心線を螺旋状にスピニングし、更に接着ゴム層、圧縮
ゴム層を順次巻きつけて積層体を得た後、これを架橋し
てスリーブを得る。
【0028】次に、架橋スリーブを駆動ロールと従動ロ
ールに掛架して所定の張力下で走行させ、更に回転させ
た研削ホイールを走行中の架橋スリーブに当接するよう
に移動して架橋スリーブの圧縮ゴム層表面に3〜100
個の複数の溝状部を一度に研磨する。
【0029】このようにして得られた架橋スリーブを駆
動ロールと従動ロールから取り外し、該架橋スリーブを
他の駆動ロールと従動ロールに掛架して走行させ、カッ
ターによって所定の幅に切断して個々のVリブドベルト
に仕上げる。
【0030】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
する。 実施例1〜9、比較例1,2 円筒状モールドに経糸と緯糸とが綿糸からなる平織物に
ゴムをフリクションしたゴム付帆布を1プライ巻き付け
た後、接着ゴムシートを巻き、更にその上に上記コード
をスピニングし、そして圧縮ゴム層として表1配合のE
PDMゴムシート、次に表3に示す所定配合のEPDM
ゴムシート、更に表1配合のEPDMゴムシートを順次
巻き付け成形を終えた。尚、比較例1についてはコード
をスピニングした後、圧縮ゴム層として表1配合のゴム
シートのみを巻き付けた。これを公知の方法で160°
C、30分で加硫して円筒状の加硫ゴムスリーブを得
た。
【0031】実施例10,11、比較例3,4 円筒状モールドに経糸と緯糸とが綿糸からなる平織物に
ゴムをフリクションしたゴム付帆布を1プライ巻き付け
た後、接着ゴムシートを巻き、更にその上に上記コード
をスピニングし、そして圧縮ゴム層として表2配合のク
ロロプレンゴム(CR)シート、次に表3に示す所定配
合のCRシート、更に表2配合のCRシートを順次巻き
付け成形を終えた。尚、比較例4についてはコードをス
ピニングした後、圧縮ゴム層として表3配合のゴムシー
トのみを巻き付けた。これを公知の方法で160°C、
30分で加硫して円筒状の加硫ゴムスリーブを得た。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】
【表3】
【0035】上記各加硫ゴムスリーブを研磨機の駆動ロ
ールと従動ロールに装着して、張力を付与した後に回転
させた。150メッシュのダイヤモンドを表面に装着し
た研磨ホイールを1,600rpmで回転させ、これを
加硫スリーブに当接させてリブ部を研磨した。研磨機か
ら取り出したスリーブを切断機に設置した後、回転しな
がら切断した。
【0036】作製したVリブドベルトは、心線が接着ゴ
ム層内に埋設され、その上側にゴム付綿帆布を1プライ
積層し、他方接着ゴム層の下側にはゴム圧縮部があって
複数個のリブがベルト長手方向に設けられている。この
VリブドベルトはRMA規格による長さ1,100mm
のK型3PK1100であった。
【0037】作製した各Vリブドベルトを図2に示すレ
イアウトで走行試験し、注水時のスリップ率を測定し
た。結果を表3に併記する。
【0038】この結果、リブ表面の一部をシリカを配合
したゴム組成物で構成した実施例は比較例1,4に比べ
てスリップ率が低下し、騒音低減効果を奏することが判
明した。しかし、所定量よりシリカを多く配合した比較
例2,3では、圧縮ゴム層の剛性が高すぎるために、V
リブドベルトを走行試験機への取り付けることができな
いといった不具合があった。
【0039】
【発明の効果】以上のように本願請求項記載の発明によ
れば、ベルト長手方向に沿って心線を埋設した接着ゴム
層と、少なくとも1つのリブ部をもつ圧縮ゴム層からな
るVリブドベルトにおいて、リブ部側表面の少なくとも
一部がゴム100質量部に対して5〜40質量部のシリ
カを配合したゴム配合物で構成されていることを特徴と
するVリブドベルトであって、注水時におけるスリップ
による騒音の発生を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るVリブドベルトの断面斜視図であ
る。
【図2】注水スリップ走行試験に係るレイアウトであ
る。
【符号の説明】
1 Vリブドベルト 2 接着ゴム層 3 心線 4 圧縮ゴム層 5 繊維材料 6 ゴム層 7 ゴム層 8 ゴム層 9 リブ側面 10 リブ山面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルト長手方向に沿って心線を埋設した
    接着ゴム層と、少なくとも1つのリブ部をもつ圧縮ゴム
    層からなるVリブドベルトにおいて、リブ部側表面の少
    なくとも一部がゴム100質量部に対して5〜40質量
    部のシリカを配合したゴム配合物で構成されていること
    を特徴とするVリブドベルト。
  2. 【請求項2】 リブ山表面はシリカが配合されていない
    ゴム組成物で構成されてなる請求項1記載のVリブドベ
    ルト。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006075600A1 (ja) 2005-01-13 2006-07-20 Bando Chemical Industries, Ltd. 摩擦伝動ベルト
WO2006075598A1 (ja) 2005-01-12 2006-07-20 Bando Chemical Industries, Ltd. 摩擦伝動ベルト

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WO2006075598A1 (ja) 2005-01-12 2006-07-20 Bando Chemical Industries, Ltd. 摩擦伝動ベルト
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