JP2003241134A - 光走査装置、その製造方法、その光走査装置を具備する画像形成装置、及び読取装置 - Google Patents

光走査装置、その製造方法、その光走査装置を具備する画像形成装置、及び読取装置

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JP2003241134A
JP2003241134A JP2002039279A JP2002039279A JP2003241134A JP 2003241134 A JP2003241134 A JP 2003241134A JP 2002039279 A JP2002039279 A JP 2002039279A JP 2002039279 A JP2002039279 A JP 2002039279A JP 2003241134 A JP2003241134 A JP 2003241134A
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electrode
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光美 藤井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単で、光走査を行なう振れ角が大き
く、駆動電圧が低く、低コストである光走査装置及びそ
の光走査装置の製造方法並びにその光走査装置を具備す
る画像形成装置及び読取装置を提供する。 【解決手段】 反射手段1を保持する反射手段保持基板
2を回動可能に両端部を支持する梁部材3aからなるね
じり回動軸3と、ねじり回動軸3に支持された反射手段
保持基板2の側面に形成された可動電極4と、可動電極
をねじり回動軸を介して固定電極5の第1固定電極5a
と対向して支持する第1の基板6と、第1の基板の可動
電極4と第1固定電極5aを電気的に絶縁して分離する
第1電気的絶縁分離手段6aと、第1の基板6に電気的
に絶縁して重ねて接合した第2の基板7と、第2の基板
7に可動電極4と対向して形成された第2固定電極5b
からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光走査装置、その
光走査装置の製造方法、その光走査装置を具備する画像
形成装置、及び、その光走査装置を具備する読取装置に
関し、詳しくは、静電力でねじり回動軸を回動して入射
光の反射方向を変えて光走査を行なう光走査装置、及
び、その光走査装置の製造方法、並び、にその光走査装
置を具備する電子写真プロセスで光書き込みを行なって
画像を形成する画像形成装置、及び、その光走査装置を
具備する被読み取り面を光走査して読み取りを行なう読
取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光走査装置は、2本の梁で支持さ
れた薄膜で形成されたミラー基板を、ミラー基板に対向
する位置に設けた電極との間の静電引力で、2本の梁を
ねじり回転軸として往復振動させている。このように、
マイクロマシニング技術で薄膜で形成される光走査装置
は、従来のモーターを使ったポリゴンミラーの回転によ
る光走査装置と比較して、構造が簡単で半導体プロセス
での一括形成が可能なため、小型化が容易で製造コスト
も低く、また単一の反斜面であるため複数面による精度
のばらつきがなく、更に、往復走査であるため高速化に
も対応できる等の効果が期待されて、電子写真プロセス
で光書き込みを行なって画像を形成する画像形成装置や
光走査を行なって読み取りを行なう読取装置等に搭載す
ることが提案されている。このような、静電駆動のねじ
り振動型の光走査装置としては、梁をS字型として剛性
を下げ、小さな駆動力で大きな振れ角が得られるように
したもの(特許第2924200号の公報を参照)、梁
の厚さをミラー基板、フレーム基板よりも薄くしたもの
(特開平7−92409の公報を参照)、固定電極をミ
ラー部の振動方向に重ならない位置に配置したもの(特
許第3011144号の公報等を参照)、又、対向電極
をミラーの振れの中心位置から傾斜させて設置すること
で、ミラーの振れ角を変えずに駆動電圧を下げたものが
公知である。更に、小さなミラー基板の振れ角で大きな
光走査角を得る為に、光偏向部と対向して反射部を設
け、両者間で2回以上反射させて走査するねじり振動型
の光走査装置も同一出願人の発明者から提案されてい
る。然し、これらは、構造が複雑で、歩留まりも低く、
コスト高である。
【0003】図32の正面縦断面図、及び図33の斜視
図に示す従来の光走査装置300は、上面にミラー30
1を有するミラー基板302を支持する2本の梁部材3
03a、303bからなるねじり回動軸303が形成さ
れた基板305と、ミラー基板302に設けた可動電極
304と、可動電極304に対向して設けた固定電極3
06を有し、可動電極304と固定電極306との間の
静電引力で、2本の梁部材からなるねじり回動軸303
を回動軸としてミラー基板302を往復振動させるよう
にして、ミラー301を回動して入射光の反射方向を変
えて光走査を行なうようになっている。ミラー基板30
2の振れ角(θ)の大きさは、図示の静電駆動トルク
(T)のみの作用によっているから、大きくはなかっ
た(図34を参照)。共振状態におけるミラー301を
有するミラー基板302の振れ角(θ)は、θ=(Tq
/I)・K、の式で与えられる。但し、(Tq)はミラ
ー301を有するミラー基板302に働く静電トルク、
(I)はミラー301を有するミラー基板302の慣性
モーメント、(K)は2本の梁部材303aと梁部材3
03bからなるねじり回動軸303によって決まる常数
である。即ち、ミラー基板302上のミラー301の振
れ角(θ)を大きくしようとすると、静電トルク(T
q)を大きくするか、ミラー301を有するミラー基板
302の慣性モーメント(I)を小さくする方法がとら
れる。特に、電子写真プロセスを利用したレーザープリ
ンタ等の光書き込み装置として用いる場合、感光体面に
形成されるビーム形状により決まってくる反射面のミラ
ーをミラー基板に持つことが必要になる。ミラー面が大
きくなる場合には、ミラー基板も大きくなり、よって、
ミラー慣性モーメント(I)は小さく出来ない。他方、
第1の基板に重ねた第2の基板を接合して形成した固定
電極を可動電極と対向するようにして光走査を行なう振
れ角を大きくするねじり振動型の光走査装置も同一出願
人の発明者から提案されている。それでも、静電トルク
(Tq)は、駆動電圧に比例して大きくなり、振れ角
(θ)を大きくすると、駆動電圧が更に高くなりコスト
が高くなっていた。即ち、従来の光走査装置、及び、そ
の光走査装置を具備する画像形成装置、及び、その光走
査装置を具備する読取装置は、ミラーの振れ角(θ)を
大きくすると駆動電圧が高くなり、コスト高になる。従
って、従来の静電力でねじり回動軸を回動して入射光の
反射方向を変えて光走査を行なう光走査装置は、構造が
複雑で、光走査を行なう振れ角が小さく、駆動電圧が高
く、歩留まりも低く、コスト高であると言う不具合が生
じていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の静電力でねじり
回動軸を回動して入射光の反射方向を変えて光走査を行
なう光走査装置は、構造が複雑で、光走査を行なう振れ
角が小さく、駆動電圧が高く、歩留まりも低く、コスト
高であると言う問題が発生していた。そこで本発明の課
題は、このような問題点を解決するものである。即ち、
構造が簡単で、光走査を行なう振れ角が大きく、駆動電
圧が低く、信頼性が向上して、強度も強く、歩留まりも
高く、低コストである光走査装置、及び、その光走査装
置の製造方法、並びに、その光走査装置を具備する部品
数が少なく小型で製造コストも低く高精度で高速化にも
対応出来る電子写真プロセスで光書き込みを行なって画
像を形成する画像形成装置、及び、その光走査装置を具
備する部品数が少なく小型で製造コストも低く高精度で
高速化にも対応出来る読取装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、静電力でねじり回動軸を回動し
て入射光の反射方向を変えて光走査を行なう光走査装置
において、入射光を正反射する反射手段と、上記反射手
段を保持する反射手段保持基板と、上記反射手段保持基
板を回動可能に両端部を支持する梁部材からなるねじり
回動軸と、上記ねじり回動軸に支持された上記反射手段
保持基板の側面に形成された可動電極と、上記可動電極
を上記ねじり回動軸を介して固定電極の第1固定電極と
対向して支持する第1の基板と、上記第1の基板の上記
可動電極と上記第1固定電極を電気的に絶縁して分離す
る第1電気的絶縁分離手段と、上記第1の基板に電気的
に絶縁して重ねて接合した第2の基板と、上記第2の基
板に上記可動電極と対向して形成された第2固定電極か
らなることを特徴とする。請求項2の発明は、請求項1
に記載の光走査装置において、ねじり回動軸は、反射手
段保持基板を回動可能に両端部を支持する同一直線上に
設けた複数本の梁部材からなることを特徴とする。請求
項3の発明は、請求項1又は2に記載の光走査装置にお
いて、第1電気的絶縁分離手段は、第1の基板の可動電
極と第1固定電極を、分離して電気的に絶縁する分離ス
リットからなることを特徴とする。請求項4の発明は、
請求項1、2又は3に記載の光走査装置において、第2
の基板に形成された第2固定電極は、第2電気的絶縁分
離手段により電気的に絶縁して分離した複数個からなる
ことを特徴とする。請求項5の発明は、請求項4に記載
の光走査装置において、第2電気的絶縁分離手段は、第
2の基板に形成された第2固定電極を、電気的に絶縁す
る分離部からなることを特徴とする。請求項6の発明
は、請求項1、2、3、4又5に記載の光走査装置にお
いて、第1の基板に対して、電気的に絶縁して重ねて接
合した第3の基板を備え、上記第3の基板は可動電極と
対向して形成された第3固定電極を備えることを特徴と
する。
【0006】請求項7の発明は、請求項6に記載の光走
査装置において、第3の基板に形成された第3固定電極
は、第3電気的絶縁分離手段により電気的に絶縁して分
離した複数個からなることを特徴とする。請求項8の発
明は、請求項7に記載の光走査装置において、第3電気
的絶縁分離手段は、第3の基板に形成された第3固定電
極を、電気的に絶縁する分離部からなることを特徴とす
る。請求項9の発明は、請求項1、2、3、4、5、
6、7又は8に記載の光走査装置において、第1の基板
は、第2の基板のシリコン基板と絶縁膜を介して重ねて
接合されていることを特徴とする。請求項10の発明
は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9に記
載の光走査装置において、第1の基板は、第2の基板の
シリコン基板と直接接合により重ねて接合されているこ
とを特徴とする。請求項11の発明は、請求項6、7、
8、9又は10に記載の光走査装置において、第1の基
板は、第3の基板のシリコン基板と絶縁膜を介して重ね
て接合されていることを特徴とする。請求項12の発明
は、請求項6、7、8、9、10又は11に記載の光走
査装置において、第1の基板は、第3の基板のシリコン
基板と直接接合により重ねて接合されていることを特徴
とする。請求項13の発明は、請求項1、2、3、4、
5、6、7又は8に記載の光走査装置において、第1の
基板は、第2の基板のガラス基板と陽極接合により接合
されていることを特徴とする。請求項14の発明は、請
求項1、2、3、4、5、6、7、8又は13に記載の
光走査装置において、第1の基板は、第3の基板のガラ
ス基板と陽極接合により接合されていることを特徴とす
る。請求項15の本発明は、請求項1乃至14の何れか
一項に記載の光走査装置において、可動電極は、固定電
極に対向する対向面が凹凸形状の可動電極凹凸形状対向
面からなる光走査装置であることを主要な特徴とする。
請求項16の本発明は、請求項15に記載の光走査装置
において、可動電極凹凸形状対向面は、櫛歯形状の櫛歯
形状対向面からなる光走査装置であることを主要な特徴
とする。
【0007】請求項17の本発明は、請求項1乃至16
の何れか一項に記載の光走査装置において、固定電極
は、可動電極に対向する対向面が凹凸形状の固定電極凹
凸形状対向面からなる光走査装置であることを主要な特
徴とする。請求項18の本発明は、請求項17に記載の
光走査装置において、固定電極凹凸形状対向面は、櫛歯
形状の櫛歯形状対向面からなる光走査装置であることを
主要な特徴とする。請求項19の本発明は、請求項1乃
至18の何れか一項に記載の光走査装置において、可動
電極は、共振周波数調整用の櫛歯形状の共振周波数調整
切片からなる光走査装置であることを主要な特徴とす
る。請求項20の本発明は、静電力でねじり回動軸を回
動して入射光の反射方向を変えて光走査を行なう請求項
1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、1
2、15、16、17、18又は19に記載の光走査装
置の製造方法において、第1の基板に、第2の基板のシ
リコン基板又は第3の基板のシリコン基板を真空中で重
ね、大気に解放後に加熱する直接接合で製造する光走査
装置の製造方法であることを最も主要な特徴とする。請
求項21の本発明は、静電力でねじり回動軸を回動して
入射光の反射方向を変えて光走査を行なう請求項1、
2、3、4、5、6、7、8、13、14、15、1
6、17、18、19又は20に記載の光走査装置の製
造方法において、第1の基板と、第2の基板のガラス基
板又は第3の基板のガラス基板を真空中で、接合荷重を
加え、接合電圧を印加し、接合温度に加熱する陽極接合
で製造する光走査装置の製造方法であることを最も主要
な特徴とする。請求項22の本発明は、静電力でねじり
回動軸を回動して入射光の反射方向を変えて光走査を行
なう請求項19に記載の光走査装置の製造方法におい
て、共振周波数調整切片を、レーザ光で割断することに
よって、共振周波数を調整して製造する光走査装置の製
造方法であることを最も主要な特徴とする。請求項23
の本発明は、電子写真プロセスで光書き込みを行なって
画像を形成する画像形成装置において、回動可能に保持
されて形成画像を担持する画像担持体と、上記画像担持
体上を光書き込みを行なって潜像を形成する請求項1乃
至19の何れか一項に記載の光走査装置からなる潜像形
成手段と、上記潜像形成手段の上記光走査装置によって
形成された潜像を顕像化してトナー画像を形成する現像
手段と、上記現像手段で形成されたトナー画像を被転写
体に転写する転写手段とからなる画像形成装置であるこ
とを最も主要な特徴とする。請求項24の本発明は、光
走査を行なって読み取りを行なう読取装置において、被
読み取り面を光走査する請求項1乃至19の何れか一項
に記載の光走査装置と、上記光走査装置が被読み取り面
を光走査した反射光を受光する受光素子とからなる読取
装置であることを最も主要な特徴とする。
【0008】
【作用】上記のように構成された光走査装置、及び、そ
の製造方法、並びに、その光走査装置を具備する画像形
成装置、及び、その光走査装置を具備する読取装置は、
請求項1においては、入射光を正反射する反射手段を保
持する反射手段保持基板を回動可能に両端部を支持する
梁部材からなるねじり回動軸に支持された反射手段保持
基板の側面に形成された可動電極を、ねじり回動軸を介
して固定電極の第1固定電極と対向して第1の基板で支
持して、第1の基板の可動電極と第1固定電極を第1電
気的絶縁分離手段で電気的に絶縁して分離すると共に、
第1の基板に第2の基板を電気的に絶縁して重ねて接合
して第2の基板に可動電極と対向して第2固定電極を形
成するようにして、静電力でねじり回動軸を回動して入
射光の反射方向を変えて光走査を行なう。反射手段保持
基板の振れ角度を増幅させるトルクが発生するので、駆
動電圧を高めるなどの不具合を生じることなく、振れ角
度を大きくすることができ、実用性を高めることができ
る。請求項2においては、入射光を正反射する反射手段
を保持する反射手段保持基板を回動可能に両端部を支持
する同一直線上に設けた複数本の梁部材からなるねじり
回動軸に支持された反射手段保持基板の側面に形成され
た可動電極を、ねじり回動軸を介して固定電極の第1固
定電極と対向して第1の基板で支持して、第1の基板の
可動電極と第1固定電極を第1電気的絶縁分離手段で電
気的に絶縁して分離すると共に、第1の基板に第2の基
板を電気的に絶縁して重ねて接合して第2の基板に可動
電極と対向して第2固定電極を形成するようにして、静
電力でねじり回動軸を回動して入射光の反射方向を変え
て光走査を行なう。請求項3においては、入射光を正反
射する反射手段を保持する反射手段保持基板を回動可能
に両端部を支持する梁部材からなるねじり回動軸に支持
された反射手段保持基板の側面に形成された可動電極
を、ねじり回動軸を介して固定電極の第1固定電極と対
向して第1の基板で支持して、第1の基板の可動電極と
第1固定電極を第1電気的絶縁分離手段のスリット形状
部を形成して分離する分離スリットで電気的に絶縁して
分離すると共に、第1の基板に第2の基板を電気的に絶
縁して重ねて接合して第2の基板に可動電極と対向して
第2固定電極を形成するようにして、静電力でねじり回
動軸を回動して入射光の反射方向を変えて光走査を行な
う。
【0009】請求項4においては、入射光を正反射する
反射手段を保持する反射手段保持基板を回動可能に両端
部を支持する梁部材からなるねじり回動軸に支持された
反射手段保持基板の側面に形成された可動電極を、ねじ
り回動軸を介して固定電極の第1固定電極と対向して第
1の基板で支持して、第1の基板の可動電極と第1固定
電極を第1電気的絶縁分離手段で電気的に絶縁して分離
すると共に、第1の基板に第2の基板を電気的に絶縁し
て重ねて接合して第2の基板に可動電極と対向して第2
固定電極を形成して、第2の基板に形成された第2固定
電極は第2電気的絶縁分離手段により電気的に絶縁して
分離して複数個にするようにして、静電力でねじり回動
軸を回動して入射光の反射方向を変えて光走査を行な
う。請求項5においては、入射光を正反射する反射手段
を保持する反射手段保持基板を回動可能に両端部を支持
する梁部材からなるねじり回動軸に支持された反射手段
保持基板の側面に形成された可動電極を、ねじり回動軸
を介して固定電極の第1固定電極と対向して第1の基板
で支持して、第1の基板の可動電極と第1固定電極を第
1電気的絶縁分離手段で電気的に絶縁して分離すると共
に、第1の基板に第2の基板を電気的に絶縁して重ねて
接合して第2の基板に可動電極と対向して第2固定電極
を形成して、第2の基板に形成された第2固定電極は第
2電気的絶縁分離手段としての分離部で電気的に絶縁し
て分離して複数個にするようにして、静電力でねじり回
動軸を回動して入射光の反射方向を変えて光走査を行な
う。請求項6においては、入射光を正反射する反射手段
を保持する反射手段保持基板を回動可能に両端部を支持
する梁部材からなるねじり回動軸に支持された反射手段
保持基板の側面に形成された可動電極を、ねじり回動軸
を介して固定電極の第1固定電極と対向して第1の基板
で支持して、第1の基板の可動電極と第1固定電極を第
1電気的絶縁分離手段で電気的に絶縁して分離すると共
に、第1の基板に第2の基板を電気的に絶縁して重ねて
接合して第2の基板に可動電極と対向して第2固定電極
を形成して、第1の基板は電気的に絶縁して重ねて接合
した第3の基板に可動電極と対向して第3固定電極を形
成するようにして、静電力でねじり回動軸を回動して入
射光の反射方向を変えて光走査を行なう。
【0010】請求項7においては、入射光を正反射する
反射手段を保持する反射手段保持基板を回動可能に両端
部を支持する梁部材からなるねじり回動軸に支持された
反射手段保持基板の側面に形成された可動電極を、ねじ
り回動軸を介して固定電極の第1固定電極と対向して第
1の基板で支持して、第1の基板の可動電極と第1固定
電極を第1電気的絶縁分離手段で電気的に絶縁して分離
すると共に、第1の基板に第2の基板を電気的に絶縁し
て重ねて接合して第2の基板に可動電極と対向して第2
固定電極を形成して、第1の基板は電気的に絶縁して重
ねて接合した第3の基板に可動電極と対向して第3固定
電極を形成して、第3の基板に形成された第3固定電極
は第3電気的絶縁分離手段により電気的に絶縁して複数
個に分離するようにして、静電力でねじり回動軸を回動
して入射光の反射方向を変えて光走査を行なう。請求項
8においては、入射光を正反射する反射手段を保持する
反射手段保持基板を回動可能に両端部を支持する梁部材
からなるねじり回動軸に支持された反射手段保持基板の
側面に形成された可動電極を、ねじり回動軸を介して固
定電極の第1固定電極と対向して第1の基板で支持し
て、第1の基板の可動電極と第1固定電極を第1電気的
絶縁分離手段で電気的に絶縁して分離すると共に、第1
の基板に第2の基板を電気的に絶縁して重ねて接合して
第2の基板に可動電極と対向して第2固定電極を形成し
て、第1の基板は電気的に絶縁して重ねて接合した第3
の基板に可動電極と対向して第3固定電極を形成して、
第3の基板に形成された第3固定電極は第3電気的絶縁
分離手段としての分離部により電気的に絶縁して複数個
に分離するようにして、静電力でねじり回動軸を回動し
て入射光の反射方向を変えて光走査を行なう。請求項9
においては、入射光を正反射する反射手段を保持する反
射手段保持基板を回動可能に両端部を支持する梁部材か
らなるねじり回動軸に支持された反射手段保持基板の側
面に形成された可動電極を、ねじり回動軸を介して固定
電極の第1固定電極と対向して第1の基板で支持して、
第1の基板の可動電極と第1固定電極を第1電気的絶縁
分離手段で電気的に絶縁して分離すると共に、第1の基
板に第2の基板のシリコン基板と絶縁膜を介して電気的
に絶縁して重ねて接合して、第2の基板に可動電極と対
向して第2固定電極を形成するようにして、静電力でね
じり回動軸を回動して入射光の反射方向を変えて光走査
を行なう。
【0011】請求項10においては、入射光を正反射す
る反射手段を保持する反射手段保持基板を回動可能に両
端部を支持する梁部材からなるねじり回動軸に支持され
た反射手段保持基板の側面に形成された可動電極を、ね
じり回動軸を介して固定電極の第1固定電極と対向して
第1の基板で支持して、第1の基板の可動電極と第1固
定電極を第1電気的絶縁分離手段で電気的に絶縁して分
離すると共に、第1の基板に第2の基板のシリコン基板
を電気的に絶縁して直接接合により重ねて接合して第2
の基板に可動電極と対向して第2固定電極を形成するよ
うにして、静電力でねじり回動軸を回動して入射光の反
射方向を変えて光走査を行なう。請求項11において
は、入射光を正反射する反射手段を保持する反射手段保
持基板を回動可能に両端部を支持する梁部材からなるね
じり回動軸に支持された反射手段保持基板の側面に形成
された可動電極を、ねじり回動軸を介して固定電極の第
1固定電極と対向して第1の基板で支持して、第1の基
板の可動電極と第1固定電極を第1電気的絶縁分離手段
で電気的に絶縁して分離すると共に、第1の基板に第2
の基板を電気的に絶縁して重ねて接合して第2の基板に
可動電極と対向して第2固定電極を形成して、第1の基
板は絶縁膜を介して電気的に絶縁して重ねて接合した第
3の基板のシリコン基板に可動電極と対向して第3固定
電極を形成するようにして、静電力でねじり回動軸を回
動して入射光の反射方向を変えて光走査を行なう。請求
項12においては、入射光を正反射する反射手段を保持
する反射手段保持基板を回動可能に両端部を支持する梁
部材からなるねじり回動軸に支持された反射手段保持基
板の側面に形成された可動電極を、ねじり回動軸を介し
て固定電極の第1固定電極と対向して第1の基板で支持
して、第1の基板の可動電極と第1固定電極を第1電気
的絶縁分離手段で電気的に絶縁して分離すると共に、第
1の基板に第2の基板を電気的に絶縁して重ねて接合し
て第2の基板に可動電極と対向して第2固定電極を形成
して、第1の基板は絶縁膜を介して電気的に絶縁して直
接接合により重ねて接合した第3の基板のシリコン基板
に可動電極と対向して第3固定電極を形成するようにし
て、静電力でねじり回動軸を回動して入射光の反射方向
を変えて光走査を行なう。
【0012】請求項13においては、入射光を正反射す
る反射手段を保持する反射手段保持基板を回動可能に両
端部を支持する梁部材からなるねじり回動軸に支持され
た反射手段保持基板の側面に形成された可動電極を、ね
じり回動軸を介して固定電極の第1固定電極と対向して
第1の基板で支持して、第1の基板の可動電極と第1固
定電極を第1電気的絶縁分離手段で電気的に絶縁して分
離すると共に、第1の基板に第2の基板のガラス基板を
電気的に絶縁して重ねて陽極接合により接合して第2の
基板に可動電極と対向して第2固定電極を形成するよう
にして、静電力でねじり回動軸を回動して入射光の反射
方向を変えて光走査を行なう。請求項14においては、
入射光を正反射する反射手段を保持する反射手段保持基
板を回動可能に両端部を支持する梁部材からなるねじり
回動軸に支持された反射手段保持基板の側面に形成され
た可動電極を、ねじり回動軸を介して固定電極の第1固
定電極と対向して第1の基板で支持して、第1の基板の
可動電極と第1固定電極を第1電気的絶縁分離手段で電
気的に絶縁して分離すると共に、第1の基板に第2の基
板を電気的に絶縁して重ねて接合して第2の基板に可動
電極と対向して第2固定電極を形成して、第1の基板は
第3の基板のガラス基板を陽極接合により接合するよう
にして、静電力でねじり回動軸を回動して入射光の反射
方向を変えて光走査を行なう。請求項15においては、
入射光を正反射する反射手段を保持する反射手段保持基
板を回動可能に両端部を支持する梁部材からなるねじり
回動軸に支持された反射手段保持基板の側面に形成され
た可動電極を、ねじり回動軸を介して固定電極の第1固
定電極と対向して第1の基板で支持して、第1の基板の
可動電極と第1固定電極を第1電気的絶縁分離手段で電
気的に絶縁して分離すると共に、第1の基板に第2の基
板を電気的に絶縁して重ねて接合して第2の基板に可動
電極と対向して第2固定電極を形成して、可動電極は第
2固定電極に対向する対向面が凹凸形状の可動電極凹凸
形状対向面からなるようにして、静電力でねじり回動軸
を回動して入射光の反射方向を変えて光走査を行なう。
【0013】請求項16においては、入射光を正反射す
る反射手段を保持する反射手段保持基板を回動可能に両
端部を支持する梁部材からなるねじり回動軸に支持され
た反射手段保持基板の側面に形成された可動電極を、ね
じり回動軸を介して固定電極の第1固定電極と対向して
第1の基板で支持して、第1の基板の可動電極と第1固
定電極を第1電気的絶縁分離手段で電気的に絶縁して分
離すると共に、第1の基板に第2の基板を電気的に絶縁
して重ねて接合して第2の基板に可動電極と対向して第
2固定電極を形成して、可動電極は第2固定電極に対向
する対向面が凹凸形状の可動電極凹凸形状対向面の櫛歯
形状の櫛歯形状対向面からなるようにして、静電力でね
じり回動軸を回動して入射光の反射方向を変えて光走査
を行なう。請求項17においては、入射光を正反射する
反射手段を保持する反射手段保持基板を回動可能に両端
部を支持する梁部材からなるねじり回動軸に支持された
反射手段保持基板の側面に形成された可動電極を、ねじ
り回動軸を介して固定電極の第1固定電極と対向して第
1の基板で支持して、第1の基板の可動電極と第1固定
電極を第1電気的絶縁分離手段で電気的に絶縁して分離
すると共に、第1の基板に第2の基板を電気的に絶縁し
て重ねて接合して第2の基板に可動電極と対向して第2
固定電極を形成して、第2固定電極は可動電極に対向す
る対向面が凹凸形状の固定電極凹凸形状対向面からなる
ようにして、静電力でねじり回動軸を回動して入射光の
反射方向を変えて光走査を行なう。請求項18において
は、入射光を正反射する反射手段を保持する反射手段保
持基板を回動可能に両端部を支持する梁部材からなるね
じり回動軸に支持された反射手段保持基板の側面に形成
された可動電極を、ねじり回動軸を介して固定電極の第
1固定電極と対向して第1の基板で支持して、第1の基
板の可動電極と第1固定電極を第1電気的絶縁分離手段
で電気的に絶縁して分離すると共に、第1の基板に第2
の基板を電気的に絶縁して重ねて接合して第2の基板に
可動電極と対向して第2固定電極を形成して、第2固定
電極は可動電極に対向する対向面が凹凸形状の固定電極
凹凸形状対向面の櫛歯形状の櫛歯形状対向面からなるよ
うにして、静電力でねじり回動軸を回動して入射光の反
射方向を変えて光走査を行なう。
【0014】請求項19においては、入射光を正反射す
る反射手段を保持する反射手段保持基板を回動可能に両
端部を支持する梁部材からなるねじり回動軸に支持され
た反射手段保持基板の側面に形成された可動電極を、ね
じり回動軸を介して固定電極の第1固定電極と対向して
第1の基板で支持して、第1の基板の可動電極と第1固
定電極を第1電気的絶縁分離手段で電気的に絶縁して分
離すると共に、第1の基板に第2の基板を電気的に絶縁
して重ねて接合して第2の基板に可動電極と対向して第
2固定電極を形成して、可動電極は共振周波数調整用の
櫛歯形状の共振周波数調整切片からなるようにして、静
電力でねじり回動軸を回動して入射光の反射方向を変え
て光走査を行なう。請求項20においては、の製造方法
において、第1の基板に、第2の基板のシリコン基板又
は第3の基板のシリコン基板を真空中で重ね、大気に解
放後に加熱して直接接合する、静電力でねじり回動軸を
回動して入射光の反射方向を変えて光走査を行なう請求
項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、
12、15、16、17、18又は19に記載の光走査
装置を製造する。請求項21においては、第1の基板
と、第2の基板のガラス基板又は第3の基板のガラス基
板を真空中で、接合荷重を加え、接合電圧を印加し、接
合温度に加熱して陽極接合する、静電力でねじり回動軸
を回動して入射光の反射方向を変えて光走査を行なう請
求項1、2、3、4、5、6、7、8、13、14、1
5、16、17、18、19又は20に記載の光走査装
置を製造する。請求項22においては、共振周波数調整
切片を、レーザ光で割断することによって、共振周波数
を調整する、静電力でねじり回動軸を回動して入射光の
反射方向を変えて光走査を行なう請求項1、2、3、
4、5、6、7、8、13、14、15、16、17、
18、19又は20に記載の光走査装置を製造する。請
求項23においては、回動可能に保持されて形成画像を
担持する画像担持体上を光書き込みを行なって潜像を形
成する請求項1乃至19の何れか一項に記載の光走査装
置からなる潜像形成手段の光走査装置によって形成され
た潜像を顕像化してトナー画像を形成する現像手段で形
成されたトナー画像を転写手段によって被転写体に転写
する、電子写真プロセスで光書き込みを行なって画像を
形成する。請求項24においては、被読み取り面を光走
査する請求項1乃至19の何れか一項に記載の光走査装
置が被読み取り面を光走査した反射光を受光素子で受光
する、光走査を行なって読み取りを行なう。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態
に係る光走査装置の要部構成を示す正面図、図2はその
分解斜視図、図3は構成を示す正面断面図、図4は反射
手段の振れ角(θ)、第1固定電極の駆動パルスと第2
固定電極の駆動パルスの特性を説明するグラフ、図5は
静電駆動トルク(電極間トルク)と反射手段の振れ角
(θ)の特性を説明するグラフ、図6は光走査装置の他
の主要部の動作を説明する図である。図1乃至図6にお
いて、静電力でねじり回動軸を回動して入射光の反射方
向を変えて光走査を行なう光走査装置0は、入射光を正
反射する反射手段1としての反射ミラーと、反射ミラー
1を保持する反射手段保持基板2と、反射手段保持基板
2を回動可能に両端部を支持する梁部材3aからなるね
じり回動軸3と、梁部材3aに支持された反射手段保持
基板2の側面に形成された可動電極4と、可動電極4を
梁部材3aを介して固定電極5としての第1固定電極5
aと対向して支持する略矩形環状の第1の基板6と、可
動電極4と第1固定電極5aを電気的に絶縁して分離す
る第1電気的絶縁分離手段6aと、第1の基板6に電気
的に絶縁して重ねて接合した第2の基板7としての矩形
環状のシリコン基板7bと、シリコン基板7bに可動電
極4と対向して形成された第2固定電極5bとからな
り、構造が簡単で、光走査を行なう振れ角が大きく、駆
動電圧が低く、低コストである。なお、図示していない
が、この光走査装置は、何らかの支持手段によって固定
部を支持されることによって、可動部の動作を妨げない
ように構成されているものである。従って、例えばねじ
り回動軸3を介して反射手段保持基板2を支持する第1
の基板6の部分と、第1の基板6の他の部分とは、スリ
ット状の電気的絶縁分離手段6aにより分断されてはい
るが、実際には支持手段によって第1の基板6の固定部
は支持されている。この点は、以下の全ての実施形態に
当てはまる。
【0016】エッチング加工により形成された第1電気
的絶縁分離手段6aとしての分離スリット6aが、第
1の基板6のシリコン基板に設けられ、反射ミラー1と
第1固定電極5aとしての第1固定電極5aと第1固
定電極5aが形成される。更に、エッチング加工によ
り、シリコン基板7bには、第2電気的絶縁分離手段7
aとしての分離スリット7aが設けられ、第2固定電
極5bと第2固定電極5bが形成されている。これ
により、反射ミラー1が形成された反射手段保持基板2
の側面に形成された可動電極4と、第1固定電極5a
と第1固定電極5aとの間に微小ギャップ(G)が形
成される。同様に、反射ミラー1が形成された反射手段
保持基板2の側面に形成された可動電極4と、第2固定
電極5bと第2固定電極5bの間にも微小ギャップ
(G)が形成される。従って、光走査装置0は、構造が
更に簡単で、光走査を行なう振れ角が更に大きく、駆動
電圧が更に低く、更に低コストである。上記第1として
の基板6のシリコン基板は、エッチングによる加工によ
り、反射ミラー1が形成された反射手段保持基板2の両
側面に、捻りバネである梁部材3aの梁部材3aと梁
部材3aが設けられている。梁部材3aは、複数本の
梁部材3aと梁部材3aを同一直線上に設けて、反
射手段保持基板2を回動可能に両端部を支持するように
なっているから、構造が簡単で、光走査を行なう振れ角
が更に大きく、駆動電圧が更に低く、低コストである光
走査装置0を提供することが出来るようになった。シリ
コン基板6と、絶縁膜7cを介して設けられているシリ
コン基板7bが位置合わせされて、直接接合の工程によ
る製造方法で接合されている。光走査装置0は、第1の
基板6に位置合わせされて重ねた第2の基板7を接合す
る直接接合の工程は、シリコン基板6の表面に、シリコ
ン基板7bを真空中で図示の矢印(A)方向から重ね合
わせた後に(図2を参照)、大気に解放後に、1000
℃に加熱して直接接合が行なわれて製造されるから、ウ
エファー単位で接合され、接合コストを低下することが
出来る。従って、光走査装置0は、直接接合により接合
されているために信頼性が向上すると共に、ウエフアー
単位で接合することが出来るので接合コストが低下する
から低コストとなる。
【0017】光走査装置0において、反射ミラー1が形
成された反射手段保持基板2の側面に形成された可動電
極4はグランドに接続され、第1固定電極5aと第1
固定電極5a、及び、第2固定電極5bと第2固定
電極5bは、駆動電圧印加手段9に接続され、上記駆
動電圧印加手段9による駆動電圧の印加で、静電力で上
記ねじり回動軸3が回動して入射光の反射方向を変えて
光走査が行なわれるようになっている(図3を参照)。
共振状態における反射ミラー1が形成された反射手段保
持基板2の振れ角(θ)は概略、θ=(Tq/I)・K
の式で与えられる。但し、(Tq)は反射ミラー1が形
成された反射手段保持基板2に作用する静電駆動トル
ク、(I)は反射ミラー1が形成された反射手段保持基
板2の完成モーメント、(K)は共振周波数決まる常数
である。静電駆動トルク(Tq)は、(Tq)∝S・
(V/g)の式で与えられる。但し、(S)は電極間
対向面積、(V)は印加電圧、(g)は電極間距離であ
る。そこで、光走査装置0は、図4に図示のように、反
射ミラー1が形成された反射手段保持基板2の変位角
(時間)に応じて、第1固定電極5aと第1固定電極
5aの、及び、第2固定電極5bと第2固定電極5
は駆動電圧印加手段9に接続されて駆動パルスを切
り替えて駆動する。よって、図5に示すように、光走査
装置0における、反射ミラー1が形成された反射手段保
持基板2に作用する静電駆動トルク(可動電極4と固定
電極5との電極間トルク)は、図示の従来の光走査装置
300(従来例)に比較して、反射ミラー1が形成され
た反射手段保持基板2を広い変位角の間を作用させるこ
とが出来る。よって、反射ミラー1が形成された反射手
段保持基板2の振れ角(θ)の、(θ)=(Tq/I)
・Kの式より、(Tq)を作用させる変位角が大きくな
るため、振れ角(θ)が大きくなる。図6に示すよう
に、駆動電圧印加手段9により駆動パルスを切り替える
ため、矢印に示す方向の静電駆動トルク(T)と静電
駆動トルク(T)が作用する。然し、従来の光走査装
置300(図32を参照)の場合は、図示の矢印に示す
静電駆動トルク(T)のみの作用である。従って、構
造が更に簡単で、光走査を行なう振れ角が更に大きく、
駆動電圧が更に低く、更に低コストである光走査装置0
を提供することが出来るようになった。
【0018】次に、図7は本発明の他の実施形態に係る
光走査装置の要部構成を示す正面図、図8はその分解斜
視図、図9はその構成を示す正面断面図、図10は反射
手段の振れ角(θ)、第1、第2、第3固定電極の各駆
動パルスの特性を説明するグラフ、図11は光走査装置
の動作を説明する図である。図7乃至図11において、
静電力でねじり回動軸を回動して入射光の反射方向を変
えて光走査を行なう光走査装置00は、入射光を正反射
する面である反射ミラー1と、反射ミラー1を保持する
反射手段保持基板2と、反射手段保持基板2を回動可能
に両端部を支持する梁部材3aからなるねじり回動軸3
と、梁部材3aに支持された反射手段保持基板2の側面
に形成された可動電極4と、可動電極4を梁部材3aを
介して第1固定電極5aと対向して支持する第1の基板
6と、第1の基板6の可動電極4と第1固定電極5aを
電気的に絶縁して分離する上記第1電気的絶縁分離手段
6aとしての分離スリット6aと、第1の基板6に電
気的に絶縁して重ねて接合したシリコン基板7bと、シ
リコン基板7bに可動電極4と対向して形成された第2
固定電極5bと、第1の基板6の下面側に電気的に絶縁
して重ねて接合した第3の基板8と、上記第3の基板8
に可動電極4と対向して形成された第3固定電極5cと
からなり、構造が簡単で、光走査を行なう振れ角が更に
大きく、駆動電圧が更に低く、更に低コストである。
【0019】エッチング加工により形成された分離スリ
ット6aが、シリコン基板6に設けられ、反射ミラー
1と第1固定電極5aと第1固定電極5aが形成さ
れる。更に、エッチング加工により、シリコン基板7b
には、第2電気的絶縁分離手段7aとしての分離スリッ
ト7aが設けられ、第2固定電極5bとしての第2固
定電極5bと第2固定電極5bが形成されている。
更に、エッチング加工により、上記第3の基板8には、
第3電気的絶縁分離手段8aとしての分離スリット8a
が設けられ、固定電極5としての第3固定電極5c
(第3固定電極5cと第3固定電極5c)が形成さ
れている。これにより、反射ミラー1が形成された反射
手段保持基板2の側面に形成された可動電極4と、第1
固定電極5aと第1固定電極5aとの間に微小ギャ
ップ(G)が形成される。同様に、反射ミラー1が形成
された反射手段保持基板2の側面に形成された可動電極
4と、第2固定電極5bと第2固定電極5bとの間
にも微小ギャップ(G)が形成される。同様に、反射ミ
ラー1が形成された反射手段保持基板2の側面に形成さ
れた可動電極4と、第3固定電極5cと第3固定電極
5cとの間にも微小ギャップ(G)が形成される。従
って、光走査装置00は、構造が更に簡単で、光走査を
行なう振れ角が更に大きく、駆動電圧が更に低く、更に
低コストである。
【0020】シリコン基板6は、エッチングによる加工
により、反射ミラー1が形成された反射手段保持基板2
の両側面に、捻りバネである梁部材3aの梁部材3a
と梁部材3aが設けられている。梁部材3aは、複数
本の梁部材3aと梁部材3aを同一直線上に設け
て、反射手段保持基板2を回動可能に両端部を支持する
ようになっているから、構造が簡単で、光走査を行なう
振れ角が更に大きく、駆動電圧が更に低く、低コストで
ある光走査装置00を提供することが出来るようになっ
た。シリコン基板6と、絶縁膜7cを介して設けられて
いるシリコン基板7bと、絶縁膜8cを介して設けられ
ている第3の基板8のシリコン基板8bとが位置合わせ
されて、直接接合の工程による製造方法で接合されてい
る。光走査装置00は、シリコン基板6と絶縁膜7cを
介して設けられているシリコン基板7bと絶縁膜8cを
介して設けられているシリコン基板8bが位置合わせさ
れて、直接接合される工程は、まず、シリコン基板6に
シリコン基板7bを真空中で重ね、大気に開放後に、1
000℃で加熱して直接接合される。光走査装置00
は、第1の基板6に位置合わせされて重ねた第2の基板
7と第3の基板8を接合する直接接合の工程は、シリコ
ン基板6の表面に、シリコン基板7bを真空中で図示の
矢印(A)方向から重ね合わせた後に(図8を参照)、
シリコン基板8bを図示の矢印(B)方向から重ね合わ
せた後に(図8を参照)、大気に解放後に、1000℃
に加熱して直接接合が行なわれて製造されるから、ウエ
ファー単位で接合され、接合コストを低下することが出
来る。従って、光走査装置00は、直接接合により接合
されているために信頼性が向上すると、共に、ウエフア
ー単位で接合することが出来るので接合コストが低下す
るから低コストとなる。
【0021】光走査装置00において、反射ミラー1が
形成された反射手段保持基板2の側面に形成された可動
電極4はグランドに接続され、第1固定電極5aと第
1固定電極5a、及び、第2固定電極5bと第2固
定電極5b、及び、第3固定電極5cと第3固定電
極5cは、駆動電圧印加手段9に接続され、駆動電圧
印加手段9による駆動電圧の印加で、静電力でねじり回
動軸3が回動して入射光の反射方向を変えて光走査が行
なわれるようになっている(図9を参照)。そこで、光
走査装置00は、図10に図示のように、反射ミラー1
が形成された反射手段保持基板2の変位角(時間)に応
じて、第1固定電極5aと第1固定電極5a、及
び、第2固定電極5bと第2固定電極5b、及び、
第3固定電極5cと第3固定電極5cは駆動電圧印
加手段9に接続されて駆動パルスを切り替えて駆動する
ようになっている。よって、図5に示すように、光走査
装置00における、反射ミラー1が形成された反射手段
保持基板2に作用する静電駆動トルク(電極間トルク)
は、図示の従来の光走査装置300(従来例)等に比較
して、反射ミラー1が形成された反射手段保持基板2を
広い変位角の間を作用させることが出来る。よって、反
射ミラー1が形成された反射手段保持基板2の振れ角
(θ)の、(θ)=(Tq/I)・Kの式より、(T
q)を作用させる変位角が大きくなるため、振れ角
(θ)が大きくなる。図11に示すように、上記駆動電
圧印加手段9により駆動パルスを切り替えるため、図示
の矢印に示す静電駆動トルク(T)の他に、静電駆動
トルク(T)と静電駆動トルク(T)が作用する。
然し、従来の光走査装置300(図32を参照)の場合
は、図示の矢印に示す静電駆動トルク(T)のみの作
用である。従って、構造が更に簡単で、光走査を行なう
振れ角が更に大きく(図34との比較)、駆動電圧が更
に低く、更に低コストである光走査装置00を提供する
ことが出来るようになった。
【0022】図12は本発明の他の実施形態に係る光走
査装置の要部構成を示す正面図、図13はその分解斜視
図、図14は構成を示す正面断面図、図15は反射手段
の振れ角(θ)、第1、第2固定電極の各駆動パルスの
特性を説明するグラフ、図16は光走査装置の動作を説
明する図である。図12乃至図16において、静電力で
ねじり回動軸を回動して入射光の反射方向を変えて光走
査を行なう光走査装置000は、入射光を正反射する反
射ミラー1と、反射ミラー1を保持する反射手段保持基
板2と、反射手段保持基板2を回動可能に両端部を支持
する梁部材3aからなる上記ねじり回動軸3と、梁部材
3aに支持された反射手段保持基板2の側面に形成され
た可動電極4と、可動電極4を梁部材3aを介して第1
固定電極5aと対向して支持する第1の基板6と、第1
の基板6の可動電極4と上記第1固定電極5aを電気的
に絶縁して分離する分離スリット6aと、第1の基板
6に電気的に絶縁して重ねて接合した第2の基板として
のパイレックス(登録商標)等のガラスからなるガラス
基板7dと、ガラス基板7dに可動電極4と対向して形
成された第2固定電極5bとからなり、構造が簡単で、
光走査を行なう振れ角が大きく、駆動電圧が低く、信頼
性が向上して、強度も強く、歩留まりも高く、低コスト
である。
【0023】エッチング加工により形成された分離スリ
ット6aが、シリコン基板6に設けられ、反射ミラー
1と第1固定電極5aの第1固定電極5aと第1固定
電極5aが形成される。更に、エッチング加工によ
り、第2の基板の上記ガラス基板7dには、上記第2電
気的絶縁分離手段7aの上記分離部7aが設けられ、
第2固定電極5bと第2固定電極5bが導電性薄膜
で形成されている。即ち、ガラス基板7cの上面と内周
面(可動電極4との対向部)には導電性薄膜が形成され
ているが、分離部7aにより2つに分断されている。こ
れにより、反射ミラー1が形成された反射手段保持基板
2の側面に形成された可動電極4と、第1固定電極5a
と第1固定電極5aの間に微小ギャップ(G)が形
成される。同様に、反射ミラー1が形成された反射手段
保持基板2の側面に形成された可動電極4と、固定電極
5の導電性薄膜で形成された第2固定電極5bと第2
固定電極5bの間にも微小ギャップ(G)が形成され
る。従って、光走査装置0は、構造が更に簡単で、光走
査を行なう振れ角が更に大きく、駆動電圧が更に低く、
信頼性が向上して、強度も強く、歩留まりも高く、更に
低コストである。シリコン基板6は、エッチングによる
加工により、反射ミラー1が形成された反射手段保持基
板2の両側面に、捻りバネである梁部材3aの梁部材3
と梁部材3aが設けられている。梁部材3aは、
複数本の梁部材3aと梁部材3aを同一直線上に設
けて、反射手段保持基板2を回動可能に両端部を支持す
るようになっているから、構造が簡単で、光走査を行な
う振れ角が更に大きく、駆動電圧が更に低く、強度も強
く、歩留まりも高く、低コストである光走査装置000
を提供することが出来るようになった。シリコン基板6
と、第2の基板7の上記ガラス基板7dが位置合わせさ
れて、シリコン基板6と第2の基板7のガラス基板7d
が陽極接合の工程による製造方法で接合されている。従
って、光走査装置000は、陽極接合により接合されて
いるために接合強度も強く、歩留まりも高くすることが
出来る。
【0024】光走査装置000において、反射ミラー1
が形成された反射手段保持基板2の側面に形成された可
動電極4はグランドに接続され、固定電極5のシリコン
基板6に形成された第1固定電極5aと第1固定電極
5a、及び、ガラス基板7dに固定電極5の導電性薄
膜で形成された第2固定電極5bと第2固定電極5b
は、駆動電圧印加手段9に接続され、駆動電圧印加手
段9による駆動電圧の印加で、静電力で上記ねじり回動
軸3が回動して入射光の反射方向を変えて光走査が行な
われるようになっている(図14を参照)。そこで、光
走査装置000は、図15に図示のように、反射ミラー
1が形成された反射手段保持基板2の変位角(時間)に
応じて、第1固定電極5aと第1固定電極5a、及
び、固定電極5の導電性薄膜で形成された第2固定電極
5b と第2固定電極5bは上記駆動電圧印加手段9
に接続されて駆動パルスを切り替えて駆動するようにな
っている。よって、図5に示すように、光走査装置00
0における、反射ミラー1が形成された反射手段保持基
板2に作用する静電駆動トルク(電極間トルク)は、図
示の従来の光走査装置300(従来例)に比較して、反
射ミラー1が形成された反射手段保持基板2を広い変位
角の間を作用させることが出来る。よって、反射ミラー
1が形成された反射手段保持基板2の振れ角(θ)の、
(θ)=(Tq/I)・Kの式より、(Tq)を作用さ
せる変位角が大きくなるため、振れ角(θ)が大きくな
る。図16に示すように、駆動電圧印加手段9により駆
動パルスを切り替えるため、図示の矢印に示す静電駆動
トルク(T)と静電駆動トルク(T)が作用する。
然し、従来の光走査装置300(図32を参照)の場合
は、図示の矢印に示す静電駆動トルク(T)のみの作
用である。従って、構造が更に簡単で、光走査を行なう
振れ角が更に大きく、駆動電圧が更に低く、強度も強
く、歩留まりも高く、低コストである光走査装置0を提
供することが出来るようになった。
【0025】次に、図17は本発明の他の実施形態に係
る光走査装置の要部構成を示す正面図、図18はその分
解斜視図、図19はその構成を示す正面断面図、図20
は反射手段の振れ角(θ)、第1、第2、第3固定電極
の各駆動パルスの特性を説明するグラフ、図21は光走
査装置の動作を説明する図である。図17乃至図21に
おいて、静電力でねじり回動軸を回動して入射光の反射
方向を変えて光走査を行なう光走査装置0000は、入
射光を正反射する反射ミラー1と、反射ミラー1を保持
する反射手段保持基板2と、反射手段保持基板2を回動
可能に両端部を支持する梁部材3aからなるねじり回動
軸3と、梁部材3aに支持された反射手段保持基板2の
側面に形成された可動電極4と、可動電極4を梁部材3
aを介して第1固定電極5aと対向して支持する第1の
基板6と、第1の基板6の可動電極4と上記第1固定電
極5aを電気的に絶縁して分離する分離スリット6a
と、第1の基板6に電気的に絶縁して重ねて接合した第
2の基板としてのガラス基板7dと、ガラス基板7dに
可動電極4と対向して形成された第2固定電極5bと、
第1の基板6に電気的に絶縁して重ねて接合した第3の
基板8のパイレックス等のガラスからなるガラス基板8
dと、上記第3の基板8の上記ガラス基板8dに可動電
極4と対向して形成された第3固定電極5cとからな
り、構造が簡単で、光走査を行なう振れ角が更に大き
く、駆動電圧が更に低く、強度も強く、歩留まりも高
く、更に低コストである。
【0026】エッチング加工により形成された分離スリ
ット6aが、シリコン基板6に設けられ、反射ミラー
1と第1固定電極5aと第1固定電極5aが形成さ
れる。更に、エッチング加工により、ガラス基板7dに
は、上記第2電気的絶縁分離手段7aの分離部7a
(非導体部)が設けられ、固定電極5の導電性薄膜で
形成された第2固定電極5bと第2固定電極5b
形成されている。更に、エッチング加工により、ガラス
基板8dには、第3電気的絶縁分離手段8aの分離部8
(非導体部)が設けられ、固定電極5の導電性薄膜
で形成された第3固定電極5cと第3固定電極5c
が形成されている。これにより、反射ミラー1が形成さ
れた反射手段保持基板2の側面に形成された可動電極4
と、第1固定電極5aと第1固定電極5aの間に微
小ギャップ(G)が形成される。同様に、反射ミラー1
が形成された反射手段保持基板2の側面に形成された可
動電極4と、固定電極5の導電性薄膜で形成された第2
固定電極5bと第2固定電極5bの間にも微小ギャ
ップ(G)が形成される。同様に、反射ミラー1が形成
された反射手段保持基板2の側面に形成された可動電極
4と、固定電極5の導電性薄膜で形成された第3固定電
極5cと第3固定電極5cの間にも微小ギャップ
(G)が形成される。従って、光走査装置0000は、
構造が更に簡単で、光走査を行なう振れ角が更に大き
く、駆動電圧が更に低く、強度も強く、歩留まりも高
く、更に低コストである。
【0027】シリコン基板6は、エッチングによる加工
により、反射ミラー1が形成された反射手段保持基板2
の両側面に、捻りバネである梁部材3aの梁部材3a
と梁部材3aが設けられている。梁部材3aは、複数
本の梁部材3aと梁部材3aを同一直線上に設け
て、反射手段保持基板2を回動可能に両端部を支持する
ようになっているから、構造が簡単で、光走査を行なう
振れ角が更に大きく、駆動電圧が更に低く、強度も強
く、歩留まりも高く、低コストである光走査装置000
0を提供することが出来るようになった。シリコン基板
6と、第2の基板7としてのガラス基板7dと、第3の
基板8としてのガラス基板8dとが位置合わせされて、
陽極接合の工程による製造方法で接合されている。従っ
て、光走査装置0000は、陽極接合により接合されて
いるために接合強度も強く、歩留まりも高くすることが
出来る。
【0028】光走査装置0000において、反射ミラー
1が形成された反射手段保持基板2の側面に形成された
可動電極4はグランドに接続され、固定電極5のシリコ
ン基板6に形成された第1固定電極5aと第1固定電
極5a、及び、第2の基板の上記ガラス基板7dに形
成された固定電極5の導電性薄膜で形成された第2固定
電極5bと第2固定電極5b、及び、上記第3の基
板8の上記ガラス基板8dに形成された固定電極5の導
電性薄膜で形成された第3固定電極5cと第3固定電
極5cは、駆動電圧印加手段9に接続され、駆動電圧
印加手段9による駆動電圧の印加で、静電力で上記ねじ
り回動軸3が回動して入射光の反射方向を変えて光走査
が行なわれるようになっている(図19を参照)。そこ
で、光走査装置0000は、図20に図示のように、反
射ミラー1が形成された反射手段保持基板2の変位角
(時間)に応じて、第1固定電極5aと第1固定電極
5a、及び、第2固定電極5bと第2固定電極5b
、及び、第3固定電極5cと第3固定電極5c
駆動電圧印加手段9に接続されて駆動パルスを切り替え
て駆動するようになっている。よって、図5に示すよう
に、光走査装置0000における、反射ミラー1が形成
された反射手段保持基板2に作用する静電駆動トルク
(電極間トルク)は、図示の従来の光走査装置300
(従来例)等に比較して、反射ミラー1が形成された反
射手段保持基板2を広い変位角の間を作用させることが
出来る。よって、反射ミラー1が形成された反射手段保
持基板2の振れ角(θ)の、(θ)=(Tq/I)・K
の式より、(Tq)を作用させる変位角が大きくなるた
め、振れ角(θ)が大きくなる。図21に示すように、
上記駆動電圧印加手段9により駆動パルスを切り替える
ため、図示の矢印に示す静電駆動トルク(T)、静電
駆動トルク(T)と静電駆動トルク(T)が作用す
る。然し、従来の光走査装置300(図32を参照)の
場合は、図示の矢印に示す静電駆動トルク(T)のみ
の作用である。従って、構造が更に簡単で、光走査を行
なう振れ角が更に大きく、駆動電圧が更に低く、強度も
強く、歩留まりも高く、更に低コストである光走査装置
0000を提供することが出来るようになった。
【0029】図22及び図23は他の実施形態に係る光
走査装置の正面縦断面図、及び分解斜視図であり、同図
において、静電力でねじり回動軸を回動して入射光の反
射方向を変えて光走査を行なう光走査装置0は、入射光
を正反射する反射ミラー1と、反射ミラー1を保持する
反射手段保持基板2と、反射手段保持基板2を回動可能
に両端部を支持する同一直線上に設けた複数本の梁部材
3aとしての梁部材3aと梁部材3aからなるねじ
り回動軸3と、梁部材3aの梁部材3aと梁部材3a
に支持された反射手段保持基板2の側面に形成された
可動電極4と、可動電極4を梁部材3aと梁部材3a
を介して第1固定電極5aと対向して支持する第1の
基板6と、第1の基板6の可動電極4と第1固定電極5
aを電気的に絶縁して分離する分離スリット6aと、
第1の基板6に絶縁膜7cで電気的に絶縁して重ねて接
合したシリコン基板7bと、シリコン基板7bに可動電
極4と対向して形成された第2固定電極5bと、梁部材
3aの梁部材3aと梁部材3aに支持された反射手
段1のミラーを保持する反射手段保持基板2の側面の可
動電極4の凹凸形状に形成された可動電極凹凸形状対向
面4aの櫛歯形状の櫛歯形状対向面4aと、櫛歯形状
対向面4aを梁部材3aの梁部材3aと梁部材3a
を介して形成して支持する第1の基板6と、第1の基
板6に重ねた第2の基板を接合して可動電極4の凹凸形
状に形成された櫛歯形状対向面4aと互い違いに対向
する第1固定電極5aの第1固定電極5a、第1固定
電極5aと、第2固定電極5b、第2固定電極5b
に凹凸形状に形成された固定電極凹凸形状対向面5d
としての櫛歯形状の櫛歯形状対向面5dとからなり、
構造が簡単で、光走査を行なう振れ角が更に大きく、駆
動電圧が更に低く、低コストである。
【0030】シリコン基板6は、エッチングによる加工
により、反射手段1のミラーを保持する反射手段保持基
板2の両側面に、梁部材3aと梁部材3aが形成さ
れている。第1の基板6に、図示の矢印(A)方向から
位置合わせされて重ねた第2の基板7を直接接合、又
は、陽極接合した後に、重ねて接合された第1の基板6
と第2の基板の表面に、格安に絶縁状態が確保されるよ
うに形成される酸化珪素(SiO)の絶縁膜7c上に
形成された導電性薄膜からなる第1固定電極5a、第
1固定電極5aと、第2固定電極5bとしての第2固
定電極5b、第2固定電極5bに凹凸形状に形成さ
れた固定電極凹凸形状対向面5dの櫛歯形状の櫛歯形状
対向面5dが、可動電極4の凹凸形状に形成された可
動電極凹凸形状対向面4aの櫛歯形状の櫛歯形状対向面
4aと互い違いに対向して形成されている。櫛歯形状
対向面4aと第1固定電極5a、第1固定電極5a
と、第2固定電極5b、櫛歯形状対向面5d
は、図示のように駆動電圧印加手段9に接続され、駆動
電圧印加手段9による駆動電圧の印加で、静電力で梁部
材3aの梁部材3aと梁部材3aが回動して入射光
の反射方向を変えて光走査が行なわれるようになってい
る。この光走査装置0においては、共振状態における反
射手段1のミラーを保持する反射手段保持基板2の振れ
角(θ)は、θ=(Tq/I)・Kの式で与えられる。
但し、(Tq)は反射ミラー1が形成された反射手段保
持基板2に作用する静電駆動トルク、(I)は反射ミラ
ー1が形成された反射手段保持基板2の慣性モーメン
ト、(K)は共振周波数決まる常数である。
【0031】静電トルク(Tq)は、(Tq)∝S・
(V/g)、の式で与えられる。但し、(S)は可動
電極4の凹凸形状に形成された櫛歯形状対向面4a
第1固定電極5a、第1固定電極5aと、第2固定
電極5b、櫛歯形状対向面5d間との互い違いの対
向面積、(V)は上記駆動電圧印加手段9による印加電
圧、(g)は可動電極4の凹凸形状に形成された櫛歯形
状対向面4aと第1固定電極5a、第1固定電極5
と、第2固定電極5b、櫛歯形状対向面5d
との電極間距離である。光走査装置0は、第1の基板6
に第2の基板7を接合するため、可動電極4の凹凸形状
に形成された櫛歯形状対向面4aと互い違いに対向す
る第1固定電極5a、第1固定電極5aと、第2固
定電極5b、櫛歯形状対向面5dとの対向面積
(S)を、更に、大きくすることが出来るから、(T
q)∝S・(V/g)、の式において対向面積(S)
は、更に、大きく、可動電極4の凹凸形状に形成された
上記可動電極凹凸形状対向面4aの櫛歯形状の上記櫛歯
形状対向面4aと第1固定電極5a、第1固定電極
5aと、第2固定電極5b、第2固定電極5b
凹凸形状に形成された上記固定電極凹凸形状対向面5d
の櫛歯形状の上記櫛歯形状対向面5d間の電極間隙
(g)が更に小さくなり、静電トルク(Tq)は、更
に、大きく出来る。尚、光走査装置000についても同
様であり、その説明が重複するので以下の説明を省略す
るが、静電トルク(Tq)は、更に、大きく出来る。従
って、構造が簡単で、光走査を行なう振れ角が更に大き
く、駆動電圧が更に低く、低コストである光走査装置0
と光走査装置000を提供することが出来るようになっ
た。
【0032】図24及び図25は本発明の他の実施形態
に係る光走査装置の正面縦断面図、及び分解斜視図であ
り、同図において、静電力でねじり回動軸を回動して入
射光の反射方向を変えて光走査を行なう光走査装置00
は、入射光を正反射する反射ミラー1と、反射ミラー1
を保持する反射手段保持基板2と、反射手段保持基板2
を回動可能に両端部を支持する同一直線上に設けた複数
本の梁部材3aと梁部材3aからなるねじり回動軸
3と、梁部材3aと梁部材3aに支持された反射手
段保持基板2の側面に形成された可動電極4と、可動電
極4を梁部材3aと梁部材3aを介して第1固定電
極5aと対向して支持する第1の基板6と、第1の基板
6の可動電極4と第1固定電極5aを電気的に絶縁して
分離する分離部6aと、第1の基板6の上側に電気的
に絶縁して重ねて接合したシリコン基板7bと、第1の
基板6の下側に電気的に絶縁して重ねて接合した第3の
基板8のシリコン基板8bと、シリコン基板7bに可動
電極4と対向して形成された第2固定電極5bと、第3
の基板8のシリコン基板8bに可動電極4と対向して形
成された第3固定電極5cと、梁部材3aの梁部材3a
と梁部材3aに支持された反射ミラー1を保持する
反射手段保持基板2の側面の可動電極4の凹凸形状に形
成された可動電極凹凸形状対向面4aの櫛歯形状の櫛歯
形状対向面4aと、可動電極4の凹凸形状に形成され
た可動電極凹凸形状対向面4aの櫛歯形状の櫛歯形状対
向面4aを梁部材3aの梁部材3aと梁部材3a
を介して形成して支持する第1の基板6と、第1の基板
6に重ねた第2の基板と上記第3の基板8を接合して可
動電極4の凹凸形状に形成された上記可動電極凹凸形状
対向面4aの櫛歯形状の上記櫛歯形状対向面4aと互
い違いに対向する第1固定電極5aの第1固定電極5a
、第1固定電極5aと、第2固定電極5b、第2
固定電極5bと、第3固定電極5cの第3固定電極5
、第3固定電極5cに凹凸形状に形成された固定
電極凹凸形状対向面5dの櫛歯形状の櫛歯形状対向面5
とからなり、構造が簡単で、光走査を行なう振れ角
が更に大きく、駆動電圧が更に低く、低コストである。
【0033】シリコン基板6は、エッチングによる加工
により、反射ミラー1を保持する反射手段保持基板2の
両側面に、梁部材3aと梁部材3aが形成されてい
る。第1の基板6に、図示の矢印(A)方向から位置合
わせされて重ねた第2の基板と図示の矢印(B)方向か
ら位置合わせされて重ねた第3の基板8を直接接合、又
は、陽極接合した後に、重ねて接合された第1の基板
6、第2の基板と第3の基板8の表面に、形成された導
電性薄膜からなる第1固定電極5a、第1固定電極5
と、第2固定電極5b、第2固定電極5bと、
第3固定電極5c 、第3固定電極5cに凹凸形状に
形成された固定電極凹凸形状対向面5dの櫛歯形状の上
記櫛歯形状対向面5dが、可動電極4の凹凸形状に形
成された可動電極凹凸形状対向面4aの櫛歯形状の上記
櫛歯形状対向面4aと互い違いに対向して形成されて
いる。櫛歯形状対向面4aと第1固定電極5a、第
1固定電極5aと、第2固定電極5b、第2固定電
極5bと、第3固定電極5c、櫛歯形状対向面5d
とは、図示のように駆動電圧印加手段9に接続され、
駆動電圧印加手段9による駆動電圧の印加で、静電力で
梁部材3aの梁部材3aと梁部材3aが回動して入
射光の反射方向を変えて光走査が行なわれるようになっ
ている。光走査装置00においては、共振状態における
反射ミラー1を保持する反射手段保持基板2の振れ角
(θ)は、(θ)=(Tq/I)・Kの式で与えられ
る。但し、(Tq)は反射ミラー1が形成された反射手
段保持基板2に作用する静電駆動トルク、(I)は反射
ミラー1が形成された反射手段保持基板2の慣性モーメ
ント、(K)は共振周波数決まる常数である。
【0034】静電トルク(Tq)は、(Tq)∝S・
(V/g)、の式で与えられる。但し、(S)は櫛歯
形状対向面4aと第1固定電極5a、第1固定電極
5aと、第2固定電極5b、第2固定電極5b
と、第3固定電極5c、櫛歯形状対向面5d間と
の互い違いの対向面積、(V)は駆動電圧印加手段9に
よる印加電圧、(g)は櫛歯形状対向面4aと第1固
定電極5a、第1固定電極5aと、第2固定電極5
、第2固定電極5bと、第3固定電極5c 、櫛
歯形状対向面5d間との電極間距離である。光走査装
置00は、第1の基板6に第2の基板と第3の基板8を
接合するため、可動電極4の凹凸形状に形成された櫛歯
形状対向面4aと互い違いに対向する第1固定電極5
、第1固定電極5aと、第2固定電極5b、第
2固定電極5bと、第3固定電極5c、櫛歯形状対
向面5dとの対向面積(S)を、更に、大きくするこ
とが出来るから、(Tq)∝S・(V/g)、の式に
おいて対向面積(S)は、更に、大きく、櫛歯形状対向
面4aと第1固定電極5a、第1固定電極5a
と、第2固定電極5b、第2固定電極5bと、第
3固定電極5c、櫛歯形状対向面5d間の電極間隙
(g)が更に小さくなり、より静電トルク(Tq)は、
更に、大きく出来る。尚、光走査装置0000について
も同様であり、その説明が重複するので以下の説明を省
略するが、より静電トルク(Tq)は、更に、大きく出
来る。従って、構造が簡単で、光走査を行なう振れ角が
更に大きく、駆動電圧が更に低く、低コストである光走
査装置00と光走査装置0000を提供することが出来
るようになった。図26において、光走査装置0(0
0、000、0000)における、可動電極4は、共振
周波数調整用の櫛歯形状の共振周波数調整切片4bが形
成されている。
【0035】図30に図示するように、複数個の光走査
装置0等を用いる場合、同一の駆動周波数で駆動する。
駆動周波数は、光走査装置0等の共振周波数(f0)が
用いられる。光走査装置0等の共振周波数(f0)は、
(f0)=1/2π(√(Kθ/I))で与えられる。
但し、(Kθ)は梁部材3aの梁部材3aと梁部材3
のバネ常数、(I)は反射ミラー1が形成された反
射手段保持基板2の完成モーメントである。共振周波数
(f0)からずれた周波数で駆動した場合、振れ角
(θ)は非常に小さい値となる。よって、複数個の共振
周波数(f0)を同じ値になるように調節する必要があ
る。その場合は、可動電極4に形成された上記共振周波
数調整切片4bを割断することによって、簡単な構成と
方法で共振周波数(f0)を調節して、振れ角(θ)が
小さくなることを防止できる。従って、構造が簡単で、
振れ角(θ)が小さくなることを防止して、光走査を行
なう振れ角が更に大きく、駆動電圧が更に低く、更に低
コストである光走査装置0を提供することが出来るよう
になった。図27において、シリコン基板6の表面に位
置合わせされて重ねた第2の基板の上記ガラス板7d、
又は、再度、裏面に位置合わせされて重ねた図示しない
第3の基板8のガラス板8dの陽極接合は、陽極接合装
置20により、バキュームポンプ25により内部を負圧
に保ちながら、観測窓21から内部観察が行なわれ、重
り22で接合加重が50(gf/cm)に制御され、
電源23で接合電圧を500(V)×25(分)にコン
トロールされ、ヒーター24は接合温度を温度制御装置
24aにより500℃にコントロールされて製造される
から、接合強度が大きく、歩留まりも向上することが出
来る。従って、接合強度が大きく、歩留まりも向上した
光走査装置000又は光走査装置0000の製造方法を
提供することが出来るようになった。図28において、
光走査装置0(00、000、0000)における、可
動電極4に形成される共振周波数調整用の櫛歯形状の共
振周波数調整切片4bを、レーザ光(L)で割断するこ
とによって、共振周波数(f0)を調整して製造するか
ら、非接触により割断するため、他の装置にダメージを
与えることなく、共振周波数(f0)を調節できる。
【0036】図30に図示するように、複数個の光走査
装置0等を用いる場合、同一の駆動周波数で駆動するこ
とが要請される。駆動周波数は、光走査装置0等の共振
周波数(f0)が用いられる。光走査装置0等の共振周
波数(f0)は、(f0)=1/2π(√(Kθ/
I))で与えられる。但し、(Kθ)は梁部材3aの梁
部材3aと梁部材3aのバネ常数、(I)は反射ミ
ラー1が形成された反射手段保持基板2の完成モーメン
トである。共振周波数(f0)からずれた周波数で駆動
した場合、振れ角(θ)は非常に小さい値となる。よっ
て、複数個の共振周波数(f0)を同じ値になるように
調節する必要がある。そのために、共振周波数調整器3
0により、可動電極4に形成された上記共振周波数調整
切片4bに、レーザ発信器31からのレーザ光(L)が
反射ミラー22に反射されて、照射されて、上記共振周
波数調整切片4bが所定量を割断されて、複数個の共振
周波数(f0)が同じ値になるように調節されるから、
簡単な構成と方法で共振周波数(f0)を調節して、振
れ角(θ)が小さくなることを防止できる。従って、上
記共振周波数調整切片4bを、非接触により割断して、
他の装置にダメージを与えることなく、振れ角(θ)が
小さくなることを防止する共振周波数(f0)を調節し
て製造する光走査装置の製造方法を提供することが出来
るようになった。
【0037】図29と図30において、電子写真プロセ
スで光書き込みを行なって画像を形成する画像形成装置
100は、図示の矢印(C)方向に回動可能に保持され
て形成画像を担持する画像担持体101のドラム形状の
感光体と、帯電手段105で均一に帯電された上記画像
担持体101のドラム形状の感光体上を光走査装置0
(00、000、0000)等からなる潜像形成手段1
02で光書き込みを行なって潜像を形成し、上記潜像形
成手段102の光走査装置0等によって形成された潜像
を現像手段103で顕像化してトナー画像を形成し、上
記現像手段103で形成されたトナー画像を転写手段1
04で被転写体(P)の転写用紙に転写して、被転写体
(P)の転写用紙に転写されたトナー画像を定着手段1
06で定着した後に、被転写体(P)の転写用紙を排紙
トレイ107に排紙して収納される。他方、トナー画像
を上記転写手段104で被転写体(P)の転写用紙に転
写した後の上記画像担持体101のドラム形状の感光体
は、クリーニング手段108でクリーニングされて次工
程の画像形成に備えるようになっている。光走査装置0
からなる潜像形成手段102は、複数個の光走査装置0
等を主走査方向に配置されていて、書き込み幅に対し
て、複数個の光走査装置0等により書き込みが行なわれ
る(図30を参照)。光源102aは、半導体レーザで
あり、図示しない画像信号生成装置による画像信号に基
づき発光する。光源102aからの入射光束(R)を、
第1のレンズシステム102bを介して光走査装置0等
に照射し、光走査装置0等は画像情報に応じて、反射ミ
ラー1を通じて入射光束(R)を第2のレンズシステム
102cを通じて上記画像担持体101のドラム形状の
感光体上の表面に結像させるようになっている。従っ
て、構造が簡単で、光走査を行なう振れ角が大きく、駆
動電圧が低く、信頼性が向上して、強度も強く、歩留ま
りも高く、低コストである光走査装置0を具備する部品
数が少なく小型で製造コストも低く高精度で高速化にも
対応出来る電子写真プロセスで光書き込みを行なって画
像を形成する上記画像形成装置100を提供することが
出来るようになった。
【0038】図31において、光走査を行なって読み取
りを行なう読取装置200のバーコードリーダやスキャ
ナーは、光走査装置0(00、000、0000)等が
光走査を行って、読み取りを行なう入射光束(R)の反
射方向を変えて被読み取り面(O)を照射して、光走査
装置0等の光走査による被読み取り面(O)の光情報を
受光素子201で受光して読み取りが行なわれるように
なている。光走査装置0等は、光源202からの入射ビ
ーム(R)が光走査装置0等に照射され、光走査装置0
等の反射ミラー1により反射し、投影レンズ203、及
び、絞り204を介して被読み取り面(O)に投影す
る。従って、構造が簡単で、光走査を行なう振れ角が大
きく、駆動電圧が低く、歩留まりも高く、低コストであ
る光走査装置0を具備する、部品数が少なく小型で製造
コストも低く高精度で高速化にも対応出来る上記読取装
置200を提供することが出来るようになった。
【0039】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、請求項1の発明によれば、構造が簡単で、
光走査を行なう振れ角が大きく、駆動電圧が低く、低コ
ストである光走査装置を提供することが出来るようにな
った。請求項2の発明によれば、複数本の梁部材を同一
直線上に設けられて、構造が簡単で、光走査を行なう振
れ角が更に大きく、駆動電圧が更に低く、低コストであ
る上記光走査装置を提供することが出来るようになっ
た。請求項3の発明によれば、第1の基板が電気的に絶
縁する分離スリットからなり、構造が更に簡単で、光走
査を行なう振れ角が大きく、駆動電圧が低く、更に低コ
ストである光走査装置を提供することが出来るようにな
った。請求項4の発明によれば、第2の基板が電気的に
絶縁して分離され、構造が簡単で、光走査を行なう振れ
角が更に大きく、駆動電圧が更に低く、低コストである
光走査装置を提供することが出来るようになった。請求
項5の発明によれば、第2の基板が電気的に絶縁する分
離部を備え、構造が更に簡単で、光走査を行なう振れ角
が更に大きく、駆動電圧が更に低く、更に低コストであ
る光走査装置を提供することが出来るようになった。請
求項6の発明によれば、第3の基板により、構造が簡単
で、光走査を行なう振れ角が更に大きく、駆動電圧が更
に低く、低コストである光走査装置を提供することが出
来るようになった。請求項7の発明によれば、第3の基
板が電気的に絶縁して分離され、構造が簡単で、光走査
を行なう振れ角が更に大きく、駆動電圧が更に低く、低
コストである光走査装置を提供することが出来るように
なった。
【0040】請求項8の発明によれば、第3の基板が電
気的に絶縁する分離部を備え、構造が更に簡単で、光走
査を行なう振れ角が更に大きく、駆動電圧が更に低く、
更に低コストである光走査装置を提供することが出来る
ようになった。請求項9の発明によれば、第1の基板と
第2の基板が絶縁膜を介して重ねて接合されて、構造が
更に簡単で、光走査を行なう振れ角が更に大きく、駆動
電圧が更に低く、更に低コストである光走査装置を提供
することが出来るようになった。請求項10の発明によ
れば、第1の基板と第2の基板が直接接合されて、信頼
性が向上すると共にウエフアー単位で接合することが出
来るので接合コストが低下して、構造が簡単で、光走査
を行なう振れ角が更に大きく、駆動電圧が更に低く、更
に低コストである光走査装置を提供することが出来るよ
うになった。請求項11の発明によれば、第1の基板と
第3の基板が絶縁膜を介して重ねて接合されて、構造が
更に簡単で、光走査を行なう振れ角が更に大きく、駆動
電圧が更に低く、更に低コストである光走査装置を提供
することが出来るようになった。請求項12の発明によ
れば、第1の基板と第3の基板が直接接合されて、信頼
性が向上すると共にウエフアー単位で接合することが出
来るので接合コストが低下して、構造が簡単で、光走査
を行なう振れ角が更に大きく、駆動電圧が更に低く、更
に低コストである光走査装置を提供することが出来るよ
うになった。請求項13の発明によれば、第1の基板と
第2の基板が陽極接合されて、構造が簡単で、光走査を
行なう振れ角が更に大きく、駆動電圧が更に低く、接合
強度が大きく、歩留まりも向上して、更に低コストであ
る光走査装置を提供することが出来るようになった。
【0041】請求項14の発明によれば、第1の基板と
第3の基板が陽極接合されて、構造が簡単で、光走査を
行なう振れ角が更に大きく、駆動電圧が更に低く、接合
強度が大きく、歩留まりも向上して、更に低コストであ
る光走査装置を提供することが出来るようになった。請
求項15の発明によれば、可動電極が可動電極凹凸形状
対向面となり、構造が簡単で、光走査を行なう振れ角が
更に大きく、駆動電圧が更に低く、更に低コストである
光走査装置を提供することが出来るようになった。請求
項16の発明によれば、可動電極が可動電極凹凸形状対
向面の櫛歯形状対向面となり、構造が簡単で、光走査を
行なう振れ角が更に大きく、駆動電圧が更に低く、更に
低コストである光走査装置を提供することが出来るよう
になった。請求項17の発明によれば、固定電極が固定
電極凹凸形状対向面となり、構造が簡単で、光走査を行
なう振れ角が更に大きく、駆動電圧が更に低く、更に低
コストである光走査装置を提供することが出来るように
なった。請求項18の発明によれば、固定電極が固定電
極凹凸形状対向面の櫛歯形状対向面となり、構造が簡単
で、光走査を行なう振れ角が更に大きく、駆動電圧が更
に低く、更に低コストである光走査装置を提供すること
が出来るようになった。請求項19の発明によれば、可
動電極は共振周波数調整切片からなり、構造が簡単で、
振れ角が小さくなることを防止して、光走査を行なう振
れ角が更に大きく、駆動電圧が更に低く、更に低コスト
である光走査装置を提供することが出来るようになっ
た。
【0042】請求項20の発明によれば、信頼性が向上
すると共に接合コストが低下して低コストとなる、構造
が簡単で光走査を行なう振れ角が大きく駆動電圧が低く
低コストである光走査装置の製造方法を提供することが
出来るようになった。請求項21の発明によれば、接合
強度が大きく歩留まりも向上する、構造が簡単で光走査
を行なう振れ角が大きく駆動電圧が低く低コストである
光走査装置の製造方法を提供することが出来るようにな
った。請求項22の発明によれば、非接触により他の装
置にダメージを与えることなく振れ角が小さくなること
を防止する共振周波数を調節する、構造が簡単で光走査
を行なう振れ角が大きく駆動電圧が低く低コストである
光走査装置の製造方法を提供することが出来るようにな
った。請求項23の発明によれば、構造が簡単で光走査
を行なう振れ角が大きく駆動電圧が低く信頼性が向上し
て強度も強く歩留まりも高く低コストである上記光走査
装置を具備する、部品数が少なく小型で製造コストも低
く高精度で高速化にも対応出来る電子写真プロセスで光
書き込みを行なって画像を形成する画像形成装置を提供
することが出来るようになった。請求項24の発明によ
れば、構造が簡単で光走査を行なう振れ角が大きく駆動
電圧が低く信頼性が向上して強度も強く歩留まりも高く
低コストである上記光走査装置を具備する、部品数が少
なく小型で製造コストも低く高精度で高速化にも対応出
来る読取装置を提供することが出来るようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例を示す光走査装置を説明
する説明図である。
【図2】本発明の実施の形態例を示す光走査装置の主要
部を説明する展開図である。
【図3】本発明の実施の形態例を示す光走査装置の他の
主要部を説明する説明図である。
【図4】本発明の実施の形態例を示す光走査装置の他の
主要部を説明する反射手段の振れ角、第1固定電極の駆
動パルスと第2固定電極の駆動パルス(シリコン基板)
の特性を説明するグラフ図である。
【図5】本発明の実施の形態例を示す光走査装置の他の
主要部を説明する静電駆動トルク(電極間トルク)と反
射手段の振れ角の特性を説明するグラフ図である。
【図6】本発明の実施の形態例を示す光走査装置の他の
主要部の動作を説明する説明図である。
【図7】本発明の他の実施の形態例を示す光走査装置を
説明する説明図である。
【図8】本発明の他の実施の形態例を示す光走査装置の
主要部を説明する展開図である。
【図9】本発明の他の実施の形態例を示す光走査装置の
他の主要部を説明する説明図である。
【図10】本発明の他の実施の形態例を示す光走査装置
の他の主要部を説明する反射手段の振れ角、第1固定電
極の駆動パルス、第2固定電極の駆動パルス(シリコン
基板)と第3固定電極の駆動パルス(シリコン基板)の
特性を説明するグラフ図である。
【図11】本発明の他の実施の形態例を示す光走査装置
の他の主要部の動作を説明する説明図である。
【図12】本発明の他の実施の形態例を示す光走査装置
を説明する説明図である。
【図13】本発明の他の実施の形態例を示す光走査装置
の主要部を説明する展開図である。
【図14】本発明の他の実施の形態例を示す光走査装置
の他の主要部を説明する説明図である。
【図15】本発明の他の実施の形態例を示す光走査装置
の他の主要部を説明する反射手段の振れ角、第1固定電
極の駆動パルス、第2固定電極の駆動パルス(ガラス基
板)の特性を説明するグラフ図である。
【図16】本発明の他の実施の形態例を示す光走査装置
の他の主要部の動作を説明する説明図である。
【図17】本発明の他の実施の形態例を示す光走査装置
を説明する説明図である。
【図18】本発明の他の実施の形態例を示す光走査装置
の主要部を説明する展開図である。
【図19】本発明の他の実施の形態例を示す光走査装置
の他の主要部を説明する説明図である。
【図20】本発明の他の実施の形態例を示す光走査装置
の他の主要部を説明する反射手段の振れ角、第1固定電
極の駆動パルス、第2固定電極の駆動パルス(ガラス基
板)と第3固定電極の駆動パルス(ガラス基板)の特性
を説明するグラフ図である。
【図21】本発明の他の実施の形態例を示す光走査装置
の他の主要部の動作を説明する説明図である。
【図22】本発明の他の実施の形態例を示す光走査装置
を説明する説明図である。
【図23】本発明の他の実施の形態例を示す光走査装置
を説明する展開図である。
【図24】本発明の他の実施の形態例を示す光走査装置
を説明する説明図である。
【図25】本発明の他の実施の形態例を示す光走査装置
を説明する展開図である。
【図26】本発明の他の実施の形態例を示す光走査装置
の主要部を説明する斜視図である。
【図27】本発明の実施の形態例を示す光走査装置の製
造方法を説明する説明図である。
【図28】本発明の他の実施の形態例を示す光走査装置
の製造方法を説明する説明図である。
【図29】本発明の実施の形態例を示す光走査装置を具
備する画像形成装置を説明する説明図である。
【図30】本発明の実施の形態例を示す光走査装置を具
備する画像形成装置の主要部を説明する説明図である。
【図31】本発明の実施の形態例を示す光走査装置を具
備する読取装置を説明する説明図である。
【図32】従来の光走査装置を説明する説明図である。
【図33】従来の光走査装置を説明する斜視図である。
【図34】従来の光走査装置の反射ミラーの振れ角と固
定電極の駆動パルスの特性を説明するグラフ図である。
【符号の説明】
0 光走査装置、00、光走査装置、 000、光走査装置、 0000、光走査装置 1 反射手段 2 反射手段保持基板 3 ねじり回動軸、3a 梁部材、3a 梁部材、 3a 梁部材 4 可動電極、4a 可動電極凹凸形状対向面、4a
櫛歯形状対向面、 4b 共振周波数調整切片 5 固定電極、5a 第1固定電極、5a 第1固定
電極、 5a 第1固定電極、 5b 第2固定電極、5b 第2固定電極、 5b 第2固定電極、 5c 第3固定電極、5c 第3固定電極、 5c 第3固定電極。 5d 固定電極凹凸形状対向面、5d 櫛歯形状対向
面 6 第1の基板、6a 第1電気的絶縁分離手段、6a
分離スリット 7 第2の基板、7a 第2電気的絶縁分離手段、7a
分離部、 7b シリコン基板、 7c 絶縁膜、 7d ガラス基板 8 第3の基板、8a 第3電気的絶縁分離手段、8a
分離部、 8b シリコン基板、 8c 絶縁膜、 8d ガラス基板 9 駆動電圧印加手段 20 陽極接合装置 21 観測窓 22 重り 23 電源 24 ヒータ、24a 温度制御装置 25 バキュームポンプ 30 共振周波数調整器 31 レーザ発信器 100 画像形成装置 101 画像担持体 102 潜像形成手段、102a 光源、 102b 第1のレンズシステム、 102c 第2のレンズシステム 103 現像手段 104 転写手段 105 帯電手段 106 定着手段 107 排紙トレイ 108 クリーニング手段 200 読取装置 201 受光素子 202 光源 203 投影レンズ 204 絞り 300 光走査装置 301 反射ミラー 302 ミラー基板 303 ねじり回動軸、303a 梁部材、 303b 梁部材 304 可動電極 305 基板 306 固定電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/036 B41J 3/00 D 1/19 H04N 1/04 102 Fターム(参考) 2C362 BA17 2H045 AB02 AB06 AB10 AB26 AB38 AB73 5C051 AA01 AA02 BA02 CA06 DB01 DB02 DB22 DB24 DB30 DC04 DC07 5C072 AA01 AA03 BA01 BA02 BA03 BA04 CA02 DA02 DA04 DA18 DA21 EA04 HA01 HA14 WA05

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電力でねじり回動軸を回動して入射光
    の反射方向を変えて光走査を行なう光走査装置におい
    て、入射光を正反射する反射手段と、上記反射手段を保
    持する反射手段保持基板と、上記反射手段保持基板を回
    動可能に両端部を支持する梁部材からなるねじり回動軸
    と、上記ねじり回動軸に支持された上記反射手段保持基
    板の側面に形成された可動電極と、上記可動電極を上記
    ねじり回動軸を介して固定電極の第1固定電極と対向し
    て支持する第1の基板と、上記第1の基板の上記可動電
    極と上記第1固定電極を電気的に絶縁して分離する第1
    電気的絶縁分離手段と、上記第1の基板に電気的に絶縁
    して重ねて接合した第2の基板と、上記第2の基板に上
    記可動電極と対向して形成された第2固定電極からなる
    ことを特徴とする光走査装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光走査装置において、
    ねじり回動軸は、反射手段保持基板を回動可能に両端部
    を支持する同一直線上に設けた複数本の梁部材からなる
    ことを特徴とする光走査装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の光走査装置にお
    いて、第1電気的絶縁分離手段は、第1の基板の可動電
    極と第1固定電極とを、分離して電気的に絶縁する分離
    スリットからなることを特徴とする光走査装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3に記載の光走査装置
    において、第2の基板に形成された第2固定電極は、第
    2電気的絶縁分離手段により電気的に絶縁して分離した
    複数個からなることを特徴とする光走査装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の光走査装置において、
    第2電気的絶縁分離手段は、第2の基板に形成された第
    2固定電極を、電気的に絶縁する分離部からなることを
    特徴とする光走査装置。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4又5に記載の光走
    査装置において、第1の基板に対して、電気的に絶縁し
    て重ねて接合した第3の基板を備え、上記第3の基板は
    可動電極と対向して形成された第3固定電極を備えるこ
    とを特徴とする光走査装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の光走査装置において、
    第3の基板に形成された第3固定電極は、第3電気的絶
    縁分離手段により電気的に絶縁して分離された複数個か
    らなることを特徴とする光走査装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の光走査装置において、
    第3電気的絶縁分離手段は、第3の基板に形成された第
    3固定電極を、電気的に絶縁する分離部からなることを
    特徴とする光走査装置。
  9. 【請求項9】 請求項1、2、3、4、5、6、7又は
    8に記載の光走査装置において、第1の基板は、第2の
    基板のシリコン基板と絶縁膜を介して重ねて接合されて
    いることを特徴とする光走査装置。
  10. 【請求項10】 請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8又は9に記載の光走査装置において、第1の基板は、
    第2の基板のシリコン基板と直接接合により重ねて接合
    されていることを特徴とする光走査装置。
  11. 【請求項11】 請求項6、7、8、9又は10に記載
    の光走査装置において、第1の基板は、第3の基板のシ
    リコン基板と絶縁膜を介して重ねて接合されていること
    を特徴とする光走査装置。
  12. 【請求項12】 請求項6、7、8、9、10又は11
    に記載の光走査装置において、第1の基板は、第3の基
    板のシリコン基板と直接接合により重ねて接合されてい
    ることを特徴とする光走査装置。
  13. 【請求項13】 請求項1、2、3、4、5、6、7又
    は8に記載の光走査装置において、第1の基板は、第2
    の基板のガラス基板と陽極接合により接合されているこ
    とを特徴とする光走査装置。
  14. 【請求項14】 請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8又は13に記載の光走査装置において、第1の基板
    は、第3の基板のガラス基板と陽極接合により接合され
    ていることを特徴とする光走査装置。
  15. 【請求項15】 請求項1乃至14の何れか一項に記載
    の光走査装置において、可動電極は、固定電極に対向す
    る対向面が凹凸形状の可動電極凹凸形状対向面からなる
    ことを特徴とする光走査装置。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の光走査装置におい
    て、可動電極凹凸形状対向面は、櫛歯形状の櫛歯形状対
    向面からなることを特徴とする光走査装置。
  17. 【請求項17】 請求項1乃至16の何れか一項に記載
    の光走査装置において、固定電極は、可動電極に対向す
    る対向面が凹凸形状の固定電極凹凸形状対向面からなる
    ことを特徴とする光走査装置。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の光走査装置におい
    て、固定電極凹凸形状対向面は、櫛歯形状の櫛歯形状対
    向面からなることを特徴とする光走査装置。
  19. 【請求項19】 請求項1乃至18の何れか一項に記載
    の光走査装置において、可動電極は、共振周波数調整用
    の櫛歯形状の共振周波数調整切片からなることを特徴と
    する光走査装置。
  20. 【請求項20】 静電力でねじり回動軸を回動して入射
    光の反射方向を変えて光走査を行なう請求項1、2、
    3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、1
    5、16、17、18又は19に記載の光走査装置の製
    造方法において、第1の基板に、第2の基板のシリコン
    基板又は第3の基板のシリコン基板を真空中で重ね、大
    気に解放後に加熱する直接接合で製造することを特徴と
    する光走査装置の製造方法。
  21. 【請求項21】 静電力でねじり回動軸を回動して入射
    光の反射方向を変えて光走査を行なう請求項1、2、
    3、4、5、6、7、8、13、14、15、16、1
    7、18、19又は20に記載の光走査装置の製造方法
    において、第1の基板と、第2の基板のガラス基板又は
    第3の基板のガラス基板を真空中で、接合荷重を加え、
    接合電圧を印加し、接合温度に加熱する陽極接合で製造
    することを特徴とする光走査装置の製造方法。
  22. 【請求項22】 静電力でねじり回動軸を回動して入射
    光の反射方向を変えて光走査を行なう請求項19に記載
    の光走査装置の製造方法において、共振周波数調整切片
    を、レーザ光で割断することによって、共振周波数を調
    整して製造することを特徴とする光走査装置の製造方
    法。
  23. 【請求項23】 電子写真プロセスで光書き込みを行な
    って画像を形成する画像形成装置において、回動可能に
    保持されて形成画像を担持する画像担持体と、上記画像
    担持体上を光書き込みを行なって潜像を形成する請求項
    1乃至19の何れか一項に記載の光走査装置からなる潜
    像形成手段と、上記潜像形成手段によって形成された潜
    像を顕像化してトナー画像を形成する現像手段と、上記
    現像手段で形成されたトナー画像を被転写体に転写する
    転写手段とからなることを特徴とする画像形成装置。
  24. 【請求項24】 光走査を行なって読み取りを行なう読
    取装置において、被読み取り面を光走査する請求項1乃
    至19の何れか一項に記載の光走査装置と、上記光走査
    装置が被読み取り面を光走査した反射光を受光する受光
    素子とからなることを特徴とする読取装置。
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