JP2003243895A - 電子部品装着装置の制御方法及びその制御装置 - Google Patents

電子部品装着装置の制御方法及びその制御装置

Info

Publication number
JP2003243895A
JP2003243895A JP2002043319A JP2002043319A JP2003243895A JP 2003243895 A JP2003243895 A JP 2003243895A JP 2002043319 A JP2002043319 A JP 2002043319A JP 2002043319 A JP2002043319 A JP 2002043319A JP 2003243895 A JP2003243895 A JP 2003243895A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electronic component
suction
mounting
suction nozzles
simultaneous
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002043319A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3967148B2 (ja
Inventor
Yoshiharu Fukushima
吉晴 福島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi High Tech Instruments Co Ltd
Original Assignee
Hitachi High Tech Instruments Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi High Tech Instruments Co Ltd filed Critical Hitachi High Tech Instruments Co Ltd
Priority to JP2002043319A priority Critical patent/JP3967148B2/ja
Publication of JP2003243895A publication Critical patent/JP2003243895A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3967148B2 publication Critical patent/JP3967148B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manipulator (AREA)
  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 同時吸着できる機会を増加させ、サイクルタ
イムを短縮すること。 【解決手段】 初めにCPU60は、両装着ヘッドにお
ける吸着ノズル27、27間のY方向のズレ量(寸法
C)を算出した後、RAM62に格納する。次に、吸着
して部品供給ユニットから取出す各電子部品のY方向の
サイズに応じて、CPU60は吸着ノズル27、27間
のY方向のズレ量(寸法C)をそれぞれに振り分ける。
次に、振り分け分に応じて、各電子部品のY方向におけ
るセンターと各吸着ノズル27との各ズレ量(寸法D、
E)をCPU60は算出し、RAM62に格納する。最
後に、CPU60は、両ズレ量(寸法D、E)がともに
同時吸着の判定基準を満たしているかを判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装置基台に設けら
れた左右一対のガイドレールに沿って駆動源により移動
可能なビームと、該ビームに沿った方向に駆動源により
別個に移動可能な複数の装着ヘッドと、該各装着ヘッド
に設けられ各電子部品供給装置より電子部品を同時に吸
着可能な吸着ノズルとを備えた電子部品装着装置の制御
方法及びその制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の電子部品装着装置にあっては、
両装着ヘッドの両吸着ノズルが電子部品供給装置から電
子部品を同時吸着できるか否かの判断は、電子部品のY
方向のサイズに関わらず、各装着ヘッドにおける各吸着
ノズルのY方向の寸法誤差と各吸着ノズルが吸着する電
子部品のY方向のズレとの総和が基準値以下であるかど
うかで判断していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、条件によって
は同時吸着できない場合が多くあり、より多くの同時吸
着の機会を増加させることが望まれる。
【0004】そこで本発明は、同時吸着できる機会を増
加させ、サイクルタイムを短縮することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため第1の発明は、
装置基台に設けられたガイドレールに沿って駆動源によ
り移動可能なビームと、該ビームに沿った方向に駆動源
により別個に移動可能な複数の装着ヘッドと、該各装着
ヘッドに設けられ各部品供給ユニットより電子部品を同
時に吸着可能な吸着ノズルとを備えた電子部品装着装置
の制御方法において、前記両装着ヘッドの両吸着ノズル
間のY方向におけるズレ量1を算出し、前記各吸着ノズ
ルで吸着する各電子部品のY方向におけるサイズに応じ
て前記ズレ量1を前記各吸着ノズルにそれぞれ振り分
け、前記振り分け分に応じて各電子部品のY方向におけ
るセンターと各吸着ノズルとの各ズレ量2を算出し、前
記各ズレ量2がともに同時吸着の判定基準を満たしてい
るかを判定し、ともに同時吸着の判定基準を満たしてい
ると判定した場合に同時吸着するように制御することを
特徴とする。
【0006】また第2の発明は、装置基台に設けられた
ガイドレールに沿って駆動源により移動可能なビーム
と、該ビームに沿った方向に駆動源により別個に移動可
能な複数の装着ヘッドと、該各装着ヘッドに設けられ各
部品供給ユニットより電子部品を同時に吸着可能な吸着
ノズルとを備えた電子部品装着装置の制御装置におい
て、前記両装着ヘッドの両吸着ノズル間のY方向におけ
るズレ量1を算出する第1算出手段と、前記各吸着ノズ
ルで吸着する各電子部品のY方向におけるサイズに応じ
て前記第1算出手段により算出された前記ズレ量1を前
記各吸着ノズルにそれぞれ振り分ける振り分け手段と、
該振り分け手段による前記振り分け分に応じて各電子部
品のY方向におけるセンターと各吸着ノズルとの各ズレ
量2を算出する第2算出手段と、前記両装着ヘッドの両
吸着ノズルにより同時吸着できるか否かの判定基準を記
憶する記憶手段と、前記両ズレ量2がともに前記記憶手
段に記憶された同時吸着の判定基準を満たしているかを
判定する判定手段と、該判定手段がともに同時吸着の判
定基準を満たしていると判定した場合に同時吸着するよ
うに制御する制御手段を設けたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき実施形態につ
き説明する。図1は電子部品装着装置1の平面図で、図
2は図1のA−A断面図であり、電子部品装着装置1の
機台2上の前部及び後部には種々の電子部品をその部品
取出し部(部品吸着位置)に1個ずつ供給する公知の部
品供給ユニット(図示せず)が複数並設されている。そ
して、該装着装置1の中間部には供給コンベア3、位置
決め部4及び排出コンベア5がプリント基板Pの搬送方
向が左右方向となるように設けられている。供給コンベ
ア3は上流より受けたプリント基板Pを前記位置決め部
4に搬送し、位置決め部4で図示しない位置決め機構に
より位置決めされた該基板P上に電子部品が装着された
後、排出コンベア5に搬送される。
【0008】6はX方向に長いビームであり、後述のY
軸駆動源である左右のリニアモータ7の駆動により前記
機台2上に設けられた左右一対のガイドレール8に沿っ
て前記位置決め部4上のプリント基板Pや部品供給ユニ
ットの部品取出し部(部品吸着位置)上方を個別にY方
向に移動する。
【0009】更に詳述すると、前記機台2は、機台本体
2Aと左右の鉛直ブロック2Bとで構成され、各鉛直ブ
ロック2Bの上部には、スライダ9が摺動するガイドレ
ール8が取り付けられ、また該鉛直ブロック2Bの上部
には水平に前後に延びる一対のマグネットベース11が
取り付けられている。そして、前記リニアモータ7は、
マグネットベース11とマグネット12とから成る左右
の固定子13と、該固定子13とわずかの間隙を存して
スライダ9に固定された可動子14とを備えている。
【0010】図3に示すように、前記ビーム6には、そ
の長手方向、即ちX方向にX軸駆動源であるリニアモー
タ20の駆動により上下のガイドレール21に沿って別
個に移動するヘッド取付体22、22に装着ヘッド2
3、23が各上下軸モータ24によりガイド25に沿っ
て上下動可能に設けられている。各装着ヘッド23、2
3のノズル取付体26には6本の吸着ノズル27が等間
隔を存して設けられ、また各ノズル取付体26はθ軸モ
ータ28により鉛直軸周りに回転可能であり、更にはノ
ズル選択モータ29により前記6本の吸着ノズル27の
うちの任意の吸着ノズル27の吸着側端部が電子部品を
真空吸着して装着できるよう下方に向くように選択され
る。
【0011】従って、2個の装着ヘッド23、23の各
吸着ノズル27はX方向及びY方向に移動可能であり、
垂直線回りに回転可能で、かつ上下動可能となってい
る。
【0012】図2及び図4に示すように、断面がコ字形
状のビーム6の前側面には上下一対のガイドレール21
が形成され、該レール21に沿って移動可能な各スライ
ダ31が前記ヘッド取付体22、22裏面に設けられ、
また前記ビーム6の前側面の前記ガイドレール21の内
側には水平に左右に延びる上下一対のマグネットベース
32が取り付けられている。そして、前記リニアモータ
20は、マグネットベース32とマグネット33とから
成る左右の固定子34と、該固定子34とわずかの間隙
を存して前記ヘッド取付体22、22裏面に固定された
可動子35とを備えている。
【0013】そして、図4に示すように、前記ビーム6
の右端部の下面には凸状の筒体40がボルト41で固定
され、該筒体40周囲に止め板48及びボルト49によ
り固定されたベアリング42を介して支持体43が配設
されている。従って、該支持体43に対してベアリング
42を介して前記筒体40及びビーム6が回動可能に支
持されている。
【0014】また、前後方向に移動可能な前記スライダ
9に各ガイド体45が固定され、このガイド体45にボ
ール46を介して案内される各移動体47が前記支持体
43の前後部下面にそれぞれ固定されている。
【0015】従って、前記リニアモータ7が駆動すると
ガイドレール8に沿ってスライダ9が移動し、該スライ
ダ9に固定されたガイド体45も移動する。
【0016】尚、図6に示すように前記ビーム6の左端
部の下面には、右端部と同様に凸状の筒体40がボルト
41で固定され、該筒体40周囲に止め板48及びボル
ト49により固定されたベアリング42を介して支持体
43が配設されている。従って、該支持体43に対して
ベアリング42を介して前記筒体40及びビーム6が回
動可能に支持されている。
【0017】但し、前後方向に移動可能な前記スライダ
9に前記支持体43は固定されているものである。
【0018】そして、装着ヘッド23、23のためのケ
ーブルやエアチューブを並列状態にして、それぞれ接着
剤で固定し概ね平板状にしてフラットケーブル50、5
0を形成する。更には、フラットケーブル50、50を
2段重ねにした状態で、一端部を前記各モータ24、2
8、29などや装着ヘッド23、23に接続し、他端部
を制御回路基板(図示せず)やエア供給源(図示せず)
に接続した状態で、図3に示すように固定部材51にて
保持する。即ち、フラットケーブル50、50を各平板
52間に挟むように配置してブッシュ53を介在させて
前記ビーム6に固定された前記各ヘッド取付体22、2
2の後部にビス54で固定する。
【0019】そして、図2及び図3に示すように、フラ
ットケーブル50、50を一旦外方に延在させてから内
方に折り返して、ビーム6前面下端部に該ビーム6に沿
って固定された概ね断面がコ字形状の支承部材55にヘ
ッド取付体22、22が左右方向に移動しても該ケーブ
ル50、50が突っ張らないように余裕を持った長さを
もって載置する。更に、このフラットケーブル50、5
0を外方に折り返して該支承部材55の下方に配置す
る。
【0020】56は複数の連結片を所定範囲で回動可能
に連結して構成され前記フラットケーブル50、50を
屈曲可能に保持するケーブルベア(登録商標)で、該ケ
ーブルベア56の上端部は前記各ヘッド取付体22、2
2の下端部に固定されたブラケット57の下部に固定さ
れ、下端部は前記機台2の鉛直ブロック2Bに取付具を
介して固定される。即ち、ケーブルベア56は、少なく
とも前記フラットケーブル50、50の前記プリント基
板Pを搬送するコンベア3、5の上方を通過する部位に
屈曲可能に保持すべく設けられる。
【0021】次に図7に示す本電子部品装着装置1の制
御ブロック図に基づいて、以下説明する。60は本装着
装置1を統括制御する制御部としてのCPU(装着制御
部)で、該CPU60にはバスラインを介して、RAM
(ランダム・アクセス・メモリ)62及びROM(リ−
ド・オンリー・メモリ)63が接続されている。そし
て、CPU60は前記RAM62に記憶されたデータに
基づき、前記ROM63に格納されたプログラムに従
い、電子部品装着装置1の部品装着動作に係る動作を統
括制御する。即ち、CPU60は、インターフェース6
4及び駆動回路65を介して前記リニアモータ7、2
0、上下軸モータ24、θ軸モータ28、ノズル選択モ
ータ29の駆動を制御している。
【0022】前記RAM62には、図8に示すような部
品装着に係る装着データが記憶されており、その装着順
序毎(ステップ番号毎)に、プリント基板内でのX方向
(Xで示す)、Y方向(Yで示す)及び角度(Zで示
す)情報や、各部品供給ユニット(部品供給装置)の配
置番号情報(Fdr.Noで示す)等が記憶されてい
る。また前記RAM62には、図9で示すような部品配
置データが記憶されており、これは前記各部品供給ユニ
ットの配置番号に対応した各電子部品の種類情報(部品
ID)や使用する吸着ノズル27の種類情報等である。
更にRAM62には、図10に示すようなノズルタイプ
データが記憶されており、これは各吸着ノズル毎の形
状、長さやノズルの外径等の情報である。
【0023】また前記RAM62には、図11〜図14
で示すような部品ライブラリデータが記憶されており、
これは電子部品の種類毎のX方向、Y方向の寸法情報等
である。また、前記RAM62には、図15で示すよう
なヘッドオフセットデータが記憶されており、これは装
着ヘッド23毎のX方向やY方向のオフセットデータ等
であり、このヘッドオフセットデータは各装着ヘッド2
3の組付誤差である。また、前記RAM62には、図1
6で示すようなノズル先端オフセットデータが記憶され
ており、これは各装着ヘッド23における吸着ノズル2
7毎のX方向やY方向の先端オフセットデータであり、
この先端オフセットデータは各装着ヘッド23における
吸着ノズル27の組付誤差である。更に、前記RAM6
2には、図17で示すような吸着位置オフセットデータ
が記憶されており、これは前記各部品供給ユニットの配
置番号に対応して各電子部品のX方向やY方向等の吸着
取出し位置のオフセットデータ等である。
【0024】そして、図18に示すように、電子部品の
Y方向における寸法に応じて、吸着ノズル27のY方向
のセンターと電子部品のY方向のセンターとのズレ量の
許容値を定め、これを各装着ヘッド23、23の各吸着
ノズル27、27が部品供給ユニットより電子部品を同
時に吸着して取出すという同時吸着の判定基準とする。
この判定基準も前記RAM62に記憶するが、この判定
基準内に無い場合には同時吸着できない。
【0025】ここで、特に図19乃至図20に基づい
て、同時吸着について説明する。図19に示す寸法A
は、図8の装着データにおけるステップ番号1の部品供
給ユニットの配置番号情報Fdr.No103の電子部
品のY方向の長さであり、図11に示すように1.25
mm(ミリメートル)である。寸法Bは、ステップ番号
2の部品供給ユニットの配置番号情報Fdr.No12
3の電子部品のY方向の長さであり、図12に示すよう
に14.00mm(ミリメートル)である。
【0026】以下、同時吸着できるか否かの判定動作に
ついて説明すると、初めにCPU60は、両装着ヘッド
23、23における吸着ノズル27、27間のY方向の
ズレ量(寸法C)を算出する。即ち、一方(図19の左
方)の装着ヘッド23のヘッドオフセット値の−0.2
42mm(図15参照)及びノズル先端オフセット値の
−0.01mm(図16参照)と、他方(図19の右
方)の装着ヘッド23のヘッドオフセット値の0.39
5mm(図15参照)及びノズル先端オフセット値の
0.09mm(図16参照)との合計である0.737
mmであり、算出した後RAM62に格納する。尚、こ
のときの−(マイナス)は図19の上方向へのズレを表
し、プラスは下方向へのズレを表すので、前記合計は絶
対値の合計となるものである。
【0027】次に、吸着して部品供給ユニットから取出
す各電子部品のY方向のサイズに応じて、CPU60は
前記吸着ノズル27、27間のY方向のズレ量(寸法
C)をそれぞれに振り分ける。即ち、ステップ番号2の
部品供給ユニットの配置番号情報Fdr.No123の
電子部品のY方向の寸法Bは14.00mmで、ステッ
プ番号1の部品供給ユニットの配置番号情報Fdr.N
o103の電子部品のY方向の寸法Aは1.25mmで
あるので、一方(図19の左方)の装着ヘッド23の吸
着ノズル27への振り分け分は[14.00/(14.
00+1.25)]×0.737の約0.677mmと
なり、他方(図19の右方)の装着ヘッド23の吸着ノ
ズル27への振り分け分は[1.25/(14.00+
1.25)]×0.737の約0.060mmとなりR
AM62に格納する。
【0028】次に、前記振り分け分に応じて、各電子部
品のY方向におけるセンターと各吸着ノズル27との各
ズレ量(寸法D、E)をCPU60は算出する。即ち、
Y方向の吸着位置間の寸法は−0.032mmと−0.
023mm(図17参照)との差である0.009mm
であり、この0.009mmの半分(0.0045m
m)を前記各振り分け分から引いて、ズレ量(寸法D)
は0.677−0.0045の約0.672mmとな
り、ズレ量(寸法E)は0.060−0.0045の約
0.056mmとなり、RAM62に格納する。
【0029】最後に、CPU60は両ズレ量(寸法D、
E)がともに、図18に示す同時吸着の判定基準を満た
しているかを判定する。即ち、Y方向の寸法が14.0
0mmの電子部品は、ズレ量(寸法D)が約0.672
mmで判定基準の2mm以内であるからOKであり、ま
たY方向の寸法が1.25mmの電子部品は、ズレ量
(寸法E)が約0.056mmで判定基準の0.3mm
以内であるからOKであり、両方とも満たしているた
め、CPU60は同時吸着できると判定する。このよう
に、各電子部品のY方向の寸法も同時吸着できるか否か
の判定に用い、同時吸着できる機会(上記のようにY方
向の寸法差が大きい場合においても)を増やすことが可
能となる。そして、同時吸着するように両装着ヘッド2
3、23や両吸着ノズル27、27等を制御し、同時に
吸着して供給ユニットから各電子部品を取出す。
【0030】従って、プリント基板Pが図示しないコン
ベアにより上流装置より供給コンベア3を介して位置決
め部4に搬送され位置決め固定されるが、このプリント
基板P上に前述の如く同時に吸着して供給ユニットから
取出した各電子部品を装着することとなる。
【0031】即ち、Y方向はリニアモータ7が駆動して
一対のガイドレール8に沿ってビーム6が移動し、X方
向はリニアモータ20が駆動して装着ヘッド23、23
が衝突することなく移動し、順次装着すべき電子部品を
収納する部品供給ユニット上方に位置するよう移動し、
既に所定の供給ユニットが駆動されて部品吸着位置にて
部品が取出し可能状態にあるため、各装着ヘッド23、
23のノズル選択モータ29により選択された吸着ノズ
ル27、27が上下軸モータ24により下降して電子部
品を同時に吸着して取出し、上昇してプリント基板P上
方に移動して当該プリント基板Pの所定位置に電子部品
を装着する。
【0032】次に、図21に基づき、図8の装着データ
におけるステップ番号3の部品供給ユニットの配置番号
情報Fdr.No101の電子部品のY方向の長さは、
図13に示すように0.8mm(ミリメートル)であ
る。寸法Bは、ステップ番号4の部品供給ユニットの配
置番号情報Fdr.No117の電子部品のY方向の長
さであり、図12に示すように1.6mm(ミリメート
ル)である。
【0033】以下、ステップ番号3、4の電子部品を同
時吸着できるか否かの判定動作について説明すると、初
めにCPU60は、両装着ヘッド23、23における吸
着ノズル27、27間のY方向のズレ量を算出する。即
ち、一方の装着ヘッド23のヘッドオフセット値の−
0.242mm(図15参照)及びノズル先端オフセッ
ト値の−0.067mm(図16参照)と、他方の装着
ヘッド23のヘッドオフセット値の0.395mm(図
15参照)及びノズル先端オフセット値の0.09mm
(図16参照)との合計である0.794mmであり、
算出した後RAM62に格納する。
【0034】次に、吸着して部品供給ユニットから取出
す各電子部品のY方向のサイズに応じて、CPU60は
前記吸着ノズル27、27間のY方向のズレ量をそれぞ
れに振り分ける。即ち、ステップ番号4の部品供給ユニ
ットの配置番号情報Fdr.No117の電子部品のY
方向の寸法は1.6mmで、ステップ番号3の部品供給
ユニットの配置番号情報Fdr.No101の電子部品
のY方向の寸法は0.8mmであるので、一方の装着ヘ
ッド23の吸着ノズル27への振り分け分は[1.6/
(1.6+0.8)]×0.794の約0.529mm
となり、他方の装着ヘッド23の吸着ノズル27への振
り分け分は[0.8/(1.6+0.8)]×0.79
4の約0.265mmとなりRAM62に格納する。
【0035】次に、前記振り分け分に応じて、各電子部
品のY方向におけるセンターと各吸着ノズル27との各
ズレ量をCPU60は算出する。即ち、Y方向の吸着位
置間の寸法は−0.012mmと−0.010mm(図
17参照)との差である0.002mmであり、この
0.002mmの半分(0.001mm)を前記各振り
分け分から引いて、一方のズレ量は0.529−0.0
01の約0.528mmとなり、他方のズレ量は0.2
65−0.001の約0.264mmとなり、RAM6
2に格納する。
【0036】最後に、CPU60は両ズレ量がともに、
図18に示す同時吸着の判定基準を満たしているかを判
定する。即ち、Y方向の寸法が1.6mmの電子部品
は、ズレ量が約0.528mmで判定基準の0.3mm
以上であるからNGであり、またY方向の寸法が0.8
mmの電子部品は、ズレ量が約0.264mmで判定基
準の0.2mm以上であるからNGであり、両方とも満
たしていないので、CPU60は同時吸着できないと判
定し、そのように両装着ヘッド23、23や両吸着ノズ
ル27、27等を制御し、同時に吸着せずに各部品供給
ユニットから各電子部品を取出す。
【0037】従って、ステップ番号3の電子部品を吸着
して取出した後、ステップ番号4の電子部品を吸着して
取出す。
【0038】なお、上記の如く、装着ヘッド23、23
により電子部品を同時吸着できるか否かを判定した際
に、判定基準に基づく一方の電子部品の判定がOKであ
った場合においても、他方の電子部品の判定がNGの場
合には、CPU60は同時吸着できないと判定する。
【0039】以上本発明の実施態様について説明した
が、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替
例、修正又は変形が可能であり、本発明はその趣旨を逸
脱しない範囲で前述の種々の代替例、修正又は変形を包
含するものである。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、同時吸着
できる機会を増加させ、サイクルタイムを短縮すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子部品装着装置の平面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】装着ヘッド等の要部右側面図である。
【図4】ビームの右端部縦断側面図である。
【図5】ビームなどの右部底面図である。
【図6】ビームなどの左部底面図である。
【図7】制御ブロック図である。
【図8】装着データを示す図である。
【図9】部品配置データを示す図である。
【図10】ノズルタイプデータを示す図である。
【図11】部品ライブラリデータを示す図である。
【図12】部品ライブラリデータを示す図である。
【図13】部品ライブラリデータを示す図である。
【図14】部品ライブラリデータを示す図である。
【図15】ヘッドオフセットデータを示す図である。
【図16】ノズル先端オフセットデータを示す図であ
る。
【図17】吸着位置オフセットデータを示す図である。
【図18】同時吸着の判定基準を示す図である。
【図19】両電子部品と両吸着ノズルの関係を示す図で
ある。
【図20】ステップ番号1及び2の同時吸着判定を説明
するための図である。
【図21】ステップ番号3及び4の同時吸着判定を説明
するための図である。
【符号の説明】
1 電子部品装着装置 2 機台 6 ビーム 23 装着ヘッド 27 吸着ノズル 60 CPU 62 RAM
フロントページの続き Fターム(参考) 3C007 DS01 FS01 KS17 LV07 MT10 NS17 5E313 AA03 AA11 AA15 CC03 CD05 DD02 DD05 DD33 EE02 EE05 EE24 EE25 EE35 EE37 EE50 FF28 FG02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置基台に設けられたガイドレールに沿
    って駆動源により移動可能なビームと、該ビームに沿っ
    た方向に駆動源により別個に移動可能な複数の装着ヘッ
    ドと、該各装着ヘッドに設けられ各部品供給ユニットよ
    り電子部品を同時に吸着可能な吸着ノズルとを備えた電
    子部品装着装置の制御方法において、 前記両装着ヘッドの両吸着ノズル間のY方向におけるズ
    レ量1を算出し、 前記各吸着ノズルで吸着する各電子部品のY方向におけ
    るサイズに応じて前記ズレ量1を前記各吸着ノズルにそ
    れぞれ振り分け、 前記振り分け分に応じて各電子部品のY方向におけるセ
    ンターと各吸着ノズルとの各ズレ量2を算出し、 前記各ズレ量2がともに同時吸着の判定基準を満たして
    いるかを判定し、 ともに同時吸着の判定基準を満たしていると判定した場
    合に同時吸着するように制御することを特徴とする電子
    部品装着装置の制御方法。
  2. 【請求項2】 装置基台に設けられたガイドレールに沿
    って駆動源により移動可能なビームと、該ビームに沿っ
    た方向に駆動源により別個に移動可能な複数の装着ヘッ
    ドと、該各装着ヘッドに設けられ各部品供給ユニットよ
    り電子部品を同時に吸着可能な吸着ノズルとを備えた電
    子部品装着装置の制御装置において、 前記両装着ヘッドの両吸着ノズル間のY方向におけるズ
    レ量1を算出する第1算出手段と、 前記各吸着ノズルで吸着する各電子部品のY方向におけ
    るサイズに応じて前記第1算出手段により算出された前
    記ズレ量1を前記各吸着ノズルにそれぞれ振り分ける振
    り分け手段と、 該振り分け手段による前記振り分け分に応じて各電子部
    品のY方向におけるセンターと各吸着ノズルとの各ズレ
    量2を算出する第2算出手段と、 前記両装着ヘッドの両吸着ノズルにより同時吸着できる
    か否かの判定基準を記憶する記憶手段と、 前記両ズレ量2がともに前記記憶手段に記憶された同時
    吸着の判定基準を満たしているかを判定する判定手段
    と、 該判定手段がともに同時吸着の判定基準を満たしている
    と判定した場合に同時吸着するように制御する制御手段
    を設けたことを特徴とする電子部品装着装置の制御装
    置。
JP2002043319A 2002-02-20 2002-02-20 電子部品装着装置の制御方法及びその制御装置 Expired - Fee Related JP3967148B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002043319A JP3967148B2 (ja) 2002-02-20 2002-02-20 電子部品装着装置の制御方法及びその制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002043319A JP3967148B2 (ja) 2002-02-20 2002-02-20 電子部品装着装置の制御方法及びその制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003243895A true JP2003243895A (ja) 2003-08-29
JP3967148B2 JP3967148B2 (ja) 2007-08-29

Family

ID=27783152

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002043319A Expired - Fee Related JP3967148B2 (ja) 2002-02-20 2002-02-20 電子部品装着装置の制御方法及びその制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3967148B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3576513A4 (en) * 2017-01-30 2020-04-29 Fuji Corporation COMPONENT ASSEMBLY MACHINE, COMPONENT SUCTION METHOD, NOZZLE DISPOSAL METHOD AND METHOD FOR DISPOSAL OF A COMPONENT DELIVERY DEVICE

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3576513A4 (en) * 2017-01-30 2020-04-29 Fuji Corporation COMPONENT ASSEMBLY MACHINE, COMPONENT SUCTION METHOD, NOZZLE DISPOSAL METHOD AND METHOD FOR DISPOSAL OF A COMPONENT DELIVERY DEVICE

Also Published As

Publication number Publication date
JP3967148B2 (ja) 2007-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100444562B1 (ko) 실장택트타임을단축할수있는부품실장방법및그장치
JP4523217B2 (ja) 板状部材の搬送保持装置及びその方法、並びに部品実装装置
CN1094720C (zh) 安装元件的方法和装置
KR101193804B1 (ko) 전자 부품 장착 장치
JP5154998B2 (ja) 電子部品装着装置
JP5507881B2 (ja) 電子回路部品装着システム
JPH11330795A (ja) 表面実装部品搭載機及び表面実装部品搭載方法
JP4503873B2 (ja) 電子部品装着装置
JPH09309029A (ja) 部品供給装置及びこれを用いた部品供給方法
JP2010018402A (ja) ワーク移送装置とそれを用いたワーク移送方法
JP2008159855A (ja) 電子部品装着装置
JP5670725B2 (ja) 電子部品割振方法および電子部品実装方法
JP2003243895A (ja) 電子部品装着装置の制御方法及びその制御装置
JP2011066128A (ja) 電子部品実装装置
JP4494910B2 (ja) 表面実装装置
JP2002185191A (ja) 電子部品装着装置
JP4884349B2 (ja) 部品実装方法及び部品実装制御装置
CN1273502A (zh) 半导体装置
JP3908904B2 (ja) 電子部品装着装置
JP2003224393A (ja) 電子部品装着装置
KR102230598B1 (ko) 부품 실장 장치
JP2007194248A (ja) 表面実装機
JP2015012181A (ja) 電子部品実装方法及び電子部品実装装置
JP7266101B2 (ja) 部品実装機のバックアップピン自動配置システム
JP2000244199A (ja) 表面実装部品搭載機及び電子部品供給方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041228

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050310

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070206

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070409

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070508

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070530

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110608

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120608

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130608

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees