JP2003238360A - 固形粉末化粧料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】耐衝撃性に優れ、伸び広がりが軽く、化粧持続
性が良好な固形粉末化粧料を提供する。 【解決手段】次の成分（ａ）〜（ｂ）； （ａ）セルロース粉末 （ｂ）ポリテトラフルオロエチレン粉末 を結合剤として含有することを特徴とする固形粉末化粧
料。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、セルロース粉末及
びポリテトラフルオロエチレン粉末を結合剤として含有
する固形粉末化粧料に関するものであり、更に詳細に
は、耐衝撃性に優れ、伸び広がりが軽く、化粧持続性が
良好な固形粉末化粧料に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】固形粉末化粧料は、アイシャドウや頬
紅、ファンデーション等のメーキャップ化粧料に応用さ
れている携帯性に優れた化粧料剤型である。このため、
固形粉末化粧料は、消費者が外出時にハンドバッグ等に
入れて持ち運ぶ際の衝撃や、化粧料使用時に誤って手か
ら落下させてしまった場合の衝撃等に耐えられる強度が
必要である。しかしながら、固形粉末化粧料の耐衝撃性
を単純に高めるだけでは、使用時にマットやスポンジ等
の小道具への化粧料の移りが悪く、肌上での伸び広がり
が悪くなってしまう。このため、これら使用性が良好で
ありながら、耐衝撃性に優れた固形粉末化粧料を開発す
ることは、当業者にとっては重要な課題であった。

【０００３】このため、従来より固形粉末化粧料の耐衝
撃性を高める技術が各種提案されてきた。具体的には、
固形粉末化粧料中に含有させる油剤の量を多くする技
術、ミリスチン酸亜鉛等の金属石鹸粉末を結合剤として
含有する技術等が挙げられる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、固形粉
末化粧料中の含有油剤量を多くする技術では、耐衝撃性
を高めることはできるが、化粧料使用時の伸び広がりが
悪くなる場合があった。また、固形粉末化粧料中に金属
石鹸粉末を含有する技術では、ある程度は耐衝撃性を高
めることができるが、十分でなく、化粧崩れ等を生じ化
粧持続性が悪くなる場合があった。このため、伸び広が
りが軽く、化粧持続性が良好である固形粉末化粧料の耐
衝撃性を高める技術の開発が求められていた。

【０００５】また、セルロース粉末やポリテトラフルオ
ロエチレン粉末は、それぞれ固形粉末化粧料の感触改良
剤として用いられてきたが、結合剤としてこれらの粉末
を使用することは知られていなかった。更に、これら二
種類の粉末を組み合わせて結合剤として用いると、使用
性が良好で、耐衝撃性に優れた固形粉末化粧料が得られ
ることは知られていなかった。

【０００６】

【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者は鋭意研究を重ねた結果、セルロース粉末及びポ
リテトラフルオロエチレン粉末を結合剤として含有する
固形粉末化粧料が、上記課題を解決することを見出し、
本発明を完成させた。また特に、固形粉末化粧料中に含
有する油剤量が、１０質量％未満と少ない場合でも、優
れた耐衝撃性が得られることを見出し、本発明を完成さ
せた。

【０００７】すなわち本発明は、次の成分（ａ）〜
（ｂ）； （ａ）セルロース粉末 （ｂ）ポリテトラフルオロエチレン粉末 を結合剤として含有することを特徴とする固形粉末化粧
料を提供するものである。また、全化粧料に対する油剤
の含有量が、１０質量％未満であることを特徴とする前
記固形粉末化粧料、成分（ａ）と成分（ｂ）の全化粧料
中の含有量比が質量比で、１：１０〜１０：１であるこ
とを特徴とする前記何れかの固形粉末化粧料を提供する
ものである。

【０００８】

【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に用いられる成分（ａ）のセルロース粉末は、パ
ルプやラミー等のセルロース繊維を加水分解等により精
製することにより得られる粉末である。成分（ａ）に用
いられるセルロース粉末の粒径は、耐衝撃性を高める観
点より、１〜１００μｍが好ましく５〜５０μｍが特に
好ましい。また、成分（ａ）に用いられるセルロース粉
末の粒子形状は、不定形状、繊維状、球状等の何れでも
よいが、結合剤としての効果に優れる形状は、不定形
状、繊維状である。

【０００９】更に、セルロースは、一般に結晶領域と非
結晶領域を有しているが、α−セルロースを鉱酸等で部
分的に解重合、精製することにより、非結晶領域を除去
した結晶セルロースを成分（ａ）として用いることによ
り、特に良好な結合剤となる。また、成分（ａ）のセル
ロース粉末が多孔質であると、経時的に皮膚から分泌さ
れる皮脂や汗を吸着するため、化粧持続性がより良好な
固形粉末化粧料を得ることができる。

【００１０】このような成分（ａ）に用いられるセルロ
ース粉末は、市販品として、不定形多孔質結晶セルロー
ス粉末であるアビセルＰＨ-１０１（粒径４０μｍ）、
アビセルＰＨ−Ｍ０６（粒径６μｍ）、アビセルＰＨ−
Ｍ１５（粒径１５μｍ）、アビセルＰＨ−Ｍ２５（粒径
２５μｍ）〔何れも、旭化成社製〕等が挙げられる。

【００１１】本発明の固形粉末化粧料における成分
（ａ）の含有量は、１〜１０質量％（以下、単に「％」
と略す。）が好ましい。成分（ａ）の含有量がこの範囲
であれば、耐衝撃性に優れ、より伸び広がりが軽い固形
粉末化粧料を得ることができる。

【００１２】本発明に用いられる成分（ｂ）のポリテト
ラフルオロエチレン粉末は、四フッ化エチレンの重合体
であり、主としてポリテトラフルオロエチレンからなる
粉体であり、表面張力が低いことから肌上における滑沢
性に優れ、本発明の固形粉末化粧料において、伸び広が
りを軽くし、耐衝撃性を高めるものである。成分（ｂ）
の粒径は、耐衝撃性を高める観点より、０．１〜５０μ
ｍが好ましく、１〜１０μｍが特に好ましい。また、成
分（ｂ）に用いられるポリテトラフルオロエチレン粉末
の形状は、球状、不定形、針状等が挙げられるが、より
効果的に耐衝撃性を向上させるためには、不定形である
ことが好ましい。

【００１３】成分（ｂ）のポリテトラフルオロエチレン
粉末は、撥水撥油性であるため、ポリメチルメタクリレ
ートやシリコーン樹脂粉体等の有機樹脂粉体に比べ、化
粧持続性に優れた特性をも有する粉末である。このよう
な成分（ｂ）は、市販品として、ＦＬＵＯＲＯＰＵＲＥ
１００Ｃ（粒径２μｍ、不定形）、ＦＬＵＯＲＯＰＵ
ＲＥ １０３Ｃ（粒径５μｍ、不定形）、ＦＬＵＯＲＯ
ＰＵＲＥ １０４Ｃ（粒径２μｍ、不定形）〔何れも、
Ｓｈａｍｒｏｃｋ社製〕等を用いることができる。

【００１４】本発明の固形粉末化粧料における成分
（ｂ）の含有量は、０．１〜１０％が好ましい。成分
（ｂ）の含有量がこの範囲であれば、耐衝撃性に優れ、
より化粧持続性が良好な固形粉末化粧料を得ることがで
きる。

【００１５】本発明の固形粉末化粧料における、成分
（ａ）と成分（ｂ）の含有量比は、質量比で１：１０〜
１０：１であることが好ましい。この範囲であれば、成
分（ａ）と成分（ｂ）の効果がより相乗的に発揮され、
耐衝撃性に優れ、より伸び広がりが軽く、より化粧持続
性が良好な固形粉末化粧料を得ることができる。

【００１６】本発明の固形粉末化粧料には、上記成分の
他に、粉体を含有する。本発明に用いられる粉体は、感
触調整やメーキャップ効果の付与等を目的とするもので
あり、通常化粧料に使用されるものであれば、板状、紡
錘状、針状等の形状、粒子径、多孔質、無孔質等の粒子
構造等により特に限定されず、無機粉体類、光輝性粉体
類、有機粉体類、色素粉体類、複合粉体類等が挙げられ
る。具体的には、コンジョウ、群青、無水ケイ酸、炭酸
マグネシウム、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、
水酸化クロム、カーボンブラック、ケイ酸アルミニウ
ム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシ
ウム、雲母、スメクタイト、ベントナイト、カオリン、
合成雲母、合成セリサイト、セリサイト、タルク、炭化
珪素、硫酸バリウム、窒化硼素等の無機粉体類、オキシ
塩化ビスマス、雲母チタン、酸化鉄被覆雲母、酸化鉄被
覆雲母チタン、有機顔料被覆雲母チタン、アルミニウム
パウダー等の光輝性粉体類、ステアリン酸マグネシウ
ム、ステアリン酸亜鉛、Ｎ−アシルリジン、ポリスチレ
ン、ナイロン、デンプン、ポリメチルメタクリレート、
ポリメチルシルセスキオキサンパウダー、オルガノポリ
シロキサンエラストマーパウダー等の有機粉体類等が挙
げられ、これらを一種又は二種以上組み合わせて用いる
ことができる。また、これら粉体は一種又は二種以上の
複合化したものを用いても良く、フッ素化合物、シリコ
ーン化合物、金属石ケン、ロウ、界面活性剤、油脂、炭
化水素等を用いて公知の方法により表面処理を施したも
のであっても良い。本発明の固形粉末化粧料における成
分（ａ）及び成分（ｂ）以外のこれら粉体の含有量は、
６０〜９９％が好ましい。

【００１７】本発明の固形粉末化粧料には、上記成分に
加えて、油剤を含有することができる。本発明に用いら
れる油剤は、通常化粧料に用いられる油性成分であり、
動物油、植物油、合成油等の起源、及び、固形油、半固
形油、液体油、揮発性油等の性状を問わず、炭化水素
類、油脂類、ロウ類、硬化油類、エステル油類、脂肪酸
類、高級アルコール類、シリコーン油類、フッ素系油
類、ラノリン誘導体類、油性ゲル化剤等が挙げられる。
具体的には、流動パラフィン、スクワラン、ワセリン、
ポリイソブチレン、ポリブテン、パラフィンワックス、
セレシンワックス、マイクロクリスタリンワックス、エ
チレンプロピレンコポリマー、モンタンワックス、フィ
ッシャー・トロプッシュワックス等の炭化水素類、オリ
ーブ油、ヒマシ油、ホホバ油、ミンク油、モクロウ、マ
カデミアンナッツ油等の油脂類、ミツロウ、カルナウバ
ワックス、キャンデリラワックス、ゲイロウ等のロウ
類、セチルイソオクタネート、ミリスチン酸イソプロピ
ル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチル
ドデシル、トリオクタン酸グリセリル、ジイソステアリ
ン酸ポリグリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリ
ル、トリベヘン酸グリセリル、ロジン酸ペンタエリトリ
ットエステル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、
コレステロール脂肪酸エステル、Ｎ−ラウロイル−Ｌ−
グルタミン酸ジ（コレステリル・ベヘニル・オクチルド
デシル）等のエステル類、ステアリン酸、ラウリン酸、
ミリスチン酸、ベヘン酸、イソステアリン酸、オレイン
酸等の脂肪酸類、ステアリルアルコール、セチルアルコ
ール、ラウリルアルコール、オレイルアルコール、イソ
ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級ア
ルコール類、低重合度ジメチルポリシロキサン、高重合
度ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキ
サン、デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチ
ルシクロテトラシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロ
キサン、ポリオキシアルキレン・アルキルメチルポリシ
ロキサン・メチルポリシロキサン共重合体、アルコキシ
変性ポリシロキサン、架橋型オルガノポリシロキサン、
フッ素変性ポリシロキサン等のシリコーン類、パーフル
オロデカン、パーフルオロオクタン、パーフルオロポリ
エーテル等のフッ素系油剤類、ラノリン、酢酸ラノリ
ン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリンアルコール
等のラノリン誘導体、１２−ヒドロキシステアリン酸、
デキストリン脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、デ
ンプン脂肪酸エステル等の油性ゲル化剤等が挙げられ
る。これらを一種又は二種以上組み合わせて用いること
ができる。本発明の固形粉末化粧料における油剤の含有
量は、０．１〜３０％が好ましい。

【００１８】本発明の固形粉末化粧料においては、油剤
の含有量が１０％未満であっても、耐衝撃性に優れ、伸
び広がりの軽さが良好な固形粉末化粧料を得ることがで
きる。

【００１９】本発明の固形粉末化粧料には、上記成分に
加え、目的に応じて本発明の効果を損なわない量的、質
的範囲において、多価アルコール、低級アルコール、水
溶性高分子、界面活性剤、ゲル化剤、保湿剤、紫外線吸
収剤、酸化防止剤、防腐剤、キレート剤、香料、美容成
分等の通常化粧料に汎用される成分の配合が可能であ
る。

【００２０】本発明の固形粉末化粧料は、ファンデーシ
ョン、白粉、頬紅、口紅、アイシャドウ、アイブロウ、
コンシーラー等のメーキャップ化粧料、日焼け止め化粧
料等が挙げられるが、本発明の効果が特に発揮されやす
い化粧料は、メーキャップ化粧料である。

【００２１】

【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明を更に詳細に
説明する。尚、これらは本発明を何ら限定するものでは
ない。

【００２２】実施例１〜９及び比較例１〜４：固形粉末
パウダーファンデーション 表１に示す組成の固形粉末パウダーファンデーションを
以下に示す製造方法により調製し、「耐衝撃性」、「伸
び広がりの軽さ」、「化粧持続性」について以下に示す
評価方法及び判断基準により評価し、結果を併せて表１
に示した。

【００２３】

【表１】

【００２４】（製造方法） Ａ：成分１〜１４をヘンシェルミキサーにて混合分散す
る。 Ｂ：成分１５〜１７を混合する。 Ｃ：ＡにＢを添加し、均一分散する。 Ｄ：Ｃを粉砕し、金皿にプレス成型して固形粉末パウダ
ーファンデーションを得た。

【００２５】（評価方法：「耐衝撃性」）上記実施例及
び比較例の固形粉末パウダーファンデーションをそれぞ
れ５個用意し、５０ｃｍの高さからアクリル板状に自由
落下させ、落下後の表面状態を観察し、以下の基準に従
って５段階評価し、更に、ｎ＝５個の評点の平均点を以
下の判定基準に従って判定した。 評価基準： ケーキ表面状態 ： 評点 変化無し ： ５点 僅かにヒビがあるが、使用性に問題なし ： ４点 長いヒビがあるが、使用性に問題なし ： ３点 ヒビがあり、ケーキと皿の間に隙間がある ： ２点 ケーキが割れる ： １点 判定基準： 評点の平均点 ： 判定 ４．５以上 ： ◎ ３．５以上〜４．５未満 ： ○ １．５以上〜３．５未満 ： △ １．５未満 ： ×

【００２６】（評価方法：「伸び広がりの軽さ」、「化
粧持続性」）化粧品専門パネル２０名に上記実施例及び
比較例の固形粉末パウダーファンデーションを使用して
もらい、「伸び広がりの軽さ」、「化粧持続性」につい
て、各自が以下の基準に従って５段階評価し、更に、全
パネルの評点の平均点を以下の判定基準に従って判定し
た。尚、化粧持続性については、化粧料塗布直後の状態
と日常生活５時間後の状態を比較して、評価してもらっ
た。 評価基準： 使用感 ： 評点 非常に良好 ： ５点 良好 ： ４点 普通 ： ３点 やや不良 ： ２点 不良 ： １点 判定基準： 評点の平均点 ： 判定 ４．５以上 ： ◎ ３．５以上〜４．５未満 ： ○ １．５以上〜３．５未満 ： △ １．５未満 ： ×

【００２７】表１より明らかなように、本発明に係わる
実施例１〜９の固形粉末パウダーファンデーションは、
「耐衝撃性」、「伸び広がりの軽さ」、「化粧持続性」
の全ての項目に優れた固形粉末化粧料であった。一方、
成分（ａ）を含有していない比較例１では、伸び広がり
の軽さと、化粧持続性において、成分（ｂ）を含有して
いない比較例２では、耐衝撃性において、それぞれ実施
例より劣るものであった。また、油剤の含有量を多くし
た比較例３では、伸び広がりの軽さ、成分（ａ）と成分
（ｂ）からなる結合剤の代わりに、金属石鹸粉末を用い
た比較例４では、伸び広がりの軽さと、化粧持続性にお
いて、それぞれ実施例より劣るものであった。

【００２８】 実施例１０：固形粉末アイシャドウ （成分） （質量％） １．雲母（アスペクト比２０、粒径１５μｍ） ３０ ２．タルク 残量 ３．雲母チタン（注５） １０ ４．球状ポリスチレン（粒径３μｍ） ２ ５．窒化硼素（注６） ５ ６．群青 ３ ７．黄色４号アルミニウムレーキ １ ８．黒酸化鉄 ０．２ ９．パラオキシ安息香酸メチル ０．１ １０．セルロース粉末（注７） ３ １１．ポリテトラフルオロエチレン粉末（注８） ５ １２．ワセリン ０．５ １３．２−エチルヘキサン酸セチル １ １４．スクワラン ３ １５．パーフルオロポリエーテル（注９） ５ ※注５：ＦＬＡＭＥＮＣＯ ＳＰＡＲＫＬＥ ＧＲＥＥＮ〔エンゲルハード社製 〕 ※注６：ＳＨＰ−６〔水島合金鉄社製〕 ※注７：ＦＬＵＯＲＯＰＵＲＥ １００Ｃ〔Ｓｈａｍｒｏｃｋ社製〕 ※注８：麻セルロースパウダー（粒径１０μｍ、繊維状）〔トスコ社製〕 ※注９：ＦＯＭＢＬＩＮ ＨＣ−０４〔アウシモント社製〕

【００２９】（製造方法） Ａ：成分１〜１１をヘンシェルミキサーにて混合分散す
る。 Ｂ：成分１２〜１５を混合分散する。 Ｃ：ＡにＢを添加し、均一分散する。 Ｄ：Ｃを粉砕し、金皿にプレス成型して固形粉末アイシ
ャドウを得た。

【００３０】本発明に係わる実施例１０の固形粉末アイ
シャドウは、「耐衝撃性」、「伸び広がりの軽さ」、
「化粧持続性」の全ての項目に優れた固形粉末化粧料で
あった。

【００３１】 実施例１１：固形粉末状頬紅 （成分） （質量％） １．ステアリン酸亜鉛処理マイカ ４０ ２．パーフルオロアルキルリン酸処理タルク 残量 ３．合成金雲母 ２０ ４．球状シリカ（粒径５μｍ） ５ ５．赤色２２６号 ０．２ ６．ベンガラ １ ７．黄酸化鉄 １ ８．黒酸化鉄 ０．１ ９．パラオキシ安息香酸メチル ０．１ １０．セルロース粉末（注１０） ２ １１．ポリテトラフルオロエチレン粉末（注１１） １０ １２．アロエ抽出液 ０．１ １３．香料 適量 ※注１０：ＦＬＵＯＲＯＰＵＲＥ １０４Ｃ〔Ｓｈａｍｒｏｃｋ社製〕 ※注１１：アビセルＰＨ−Ｍ１５〔旭化成社製〕

【００３２】（製造方法） Ａ：成分１〜１１をヘンシェルミキサーにて混合分散す
る。 Ｂ：Ａに成分１２〜１３を添加し、均一分散する。 Ｃ：Ｂを粉砕し、金皿にプレス成型して固形粉末状頬紅
を得た。

【００３３】本発明に係わる実施例１１の固形粉末状頬
紅は、「耐衝撃性」、「伸び広がりの軽さ」、「化粧持
続性」の全ての項目に優れた固形粉末化粧料であった。

【００３４】

【発明の効果】以上詳述したように、本発明の固形粉末
化粧料は、耐衝撃性に優れ、伸び広がりが軽く、化粧持
続性が良好な優れた固形粉末化粧料であった。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 4C083 AA112 AB152 AB172 AB192 AB232 AB242 AB352 AB432 AC012 AC022 AC072 AC172 AC242 AC332 AC342 AC352 AC482 AC852 AC862 AC902 AC932 AD021 AD022 AD042 AD072 AD152 AD261 AD262 BB11 CC12 CC14 DD17 DD21 EE07 FF05

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 次の成分（ａ）〜（ｂ）； （ａ）セルロース粉末 （ｂ）ポリテトラフルオロエチレン粉末 を結合剤として含有することを特徴とする固形粉末化粧
   料。
2. 【請求項２】 全化粧料に対する油剤の含有量が、１０
   質量％未満であることを特徴とする請求項１記載の固形
   粉末化粧料。
3. 【請求項３】 成分（ａ）と成分（ｂ）の全化粧料中の
   含有量比が質量比で、１：１０〜１０：１であることを
   特徴とする請求項１又は２記載の固形粉末化粧料。