JP2003245572A - スピレージ処理装置 - Google Patents

スピレージ処理装置

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JP2003245572A
JP2003245572A JP2002044276A JP2002044276A JP2003245572A JP 2003245572 A JP2003245572 A JP 2003245572A JP 2002044276 A JP2002044276 A JP 2002044276A JP 2002044276 A JP2002044276 A JP 2002044276A JP 2003245572 A JP2003245572 A JP 2003245572A
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hopper
spirage
carry
spillage
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JP2002044276A
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English (en)
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Kazuji Fukui
和司 福井
Yoshimichi Tominaga
由道 富永
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スピレージ処理装置において、装置を大型化
することなく容易にスピレージを処理可能とすると共に
処理作業の安全性の向上を図る。 【解決手段】 ホッパ31内のスピレージ搬出用ボック
ス42を交換可能とし、ホッパ31の搬出扉38にロッ
ク機構31を設けると共に、スピレージ搬出用ボックス
42内に貯留されたスピレージの貯留量を検出する貯留
量検出センサ49と、竪型ミル10からのスピレージ排
出管33の通路を開閉する搬出ライン遠隔操作弁34
と、ホッパ31内を大気圧とする自動エアベント弁48
を設け、制御装置60により開閉制御可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石炭を粉砕して微
粉炭を生成する際に排出されるスピレージを貯留して処
理するためのスピレージ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】石炭焚きボイラでは、竪型ミルによって
原炭を粉砕して微粉炭を生成し、得られた微粉炭を燃料
として用いるようにしている。ところが、原炭には礫や
木片や金属片などの異物(スピレージ、パイライト)が
混在しており、竪型ミルにて微粉炭を生成するときに、
このスピレージを排除している。
【0003】従来のスピレージ処理装置としては、竪型
ミルに設けられたスピレージ排出管にポッパが連結され
て構成されている。このホッパは密閉式の円筒型または
箱型形状をなしており、このホッパに所定量のスピレー
ジが溜まると、作業者はマンホールを開けてスコップや
掻き出し棒を使用してスピレージを掻き出し、台車に積
み込んで回収処理している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のスピレ
ージ処理装置にあっては、作業者がスコップや掻き出し
棒によりホッパ内のスピレージを掻き出して台車に積み
込んで回収処理しており、作業性が良くない。また、ス
ピレージは竪型ミルで排除された後にエアの圧送により
スピレージ排出管を通してポッパに送給されるため、ホ
ッパ内は大気圧よりも高い圧力となっており、作業環境
が良くなく作業者にかかる負担が大きいという問題があ
る。なお、このようなスピレージ処理装置として特開平
7−299373号公報に記載されたものがあるが、装
置が大掛かりなものとなって広い配置スペースが必要と
なり、製造コストが増加してしまうという問題がある。
【0005】本発明はこのような問題を解決するもので
あって、装置を大型化することなく容易にスピレージを
処理可能とすると共に処理作業の安全性の向上を図った
スピレージ処理装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの請求項1の発明のスピレージ処理装置は、上部にス
ピレージ排出管が接続されて側部に搬出開口が形成され
た密閉室と、前記スピレージ排出管に設けられた開閉弁
と、前記密閉室の搬出開口を開閉可能な搬出扉と、該搬
出扉を開放不能とするロック機構と、前記密閉室を大気
圧とするエアベント弁と、前記密閉室内に貯留されたス
ピレージの貯留量を検出する貯留量検出センサと、前記
開閉弁の開閉操作及び前記ロック機構の解除及び前記エ
アベント弁の開閉操作を行う制御装置とを具えたことを
特徴とするものである。
【0007】また、請求項2の発明のスピレージ処理装
置は、上部にスピレージ排出管が接続されて側部に搬出
開口が形成された箱型形状をなすホッパと、前記スピレ
ージ排出管に設けられた開閉弁と、前記ホッパの搬出開
口を開閉可能な搬出扉と、該搬出扉を開放不能とするロ
ック機構と、前記ホッパを大気圧とするエアベント弁
と、前記スピレージ排出管から前記ホッパ内に送給され
たスピレージを貯留可能で前記ホッパの搬出開口から搬
出入可能なスピレージ搬出用ボックスと、該スピレージ
搬出用ボックス内に貯留されたスピレージの貯留量を検
出する貯留量検出センサと、該貯留量検出センサの検出
結果に基づいて開閉弁の閉止及び前記ロック機構の解除
及び前記エアベント弁の開放を行う制御装置とを具えた
ことを特徴とするものである。
【0008】請求項3の発明のスピレージ処理装置で
は、前記制御装置は、開閉弁の閉止及び前記エアベント
弁の開放が確認されると前記ロック機構を解除すること
を特徴としている。
【0009】請求項4の発明のスピレージ処理装置で
は、前記スピレージ排出管に前記開閉弁の上流側あるい
は下流側に位置して非常時に通路を閉止する手動開閉弁
を設けたことを特徴としている。
【0010】請求項5の発明のスピレージ処理装置で
は、前記ホッパの側部に開閉アームの基端部が連結さ
れ、該開閉アームの先端部が前記搬出扉の幅方向中間部
に連結されたことを特徴としている。
【0011】請求項6の発明のスピレージ処理装置で
は、前記ホッパの上部に開閉可能な点検部が設けられた
ことを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0013】図1に本発明の一実施形態に係るスピレー
ジ処理装置の概略構成、図2にスピレージホッパの正面
視、図3にスピレージホッパの平面視、図4に図3のIV
−IV断面、図5に竪型ミルの概略、図6に本実施形態の
スピレージ処理装置におけるスピレージ搬出用ボックス
の搬出操作を表すフローチャート、図7に本実施形態の
スピレージ処理装置におけるスピレージ搬出用ボックス
の搬入操作を表すフローチャートを示す。
【0014】図5に示すように、竪型ミル10にて、円
筒形状をなすハウジング11の上部には図示しない給炭
機から原炭が供給される給炭管12が装着されて下方に
延設されている。ハウジング11の下部には給炭管12
の下端部に対向して粉砕テーブル13が配設され、駆動
装置14により駆動回転可能であると共に、粉砕テーブ
ル13の周辺部に3つのローラ15が回転可能に配設さ
れて粉砕テーブル13に連れて回転すると共に、油圧荷
重装置16により粉砕荷重を付与可能となっている。
【0015】また、ハウジング11の下部には粉砕テー
ブル13の外周辺に位置して一次空気が送り込まれる入
口ポート17が形成される一方、ハウジング11の上部
には給炭管12の外周辺に位置して微粉炭を排出して図
示しないバーナに接続される出口ポート18が形成され
ている。そして、ハウジング11の中間部には微粉炭を
分級するロータリセパレータ19が回転自在に支持さ
れ、駆動モータ20により駆動回転可能となっている。
更に、粉砕テーブル13の外周辺には原炭に混在する礫
や木片や金属片などの異物(以下、スピレージ)を排出
する異物吐出管21が装着されると共に、このスピレー
ジを異物吐出管21に送り込むスクレーパ22が装着さ
れている。
【0016】従って、原炭が給炭管12に供給される
と、粉砕テーブル13上に中心部に落下して遠心力によ
り全面に分散されて一定の炭層が形成され、この炭層に
対して各ローラ15が押圧することで原炭を粉砕する。
そして、ハウジング11内に入口ポート17から一次空
気が送り込まれることで、粉砕された微粉炭は乾燥され
つつ上昇する。この上昇した微粉炭はロータリセパレー
タ19により分級され、粗粉は再び粉砕テーブル13上
に戻されて再粉砕が行われる一方、細粒粉のみが気流に
乗って出口ポート18から排出される。一方、原炭に混
在する礫や木片や金属片などのスピレージは粉砕テーブ
ル13の遠心力により外方に落下し、スクレーパ22に
より異物吐出管21に送り込まれる。
【0017】このように構成された竪型ミル10には原
炭から排除されたスピレージを貯留するスピレージ処理
装置が接続されている。図1乃至図4に示すように、ホ
ッパ31は側方に搬出開口32が形成された箱型形状を
なし、上部に異物吐出管21が連結されたスピレージ排
出管33が接続されている。そして、スピレージ排出管
33には保守点検用の排出ライン遠隔操作弁34と手動
開閉弁35が設けられ、排出ライン遠隔操作弁34はエ
アシリンダ36により自動開閉可能であり、手動開閉弁
35は排出ライン遠隔操作弁34の故障時などの非常時
に作業者により手動開閉可能となっている。
【0018】ホッパの31の側部には開閉アーム37の
基端部が回動自在に連結され、この開閉アーム37の先
端部はホッパ31の搬出開口32を開閉可能な搬出扉3
8の幅方向中間部に回動自在に連結されている。なお、
このような構造とすることで、搬出扉38を持ち上げる
ことなく人力により容易に開閉できるように考慮されて
いる。ホッパ31には搬出開口32の外周部に位置して
6つのロックレバー39が回動自在に取付けられ、各ロ
ックレバー39は搬出扉38を搬出開口32を閉止した
位置で拘束可能となっている。そして、この各ロックレ
バー39の全数または最低限必要な箇所にはエアシリン
ダ40により作動するロック機構41を有しており、ス
ピレージの貯留中に、このロック機構41によりロック
レバー39を作動不能として搬出扉38を開放不能とす
ることができる。
【0019】ホッパ31内にはスピレージ排出管33か
らホッパ31内に排出されたスピレージを貯留可能なス
ピレージ搬出用ボックス42が位置している。このスピ
レージ搬出用ボックス42は上方が開口した箱型形状を
なし、下部に4つの車輪43が装着されて走行可能とな
っている。従って、このスピレージ搬出用ボックス42
は搬出扉38を開放することで、搬出開口32からホッ
パ31の外方に搬出可能となっている。なお、ホッパ3
1の搬出開口32にはフランジ32aが取付けられてお
り、フランジ32aの下端は地面のリセス部まで延びて
おり、このスピレージ搬出用ボックス42を搬出入する
ためのステップ44が設置されている。このステップ4
4は、スピレージ搬出用ボックス42をホッパ31に出
し入れするときに地面とホッパ31の橋渡しを行うた
め、起倒可能となっている。
【0020】また、ホッパ31の上部には内部の加圧エ
アを排出してホッパ31内を大気圧とするエアベント管
45が連結され、このエアベント管45にはエアベント
遠隔操作弁46と手動エアベント弁47が設けられ、エ
アベント遠隔操作弁46はエアシリンダ48により自動
開閉可能であり、手動エアベント弁47はエアベント遠
隔操作弁46の故障時などの非常時に作業者により手動
開閉可能となっている。
【0021】更に、ホッパ31にはスピレージ搬出用ボ
ックス42内に貯留されたスピレージの貯留量を検出す
る貯留量検出センサ49が設けられている。また、ホッ
パ31の上部には内部を照らすスイッチ付照明50と内
部を視認する点検窓51が設けられている。また、ホッ
パ31の上部には内部を点検可能な点検蓋52が開閉自
在に設けられており、ロックレバー53により点検蓋5
2を閉止位置で拘束可能となっている。このロックレバ
ー52はエアシリンダ54により作動するロック機構5
5を有しており、スピレージの貯留中に、このロック機
構55によりロックレバー54を作動不能として点検蓋
52を開放不能とすることができる。
【0022】また、前述した各エアシリンダ36,4
0,54,48は切換弁56,57,58を介してエア
供給弁(コンプレッサ)59に接続されており、各切換
弁56,57,58は制御装置60により開閉制御され
る。また、この制御装置60には貯留量検出センサ49
が接続されており、この貯留量検出センサ49の検出結
果が入力される。そして、この制御装置60には操作装
置61が接続されており、作業者はこの操作装置61を
操作して操作信号を制御装置60に出力することで、各
切換弁56,57,58の開閉制御を実行できる。な
お、各エアシリンダ36,40,54,48には図示し
ないセンサが装着されており、制御装置60にはエアシ
リンダ36,40,54,48の伸縮動作がフィードバ
ックされるようになっている。また、図示しないが、操
作装置61には各弁、ロックシリンダの手動(開閉)操
作スイッチ(または、押しボタン)、開閉状態を示す表
示ランプ、ロック解除までを自動的に行う自動作動スイ
ッチ(または、押しボタン)、が配設され、更に、各弁
の操作回路、自動操作回路も収納されている。
【0023】このように構成されたスピレージ処理装置
を用いたスピレージの処理作業を図6及び図7のフロー
チャートに基づいて説明する。竪型ミル10からスピレ
ージが異物吐出管21及びスピレージ排出管33を介し
てホッパ31内に排出されると、このスピレージはホッ
パ31内のスピレージ搬出用ボックス42に貯留され
る。貯留量検出センサ49はスピレージ搬出用ボックス
42内のスピレージ貯留量を検出し、制御装置60に出
力している。そして、このスピレージ搬出用ボックス4
2内に所定量のスピレージが溜まると、図6に示すステ
ップS1にて、制御装置60はランプや警報を鳴らして
作業者に知らせ、作業者はホッパ31内のスピレージ搬
出用ボックス42を空のスピレージ搬出用ボックス42
に交換する。
【0024】即ち、作業者はスピレージ搬出用ボックス
42内に所定量のスピレージが溜まったことが確認され
ると、まず、ステップS2にて、操作装置61を操作し
てスピレージ処理をスタートさせ、ステップS3にて、
切換弁56を作動してエアシリンダ36を伸長し、排出
ライン遠隔操作弁34によりスピレージ排出管33の通
路を閉止する。次に、ステップS4にて、操作装置61
により切換弁57を操作してエアシリンダ48を作動
し、エアベント遠隔操作弁46によりエアベント管45
の通路を開放する。すると、スピレージ排出管33の通
路が閉止されてホッパ31内へのスピレージの排出が停
止すると共に、エアベント管45の通路が開放されてホ
ッパ31内の加圧エアが排出されて大気圧状態となる。
【0025】このようにホッパ31内が大気圧状態とな
ると、ステップS5にて、作業者は操作装置61を操作
し、切換弁58を作動してエアシリンダ40,54を収
縮し、ロック機構32,54を解除する。すると、ロッ
クレバー39,53の作動が可能となり、このロックレ
バー39,53による搬出扉38及び点検蓋52の拘束
を解除することができる。ステップS6では、ロックピ
ン40a,54aが解除されているかどうかを確認し、
ロック解除であれば、ステップS7にて、作業者は各ロ
ックレバー39を回動してから搬出扉38を回動して搬
出開口32を開放し、ステップ44を倒してスピレージ
が溜まったスピレージ搬出用ボックス42を搬出し、ス
テップS7でスピレージ搬出中であることをオペレータ
に促す。
【0026】このとき、作業者が排出ライン遠隔操作弁
34によりスピレージ排出管33の通路を閉止すると共
に、エアベント遠隔操作弁46によりエアベント管45
の通路を開放する前に、切換弁58の切換操作を行った
としても、制御装置60は排出ライン遠隔操作弁34の
閉止信号とエアベント遠隔操作弁46の開放信号を受け
取っていないため、エアシリンダ40,54によるロッ
ク機構32,54の解除を禁止している。即ち、制御装
置60はスピレージ排出管33の通路が閉止されてホッ
パ31内へのスピレージの排出が停止すると共に、エア
ベント管45の通路が開放されてホッパ31内の加圧エ
アが排出されて大気圧状態にならないと、ロック機構3
2,54の解除を許可しないようにしている。つまり、
ステップS6からステップS9に移行してステップS2
に戻るか、ステップS10に移行して手動によるロック
解除を行う。
【0027】スピレージ搬出用ボックス42の搬出作業
が完了すると、図7のステップS11にて、空のスピレ
ージ搬出用ボックス42をホッパ31内に搬入する。そ
して、スピレージ搬出用ボックス42の交換が完了する
と、ステップS12にて、作業者は搬出扉38を閉めて
から各ロックレバー39を回動する。そして、ステップ
S13にて、操作装置61を操作してスピレージ処理完
了スイッチをONとし、ステップS14にて、切換弁5
8を作動してエアシリンダ40,54を伸長し、ロック
機構32,54によりロックレバー39,53を作動不
能とする。エアシリンダ40,54のピストン先端部に
はロックピン40a,54aが取付けられており、その
ロックピン40a,54aがロックレバー39,53に
形成された孔に挿入されることにより、ロックオンとな
る。なお、このロック機構の構造はこれに限定されるも
のではない。続いて、ステップS15にて、操作装置6
1を操作し、切換弁57を操作してエアシリンダ48を
作動し、エアベント遠隔操作弁46によりエアベント管
45の通路を閉止し、ステップS16にて、切換弁56
を操作してエアシリンダ36を収縮し、排出ライン遠隔
操作弁34によりスピレージ排出管33の通路を開放す
る。すると、再び、スピレージ排出管33からホッパ3
1内へスピレージが排出されることとなり、ステップS
17でスピレージの搬出が完了して通常運転に戻ったこ
とをオペレータに促す。
【0028】このように本実施形態のスピレージ処理装
置にあっては、ホッパ31内のスピレージ搬出用ボック
ス42を交換可能とし、ホッパ31の搬出扉38にロッ
ク機構31を設けると共に、スピレージ搬出用ボックス
42内に貯留されたスピレージの貯留量を検出する貯留
量検出センサ49と、竪型ミル10からのスピレージ排
出管33の通路を開閉する排出ライン遠隔操作弁34
と、ホッパ31内を大気圧とするエアベント遠隔操作弁
46を設け、制御装置60により開閉制御可能としてい
る。
【0029】従って、作業者が排出ライン遠隔操作弁3
4によりスピレージ排出管33の通路を閉止すること
で、ホッパ31内へのスピレージの排出を停止すると共
に、エアベント遠隔操作弁46によりエアベント管45
の通路を開放してホッパ31内を大気圧状態としてか
ら、ロック機構32を解除して搬出扉38を開放するこ
ととなる。即ち、制御装置60は排出ライン遠隔操作弁
34の閉止信号とエアベント遠隔操作弁の開放信号が入
力しないと、ロック機構32の解除を許可しない。
【0030】そのため、作業者は、ホッパ31内へのス
ピレージの排出作業が継続した状態や、ホッパ31内が
加圧状態で、搬出扉38を開放することはなく、作業の
安全性を向上することができる。また、ホッパ31内へ
のスピレージの排出作業を停止してスピレージ搬出用ボ
ックス42の交換作業を行うことができ、装置を大型化
することなく、確実にスピレージを処理することができ
る。
【0031】
【発明の効果】以上、実施形態において詳細に説明した
ように請求項1の発明のスピレージ処理装置によれば、
上部にスピレージ排出管が接続されて側部に搬出開口が
形成された密閉室と、スピレージ排出管に設けられた開
閉弁と、密閉室の搬出開口を開閉可能な搬出扉と、搬出
扉を開放不能とするロック機構と、密閉室を大気圧とす
るエアベント弁と、密閉室内に貯留されたスピレージの
貯留量を検出する貯留量検出センサと、開閉弁の開閉操
作及びロック機構の解除及びエアベント弁の開閉操作を
行う制御装置とを設けたので、密閉室内へのスピレージ
排出作業を停止してスピレージ搬出用ボックスの交換作
業を行うことができ、装置を大型化することなく確実に
スピレージを処理することができ、また、作業者は密閉
室内へのスピレージの排出作業が停止して密閉室内が大
気圧状態になったら、搬出扉を開放してスピレージ搬出
用ボックスの交換作業を行うこととなり、スピレージ処
理作業の安全性の向上を図ることができる。
【0032】また、請求項2の発明のスピレージ処理装
置によれば、上部にスピレージ排出管が接続されて側部
に搬出開口が形成された箱型形状をなすホッパと、スピ
レージ排出管に設けられた開閉弁と、ホッパの搬出開口
を開閉可能な搬出扉と、搬出扉を開放不能とするロック
機構と、ホッパを大気圧とするエアベント弁と、スピレ
ージ排出管からホッパ内に送給されたスピレージを貯留
可能でホッパの搬出開口から搬出入可能なスピレージ搬
出用ボックスと、スピレージ搬出用ボックス内に貯留さ
れたスピレージの貯留量を検出する貯留量検出センサ
と、貯留量検出センサの検出結果に基づいて開閉弁の閉
止及びロック機構の解除及びエアベント弁の開放を行う
制御装置とを設けたので、ホッパ内へのスピレージ排出
作業を停止してスピレージ搬出用ボックスの交換作業を
行うことができ、装置を大型化することなく確実にスピ
レージを処理することができ、また、作業者はホッパ内
へのスピレージの排出作業が停止してホッパ内が大気圧
状態になったら、搬出扉を開放してスピレージ搬出用ボ
ックスの交換作業を行うこととなり、スピレージ処理作
業の安全性の向上を図ることができる。
【0033】請求項3の発明のスピレージ処理装置によ
れば、制御装置は開閉弁の閉止及びエアベント弁の開放
が確認されるとロック機構を解除するので、ホッパ内へ
のスピレージの排出作業が継続した状態や、ホッパ内が
加圧状態で、搬出扉を開放することはなく、作業の安全
性を向上することができる。
【0034】請求項4の発明のスピレージ処理装置によ
れば、スピレージ排出管に開閉弁の上流側あるいは下流
側に位置して非常時に通路を閉止する手動開閉弁を設け
たので、開閉弁の故障等に拘らず、ホッパ内へのスピレ
ージの排出作業を停止してスピレージ搬出用ボックスの
交換作業を行うことができる。
【0035】請求項5の発明のスピレージ処理装置によ
れば、ホッパの側部に開閉アームの基端部を連結し、開
閉アームの先端部を搬出扉の幅方向中間部に連結したの
で、搬出扉を大きく開放することで、搬出扉が邪魔にな
らずに容易にスピレージ搬出用ボックスの交換作業を行
うことができる。
【0036】請求項6の発明のスピレージ処理装置によ
れば、ホッパの上部に開閉可能な点検部を設けたので、
ホッパ内へのスピレージの排出作業中に内部を確認する
ことができ、非常時には各種作業を停止して安全を確保
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るスピレージ処理装置
の概略構成図である。
【図2】スピレージホッパの正面図である。
【図3】スピレージホッパの平面図である。
【図4】図3のIV−IV断面図である。
【図5】竪型ミルの概略図である。
【図6】本実施形態のスピレージ処理装置におけるスピ
レージ搬出用ボックスの搬出操作を表すフローチャート
である。
【図7】本実施形態のスピレージ処理装置におけるスピ
レージ搬出用ボックスの搬入操作を表すフローチャート
である。
【符号の説明】
10 竪型ミル 21 異物吐出管 31 ホッパ(密閉室) 32 搬出開口 33 スピレージ排出管 34 搬出ライン遠隔操作弁 36 エアシリンダ 38 搬出扉 39 ロックレバー 40 エアシリンダ 41 ロック機構 42 スピレージ搬出用ボックス 45 エアベント管 46 エアベント遠隔操作弁 48 エアシリンダ 49 貯留量検出センサ 56 ,57,58 切換弁 59 エア供給源 60 制御装置 61 操作装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D063 EE03 EE12 GA08 GC01 GC07 GC19 GC21 GC27 GC29 GC32 GC40 4D067 EE01 GA04 GB02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部にスピレージ排出管が接続されて側
    部に搬出開口が形成された密閉室と、前記スピレージ排
    出管に設けられた開閉弁と、前記密閉室の搬出開口を開
    閉可能な搬出扉と、該搬出扉を開放不能とするロック機
    構と、前記密閉室を大気圧とするエアベント弁と、前記
    密閉室内に貯留されたスピレージの貯留量を検出する貯
    留量検出センサと、前記開閉弁の開閉操作及び前記ロッ
    ク機構の解除及び前記エアベント弁の開閉操作を行う制
    御装置とを具えたことを特徴とするスピレージ処理装
    置。
  2. 【請求項2】 上部にスピレージ排出管が接続されて側
    部に搬出開口が形成された箱型形状をなすホッパと、前
    記スピレージ排出管に設けられた開閉弁と、前記ホッパ
    の搬出開口を開閉可能な搬出扉と、該搬出扉を開放不能
    とするロック機構と、前記ホッパを大気圧とするエアベ
    ント弁と、前記スピレージ排出管から前記ホッパ内に送
    給されたスピレージを貯留可能で前記ホッパの搬出開口
    から搬出入可能なスピレージ搬出用ボックスと、該スピ
    レージ搬出用ボックス内に貯留されたスピレージの貯留
    量を検出する貯留量検出センサと、該貯留量検出センサ
    の検出結果に基づいて開閉弁の閉止及び前記ロック機構
    の解除及び前記エアベント弁の開放を行う制御装置とを
    具えたことを特徴とするスピレージ処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記制御装
    置は、開閉弁の閉止及び前記エアベント弁の開放が確認
    されると前記ロック機構を解除することを特徴とするス
    ピレージ処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3において、前記スピレ
    ージ排出管に前記開閉弁の上流側あるいは下流側に位置
    して非常時に通路を閉止する手動開閉弁を設けたことを
    特徴とするスピレージ処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から4いずれかにおいて、前記
    ホッパの側部に開閉アームの基端部が連結され、該開閉
    アームの先端部が前記搬出扉の幅方向中間部に連結され
    たことを特徴とするスピレージ処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から5いずれかにおいて、前記
    ホッパの上部に開閉可能な点検部が設けられたことを特
    徴とするスピレージ処理装置。
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