JP2003243411A - 有機半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

有機半導体装置およびその製造方法

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JP2003243411A
JP2003243411A JP2002035724A JP2002035724A JP2003243411A JP 2003243411 A JP2003243411 A JP 2003243411A JP 2002035724 A JP2002035724 A JP 2002035724A JP 2002035724 A JP2002035724 A JP 2002035724A JP 2003243411 A JP2003243411 A JP 2003243411A
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organic semiconductor
layer
forming
semiconductor device
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JP2002035724A
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Yoshio Oguchi
宣雄 小口
Atsushi Harada
篤 原田
Taketomi Kamikawa
武富 上川
Tomoko Koyama
智子 小山
Takeo Kaneko
丈夫 金子
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 新規な構造を有し、例えば、素子効率の優れ
た有機半導体装置および生産性の高い有機半導体装置の
製造方法を提供する。 【解決手段】 本発明に係る有機半導体装置1000
は、第1の基板10と、第1の基板10の上に配置され
る第1の電極20と、第1の電極20に対して第1の絶
縁層50を介して配置される第2の電極70と、第2の
電極70の上に配置される有機半導体層90と、有機半
導体層90の上に配置される第3の電極80と、第3の
電極80に対して第2の絶縁層60を介して配置される
第4の電極40と、第4の電極40の上に配置される第
2の基板20と、を含む。また、本発明に係る有機半導
体装置1000の製造方法は、第1の基板10の上に所
定の層を有する第1素子を形成する第1素子形成工程
と、第2の基板20の上に所定の層を有する第2素子を
形成する第2素子形成工程と、第1素子と第2素子とを
固定する素子固定工程とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な構造を有す
る有機半導体装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【背景技術および発明が解決しようとする課題】例え
ば、Siなどの無機半導体に代えて新たな集積回路を実
現する技術として有機半導体を用いた技術が近年注目さ
れており、有機半導体を用いたデバイスの素子効率の向
上が望まれている。
【0003】また、従来の有機半導体装置は、単一基板
上へ各層を順次積層する工程により作製されており、デ
バイス完成までの工程全体のスループットをさらに向上
させる技術が望まれている。
【0004】本発明の目的は、新規な構造を有し、例え
ば、素子効率の優れた有機半導体装置および生産性の高
い有機半導体装置の製造方法を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】(1)本発明に係る有機
半導体装置は、第1の基板と、前記第1の基板の上に配
置される第1の電極と、前記第1の電極に対して第1の
絶縁層を介して配置される第2の電極と、前記第2の電
極の上に配置される有機半導体層と、前記有機半導体層
の上に配置される第3の電極と、前記第3の電極に対し
て第2の絶縁層を介して配置される第4の電極と、前記
第4の電極の上に配置される第2の基板と、を含む。
【0006】本明細書中において、「〜の上に配置され
る」とは、直接その上に形成される場合に限られず、所
定の層を介して配置される場合を含む。
【0007】本発明に係る有機半導体装置は、第1およ
び第4の電極より印加される電界によって第2の電極と
第3の電極との間に流れる電流を制御する電界効果トラ
ンジスタ(Field Effect Transistor:以下、FETと
いう。)として機能する。
【0008】例えば、第1の電極に所定の電圧を印加し
て、かつ第4の電極に第1の電極と異なる電位となるよ
うに所定の電圧を印加すると、両電極間に配置される有
機半導体層内に電気的な勾配をもつ電界が生ずる。そし
て、第2の電極および第3の電極に対して所定の電圧を
加えると、有機半導体層内にキャリア(電子または正
孔)が注入され、第2の電極と第3の電極との間でキャ
リアが移動することにより電流が流れる。すなわち、第
1および第4の電極に印加される電圧によって生じる電
界によりキャリアが加速されて有機半導体層内を移動し
やすくなり、例えば、第2の電極および第3の電極に加
える電圧を低電圧としても有機半導体層内に所望の電流
を流すことができる。
【0009】したがって、本発明に係る有機半導体装置
によれば、第1および第4の電極に加える電圧を制御す
ることによって、有機半導体層を流れる電流を制御可能
なスイッチング素子が実現できる。よって、本発明に係
る有機半導体装置によれば、新規な構造で、例えば、素
子効率の優れた有機半導体装置を実現することができ
る。
【0010】また、本発明に係る有機半導体装置は、以
下の態様を取り得る。
【0011】(A)前記第2の電極および第3の電極
は、複数の屈曲部を有し、少なくとも前記第2の電極の
屈曲部と前記第3の電極の屈曲部とを対向するように配
置することができる。
【0012】(B)前記第2の電極および第3の電極
を、櫛型の平面形状を有するように形成することができ
る。
【0013】(C)前記有機半導体層と前記第2の電極
および第3の電極の少なくとも一方の電極との間にキャ
リア輸送/注入層を配置することができる。
【0014】本明細書において、キャリア輸送/注入層
とは、正孔を輸送し、注入するための正孔輸送/注入
層、および電子を輸送し、注入するための電子輸送/注
入層の少なくともいずれか一方をいう。
【0015】(D)前記有機半導体層を、エレクトロル
ミネッセンスによって発光するように形成することがで
きる。
【0016】次に、本発明に係る有機半導体装置の各部
に用いることができる材料の一部を例示する。これらの
材料は、公知の材料の一部を示したに過ぎず、例示した
もの以外の材料を選択することができる。
【0017】(基板)本発明において、第1の基板およ
び第2の基板は、同じ材料であってもよいし、異なる材
料であってもよい。すなわち、各基板の材料は、各基板
上に形成される電極等を形成するのに好適な材料を選択
することができる。各基板の材料は、例えば、Si、G
aAs、InP等の半導体、プラスチック等の樹脂、A
l等の金属、その他ガラスなど公知の基板材料の中から
選択することができる。
【0018】(有機半導体層)本発明において、有機半
導体層とは、少なくとも有機半導体材料を含む層をい
う。具体的には、本発明の有機半導体層は、前記有機半
導体材料を含む有機層である。この有機半導体材料は、
公知の化合物から選択される。この有機半導体材料とし
ては、例えば、公知の導電性高分子が挙げられる。前記
導電性高分子としては、例えば、固体物理36巻3号1
39−146頁(2001)に開示されているポリアセ
チレン、ポリパラフェニレンスルフィド、ポリパラフェ
ニンビニレン、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリア
ニリン、ポリアセン等が挙げられる。
【0019】また、前記有機半導体材料として、前述し
た刊行物に開示されているアンスラセン、テトラセン、
ペンタセンのほか、特開平10−153967号公報に
開示された、アロマティックジアミン誘導体(TP
D)、オキシジアゾール誘導体(PBD)、オキシジア
ゾールダイマー(OXD−8)、ジスチルアリーレン誘
導体(DSA)、ベリリウム−ベンゾキノリノール錯体
(Bebq)、トリフェニルアミン誘導体(MTDAT
A)、ルブレン、キナクリドン、トリアゾール誘導体、
ポリフェニレン、ポリアルキルフルオレン、ポリアルキ
ルチオフェン、アゾメチン亜鉛錯体、ポリフィリン亜鉛
錯体、ベンゾオキサゾール亜鉛錯体、フェナントロリン
ユウロピウム錯体などが例示できる。
【0020】より具体的には、特開昭63−70257
号公報、同63−175860号公報、特開平2−13
5361号公報、同2−135359号公報、同3−1
52184号公報、さらに、同8−248276号公報
および同10−153967号公報に記載されているも
のなど、公知のものが有機半導体材料として使用でき
る。これらの化合物は単独で用いてもよく、2種類以上
を混合して用いてもよい。
【0021】また、有機半導体層をエレクトロルミネッ
センスで発光可能な材料とする場合には、例えば、特開
平10−153967号公報に開示された、アロマティ
ックジアミン誘導体(TPD)、オキシジアゾール誘導
体(PBD)、オキシジアゾールダイマー(OXD−
8)、ジスチルアリーレン誘導体(DSA)、ベリリウ
ム−ベンゾキノリノール錯体(Bebq)、トリフェニ
ルアミン誘導体(MTDATA)、ルブレン、キナクリ
ドン、トリアゾール誘導体、ポリフェニレン、ポリアル
キルフルオレン、ポリアルキルチオフェン、アゾメチン
亜鉛錯体、ポリフィリン亜鉛錯体、ベンゾオキサゾール
亜鉛錯体、フェナントロリンユウロピウム錯体などが使
用できる。
【0022】より具体的には、発光可能な有機半導体材
料としては、特開昭63−70257号公報、同63−
175860号公報、特開平2−135361号公報、
同2−135359号公報、同3−152184号公
報、さらに同8−248276号公報および同10−1
53967号公報に記載されているものなど、公知のも
のが使用できる。これらの化合物は単独で用いてもよ
く、2種類以上を混合して用いてもよい。
【0023】また、本発明の有機半導体層は、前述した
ように、前記有機半導体材料を含む有機層である。具体
的には、本発明の有機半導体層は、前記有機半導体材料
を有機材料に分散または溶解させて形成される。
【0024】(電極層)第2の電極および第3の電極
は、一対の電極対を構成し、一方の電極を陰極とし、他
方の電極を陽極として機能させることができる。
【0025】陰極材料としては、仕事関数の小さい(例
えば4eV以下)電子注入性金属、合金電気伝導性化合
物およびこれらの混合物を用いることができる。このよ
うな電極物質としては、例えば特開平8−248276
号公報に開示されたものを用いることができる。
【0026】陽極材料としては、仕事関数の大きい(例
えば4eV以上)金属、合金、電気伝導性化合物または
これらの混合物を用いて形成ことができる。例えば、C
uI,ITO,SnO2,ZnOなどの導電性透明材料
や、金などの金属を用いることができる。
【0027】第1および第4の電極の材料としては、前
記陰極材料および前記陽極材料として例示されたもの
や、その他の例えばAu、Si、Ta、Ti、Al等の
金属から形成することができる。また、第1および第4
の電極を各層と絶縁するための絶縁層としては、例え
ば、絶縁性の樹脂等の公知の絶縁性材料を用いることが
でき、第1および第4の電極の表面を酸化した酸化膜を
用いることもできる。
【0028】また、本発明の有機半導体装置が後述する
電子輸送/注入層を含む場合、この電子輸送/注入層に
接続される陰極としては、以下の関係が成立することが
望ましい。
【0029】[陰極を構成する材料の仕事関数<電子輸
送/注入層を構成する材料の電子親和力]さらに、本発
明の有機半導体装置が後述する正孔輸送/注入層を含む
場合、この正孔輸送/注入層に接続される陽極として
は、以下の関係が成立することが望ましい。
【0030】[正孔輸送/注入層を構成する材料のイオ
ン化ポテンシャル<陽極を構成する材料の仕事関数] (正孔輸送/注入層)本発明の有機半導体装置において
は、さらに、正孔輸送/注入層を含むことができる。こ
の正孔輸送/注入層は、正孔を前記有機半導体層へと輸
送し、注入する機能を有する。この正孔輸送/注入層
は、前記陽極と前記有機半導体層との間に配置させる。
なお、この正孔輸送/注入層を有機層から形成すること
ができる。
【0031】正孔輸送/注入層を形成するための材料と
しては、公知の光伝導材料の正孔注入材料として用いら
れているもの、あるいは有機有機半導体装置の正孔輸送
/注入層に使用されている公知のものの中から選択して
用いることができる。正孔輸送/注入層の材料には、正
孔の注入あるいは電子の障壁性のいずれかの機能を有す
るものを用いる。その具体例としては、例えば、特開平
8−248276号公報に開示されているものを例示す
ることができる。
【0032】(電子輸送/注入層)本発明の有機半導体
装置においては、さらに、電子輸送/注入層を含むこと
ができる。この電子輸送/注入層は、電子を前記有機半
導体層へと輸送し、注入する機能を有する。この電子輸
送/注入層は、前記陰極と前記有機半導体層との間に配
置させる。なお、この電子輸送/注入層を有機層から形
成することができる。
【0033】有機層を電子輸送/注入層として機能させ
るためには、当該有機層が第3の電極より注入された電
子を前記有機半導体層に伝達する機能を有していればよ
く、このような有機層を形成するための材料は、公知の
物質から選択することができる。その具体例としては、
例えば、特開平8−248276号公報に開示されたも
のを例示することができる。
【0034】また、本発明の有機半導体装置の各層は、
公知の方法で形成することができる。たとえば、有機半
導体装置の各層は、その材質によって好適な成膜方法が
選択され、具体的には、蒸着法、CVD法、スパッタリ
ング法、スピンコート法、LB法、インクジェット法な
どが例示できる。
【0035】(2)また、本発明に係る有機半導体装置
の製造方法は、第1の基板の上に所定の層を有する第1
素子を形成する第1素子形成工程と、第2の基板の上に
所定の層を有する第2素子を形成する第2素子形成工程
と、前記第1素子と前記第2素子とを固定する素子固定
工程とを含み、前記第1素子形成工程は、第1の基板の
上に第1の電極を形成する工程と、前記第1の電極の上
に第1の絶縁層を介して第2の電極を形成する工程と、
前記第2の電極の上に有機半導体層を形成する工程とを
含み、前記第2素子形成工程は、第2の基板の上に第4
の電極を形成する工程と、前記第4の電極の上に第2の
絶縁層を介して第3の電極を形成する工程とを含み、前
記素子固定工程では、前記第2の電極と前記第3の電極
との間に前記有機半導体層が配置されるように前記第1
素子と前記第2素子とを固定する。
【0036】本発明に係る有機半導体装置の製造方法で
は、第1素子形成工程において、第1の基板の上に第1
の電極から有機半導体層までを第1素子として形成し、
第2素子形成工程において、第2の基板の上に第4の電
極から第3の電極までを第2素子として形成する。続い
て、素子固定工程において、第1素子と第2素子とを第
2の電極と第3の電極との間に有機半導体層が配置され
るように位置決めして固定することにより、有機半導体
装置を製造することができる。
【0037】したがって、本発明に係る有機半導体装置
の製造方法によれば、各層の形成工程を第1の基板上お
よび第2の基板上にそれぞれ所定の層を個別に形成する
工程としたことによって、例えば、単一基板の上に所定
の層を順次形成していく製造方法に比べて、製造工程全
体のスループットを向上させることができ、生産性が高
い。また、第1の基板と第2の基板とを異なる材料のも
のとして、各電極材料によって好適な基板材料を選択し
て素子を作製することもできる。
【0038】また、本発明に係る有機半導体装置の製造
方法は、以下の態様を取り得る。
【0039】(F)前記第1素子形成工程は、前記第2
の電極の上に第3の絶縁層を周壁とする有機半導体収容
部を形成する工程を含み、前記有機半導体層を形成する
工程では、前記有機半導体層を前記有機半導体収容部内
に形成することができる。
【0040】このように、第1素子形成工程において、
第3の絶縁層によって有機半導体層を形成するための有
機半導体収容部を形成することによって、有機半導体層
の材料として粘性の低い材料を用いた場合でも有機半導
体が流動することないので、所望の位置に有機半導体層
を形成することができる。
【0041】(G)前記第2の電極を形成する工程で
は、前記第2の電極に複数の屈曲部が形成され、前記第
3の電極を形成する工程では、前記第3の電極に複数の
屈曲部が形成され、前記素子固定工程では、少なくとも
前記第2の電極の屈曲部と前記第3の電極の屈曲部とが
対向するように前記第1素子と前記第2素子とを固定す
ることができる。
【0042】(H)前記第2の電極を形成する工程で
は、前記第2の電極を櫛型の平面形状に形成し、前記第
3の電極を形成する工程では、前記第3の電極を櫛型の
平面形状に形成することができる。
【0043】(I)前記第2の電極および第3の電極の
少なくとも一方の電極の上にキャリア輸送/注入層を形
成するキャリア輸送/注入層形成工程を含むことができ
る。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、図面を参照しながら説明する。
【0045】(デバイスの構造)図1は、本発明の実施
形態に係る有機半導体装置1000の一例を模式的に示
す断面図である。
【0046】有機半導体装置1000は、第1の基板1
0と第2の基板20との間に有機半導体層90、該有機
半導体層90に所定の電界を与えるための第1の電極3
0ならびに第4の電極40、陽極として機能する第2の
電極70、および陰極として機能する第3の電極80を
含み、トランジスタとして機能する。
【0047】有機半導体装置1000において、第1の
電極30は、図1に示すように、第1の基板10の上に
配置されている。また、第4の電極40は、第3の電極
80と第2の絶縁層60を介して配置される。すなわ
ち、第1の電極30および第4の電極40は、第2の電
極70、有機半導体層90、および第3の電極80を間
に挟むように配置されている。第1の基板10ならびに
第2の基板20および第1の電極30ならびに第4の電
極40は、それぞれ課題を解決するための手段の欄で例
示された材料から形成することができる。
【0048】また、有機半導体装置1000において、
第2の電極70は、図1に示すように、第1の電極30
に対して、第1の絶縁層50を介して配置されている。
また、第3の電極80は、有機半導体層90の上に配置
される。すなわち、第2の電極70および第3の電極8
0は、有機半導体層90にキャリア(電子または正孔)
を注入するための一対の電極対として機能する。第2の
電極70および第3の電極80は、それぞれ課題を解決
するための手段の欄で例示された材料から形成すること
ができる。
【0049】有機半導体層90は、第2の電極70の上
に有機層94を介して配置されている。また、有機半導
体層90および有機層94の周囲には第3の絶縁層92
を周壁とする有機半導体収容部が形成されており、有機
半導体層90および有機層94は、この有機半導体収容
部内に配置される。
【0050】有機層94は、必要に応じて設けられ、キ
ャリア(正孔または電子)を輸送または注入するための
キャリア輸送/注入層として機能する。有機半導体層9
0および有機層94は、それぞれ課題を解決するための
手段で例示された材料から形成することができる。な
お、有機層94は、図示を省略するが必要に応じて有機
半導体層90の上に形成することもでき、有機半導体層
90の上および下のいずれにも形成することもできる。
そして、有機層94は、陽極側に配置する場合には、正
孔輸送/注入層として形成され、陰極側に配置する場合
には、電子輸送/注入層として形成される。すなわち、
有機層94の材料は、正孔輸送/注入層または電子輸送
/注入層のいずれとして機能させるかによって、課題を
解決する手段の欄で例示した材料の中から好適なものを
選択することができる。
【0051】(デバイスの動作)本実施形態に係る有機
半導体装置1000は、以下のメカニズムによってトラ
ンジスタとして動作する。
【0052】まず、第2の電極70および第3の電極8
0に、陽極である第3の電極70側を陰極である第2の
電極80側よりも高電位となるように所定の電圧を印加
し、かつ第1の電極30および第4の電極40に第4の
電極30側を第1の電極40側よりも高電位となるよう
に所定の電圧を印加する。すると、第1および第4の電
極30、40間に電位的な勾配をもった電界が生じると
ともに、第2の電極70および第3の電極80から注入
されたキャリア(正孔および電子)は前記電界の電位勾
配によって加速されるので有機半導体層90内を移動し
やすくなり、第2の電極70と第3の電極80との間に
電流が流れる。すなわち、有機半導体層90内に電流が
流れることによってトランジスタがON状態となる。
【0053】一方、この状態において、第2の電極70
および第3の電極80に加えた電圧の関係を保持したま
ま、第1の電極30と第4の電極40との間の電位差を
減少させていくと、有機半導体層90内での電界の電位
勾配も減少する。すると、かかる電界の電位勾配の減少
によって有機半導体層90内を流れる電流も減少してい
く。最終的に第1の電極30と第4の電極40とが等電
位となると、上記したON状態に比べて有機半導体層9
0内には微弱な電流しか流れなくなる。また、例えば、
第1の電極30および第4の電極40に電圧を印加しな
い状態では、有機半導体層90内には第1および第4の
電極30、40から加えられる電界は生じないため、上
記ON状態との消費電流の差がより顕著となる。このと
きトランジスタはOFF状態となる。
【0054】なお、上記した第2の電極70側および第
3の電極80側での電圧関係において、第4の電極80
側を第1の電極70側より高電位として第1および第4
の電極70、80に電圧を加えると、有機半導体層90
内でのキャリアは移動しにくくなるため、かかる場合も
トランジスタはOFF状態となる。
【0055】このように、本実施形態に係る有機半導体
装置1000は、第1および第4の電極に印加する電圧
によって生ずる電界を制御することによって有機半導体
層90内を流れる電流を制御することができ、スイッチ
ング素子として機能させることができる。また、第1の
電極30および第4の電極40に印加する電圧により生
ずる電界の電位勾配を大きくすることにより第2の電極
70および第3の電極80に印加する電圧をより低電圧
としても上記と同様の電流応答特性を得ることができ
る。さらには、第1の電極30および第4の電極40に
印加する電圧により生ずる電界の電位勾配を大きくする
ことによって、高速で有機半導体層90内を流れる電流
を制御することもできる。よって、本実施形態に係る有
機半導体装置1000によれば、新規な構造で、例え
ば、素子効率の優れた有機半導体装置を実現することが
できる。
【0056】(デバイスの製造方法)図3〜図7は、本
実施形態に係る有機半導体装置1000の各製造工程を
模式的に示す図である。以下、これらの図を参照しなが
ら有機半導体装置1000の製造方法について説明す
る。
【0057】(1)まず、図3(A)および図3(B)
に示すように、第1の基板10の上に第1の電極30を
形成し、例えば、蒸着法やスパッタリング法により形成
する。続いて、第1の電極30の上に例えば、スパッタ
リング法やCVD法によって第1の絶縁層50を形成す
る。第1の絶縁層50は、第1の電極30を酸化した酸
化膜として形成することもできる。
【0058】(2)次に、図4(A)および図4(B)
に示すように、第1の絶縁層50の上に第2の電極70
を例えば、スパッタリング法により形成する。
【0059】(3)次に、第2の電極70の上に有機半
導体層を収容するための有機半導体収容部を形成する。
この有機半導体収容部は、有機半導体層の材料の粘性が
高く他部へ流動することがない場合には、設けられなく
ても良い。有機半導体収容部は、まず絶縁性材料、例え
ば、ポリイミドを用いた第3の絶縁層92を第2の電極
の上に例えば、スピンコート法などにより形成して、そ
の後例えば、フォトリソグラフィ技術等によりエッチン
グして第3の絶縁層92の一部を除去することにより、
第3の絶縁層92を周壁とする有機半導体収容部を形成
することができる。
【0060】このように、第3の絶縁層92によって有
機半導体層90を形成するための有機半導体収容部を形
成することによって、有機半導体層90の材料として粘
性の低い材料を用いた場合でも有機半導体が他層へ流動
することないので、所望の位置に有機半導体層90を形
成することができる。
【0061】(4)そして、前記有機半導体収容部内に
例えば、ディスペンサなどを用いて有機材料を滴下する
ことにより有機層94および有機半導体層90を順次形
成する。ここで、有機半導体収容部が微細なものである
場合は、例えば、インクジェット法などにより有機層9
4および有機半導体層90を形成することもできる。ま
た、有機層94および有機半導体層90を形成する工程
は、窒素雰囲気下で行うことにより不純物の層内への混
入および材料の酸化等による変質を防止できる。以上の
工程によって、第1の基板10の上に作製された素子を
以下、第1の素子と呼ぶ。なお、有機層94を第3の電
極80側に形成する場合(図示省略)には、有機半導体
層90の材料を滴下した後に、有機層94の材料を有機
半導体収容部に滴下することにより形成する。
【0062】(5)次に、第2の基板20の上に素子を
形成する場合について説明する。第2の基板20の上に
は、上記(1)、(2)と同様の工程により、第4の電
極40、第2の絶縁層60および第3の電極80を順次
形成する。このように、第2の基板20の上に作製され
た素子を以下、第2の素子と呼ぶ。この第2の素子を形
成する工程は、上記第1の素子を形成する工程と並行し
て行うことができる。
【0063】(6)そして、上記(1)〜(5)の工程
を経て形成された第1の素子と第2の素子とを対向させ
て固定する。このとき第1の基板10の上に形成された
第2の電極70と第2の基板20の上に形成された第3
の電極80との間に有機半導体層90が配置されるよう
に位置決めを行い、両素子の間隙に例えば、樹脂を封入
して固定する。両素子の固定に用いられる樹脂は、絶縁
性を有する公知の材料から好適なものを採用することが
でき、例えば、熱硬化性樹脂や紫外線硬化性樹脂などを
用いることができる。なお、両素子は、例えば、ガラス
やセラミック、プラスチックなどの絶縁体をスペーサと
して両素子を支持させつつ樹脂を封入して固定してもよ
い。
【0064】このように、本実施形態に係る有機半導体
装置1000の製造方法によれば、各層の形成工程を第
1の基板10上および第2の基板20上にそれぞれ所定
の層を個別に形成する工程としたことによって、両素子
の製造を並行して進行させることができる。したがっ
て、本実施形態に係る有機半導体装置1000の製造方
法によれば、例えば、単一基板の上に所定の層を順次形
成していく製造方法に比べて、製造工程全体のスループ
ットを向上させることができ、生産性が高い。また、第
1の基板10と第2の基板20とを異なる材料のものと
して、各電極材料によって好適な基板材料を選択して素
子を作製することもできる。
【0065】(変形例)図2(A)および図2(B)
は、本実施形態の変形例に係る有機半導体装置1100
の一例を模式的に示す図である。図1で示す部材と実質
的に同じ機能を有する部材には同一符号を付して、詳細
な説明は省略する。この有機半導体装置1100では、
図2(B)に示すように、第2の電極70および第3の
電極80が複数の屈曲部を有する櫛型の平面形状に形成
されており、各電極70、80の櫛刃に相当する部分が
互いに対向するように配置されている。また、各層の配
置関係については、図2(B)のa−a断面を示す図2
(A)のように、第1の実施形態に係る有機半導体装置
1000と同様である。
【0066】この変形例に係る有機半導体装置1100
は、基本的に上記した有機半導体装置1000の場合と
同様の製造方法により作製することができるが、第2の
電極70を形成する工程(上記第1の実施形態でいう
(2)の工程)および第3の電極80を形成する工程
(上記第1の実施形態でいう(5)の工程)において、
第2の電極70(または第3の電極80)をエッチング
することにより複数の屈曲部を有する櫛型の平面形状に
形成することができる。
【0067】なお、第2の電極70および第2の電極8
0の平面形状は、上記した櫛型に限られず、例えば、コ
の字型や渦巻き型(図示省略)など少なくとも複数の屈
曲部を有する形状であればよい。
【0068】また、有機半導体装置1100の製造方法
において、第1の素子と第2の素子を固定する工程(上
記第1の実施形態でいう(6)の工程)では、第2の電
極70の各屈曲部と、第3の電極80の各屈曲部が対向
するように、例えば、図2(B)に示すように第2の電
極70と第3の電極80とに関連付けて位置決めを行っ
て第1の素子と第2の素子とを固定する。
【0069】なお、第2の電極70および第3の電極8
0は、図2(B)に示すように、屈曲部のみが対向する
ように位置決めする場合に限られず、第2の電極70と
第3の電極80とを対向させた場合に全体が重なるよう
に形成してもよい。
【0070】そして、この変形例に係る有機半導体装置
1100によれば、第2の電極70および第3の電極8
0が櫛型の平面形状に形成され、かつ第2の電極70の
複数の屈曲部および第3の電極の複数の屈曲部が対向す
るように配置されるので、第1の電極30および第4の
電極40から印加した電界の電気力線が有機半導体層9
0内へ通りやすくなる。すなわち、かかる有機半導体装
置1100では、基本的動作は上記有機半導体装置10
00の場合と同様であるが、第1および第4の電極3
0、40に加える電圧を上記第1の実施形態に係る有機
半導体装置1000よりも低電圧で有機半導体層90内
に所望の電位的勾配をもった電界を生じさせることがで
きるため、低消費電力または高速で動作させることが可
能となる。
【0071】以上、本発明の好適な実施の形態について
述べたが、本発明はこれらに限定されるものではなく、
本発明の要旨の範囲内で各種の態様を取り得る。
【0072】例えば、本実施の形態の有機半導体装置1
000、1100では、第2の電極70を陽極、第3の
電極80を陰極として機能させる場合について説明した
が、第2の電極70を陰極、第3の電極80を陽極とし
て機能させることもできる。かかる場合は、上記デバイ
スの動作の欄で説明した場合と逆の電圧関係で各電極に
電圧を印加することによって同様の動作を実現すること
ができる。
【0073】また、例えば、有機半導体層90の材料を
エレクトロルミネッセンスによって発光可能な材料(例
えば、アロマティックジアミン誘導体(TPD)など)
とすることによって、有機半導体層90内を流れる電流
を制御するとともに、エレクトロルミネッセンスによっ
て生ずる光を制御することもできる。なお、このエレク
トロルミネッセンスによって生じる光は、第2の電極7
0および第3の電極80より有機半導体層90内に注入
された電子と正孔が結合することにより生成される励起
子の失活の際に生じる光である。このように有機半導体
層90の材料をエレクトロルミネッセンスで発光可能な
ものとすることによって、回路を別段に設けることなく
第1および第4の電極30、40から加える電界を制御
する事によって発光のスイッチング制御をすることがで
きる。
【0074】なお、有機半導体層90をエレクトロルミ
ネッセンスによって発光可能な材料とした場合には、光
を出射させる側に配置される電極は、例えば、ITOな
どの光を透過可能な材料で形成することができる。ま
た、光を出射させる側に配置される基板についても例え
ば、ガラス等の光を透過可能な材料で形成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る有機半導体装置の一例
を模式的に示す断面図である。
【図2】図2(A)は、本発明の実施形態の変形例に係
る有機半導体装置の一例を模式的に示す断面図であり、
図2(B)は、本発明の実施形態の変形例に係る有機半
導体装置の電極配置の一例を模式的に示す平面図であ
る。
【図3】図3(A)は、本発明の実施形態に係る有機半
導体装置の一製造工程を模式的に示す平面図であり、図
3(B)は、本発明の実施形態に係る有機半導体装置の
一製造工程を模式的に示す断面図である。
【図4】図4(A)は、本発明の実施形態に係る有機半
導体装置の一製造工程を模式的に示す平面図であり、図
4(B)は、本発明の実施形態に係る有機半導体装置の
一製造工程を模式的に示す断面図である。
【図5】図5(A)は、本発明の実施形態に係る有機半
導体装置の一製造工程を模式的に示す平面図であり、図
5(B)は、本発明の実施形態に係る有機半導体装置の
一製造工程を模式的に示す断面図である。
【図6】図6(A)は、本発明の実施形態に係る有機半
導体装置の一製造工程を模式的に示す平面図であり、図
6(B)は、本発明の実施形態に係る有機半導体装置の
一製造工程を模式的に示す断面図である。
【図7】本発明の実施形態に係る有機半導体装置の一製
造工程を模式的に示す断面図である。
【符号の説明】
10 第1の基板 20 第2の基板 30 第1の電極 40 第4の電極 50 第1の絶縁層 60 第2の絶縁層 70 第2の電極 80 第3の電極 90 有機半導体層 92 第3の絶縁層(有機半導体収容部) 94 有機層(キャリア輸送/注入層) 100 樹脂 1000、1100 有機半導体装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/78 622 617N (72)発明者 上川 武富 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 小山 智子 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 金子 丈夫 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 3K007 DB03 5F110 AA01 AA09 AA30 CC09 CC10 DD01 DD02 DD05 EE02 EE03 EE04 EE43 EE44 FF22 FF28 GG05 HK01 HK07 HK33 HM02 HM04 5F140 AA00 AC23 AC30 BA01 BA07 BA08 BA18 BB04 BC11 BE07 BE09 BF01 BF05 BF07 BJ01 BJ03 BJ20 BJ25

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の基板と、 前記第1の基板の上に配置される第1の電極と、 前記第1の電極に対して第1の絶縁層を介して配置され
    る第2の電極と、 前記第2の電極の上に配置される有機半導体層と、 前記有機半導体層の上に配置される第3の電極と、 前記第3の電極に対して第2の絶縁層を介して配置され
    る第4の電極と、 前記第4の電極の上に配置される第2の基板と、 を含む、有機半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記第2の電極および前記第3の電極は、複数の屈曲部
    を有し、少なくとも前記第2の電極の屈曲部と前記第3
    の電極の屈曲部とが対向するように配置される、有機半
    導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記第2の電極および前記第3の電極は、櫛型の平面形
    状を有する、有機半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記有機半導体層と前記第2の電極および前記第3の電
    極の少なくとも一方の電極との間にキャリア輸送/注入
    層が配置される、有機半導体装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかにおいて、 前記有機半導体層は、エレクトロルミネッセンスによっ
    て発光する、有機半導体装置。
  6. 【請求項6】 第1の基板の上に所定の層を有する第1
    素子を形成する第1素子形成工程と、 第2の基板の上に所定の層を有する第2素子を形成する
    第2素子形成工程と、 前記第1素子と前記第2素子とを固定する素子固定工程
    とを含み、 前記第1素子形成工程は、 第1の基板の上に第1の電極を形成する工程と、 前記第1の電極の上に第1の絶縁層を介して第2の電極
    を形成する工程と、 前記第2の電極の上に有機半導体層を形成する工程とを
    含み、 前記第2素子形成工程は、 第2の基板の上に第4の電極を形成する工程と、 前記第4の電極の上に第2の絶縁層を介して第3の電極
    を形成する工程とを含み、 前記素子固定工程では、 前記第2の電極と前記第3の電極との間に前記有機半導
    体層が配置されるように前記第1素子と前記第2素子と
    を固定する、有機半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 前記第1素子形成工程は、 前記第2の電極の上に第3の絶縁層を周壁とする有機半
    導体収容部を形成する工程を含み、 前記有機半導体層を形成する工程では、前記有機半導体
    層が前記有機半導体収容部内に形成される、有機半導体
    装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項6または7において、 前記第2の電極を形成する工程では、前記第2の電極に
    複数の屈曲部が形成され、 前記第3の電極を形成する工程では、前記第3の電極に
    複数の屈曲部が形成され、 前記素子固定工程では、少なくとも前記第2の電極の屈
    曲部と前記第3の電極の屈曲部とが対向するように前記
    第1素子と前記第2素子とを固定する、有機半導体装置
    の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 前記第2の電極を形成する工程では、前記第2の電極が
    櫛型の平面形状に形成され、 前記第3の電極を形成する工程では、前記第3の電極が
    櫛型の平面形状に形成される、有機半導体装置の製造方
    法。
  10. 【請求項10】 請求項6〜9のいずれかにおいて、 前記第2の電極および前記第3の電極の少なくとも一方
    の電極の上にキャリア輸送/注入層を形成するキャリア
    輸送/注入層形成工程を含む、有機半導体装置の製造方
    法。
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