JP2003236834A - 熱硬化性樹脂積層管及びその製造方法 - Google Patents

熱硬化性樹脂積層管及びその製造方法

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JP2003236834A
JP2003236834A JP2002041867A JP2002041867A JP2003236834A JP 2003236834 A JP2003236834 A JP 2003236834A JP 2002041867 A JP2002041867 A JP 2002041867A JP 2002041867 A JP2002041867 A JP 2002041867A JP 2003236834 A JP2003236834 A JP 2003236834A
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resin
impregnated
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thermosetting
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Koichi Toshikura
晄一 利倉
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Risho Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻線形成時に変形が生じない機械的強度を有
し、絶縁油が効率良く浸透して層間耐電圧が優れた、巻
線用絶縁筒としての特性に優れた熱硬化性樹脂積層管を
提供する。 【解決手段】 紙基材の片面に熱硬化性樹脂を含浸乾燥
させ、厚み方向に熱硬化性樹脂の樹脂含浸層2と樹脂未
含浸層3を設けたプリプレグシート1を筒状に巻重ねた
熱硬化性樹脂積層管であって、プリプレグシート1が、
前記熱硬化性樹脂の樹脂含浸層2の面方向にも熱硬化性
樹脂の樹脂含浸部2aと樹脂未含浸部2bが有り、少な
くとも熱硬化性樹脂の樹脂含浸部2aが周方向に連続し
ており、このプリプレグシート1が巻芯に加熱加圧しな
がら巻重ねるか、巻芯に巻重ねた後、加熱する方法によ
り熱硬化性樹脂積層管を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主として油入変
圧器の巻線用絶縁筒として使用される熱硬化性樹脂積層
管とその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】油入変圧器は、主要構成部材である磁気
回路を形成する鉄芯と電気回路を形成する巻線とを金属
製のタンク内に収容し、電気絶縁のためにタンク内に絶
縁油を充填して構成されている。
【0003】ところで、従来、巻線に使用されている巻
線用絶縁筒として、木綿繊維、クラフトパルプ等の植物
繊維を抄いた湿紙を重ねて加圧成形したプレスボード
を、カゼイン等の接着剤を使用して円筒状に形成したも
のがある。この円筒状に形成されたプレスボードから成
る巻線用絶縁筒は、絶縁油がプレスボードの繊維内に比
較的浸透し易いため、絶縁性能は優れているものの、機
械的強度が劣り、巻線形成時に変形し易く、寸法精度に
劣るという欠点がある。
【0004】また、巻線用絶縁筒として、従来、紙基材
にフェノール樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸乾燥させたプ
リプレグを筒状に巻き重ねた熱硬化性樹脂積層管の使用
が考えられている。この熱硬化性樹脂積層管を巻線用絶
縁筒として使用した場合、紙基材全体に結合剤となるフ
ェノール樹脂が含浸しているため、機械的強度は優れて
いるものの、積層管の内部には絶縁油が浸透せず、積層
管全体に微小空隙が点在するため、絶縁筒としての層間
耐電圧が劣るという欠点があった。
【0005】また、紙基材の片面に熱硬化性樹脂を含浸
乾燥させ、厚み方向に熱硬化性樹脂の樹脂含浸層と樹脂
未含浸層を設けたプリプレグシートを筒状に巻重ねた熱
硬化性樹脂積層管の使用が考えられる。この熱硬化性樹
脂積層管を巻線用絶縁筒として使用する場合、樹脂未含
浸層より絶縁油を浸透させることは可能であるが、絶縁
油の浸透は積層管の軸方向のみからであり、積層管の周
方向からの絶縁油の浸透は期待出来ない。このため、絶
縁油の浸透速度が遅くなり、絶縁油の含浸作業効率が劣
る欠点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は、
巻線形成時に変形が生じない機械的強度を有し、絶縁油
が効率良く浸透して層間耐電圧が優れた、巻線用絶縁筒
としての特性に優れた熱硬化性樹脂積層管を提供しよう
とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、紙基材の片
面に熱硬化性樹脂を含浸乾燥させ、厚み方向に熱硬化性
樹脂の樹脂含浸層と樹脂未含浸層を設けたプリプレグシ
ートを筒状に巻重ねた熱硬化性樹脂積層管であって、プ
リプレグシートが、前記熱硬化性樹脂の樹脂含浸層の面
方向にも熱硬化性樹脂の樹脂含浸部と樹脂未含浸部が有
り、少なくとも熱硬化性樹脂の樹脂含浸部が周方向に連
続しており、このプリプレグシートが巻芯に加熱加圧し
ながら巻重ねるか、巻芯に巻重ねた後、加熱する方法に
より熱硬化性樹脂積層管を製造したものである。
【0008】即ち、この発明に係る熱硬化性樹脂を形成
するプリプレグシートは、厚み方向に熱硬化性樹脂が含
浸した樹脂含浸層と、熱硬化性樹脂が含浸していない樹
脂未含浸層があることに加え、その樹脂含浸層の面方向
にも熱硬化性樹脂が含浸した樹脂含浸部と含浸していな
い樹脂未含浸部が設けてあり、さらに熱硬化性樹脂の樹
脂含浸部が周方向に連続しているものである。
【0009】したがって、この発明に係る熱硬化性樹脂
積層管を巻線用絶縁筒として使用した場合、熱硬化性樹
脂積層管の軸方向に加え、周方向からも絶縁油の含浸が
可能となり、絶縁油の含浸作業効率が著しく向上する。
また、熱硬化性樹脂積層管の周方向に熱硬化性樹脂の樹
脂含浸部が連続しているため、周方向外側から内側方向
にかかる巻線形成時の応力に対し、変形が生じ難い機械
的強度が得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明は、例えば、図1に示す
ように、紙基材に熱硬化性樹脂を、厚み方向に熱硬化性
樹脂の樹脂含浸層2と樹脂未含浸層3が形成されるよう
に含浸乾燥させたプリプレグシート1を、巻芯4に加熱
加圧しながら巻重ねて熱硬化性樹脂積層管8を製造する
ものである。図1において、符号5はプリプレグシート
1が巻き取られた成形前のプリプレグシート、6は熱ロ
ール、7は加圧ロールを示している。
【0011】また、紙基材に熱硬化性樹脂を含浸乾燥さ
せたプリプレグシート1を、予め巻芯に巻重ねた後、加
熱して、加熱による膨張率を利用して成形することも可
能である。この場合、熱ロールを備えた加熱加圧成形機
が不要となるメリットがある。また、加熱加圧しながら
成形しないため、高速で巻き取れるメリットがある。
【0012】上記熱硬化性樹脂積層管8を形成するプリ
プレグシート1は、図2(b)又は図3(b)に示すよ
うに、厚み方向に熱硬化性樹脂の樹脂含浸層2と樹脂未
含浸層3とを有し、更に樹脂含浸層2は面方向に熱硬化
性樹脂の樹脂含浸部2aと樹脂未含浸部2bとに区分さ
れている。
【0013】前記樹脂含浸層2の樹脂含浸部2aと樹脂
未含浸部2bとは、図2(a)に示すように、熱硬化性
樹脂積層管8の周方向となる方向に熱硬化性樹脂の樹脂
含浸部2aが連続するように組み合わせられていてもよ
いし、図3(a)のように格子状に組み合わせられてい
てもよい。格子状に組み合わせる場合は、格子状になっ
ている樹脂未含浸部2bより、周方向より絶縁油が含浸
すれば良いので、樹脂未含浸部2bの形状が四角形、楕
円形、三角形等、特に樹脂未含浸部2bの平面形状は限
定するものではない。
【0014】この発明のプリプレグシート1の紙基材と
しては、コイル絶縁紙、プレスボード等の電気機器のコ
イル絶縁等に使用されている紙が好ましいが、特に限定
されるものではない。また、密度の低い紙を使用すると
絶縁油の含浸速度が早くなるが、機械的強度は劣ること
になる。
【0015】この発明において、紙基材に含浸される熱
硬化性樹脂としては、例えば、フェノール樹脂、エポキ
シ樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等、通
常の熱硬化性樹脂積層板や熱硬化性樹脂積層管に使用さ
れる樹脂を使用することができ、特に限定されるもので
はない。
【0016】また、紙基材に熱硬化性樹脂を含浸させて
プリプレグシート1を形成する方法としては、長尺状に
巻き取られた紙基材の片面に、所定のパターンを形成し
たロール転写法により、熱硬化性樹脂を付着させた後、
100〜150℃の乾燥機内に通すという方法がある
が、含浸方法は特に限定されない。
【0017】上記プリプレグシート1を巻き重ねる際に
使用する巻芯4は、木製、金属製、プラスチック製等、
特に限定されないが、金属製のものが耐久性に優れてい
る。
【0018】前記プリプレグシート1を巻芯に巻き重ね
る際の加熱加圧条件は、使用する熱硬化性樹脂や紙基材
に応じて適宜選択されるものであるが、加熱温度は、プ
リプレグを形成する熱硬化性樹脂の軟化点温度以上であ
り、加圧力は、2000mm幅のプリプレグに対しては
0.2kN〜10kN程度に設定する。
【0019】一方、巻芯に巻重ねた後、加熱する場合
は、巻芯4を挿入した状態で100〜200℃の乾燥機
内で硬化させる。硬化温度は、紙基材の層間密着性を十
分得るために熱硬化性樹脂の軟化点温度以上である。ま
た、温度が高い方がプリプレグシート1の熱膨張率が大
きくなるため、層間密着性を十分に得易い。
【0020】この発明で得られる熱硬化性樹脂積層管8
の断面形状は、図4(a)、(b)、(c)に示すよう
に、円形、楕円形、コーナーがR形状を有する四角形等
のいずれでもよい。
【0021】この発明で得られる熱硬化性樹脂積層管8
の肉厚は、油入変圧器の構造又は設計基準により決めら
れるが、通常は1〜10mm程度である。この発明で得
られる熱硬化性樹脂積層管8の長さは、一般に油入変圧
器の容量に依存するが通常500mm〜2400mm程
度である。この発明では長さの長い積層管に対し、特に
有効となる。
【0022】(実施例1)熱硬化性フェノール樹脂ワニ
スを密度0.7g/cm3のコイル絶縁紙(質量60g
/m2)に、ロール転写法により、樹脂含浸部2aと樹
脂未含浸部2bが交互になるように、クラフト紙の幅方
向に10mmピッチで、前記ワニスを含浸させ、樹脂含
浸部2aの樹脂付着量が36重量%になるようにプリプ
レグシート1を得た(図2(a)のパターン)。このプ
リプレグを温度80℃のステンレス製の巻芯4(直径8
00mmφ)に、2000mm幅のプリプレグシート1
を150℃に保持した加圧ロール7により6kNの力で
加圧しながら肉厚5mmの熱硬化性樹脂積層管8を成形
した。成形後、熱硬化性樹脂の硬化を十分に行なうため
に120℃で10時間の熱処理を行なった。この後、得
られた熱硬化性樹脂積層管8の断面を電子顕微鏡で観察
したところ、紙基材中に厚さ方向に熱硬化性樹脂の樹脂
含浸層2と樹脂未含浸層3とが形成されていること、及
び紙基材の面方向に対しても、熱硬化性樹脂の樹脂含浸
部2aと樹脂未含浸部2bとが形成されていることが確
認出来た。
【0023】そして、得られた熱硬化性樹脂積層管8に
ついて、110℃に保持した絶縁油(日石三菱製、高圧
絶縁油K)の中で、2mmHgの圧力条件下で油含浸処
理を行ない、熱硬化性樹脂積層管8の長さ方向の中央部
まで絶縁油が浸透する時間を調べた。尚、絶縁油が浸透
する時間は所定時間を油含浸処理した後、熱硬化性樹脂
積層管8の長さ方向の中央部を切断して確認した。さら
に、絶縁油が浸透した熱硬化性樹脂積層管8について、
JIS K 6911 5.17.4項に基づき曲げ強
さ及びJIS K 6911 5.10.2項に基づき
貫層耐電圧を測定した。
【0024】(実施例2)ロール転写法により、樹脂未
含浸部が1辺10mmの正方形の格子状になるように、
前記ワニスを含浸させ、樹脂含浸部2aの樹脂付着量が
36重量%になるようにプリプレグシート1を得た(図
3(a)のパターン)以外は、実施例1と同様にして熱
硬化性樹脂積層管8を製作し、得られた熱硬化性樹脂積
層管8について、実施例1と同様にして絶縁油が浸透す
る時間及び曲げ強さ及び貫層耐電圧を測定した。
【0025】(比較例1)ロール転写法により、コイル
絶縁紙の片面側の全面に前記ワニスを含浸させ、樹脂付
着量が36重量%になるようにプリプレグシート1を得
た以外は、実施例1と同様にして熱硬化性樹脂積層管8
を製作し、得られた熱硬化性樹脂積層管8について、実
施例1と同様にして絶縁油が浸透する時間及び曲げ強さ
及び貫層耐電圧を測定した。
【0026】(比較例2)ロール転写法により、樹脂含
浸部2aと樹脂未含浸部2bが交互になるように、クラ
フト紙の長さ方向に10mmピッチで、前記ワニスを含
浸させ、樹脂含浸部2aの樹脂付着量が36重量%とな
るようにプリプレグシート1を得た(図2(a)のパタ
ーンでストライプパターンが90°反転)以外は、実施
例1と同様にして熱硬化性樹脂積層管8を製作し、得ら
れた熱硬化性樹脂積層管8について、実施例1と同様に
して絶縁油が浸透する時間及び曲げ強さ及び貫層耐電圧
を測定した。
【0027】(比較例3)密度1.0g/cm3のプレ
スボード(質量120g/m2)を、カゼイン接着剤を
用いながら、実施例1と同寸法の絶縁筒を得て、実施例
1と同様にして熱硬化性樹脂積層管8を製作し、得られ
た熱硬化性樹脂積層管8について、実施例1と同様にし
て絶縁油が浸透する時間及び曲げ強さ及び貫層耐電圧を
測定した。
【0028】実施例1〜2及び比較例1〜3の結果は、
表1の通りである。実施例1、2は熱硬化性樹脂の含浸
が熱硬化性樹脂積層管の周方向に連続して形成されてい
るため、絶縁筒として十分な特性を有しており、更に絶
縁油の含浸所要時間が短縮出来る。
【0029】比較例1では絶縁油の含浸所要時間は短縮
できるが、曲げ強さが絶縁筒としては不十分である。
【0030】比較例2では絶縁油の浸透が熱硬化性樹脂
積層管8の軸方向のみからとなり、絶縁油の含浸所要時
間が長くなる。
【0031】比較例3では比較的機械的強度に優れたプ
レスボードを使用した例であるが、紙の密度が高くなる
ため、絶縁油の含浸所要時間が若干長くなるばかりでな
く、曲げ強さが著しく劣る。
【0032】
【表1】
【0033】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、巻線
形成時に変形が生じない機械的強度を有し、絶縁油の含
浸処理時間を短縮出来る、巻線用絶縁筒としての特性に
優れた熱硬化性樹脂積層管を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】プリプレグを巻芯に加熱加圧しながら円筒状に
巻き付けた熱硬化性樹脂積層管の製造工程の一例を示す
概略図
【図2】(a)は熱硬化性樹脂含浸プリプレグの面方向
から見た一例を示す概略図、(b)断面方向から見た概
略図
【図3】(a)は熱硬化性樹脂含浸プリプレグの面方向
から見た一例を示す概略図、(b)断面方向から見た概
略図
【図4】(a)、(b)、(c)は熱硬化性樹脂積層管
の各例を示す断面図
【符号の説明】
1 プリプレグシート 2 樹脂含浸層 2a 樹脂含浸部 2b 樹脂未含浸部 3 樹脂未含浸層 4 巻芯 5 プリプレグシート1が巻き取られた成形前のプリプ
レグシート 6 熱ロール 7 加圧ロール 8 熱硬化性樹脂積層管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B32B 27/10 H01B 7/02 A 5G309 H01B 7/02 H01F 27/32 Z H01F 27/32 41/12 E 41/12 B29K 105:06 // B29K 105:06 B29C 67/14 X Fターム(参考) 4F072 AA04 AA07 AB03 AB31 AD13 AD21 AD23 AD38 AG03 AG07 AH02 AH26 AJ04 AK20 AL11 4F100 AB04 AK01B AK33 BA02 BA13 DA11 DC22 DG10A EJ08 EJ082 EJ17 EJ172 EJ42 EJ422 EJ82 EJ822 EJ86 EJ862 GB51 JB13B JG04 4F204 AA36 AD06 AD08 AF16 AG08 AH33 AH34 FA01 FB01 FF01 FG05 FN01 4F205 AA36 AD06 AG08 AH34 HA02 HA33 HB01 HC08 HF01 HL02 HM02 5E044 AA07 CA02 CB03 5G309 MA15

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙基材の片面に熱硬化性樹脂を含浸乾燥
    させ、厚み方向に熱硬化性樹脂の樹脂含浸層と樹脂未含
    浸層を設けたプリプレグシートを筒状に巻重ねた熱硬化
    性樹脂積層管において、前記樹脂含浸層の面方向にも熱
    硬化性樹脂の樹脂含浸部と樹脂未含浸部が有り、少なく
    とも熱硬化性樹脂の樹脂含浸部が周方向に連続している
    ことを特徴とする熱硬化性樹脂積層管。
  2. 【請求項2】 前記熱硬化性樹脂の樹脂含浸部の平面形
    状が格子状になっていることを特徴とする請求項1記載
    の熱硬化性樹脂積層管。
  3. 【請求項3】 紙基材の片面に熱硬化性樹脂を、厚み方
    向に熱硬化性樹脂の樹脂含浸層と樹脂未含浸層を形成さ
    れるように、更に前記樹脂含浸層の面方向にも熱硬化性
    樹脂の樹脂含浸部と樹脂未含浸部が有り、少なくとも熱
    硬化性樹脂の樹脂含浸部が周方向に連続して形成される
    ように含浸乾燥させたプリプレグシートを、巻芯に加熱
    加圧しながら巻重ねる熱硬化性樹脂積層管の製造方法。
  4. 【請求項4】 紙基材の片面に熱硬化性樹脂を、厚み方
    向に熱硬化性樹脂の樹脂含浸層と樹脂未含浸層を形成さ
    れるように、更に前記樹脂含浸層の面方向にも熱硬化性
    樹脂の樹脂含浸部と樹脂未含浸部が有り、少なくとも熱
    硬化性樹脂の樹脂含浸部が周方向に連続して形成される
    ように含浸乾燥させたプリプレグシートを、巻芯に巻重
    ねた後、加熱する熱硬化性樹脂積層管の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008047787A (ja) * 2006-08-21 2008-02-28 Mitsubishi Electric Corp 油入電気機器及びその製造方法
JP2014240448A (ja) * 2013-06-11 2014-12-25 王子ホールディングス株式会社 カゼイン接着組成物及び積層プレスボード

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