JP2003239617A - トイレブースの引戸装置 - Google Patents

トイレブースの引戸装置

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JP2003239617A
JP2003239617A JP2002039946A JP2002039946A JP2003239617A JP 2003239617 A JP2003239617 A JP 2003239617A JP 2002039946 A JP2002039946 A JP 2002039946A JP 2002039946 A JP2002039946 A JP 2002039946A JP 2003239617 A JP2003239617 A JP 2003239617A
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JP
Japan
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door
sliding door
rail
curved
upper rail
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JP2002039946A
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English (en)
Inventor
Takahide Mukaide
敬秀 向出
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Comany Inc
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Comany Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 湾曲した引戸を湾曲した上レールに吊設して
半自動式で開閉出来るように取付けたトイレブースの引
戸装置であって、手で押し開いた湾曲引戸は自動的に閉
じて所定の位置に安定する引戸装置の提供。 【解決手段】 湾曲引戸12の上端には2個のランナー
10a,10bが取付けられ、その位置は戸尻と中心か
ら戸先側40°の範囲とし、そして上レール6は戸尻側
を高くして戸先側が低くなるように傾斜し、さらに出入
り口5の中心から戸先側40°の範囲の位置が最低位置
となるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はトイレブースの引戸
であって、自閉及び自開することが出来る湾曲型引戸装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】トイレブース出入り口に円弧型断面をし
た引戸を取付け、該円弧型引戸は湾曲レールに吊設して
スライド出来るように構成した引戸装置が一部で使用さ
れている。特開平11−131899号に係る「ドア装
置」もその1つであって、扉の上方にレールを設置し、
このレールに扉を移動可能に吊支したドア装置であり、
可撓部材を巻取る巻取り装置を扉の上端に取付け、かつ
該可撓部材の端部をレール端部に取付けている。
【0003】上記可撓部材として巻きバネが使用され、
該巻きバネの一端はレールに固定されると共に、他端は
扉上端に取着している巻取りドラムに巻付くことが出来
る。従って、手で扉を押し開くことで巻きバネは巻取り
ドラムから巻き戻され、手を放すならば巻きバネは巻取
りドラムに巻きつくことで扉は閉じることが出来る。す
なわち、半自動式ドア装置となる。勿論、巻バネが巻取
りドラムに巻付くことで扉を開くように構成する場合も
ある。
【0004】又、扉上端に案内板を設け、牽引部材の一
端を固定し、扉が移動する延長方向位置にモータと牽引
部材の他端とを固定し、該モータにより牽引部材を牽引
することで扉を開放状態とすることが出来る(実公平3
−22468号)。さらに、実公平3−21420号公
報に記載しているように、上記モータに代わって滑車と
ウエイトを使用し、該ウエイトの重りを利用して扉を開
放状態とすることも可能である。
【0005】このように、トイレブースの引戸を半自動
式開閉装置とする場合、巻きバネ、モータ、又は重り等
の駆動手段を用いている。従って、該駆動手段を備える
ことでトイレブースの外観が損われ、勿論、製作及び据
付け費用は高くなる。一方、駆動手段は定期的に点検す
ることが必要となる等、メンテナンスにもコストがかか
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のトイ
レブースの引戸装置には上記のごとき問題がある。本発
明が解決しようとする課題はこの問題点であり、特別な
駆動手段を用いない簡単な構造にて、引戸が自動的に開
き、又自動的に閉鎖することが出来る半自動式引戸装置
を提供する。
【0007】
【課題を解決する為の手段】本発明に係るトイレブース
の引戸装置は半自動式であって、引戸は円弧型に湾曲
し、同じく湾曲した上レールにランナーを介して吊設さ
れ、ランナーは上レールに沿って移動することで引戸は
開閉する。ここで、湾曲した上レールは水平でなく傾斜
しているが、自動閉鎖させる場合には戸尻側を高くする
と共に、戸先側を低くしている。ただし引戸及び上レー
ルを湾曲することで、上レールを傾斜しただけでは引戸
は完全に閉じることが出来ず、又完全に開くことが出来
ない。そこで、傾斜した上レールの最低位置は出入り口
中心ではなく、中心から戸先側ヘ40°範囲内でズレた
位置に設けている。
【0008】又自動開口する場合には戸尻側を低くし戸
先側を高くしているが、最高位置は出入り口中心ではな
く、中心から戸先側へ40°範囲内でズレた位置となっ
ている。そして、湾曲した引戸は上レールに吊設される
が、引戸上端の戸尻には戸尻側ランナーが、そして中心
にから40°範囲の位置に戸先側ランナーが取着されて
いる。すなわち、湾曲引戸の上端両サイドにランナーを
設けていない。以下、本発明に係る実施例を図面に基づ
いて詳細に説明する。
【0009】
【実施例】図1はトイレブースの概略図であって、(a)
は平面図、(b)は(a)のA−A断面図を示している。ト
イレブースは所定の間隔をおいた奥行きパネル1,1が
壁面2に対して垂直に配置され、奥行きパネル1,1の
正面には正面パネル3,4が連結している。そして両正
面パネル3,4間は出入り口5となって、湾曲引戸が装
着されている。
【0010】この湾曲引戸は上レール6に吊設されて開
閉することが出来るが、該上レール6は水平ではなく、
(b)に示しているように出入り口側が低くなっている。
しかし、上レール6にて最も低い位置は出入り口中心で
はなく、(a)に示す出入り口の中心に対して戸先側θの
範囲に最低位置を設定している。ここでθは約40°の
大きさであり、中心から戸先側へ向いて低くなり、所定
の位置で最低位置を形成し、それより戸先側が僅かに上
昇している。そして両正面パネル3,4の位置ではほぼ
同じ高さと成っている。
【0011】このように上レール6は僅かに傾斜して取
付けられるが、戸尻側は奥行きパネル1に取着したレー
ル固定具7によって、そして戸先側は正面パネル3,4
に取着したレール固定具8,8によって固定されてい
る。ここで、上記レール固定具7,8の形態は限定しな
いことにするが、図2はレール固定具7によって上レー
ルを取着した場合を示している。
【0012】レール固定具7は奥行きパネル1の上端に
取着されて、その先端部を上レール側へ段差をもって延
びている。すなわち、奥行きパネル1の上端より高くな
った先端取付け部9に上レール6がネジ止めされてい
る。そして、この上レール6にはランナー10が遊嵌し
ていて、ランナー10から下方へ延びる吊ボルト11に
よって湾曲引戸12が吊設されている。
【0013】同図に示しているランナー10は垂直車輪
を備えているが、本発明は該ランナーの形態は自由であ
り、水平車輪を吊ボルト上端に軸支したランナー、又は
1個の垂直車輪を持つたランナーとする場合もある。そ
して上レール6は僅かに傾斜している為に、上記レール
固定具7の先端取付け部9は上レール6の傾斜に合わせ
て傾いている。
【0014】図3はレール固定具8によって上レール6
の出入り口側を固定した場合である。同図(b)はレール
固定具8を単独で示しているように、上記レール固定具
7と同じく段差を持って形成され、しかも先端取付け部
13は上レール6の傾斜に合わせて僅かに傾いている。
このレール固定具8は正面パネル3の上端にネジ止めさ
れ、正面パネル3から延びている先端取付け部13に上
レール6がネジ止めされる。
【0015】同じく、対向する側のレール固定具8も、
正面パネル4の上端にネジ止めされ、そして正面パネル
4から延びる先端取付け部に上レール6がネジ止めされ
ることになる。このように、上レール6は3個のレール
固定具7,8,8によって僅かに傾斜して取付けられて
いる。
【0016】図4は湾曲引戸12を示している実施例で
ある。該湾曲引戸12は上レール6と同じく所定の曲率
にて湾曲し、その上端にはランナー10を取着してい
る。ランナーは戸尻側ランナー10aと戸先側ランナー
10bの2個が取付けられ、両ランナー10a,10b
は上レール6に収容されて走行し、湾曲引戸12を上レ
ール6に沿って開閉することが出来る。
【0017】ところで、同図から明らかなように、2個
のランナー10a,10bは湾曲引戸12の上端両サイ
ドに取付けられず、戸尻には戸尻側ランナー10aが、
そして中心から戸先側へ40°の範囲内で位置ズレした
位置に戸先側ランナー10bを設けている。従って2個
のランナー10a,10bにて湾曲引戸12を安定して
吊設することが出来る。又、戸先側ランナー10bは、
自閉する場合に上レール6の最低位置に位置して安定す
る。逆に自開する場合には戸尻側が低くなっていること
で全開することが出来る。
【0018】上レール6は図1に示しているように戸先
側が僅かに低く傾斜している為に、湾曲引戸12はその
自重によって常に閉じることが出来る。該湾曲引戸12
を手で押し開くならば戸尻側へ移動するが手を放すこと
で再び出入り口を閉鎖するが、戸先側ランナー10bは
上レール6の最低位置に落ち着くことで安定して閉鎖さ
れる。
【0019】逆に湾曲引戸12が常時開いた状態となる
ように上レール6を取付けることも出来る。この場合に
は、上レール6の傾斜方向が図1の場合とは逆になっ
て、戸先側(出入り口側)を高くし、戸尻側を低くする。
図5はレール固定具14によって上レール6を取着した
場合を示している。レール固定具14は前記図2の場合
と同じく奥行きパネル1の上端に取着されて、その先端
部を上レール側へ段差をもって延びている。すなわち、
奥行きパネル1の上端より低くなった先端取付け部15
に上レール6がネジ止めされている。そして、この上レ
ール6にはランナー10が遊嵌していて、ランナー10
から下方へ延びる吊ボルト11によって湾曲引戸12が
吊設されている。
【0020】図6は戸先側を固定するレール固定具16
を単独で示しているが、上記レール固定具8と同じく段
差を持って形成され、しかも先端取付け部17は上レー
ル6の傾斜に合わせて僅かに傾いている。このレール固
定具16は正面パネル3の上端にネジ止めされ、正面パ
ネル3から延びている先端取付け部17に上レール6が
ネジ止めされる。
【0021】同じく、対向する側のレール固定具も正面
パネル4の上端にネジ止めされ、そして正面パネル4か
ら延びる先端取付け部に上レール6がネジ止めされるこ
とになる。このように、戸先側(出入り口側)を高くして
傾斜した上レール6は3個のレール固定具によって取付
けられている。
【0022】図7は本発明の上レール6の取付け構造を
示す他の具体例である。前記実施例ではレール固定具を
使用しているが、同図に示すように上レール6を直接パ
ネル面にネジ止めすることも出来る。ただし、上レール
6は前記実施例の場合と同じく僅かに傾斜している。そ
して湾曲している上レール6は奥行きパネル1及び正面
パネル3,4との間に空間が発生することになるが、こ
の場合には間にスペーサを介在する。
【0023】以上述べたように、本発明に係るトイレブ
ースの引戸装置は上レールを僅かに傾斜して半自動式と
したものであり、次のような効果を得ることが出来る。
【0024】
【発明の効果】本発明のトイレブースの引戸装置は、出
入り口に湾曲引戸を取付け、そして湾曲引戸は湾曲して
傾斜した上レールに吊設されている。従って、湾曲引戸
は上レールに沿って開閉することが出来るが、上レール
の傾斜によって常時閉じることが出来、又は逆に開くこ
とが出来る。すなわち、本発明の湾曲引戸の開閉に際し
て特別な駆動手段を用いる必要はなく、構造的には簡略
化されて外観は良くなり、勿論、製作及び据付けコスト
は安くなる。
【0025】そして、上レールは単に一方側に傾斜して
いるだけでなく、出入り口の中心から戸先側へ40°の
範囲内で最低位置又は最高位置がもうけられている。
又、湾曲引戸の上端であって戸尻と中心から戸先側へ4
0°の範囲にランナーを取着している為に、2個のラン
ナーにて安定して湾曲引戸を吊設することが出来ると共
に、引戸は自動的に閉じ、又自動的に開くことが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトイレブースの引戸装置を示す実
施例。
【図2】戸尻側をレール固定具にて固定した場合。
【図3】戸先側をレール固定具にて固定した場合、及び
レール固定具。
【図4】湾曲引戸の具体例。
【図5】戸尻側をレール固定具にて固定した場合。
【図6】レール固定具の具体例。
【図7】レール固定具を使用しないで取付けた上レー
ル。
【符号の説明】
1 奥行きパネル 2 壁面 3 正面パネル 4 正面パネル 5 出入り口 6 上レール 7 レール固定具 8 レール固定具 9 先端取付け部 10 ランナー 11 吊ボルト 12 湾曲引戸 13 先端取付け部 14 レール固定具 15 先端取付け部 16 レール固定具 17 先端取付け部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トイレブースの出入り口に取付けられる
    半自動式の引戸装置において、引戸は所定の曲率で湾曲
    してその上端戸尻と中心から戸先側40°の範囲にラン
    ナーが取着され、一方両ランナーが遊嵌して湾曲引戸を
    吊設する上レールも湾曲すると共に戸尻側を高く、戸先
    側が低くなるように傾斜して取付けられ、さらに出入り
    口中心から戸先側40°範囲の位置が最低位置となっ
    て、それより先は僅かに高くしたことを特徴とするトイ
    レブースの引戸装置。
  2. 【請求項2】 トイレブースの出入り口に取付けられる
    半自動式の引戸装置において、引戸は所定の曲率で湾曲
    してその上端戸尻と中心から戸先側40°の範囲にラン
    ナーが取着され、一方両ランナーが遊嵌して湾曲引戸を
    吊設する上レールも湾曲すると共に戸尻側を低く、戸先
    側が高くなるように傾斜して取付けられ、さらに出入り
    口中心から戸先側40°範囲の位置が最高位置となっ
    て、それより先は僅かに低くしたことを特徴とするトイ
    レブースの引戸装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9040934B2 (en) 2005-03-10 2015-05-26 Centre National De La Recherche Scientifique (Crns) Two-dimensional detection system for neutron radiation in the field of neutron scattering spectrometry
JP2020193432A (ja) * 2019-05-24 2020-12-03 三和シヤッター工業株式会社 引き戸式ドア装置における吊りレールの取付け構造および取付け方法

Cited By (3)

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