JP2003244779A - Can通信診断装置 - Google Patents

Can通信診断装置

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JP2003244779A
JP2003244779A JP2002040742A JP2002040742A JP2003244779A JP 2003244779 A JP2003244779 A JP 2003244779A JP 2002040742 A JP2002040742 A JP 2002040742A JP 2002040742 A JP2002040742 A JP 2002040742A JP 2003244779 A JP2003244779 A JP 2003244779A
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communication
monitoring
circuit
program
communication diagnostic
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Takao Kobayashi
孝夫 小林
Ryuichi Sakamoto
隆一 阪本
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TAKASAKI KYODO KEISAN CENTER KK
TAKASAKI KYODO KEISAN CT KK
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TAKASAKI KYODO KEISAN CENTER KK
TAKASAKI KYODO KEISAN CT KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パソコンを使用することなく、監視・診断結
果の表示が迅速に出来、操作性に優れた自立型のCAN
通信診断装置を提供する。 【解決手段】 CANバスラインを介してネットワーク
化された各電装ユニットの稼動状態を監視・診断する自
立型CAN通信診断装置において、前記CANバスライ
ンに着脱可能に接続され、前記電装ユニットとの間でデ
ータ信号の授受を行うCAN通信回路5と、監視・診断
用のプログラムを格納する第1のメモリ回路3と、前記
プログラムを用いた演算結果を一時記憶する第2のメモ
リ回路2と、前記CAN通信回路5からのデータ信号に
基づいて前記プログラムを実行し、監視・診断結果を出
力するCPU1と、前記監視・診断結果を表示するモニ
タ画面30とを備え、前記CAN通信回路5と、前記第
1および第2のメモリ回路3,2と、前記CPU1とは
前記モニタ画面30を搭載した筐体20内に一体として
収納されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はCAN通信診断装置
に係り、特にCANバスラインを介してネットワーク化
された各電装ユニット(以下CANノードという)の稼
動状態を監視・診断することのできる自立型(スタンド
アローン)CAN通信診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両内に分散配置された各種の制御機器
をネットワークにより一元的に制御・管理することで最
適化を図るネットワーク・コンピューティングの導入が
進んでいる。特に、年々、高付加価値・高機能化が図ら
れる自動車においても、電子制御化された各電装ユニッ
ト(CANノード)を、ネットワークを介して統合的に
制御・管理するシステムが要望され、特に車載用LAN
(Local Area Network)規格であるCAN(Controller
Area Network)の導入が進んでいる。CANはISO
11898として国際規格化されたプロトコルであり、
CANバス方式と称されるシリアル通信方式を採用して
いる。CANバス方式は耐ノイズに優れ、伝送レートも
最高1Mbpsまで設定することが可能であり、従来の
通信方式と比較しても非常に高信頼かつ高速なネットワ
ーク制御が可能である。通常、CANバスラインには複
数のCANノードが接続されており、各CANノードは
それぞれCANコントローラを搭載し、このCANコン
トローラにより、CANバスを介したCANノード間の
データ授受を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなネットワー
ク化されたシステムにおける各CANノードの稼動状態
の監視・診断は、従来パーソナルコンピュータ(パソコ
ン)により行なわれていた。すなわち、必要な監視・診
断用プロトコルをロードしたパソコンと、CANバスラ
インに接続され、パソコンとのインターフェイスとなる
モジュール基板とを用意し、モジュール基板をパソコン
の外部接続ポートに挿入して行われていた。また、モジ
ュール基板に替えて、PCカードを用い、これをパソコ
ンに装着して行うこともあった。
【0004】このような方法で監視・診断を行う場合、
開始に際して、まずパソコンを立上げ、ついで監視・診
断用のプロトコルを起動する必要があるため、診断開始
が遅れてしまうという問題があった。また、パソコンは
汎用であり、監視・診断用のプログラムと併行して各種
のプログラムを実行している場合、監視・診断用プログ
ラムの実行が、他のプログラムの実行に依存し、監視・
診断結果の表示が遅れてしまうという問題もあった。
【0005】これらの問題を解決するために、パソコン
を監視・診断のみに使用することも考えられるが、この
ようなパソコンの使用法はコスト・パフォーマンス的に
好ましくない。本発明は上述した問題点を解消するため
になされたもので、パソコンを使用することなく、監視
・診断結果の表示が迅速に出来、操作性に優れた自立型
のCAN通信診断装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のCAN通信診断
装置は、CANバスラインを介してネットワーク化され
た各電装ユニットの稼動状態を監視・診断する自立型C
AN通信診断装置において、前記CANバスラインに着
脱可能に接続され、前記電装ユニットとの間でデータ信
号の授受を行うCAN通信回路と、監視・診断用のプロ
グラムを格納する第1のメモリ回路と、前記プログラム
を用いた演算結果を一時記憶する第2のメモリ回路と、
前記CAN通信回路からのデータ信号に基づいて前記プ
ログラムを実行し、監視・診断結果を出力するCPU
と、前記監視・診断結果を表示するモニタ画面とを備
え、前記CAN通信回路と、前記第1および第2のメモ
リ回路と、前記CPUとは前記モニタ画面を搭載した筐
体内に一体として収納されていることを特徴とする。
【0007】また、本発明のCAN通信診断装置は、シ
リアルポートを介して外部装置とデータ信号の授受を行
うRS232C通信回路を更に前記筐体内に収納するこ
とを特徴とする。また、本発明のCAN通信診断装置
は、前記データ信号の授受を制御するスイッチ回路を更
に前記筐体内に収納することを特徴とするまた、本発明
のCAN通信診断装置は、前記モニタ画面に表示された
前記監視・診断結果にマーカーを表示させる手段を更に
前記筐体内に収納することを特徴とする。さらに、本発
明のCAN通信診断装置は、前記第1のメモリ回路がフ
ラッシュROM回路であることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態
に係るCAN通信診断装置の構成ブロック図を、図2は
機能ブロック図をそれぞれ示す。本発明のCAN通信診
断装置は、パソコンを使用することなく独立してCAN
バスラインに接続されて使用される自立型の装置であ
る。装置全体の外観図は図3に示されるように構成され
る。
【0009】即ち、筐体20内に全ての構成部品が収納
され、筐体前面のあらゆる面にモニタ画面30、操作ス
イッチ40及び表示灯50が取り付けられている。筐体
20の背面パネルにはCANバスラインと接続するため
の図示しないCANポートとシリアルポートとが設けら
れている。CANバスラインに接続された各伝送ユニッ
トの稼動状態の監視・診断を行う場合には、背面パネル
にあるCANポートにCANバスラインを接続し、表面
パネル上の操作スイッチ40を操作することによりモニ
タ画面30に監視・診断結果が表示される。また、シリ
アルポートあるいはCANポートの接続使用状態は表示
灯50により表示される。モニタ画面30は通常LCD
で構成され、表示灯50はLEDで構成される。
【0010】図1を参照すると、CAN通信診断装置
は、CANバスライン(CAN1,CAN2)に着脱可
能に接続されて、このCANバスラインに接続されてい
る各伝送ユニットとの間でデータ信号の授受を行うCA
N通信回路5と、シリアルポートを介してRS232C
通信ケーブル(RS1,RS2)に接続され、外部装置
とのデータ信号の授受を行うRS232C通信回路4
と、監視・診断用のプログラムを格納するフラッシュR
OM回路3と、プログラムを用いた演算結果を一時記憶
するRAM回路2と、CAN通信回路5からのデータ信
号に基づきフラッシュROM回路3からのプログラムを
ダウンロードして実行し、監視・診断結果を出力するC
PU1と、図示しない入力装置からの入力信号の切り換
えを行うスイッチ回路6と、監視・診断結果の出力装置
への表示を駆動するLCD駆動回路7と、出力装置への
表示を駆動するLED駆動回路8とで構成されている。
そして、これらの回路はそれぞれ相互接続され、CPU
1によって制御が行われる。さらに、これらの回路は一
体化して、筐体20内に収納されている。
【0011】図2の機能ブロック図に示すように、スイ
ッチ6はCANポート及びRSシリアルポートの入力を
制御するもので、スイッチ6を切り換えることによりい
ずれかのポートとのデータの授受を制御することができ
る。この切り換え結果は、スイッチ6からCPU1に通
知される。図2に示す表示回路10は、図1におけるL
CD駆動回路7とLED駆動回路8とを統合して示した
もので、CPU1からの指令に基づき監視・診断結果の
表示をモニタ画面30に表示したり、表示灯50に表示
する制御を行う。
【0012】ここで、CANバスラインを介してネット
ワークに接続された各伝送ユニットの稼動状態を監視・
診断するためのプログラムは、フラッシュROM回路3
内に予め格納されている。この監視・診断用プログラム
を用いてCAN通信回路5から受信した入力データに対
して監視・診断を実行し、その診断結果はRAM回路2
に一時記憶されるとともに、LCD駆動回路7を介して
これに接続されたモニタ画面30に表示される。なおフ
ラッシュROM回路3内に格納されている監視・診断用
のプログラムは必要に応じて書き換えが可能である。
【0013】また、監視・診断用プログラム以外のユー
ザアプリケーションの登録も可能であり、その場合には
RSシリアルポートを利用する。すなわち、RSシリア
ルポートにパソコン等の外部機器を接続し、この外部機
器よりRSシリアルポートを介してRS−232C通信
回路4からユーザアプリケーションをダウンロードし、
これをフラッシュROM回路3に格納することができ
る。またフラッシュROM回路3を使用しているため、
随時ユーザが監視・診断用のプログラムをカスタマイズ
して利用することも可能となる。
【0014】図2(b)はモニタ画面30上に表示され
た監視・診断結果の特性図12を示すものであるが、こ
のような監視・診断結果の特性図12上にマーカー13
を表示させ、診断結果の解析等に役立てることもでき
る。このようなマーカー13の表示のためのトリガース
イッチ11が設けられている。図2(a)の符号9は図
1に示すRAM回路2、フラッシュROM回路3、CA
N通信回路5を統合して示した論理回路である。
【0015】図4は本発明のCAN通信診断装置の使用
の一例を示す説明図である。CAN通信診断装置100
のCANポートは2チャンネル用意されており、一方の
チャンネルにCANネットワークを接続し、ネットワー
ク上の各ノード70−1,70−2,…70−5のバス
上の送受信データを解析することにより、各ノードの監
視・診断を行うことができる。また、他方のCANポー
トをゲートウェイに接続し、他の外部機器80−1,8
0−2,…80−4とのデータの授受を行うこともでき
る。さらに必要に応じてRSシリアルポートにパソコン
60などの外部機器を接続し、収集したデータを上位転
送してさらに高度なチェックシステムを構築することも
できる。また外部機器60から必要に応じて各種のアプ
リケーションプログラムをダウンロードしてフラッシュ
ROM回路3に格納することにより、拡張した監視・診
断を行うこともできる。
【0016】なお、上述した実施の形態においては、監
視・診断用のプログラムは第1のメモリ回路であるフラ
ッシュROM回路3に、演算結果の一時記憶は第2のメ
モリ回路であるRAM回路2に格納しているが、これに
限定されるものではない。即ち、CPU1内にもメモリ
回路を内蔵するので、このメモリ回路内にも監視・診断
用プログラムや演算結果を全部又は一部格納するように
しても良い。
【0017】
【発明の効果】このように本発明では、CANバス上の
データを本発明による装置単体でモニタし、解析するこ
とができ、かつその結果を装置に搭載されたモニタ画面
に表示することができる。したがって従来のような汎用
パソコンに依拠せず、監視・診断が可能となるため監視
・診断結果の表示が迅速にでき、かつ操作性に優れた装
置を実現することが出来る。また、本装置は自立型とし
て構成されるため、携帯性があり、しかも容易に車両に
搭載して使用することができるので、従来のパソコンを
用いた診断装置に比較して安価で経済的な装置となる。
なお、ブルートゥース,TCP/IP,USB,IEE
E1394などの通信機能を追加搭載すれば、収集した
監視・診断データの上位転送機能が拡大できるため、本
機能をさらに拡大することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るCAN通信診断装置
の構成ブロック図。
【図2】本発明の実施の形態に係るCAN通信診断装置
の機能ブロック図。
【図3】本発明の実施の形態に係るCAN通信診断装置
の外観斜視図。
【図4】本発明のCAN通信・診断装置の使用の説明
図。
【符号の説明】
1 CPU 2 RAM回路 3 フラッシュROM回路 4 RS232C通信回路 5 CAN通信回路 6 スイッチ回路 7 LCD駆動回路 8 LED駆動回路 9 論理回路 10 表示回路 11 トリガースイッチ 12 監視・診断結果の特性図 13 マーカー 20 筐体 30 モニタ画面 40 操作スイッチ 50 表示灯 100 CAN通信診断装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 12/28 100 H04L 12/28 100A Fターム(参考) 3D026 BA22 BA28 5K033 AA05 BA06 DB20 EA03 EA07 5K048 AA04 BA42 DA05 EB12 FB04 GB01 HA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CANバスラインを介してネットワーク
    化された各電装ユニットの稼動状態を監視・診断する自
    立型CAN通信診断装置において、 前記CANバスラインに着脱可能に接続され、前記電装
    ユニットとの間でデータ信号の授受を行うCAN通信回
    路と、 監視・診断用のプログラムを格納する第1のメモリ回路
    と、 前記プログラムを用いた演算結果を一時記憶する第2の
    メモリ回路と、 前記CAN通信回路からのデータ信号に基づいて前記プ
    ログラムを実行し、監視・診断結果を出力するCPU
    と、 前記監視・診断結果を表示するモニタ画面とを備え、 前記CAN通信回路と、前記第1および第2のメモリ回
    路と、前記CPUとは前記モニタ画面を搭載した筐体内
    に一体として収納されていることを特徴とする自立型C
    AN通信診断装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自立型CAN通信診断
    装置において、 シリアルポートを介して外部装置とデータ信号の授受を
    行うRS232C通信回路を更に前記筐体内に収納する
    ことを特徴とする自立型CAN通信診断装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の自立型CAN通
    信診断装置において、 前記データ信号の授受を制御するスイッチ回路を更に前
    記筐体内に収納することを特徴とする自立型CAN通信
    診断装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の自立
    型CAN通信診断装置において、 前記モニタ画面に表示された前記監視・診断結果にマー
    カーを表示させる手段を更に前記筐体内に収納すること
    を特徴とする自立型CAN通信診断装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の自立
    型CAN通信診断装置において、 前記第1のメモリ回路がフラッシュROM回路であるこ
    とを特徴とする自立型CAN通信診断装置。
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