JP2003246385A - ガーベラ花冠被覆包装体 - Google Patents

ガーベラ花冠被覆包装体

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JP2003246385A
JP2003246385A JP2002050997A JP2002050997A JP2003246385A JP 2003246385 A JP2003246385 A JP 2003246385A JP 2002050997 A JP2002050997 A JP 2002050997A JP 2002050997 A JP2002050997 A JP 2002050997A JP 2003246385 A JP2003246385 A JP 2003246385A
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JP
Japan
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gerbera
corolla
easy
package
film
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JP2002050997A
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English (en)
Inventor
Takashi Mori
隆志 森
Hisayoshi Mori
久義 森
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MORI SEITAI KK
Original Assignee
MORI SEITAI KK
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  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】構造が簡単で容易に大量生産でき、ガーベラ花
冠部への装着作業並びにガーベラ花冠部からの取り除き
作業が容易で、しかも花の保護を十分に行えることがで
きるガーベラ花冠部被覆包装体(ガーベラキャップ)を
提供すること。 【解決手段】無数の微孔11を穿設した二軸延伸プラス
チックフィルムで、上方を幅広く下方を幅狭に形成され
た上下が連通開口した袋状に形成されており、かつ、広
口の上部開口縁13が、易カット部14を有する波形状
に形成されるとともに波形の部分が易カットとして機能
する処に構成特徴がある。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ガーベラの花冠部
を被覆保護する被覆包装体に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、例えばガーベラのように長い花柱
の先端に蕾を付けて開花する草花類の切花を、生産地か
ら消費地へ搬送する場合、蕾や開花した花が損傷し易
く、商品的価値を損なうことが多い。そのため、切花生
産者は、特にガーベラの花冠部に、プラスチックフィル
ム製で袋状に製袋した包装体(ガーベラキャップ)を一
輪毎に装着し、規定本数を結束して出荷ケースに収納し
て出荷している。 【0003】従来のこの種の被覆包装体の殆どは、プラ
スチックフィルムを二枚重ね、その両端部を熱溶着切断
して、上下に連通開口した逆台形状の袋状に製袋したも
のであるが、袋体に5mm程度の比較的大きな通気孔を
設けたもの(実開昭49−47017号公報)や、直径
0.2から0.5mm位の微孔が無数穿設されているも
の(実公平4−26395号公報)なども開示されてい
る。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の上記被
覆包装体にあっては、搬送時におけるガーベラ花冠部の
保護を十分に行うことができ、購入した客は花を汚損す
ることなく持ち帰ることができるものの、当該被覆包装
体を茎端部の方向に押し下げることによってこれを取り
除くため、この取り除き作業時に、フィルムが花冠部に
まとわりつき、ガーベラ花冠部を損傷させることが多い
という不具合があった。 【0005】 本発明は、従来被覆包装体の具有する叙上
の不具合に鑑みなされたものであり、その目的とすると
ころは、構造が簡単で容易に大量生産でき、ガーベラ花
冠部への装着作業並びにガーベラ花冠部からの取り除き
作業が容易で、しかも花の保護を十分に行えるガーベラ
花冠部被覆包装体(ガーベラキャップ)を提供せんとす
るものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するため
に本発明が採用した手段は、無数の微孔を穿設した二軸
延伸プラスチックフィルムで、上方を幅広く下方を幅狭
に形成された上下が連通開口した袋状に形成されてお
り、かつ、広口の上部開口縁が、易カット部を有する波
形状に形成されており、かつその波形が易カットとして
機能する処に特徴を有するガーベラ花冠部被覆包装体に
ある。 【0007】本発明のガーベラ花冠部被覆包装体による
とつぎの作用が得られる。 1) 広口の上部開口縁が易カット部を有する波形状に形
成されているので、意匠的に優れるとともに、手で広口
の上部開口縁を外方に引っ張ると、易カット部からポリ
プロピレン二軸延伸フィルムの微孔の”目”に沿って容
易に一直線状に引き裂きでき(下方に向け簡単に引き裂
きでき)、これにより、ガーベラ花冠部の保形性を害す
ることなくまた損傷させることなく、簡単に花冠部を取
り出すことができる。 【0008】2) 平均孔径50μm〜2mmの微孔を全
面に無数穿設した所謂有孔フィルムで製袋されているか
ら、ガーベラの花とフィルム面の密着を防止できるとと
もに通気性の確保ができてガーベラ花弁の変色などの不
良発生防止ができる。 【0009】3) 微孔によってガーベラ花弁を係止させ
ることができ、これにより、ズレ防止でき、保形性を良
好に保持でき、搬送にも好適となる。 【0010】4) 重なり合ったフィルムが相互に密着し
ないことと、指で相互に反対方向に擦り会わせると裏ご
し的に指がかかり易くなるためにその剥離性が良好とな
ることが互いに相まって、包装体がシート状に重ねてあ
っても、その一枚一枚の取り出し作業、及びに、袋状と
した包装体の口開き作業の効率化が図れる。すなわち、
ガーベラ花冠部への装着作業が迅速に行える。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施例
に基づいて説明するが、これらはその代表例を示したに
過ぎず、例えばガーベラ花冠部の大きさに基づき、その
寸法形状などを様々に設計変更して実施できるものとす
る。 【0012】図1は実施例1のガーベラ花冠部被覆包装
体(ガーベラキャップ)10の未展開側面図であり、図
2は、同被覆包装体10をガーベラ花冠部20に装着し
た状態を模式的に示す斜視図である。図3は、広口の上
部開口縁13を手で外方に引っ張り、易カット部14か
ら引き裂いている状態を模式的に示す斜視図である。な
お、被覆包装体10の全面に微孔11が穿設されている
が、微孔11の一部しか図示されていない。 【0013】この実施例のガーベラ花冠部被覆包装体1
0は、無数の微孔11を穿設したポリプロピレン二軸延
伸フィルム(厚さ:10μm〜100μm、好ましくは
15〜30μm)を二枚重ね、その両端部を熱溶着、溶
断して、上下に連通開口した袋状に製袋したものであ
り、その全体形状は逆台形状である。広口の上方開口1
2は、ピッチ幅が2mm〜30mm程度の連続する波形
状にカット加工されており、かつ、その中央ボトム部分
の互いに対峙する一カ所がV字状に形成されており、易
カット部14として機能するようになっている。 【0014】微孔11は、ポリプロピレン二軸延伸フィ
ルムの表面処理(例えばコロナ放電処理)面側から、多
数の針状体を突出させた熱ローラーを圧着させて形成さ
れている。熱針状体を引き抜きする際にその部分の樹脂
が引つ張られるとともに硬化されると、表面処理されて
いない面側の各微孔外周縁に大環状体を形成することが
でき、表面処理されている面側の各微孔外周縁に小環状
体を形成することができ、これによりフィルム両面を凹
凸状に形成することができる。 【0015】表面処理されていない面側(大環状体を有
する面側)がガーベラキャップ10の内面側となるよう
にすると、内方向に膨出する大環突起が形成されている
から(内面側も凹凸状となっているから)、向かい合っ
た内面側が密着し難く(剥離性が良く)、指で簡単に開
口させることができ、出荷包装作業効率の向上が図れる
ので、好ましい。ただし、フィルムの表面処理(例えば
コロナ放電処理)側を、内面側にするか外面側に配置す
るかは、適宜設計変更可能な事項である。 【0016】本発明のガーベラ花冠部被覆包装体10を
製袋するフィルムとしては、全面に微孔11を形成でき
るものであればあらゆる種類のプラスチックフィルムあ
るいはそれらの共重合体フィルム、これらのラミネート
フィルムなどが使用できる。より具体的には、成形し易
さ、透明度、美観、腰の強さ、環境に与える影響やコス
トなどの観点からは、ポリプロピレン(PP)等の合成
樹脂フィルムを使用し成形されていることが好ましく、
地球環境汚染防止の観点からは、ポリ乳酸やカプロラク
トン等に代表される生分解性ポリエステル樹脂フィルム
などを使用して成形されていることが好ましい。 【0017】 【発明の効果】以上、本発明に係るガーベラ花冠部被覆
包装体によると、構造が簡単で容易に大量生産でき、コ
ストダウンができる。 【0018】つぎに、全面に無数の微孔を穿設した所謂
有孔フィルムで製袋されているため、シート状に重ねて
あっても、重なり合ったフィルムが相互に密着しないこ
とと、指で相互に反対方向に擦り会わせると裏ごし的に
指がかかり易くなるためにその剥離性が良好となること
が互いに相まって、その一枚一枚の取り出し作業、口開
き作業の効率化が図れ、ガーベラ花冠部への装着作業が
迅速に行える。 【0019】また、搬送する際に、微孔によってガーベ
ラ花弁を係止させることができ、これにより、ズレ防止
ができ保形性を良好に保持できる。また、ガーベラの花
とフィルム面の密着を防止でき通気性確保ができるか
ら、ガーベラ花弁の変色などの不良発生が防止ができ
る。さらに、広口の上部開口縁が全体として波形状に形
成され意匠的にも優れているため、その商品価値が向上
する。 【0020】購入した客は、花を汚損することなく自宅
まで持ち帰ることができる。そして、広口の上部開口縁
が易カット部を有する波形状に形成されているので、手
で広口の上部開口縁を外方に引っ張ると、易カット部か
ら容易に引き裂くことができるから、これにより、取り
除き作業時にフィルムが花冠部にまとわりついくことが
なく、ガーベラ花冠部の保形性を害することなくまた損
傷させることなく、さらに、従来の5倍程度の高効率で
取り除くことができるなど、極めて実効性に優れた作用
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】 【図1】図1は、本発明の実施例となるガーベラ花冠部
被覆包装体(ガーベラキャップ)の未展開側面図であ
る。なお、同包装体の全面に微孔が穿設されているが、
微孔はその一部しか図示されていない。 【図2】図2は、図1の被覆包装体をガーベラ花冠部に
装着した状態を模式的に示す斜視図である。 【図3】図3は、広口の上部開口縁を手で外方に引っ張
り、易カット部から引き裂いている状態を模式的に示す
斜視図である。 【付号の説明】 10…ガーベラ花冠部被覆包装体 11…微孔 12…上方開口 13…上部開口縁 14…易カット部 15…下方開口 20…ガーベラ花冠部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】無数の微孔を穿設した二軸延伸プラスチッ
    クフィルムで、上方を幅広く下方を幅狭に形成された上
    下が連通開口した袋状に形成されており、かつ、広口の
    上部開口縁が波形状に形成されており、かつその波形が
    易カットとして機能することを特徴とするガーベラ花冠
    被覆包装体。
JP2002050997A 2002-02-27 2002-02-27 ガーベラ花冠被覆包装体 Pending JP2003246385A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018113864A (ja) * 2017-01-16 2018-07-26 アートグリーン株式会社 花用保護部材
JP2020007002A (ja) * 2018-07-09 2020-01-16 Ipホールディングス株式会社 花卉用包装材および包装材積層体

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JP2018113864A (ja) * 2017-01-16 2018-07-26 アートグリーン株式会社 花用保護部材
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