JP3967148B2 - 電子部品装着装置の制御方法及びその制御装置 - Google Patents

電子部品装着装置の制御方法及びその制御装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、装置基台に設けられた左右一対のガイドレールに沿って駆動源により移動可能なビームと、該ビームに沿った方向に駆動源により別個に移動可能な複数の装着ヘッドと、該各装着ヘッドに設けられ各電子部品供給装置より電子部品を同時に吸着可能な吸着ノズルとを備えた電子部品装着装置の制御方法及びその制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の電子部品装着装置にあっては、両装着ヘッドの両吸着ノズルが電子部品供給装置から電子部品を同時吸着できるか否かの判断は、電子部品のY方向のサイズに関わらず、各装着ヘッドにおける各吸着ノズルのY方向の寸法誤差と各吸着ノズルが吸着する電子部品のY方向のズレとの総和が基準値以下であるかどうかで判断していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、条件によっては同時吸着できない場合が多くあり、より多くの同時吸着の機会を増加させることが望まれる。
【0004】
そこで本発明は、同時吸着できる機会を増加させ、サイクルタイムを短縮することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このため第1の発明は、装置基台に設けられたガイドレールに沿って駆動源により移動可能なビームと、該ビームに沿ったX方向に駆動源により別個に移動可能な複数の装着ヘッドと、該各装着ヘッドに設けられ各部品供給ユニットより電子部品を同時に吸着可能な吸着ノズルとを備えた電子部品装着装置の制御方法において、前記両装着ヘッドの両吸着ノズル間のY方向におけるズレ量1を算出し、前記各吸着ノズルで吸着する各電子部品のY方向におけるサイズに比例して前記ズレ量1を前記各吸着ノズルにそれぞれ振り分け、前記振り分け分に応じて各電子部品の吸着位置でのY方向におけるセンターと各吸着ノズルとの各ズレ量2を算出し、前記各ズレ量2がともに同時吸着の判定基準を満たしているかを判定し、ともに同時吸着の判定基準を満たしていると判定した場合に同時吸着するように制御することを特徴とする。
【0006】
また第2の発明は、装置基台に設けられたガイドレールに沿って駆動源により移動可能なビームと、該ビームに沿ったX方向に駆動源により別個に移動可能な複数の装着ヘッドと、該各装着ヘッドに設けられ各部品供給ユニットより電子部品を同時に吸着可能な吸着ノズルとを備えた電子部品装着装置の制御装置において、前記両装着ヘッドの両吸着ノズル間のY方向におけるズレ量1を算出する第1算出手段と、前記各吸着ノズルで吸着する各電子部品のY方向におけるサイズに比例して前記第1算出手段により算出された前記ズレ量1を前記各吸着ノズルにそれぞれ振り分ける振り分け手段と、該振り分け手段による前記振り分け分に応じて各電子部品の吸着位置でのY方向におけるセンターと各吸着ノズルとの各ズレ量2を算出する第2算出手段と、前記両装着ヘッドの両吸着ノズルにより同時吸着できるか否かの判定基準を記憶する記憶手段と、前記両ズレ量2がともに前記記憶手段に記憶された同時吸着の判定基準を満たしているかを判定する判定手段と、該判定手段がともに同時吸着の判定基準を満たしていると判定した場合に同時吸着するように制御する制御手段を設けたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき実施形態につき説明する。図1は電子部品装着装置1の平面図で、図2は図1のA−A断面図であり、電子部品装着装置1の機台2上の前部及び後部には種々の電子部品をその部品取出し部(部品吸着位置)に1個ずつ供給する公知の部品供給ユニット(図示せず)が複数並設されている。そして、該装着装置1の中間部には供給コンベア3、位置決め部4及び排出コンベア5がプリント基板Pの搬送方向が左右方向となるように設けられている。供給コンベア3は上流より受けたプリント基板Pを前記位置決め部4に搬送し、位置決め部4で図示しない位置決め機構により位置決めされた該基板P上に電子部品が装着された後、排出コンベア5に搬送される。
【0008】
6はX方向に長いビームであり、後述のY軸駆動源である左右のリニアモータ7の駆動により前記機台2上に設けられた左右一対のガイドレール8に沿って前記位置決め部4上のプリント基板Pや部品供給ユニットの部品取出し部(部品吸着位置)上方を個別にY方向に移動する。
【0009】
更に詳述すると、前記機台2は、機台本体2Aと左右の鉛直ブロック2Bとで構成され、各鉛直ブロック2Bの上部には、スライダ9が摺動するガイドレール8が取り付けられ、また該鉛直ブロック2Bの上部には水平に前後に延びる一対のマグネットベース11が取り付けられている。そして、前記リニアモータ7は、マグネットベース11とマグネット12とから成る左右の固定子13と、該固定子13とわずかの間隙を存してスライダ9に固定された可動子14とを備えている。
【0010】
図3に示すように、前記ビーム6には、その長手方向、即ちX方向にX軸駆動源であるリニアモータ20の駆動により上下のガイドレール21に沿って別個に移動するヘッド取付体22、22に装着ヘッド23、23が各上下軸モータ24によりガイド25に沿って上下動可能に設けられている。各装着ヘッド23、23のノズル取付体26には6本の吸着ノズル27が等間隔を存して設けられ、また各ノズル取付体26はθ軸モータ28により鉛直軸周りに回転可能であり、更にはノズル選択モータ29により前記6本の吸着ノズル27のうちの任意の吸着ノズル27の吸着側端部が電子部品を真空吸着して装着できるよう下方に向くように選択される。
【0011】
従って、2個の装着ヘッド23、23の各吸着ノズル27はX方向及びY方向に移動可能であり、垂直線回りに回転可能で、かつ上下動可能となっている。
【0012】
図2及び図4に示すように、断面がコ字形状のビーム6の前側面には上下一対のガイドレール21が形成され、該レール21に沿って移動可能な各スライダ31が前記ヘッド取付体22、22裏面に設けられ、また前記ビーム6の前側面の前記ガイドレール21の内側には水平に左右に延びる上下一対のマグネットベース32が取り付けられている。そして、前記リニアモータ20は、マグネットベース32とマグネット33とから成る左右の固定子34と、該固定子34とわずかの間隙を存して前記ヘッド取付体22、22裏面に固定された可動子35とを備えている。
【0013】
そして、図4に示すように、前記ビーム6の右端部の下面には凸状の筒体40がボルト41で固定され、該筒体40周囲に止め板48及びボルト49により固定されたベアリング42を介して支持体43が配設されている。従って、該支持体43に対してベアリング42を介して前記筒体40及びビーム6が回動可能に支持されている。
【0014】
また、前後方向に移動可能な前記スライダ9に各ガイド体45が固定され、このガイド体45にボール46を介して案内される各移動体47が前記支持体43の前後部下面にそれぞれ固定されている。
【0015】
従って、前記リニアモータ7が駆動するとガイドレール8に沿ってスライダ9が移動し、該スライダ9に固定されたガイド体45も移動する。
【0016】
尚、図6に示すように前記ビーム6の左端部の下面には、右端部と同様に凸状の筒体40がボルト41で固定され、該筒体40周囲に止め板48及びボルト49により固定されたベアリング42を介して支持体43が配設されている。従って、該支持体43に対してベアリング42を介して前記筒体40及びビーム6が回動可能に支持されている。
【0017】
但し、前後方向に移動可能な前記スライダ9に前記支持体43は固定されているものである。
【0018】
そして、装着ヘッド23、23のためのケーブルやエアチューブを並列状態にして、それぞれ接着剤で固定し概ね平板状にしてフラットケーブル50、50を形成する。更には、フラットケーブル50、50を2段重ねにした状態で、一端部を前記各モータ24、28、29などや装着ヘッド23、23に接続し、他端部を制御回路基板(図示せず)やエア供給源(図示せず)に接続した状態で、図3に示すように固定部材51にて保持する。即ち、フラットケーブル50、50を各平板52間に挟むように配置してブッシュ53を介在させて前記ビーム6に固定された前記各ヘッド取付体22、22の後部にビス54で固定する。
【0019】
そして、図2及び図3に示すように、フラットケーブル50、50を一旦外方に延在させてから内方に折り返して、ビーム6前面下端部に該ビーム6に沿って固定された概ね断面がコ字形状の支承部材55にヘッド取付体22、22が左右方向に移動しても該ケーブル50、50が突っ張らないように余裕を持った長さをもって載置する。更に、このフラットケーブル50、50を外方に折り返して該支承部材55の下方に配置する。
【0020】
56は複数の連結片を所定範囲で回動可能に連結して構成され前記フラットケーブル50、50を屈曲可能に保持するケーブルベアで、該ケーブルベア56の上端部は前記各ヘッド取付体22、22の下端部に固定されたブラケット57の下部に固定され、下端部は前記機台2の鉛直ブロック2Bに取付具を介して固定される。即ち、ケーブルベア56は、少なくとも前記フラットケーブル50、50の前記プリント基板Pを搬送するコンベア3、5の上方を通過する部位に屈曲可能に保持すべく設けられる。
【0021】
次に図7に示す本電子部品装着装置1の制御ブロック図に基づいて、以下説明する。60は本装着装置1を統括制御する制御部としてのCPU(装着制御部)で、該CPU60にはバスラインを介して、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)62及びROM(リ−ド・オンリー・メモリ)63が接続されている。そして、CPU60は前記RAM62に記憶されたデータに基づき、前記ROM63に格納されたプログラムに従い、電子部品装着装置1の部品装着動作に係る動作を統括制御する。即ち、CPU60は、インターフェース64及び駆動回路65を介して前記リニアモータ7、20、上下軸モータ24、θ軸モータ28、ノズル選択モータ29の駆動を制御している。
【0022】
前記RAM62には、図8に示すような部品装着に係る装着データが記憶されており、その装着順序毎(ステップ番号毎)に、プリント基板内でのX方向(Xで示す)、Y方向(Yで示す)及び角度(Zで示す)情報や、各部品供給ユニット(部品供給装置)の配置番号情報(Fdr.Noで示す)等が記憶されている。また前記RAM62には、図9で示すような部品配置データが記憶されており、これは前記各部品供給ユニットの配置番号に対応した各電子部品の種類情報(部品ID)や使用する吸着ノズル27の種類情報等である。更にRAM62には、図10に示すようなノズルタイプデータが記憶されており、これは各吸着ノズル毎の形状、長さやノズルの外径等の情報である。
【0023】
また前記RAM62には、図11〜図14で示すような部品ライブラリデータが記憶されており、これは電子部品の種類毎のX方向、Y方向の寸法情報等である。また、前記RAM62には、図15で示すようなヘッドオフセットデータが記憶されており、これは装着ヘッド23毎のX方向やY方向のオフセットデータ等であり、このヘッドオフセットデータは各装着ヘッド23の組付誤差である。また、前記RAM62には、図16で示すようなノズル先端オフセットデータが記憶されており、これは各装着ヘッド23における吸着ノズル27毎のX方向やY方向の先端オフセットデータであり、この先端オフセットデータは各装着ヘッド23における吸着ノズル27の組付誤差である。更に、前記RAM62には、図17で示すような吸着位置オフセットデータが記憶されており、これは前記各部品供給ユニットの配置番号に対応して各電子部品のX方向やY方向等の吸着取出し位置のオフセットデータ等である。
【0024】
そして、図18に示すように、電子部品のY方向における寸法に応じて、吸着ノズル27のY方向のセンターと電子部品のY方向のセンターとのズレ量の許容値を定め、これを各装着ヘッド23、23の各吸着ノズル27、27が部品供給ユニットより電子部品を同時に吸着して取出すという同時吸着の判定基準とする。この判定基準も前記RAM62に記憶するが、この判定基準内に無い場合には同時吸着できない。
【0025】
ここで、特に図19乃至図20に基づいて、同時吸着について説明する。図19に示す寸法Aは、図8の装着データにおけるステップ番号1の部品供給ユニットの配置番号情報Fdr.No103の電子部品のY方向の長さであり、図11に示すように1.25mm(ミリメートル)である。寸法Bは、ステップ番号2の部品供給ユニットの配置番号情報Fdr.No123の電子部品のY方向の長さであり、図12に示すように14.00mm(ミリメートル)である。
【0026】
以下、同時吸着できるか否かの判定動作について説明すると、初めにCPU60は、両装着ヘッド23、23における吸着ノズル27、27間のY方向のズレ量(寸法C)を算出する。即ち、一方(図19の左方)の装着ヘッド23のヘッドオフセット値の−0.242mm(図15参照)及びノズル先端オフセット値の−0.01mm(図16参照)と、他方(図19の右方)の装着ヘッド23のヘッドオフセット値の0.395mm(図15参照)及びノズル先端オフセット値の0.09mm(図16参照)との合計である0.737mmであり、算出した後RAM62に格納する。尚、このときの−(マイナス)は図19の上方向へのズレを表し、プラスは下方向へのズレを表すので、前記合計は絶対値の合計となるものである。
【0027】
次に、吸着して部品供給ユニットから取出す各電子部品のY方向のサイズに応じて、CPU60は前記吸着ノズル27、27間のY方向のズレ量(寸法C)をそれぞれに振り分ける。即ち、ステップ番号2の部品供給ユニットの配置番号情報Fdr.No123の電子部品のY方向の寸法Bは14.00mmで、ステップ番号1の部品供給ユニットの配置番号情報Fdr.No103の電子部品のY方向の寸法Aは1.25mmであるので、一方(図19の左方)の装着ヘッド23の吸着ノズル27への振り分け分は[14.00/(14.00+1.25)]×0.737の約0.677mmとなり、他方(図19の右方)の装着ヘッド23の吸着ノズル27への振り分け分は[1.25/(14.00+1.25)]×0.737の約0.060mmとなりRAM62に格納する。
【0028】
次に、前記振り分け分に応じて、各電子部品のY方向におけるセンターと各吸着ノズル27との各ズレ量(寸法D、E)をCPU60は算出する。即ち、Y方向の吸着位置間の寸法は−0.032mmと−0.023mm(図17参照)との差である0.009mmであり、この0.009mmの半分(0.0045mm)を前記各振り分け分から引いて、ズレ量(寸法D)は0.677−0.0045の約0.672mmとなり、ズレ量(寸法E)は0.060−0.0045の約0.056mmとなり、RAM62に格納する。
【0029】
最後に、CPU60は両ズレ量(寸法D、E)がともに、図18に示す同時吸着の判定基準を満たしているかを判定する。即ち、Y方向の寸法が14.00mmの電子部品は、ズレ量(寸法D)が約0.672mmで判定基準の2mm以内であるからOKであり、またY方向の寸法が1.25mmの電子部品は、ズレ量(寸法E)が約0.056mmで判定基準の0.3mm以内であるからOKであり、両方とも満たしているため、CPU60は同時吸着できると判定する。このように、各電子部品のY方向の寸法も同時吸着できるか否かの判定に用い、同時吸着できる機会(上記のようにY方向の寸法差が大きい場合においても)を増やすことが可能となる。そして、同時吸着するように両装着ヘッド23、23や両吸着ノズル27、27等を制御し、同時に吸着して供給ユニットから各電子部品を取出す。
【0030】
従って、プリント基板Pが図示しないコンベアにより上流装置より供給コンベア3を介して位置決め部4に搬送され位置決め固定されるが、このプリント基板P上に前述の如く同時に吸着して供給ユニットから取出した各電子部品を装着することとなる。
【0031】
即ち、Y方向はリニアモータ7が駆動して一対のガイドレール8に沿ってビーム6が移動し、X方向はリニアモータ20が駆動して装着ヘッド23、23が衝突することなく移動し、順次装着すべき電子部品を収納する部品供給ユニット上方に位置するよう移動し、既に所定の供給ユニットが駆動されて部品吸着位置にて部品が取出し可能状態にあるため、各装着ヘッド23、23のノズル選択モータ29により選択された吸着ノズル27、27が上下軸モータ24により下降して電子部品を同時に吸着して取出し、上昇してプリント基板P上方に移動して当該プリント基板Pの所定位置に電子部品を装着する。
【0032】
次に、図21に基づき、図8の装着データにおけるステップ番号3の部品供給ユニットの配置番号情報Fdr.No101の電子部品のY方向の長さは、図13に示すように0.8mm(ミリメートル)である。寸法Bは、ステップ番号4の部品供給ユニットの配置番号情報Fdr.No117の電子部品のY方向の長さであり、図12に示すように1.6mm(ミリメートル)である。
【0033】
以下、ステップ番号3、4の電子部品を同時吸着できるか否かの判定動作について説明すると、初めにCPU60は、両装着ヘッド23、23における吸着ノズル27、27間のY方向のズレ量を算出する。即ち、一方の装着ヘッド23のヘッドオフセット値の−0.242mm(図15参照)及びノズル先端オフセット値の−0.067mm(図16参照)と、他方の装着ヘッド23のヘッドオフセット値の0.395mm(図15参照)及びノズル先端オフセット値の0.09mm(図16参照)との合計である0.794mmであり、算出した後RAM62に格納する。
【0034】
次に、吸着して部品供給ユニットから取出す各電子部品のY方向のサイズに応じて、CPU60は前記吸着ノズル27、27間のY方向のズレ量をそれぞれに振り分ける。即ち、ステップ番号4の部品供給ユニットの配置番号情報Fdr.No117の電子部品のY方向の寸法は1.6mmで、ステップ番号3の部品供給ユニットの配置番号情報Fdr.No101の電子部品のY方向の寸法は0.8mmであるので、一方の装着ヘッド23の吸着ノズル27への振り分け分は[1.6/(1.6+0.8)]×0.794の約0.529mmとなり、他方の装着ヘッド23の吸着ノズル27への振り分け分は[0.8/(1.6+0.8)]×0.794の約0.265mmとなりRAM62に格納する。
【0035】
次に、前記振り分け分に応じて、各電子部品のY方向におけるセンターと各吸着ノズル27との各ズレ量をCPU60は算出する。即ち、Y方向の吸着位置間の寸法は−0.012mmと−0.010mm(図17参照)との差である0.002mmであり、この0.002mmの半分(0.001mm)を前記各振り分け分から引いて、一方のズレ量は0.529−0.001の約0.528mmとなり、他方のズレ量は0.265−0.001の約0.264mmとなり、RAM62に格納する。
【0036】
最後に、CPU60は両ズレ量がともに、図18に示す同時吸着の判定基準を満たしているかを判定する。即ち、Y方向の寸法が1.6mmの電子部品は、ズレ量が約0.528mmで判定基準の0.3mm以上であるからNGであり、またY方向の寸法が0.8mmの電子部品は、ズレ量が約0.264mmで判定基準の0.2mm以上であるからNGであり、両方とも満たしていないので、CPU60は同時吸着できないと判定し、そのように両装着ヘッド23、23や両吸着ノズル27、27等を制御し、同時に吸着せずに各部品供給ユニットから各電子部品を取出す。
【0037】
従って、ステップ番号3の電子部品を吸着して取出した後、ステップ番号4の電子部品を吸着して取出す。
【0038】
なお、上記の如く、装着ヘッド23、23により電子部品を同時吸着できるか否かを判定した際に、判定基準に基づく一方の電子部品の判定がOKであった場合においても、他方の電子部品の判定がNGの場合には、CPU60は同時吸着できないと判定する。
【0039】
以上本発明の実施態様について説明したが、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替例、修正又は変形が可能であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で前述の種々の代替例、修正又は変形を包含するものである。
【0040】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、同時吸着できる機会を増加させ、サイクルタイムを短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子部品装着装置の平面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】装着ヘッド等の要部右側面図である。
【図4】ビームの右端部縦断側面図である。
【図5】ビームなどの右部底面図である。
【図6】ビームなどの左部底面図である。
【図7】制御ブロック図である。
【図8】装着データを示す図である。
【図9】部品配置データを示す図である。
【図10】ノズルタイプデータを示す図である。
【図11】部品ライブラリデータを示す図である。
【図12】部品ライブラリデータを示す図である。
【図13】部品ライブラリデータを示す図である。
【図14】部品ライブラリデータを示す図である。
【図15】ヘッドオフセットデータを示す図である。
【図16】ノズル先端オフセットデータを示す図である。
【図17】吸着位置オフセットデータを示す図である。
【図18】同時吸着の判定基準を示す図である。
【図19】両電子部品と両吸着ノズルの関係を示す図である。
【図20】ステップ番号1及び2の同時吸着判定を説明するための図である。
【図21】ステップ番号3及び4の同時吸着判定を説明するための図である。
【符号の説明】
1 電子部品装着装置
2 機台
6 ビーム
23 装着ヘッド
27 吸着ノズル
60 CPU
62 RAM

Claims (2)

  1. 装置基台に設けられたガイドレールに沿って駆動源により移動可能なビームと、該ビームに沿ったX方向に駆動源により別個に移動可能な複数の装着ヘッドと、該各装着ヘッドに設けられ各部品供給ユニットより電子部品を同時に吸着可能な吸着ノズルとを備えた電子部品装着装置の制御方法において、
    前記両装着ヘッドの両吸着ノズル間のY方向におけるズレ量1を算出し、
    前記各吸着ノズルで吸着する各電子部品のY方向におけるサイズに比例して前記ズレ量1を前記各吸着ノズルにそれぞれ振り分け、
    前記振り分け分に応じて各電子部品の吸着位置でのY方向におけるセンターと各吸着ノズルとの各ズレ量2を算出し、
    前記各ズレ量2がともに同時吸着の判定基準を満たしているかを判定し、
    ともに同時吸着の判定基準を満たしていると判定した場合に同時吸着するように制御することを特徴とする電子部品装着装置の制御方法。
  2. 装置基台に設けられたガイドレールに沿って駆動源により移動可能なビームと、該ビームに沿ったX方向に駆動源により別個に移動可能な複数の装着ヘッドと、該各装着ヘッドに設けられ各部品供給ユニットより電子部品を同時に吸着可能な吸着ノズルとを備えた電子部品装着装置の制御装置において、
    前記両装着ヘッドの両吸着ノズル間のY方向におけるズレ量1を算出する第1算出手段と、
    前記各吸着ノズルで吸着する各電子部品のY方向におけるサイズに比例して前記第1算出手段により算出された前記ズレ量1を前記各吸着ノズルにそれぞれ振り分ける振り分け手段と、
    該振り分け手段による前記振り分け分に応じて各電子部品の吸着位置でのY方向におけるセンターと各吸着ノズルとの各ズレ量2を算出する第2算出手段と、
    前記両装着ヘッドの両吸着ノズルにより同時吸着できるか否かの判定基準を記憶する記憶手段と、
    前記両ズレ量2がともに前記記憶手段に記憶された同時吸着の判定基準を満たしているかを判定する判定手段と、
    該判定手段がともに同時吸着の判定基準を満たしていると判定した場合に同時吸着するように制御する制御手段を
    設けたことを特徴とする電子部品装着装置の制御装置。
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