JP2003240112A - 自動変速機の油圧制御装置 - Google Patents

自動変速機の油圧制御装置

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JP2003240112A JP2002035096A JP2002035096A JP2003240112A JP 2003240112 A JP2003240112 A JP 2003240112A JP 2002035096 A JP2002035096 A JP 2002035096A JP 2002035096 A JP2002035096 A JP 2002035096A JP 2003240112 A JP2003240112 A JP 2003240112A
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atf
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創 横山
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Kazushi Nakatani
一志 中谷
Nin Mori
認 毛利
Taku Ito
卓 伊東
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/0003Arrangement or mounting of elements of the control apparatus, e.g. valve assemblies or snapfittings of valves; Arrangements of the control unit on or in the transmission gearbox
    • F16H61/0009Hydraulic control units for transmission control, e.g. assembly of valve plates or valve units

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  • General Details Of Gearings (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ATFの温度の影響を受けにくく、油圧が高
精度に制御される自動変速機の油圧制御装置を提供す
る。 【解決手段】 オイルポンプから吐出されたATFの油
圧を調整する電磁弁1は弁部30とソレノイド部50と
からなる。弁部30はハウジング23の内部に搭載さ
れ、ソレノイド部50はハウジング23から突出して設
置されている。電磁弁1は、ソレノイド部50がストレ
ーナ22の吸入口24の近傍に位置するように設置され
ている。ATFは吸入口24へ流入される際に撹拌さ
れ、ATFの温度はほぼ均一になる。そのため、ソレノ
イド部50を吸入口24の近傍に配置することにより、
電磁弁1の温度による影響が低減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の摩擦要素の
係合または解放により変速比を変更する自動変速機の油
圧制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車の自動変速機の油圧制御に
用いられる油圧制御装置は、電磁制御部を構成する電磁
弁を有している。電磁弁は、油路を開閉する弁部と弁部
を駆動するソレノイド部とを有している。電磁弁は、ソ
レノイド部への電力の供給が断続されることにより、油
圧供給部から自動変速機の摩擦要素へ供給される油圧を
制御し、摩擦要素の係合または解放を行っている。
【0003】ソレノイド部は温度により制御特性が変化
するため、電磁弁を無作為に配置すると、周囲の温度の
影響を受けソレノイド部の制御特性が不安定となる。そ
の結果、電磁弁による制御圧の精密な制御が困難にな
る。例えば、電磁弁は自動変速機用のオイル(以下、
「ATF」)が蓄えられているオイルパンの内部に設置
される。ATFは、場所によって温度分布を有している
ため、電磁弁が設置される位置によって電磁弁の制御特
性が変化する。
【0004】そこで、例えば特開平4−249648号
公報に開示されている技術の場合、電磁弁のソレノイド
部がATFに浸漬されないように設置している。ソレノ
イド部をATFに浸漬しないようにすることにより、A
TFの温度による制御特性への影響を低減している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ソレノ
イド部をATFに浸漬しない場合、ATFの温度分布に
よる影響は回避できるものの、ソレノイド部自身の発熱
により電磁弁の制御特性にばらつきが生じる。そのた
め、ATFの油圧を精密に制御することが困難であると
いう問題がある。
【0006】ところで、自動変速機にはATFを蓄える
ためのオイルパンが設置されている。しかし、オイルパ
ンは、地上からの所定の距離を確保するため、底部が自
動変速機の駆動軸と所定の角度をなすように形成されて
いる。そのため、自動変速機の底部に設置されている油
圧制御装置とオイルパンとの間の距離は、油圧制御装置
の位置によって異なっている。これにより、油圧制御装
置に搭載されている電磁弁とオイルパンとの距離も異な
り、電磁弁のソレノイド部からオイルパンの外部に漏れ
る駆動音にばらつきが生じる。その結果、電磁弁のソレ
ノイド部とオイルパンとの間の距離が短い場合、オイル
パンの外部に漏れる騒音が増大するという問題がある。
【0007】また、油圧制御装置では球状の弁部材を有
する電磁弁が用いられている。このような電磁弁とし
て、例えば特開平10−9432号公報に開示されてい
るものが公知である。特開平10−9432号公報に開
示されている電磁弁によると、弁部材が移動する際の衝
撃により発生する打撃音を低減するため、弁部材をシャ
フト方向へ付勢するスプリングが設置されている。しか
し、スプリングは流入口と流出口とを連通する流体通路
内に設置されている。そのため、ATFのように低温時
における粘度が大きな流体を用いると、スプリングが流
体の流動抵抗となって流体通路内の流体の流れが悪化
し、電磁弁による作動油の圧力の精密な制御が困難であ
るという問題がある。
【0008】そこで、本発明の目的は、ATFの温度の
影響を受けにくく、油圧が高精度に制御される自動変速
機の油圧制御装置を提供することにある。本発明の他の
目的は、外部に漏れる駆動音が低減される自動変速機の
油圧制御装置を提供することにある。本発明の他の目的
は、流体の流動抵抗が低減され、流体の油圧が高精度に
制御される自動変速機の油圧制御装置を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1または
3記載の油圧制御装置によると、電磁制御部はストレー
ナの吸入口の近傍に設置されている。自動変速機の作動
に用いられる例えばATFなどの作動油は、作動油に含
まれる異物を除去するためストレーナに吸入される。そ
のため、温度分布のある作動油は吸入口から吸入される
際に撹拌され、吸入口の周囲における温度は安定する。
電磁制御部を作動油の温度が安定している吸入口の近傍
に設置することにより、電磁制御部は作動油の温度によ
る影響を受けにくくなる。したがって、作動油の流量お
よび油圧を精密に制御することができる。また、電磁制
御部を吸入口の近傍に設置することにより、電磁制御部
は作動油に浸漬される。そのため、電磁制御部自身の発
熱による制御特性のばらつきも低減することができる。
したがって、作動油の油圧を精密に制御することができ
る。
【0010】本発明の請求項2記載の油圧制御装置によ
ると、電磁制御部はストレーナのクリーンサイドに設置
されている。クリーンサイド側にはストレーナにより異
物が除去された作動油が流入する。そのため、電磁制御
部を十分に撹拌された作動油に浸漬することができ、作
動油の温度による影響を低減することができる。したが
って、作動油の油圧を精密に制御することができる。
【0011】本発明の請求項4記載の油圧制御装置によ
ると、電磁制御部はハウジングの外縁部よりも内側に配
置されている。ハウジングの外縁部よりも内側に電磁制
御部を配置することにより、電磁制御部とオイルパンと
の間の距離を大きくすることができる。したがって、外
部に漏れる電磁制御部の駆動音を低減することができ
る。
【0012】本発明の請求項5記載の油圧制御装置によ
ると、電磁制御部は変速電磁制御部または配分比電磁制
御部の少なくとも一方である。油圧制御装置から外部に
漏れる駆動音は例えば自動車が走行中のようにロードノ
イズあるいはエンジン音が大きなときは気にならない。
これに対し、例えば自動車の停車中あるいは走行開始時
には駆動音が気になりやすい。そこで、例えばニュート
ラル位置から前進位置または後進位置への切換時に駆動
される変速電磁制御部をハウジングの外縁部よりも内側
に配置することにより、気になりやすい変速電磁制御部
の駆動音を低減することができる。
【0013】本発明の請求項6記載の油圧制御装置によ
ると、電磁弁のボディには流入口と流体通路とを連通す
るバイパス通路が形成されている。これにより、流入口
からボディへ流入した作動油は付勢部材の外周側に形成
されているバイパス通路を流れる。例えば、ATFなど
のように低温時の粘度が大きな作動油を用いる場合で
も、流体通路に設置された付勢部材の影響を低減するこ
とができる。したがって、流体の油圧を高精度に制御す
ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明による自動変速機の
油圧制御装置を示す複数の実施例を図面に基づいて説明
する。(第1実施例)本発明の第1実施例による油圧制
御装置を適用した自動変速機を図2に示す。自動変速機
10は、自動変速機本体11と、油圧制御装置20と、
オイルパン12とから構成されている。自動変速機本体
11は、トルクコンバータ13を介して図示しないエン
ジンの駆動軸と接続されている入力軸14を有してい
る。入力軸14に入力された駆動力は複数の摩擦要素が
設置されているギア部15により変速された後、出力軸
16から出力される。自動変速機本体11には油圧制御
装置20の油圧供給部としてのオイルポンプ21が設置
されている。オイルポンプ21は、入力軸14に入力さ
れた駆動力により駆動される。
【0015】油圧制御装置20は、上述のオイルポンプ
21、ストレーナ22および電磁制御部としての電磁弁
1を備えている。オイルポンプ21で加圧された作動油
であるATFは、電磁弁1により油圧が制御されギア部
15へ供給される。油圧制御装置20は、オイルパン1
2の内部に収容されている。油圧制御装置20はハウジ
ング23を有しており、ハウジング23に電磁弁1が搭
載されている。オイルパン12は、自動変速機本体11
の底部に設置されている。オイルパン12は例えば箱形
状の容器であり、内部にATFが蓄えられている。オイ
ルパン12に蓄えられているATFは、オイルポンプ2
1が駆動されることによりストレーナ22へ吸入され
る。
【0016】ストレーナ22は、ハウジング23のオイ
ルパン12側に設置されており、オイルパン12側にA
TFが吸入される吸入口24が形成されている。ストレ
ーナ22の内部にはフィルタ部材25が収容されてい
る。ストレーナ22の吸入口24から吸入されたATF
は、フィルタ部材25を通過し、ハウジング23に形成
されているATF通路26を経由してオイルポンプ21
へ汲み上げられる。ATFがフィルタ部材25を通過す
ることにより、ATFに含まれる例えば金属粉などの異
物が除去される。オイルポンプ21で加圧されたATF
は、電磁弁1により油圧が調整された後、ギア部15へ
供給される。
【0017】電磁弁1は、図1に示すようにハウジング
23に搭載されている。電磁弁1は、図3に示すように
弁部30とソレノイド部50とから構成されている。電
磁弁1は、図1(B)および図1(C)に示すように弁
部30がハウジング23の内部に設置され、ソレノイド
部50がハウジング23からオイルパン12側へ突出し
て設置されている。電磁弁1としては、ギア部15の摩
擦要素の係合または解放をするための油圧を調整する変
速用の電磁弁、ならびに車両の前輪または後輪に駆動力
を分配する図示しない配分比制御部に供給するための油
圧を調整する配分比制御用の電磁弁がある。これらの電
磁弁1は、ストレーナ22に形成されている吸入口24
の周囲に設置されている。そのため、オイルパン12に
蓄えられているATFは、図1の矢印で示すように電磁
弁1のソレノイド部50の近傍を通過してストレーナ2
2の吸入口24へ流入する。
【0018】また、各電磁弁1は、図1に示すようにハ
ウジング23の外縁部23aよりも内周側に搭載されて
いる。すなわち、電磁弁1は、ハウジング23のオイル
パン12側の端部からオイルパン12方向へ突出して搭
載されている。これにより、電磁弁1はオイルパン12
からの距離が大きな位置に搭載される。そのため、オイ
ルパン12の外部へ漏れる電磁弁1の駆動音が低減され
る。
【0019】次に、電磁弁1について説明する。図3に
示すように、電磁弁1は弁部30およびソレノイド部5
0から構成されている。弁部30は弁ボディ31と弁部
材41とから構成されている。弁ボディ31は概ね筒形
状に形成されており、流入口32、流出口33および流
体通路34を有している。流入口32はオイルポンプ2
1の出口側に連通しており、オイルポンプ21から吐出
されたATFは流入口32から電磁弁1へ流入する。流
出口33はギア部15に連通しており、圧力が調整され
たATFは流出口33からギア部15へ供給される。流
出口33とギア部15とは油圧排出部としての図示しな
い油圧通路により連通されている。流体通路34は流入
口32と流出口33とを連通している。また、弁ボディ
31には、バイパス通路35が形成されている。バイパ
ス通路35は流入口32と流体通路34とを連通する通
路であり、弁ボディ31の内壁側に形成されている。
【0020】弁部材41は球形状に形成されており、弁
ボディ31に形成されている流体通路34内を移動可能
である。弁ボディ31に形成されている段差部36には
付勢部材としてのスプリング42が当接している。スプ
リング42の反段差部側の端部は弁部材41に当接して
いる。これにより、弁部材41は反流入口方向へ付勢さ
れている。スプリング42の外周側に位置する弁ボディ
31の内壁側には上述のバイパス通路35が形成されて
いる。
【0021】ソレノイド部50は、固定コア51、可動
コア52およびコイル53などから構成されている。固
定コア51の内部にはコイル53が収容されており、コ
イル53に通電されることにより発生する電磁吸引力に
より可動コア52は固定コア51に吸引される。可動コ
ア52にはシャフト54が一体に接続されている。シャ
フト54の反可動コア側の端部は弁部材41に当接して
いる。弁部材41およびシャフト54により特許請求の
範囲に記載の可動部材が構成されている。可動コア52
は、ガイド部材55の内周側を往復移動可能である。ガ
イド部材55にはドレイン口56が形成されている。ド
レイン口56は電磁弁1の外部に連通しており、不要な
ATFはドレイン口56からオイルパン12内へ排出さ
れる。弁部30の弁ボディ31とソレノイド部50のガ
イド部材55とにより、特許請求の範囲に記載のボディ
が構成されている。可動コア52の反弁部材側の端部に
はスプリング57が当接しており、スプリング57は可
動コア52を弁部材41方向へ付勢している。一方、ス
プリング42は弁部材41をシャフト54方向へ付勢し
ている。
【0022】スプリング57の付勢力はスプリング42
の付勢力よりも大きなため、コイル53に通電されてい
ないとき、シャフト54は弁部材41をスプリング42
の付勢力に抗して押圧する。これにより、弁部材41は
ガイド部材55の端部に形成されているシート部58か
ら離座し、流入口32と流出口33とは連通する。その
ため、コイル53に通電されていないとき、流入口32
から流出口33へのATFの流れ、すなわちオイルポン
プ21からギア部15へのATFの流れが形成される。
一方、シャフト54に形成されているシール部541は
ガイド部材55に形成されている段差部59に着座して
いる。そのため、流出口33とドレイン口56との間の
ATFの流れは閉塞されている。
【0023】コイル53に通電されると、固定コア51
に発生する磁気吸引力により可動コア52は固定コア5
1方向へ移動する。可動コア52とともにシャフト54
は固定コア51方向へ移動し、シール部541は段差部
59から離座する。これにより、流出口33とドレイン
口56とは連通し、ギア部15のATFはドレイン口5
6からオイルパン12内へ排出される。一方、シャフト
54が固定コア51方向へ移動することにより、弁部材
41はスプリング42の付勢力によりシート部58に着
座する。これにより、流入口32と流出口33との間の
ATFの流れは閉塞される。
【0024】次に、第1実施例による油圧制御装置20
のATFの流れについて簡単に説明する。第1実施例に
よる油圧制御装置20の場合、油圧を制御する電磁弁1
はソレノイド部50がストレーナ22の吸入口24の近
傍に設置されている。そのため、オイルパン12内に蓄
えられているATFは、図1の矢印で示すようにストレ
ーナ22の周囲から吸入口24へ流入する。これによ
り、オイルパン12内のATFはストレーナ22の吸入
口24の周囲で十分に撹拌され、ストレーナ22に流入
するATFの温度は概ね均一となる。
【0025】第1実施例では、ストレーナ22の吸入口
24の近傍に設置されている複数の電磁弁1はATFに
よりほぼ均一な温度に調整される。また、電磁弁1のソ
レノイド部50はATFに浸漬されるので、ソレノイド
部50の発熱はATFに吸収される。そのため、ソレノ
イド部50が受ける温度による影響は低減され、電磁弁
1の作動は安定する。したがって、電磁弁1から吐出さ
れるATFの油圧を精密に制御することができる。
【0026】また、第1実施例では、電磁弁1はハウジ
ング23の外縁部23aよりも内周側に設置されてい
る。そのため、オイルパン12からの距離を大きく保つ
ことができる。したがって、ソレノイド部50の駆動音
などの騒音を低減することができる。また、特にニュー
トラル位置から前進位置または後進位置への切換時に駆
動される変速用の電磁弁をハウジング23の外縁部より
も内側に配置することにより、発進時などエンジン音が
小さなときに気になりやすいソレノイド部50の駆動音
の漏れを低減することができる。
【0027】さらに、第1実施例では、電磁弁1の弁ボ
ディ31にバイパス通路35を形成している。バイパス
通路35はスプリング42の外周部を経由して流入口3
2と流体通路34とを連通している。バイパス通路35
を形成することにより、温度の低下とともに粘度が高く
なるATFを用いる場合でも、ATFはスプリング42
の影響を受けることなく流入口32から流体通路34へ
流れることができる。したがって、ATFの低温時で
も、電磁弁1によりATFの油圧を高精度に制御するこ
とができる。
【0028】(第2実施例)本発明の第2実施例による
油圧制御装置を図4に示す。第1実施例と実質的に同一
の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。図4に
示すように、第2実施例による油圧制御装置20は、電
磁弁1がストレーナ22のクリーンサイドに設置されて
いる。すなわち、電磁弁1はフィルタ部材25のATF
出口側に位置するとともに、ストレーナ22の内部に位
置している。吸入口24からストレーナ22に流入した
ATFはフィルタ部材25を通過することにより、撹拌
が促進される。そのため、ATFの温度はより均一とな
って電磁弁1のソレノイド部50の周囲を流れる。
【0029】第2実施例では、フィルタ部材25を通過
したATFが電磁弁1のソレノイド部50の周囲を流れ
るため、複数の電磁弁1はATFによりほぼ均一な温度
に調整される。そのため、ソレノイド部50が受ける温
度による影響は低減され、電磁弁1の作動は安定する。
したがって、電磁弁1から吐出されるATFの油圧をよ
り精密に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による油圧制御装置を示す
模式図であって、(A)はオイルパン側からみた平面
図、(B)は(A)のB−B線で切断した断面図、
(C)は(A)のC−C線で切断した断面図である。
【図2】本発明の第1実施例による油圧制御装置を適用
した自動変速機を示す模式図である。
【図3】本発明の第1実施例による油圧制御装置の電磁
弁を示す模式的な断面図である。
【図4】本発明の第2実施例による油圧制御装置を示す
模式図であって、(A)はオイルパン側からみた平面
図、(B)は(A)のB−B線で切断した断面図、
(C)は(A)のC−C線で切断した断面図である。
【符号の説明】
1 電磁弁(電磁制御部) 10 自動変速機 11 自動変速機本体 15 ギア部(摩擦要素) 20 油圧制御装置 21 オイルポンプ(油圧供給部) 22 ストレーナ 23 ハウジング 23a 外縁部 24 吸入口 25 フィルタ部材 31 弁ボディ(ボディ) 32 流入口 33 流出口 34 流体通路 35 バイパス通路 41 弁部材(可動部材) 42 スプリング(付勢部材) 51 固定コア 52 可動コア 53 コイル 54 シャフト(可動部材) 55 ガイド部材(ボディ)
フロントページの続き (72)発明者 平川 茂樹 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 中谷 一志 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 毛利 認 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 伊東 卓 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 3J552 MA01 MA06 PA54 PA70 PB01 QA26 QA41B QA44B QA45B

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の摩擦要素の係合または解放により
    変速比を変更する自動変速機の油圧制御装置であって、 前記摩擦要素へ供給される作動油を所定油圧まで加圧す
    る油圧供給部と、 前記油圧供給部の入口側に設置され、前記作動油が吸入
    される吸入口が形成され、前記作動油に含まれる異物を
    除去するストレーナと、 前記ストレーナの前記吸入口の近傍に配置され、前記摩
    擦要素の係合または解放を制御する電磁制御部と、 を備えることを特徴とする油圧制御装置。
  2. 【請求項2】 前記電磁制御部は、前記ストレーナのク
    リーンサイドに設置されていることを特徴とする請求項
    1記載の油圧制御装置。
  3. 【請求項3】 前記電磁制御部は、前記吸入口と油圧排
    出部との間に設置されていることを特徴とする請求項1
    または2記載の油圧制御装置。
  4. 【請求項4】 複数の摩擦要素の係合または解放により
    変速比を変更する自動変速機の油圧制御装置であって、 前記摩擦要素の係合または解放を制御する電磁制御部
    と、 前記電磁制御部が設置されているハウジングとを備え、 前記電磁制御部は、前記ハウジングの外縁部よりも内側
    に配置されていることを特徴とする油圧制御装置。
  5. 【請求項5】 前記ハウジングの前記外縁部よりも内側
    に配置されている前記電磁制御部は、ニュートラル位置
    から前進位置または後進位置への切換時に駆動される変
    速電磁制御部、または車両の前輪もしくは後輪に伝達す
    る駆動力の配分比を制御する配分比電磁制御部のうち少
    なくとも一方であることを特徴とする請求項4記載の油
    圧制御装置。
  6. 【請求項6】 前記電磁制御部は電磁弁を有し、前記電
    磁弁は、 固定コアと、 流入口、流出口、ならびに前記流入口と前記流出口とを
    連通する流体通路を有するボディと、 前記ボディに往復移動可能に収容され、前記固定コアに
    対向して配置されている可動コアと、 前記可動コアとともに往復移動可能であって、前記流入
    口と前記流出口との連通を切り替える弁部材、ならびに
    前記可動コアと前記弁部材とを接続するシャフトを有す
    る可動部材と、 前記固定コアに前記可動コアを吸引する磁気吸引力を発
    生するコイルと、 前記流体通路に設置され、前記弁部材を前記可動コア方
    向へ付勢する付勢部材とを有し、 前記ボディには、前記付勢部材の外周側に前記流入口と
    前記流体通路とを連通するバイパス通路が形成されてい
    ることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項記載
    の油圧制御装置。
JP2002035096A 2002-02-13 2002-02-13 自動変速機の油圧制御装置 Expired - Lifetime JP3928436B2 (ja)

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