JP2003237131A - 露光装置 - Google Patents

露光装置

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JP2003237131A
JP2003237131A JP2002041490A JP2002041490A JP2003237131A JP 2003237131 A JP2003237131 A JP 2003237131A JP 2002041490 A JP2002041490 A JP 2002041490A JP 2002041490 A JP2002041490 A JP 2002041490A JP 2003237131 A JP2003237131 A JP 2003237131A
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laser
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laser beam
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JP2002041490A
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English (en)
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Ichiro Miyagawa
一郎 宮川
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体に記録する解像度を切り換えても露
光に必要な深度を確保することができる露光装置を提供
することを目的とする。 【解決手段】 半導体レーザLDから射出される各レー
ザビームは露光ヘッド12によって記録フィルムF上に
集光する。露光ヘッド12には、ファイバーアレイ部3
0より、コリメータレンズ32、ビーム調整手段34、
集光レンズ38及びビーム分離素子36が順に配列され
ている。ビーム調整手段34及びビーム分離素子36は
ソレノイド40によって排他的にレーザビームLの光軸
上に挿抜されるように構成する。また、ビーム調整手段
34は、コリメータレンズ32より射出されるビームの
外周部をカットする開口34Aで構成し、コリメータレ
ンズ32によるファーフィールドパターンができる位置
近傍に挿抜可能なようにソレノイド40によって位置決
めする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、露光装置にかか
り、特に、光源から射出された光により記録媒体を走査
して画像を形成すると共に、解像度切り替え機能を有す
る露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、外周面に感光材料(記録媒
体)が装着されたドラムを主走査方向に回転させると共
に、上記感光材料に記録すべき画像を画像データに応じ
て変調されたレーザビームを上記主走査方向に略直交す
る副走査方向に走査させることで2次元画像を上記感光
材料に記録するようにした露光装置が用いられている。
【0003】この種の露光装置において、解像度を低く
して画像を記録するためには、感光材料表面におけるレ
ーザビームのスポット径を拡大すると共に、副走査方向
に対する記録ピッチを大きくするか、またはスポット径
の大きさ及び記録ピッチは変更せずに、解像度を低くし
た分だけ同一の画像データからなる画素を繰り返し記録
する方法が採られている。一方、解像度を高くして画像
を記録する場合は、これと逆の方法が採られている。
【0004】しかしながら、このようにしてレーザビー
ムのスポット径を拡大、ないし縮小するためには、駆動
機構を用いて光学系のレンズ等を駆動する必要があるこ
とから、装置が大型化すると共に、コストが上昇する、
という問題があった。また、同一の画像データからなる
画素を解像度を低くした分だけ繰り返し記録することで
解像度を低くする場合には、副走査方向に対する記録ピ
ッチが一定であるため、記録速度を向上できない、とい
う問題があった。
【0005】そこで、この問題点を解消するために、本
発明の出願人による特開2000−284206号公報
に記載の技術では、光源から射出された光を複数に分割
し、集光光学系による記録媒体上での集光点を、当該記
録媒体の副走査方向に対して複数生成する複数集光点生
成手段と、解像度に応じて副走査方向の記録間隔を制御
する副走査制御手段と、を備えておき、光源から射出さ
れた光を集光光学系を介して記録媒体上に集光させて画
像を記録する際に、記録画像の解像度に応じて、複数集
光点生成手段により副走査方向に分割して生成される集
光点の数を制御することでビームスポットの大きさを調
整すると共に、副走査方向のビームスポットの記録間隔
を調整することにより、解像度に応じた画像を効率的に
記録することを可能としていた。
【0006】この種の露光装置では、低解像度側の時、
複数集光点生成手段により副走査方向に分割して集光点
が生成されるが、低解像度の時は、集光光学系によって
記録媒体上に結像されるビームスポットの深度方向の焦
点位置を、解像度が低い分(図12(B)に示すよう
に、ビームスポットサイズが副走査方向に大きい分)、
許容される深度を深くとることができる。しかしなが
ら、複数集光点生成手段により副走査方向に分割せずに
高解像の露光を行う場合には、図12(A)に示すよう
に、焦点位置ずれΔZが大きくなるにつれて、ビームス
ポットが副走査方向に広がってしまい、画像に悪影響を
及ぼす。すなわち、露光に許容される深度が浅くなって
しまう(許容される深度を深く採ることができない)。
【0007】そこで、従来の露光装置では、深度が浅い
方でも使えるように深度に効く誤差要因(ドラムの偏
心、露光ヘッドの像面湾曲量等)を小さくするように設
計したり、オートフォーカスを用いてレンズを動かす等
の対策を行っていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように深度に効く誤差要因を小さくするべく設計を行
うことにより、各部品の公差範囲を狭めたりしなければ
ならないので、コスト上昇を招いてしまう、という問題
がある。
【0009】また、オートフォーカスを用いてレンズを
動かす場合も同様に、オートフォーカスを行うための機
構を設けなければならないので、これまたコスト上昇を
招いてしまう、という問題がある。
【0010】本発明は、上記問題を解決すべく成された
もので、記録媒体に記録する解像度を切り換えても露光
に必要な深度を確保することができる露光装置を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、光を射出する光源と、前記
光源から射出された光を記録媒体上にビームスポットと
して集光する集光光学系と、前記集光光学系の光軸上に
設けられると共に、前記ビームスポットサイズを切り換
える切換手段と、記録媒体上に記録する解像度に応じて
前記切換手段を制御する制御手段と、前記光源から射出
される光がファーフィールド条件を略満たす位置近傍に
設けられ、前記ビームスポットサイズに応じて前記光源
から射出される光の光束形状を制限する制限手段と、を
備えることを特徴としている。
【0012】請求項1に記載の発明によれば、光源から
射出された光が集光光学系によって記録媒体上に集光さ
れる際に、制御手段が記録媒体上に記録する解像度に応
じて切換手段を制御することによってビームスポットサ
イズが切り換えられる。なお、光源には各種半導体レー
ザが含まれる。また、集光光学系は、請求項2に記載の
発明のように、光源からの射出光をコリメートするコリ
メータレンズ等のコリメート手段と、コリメート光を収
束する集光レンズ等の収束手段と、によって構成するよ
うにしてもよい。また、切換手段としては、請求項3に
記載の発明のように、光を分離するビーム分離手段を用
いて、制御手段によってビーム分離手段による光の分離
を制御することによって、光を分離して重ね合わせるこ
とでビームスポットサイズを切り換えることが可能であ
る。また、ビーム分離手段としては、例えば、アレイ屈
折素子や偏光光学素子等などが含まれる。
【0013】解像度は、例えば、記録媒体として回転ド
ラムを用い、当該回転ドラムの回転によって主走査を行
い、ビームスポットを走査して副走査を行う露光装置の
場合には、ビームスポットサイズを切り換えて、回転ド
ラムの回転速度を一定として、ビームスポットの走査速
度を可変することによって切り換えることが可能であ
る。また、高解像度側と解像度が高解像度側の半分とな
る低解像度側を有する場合には、高解像度側と低解像度
側では記録速度が異なり、上記の例では、主走査速度が
同じ(回転ドラムの回転数が一定)であれば、低解像度
側では、記録速度が2倍になる。従って、必要となる光
量も低解像度側では2倍の光量が必要となる。
【0014】ここで、請求項1に記載の発明では、光源
から射出される光によってできるファーフィールド条件
を略満たす位置、すなわちファーフィールドパターンが
形成される位置近傍に設けられた制限手段によって、ビ
ームスポットサイズに応じて光源から射出される光の光
束形状が制限される。制限手段としては、例えば、ビー
ムスポットの外周をカットするような開口によって光束
形状を制限することが可能である。例えば、上述したよ
うに、低解像度側では高解像度側に比べて多くの光量が
必要であるが、逆に言うと、高解像度側では、低解像度
側よりも少ない光量で足りるので、低解像度に比べて前
記光束形状の制限量を多くすることができる。従って、
解像度に応じて前記光束形状を制限することができる。
【0015】すなわち、このように光の光束形状を制限
することにより、ビームスポットが絞られることにな
り、集光光学系によって記録媒体上に集光される際の深
度方向の焦点範囲を拡大することができる。言い換える
と、集光光学系における開口数(NA)を小さくしたの
と同様の効果を得ることができる。
【0016】従って、記録媒体に記録する解像度を切り
換えても露光に必要な深度を確保することができる例え
ば、請求項4に記載の発明のように、ビーム分離手段に
よって光を分離しないときのみ、制限手段により光束形
状を制限することによって、ビームスポットサイズが小
さい場合、すなわち高解像度の画像を記録する場合の深
度方向の焦点範囲を拡大することができる。
【0017】また、請求項5に記載の発明のように、制
限手段が、制御手段がビーム分離手段によって光を分離
するように制御する時よりもビーム分離手段によって光
を分離しないように制御する時の方が光束形状を制限す
る制限量を増加することによっても上記同様に高解像度
の画像を記録する場合の深度方向の焦点範囲を拡大する
ことができる。さらに、この場合には、ビームスポット
サイズが大きい場合、すなわち低解像度の画像を記録す
る場合においても制限手段によって光束形状が制限され
るので、上記同様に深度方向の焦点範囲を拡大すること
ができる。
【0018】また、請求項2乃至請求項5の何れか1項
に記載の発明において、制限手段は、前記制御手段が前
記ビーム分離手段によって光を分離するように制御する
時に、前記ビーム分離手段により光が分離される方向と
略直交する方向との各々の光束形状を略均等に制限する
ようにしてもよい。
【0019】さらに、請求項3乃至請求項5の何れか1
項に記載の発明において、制限手段は、前記制御手段が
前記ビーム分離手段によって光を分離するように制御す
る時に、前記ビーム分離手段により光が分離される方向
の光よりもビーム分離手段により光が分離される方向と
略直交する方向の光の制限量を増加するようにしてもよ
い。このように、ビーム分離手段によって光を分離する
ときよりも光を分離しない時の方の光束形状を制限する
ことによって、記録媒体上に結像されるビームの顕著な
ボケを防止することができ、画質を向上させることがで
きる。
【0020】なお、本発明の露光装置に適用される記録
媒体は、光源から出力された光ビームの光エネルギある
いは熱エネルギによって画像が記録される材料であれば
よく、例えば、記録フィルム、印画紙等の感光材料、フ
ォトポリマー刷板、サーマル型刷板、銀塩拡散転写型刷
板等の印刷板等を用いることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例を詳細に説明する。なお、以下では、本
発明の露光装置をレーザ記録装置に適用した場合につい
て説明する。 [第1実施形態]図1を参照して、本発明の第1実施形
態に係わるレーザ記録装置10Aの構成について説明す
る。
【0022】図1に示すように、本発明の第1実施形態
に係わるレーザ記録装置10Aは、各々レーザビームを
射出する3以上の奇数個(本実施の形態では、7個)の
半導体レーザLDと、各半導体レーザLDから射出され
た各レーザビームを集光する露光ヘッド12と、画像が
記録される記録フィルムFが装着されかつ当該記録フィ
ルムFが主走査方向に移動するように回転駆動されるド
ラム14と、ボールネジ18を回転駆動させることによ
ってボールネジ18上に配置された露光ヘッド12を上
記主走査方向に直交する方向である副走査方向に移動さ
せる副走査モータ16と、を含んで構成させれている。
なお、本実施の形態では、半導体レーザLDとして、図
8(A)に示される強度からなる光ファイバーカップル
ド半導体レーザを適用している。
【0023】なお、記録媒体としては、記録フィルムF
に限るものではなく、半導体レーザLDから出力される
光ビームの光エネルギあるいは熱エネルギによって画像
が記録される材料であればよく、例えば、記録フィルム
の他に印画紙等の感光材料、フォトポリマー刷版、サー
マル型刷版、銀塩拡散転写型刷版等の印刷版等を用いる
ことができる。
【0024】一方、露光ヘッド12には、上記奇数個の
半導体レーザLDから導波された各レーザビームを取り
纏めて出射する横多モードのファイバーアレイ部30が
備えられており、各半導体レーザLDから射出されたレ
ーザビームは、各々横多モードの光ファイバー20によ
ってファイバーアレイ部30まで案内される。なお、本
実施の形態では、レーザビームを高出力とするために、
コア径の比較的大きな多モード光ファイバーを光ファイ
バーとして用いている。
【0025】図2には、ファイバーアレイ部30の図1
矢印B方向にみた場合の構成が示されている。図2に示
すように、本実施の形態に係わるファイバーアレイ部3
0には、上面に半導体レーザLDと同数のV字溝が副走
査方向に沿って隣接するように設けられた基台30Aが
備えられると共に、各V字溝に対して光ファイバー20
が1本ずつ嵌め込まれて構成されている。従って、ファ
イバーアレイ部30からは、各半導体レーザLDから射
出された複数のレーザビームLが、副走査方向に沿った
所定間隔毎に射出されることになる。
【0026】なお、光源として各半導体レーザLDは一
方向についてブロードエリアで発光するものを用いても
よい。このときには、各半導体レーザLDから射出され
るレーザビームLのブロードエリア方向が副走査方向に
一致するように配置する。
【0027】また、露光ヘッド12には、ファイバーア
レイ部30側より、コリメータレンズ32、ビーム調整
手段34、集光レンズ38、及びビーム分離素子36が
順に配列されている。
【0028】さらに、露光ヘッド12には、図1矢印A
方向にビーム調整手段34及びビーム分離素子36を移
動させることにより、ビーム調整手段34及びビーム分
離素子36を排他的にレーザビームLの光路上に挿抜す
ることができるソレノイド40が備えられている。例え
ば、図1に示すように、ソレノイド40の移動軸40A
には、ビーム調整手段34を固定した第1の固定部材4
2とビーム分離素子36を固定した第2の固定部材44
とを固定した第3の固定部材46が設けられており、ソ
レノイド40を駆動することにより、ビーム調整手段3
4及びビーム分離素子36の双方をレーザビームLの光
路上に挿抜するようになっている。さらに、ソレノイド
40を駆動することにより、ビーム調整手段34又はビ
ーム分離素子36の何れかがレーザビームlの光路上に
位置するように、ビーム調整手段34が第1の固定部材
42に固定されると共にビーム分離素子36が第2の固
定部材44に固定されている。これによって、ソレノイ
ド40の駆動により、排他的にビーム調整手段34とビ
ーム分離素子36をレーザビームlの光路上に位置させ
ることができる。
【0029】第1実施形態に係わるビーム調整手段34
は、図1に示すように、コリメータレンズ32より射出
されるビームの外周部をカットする開口34A(例え
ば、図3に示すような円形状の開口34A)とされてお
り、図4に示すように、複数の光源より射出されてコリ
メータレンズ32に入射され、該コリメータレンズ32
によるファーフィールド条件を略満たす(ファーフィー
ルドパターンができる)位置近傍(コリメータレンズ3
2の焦点f近傍)に挿抜可能なようにソレノイド40に
よって位置決めされる。例えば、開口34Aは、光量が
20%〜70%カットされる大きさ(開口面積)の開口
34Aが設けられる。すなわち、開口34Aによって光
の光束形状が制限され、開口34Aの開口面積によって
制限量が制御される。
【0030】また、本実施形態に係わるビーム分離素子
36は、アレイ屈折素子で構成されており、当該アレイ
屈折素子は、図5に示すように、集光レンズ38によっ
て光が収束する部位に挿抜可能に配設され、入射光を互
いに平行となるように分割して出射する。すなわち、図
5に示すように、各々入射されたレーザビームLを2つ
に分割し、かつ分割された2つのレーザビームを副走査
方向に平行シフトするように出射する単位表面形状とさ
れ、各々のレーザビームLの分割方向が一致し、かつ各
々当該分割方向に沿うように直線状に一対形成して構成
したものであり、レーザビームLの分割方向が副走査方
向に一致するように、ソレノイド40によって位置決め
される。
【0031】なお、ビーム調整手段34の開口34Aと
ビーム分離素子36のアレイ屈折素子は排他的にソレノ
イド40によって移動されるように構成されているの
で、一方がレーザビームLの光路上に位置しているとき
には、他方がレーザビームの光路上に位置しないように
なっている。
【0032】次に、図6を参照して、第1実施形態に係
わるレーザ記録装置10Aの制御系の構成について説明
する。図6に示すように、当該制御系は、画像データに
応じて半導体レーザLDを駆動するLD駆動回路54
と、ソレノイド40を駆動するソレノイド駆動回路56
と、副走査モータ16を駆動する副走査モータ駆動回路
58と、LD駆動回路54、ソレノイド駆動回路56及
び副走査モータ駆動回路58を制御する制御回路52
と、を備えている。ここで、制御回路52には、記録フ
ィルムFに記録する画像を表す画像データ、及び画像記
録の解像度を表す解像度データが供給される。
【0033】なお、半導体レーザLD、光ファイバー2
0及びファイバーアレイ部30は本発明の光源相当し、
コリメータレンズ32は本発明のコリメート手段に相当
し、集光レンズ38は本発明の収束手段に相当し、コリ
メータレンズ32及び集光レンズ38は本発明の集光光
学系に相当し、ビーム分離素子36、ソレノイド40、
及びソレノイド駆動回路56は本発明のビーム分離手段
及び切換手段に相当し、制御回路は本発明の制御手段に
相当し、ビーム調整手段34、ソレノイド40、及びソ
レノイド駆動回路56は本発明の制限手段に相当する。
【0034】次に、上述のように構成されたレーザ記録
装置10Aの作用について、図7に示すフローチャート
を参照しつつ説明する。なお、ここでは、ビーム分離素
子36をレーザビームLの光路上に位置させない場合
の、すなわちレーザビームLを分割させない場合の各レ
ーザビームLによる記録フィルムF上の高解像度側での
副走査方向の走査線ピッチ間隔をεとした場合、ビーム
スポットの間隔が2・εに設定させており、ビーム分離
素子36により分離された2つのレーザビームの記録フ
ィルムF上のビーム分離素子36によるビームスポット
のずらし量ががεに設定されていることを前提に説明す
る。
【0035】まず、作業者は、レーザ記録装置10Aに
対して記録する画像の解像度Sを示す解像度データを入
力する(ステップ100)。この解像度データ、及び記
録すべき画像の画像データは制御回路52に供給され、
制御回路52は、これらのデータに基づいて調整された
信号をLD駆動回路54、ソレノイド駆動回路56及び
副走査モータ駆動回路58に供給する。なお、本実施の
形態では、上記解像度SとしてK0(dpi)と、2・
K0(dpi)の2種類の解像度で画像を記録できるも
のとして以下の説明を行う。
【0036】作業者によって入力された解像度が2・K
0(dpi)である場合(ステップ102で肯定判定さ
れた場合)、ソレノイド駆動回路56はソレノイド40
を駆動し、ビーム分離素子36がレーザビームLの光路
上に位置しないように、かつビーム調整手段34の開口
34AがレーザビームLの光路上に位置するように、第
1の固定部材42と第2の固定部材44とが固定された
第3の固定部材46を移動させる(ステップ104)。
また、この場合、副走査モータ駆動回路58は副走査モ
ータ16による露光ヘッド12の副走査方向に対する送
り間隔Wを次ぎのように設定する(ステップ106)。
【0037】
【数1】
【0038】但し、Nは半導体レーザLDの数(本実施
の形態では‘7’)である。
【0039】すなわち、解像度2・K0(dpi)であ
る場合、ビーム分離素子36をレーザビームLの光路上
から外すことによって、レーザビームLを副走査方向に
分離しないようにしており、これによってレーザビーム
Lを分割する場合の2倍の解像度を実現している。
【0040】上述のようにビーム分離素子36の移動及
び副走査方向に対する送り間隔の設定が終了すると、L
D駆動回路54は、画像データに基づき、記録濃度に合
わせて設定されたデータに応じた発光量となるように各
半導体レーザLDの駆動を制御する(ステップ10
8)。
【0041】各半導体レーザLDから射出されたレーザ
ビームLは、コリメータレンズ32によって平行光束と
された後、ビーム調整手段34によってレーザビームL
の外周が開口34Aによってカットされて、集光レンズ
38を介してドラム14の記録フィルムFに集光され
る。
【0042】この時、コリメータレンズ32によるファ
ーフィールドパターンができる位置近傍に設けられたビ
ーム調整手段34による開口34Aによってレーザビー
ムLの外周部分がカットされるので、集光レンズ38に
よって記録フィルムF上に集光されるビームスポットの
深度方向の焦点許容範囲を広くすることができる。言い
換えれば、ビーム調整手段34の開口34Aにより、集
光レンズ38の開口数(NA)を小さくしたのと同様の
効果を得ることができ、これによって、深度方向の焦点
位置ずれによるビームスポットの広がりを防止すること
ができるので、深度方向の焦点許容範囲を拡大させるこ
とができる。従って、露光に必要な深度を確保すること
ができる。
【0043】この場合、記録フィルムF上には、各々図
8(A)に示す強度分布からなるビームスポットS1〜
S7(図9(A))が形成される。このビームスポット
S1〜S7は、図9(A)に示すように、露光ヘッド1
2が副走査方向に送り間隔Wのピッチで送られると共
に、ドラム14が主走査方向に回転されることにより、
解像度が2・K0(dpi)となる2次元画像が記録フ
ィルムF上に形成される(ステップ110)。
【0044】次に、解像度が2・K0(dpi)からK
0(dpi)に変更された場合(ステップ102で否定
判定された場合)について説明する。この場合、ソレノ
イド駆動回路56はソレノイド40を駆動し、ビーム分
離素子36がレーザビームLの光路上に位置するよう
に、かつビーム調整手段34の開口34Aがレーザビー
ムLの光路上に位置しないように、第1の固定部材42
と第2の固定部材44とが固定された第3の固定部材4
6を移動させる(ステップ112)。また、この場合、
副走査モータ駆動回路58は副走査モータ16による露
光ヘッド12の副走査方向に対する送り間隔W’を次の
ように設定する(ステップ114)。
【0045】
【数2】
【0046】すなわち、解像度がK0(dpi)である
場合、ビーム分離素子36をレーザビームLの光路上に
位置させることによって、ビーム分離素子36に入射さ
れたレーザビームLを副走査方向に複数(本実施の形態
では‘2’)のレーザビームに分割するようにしてお
り、これによってレーザビームLを分割しない場合の2
分の1の解像度を実現している。
【0047】上述のようにビーム分離素子36の移動及
び副走査方向に対する送り間隔W’の設定が終了する
と、LD駆動回路54は、画像データに基づき、記録濃
度にあわせて設定されたデータに応じた発光量となるよ
うに各半導体レーザLDの駆動を制御する(ステップ1
16)。
【0048】各半導体レーザLDから射出されたレーザ
ビームLは、コリメータレンズ32によって平行光束と
された後、ビーム分離素子36に供給され、図5に示す
ように、各レーザビームL毎に副走査方向に4つに分割
(ビームシェアリング)されると共に、ビーム分離素子
36の単位表面形状に対応する一対の部位の各々から、
分割された2つのレーザビームが副走査方向に平行シフ
トするように出射される。そして、この4分割されたレ
ーザビームは、ドラム14に設けられた記録フィルムF
の被走査面上で副走査方向に2つずつ重ね合わされ、結
果的に各レーザビームL毎に2つに分割された状態で集
光される。
【0049】このとき、本実施の形態のビーム分離素子
36はアレイ対の数の集光ビームで1つの集光スポット
を構成するので、焦点位置からレーザビームの入射側を
見たときと、集光位置からレーザビームの出射側を見た
ときとで、各レーザビームのボケ方が光軸方向に対して
対象となり、この結果としてレーザ記録装置10Aにお
ける記録画像の画質を向上することができる。
【0050】この場合、記録フィルムF上には、図8
(B)に示す2つの強度分布、すなわち2つに分割され
たレーザビームの各強度分布が副走査方向に合成された
状態の強度分布からなるビームスポットS1’〜S7’
(図9(B))が形成される。
【0051】このビームスポットS1’〜S7’は、図
9(B)に示すように、露光ヘッド12が副走査方向に
送り間隔W’のピッチで送られると共に、ドラム14が
主走査方向に回転されることにより、解像度がK0(d
pi)となる2次元画像が記録フィルムF上に形成され
る(ステップ110)。
【0052】このように、記録画像の解像度を2・K0
(dpi)からK0(dpi)に変更した場合、ビーム
分離素子36をレーザビームLの光路上に挿入するだけ
でビームスポットS1〜S7をビームスポットS1’〜
S7’に容易に拡大することができ、しかも、副走査速
度が高速化されるので、高速で画像記録を行うことが可
能となる。
【0053】同様にして、解像度K0(dpi)から2
・K0(dpi)に変更することができる。
【0054】また、第1実施形態に係わるビーム調整手
段34は、高解像度(2・K0(dpi))の時に開口
34Aによってレーザビームの外周の光をカットして開
口数(NA)を小さくしている。すなわち、レーザビー
ムLの光パワーは、ドラム14の回転速度を一定とする
と、低解像度側に比べて副走査速度が半分になるので、
その分光パワーに余裕がある。従って、高解像度側で
は、低解像度側よりも透過光量をビーム調整手段34の
開口34Aによって光をカットして、集光レンズ38か
ら出射する集光ビームの開口数(NA)を小さくするこ
とで、高解像度側の焦点の許容深度を拡大することがで
きる。例えば、高解像度(2・K0(dpi))の時の
光量を低解像度(K0(dpi))に比べて20%〜7
0%カットするように開口34Aの大きさを設定するこ
とによって深度方向の焦点許容範囲を拡大することがで
きる。
【0055】一方、低解像度側では、レーザビームLを
ビーム分離素子36によって副走査方向側に分割させて
いるので、焦点深度方向にピント位置がずれた場合、副
走査方向のビーム径が大きくなっていると共に、解像度
が低くなっている分、画質に対する影響度が小さい。従
って、低解像度側では、ビーム調整手段34等をレーザ
ビームLの光路上に挿入しなくても十分に露光に必要な
深度を確保することが可能である。
【0056】従って、記録フィルムFに記録する解像度
を切り換えても本実施の形態に係わるレーザ記録装置1
0Aは、露光に必要な深度を確保することができる。 [第2実施形態]第1実施形態では、高解像度側のみビ
ーム調整手段34の開口がレーザビームLの光路上に位
置するようにした構成したが、第2実施形態では、高解
像度側と低解像度側とでそれぞれ異なる開口をレーザビ
ームLの光路上に位置するように構成した場合について
説明する。
【0057】まず、図10を参照して、第2実施形態に
係わるレーザ記録装置10Bの構成について説明する。
なお、図10において図1に示されるレーザ記録装置1
0Aと同一構成要素には同一符号を付して説明を省略す
る。
【0058】図10に示すように、第2実施形態に係わ
るビーム調整手段34’は、異なる2つの開口34A、
34Bを備え、各々の開口34A、34Bが第1の固定
部材42に固定されている。ビーム調整手段34’は、
第1実施形態と同様に、複数の光源より射出されてコリ
メータレンズ32に入射され、該コリメータレンズ32
によるファーフィールドパターンができる位置近傍(コ
リメータレンズ32の焦点f近傍)に挿抜可能なように
ソレノイド40によって位置決めされる。なお、開口3
4A、34Bは、光が透過する面積がそれぞれ異なる面
積とされており、開口34Aの方が開口34Bより小さ
い開口面積になっている。
【0059】第2実施形態に係わるビーム調整手段3
4’の開口34Aは、第1実施形態と同様に、図3に示
すような円形状の開口とされ、開口34Bは、例えば、
図11(A)に示すように、主走査方向の光をカットす
るように副走査方向が長軸となる楕円形状のものや、図
11(B)に示すように、開口34Aよりも光の透過面
積の大きい円形状のものや、図11(C)に示すよう
に、主走査方向の光のカット量を多くするような長方形
の開口などが用いられる。
【0060】なお、第2実施形態のビーム調整手段3
4’の開口34A、34Bとビーム分離素子36のアレ
イ屈折素子は、開口34AがレーザビームLの光路上に
位置しているときには、開口34B及びビーム分離素子
36がレーザビームLの光路上に位置しないようになっ
ていると共に、逆に、開口34B及びビーム分離素子3
6がレーザビームLの光路上に位置しているときには、
開口34AがレーザビームLの光路上に位置しないよう
になっている。すなわち、第1の固定部材に固定された
開口34Bと第2の固定部材42に固定されたビーム分
離素子36がレーザビームの光軸方向に一致するように
それぞれの固定部材に固定され、開口34Aが第1の固
定部材42に固定された開口34Bが固定された位置に
対してレーザビーム光軸方向と略直交する方向にずれた
位置に固定されている。そして、第1の固定部材42及
び第2の固定部材44が固定された第3の固定部材44
をソレノイド40によって移動するように構成されてい
る。
【0061】そして、解像度を2・K0(dpi)に設
定した場合には、ソレノイド駆動回路56はソレノイド
40を駆動し、ビーム調整手段34’の開口34B及び
ビーム分離素子36がレーザビームLの光路上に位置し
ないように、かつビーム調整手段34’の開口34Aが
レーザビームLの光路上に位置するように、第1の固定
部材42と第2の固定部材44とが固定された第3の固
定部材46を移動させる。また、この場合、副走査モー
タ駆動回路58は副走査モータ16による露光ヘッド1
2の副走査方向に対する送り間隔Wを第1実施形態で示
した間隔に設定する(式(1))。
【0062】すなわち、解像度2・K0(dpi)であ
る場合、ビーム分離素子36をレーザビームLの光路上
から外すことによって、レーザビームLを副走査方向に
分離しないようにしており、これによってレーザビーム
Lを分割する場合の2倍の解像度を実現している。
【0063】上述のようにビーム分離素子36の移動及
び副走査方向に対する送り間隔の設定が終了すると、L
D駆動回路54は、画像データに基づき、記録濃度に合
わせて設定されたデータに応じた発光量となるように各
半導体レーザLDの駆動を制御する。各半導体レーザL
Dから射出されたレーザビームLは、コリメータレンズ
32によって平行光束とされた後、ビーム調整手段3
4’によってレーザビームLの外周が開口34Aによっ
てカットされて、集光レンズ38を介してドラム14の
記録フィルムFに集光される。
【0064】この時、コリメータレンズ32によるファ
ーフィールドパターンができる位置近傍に設けられたビ
ーム調整手段34’による開口34Aによってレーザビ
ームLの外周部分がカットされるので、集光レンズ38
によって記録フィルムF上に集光されるビームスポット
の深度方向の焦点許容範囲を広くすることができる。言
い換えれば、ビーム調整手段34’の開口34Aによ
り、集光レンズ38の開口数(NA)を小さくしたのと
同様の効果を得ることができ、これによって、深度方向
の焦点位置ずれによるビームスポットの広がりを防止す
ることができるので、深度方向の焦点許容範囲を拡大さ
せることができる。従って、露光に必要な深度を確保す
ることができる。
【0065】次に、解像度が2・K0(dpi)からK
0(dpi)に変更された場合には、ソレノイド駆動回
路56はソレノイド40を駆動し、ビーム調整手段3
4’の開口34B及びビーム分離素子36がレーザビー
ムの光路上に位置するように、かつビーム調整手段3
4’の開口34AがレーザビームLの光路上に位置しな
いように、第1の固定部材42と第2の固定部材44と
が固定された第3の固定部材46を移動させる。また、
この場合、副走査モータ駆動回路58は副走査モータ1
6による露光ヘッド12の副走査方向に対する送り間隔
W’を第1実施形態で示した間隔に設定する(式
(2))。
【0066】すなわち、解像度がK0(dpi)である
場合、ビーム分離素子36をレーザビームLの光路上に
位置させることによって、ビーム分離素子36に入射さ
れたレーザビームLを副走査方向に複数(本実施の形態
では‘2’)のレーザビームに分割するようにしてお
り、これによってレーザビームLを分割しない場合の2
分の1の解像度を実現している。
【0067】上述のようにビーム分離素子36の移動及
び副走査方向に対する送り間隔W’の設定が終了する
と、LD駆動回路54は、画像データに基づき、記録濃
度にあわせて設定されたデータに応じた発光量となるよ
うに各半導体レーザLDの駆動を制御する。各半導体レ
ーザLDから射出されたレーザビームLは、コリメータ
レンズ32によって平行光束とされた後、ビーム調整手
段34’によってレーザビームLの外周が開口34Bに
よってカットされて、ビーム分離素子36に供給され
る。そして、ビーム分離素子36によって各レーザビー
ムL毎に副走査方向に4つに分割(ビームシェアリン
グ)されると共に、ビーム分離素子36の単位表面形状
に対応する一対の部位の各々から、分割された2つのレ
ーザビームが副走査方向に平行シフトするように出射さ
れる。そして、この4分割されたレーザビームは、ドラ
ム14に設けられた記録フィルムFの被走査面上で副走
査方向に2つずつ重ね合わされ、結果的に各レーザビー
ムL毎に2つに分割された状態で集光される。
【0068】この時、第2実施形態では、低解像度(K
0(dpi))の場合でも、コリメータレンズ32によ
るファーフィールドパターンができる位置近傍に設けら
れたビーム調整手段34’の開口34Bによってレーザ
ビームKの外周部分がカットされるので、集光レンズ3
8によって記録フィルムF上に集光されるビームスポッ
トの深度方向の焦点許容範囲を広くすることができる。
言い換えれば、ビーム調整手段34’の開口34Bによ
り、集光レンズ38の開口数(NA)を小さくしたのと
同様の効果を得ることができ、これによって、深度方向
の焦点位置ずれによるビームスポットの広がりを防止す
ることができるので、深度方向の焦点範囲を拡大させる
ことができる。従って、露光に必要な深度を確保するこ
とができる。
【0069】また、第2実施形態では、高解像度側と低
解像度側とで、ビーム調整手段34’の開口34A、3
4Bの光の透過する面積(開口の大きさ)をそれぞれ異
なるようにすると共に、高解像度側で用いる開口34A
を低解像度側で用いる開口34Bに比べて開口の大きさ
を小さくしているので、高解像度側で狭まる深度方向の
焦点範囲を広くすることができる。そして、高解像度側
のみならず低解像度側にもコリメータレンズ32による
ファーフィールドパターンができる位置近傍にビーム調
整手段34’としての開口34Bを設けているので、解
像度に係わらず深度方向の焦点許容範囲を拡大させるこ
とができる。従って、記録フィルムFに結像されるビー
ムスポットのボケを防止することができ、画質を向上す
ることができる。
【0070】なお、上記の実施の形態では、いずれもビ
ーム分離素子36としてアレイ屈折素子を用いてレーザ
ビームを分離するようにしていたが、ビーム分離素子3
6としてはアレイ屈折素子に限るものではなく、例え
ば、1/2波長板等を用いた偏光方向制御手段と、一軸
性結晶からなる偏光光学素子等を組み合わせて用いるこ
とも可能である。
【0071】また、ビーム分離素子36は、ビーム調整
手段34、34’のレーザビームL進行方向の下流側に
設ける構成としたが、これに限るものではなく、レーザ
ビームを走査面上に所定の分割をして記録フィルムF上
に結像できれば、レーザビームLの光路上のどこにおい
てもよい。
【0072】さらに、上記の実施の形態では、ビーム調
整手段34、34’として開口34A、34Bを用いた
が、これに限るものではなく、例えば、露光ヘッド12
の光路中に折り返しミラー等を設ける場合には、該折り
返しミラーの反射領域の面積等を制御することによって
開口34A、34Bと同様の効果を得ることが可能であ
る。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、光
源から射出される光によってできるファーフィールド条
件が略満たされる位置近傍に、ビームスポットサイズに
応じて光源から射出される光の光束形状を制限する制限
手段を設けることによって、深度方向の焦点位置ずれに
よるビームスポットの広がりを防止することができるの
で、記録媒体上に集光される際の深度方向の焦点許容範
囲を拡大することができ、露光に必要な深度を確保する
ことができる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係わるレーザ記録装置
の概略構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に係わるファイバーアレイ
部の概略構成を示す図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係わるビーム調整手段
としての開口を示す図である。
【図4】ファーフィールドパターンができる位置を示し
た概略図である。
【図5】本発明の実施の形態に係わるビーム分離素子の
概略を説明するための図である。
【図6】本発明の実施の形態に係わるレーザ記録装置の
制御系の構成を示すブロック図である。
【図7】解像度に応じて画像記録を行う場合の処理の流
れを示すフローチャートである。
【図8】焦点位置におけるレーザビームの強度分布の状
態例を示すグラフである。
【図9】本発明の実施の形態に係わるレーザ記録装置に
よる記録フィルム上でのビームスポットの状態を示す概
略図である。
【図10】本発明の第2実施形態に係わるレーザ記録装
置の概略構成を示す図である。
【図11】本発明の第2実施形態に係わるビーム調整手
段としての開口を示す図である。
【図12】焦点位置ずれとビームスポットサイズの関係
を示すグラフである。
【符号の説明】
10A、10B レーザ記録装置 20 光ファイバー 30 ファイバーアレイ部 32 コリメータレンズ 34、34’ ビーム調整手段 34A、34B 開口 36 ビーム分離素子 38 集光レンズ 40 ソレノイド 52 制御回路 56 ソレノイド駆動回路 L レーザビーム LD 半導体レーザ F 記録媒体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を射出する光源と、 前記光源から射出された光を記録媒体上にビームスポッ
    トとして集光する集光光学系と、 前記集光光学系の光軸上に設けられると共に、前記ビー
    ムスポットサイズを切り換える切換手段と、 記録媒体上に記録する解像度に応じて前記切換手段を制
    御する制御手段と、 前記光源から射出される光がファーフィールド条件を略
    満たす位置近傍に設けられ、前記ビームスポットサイズ
    に応じて前記光源から射出される光の光束形状を制限す
    る制限手段と、 を備えた露光装置。
  2. 【請求項2】 前記集光光学系は、前記光源からの射出
    光をコリメートするコリメート手段と、コリメート光を
    収束する収束手段とから構成されたことを特徴とする請
    求項1に記載の露光装置。
  3. 【請求項3】 前記切換手段は、光を分離するビーム分
    離手段からなり、前記制御手段が前記解像度に応じて前
    記ビーム分離手段による前記分離を制御することを特徴
    とする請求項1又は請求項2に記載の露光装置。
  4. 【請求項4】 前記制限手段は、前記ビーム分離手段に
    よって光を分離しないときにのみ、前記制限手段により
    光束形状を制限することを特徴とする請求項1乃至請求
    項3の何れか1項に記載の露光装置。
  5. 【請求項5】 前記制限手段は、前記制御手段が前記ビ
    ーム分離手段によって光を分離するように制御する時よ
    りも前記ビーム分離手段によって光を分離しないように
    制御する時の方が前記光束形状を制限する制限量を増加
    することを特徴とする請求項2に記載の露光装置。
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