JP2003246757A - 含フッ素ジエン化合物、その製造方法および重合体 - Google Patents

含フッ素ジエン化合物、その製造方法および重合体

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Abstract

(57)【要約】 【課題】撥水性および撥油性に優れる新規な化合物およ
び重合体の提供。 【解決手段】RCH=CFCH=CHで表される含
フッ素ジエン化合物(R :炭素数1〜12のポリフル
オロアルキル基)およびその化合物から得られる重合
体。RCHCFCHCHX(X:ハロゲン原
子)で表される化合物を、塩基性化合物の存在下に脱H
X反応および脱HF反応させて含フッ素ジエン化合物を
得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な含フッ素ジ
エン化合物、その製造方法および重合体に関する。
【0002】
【従来の技術】含フッ素ジエン化合物については、特開
2000−247914公報に記載のRCF=CHC
H=CHが知られている。該含フッ素ジエン化合物を
用いて得られる重合体は、撥水性および撥油性に優れる
が、原料である化合物を得るためには、取扱いが困難で
ある亜鉛等の触媒を使用するか、または多段階の反応を
経由する必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術が
有する前述の欠点を解決するものである。すなわち、本
発明は、取扱いが困難な亜鉛等の触媒を使用することな
く、または多段階の反応を経由することなく製造でき
る、含フッ素ジエン化合物を提供することを目的とす
る。また、該含フッ素ジエン化合物の製造方法および重
合体の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、RCH=C
FCH=CHで表される含フッ素ジエン化合物(以
下、化合物1と記す。)を提供する。ただし、本明細書
においてRは炭素数1〜12のポリフルオロアルキル
基(以下、R基と記す。)を示す。
【0005】本発明は、RCHCFCHCH
X(ただし、Xはハロゲン原子を示す。以下においても
同様。)で表される化合物(以下、化合物2と記す。)
を、塩基性化合物の存在下に脱HX反応および脱HF反
応させる化合物1の製造方法を提供する。
【0006】本発明は、−CHCH=CFCHR
で表される繰り返し単位(以下、繰り返し単位Aと記
す。)および/または−CHCH(CF=CHR
−で表される繰り返し単位(以下、繰り返し単位Bと記
す。)を含み、かつ質量平均分子量が2×10〜5×
10である重合体を提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明においてR基としては、
対応するアルキル基における水素原子の数にして60%
以上がフッ素原子に置換された基が好ましく、特に80
%以上がフッ素原子に置換された基が好ましい。また、
残余の水素原子の一部または全部が、塩素原子等の他の
ハロゲン原子に置換されていてもよい。
【0008】R基の炭素数が3以上の場合は、R
は分岐状でも直鎖状でもよく、直鎖状が好ましい。R
基の炭素数は、重合体におけるフッ素原子の含有量を多
くし、重合体の耐熱性、耐油性、撥水性等を向上できる
ため、4〜10が好ましい。
【0009】本発明の化合物1は、前記化合物2を塩基
性化合物の存在下に脱HX反応および脱HF反応させる
ことにより製造するのが好ましい。たとえば、化合物1
は、化合物2を塩基性化合物の存在下に脱HX反応させ
てRCHCFCH=CHで表される化合物(以
下、化合物3と記す。)とし、さらに塩基性化合物の存
在下に脱HF反応させることにより製造するのが好まし
い。
【0010】化合物2は、R−Xで表される化合物に
フッ化ビニリデンおよびエチレンをラジカル反応により
付加して得られる。該ラジカル反応は、フッ化ビニリデ
ンを付加した後に、エチレンを付加するのが好ましい。
【0011】化合物2と塩基性化合物との反応は、溶媒
の存在下で行われるのが好ましい。溶媒としては、te
rt−ブタノール(以下、t−BuOHと記す。)、メ
タノール(以下、MeOHと記す。)、水等が好ましく
挙げられる。特に、t−BuOHが好ましい。
【0012】塩基性化合物としては、アルカリ金属水酸
化物、アルカリ土類金属水酸化物、アルカリ金属アルコ
キシド、有機アミン化合物等が好ましく用いられる。具
体的には、水酸化カリウム(以下、KOHと記す。)、
水酸化ナトリウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシ
ウム、tert−ブトキシカリウム(以下、t−BuO
Kと記す。)、トリエチルアミン、ピリジン等が好まし
い。
【0013】塩基性化合物としては、化合物2との反応
においては、反応率、生成物の選択性等の観点からt−
BuOKが好ましく、化合物3との反応においては、比
較的塩基性の弱いKOHが好ましい。また、該反応は、
相間移動触媒を添加して行ってもよい。相間移動触媒と
しては、アルキルアンモニウム塩等が好ましく挙げられ
る。塩基性化合物の存在下での脱HX反応および脱HF
反応において、反応温度は40〜100℃が好ましく、
反応時間は1〜100時間が好ましい。
【0014】本発明の化合物1は、高い重合性を有し、
化合物1に基づく重合単位を有する重合体が得られる。
本発明の重合体は、前記繰り返し単位Aおよび/または
前記繰り返し単位Bを有し、かつ質量平均分子量は2×
10〜5×10であるのが好ましい。質量平均分子
量が大きすぎると重合体の製造が困難となり、小さすぎ
ると重合体の熱安定性が低くなり、分解しやすくなる。
【0015】繰り返し単位Aは、化合物1が1,4−重
合様式で重合した構造であり、繰り返し単位Bは、1,
2−重合様式で重合した構造である。本発明の重合体
は、繰り返し単位Aおよび繰り返し単位Bの両方が含ま
れる重合体でもよく、繰り返し単位Aのみまたは繰り返
し単位Bのみが含まれる重合体でもよい。
【0016】本発明の重合体は、上記の繰り返し単位以
外に、他の単量体に基づく繰り返し単位を含んでいても
よい。他の単量体としては、テトラフルオロエチレン、
クロロトリフルオロエチレン、フッ化ビニリデン、フッ
化ビニル、ヘキサフルオロプロピレン、エチレン、プロ
ピレン、メチル(メタ)アクリレート、フルオロアルキ
ル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリロニトリル、
炭素数14以上の飽和炭化水素基含有(メタ)アクリレ
ート、スチレンおよびその誘導体等が好ましく挙げられ
る。特に、炭素数14以上の飽和炭化水素基含有(メ
タ)アクリレートが好ましい。重合体において、他の単
量体に基づく繰り返し単位の割合は90モル%以下が好
ましい。
【0017】本発明の重合体は、イオン重合法、ラジカ
ル重合法等の重合方法を用いて得ることができる。本発
明においては、ラジカル開始剤を用いて特に穏和な条件
で重合できるラジカル重合法を用いて重合体を得るのが
好ましい。具体的には、懸濁重合、溶液重合、バルク重
合、乳化重合等の重合方法が好ましく採用できる。
【0018】ラジカル開始剤としては、水溶性開始剤ま
たは油溶性開始剤が重合方法に応じて使用できる。たと
えば、乳化重合においては、水溶性過酸化物が好ましく
用いられ、たとえば、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニ
ウム、ジコハク酸パーオキシド等が好ましく用いられ
る。懸濁重合、溶液重合またはバルク重合においては、
非フッ素系過酸化物、フッ素系過酸化物、アゾ化合物が
好ましく用いられ、たとえば、ジイソプロピルパーオキ
シジカーボネート、ベンゾイルパーオキシド、パーフル
オロブタン酸パーオキシド、アゾビスイソブチロニトリ
ル(以下、AIBNと記す。)等が好ましく用いられ
る。
【0019】溶液重合においては、溶剤として、Cl
(CFCHClF、F(CFF、H(CF
F等のフッ素系溶剤が好ましく用いられる。重合
体を得る反応の温度は、ラジカル重合においては50〜
100℃が好ましい。
【0020】
【実施例】以下、本発明について実施例を挙げて詳細に
説明する。しかし、本発明はこれらに限定されない。
【0021】[例1]撹拌機、ジムロート、滴下ロート
付き1Lの三つ口フラスコに、3,3,5,5,6,
6,7,7,8,8,8−ウンデカフルオロ−1−ヨー
ドオクタンの200gおよびMeOHの100gを入
れ、KOHの28gをMeOHの150gに溶解させた
溶液を室温にて1時間かけて滴下した。
【0022】その後、加熱して還流させ、還流開始から
3時間後に、KOHの11gをMeOHの80gに溶解
させた溶液を添加し、さらに5時間反応させた。反応
後、得られたCCHCFCH=CHを含む
反応混合物を、蒸留水にて洗浄し、反応液を得た。
【0023】撹拌機、ジムロート、滴下ロート付き1L
の三つ口フラスコに、得られた反応液の143gおよび
t−BuOHの50gを入れ、t−BuOKの39gと
テトラブチルアンモニウム(以下、TBABと記す。)
の11gをt−BuOHの150gに溶解させた溶液を
室温にて1時間かけて滴下した。
【0024】その後、加熱して還流させ、還流開始から
12時間後に、t−BuOKの20gをt−BuOHの
100gに溶解させた溶液を添加し、さらに4時間反応
させた。反応後、得られた反応粗液を蒸留水で洗浄し、
減圧蒸留して、目的とする生成物1であるCCH
=CFCH=CH(沸点65℃/200torr)の
23g(生成物1の単離収率は17%。)を得た。得ら
れた生成物1はトランス体のみであった。19F−NM
RおよびH−NMRの測定結果を示す。
【0025】19F−NMR(溶媒:CDCl)δ
(ppm):−81.8(3F,CF −)、−10
7.9(2F,−CF−CH=)、−108.4(1
F,−CH=CF−(trans))、−124.9〜
−126.3(4F,−CF−)。
【0026】H−NMR(溶媒:CDCl)δ(p
pm):5.01(1H,−CH=CF−)、5.55
〜5.93(2H,CH=)、6.16(1H,=C
F−CH=)。
【0027】[例2]撹拌機、ジムロート、滴下ロート
付き1Lの三つ口フラスコに、3,3,5,5,6,
6,7,7,8,8,9,9,10,10,10−ペン
タデカフルオロ−1−ヨードデカンの400gおよびM
eOHの200gを入れ、これにKOHの47gをMe
OHの200gに溶解させた溶液を室温にて1時間かけ
て滴下した。
【0028】その後、加熱して還流させ、還流開始から
3時間後にKOHの12gをMeOHの100gに溶解
させた溶液を添加し、さらに5時間反応させた。反応
後、得られたC13CHCFCH=CHを含
む反応混合物を、蒸留水にて洗浄し、反応液を得た。
【0029】撹拌機、ジムロート、滴下ロート付き1L
の三つ口フラスコに、得られた反応液の298gおよび
t−BuOHの100gを入れ、t−BuOKの60g
とTBABの17gをt−BuOHの250gに溶解さ
せた溶液を室温にて1時間かけて滴下した。
【0030】その後、加熱して還流させ、還流開始から
12時間後に、t−BuOKの45gをt−BuOHの
200gに溶解させた溶液を添加し、さらに8時間反応
させた。反応後、得られた反応粗液を蒸留水で洗浄し、
減圧蒸留して、目的とする生成物2であるC13
H=CFCH=CH(沸点66℃/30torr)の
65g(生成物2の単離収率は23%。)を得た。得ら
れた生成物はトランス体のみであった。19F−NMR
およびH−NMRの測定結果を示す。
【0031】19F−NMR(溶媒:CDCl)δ
(ppm):−81.5(3F、CF −)、−10
7.6(2F、−CF−CH=)、−108.4(1
F、−CH=CF−(trans))、−122.1〜
126.5(8F、−CF−)、(溶媒:CDC
)δ(ppm):5.01(1H、−CH=CF
−)、5.55〜5.93(2H、CH=)、6.1
5(1H、=CF−CH=)。
【0032】[例3]100mLのガラス製アンプル
に、生成物1の9g、AK−225(旭硝子社製、商品
名)の51gおよびAIBNの0.36gを入れ、液体
窒素を用いて凍結脱気を3回繰り返した後、65℃にて
12時間重合反応を行い、重合体を得た。反応終了後の
溶液をガスクロマトグラフィーにより分析したところ、
未反応の生成物1は実質的に検出されなかった。得られ
た重合体の質量平均分子量は9300であり、該重合体
における繰り返し単位Aと繰り返し単位Bの割合は約
1:1であった。
【0033】重合体を含む溶液に蒸留水を加えて、重合
体の濃度が5質量%となるように希釈し、試験液とし
た。試験液の1mLを、7cm四方のガラス板に滴下
し、3000回転で30秒間スピンコートした後、11
0℃にて1時間キュアリングを行ってサンプルを作製し
た。得られたサンプルの表面の、水に対する接触角は1
10.4度であり、ヘキサデカンに対する接触角は6
8.5度であった。
【0034】[例4]生成物1の代わりに生成物2を用
いる以外は、例3と同様に重合反応を行った。得られた
重合体の質量平均分子量は10300であり、該重合体
における繰り返し単位Aと繰り返し単位Bの割合は約
1:1であった。さらに、例3と同様にしてサンプルを
作製した。得られたサンプルの表面の、水に対する接触
角は109度であり、ヘキサデカンに対する接触角は6
6.7度であった。
【0035】[例5]100mLガラス製重合アンプル
に、生成物1の8.11g、ステアリルアクリレートの
12.25g、ヒドロキシエチルアクリレートの0.4
2g、ポリオキシアルキレングリコールモノメタクリレ
ートの0.3g、ポリオキシエチレンオクチルフェニル
エーテルの1.68g、ステアリルトリエチルアンモニ
ウムクロライドの0.42g、水の26.20g、アセ
トンの10.5g、分子量調整剤としてステアリルメル
カプタンの0.11g、開始剤として2,2’−アゾビ
ス(2−メチルプロピオンアミジン)2塩酸塩の0.0
4gを入れた。
【0036】窒素置換を行い、55℃にて12時間重合
反応を行い、重合体の固形分濃度が38.4質量%であ
るエマルションを得た。得られた重合体の質量平均分子
量は45800であり、重合体における生成物1に基づ
く重合単位の割合は39.9モル%であった。
【0037】得られたエマルションの3gをメタノール
の27gに滴下し、重合体を沈殿させた。得られた重合
体を30℃にて一晩真空乾燥させた後、AK−225を
用いて重合体の濃度が5質量%である溶液を得た。
【0038】得られた溶液を用いて、例3と同様にして
サンプルを作製した。得られたサンプルの表面の、水に
対する接触角は107.2度であり、ヘキサデカンに対
する接触角は66.7度であった。
【0039】[例6]生成物1の代わりに生成物2を用
いる以外は、例5と同様に重合反応を行い、重合体の固
形分濃度が39.1質量%であるエマルションを得た。
得られた重合体の質量平均分子量は47000であり、
重合体における生成物2に基づく重合単位の割合は3
3.1モル%であった。
【0040】さらに、例5と同様にしてサンプルを作製
した。得られたサンプルの、水に対する接触角は10
9.4度であり、ヘキサデカンに対する接触角は69.
4度であった。
【0041】
【発明の効果】本発明の含フッ素ジエン化合物は新規な
化合物である。該化合物の合成は、取扱いが困難である
亜鉛等の触媒を使用せず、多段階の反応を経由せずに行
える。また、該化合物は重合性に優れ、質量平均分子量
の大きな重合体を得ることができる。
【0042】本発明の重合体は、柔軟性に優れ、R
を有することにより耐熱性、撥水性、撥油性に優れる。
また、二重結合を有する炭素原子にフッ素原子が結合し
ているため、熱的に安定である。また、該重合体はフッ
素系溶剤に可溶であるため、耐候性、撥水性、非粘着性
に優れた塗料またはコーティング材として有用である。
さらに、フッ素原子を多く含むことから誘電率が低く、
低誘電率被膜としての用途にも有用である。
【0043】また、本発明の重合体は二重結合を有する
ことから、さらに架橋反応が行え、また重合体に官能基
を容易に導入できる。さらに、ポリブタジエン、ニトリ
ルゴム、スチレン・ブタジエン共重合体などの樹脂に、
基を容易に導入でき、樹脂の改質が容易に行える。
フロントページの続き (72)発明者 島田 三奈子 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社内 Fターム(参考) 4H006 AA01 AA02 AA03 AB46 AB90 AC13 BA02 BA06 BA29 BA32 BA51 BA65 BA92 EA03 4H020 BA12 4J100 AS06P BB07P BB18P CA01 CA16 DA01 DA36 DA44 DA57 JA01 JA44

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】RCH=CFCH=CH(ただし、R
    は炭素数1〜12のポリフルオロアルキル基を示
    す。)で表される含フッ素ジエン化合物。
  2. 【請求項2】RCHCFCHCHX(ただ
    し、Rは炭素数1〜12のポリフルオロアルキル基を
    示し、Xはハロゲン原子を示す。)で表される化合物
    を、塩基性化合物の存在下に脱HX反応および脱HF反
    応させることを特徴とする、前記含フッ素ジエン化合物
    の製造方法。
  3. 【請求項3】−CHCH=CFCHR−で表される
    繰り返し単位および/または−CH CH(CF=CH
    )−で表される繰り返し単位を含み、かつ質量平均
    分子量が2×10〜5×10である重合体。ただ
    し、Rは炭素数1〜12のポリフルオロアルキル基を
    示す。
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