JP2003244077A - リモコン送信機能付き赤外線通信用モジュール - Google Patents
リモコン送信機能付き赤外線通信用モジュールInfo
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- H04B10/43—Transceivers using a single component as both light source and receiver, e.g. using a photoemitter as a photoreceiver
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 搭載スペースを大きくすることなく、また、
製造コストの上昇を招かない構造を有する、リモコン送
信機能付き赤外線通信用モジュールの構造を提供する。 【解決手段】 このリモコン送信機能付き赤外線通信用
モジュール１００は、ＰＷＢ８の上に、ＩｒＤＡデータ
用のＰＤチップ１、ＩＣチップ３、ＩｒＤＡデータ用の
ＬＥＤチップ５、および、リモコン送信用のＬＥＤチッ
プ７が搭載されており、ＰＤチップ１、ＩＣチップ３、
および、ＬＥＤチップ５，７は、樹脂９により樹脂封止
されている。また、この樹脂９により、ＰＤチップ１を
取り囲むように赤外線通信用受光部レンズ２が形成さ
れ、ＬＥＤチップ５を取り囲むように赤外線通信用発光
部レンズ４が形成され、ＬＥＤチップ７を取り囲むよう
にリモコン用発光部レンズ６が形成される。
製造コストの上昇を招かない構造を有する、リモコン送
信機能付き赤外線通信用モジュールの構造を提供する。 【解決手段】 このリモコン送信機能付き赤外線通信用
モジュール１００は、ＰＷＢ８の上に、ＩｒＤＡデータ
用のＰＤチップ１、ＩＣチップ３、ＩｒＤＡデータ用の
ＬＥＤチップ５、および、リモコン送信用のＬＥＤチッ
プ７が搭載されており、ＰＤチップ１、ＩＣチップ３、
および、ＬＥＤチップ５，７は、樹脂９により樹脂封止
されている。また、この樹脂９により、ＰＤチップ１を
取り囲むように赤外線通信用受光部レンズ２が形成さ
れ、ＬＥＤチップ５を取り囲むように赤外線通信用発光
部レンズ４が形成され、ＬＥＤチップ７を取り囲むよう
にリモコン用発光部レンズ６が形成される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、リモコン信号の
送信と赤外線通信とが可能な、リモコン送信機能付き赤
外線通信用モジュールの構造に関する。
送信と赤外線通信とが可能な、リモコン送信機能付き赤
外線通信用モジュールの構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のＩｒＤＡ（Ｔｈｅ Ｉｎｆｒａｒ
ｅｄ Ｄａｔａ Ａｓｓｏｃｉａｔｉｏｎ）データを使
用する赤外線通信用モジュール４００の構造を図８に示
す。図８に示すようにＰＷＢ（Ｐｒｉｎｔｅｄ Ｗｉｒ
ｉｎｇ Ｂｏａｒｄ；プリント配線基板）等の基板４０
６の上にＰＤ（フォトダイオード）チップ４０１、ＩＣ
チップ４０３、および、ＬＥＤチップ４０５が搭載され
ており、これらの、ＰＤチップ４０１、ＩＣチップ４０
３、および、ＬＥＤチップ４０５は、樹脂モールド４０
７により受光部レンズ４０２および発光部レンズ４０４
が形成されている。いわゆる、２つのレンズ構造が採用
されている。
ｅｄ Ｄａｔａ Ａｓｓｏｃｉａｔｉｏｎ）データを使
用する赤外線通信用モジュール４００の構造を図８に示
す。図８に示すようにＰＷＢ（Ｐｒｉｎｔｅｄ Ｗｉｒ
ｉｎｇ Ｂｏａｒｄ；プリント配線基板）等の基板４０
６の上にＰＤ（フォトダイオード）チップ４０１、ＩＣ
チップ４０３、および、ＬＥＤチップ４０５が搭載され
ており、これらの、ＰＤチップ４０１、ＩＣチップ４０
３、および、ＬＥＤチップ４０５は、樹脂モールド４０
７により受光部レンズ４０２および発光部レンズ４０４
が形成されている。いわゆる、２つのレンズ構造が採用
されている。
【０００３】赤外線通信を使用する場合は、ゲーム、時
計、携帯電話装置その他の携帯型情報端末（ＰＤＡ）と
いった機器のお互いの赤外線通信用モジュールを対向配
置させて通信を行なう。また、ＴＶ、ＶＴＲその他のオ
ーディオ機器に付加されているリモコン送信機の場合
は、リモコン送信部を本体の送信部と対向させて通信を
行なっている。したがって、赤外線通信用モジュールと
リモコン送信部とは別々の構成になっており、それぞれ
機器の中に搭載されて、利用されている。
計、携帯電話装置その他の携帯型情報端末（ＰＤＡ）と
いった機器のお互いの赤外線通信用モジュールを対向配
置させて通信を行なう。また、ＴＶ、ＶＴＲその他のオ
ーディオ機器に付加されているリモコン送信機の場合
は、リモコン送信部を本体の送信部と対向させて通信を
行なっている。したがって、赤外線通信用モジュールと
リモコン送信部とは別々の構成になっており、それぞれ
機器の中に搭載されて、利用されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来は赤
外線通信用モジュールとリモコン送信部とは別々の構成
になっている。したがって、ＰＤＡやオーディオ機器に
おいて、赤外線通信モジュールとリモコン送信部との機
能が１つに集約されれば、リモコン送信装置と携帯型情
報端末装置との２つを必要とせず、１つの送信装置で赤
外線通信とリモコン送信とによる通信ができるため、利
便性が向上すると考えられる。
外線通信用モジュールとリモコン送信部とは別々の構成
になっている。したがって、ＰＤＡやオーディオ機器に
おいて、赤外線通信モジュールとリモコン送信部との機
能が１つに集約されれば、リモコン送信装置と携帯型情
報端末装置との２つを必要とせず、１つの送信装置で赤
外線通信とリモコン送信とによる通信ができるため、利
便性が向上すると考えられる。
【０００５】しかし、１つの機器に、ＩｒＤＡデータ通
信用の赤外線通信モジュールと、リモコン送信用のリモ
コン送信部とを搭載した場合においても、当然に２つの
モジュールが必要であるが、単に２つのモジュールを基
板上に搭載したのでは、その搭載スペースが必要にな
り、機器の小型化を図ることができない。また、別々に
製造するよりも、製造コストがかかるという欠点も生じ
る。
信用の赤外線通信モジュールと、リモコン送信用のリモ
コン送信部とを搭載した場合においても、当然に２つの
モジュールが必要であるが、単に２つのモジュールを基
板上に搭載したのでは、その搭載スペースが必要にな
り、機器の小型化を図ることができない。また、別々に
製造するよりも、製造コストがかかるという欠点も生じ
る。
【０００６】したがって、この発明は上記課題を解決す
るためになされたものであり、搭載スペースを大きくす
ることなく、また、製造コストの上昇を招かない構造を
有する、リモコン送信機能付き赤外線通信用モジュール
の構造を提供することにある。
るためになされたものであり、搭載スペースを大きくす
ることなく、また、製造コストの上昇を招かない構造を
有する、リモコン送信機能付き赤外線通信用モジュール
の構造を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この発明に基づいたリモ
コン送信機能付き赤外線通信用モジュールにおいては、
基板と、上記基板上に載置される赤外線通信用受光素子
と、上記基板上に載置される赤外線通信用発光素子と、
上記基板上に載置されるリモコン信号送信用発光素子
と、上記基板を覆い、上記赤外線通信用受光素子を覆う
とともに赤外線通信用受光レンズを構成し、上記赤外線
通信用発光素子を覆うとともに赤外線通信用発光レンズ
を構成し、さらに、上記リモコン信号送信用発光素子を
覆うとともにリモコン信号送信用発光レンズを構成する
封止樹脂とを備える。
コン送信機能付き赤外線通信用モジュールにおいては、
基板と、上記基板上に載置される赤外線通信用受光素子
と、上記基板上に載置される赤外線通信用発光素子と、
上記基板上に載置されるリモコン信号送信用発光素子
と、上記基板を覆い、上記赤外線通信用受光素子を覆う
とともに赤外線通信用受光レンズを構成し、上記赤外線
通信用発光素子を覆うとともに赤外線通信用発光レンズ
を構成し、さらに、上記リモコン信号送信用発光素子を
覆うとともにリモコン信号送信用発光レンズを構成する
封止樹脂とを備える。
【０００８】上記リモコン送信機能付き赤外線通信用モ
ジュールによれば、１つの基板上に、赤外線通信用受光
レンズ、赤外線通信用発光レンズ、および、リモコン信
号送信用発光レンズを備える３レンズ構造を実現してい
ることから、たとえば、ＰＤＡやオーディオ機器におい
て、赤外線通信を可能にするとともに、リモコン送信も
行なうことが可能となる。また、リモコン送信装置と携
帯型情報端末装置との２つの機器を必要とせずに１つの
機器で通信できることが可能になり、装置の小型化およ
び利便性の向上を図ることが可能になる。
ジュールによれば、１つの基板上に、赤外線通信用受光
レンズ、赤外線通信用発光レンズ、および、リモコン信
号送信用発光レンズを備える３レンズ構造を実現してい
ることから、たとえば、ＰＤＡやオーディオ機器におい
て、赤外線通信を可能にするとともに、リモコン送信も
行なうことが可能となる。また、リモコン送信装置と携
帯型情報端末装置との２つの機器を必要とせずに１つの
機器で通信できることが可能になり、装置の小型化およ
び利便性の向上を図ることが可能になる。
【０００９】また、上記発明において好ましくは、上記
基板はプリント配線基板である。これにより、各素子の
リードレスによる面実装が可能となるとともに、各レン
ズを構成する封止樹脂厚さを薄くすることが可能にな
り、リモコン送信機能付き赤外線通信用モジュールの小
型化を図ることが可能になる。さらに、実装基板上に、
受光素子または発光素子の光軸を、垂直方向または水平
方向に実装することが可能となる。
基板はプリント配線基板である。これにより、各素子の
リードレスによる面実装が可能となるとともに、各レン
ズを構成する封止樹脂厚さを薄くすることが可能にな
り、リモコン送信機能付き赤外線通信用モジュールの小
型化を図ることが可能になる。さらに、実装基板上に、
受光素子または発光素子の光軸を、垂直方向または水平
方向に実装することが可能となる。
【００１０】また、上記発明において好ましくは、赤外
線通信信号とリモコン送信信号との切換を行なための信
号切換手段をさらに備える。これにより、赤外線通信信
号とリモコン送信信号とによる相互の影響を回避するこ
とが可能になり、通信の安定性、信頼性の向上を図るこ
とが可能になる。
線通信信号とリモコン送信信号との切換を行なための信
号切換手段をさらに備える。これにより、赤外線通信信
号とリモコン送信信号とによる相互の影響を回避するこ
とが可能になり、通信の安定性、信頼性の向上を図るこ
とが可能になる。
【００１１】また、上記発明において好ましくは、上記
赤外線通信には、ＩｒＤＡデータ通信が用いられる。こ
れにより、たとえば、パソコンと携帯型情報端末装置と
の間においてコードレス通信することが可能になる。ま
た、他の応用として、デジタル・スチル・カメラとプリ
ンタとの間でパソコンを介さずに画像通信することや、
ＵＳＢ （Ｕｎｉｖｅｒｓａｌ Ｓｅｒｉａｌ Ｂｕ
ｓ）を備えた機器同士のコードレス通信が可能になる。
赤外線通信には、ＩｒＤＡデータ通信が用いられる。こ
れにより、たとえば、パソコンと携帯型情報端末装置と
の間においてコードレス通信することが可能になる。ま
た、他の応用として、デジタル・スチル・カメラとプリ
ンタとの間でパソコンを介さずに画像通信することや、
ＵＳＢ （Ｕｎｉｖｅｒｓａｌ Ｓｅｒｉａｌ Ｂｕ
ｓ）を備えた機器同士のコードレス通信が可能になる。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、本発明に基づいた各実施の
形態について、図を参照して説明する。まず、図１に本
発明に基づく実施の形態における、リモコン送信機能付
き赤外線通信用モジュール１００の断面構造を示す。
形態について、図を参照して説明する。まず、図１に本
発明に基づく実施の形態における、リモコン送信機能付
き赤外線通信用モジュール１００の断面構造を示す。
【００１３】この実施の形態におけるリモコン送信機能
付き赤外線通信用モジュール１００は、ＰＷＢ等の基板
８の上の所定位置に、ＩｒＤＡデータ用の赤外線通信用
受光素子としてのＰＤチップ１、ＩＣチップ３、ＩｒＤ
Ａデータ用の赤外線通信用発光素子としてのＬＥＤチッ
プ５、および、リモコン送信用のリモコン信号送信用発
光素子としてのＬＥＤチップ７が搭載されており、これ
らの、ＰＤチップ１、ＩＣチップ３、および、ＬＥＤチ
ップ５，７は、封止樹脂９により覆われている。
付き赤外線通信用モジュール１００は、ＰＷＢ等の基板
８の上の所定位置に、ＩｒＤＡデータ用の赤外線通信用
受光素子としてのＰＤチップ１、ＩＣチップ３、ＩｒＤ
Ａデータ用の赤外線通信用発光素子としてのＬＥＤチッ
プ５、および、リモコン送信用のリモコン信号送信用発
光素子としてのＬＥＤチップ７が搭載されており、これ
らの、ＰＤチップ１、ＩＣチップ３、および、ＬＥＤチ
ップ５，７は、封止樹脂９により覆われている。
【００１４】封止樹脂９により、ＩｒＤＡデータ用のＰ
Ｄチップ１を取り囲むようにドーム状の赤外線通信用受
光部レンズ２が形成され、ＩｒＤＡデータ用のＬＥＤチ
ップ５を取り囲むようにドーム状の赤外線通信用発光部
レンズ４が形成され、リモコン送信用のＬＥＤチップ７
を取り囲むようにドーム状のリモコン用発光部レンズ６
が形成され、赤外線通信用受光部レンズ２、赤外線通信
用発光部レンズ４、および、リモコン用発光部レンズ６
により、１基板上に３レンズ構造が形成されている。
Ｄチップ１を取り囲むようにドーム状の赤外線通信用受
光部レンズ２が形成され、ＩｒＤＡデータ用のＬＥＤチ
ップ５を取り囲むようにドーム状の赤外線通信用発光部
レンズ４が形成され、リモコン送信用のＬＥＤチップ７
を取り囲むようにドーム状のリモコン用発光部レンズ６
が形成され、赤外線通信用受光部レンズ２、赤外線通信
用発光部レンズ４、および、リモコン用発光部レンズ６
により、１基板上に３レンズ構造が形成されている。
【００１５】上記構成において、ＰＤチップ１、赤外線
通信用受光部レンズ２、ＩＣチップ３、赤外線通信用発
光部レンズ４、および、ＬＥＤチップ５により、赤外線
通信用モジュール１００Ａが構成され、リモコン用発光
部レンズ６およびＬＥＤチップ７により、リモコン送信
部（リモコン用ＬＥＤ）１００Ｂが構成される。
通信用受光部レンズ２、ＩＣチップ３、赤外線通信用発
光部レンズ４、および、ＬＥＤチップ５により、赤外線
通信用モジュール１００Ａが構成され、リモコン用発光
部レンズ６およびＬＥＤチップ７により、リモコン送信
部（リモコン用ＬＥＤ）１００Ｂが構成される。
【００１６】この３レンズ構造であれば、たとえば、Ｐ
ＤＡやオーディオ機器において、ＩｒＤＡデータでの赤
外線通信を可能にするとともに、リモコン送信も行なう
ことが可能となる。また、リモコン送信装置と携帯型情
報端末装置との２つの機器を必要とせずに１つの機器で
通信できることが可能になり、利便性の向上を図ること
が可能になる。
ＤＡやオーディオ機器において、ＩｒＤＡデータでの赤
外線通信を可能にするとともに、リモコン送信も行なう
ことが可能となる。また、リモコン送信装置と携帯型情
報端末装置との２つの機器を必要とせずに１つの機器で
通信できることが可能になり、利便性の向上を図ること
が可能になる。
【００１７】ここで、赤外線通信にＩｒＤＡデータを用
いる場合の送信信号は、図２および図３に示すように、
携帯電話装置の場合、ＩｒＤＡ１．２Ｌｏｗ Ｐｏｗｅ
ｒで通信距離２０ｃｍ、伝送速度最大１１５．２ｂｐ
ｓ、指向性は発光側、受光側ともに±１５°必要であ
り、発光強度はＭＩＮ３．６ｍＷ/ｓｒであり(ＩｒＤＡ
１．２Ｌｏｗ Ｐｏｗｅｒの場合)ベースバンド方式で
ある。変調された電気信号を光信号で伝送し、光信号を
受けて電気信号を復調する。光の波長は８５０ｎｍ〜９
００ｎｍ（ＩｒＤＡ規格より）である。
いる場合の送信信号は、図２および図３に示すように、
携帯電話装置の場合、ＩｒＤＡ１．２Ｌｏｗ Ｐｏｗｅ
ｒで通信距離２０ｃｍ、伝送速度最大１１５．２ｂｐ
ｓ、指向性は発光側、受光側ともに±１５°必要であ
り、発光強度はＭＩＮ３．６ｍＷ/ｓｒであり(ＩｒＤＡ
１．２Ｌｏｗ Ｐｏｗｅｒの場合)ベースバンド方式で
ある。変調された電気信号を光信号で伝送し、光信号を
受けて電気信号を復調する。光の波長は８５０ｎｍ〜９
００ｎｍ（ＩｒＤＡ規格より）である。
【００１８】リモコン送信の送信信号は、図４に示すよ
うに、通信距離約８ｍであり、中心周波数が３３ｋＨｚ
〜４０ｋＨｚの副搬送波を伴った送信波形であり、指向
性は半値角（発光強度はピーク値の５０％の値）で約１
５°〜２０°、発光強度約４０ｍＷ／ｓｒのＡＳＫ方式
の伝送信号を送信している。光の波長は約９００〜１０
００ｎｍ（規格は無し）である。
うに、通信距離約８ｍであり、中心周波数が３３ｋＨｚ
〜４０ｋＨｚの副搬送波を伴った送信波形であり、指向
性は半値角（発光強度はピーク値の５０％の値）で約１
５°〜２０°、発光強度約４０ｍＷ／ｓｒのＡＳＫ方式
の伝送信号を送信している。光の波長は約９００〜１０
００ｎｍ（規格は無し）である。
【００１９】以上のように、ＩｒＤＡデータ送信信号と
リモコン送信信号とは全く異なるものであり、発光部、
指向性、発光強度、波長等が異なり、同一チップで共用
することはできない。このため、上記したように、赤外
線通信用受光部レンズ２、赤外線通信用発光部レンズ
４、および、リモコン用発光部レンズ６からなる、３レ
ンズ構造が必要になる。
リモコン送信信号とは全く異なるものであり、発光部、
指向性、発光強度、波長等が異なり、同一チップで共用
することはできない。このため、上記したように、赤外
線通信用受光部レンズ２、赤外線通信用発光部レンズ
４、および、リモコン用発光部レンズ６からなる、３レ
ンズ構造が必要になる。
【００２０】ここで、図５に、従来の技術におけるリモ
コン用ＬＥＤの構造（図５（Ａ））と、本実施の形態に
おけるリモコン用ＬＥＤ１００Ｂの構造（図５（Ｂ））
とを示す。図５（Ａ）に示すように、従来のリモコン用
ＬＥＤの構造においては、リード端子４１０ａ，４１０
ｂに砲弾型の樹脂４０７が形状されている。そのため、
ＬＥＤチップ４０５を載せているリード４１０ａについ
ても強度確保のために樹脂封止する必要が生じ、樹脂４
０７の全体の長さ（Ｌ１）が比較的大きなものとなって
しまう（例：Ｌ＝７．３ｍｍ）。
コン用ＬＥＤの構造（図５（Ａ））と、本実施の形態に
おけるリモコン用ＬＥＤ１００Ｂの構造（図５（Ｂ））
とを示す。図５（Ａ）に示すように、従来のリモコン用
ＬＥＤの構造においては、リード端子４１０ａ，４１０
ｂに砲弾型の樹脂４０７が形状されている。そのため、
ＬＥＤチップ４０５を載せているリード４１０ａについ
ても強度確保のために樹脂封止する必要が生じ、樹脂４
０７の全体の長さ（Ｌ１）が比較的大きなものとなって
しまう（例：Ｌ＝７．３ｍｍ）。
【００２１】一方、本実施の形態におけるリモコン用Ｌ
ＥＤ１００Ｂの構造の場合は、（図５（Ｂ））に示すよ
うに、基板８の上にＬＥＤチップ７を直接載せて樹脂封
止する構造を採用しているため、厚み寸法（Ｌ２）を、
従来のリモコン用ＬＥＤよりも薄くすることが可能とな
る（例：Ｌ２＝３．６ｍｍ）。
ＥＤ１００Ｂの構造の場合は、（図５（Ｂ））に示すよ
うに、基板８の上にＬＥＤチップ７を直接載せて樹脂封
止する構造を採用しているため、厚み寸法（Ｌ２）を、
従来のリモコン用ＬＥＤよりも薄くすることが可能とな
る（例：Ｌ２＝３．６ｍｍ）。
【００２２】また、従来構造のリモコン用ＬＥＤを外部
基板８０に実装する場合、図６（Ａ）に示すように、リ
モコン用ＬＥＤ４０７のリード４１０ａ，４１０ｂを折
り曲げて実装する必要があり、リード４１０ａ，４１０
ｂの折り曲げ部（図中Ｂ：例Ｂ＝４ｍｍ）のための実装
スペースが余分に必要となっていた。
基板８０に実装する場合、図６（Ａ）に示すように、リ
モコン用ＬＥＤ４０７のリード４１０ａ，４１０ｂを折
り曲げて実装する必要があり、リード４１０ａ，４１０
ｂの折り曲げ部（図中Ｂ：例Ｂ＝４ｍｍ）のための実装
スペースが余分に必要となっていた。
【００２３】一方、本実施の形態におけるリモコン送信
機能付き赤外線通信用モジュール１００によれば、図６
（Ｂ）に示すように、リモコン用ＬＥＤのリードが設け
られていないため、基板８と外部基板８０とをリードレ
スによる直接接続する面実装リフロー構造が可能とな
り、従来構造のような、リードの折り曲げ部のための実
装スペースが不要となる。また、本実施の形態における
リモコン送信機能付き赤外線通信用モジュール１００に
よれば、実装基板上に光軸を垂直方向だけでなく、図６
（Ｂ）に示すように、水平方向に実装することも可能に
なる。
機能付き赤外線通信用モジュール１００によれば、図６
（Ｂ）に示すように、リモコン用ＬＥＤのリードが設け
られていないため、基板８と外部基板８０とをリードレ
スによる直接接続する面実装リフロー構造が可能とな
り、従来構造のような、リードの折り曲げ部のための実
装スペースが不要となる。また、本実施の形態における
リモコン送信機能付き赤外線通信用モジュール１００に
よれば、実装基板上に光軸を垂直方向だけでなく、図６
（Ｂ）に示すように、水平方向に実装することも可能に
なる。
【００２４】なお、図２〜図４を用いて説明したよう
に、ＩｒＤＡデータ送信信号とリモコン送信信号とは送
信信号が異なるとはいえ、同時に信号を伝送した場合、
リモコン送信信号の影響を受けて赤外線通信の受光部が
反応してしまう場合が考えられる。そこで、さらに好ま
しい他の実施の形態として、図７に示すように、システ
ム機器２００内に、リモコン用コントロールＩＣ２０１
とＩｒＤＡデータ用ＩＣ２０２とを切り替えるための、
信号切換手段としての切り替え用コントローラ２０３を
設け、リモコン送信機能付き赤外線通信用モジュール１
００に、切り替え用コントローラ２０３との接続のため
の信号切換手段としての切換端子３００を設けて、シス
テム機器２００側から切換用の信号を出力可能にするこ
とにより、ＩｒＤＡデータ送信信号とリモコン送信信号
の切換を行なう。
に、ＩｒＤＡデータ送信信号とリモコン送信信号とは送
信信号が異なるとはいえ、同時に信号を伝送した場合、
リモコン送信信号の影響を受けて赤外線通信の受光部が
反応してしまう場合が考えられる。そこで、さらに好ま
しい他の実施の形態として、図７に示すように、システ
ム機器２００内に、リモコン用コントロールＩＣ２０１
とＩｒＤＡデータ用ＩＣ２０２とを切り替えるための、
信号切換手段としての切り替え用コントローラ２０３を
設け、リモコン送信機能付き赤外線通信用モジュール１
００に、切り替え用コントローラ２０３との接続のため
の信号切換手段としての切換端子３００を設けて、シス
テム機器２００側から切換用の信号を出力可能にするこ
とにより、ＩｒＤＡデータ送信信号とリモコン送信信号
の切換を行なう。
【００２５】（作用・効果）以上、本実施の形態におけ
るリモコン送信機能付き赤外線通信用モジュール１００
によれば、赤外線通信用モジュール１００Ａとリモコン
送信部（リモコン用ＬＥＤ）１００Ｂとを一体構造とな
るモジュールにすることにより、機器への実装時に基板
上で搭載スペースが小さくなる。また、携帯型情報端末
（ＰＤＡ）といった機器に適用する場合にも、リモコン
データと、ＩｒＤＡデータとの共用が可能となっている
ため、ＴＶ、ＶＴＲその他のオーディオ機器にも用途が
拡大でき利用範囲の拡大を図ることが可能になる。
るリモコン送信機能付き赤外線通信用モジュール１００
によれば、赤外線通信用モジュール１００Ａとリモコン
送信部（リモコン用ＬＥＤ）１００Ｂとを一体構造とな
るモジュールにすることにより、機器への実装時に基板
上で搭載スペースが小さくなる。また、携帯型情報端末
（ＰＤＡ）といった機器に適用する場合にも、リモコン
データと、ＩｒＤＡデータとの共用が可能となっている
ため、ＴＶ、ＶＴＲその他のオーディオ機器にも用途が
拡大でき利用範囲の拡大を図ることが可能になる。
【００２６】なお、今回開示された実施の形態はすべて
の点で例示であって制限的なものではないと考えられる
べきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特
許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の
意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意
図される。
の点で例示であって制限的なものではないと考えられる
べきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特
許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の
意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意
図される。
【００２７】
【発明の効果】この発明に基づいたリモコン送信機能付
き赤外線通信用モジュールによれば、１つの基板上に、
赤外線通信用受光レンズ、赤外線通信用発光レンズ、お
よび、リモコン信号送信用発光レンズを備える３レンズ
構造を実現していることから、たとえば、ＰＤＡやオー
ディオ機器において、赤外線通信を可能にするととも
に、リモコン送信も行なうことが可能となる。また、リ
モコン送信装置と携帯型情報端末装置との２つの機器を
必要とせずに１つの機器で通信できることが可能にな
り、装置の小型化および利便性の向上を図ることが可能
になる。
き赤外線通信用モジュールによれば、１つの基板上に、
赤外線通信用受光レンズ、赤外線通信用発光レンズ、お
よび、リモコン信号送信用発光レンズを備える３レンズ
構造を実現していることから、たとえば、ＰＤＡやオー
ディオ機器において、赤外線通信を可能にするととも
に、リモコン送信も行なうことが可能となる。また、リ
モコン送信装置と携帯型情報端末装置との２つの機器を
必要とせずに１つの機器で通信できることが可能にな
り、装置の小型化および利便性の向上を図ることが可能
になる。
【図１】 本発明に基づく実施の形態における、リモコ
ン送信機能付き赤外線通信用モジュール１００の断面構
造図である。
ン送信機能付き赤外線通信用モジュール１００の断面構
造図である。
【図２】 ＩｒＤＡデータ送信信号を説明するための第
１図である。
１図である。
【図３】 ＩｒＤＡデータ送信信号を説明するための第
２図である。
２図である。
【図４】 リモコン送信信号を説明するための図であ
る。
る。
【図５】 （Ａ）は、従来の技術におけるリモコン用Ｌ
ＥＤの断面構造図であり、（Ｂ）は、本実施の形態にお
けるリモコン用ＬＥＤの断面構造図である。
ＥＤの断面構造図であり、（Ｂ）は、本実施の形態にお
けるリモコン用ＬＥＤの断面構造図である。
【図６】 （Ａ）は、従来構造のリモコン用ＬＥＤを外
部基板に実装する状態を示す図であり、（Ｂ）は、本実
施の形態に採用されるリモコン用ＬＥＤを外部基板に実
装する状態を示す図である。
部基板に実装する状態を示す図であり、（Ｂ）は、本実
施の形態に採用されるリモコン用ＬＥＤを外部基板に実
装する状態を示す図である。
【図７】 切り替えコントロール部の構造を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図８】 従来の技術に基づく、赤外線通信用モジュー
ル４００の断面構造図である。
ル４００の断面構造図である。
１ ＰＤチップ、２ 赤外線通信用受光部レンズ、３
ＩＣチップ、４ 赤外線通信用発光部レンズ、５ ＬＥ
Ｄチップ、６ リモコン用発光部レンズ、７ＬＥＤチッ
プ、８ ＰＷＢ、９ 樹脂、１００ リモコン送信機能
付き赤外線通信用モジュール、１００Ａ 赤外線用モジ
ュール、１００Ｂ リモコン送信部、２００ システム
機器、２０１ リモコン用コントロールＩＣ、２０２
ＩｒＤＡデータ用ＩＣ、２０３ 切り替え用コントロー
ラ、３００ 切換端子。
ＩＣチップ、４ 赤外線通信用発光部レンズ、５ ＬＥ
Ｄチップ、６ リモコン用発光部レンズ、７ＬＥＤチッ
プ、８ ＰＷＢ、９ 樹脂、１００ リモコン送信機能
付き赤外線通信用モジュール、１００Ａ 赤外線用モジ
ュール、１００Ｂ リモコン送信部、２００ システム
機器、２０１ リモコン用コントロールＩＣ、２０２
ＩｒＤＡデータ用ＩＣ、２０３ 切り替え用コントロー
ラ、３００ 切換端子。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考）
Ｈ０４Ｑ 9/00 ３３１
Ｆターム(参考） 5K002 AA01 AA03 AA07 BA02 BA14
DA04 DA05 FA03 GA04
5K048 AA03 AA14 BA01 BA02 DB04
EB02 HA01
Claims (4)
- 【請求項１】 リモコン信号の送信と赤外線通信とが可
能な、リモコン送信機能付き赤外線通信用モジュールで
あって、 基板と、 前記基板上に載置される赤外線通信用受光素子と、 前記基板上に載置される赤外線通信用発光素子と、 前記基板上に載置されるリモコン信号送信用発光素子
と、 前記基板を覆い、前記赤外線通信用受光素子を覆うとと
もに赤外線通信用受光レンズを構成し、前記赤外線通信
用発光素子を覆うとともに赤外線通信用発光レンズを構
成し、さらに、前記リモコン信号送信用発光素子を覆う
とともにリモコン信号送信用発光レンズを構成する封止
樹脂と、を備える、リモコン送信機能付き赤外線通信用
モジュール。 - 【請求項２】 前記基板は、プリント配線基板である、
請求項１に記載のリモコン送信機能付き赤外線通信用モ
ジュール。 - 【請求項３】 赤外線通信信号とリモコン送信信号との
切換を行なための信号切換手段をさらに備える、請求項
１または２に記載のリモコン送信機能付き赤外線通信用
モジュール。 - 【請求項４】 前記赤外線通信には、ＩｒＤＡデータ通
信が用いられる、請求項１から３のいずれかに記載のリ
モコン送信機能付き赤外線通信用モジュール。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002039713A JP2003244077A (ja) | 2002-02-18 | 2002-02-18 | リモコン送信機能付き赤外線通信用モジュール |
| US10/359,630 US6998647B2 (en) | 2002-02-18 | 2003-02-07 | Infrared communication module with remote control transmission function |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002039713A JP2003244077A (ja) | 2002-02-18 | 2002-02-18 | リモコン送信機能付き赤外線通信用モジュール |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003244077A true JP2003244077A (ja) | 2003-08-29 |
Family
ID=27678264
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002039713A Pending JP2003244077A (ja) | 2002-02-18 | 2002-02-18 | リモコン送信機能付き赤外線通信用モジュール |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6998647B2 (ja) |
| JP (1) | JP2003244077A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US8148735B2 (en) | 2005-03-07 | 2012-04-03 | Rohm Co., Ltd. | Optical communication module |
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| JP2004187095A (ja) * | 2002-12-04 | 2004-07-02 | Sharp Corp | リモコン信号送信機能付き赤外線通信用モジュールならびにそれを備えた携帯機器および携帯電話機 |
| US7302181B2 (en) * | 2003-02-25 | 2007-11-27 | Avago Technologies Ecbu Ip (Singapore) Pte. Ltd. | Single lens multiple light source device |
| JP4477427B2 (ja) * | 2003-07-31 | 2010-06-09 | ローム株式会社 | 受発光電子部品 |
| TWI221755B (en) * | 2003-10-07 | 2004-10-01 | Lite On Technology Corp | Printed circuit board for avoiding producing burr |
| FI116431B (fi) * | 2003-12-16 | 2005-11-15 | Pancomp Electronics Oy | Elektronisen laitteen ohjaus- ja käyttöliittymä |
| JP4426279B2 (ja) * | 2003-12-25 | 2010-03-03 | ローム株式会社 | 赤外線データ通信モジュール |
| US7474857B2 (en) * | 2004-07-21 | 2009-01-06 | Zilog, Inc. | Recovering energy from an IrDA/remote control transmitter circuit |
| US7509057B2 (en) * | 2004-02-25 | 2009-03-24 | Zilog, Inc. | IrDA transceiver module that also functions as remote control IR transmitter |
| JP5004410B2 (ja) * | 2004-04-26 | 2012-08-22 | Ｔｏｗａ株式会社 | 光素子の樹脂封止成形方法および樹脂封止成形装置 |
| US8682168B2 (en) | 2004-07-21 | 2014-03-25 | Ixys Ch Gmbh | Recovering energy from an IrDA/remote control transmitter circuit |
| US8497935B2 (en) * | 2004-08-26 | 2013-07-30 | Robert Bosch Gmbh | Rotatable camera system including infrared communications links |
| JP5128047B2 (ja) * | 2004-10-07 | 2013-01-23 | Ｔｏｗａ株式会社 | 光デバイス及び光デバイスの生産方法 |
| JP2006253297A (ja) * | 2005-03-09 | 2006-09-21 | Sharp Corp | 光半導体装置、電子機器および光半導体装置の製造方法 |
| US7985357B2 (en) | 2005-07-12 | 2011-07-26 | Towa Corporation | Method of resin-sealing and molding an optical device |
| JP2007258667A (ja) * | 2006-02-21 | 2007-10-04 | Seiko Epson Corp | 光電気複合基板及び電子機器 |
| TWI462350B (zh) * | 2008-12-24 | 2014-11-21 | Ind Tech Res Inst | 多晶發光二極體 |
| US8233803B2 (en) * | 2010-09-30 | 2012-07-31 | Transmitive, LLC | Versatile remote control device and system |
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| JP3324671B2 (ja) | 1995-05-16 | 2002-09-17 | インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション | コンピュータ・システム |
| US6583444B2 (en) * | 1997-02-18 | 2003-06-24 | Tessera, Inc. | Semiconductor packages having light-sensitive chips |
| DE19808004A1 (de) * | 1998-02-26 | 1999-09-09 | Vishay Semiconductor Gmbh | Bauteil zur optischen Datenübertragung |
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| JP2000077775A (ja) | 1998-08-27 | 2000-03-14 | Sanyo Electric Co Ltd | 光半導体装置 |
| US6590152B1 (en) * | 1999-08-26 | 2003-07-08 | Rohm Co., Ltd. | Electromagnetic shield cap and infrared data communication module |
| JP4094201B2 (ja) | 2000-03-02 | 2008-06-04 | シャープ株式会社 | 光空間伝送装置 |
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-
2002
- 2002-02-18 JP JP2002039713A patent/JP2003244077A/ja active Pending
-
2003
- 2003-02-07 US US10/359,630 patent/US6998647B2/en not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US8148735B2 (en) | 2005-03-07 | 2012-04-03 | Rohm Co., Ltd. | Optical communication module |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US20030156842A1 (en) | 2003-08-21 |
| US6998647B2 (en) | 2006-02-14 |
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