JP2003238327A - 水性の酵素系義歯用接着剤 - Google Patents

水性の酵素系義歯用接着剤

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JP2003238327A JP2002323537A JP2002323537A JP2003238327A JP 2003238327 A JP2003238327 A JP 2003238327A JP 2002323537 A JP2002323537 A JP 2002323537A JP 2002323537 A JP2002323537 A JP 2002323537A JP 2003238327 A JP2003238327 A JP 2003238327A
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Michael A Pellico
エー. ペリコ マイケル
Harjinder Kang
カング ハージンダー
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】安定な酸素系義歯用接着剤の提供。 【解決手段】水活性型の 及び/又は酸素活性型の水
性、酵素系、抗微生物性の義歯用接着剤組成物は、口腔
適用前に増粘剤を接着剤成分と混合せる調合やパッケー
ジングに際し、高粘性とすることにより酵素反応を抑止
できるので、酵素作用に対して安定である。実用例の、
粘稠な、増進剤を含む酵素系接着剤は、グルコースオキ
シダーゼ、グルコース、ラクトパーオキシダーゼ及びカ
リウムチオイソシアネートと共にポリアクリル酸及びポ
リビニルピロリドンの混合物であって、その粘性率が少
なくとも300000センチポイズである接着剤成分を
所定量含むものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、酵素系義歯用接着剤
及び、より詳しくは、安定化された、水系の、酵素系義
歯用接着剤に関し、口腔適用性があって、接着剤内の酵
素システムの働きにより口腔内において抗菌性且つ制菌
性効果を生じる義歯用接着剤に関する。
【0002】義歯用接着剤は義歯利用者によって義歯に
緩やかに順応するように固着される。義歯を最初に処置
したとき、口腔内で義歯は緊つく固定されている。しか
しながら、時間の経過とともに、口腔が変化するうえに
義歯もしばしば順応性を欠き、当初の緊つい固定状態を
失われる。
【0003】かような状況になると、患者は(a)新し
く義歯を造るか、(b)古い義歯を再調整するか、又は
(c)義歯用接着剤を使用するかの3通りの選択肢を持
つ。義歯用接着剤を選択した患者のために、選ぶことが
できる種々な素材がある。粉末状、ゲル状、ペースト状
及びシート状のものがある。この義歯用接着剤は、水溶
性のゴム状物質並びにカルボキシメチルセルローズ、ア
ルカシアガム、トラガカントガム、ポリ(エチエレンオ
キサイド)、ポリビニルピロリドン、無水マレイン酸ビ
ニルメチルエーテル、ポリアクリルアミド類、ポリ酢酸
ビニル化合物、ポリアクリル酸誘導体及びこれらの類似
物の如き高分子物質を基礎材料としている。
【0004】最も標準的な義歯用接着剤はペースト状で
市販されている。これらペーストは通常の油分及び/又
は他の媒体を含むゴム物状質と粉末とを調合したもので
ある。義歯使用者はチューブからペーストを搾り出して
口腔内における所定の義歯の上に固着する。義歯用粉末
も広く使用されるものであり、ゴム物状質及び/又は高
分子物を基礎とするものであって、口腔内における所定
の位置にある義歯の上に粉末を散布することによって適
用される。義歯用接着剤はゴム物状質や高分子材料から
準備されており、シート状やフィルム状で市販されてい
る。
【0005】これら接着剤の物理的形状はともかく、接
着剤は総て水と接触して効果を発現することが要求され
ている。ゴム物状質や高分子を濡らしたときのみに材料
の接着性能が発揮される。通常状態では、口腔内で接着
剤は良好に働く。しかしながら、口腔乾燥症(ゼロスト
ミア)患者が義歯利用者であると、接着剤を活性化する
に充分な唾液分泌がないので、義歯用接着剤は殆ど働か
ないか全く作用しない。同様に、唾液は天然の抗菌作用
を備えているので、口腔乾燥症を患っている患者は歯周
病、虫歯及び口臭の罹患危険度が高い。
【0006】この事実に鑑みて、本発明は水系の義歯用
接着剤組成物であって、(a)水分子―活性型の抗菌酵
素システムと、(b)調合中における、及び口腔内に適
用する前に予め準備された義歯用接着剤パッケージ中に
おける、酵素作用を禁止するため非流動性高粘稠と為し
た酵素有組成物を供給するための増粘剤とからなる。本
発明の水系義歯用接着剤は、抗菌システムと共に、唾液
の流れが不充分な義歯利用者にとって特に好都合なもの
であり、また唾液の分泌が正常であっても口腔保護のた
めに義歯を使用する者に対しても供給できる。
【0007】
【2 関連する従来技術】
【0008】
【2A 酵素システム】従来技術において酵素型の抗菌
システムは開示されていて、例えばグルコースオキシダ
−ゼの如きオキシドレダクターゼ(酸化還元酵素)を基礎
物質として、これに口腔処置薬と粉乳の如き他の物品と
を含む組成物(米国特許第4617190号)や特定の環境下
において抗菌効果を生じる包帯(米国特許第4576817
合)が知られている。
【0009】米国特許第4150113号(Hoogendoornら、19
79年)及び米国特許第4178362号(Hoogendoornら、1979
年)には、唾液及び歯のプラークに存在するグルコース
に作用して過酸化水素の発生機能を備えたグルコースオ
キシダ−ゼを含む酵素系の歯磨ペースト及び酵素系の噛
み歯磨剤が夫々開示されている。酵素システムはSH―
基を有しているにも拘らず、口腔バクテリアは糖類を含
む食物のグリコール分解をもたらすことに留意すべきで
あり、また唾液中に存するラクトパーオキシダーゼは、
SH−基を含む酵素が酸化により不活性なジサルファイ
ド酵素へ変化する際に、過酸化水素から口腔バクテリア
へ酸素を運ぶ役割を果たすことを特許権者等は指摘して
いる。歯磨剤がカリウムチオシアネートを含む成分組成
であることも開示されている。
【0010】米国第4269822号(Pellicoら、1981年)に
は、酸化作用を有すアミノ酸物質と酸化還元酵素とを含
むものであって、このアミノ酸物質は過酸化水素と歯磨
剤を口腔適用する際にアンモニアとを生じさせる作用を
有し、歯磨剤に存する水分量に制約されずに使用前の安
定性を維持できる性能を備えた歯磨剤が開示されてい
る。
【0011】米国第4537764号(Pellicoら、1985年)に
は、酵素系の歯磨剤であって、歯磨剤を口腔適用すると
過酸化水素を生成するベータ−D−グルコース及びグル
コースオキシダーゼを含み、歯磨剤に対し10重量%以
内の水分量であれば使用前の安定性が維持されるものが
開示されている。
【0012】米国第4564519号(Pellicoら、1986年)に
は、噛み歯磨剤を噛んでいる間に過酸化水素を生成す
る、例えば、グルコースとグルコースオキシダ−ゼとを
含有し、更に過酸化水素との相互作用によりハイポチオ
シアネート(sic)殺菌物質を生成するチオシアネート塩
とラクトパーオキシダ−ゼ酵素とを含み、調合前の安定
性は噛み歯磨剤の遊離水の含有量が1.0重量%以下で
あって、全水分量が結合水及び遊離水を含め10重量%
以下であることを要件とする2つの酵素系の噛み歯磨剤
が開示されている。
【0013】米国第4578365号(Pellicoら、1986年)に
は、噛み歯磨剤を噛む際に過酸化水素を生成する、例え
ば、グルコースとグルコースオキシダ−ゼとを含有し、
更に過酸化水素との相互作用によりハイポチオシアネー
ト(sic)殺菌物質を生成するチオシアネート塩とラクト
パーオキシダ−ゼとを含み、調合前の安定性は噛み歯磨
剤における全水分量が歯磨剤の重量に対し10重量%以
下であることを要件とする2つの酵素系の噛み歯磨剤が
開示されている。
【0014】米国第5176899号(Montgomery、1993年)
には、歯磨剤として口腔に適用する際に過酸化水素を生
成する、例えば、ベータ−D―グルコースとグルコース
オキシダーゼとを含有するうえに、要すれば、過酸化水
素との相互作用によりハイポチオシアナイト(OSCN
−)滅菌物質を生成するチオシアネート塩とラクトパー
オキシダ−ゼとを含み、調合前の安定性を歯磨剤中の分
解性酸素の含有レベルを抑制するために真空下で歯磨剤
を加工及びパッケージングしてなる水系の酵素型歯磨剤
が開示されている。
【0015】米国第53336494号(Pellicoら、1994年)
には、塗布剤を口腔で噛むことにより過酸化水素を生成
する、例えば、ベータ−D―グルコースとグルコースオ
キシダーゼとを含有するうえに、パーオキシダ−ゼと過
酸化水素との相互作用によりアニオン系の殺菌作用をも
たらす沃化加里の如き酸素受容性アニオンのアルカリ金
属塩とを含む口腔用の噛み易い酵素系愛玩動物用の歯科
用塗布剤が開示されている。
【0016】米国第5453284号(Pellicoら、1995年)に
は、水分含有量が10重量%を超える水系の酵素型歯磨
剤であって、口腔で使用することにより過酸化水素を生
成する、例えば、ベータ−D―グルコースとグルコース
オキシダーゼとを含有するうえに、パーオキシダ−ゼと
酸化性能を有するチオシアネート、ナトリウム又はカリ
ウムからなる塩素又は沃素との塩の如き、過酸化水素と
の相互作用によりアニオン系殺菌作用をもたらすアルカ
リ塩とを含有する水系の酵素型歯磨剤が開示されてお
り、粘性率が約800から約75000センチポイズま
での所定量の水溶性増粘剤が添加されて、調合の際に安
定化されたものが開示されている。
【0017】
【2B 義歯用接着剤】米国第4518721号(Dhabharら、
1985年)には、カルボキシメチルセルローズナトリウム
塩、ポリエチレンオキシド、ポリエチレングリコール及
びグリセリンを含む親水性の義歯用接着剤が開示されて
いる。
【0018】米国第4804412号(Komiyama、1989年)に
は、ポリ酢酸ビニル、ポリプロピレンオキシドと、例え
ばデキシトラナーゼ、ムタナーゼ、レバナーゼ及びイン
スリナーゼの如き酵素とを含む義歯用接着剤が開示され
ている。
【0019】米国第5760102号(Hallら、1998年)に
は、アロエ抽出物、ポリビニルピロリドン、ヒドロオキ
シメチルセルローズ、過酸化水素及び水からなる義歯用
接着剤が開示されている。
【0020】米国第6294594号(Borja、2001年)には、
ポリビニルピロリドン、ポリエチレンオキシド、カルボ
キシメチルセルローズ,鉱油、ペトロラクタム、ポリア
クリル酸及びその誘導品、シリコンジオキシド、香味及
び染料を含む組成の義歯用クリームが開示されている。
【0021】ここに例示した個々の特許文献は出願時に
おける技術の状態(技術水準)を示すものである。
【0022】
【発明の概要】本発明によれば、この発明は、少なくと
も約10重量%の水分を擁し、接着剤単位グラム当り、
約0.015乃至約0.6ミリモルの酸化物質と、口腔
における接着剤の適用に際し過酸化水素を生成する物質
に作用する約0.5乃至5000国際単位の酸化還元酵
素とを含む水系酵素型義歯用接着剤であって、口腔に適
用する前における過酸化水素の生成を抑えて接着剤を安
定化させるために粘性率を約300 000乃至約1
900 000センチポイズに調整してなる、非毒性
の、通常の水溶性増粘剤とを更に含む水性の酵素系義歯
用接着剤に関する。
【0023】 [発明の詳細な説明]本発明は、水により活性化される
及び/または酸素により活性化される抗菌性酵素シス
テムを含む組成物に係り、接着剤の口腔適用前における
酵素反応を抑止するため高粘性率と為した、水系義歯用
接着剤組成物に含まれる増粘剤の用法を示すものであ
る。
【0024】本発明で実際に使用できる本増粘剤は、無
毒性の、水可溶性の水性コロイドの合成高分子であっ
て、例えば、(a)アラビアゴム、トラガカンタゴム、
クラヤガム又はグアールゴムの如き水に溶けるゴム;
(b)ザンタンガムの如き微生物醗酵性水性コロイド;
(c)高粘性率澱粉又は水素添加澱粉から誘導された澱
粉;(d)カルボキシメチルセルローズのナトリウム塩
又はポリビニルピロリドンのようなセルローズ誘導体;
及び(e)合成高分子/ガムであって、(i)ポリビニ
ルピロリドン、ポリビニルアルコール及びカルボキシビ
ニルポリマーの如きビニルポリマー;(ii)ポリアクリ
ル酸及びポリアクリルアミドの如きアクリルポリマー;
及び(iii)エチレンオキサイドポリマー類、を含む。
特に効果的な増粘剤は水素添加澱粉の存在により効用が
増進されたポリアクリル酸とポリビニルピロリドンとの
混合物である。
【0025】酵素型の義歯用接着剤に配合される増粘剤
は、通常の粘性率が約300 000乃至約1 900
000センチポイズの範囲であり、中間的範囲として
約400 000乃至約1 750 000センチポ
イズの粘性率のものが選ばれて接着剤に配合され、好ま
しい範囲として約600 000乃至約1 60000
0センチポイズのものが選ばれて接着剤に配合される。
粘性率の測定は当該技術分野における周知の技法を適用
して適宜な粘性測定装置を用いて行うことができる。
【0026】治癒力を備えた組成物の酵素成分は、接着
剤を口腔適用する際に過酸化水素を生じる酸化物質及び
酸化還元酵素を含む第1の酵素システムからなり、酵素
反応の効果として口腔における化学的環境が付加的反応
生成物(酸素)又は反応物(酸素、水)をもたらし、酸化還
元酵素及びこれと対応する酸化物質の典型例は次の表に
記載される。 表 A ──────────────────────────────── 酸化還元酵素 酸化物質 ──────────────────────────────── グルコ−スオキシダ−ゼ B−D−グルコース ヘキソースオキシダーゼ ヘキソース ガラクトースオキシダーゼ D−ガラクトース ピラノースオキシダーゼ ピラノース ピルベートオキシダーゼ ピルベート オキサレートオキシダーゼ オキサレート DL−アミノ酸オキシダーゼ DL−アミノ酸 ──────────────────────────────── 表示した反応では、グルコ−スオキシダ−ゼはB−D−
グルコース、水及び酸素との相互作用において接着剤を
口腔で適用すると過酸化水素とグリコール酸とを発生さ
せる触媒反応をする。
【0027】グルコ−スオキシダ−ゼはフラビン−アデ
ニンのジヌクレオチド(複合核酸)からなる対の分子で
あって、分子量は約150000で、等電点がpH4.
2であって、4〜7までの広いpH範囲において最適値
pHが5.5に存する。
【0028】酸化物質は、普通のものであって、その含
有量は接着剤組成1グラム当り約0.015乃至約0.
6ミリモルであり、そして、好ましくは、1グラム当り
約0.025乃至約0.1ミリモルであり、該酸化物質
に対する酸化還元酵素の量は接着剤組成物1グラム当り
0.5乃至500国際単位(以下IUと略記することが
ある)の範囲であり、そして、好ましくは、1グラム当
り10乃至40国際単位である。ここに、ミリモルとは
組成物中における対応分子のグラム分子量の1000分
の1に相当するものである。また、国際単位にとは、酵
素の量を示すもので、pH7.0で、25℃における単
位当りの物質1.0ミリモルの触媒と同等の活性を呈す
るものと定義されている。酸化還元酵素は乾燥状態又は
液相状態で供給されるが、その濃度は国際単位で1グラ
ム当り、ミリリットル当り、又は他の適切な標識により
表示される。
【0029】第1の酵素システムが酸化物質及び斯かる
酸化物質に対して過酸化水素を生成する酸化還元酵素に
よって構成されることに加え、本発明の酵素系接着剤
は、過酸化性のパーオキシダーゼ並びに過酸化水素との
協働作用により酸化されてアニオン性殺菌剤を生成する
酸素受容性のアニオンであるアルカリ金属塩から構成さ
れる第2の酵素システムを含む。
【0030】本発明に供されるパーオキシダ−ゼにはラ
クトパーオキシダーゼ、ホ−スラディシュパーオキシダ
ーゼ、沃素パーオキシダーゼ、及びミエロパーオキシダ
ーゼが含まれる。本発明に供し得る酸化性の塩には、例
えば、チオシアネート、ナトリウム、カリウム、アンモ
ニユム、カルシウム又はマグネシウム又はこれらの混合
物からなる塩化物若しくは沃化物が含まれる。過酸化水
素の存在下、前記の塩の酸素受容性アニオンであるチオ
シアネ−ト、塩化物若しくは沃化物は、単に酸化され
て、それぞれハイポチオシアナイト、次亜塩素化物若し
くは次亜沃化物となる。
【0031】ラクトパーオキシダ−ゼは、ある種のグリ
コ蛋白で、商品化されていて、牛乳からコロイド様粉末
として得られる。市販のパーオキシダ−ゼは80国際単
位(IU)/mgの活性を備え、そのLチロシン沃化物
の投影分子量は93000である。ラクトパーオキシダ
−ゼの物理化学的性質は、分子量が78000で、部分
比容が0.74であり、またhema/mole値が
1.0である。
【0032】接着剤成分に占めるパーオキシダ−ゼは、
組成中に単位重量(1グラム)当り約0.05から約2
0国際単位までの範囲であり、好ましくは、約0.1乃至
約1.0国際単位の範囲にあり、また酸化性能を有する
塩は組成中1グラム当り約0.0001乃至約0.01ミ
リモルの範囲であり、そして、好ましくは、1グラム当
り約0.001乃至約0.006ミリモルの範囲である。
【0033】酵素システムの治験効果判定は市中で購入
されたグルコースオキシダ−ゼと口腔の粘膜組織に対す
るカタラーゼの触媒作用によって影響を受ける。本発明
の酵素システムとは異質のカタラーゼは、過酸化水素に
対する過酸化性のパーオキシダ−ゼと競合する。カタラ
ーゼの存在による過酸化水素の損失を抑える目的で、カ
タラーゼの酵素作用拮抗剤を接着剤中にその有効量配合
する。アスコルビン酸ナトリウム、アスコルビン酸カリ
ウム、パルミチン酸アスコルビン又はこれらの混合物の
如きアスコルビン酸塩はカタラーゼの酵素作用拮抗剤と
して機能する。カタラーゼの拮抗作用のためのアスコル
ビン酸塩の有効量は接着剤組成物1グラム当り約0.0
00001から約0.0001ミリモルの範囲である。
硫酸第一鉄の如き鉄塩は触媒失活化の役割においてアス
コルビン酸塩の補助作用剤(潜在的薬剤)としてこの酵
素系組成に配合される。
【0034】本発明の酵素系接着剤は、酸化されたアニ
オン殺菌剤の収率や効率を高めるために、例えば、グル
コースアミン、N−アクチルグルコースアミン、及びこ
れらの混合物の如きアミノグルコースであるアミノヘキ
ゾーゼを有効裡に含む組成である。酵素系組成において
アミノグルコースは接着剤1グラム当り約0.0001
乃至約0.002ミリモル、また、好ましくは、0.0
03乃至0.001ミリモルの範囲の量が加えられる。
【0035】増粘剤によって酵素系接着剤組成物は高い
粘性率を呈するが、本接着剤は口腔適用前における酵素
反応が開始されないように10重量%を超える含水率の
組成としている。酵素系接着剤中に占める水分量は約1
0重量%から約60重量%の範囲において、中間的には
水分量は約10重量%から約50重量%となるように、
好ましくは、水分量が約15重量%から約35重量%と
なるように調製される。
【0036】増粘剤、酵素システム及び水分に加えて、
本発明の接着剤組成物には、調湿剤、緩衝剤、弗化物、
味覚料、着色剤及び甘味料の如き種々の補助的成分が配
合されているが、前述の特許明細書に記述されているよ
うに、それら特定物質が所定量の範囲において配合され
た接着剤組成は文献として公知である。
【0037】本発明の、ペースト状又はゲル状の酵素系
接着剤は、例えば、乾燥成分を液状の成分に投入し、混
練して均一混合物を得るまで混合することにより、また
剪断作用に敏感な酵素を含む成分の場合には剪断力の影
響を最小にするため当該成分を最後に加えるなどによる
適宜な手法を用いて準備される。
【0038】本発明によれば、水性の義歯用接着剤とし
て10重量%を超える水分率を有し、以下に示す実施例
に記載されるとおり、その粘性率が少なくとも約300
000センチポイズである増粘剤を水性の接着剤に使用
することによって、酸化還元酵素の安定性を維持できる
ことが判明している。 <実施例1>この実施例は、水性の酵素型義歯用接着剤
であって、10重量%の水分と共にベータ−D−グルコ
ース、グルコースオキシダ−ゼ、ラクトパーオキシダー
ゼ及びカリウムチオシアネートからなる酵素システムと
を含むものである。 ──────────────────────────────── 組 成 重量、グラム ──────────────────────────────── グリセリン 77.0000 D.I.水 10.0000 ザンタンガム 4.0000 カルボキシメチルセルロース 8.0000 ラクトパーオキシダーゼ(100 IU/mg) 0.0005(50 IU) ベータ−D−グルコース 1.0000 グルコースオキシダ−ゼ(100 IU) 0.0010(100 IU) カリウムチオシアネート 0.1500 ──────── 100.1515 この酵素系接着剤の粘性率は300000センチポイズであり、またこの接着 剤は2年を超える酵素貯蔵寿命を有している。 ──────────────────────────────── <実施例2>この実施例は、水性の酵素型義歯用接着剤
であって、15重量%の水分と共にベータ−D−グルコ
ース、グルコースオキシダ−ゼ、ラクトパーオキシダー
ゼ及びカリウムチオシアネートからなる酵素システムを
含み、また増粘剤はポリアクリル酸(カルボポール 9
80)とヒドロキシメチルセルロースとの混合組成物か
らなる。 ─────────────────────────────── 組 成 重量、グラム ──────────────────────────────── グリセリン 42.0000 ソルビトール(固形分70%、水分30%) 50.0000 カルボポール 980 3.0000 ヒドロキシメチルセルロース 3.0000 ベータ−D−グルコース 1.0000 ラクトパーオキシダーゼ(100 IU/mg) 0.0005(50 IU) グルコースオキシダ−ゼ(100 IU) 0.0010(100 IU) カリウムチオシアネート 0.1500 水酸化ナトリウム 1.0000 ──────── 100.1515 この酵素系接着剤の粘性率は400000センチポイズであり、またこの接着 剤は3年を超える酵素貯蔵寿命を備えている。 ──────────────────────────────── <実施例3>この実施例では、水性の酵素型義歯用接着
剤であって、10重量%の水分と共にヘキソース、ヘキ
ソースオキシダーゼ、ミエロパーオキシダーゼ及びカリ
ウムチオシアネートからなる酵素システムを含み、増粘
剤はポリアクリル酸(カルボポール 980)と水素添
加澱粉との混合組成からなる。 ──────────────────────────────── 組 成 重量、グラム ──────────────────────────────── グリセリン 10.0000 D.I.水 10.0000 水素添加澱粉 67.0000 カルボポール 980 4.0000 ヘキソース (100 IU/mg) 7.0000 ヘキソースオキシダーゼ(100 IU/mg) 0.0001(10 IU) ミエロパーオキシダーゼ(100 IU/mg) 0.0002(100 IU) カリウムチオシアネート 0.1500 水酸化ナトリウム 2.0000 ──────── 100.1503 この酵素系接着剤の粘性率は600000センチポイズであり、この接着剤は 2年を超える酵素貯蔵寿命を有している。 ──────────────────────────────── <実施例4>この実施例では、水性の酵素型義歯用接着
剤として57重量%の水分と共にベーターD−グルコー
ス、グルコースオキシダーゼ、ミエロパーオキシダーゼ
及びカリウムチオシアネートからなる酵素システムを含
み、増粘剤はポリアクリル酸(カルボポール 980)
と水素添加澱粉との混合組成からなる。 ──────────────────────────────── 組 成 重量、グラム ──────────────────────────────── D.I.水 57.000 水素添加澱粉 27.000 カルボポール 980 2.000 ポリビニルピロリドン 8.000 ベーターD−グルコース 5.000 グルコースオキシダーゼ(100 IU/mg) 0.005(500 IU) ミエロパーオキシダーゼ(100 IU/mg) 0.001 (100 IU) カリウムチオシアネート 0.150 水酸化ナトリウム 1.000 ──────── 100.150 この酵素系接着剤の粘性率は900000センチポイズであり、この接着剤は 2年を超える酵素貯蔵寿命を有している。 ──────────────────────────────── <実施例5>この実施例では、水性の酵素型義歯用接着
剤として14重量%の水分と共にベーターD−グルコー
ス、グルコースオキシダーゼ、ラクトパーオキシダーゼ
及び水酸化カリウムからなる酵素システムを含み、増粘
剤は水素添加澱粉、ポリアクリル酸(カルボポール 9
80)及びポリビニルピロリドンとの混合組成からな
る。 ──────────────────────────────── 組 成 重量、グラム ──────────────────────────────── D.I.水 14.000 グリセリン 14.000 水素添加澱粉 62.500 カルボポール 980 1.000 ポリビニルピロリドン 8.000 水酸化ナトリウム 0.050 ベーターD−グルコース 0.050 グルコースオキシダーゼ(100IU/mg) 0.008(500IU) ラクトパーオキシダーゼ(100IU/mg) 0.010(100IU) 沃化カリウム 0.004 ──────── 99.6184 この酵素系接着剤の粘性率は1900000センチポイズであり、この接着剤 は3年を超える酵素貯蔵寿命を有している。 ─────────────────────────────── 本発明では、酵素系リゾチーム及び蛋白ラクトフェリン
のような付随的な抗菌剤を酵素組成として加えることが
できる。
【0039】本明細書の発明の説明や実施例の観点か
ら、当該分野で通常の知識を有する者が本発明の精神と
その趣旨から逸脱しない範囲でその内容と同等なものを
変更して実施できることは明らかであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハージンダー カング アメリカ合衆国 カリフォルニア州 90621 ブエナ パーク アーテシア ブ ールバード 7400 Fターム(参考) 4C089 AA10 BC06 BE02 BE05

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも約10重量%の水分と、接着剤
    1グラム当り約0.015乃至約0.6ミリモルの酸化
    物質と、該酸化物質に対し特に口腔内で作用して過酸化
    水素を生成し得る約0.5乃至約5000国際単位の酸
    化還元酵素とを含み、 口腔に適用する前における過酸化水素の生成を抑えて接
    着剤を安定化させるために粘性率を約300 000乃
    至約1 900 000センチポイズに調整してなる、
    非毒性の、通常の水溶性増粘剤とを更に含む組成である
    水性の酵素系義歯用接着剤。
  2. 【請求項2】接着剤が約400 000乃至約1 75
    0 000センチポイズの粘性率を呈するように選択さ
    れる全水溶性増粘剤を含む請求項1に記載の義歯用接着
    剤。
  3. 【請求項3】接着剤が約600 000乃至約1 60
    0 000センチポイズの粘性率を呈するように選択さ
    れる水溶性増粘剤を含む請求項1に記載の義歯用接着
    剤。
  4. 【請求項4】含有水分率の上限が約60重量%である請
    求項1に記載の義歯用接着剤。
  5. 【請求項5】含有水分率が約10重量%乃至約50重量
    %である請求項1に記載の義歯用接着剤。
  6. 【請求項6】含有水分率が約15重量%乃至約35重量
    %である請求項1に記載の義歯用接着剤。
  7. 【請求項7】水溶性増粘剤が天然又は合成のハイドロロ
    イド及びその混合物から選ばれてなる請求項1に記載の
    義歯用接着剤。
  8. 【請求項8】アラビアゴム、トラガカンタゴム、カラヤ
    ゴム、グアールガム、ザンタンガム、高粘度澱粉、水素
    添加澱粉、カルボキシメチルセルローズ、ハイドロキシ
    メチルセルローズ、ポリビニルピロリドン、ビニルアル
    コール、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸、
    ポリアクリルアミド、エチレンオキサイドポリマー類及
    びこれらの混合物の群より選ばれる水溶性増粘剤を含む
    請求項1に記載の義歯用接着剤。
  9. 【請求項9】酸化物質がベータ−D−グルコースであ
    り、また酸化還元酵素がグルコースオキシダーゼである
    請求項1に記載の義歯用接着剤。
  10. 【請求項10】酸化物質がヘキソースであり、また酸化
    還元酵素がヘキソースオキシダーゼである請求項1に記
    載の義歯用接着剤。
  11. 【請求項11】接着剤1グラム中に含まれる酸化物質の
    量が約0.025乃至約0.1ミリモルであり、また前
    記物質に対する酸化還元酵素の量が接着剤1グラム当り
    約10乃至約1000国際単位である請求項1に記載の
    義歯用接着剤。
  12. 【請求項12】付随的な成分である抗菌剤がリゾチー
    ム、ラクトフェリン及びこれらの混合物から選ばれてな
    る請求項1に記載の義歯用接着剤。
  13. 【請求項13】接着剤1グラム当り約0.1乃至約10
    000国際単位のラクトパーオキシダーゼ、ホースラ
    ッディシュパーオキシダーゼ、沃素化されたパーオキシ
    ダーゼ、塩素化されたパーオキシダーゼ、ミエロパーオ
    キシダーゼ及びこれらの混合物の群から選ばれる過酸化
    性の過酸化酵素と、約0.0001乃至約0.01ミリモ
    ルのチオシアネート、塩素、及び沃素、及びこれらの塩
    と過酸化水素との相互作用によりアニオン系殺菌剤を生
    成する混合物より選ばれる酸素受容性アニオンであるア
    ルカリ金属塩と、を含む請求項1に記載の義歯用接着
    剤。
  14. 【請求項14】約10から約1500国際単位までの量
    で存在する過酸化酵素と、接着剤1グラム当り0.00
    1から0.006ミリモルまでの量で存在する酸化性能
    を有する塩と、を含む請求項13に記載の義歯用接着
    剤。
  15. 【請求項15】過酸化酵素がラクトパーオキシダーゼで
    あり、またアルカリ金属塩がアルカリ金属チオシアネー
    トである請求項13に記載の義歯用接着剤。
  16. 【請求項16】酵素により酸化される物質がベータ−D
    −グルコースであり、過酸化酵素がグルコースオキシダ
    ーゼであり、過酸化物質がラクトパーオキシダーゼであ
    り、酸化される塩がカリウムチオシアネート、及び増粘
    剤がポリビニルピロリドンとポリアクリル酸との配合物
    である請求項13に記載の義歯用接着剤。
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