JP2003236777A - 脚式移動ロボット及びその制御方法 - Google Patents
脚式移動ロボット及びその制御方法Info
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Abstract
床面積を確保しつつ、着床脚の蹴り出し動作において
は、その足平部を床面と平行に制御したり、高く持ち上
げることを不要にする。 【解決手段】脚式移動ロボット10は、ロボット本体1
1に前後回動自在に設けられ、所定の順序で前方に踏み
出し動作される2つの脚部12L、12Rと、該脚部1
2L、12Rの下端部に設けられ、所定の着床面積を確
保する足平部18L、18Rと、該足平部18L、18
Rを前方に拡張する爪先部24L、24Rとを備え、該
爪先部24L、24Rは、前記足平部18L、18Rの
前端部に上下回動自在に設けられる。
Description
の順序で前方に踏み出し動作させる脚式移動ロボット及
びその制御方法に関する。
し動作させる脚式移動ロボットが既に開発されている。
この種の脚式移動ロボットは、全ての脚部を着床させた
まま歩行を行うものに比べ、構造や制御がやや複雑にな
るものの、段差歩行が可能になる等の利点を有してい
る。
面積を確保する足平部が設けられており、特に、2足歩
行を行う脚式移動ロボットにおいては、片脚支持期や、
離床脚の着床時における安定性を確保するために、着床
面積を広くすることが要求される。
床面積を広くするために足平部を前後方向に長くした場
合には、片脚支持期や、離床脚の着床時における安定性
が向上するものの、着床脚の蹴り出し動作において、そ
の足平部前端が床面に干渉し易くなるため、着床脚の足
平部を、床面と平行に制御しつつ、高く持ち上げる必要
があり、その結果、歩幅が小さくなる許りでなく、歩行
速度が低下するという問題がある。
着床時には、十分な着床面積を確保しつつ、着床脚の蹴
り出し動作においては、その足平部を床面と平行に制御
したり、高く持ち上げることを不要にし、その結果、広
い歩幅で高速歩行ができる脚式移動ロボット及びその制
御方法を提供することにある。
本発明の脚式移動ロボットは、ロボット本体に前後回動
自在に設けられ、所定の順序で前方に踏み出し動作され
る複数の脚部と、前記脚部の下端部に設けられ、所定の
着床面積を確保する足平部と、前記足平部を前方に拡張
する爪先部であって、前記足平部の前端部に上下回動自
在に設けられるものとを備えて構成される。
けて前記爪先部を付勢する付勢手段を更に備えることが
好ましい。この場合においては、常時は爪先部を水平位
置に保持して必要な着床面積を確保しつつ、床面との干
渉時には爪先部の退避回動を許容することができる。
回動を行う駆動手段を更に備えることが好ましい。この
場合においては、爪先部の回動を任意に制御し、脚式移
動ロボットの歩行性能を高めることができる。
平になる位置で前記爪先部の回動をロックするロック機
構であることが好ましい。この場合においては、片脚支
持期や、離床脚の着床時に、その爪先部を水平位置にロ
ックすることにより、必要な着床面積を確実に確保する
ことができる。
および前記ロック機構の動作を制御する制御部を更に備
え、該制御部が、前記脚部の歩行動作にタイミングを合
せて前記ロック機構のロック動作およびロック解除動作
を自動的に行うことが好ましい。この場合においては、
爪先部の回動を適正なタイミングでロックまたはロック
解除し、脚式移動ロボットの歩行性能を高めることがで
きる。
前に、該離床脚に設けられる爪先部の回動を前記水平位
置にロックすることが好ましい。この場合においては、
離床脚の着床時に、必要な着床面積を確実に確保するこ
とができる。
床脚の足平部前端位置を越えたとき又はそれ以前に、そ
の爪先部の回動ロックを解除することが好ましい。この
場合においては、着床脚の蹴り出し動作時に爪先部を確
実に退避回動させることができる。
出す手段と、ロボット重心点が着床脚の足平部前端位置
を越えたとき又はそれ以前に、該着床脚に設けられる爪
先部の回動ロックを解除する手段と、前記離床脚を、そ
の爪先部の回動がロックされた状態で着床させる手段と
を備えることが好ましい。この場合においては、着床脚
の蹴り出し動作時に爪先部を確実に退避回動させること
ができる許りでなく、離床脚の着床時に、必要な着床面
積を確実に確保することができる。
式移動ロボットにおける制御方法は、離床脚を前方に振
り出す工程と、ロボット重心点が着床脚の足平部前端位
置を越えたとき又はそれ以前に、該着床脚に設けられる
爪先部の回動ロックを解除する工程と、前記離床脚を、
その爪先部の回動がロックされた状態で着床させる工程
とを備えて構成される。
に沿って説明する。図1は、脚式移動ロボットの斜視
図、図2は、脚式移動ロボットの側面図、図3は、脚式
移動ロボットの自由度を示す概略斜視図である。これら
の図に示されるように、脚式移動ロボット10は、ロボ
ット本体11に、左右一対の脚部12L、12Rを備え
て構成される。各脚部12L、12Rは、ロボット本体
11に股関節部13L、13Rを介して連結される大腿
部14L、14Rと、該大腿部14L、14Rの下端部
に膝関節部15L、15Rを介して連結される脛部16
L、16Rと、該脛部16L、16Rの下端部に足首関
節部17L、17Rを介して連結される足平部18L、
18Rとを備える。股関節部13L、13Rには、左右
方向を向く股関節ピッチ軸19L、19Rが設けられて
おり、該股関節ピッチ軸19L、19Rを揺動支点とし
て、大腿部14L、14Rが、ロボット本体11に対し
てピッチ方向に動作される。また、膝関節部15L、1
5Rには、左右方向を向く膝関節ピッチ軸20L、20
Rが設けられており、該膝関節ピッチ軸20L、20R
を揺動支点として、脛部16L、16Rが、大腿部14
L、14Rに対してピッチ方向に動作される。さらに、
足首関節部17L、17Rには、左右方向を向く足首関
節ピッチ軸21L、21Rと、前後方向を向く足首関節
ロール軸22L、22Rとが設けられており、これらの
足首関節ピッチ軸21L、21R、足首関節ロール軸2
2L、22Rを揺動支点として、足平部18L、18R
が、脛部16L、16Rに対してピッチ方向及びロール
方向に動作される。つまり、本実施形態の脚式移動ロボ
ット10は、1脚あたり4つの自由度を備えており、こ
の4つの自由度を、ロボット重心点Pを考慮しながら駆
動制御することにより、左右の脚部12L、12Rを交
互に踏み出し動作して2足歩行を実現するものである。
尚、本願記載の「ロボット重心点」は、ZMP(Zero M
oment Point:床反力によるモーメントがゼロとなる床
面上の点)の意味を含むものとする。
足平ユニットの正面図、図6は、足平ユニットの要部分
解斜視図、図7は、爪先部が水平位置にロックされた状
態を示す足平ユニットのA−A断面図、図8は、爪先部
のロックが解除された状態を示す足平ユニットのA−A
断面図である。これらの図に示されるように、足平ユニ
ット23L、23Rは、前述した足首関節部17L、1
7Rおよび足平部18L、18Rに加え、後述する爪先
部24L、24Rを含むユニットであり、脛部16L、
16Rの下端部に足首関節ピッチ軸21L、21Rを介
して前後揺動自在に支持される足首関節フレーム25
L、25Rと、該足首関節フレーム25L、25Rに足
首関節ロール軸22L、22Rを介して左右揺動自在に
支持される足平フレーム26L、26Rとを備える。足
首関節フレーム25L、25Rには、ピッチ動作用セク
タギヤ27L、27R(足首関節ピッチ軸21L、21
Rと同心)と、ロール動作用セクタギヤ28L、28R
(足首関節ロール軸22L、22Rと同心)とが一体的
に設けられる。ピッチ動作用セクタギヤ27L、27R
は、脛部16L、16R側に設けられる足首関節ピッチ
駆動系29L、29Rの最終ギヤ30L、30Rに噛合
しており、該最終ギヤ30L、30Rの駆動に伴って足
首関節フレーム25L、25Rおよび足平フレーム26
L、26Rがピッチ動作される。また、側面視凵字状に
形成される足平フレーム26L、26R内には、足首関
節ロール駆動系31L、31Rが設けられる。足首関節
ロール駆動系31L、31Rは、足首関節ロール動作用
モータ32L、32Rと、該モータ32L、32Rの出
力軸に連結される双方向トルクリミッタ33L、33R
と、該トルクリミッタ33L、33Rの出力ギヤ34
L、34Rに噛合する中間ギヤ35L、35Rと、該中
間ギヤ35L、35Rと一体回転し、且つ、前記ロール
動作用セクタギヤ28L、28Rに噛合する最終ギヤ3
6L、36Rとを備えており、前記モータ32L、32
Rの駆動に伴って足平フレーム26L、26Rがロール
動作される。
所定の着床面積を有する足裏部材37L、37Rが一体
的に設けられる。足裏部材37L、37Rの前端部に
は、左右方向を向く爪先支軸38L、38Rを介して爪
先部24L、24Rが上下回動自在に支持される。爪先
部24L、24Rは、その底面が足裏部材37L、37
Rの底面と水平になる位置を下限とし、所定の角度範囲
で上下回動が許容されると共に、図示しないバネ(付勢
手段)によって下方に付勢される。つまり、爪先部24
L、24Rを上記水平位置に保持することにより、足平
部18L、18Rの着床面積を拡張することが可能にな
ると共に、爪先部24L、24Rが床面に干渉した際に
は、爪先部24L、24Rの退避回動により、床面に対
する引っ掛かりを回避することが可能になる。尚、足裏
部材37L、37Rの前端部には、爪先部24L、24
Rの下方への回動を制限する下限ストッパ39L、39
Rが立設されている。
爪先部24L、24Rの回動を前記水平位置でロックす
るロック機構40L、40R(駆動手段)が設けられ
る。ロック機構40L、40Rは、足平フレーム26
L、26Rの前面部に設けられる爪先ロック用カム41
L、41Rと、該カム41L、41Rを回転させる爪先
ロック用モータ42L、42Rとを備えて構成される。
爪先ロック用カム41L、41Rは、前方に突出する凸
部41aを有する円盤部材であり、該凸部41aが下側
に位置する状態では、図7に示される如く、凸部41a
が爪先部24L、24Rの後面に接当し、爪先部24
L、24Rの回動がロックされる。一方、凸部41aが
上側に位置する状態では、図8に示される如く、凸部4
1aが爪先部24L、24Rの動作領域から退避するこ
とによって、爪先部24L、24Rの上方への回動が許
容される。
である。この図に示されるように、脚式移動ロボット1
0には、CPU、ROM、RAM等を備える制御部43
が設けられる。制御部43の入力側には、股関節ピッチ
軸19L、19Rの回転角を検出する股関節ピッチ角セ
ンサ44L、44R(例えばポテンショメータ)と、膝
関節ピッチ軸20L、20Rの回転角を検出する膝関節
ピッチ角センサ45L、45Rと、足首関節ピッチ軸2
1L、21Rの回転角を検出する足首関節ピッチ角セン
サ46L、46Rと、足首関節ロール軸22L、22R
の回転角を検出する足首関節ロール角センサ47L、4
7Rと、爪先ロック用カム41L、41Rの回転位置を
検出するカム回転角センサ48L、48Rとが所定の入
力回路を介して接続される。一方、制御部43の出力側
には、大腿部14L、14Rをロボット本体11に対し
てピッチ動作させる股関節ピッチ動作用モータ49L、
49R(例えばDCサーボモータ)と、脛部16L、1
6Rを大腿部14L、14Rに対してピッチ動作させる
膝関節ピッチ動作用モータ50L、50Rと、足平部1
8L、18Rを脛部16L、16Rに対してピッチ動作
させる足首関節ピッチ動作用モータ51L、51Rと、
足平部18L、18Rを脛部16L、16Rに対してロ
ール動作させる足首関節ロール動作用モータ32L、3
2Rと、爪先部24L、24Rの回動をロックする爪先
ロック用モータ42L、42Rとが所定の出力回路を介
して接続されており、これらのモータが予め記述された
2足歩行プログラムに基づいて駆動制御される。以下、
脚式移動ロボット10における2足歩行の制御手順を図
10〜図18に沿って説明する。但し、以下の説明にお
いて、ピッチ軸19L〜21L、19R〜21Rの回転
方向CW、CCWは、左側面視を基準視点とする。ま
た、股関節ピッチ軸19L、19Rの回転駆動方向は、
ロボット本体11に対する大腿部14L、14Rのピッ
チ動作方向、膝関節ピッチ軸20L、20Rの回転駆動
方向は、大腿部14L、14Rに対する脛部16L、1
6Rのピッチ動作方向、足首関節ピッチ軸21L、21
Rの回転駆動方向は、脛部16L、16Rに対する足平
部18L、18Rのピッチ動作方向である。
示すタイミングチャートである。この図に示されるよう
に、脚式移動ロボット10は、8つの動作ステップ(工
程)を基本歩行動作とし、該基本歩行動作を左右交互に
行うことにより、2足歩行を実現する。以下、8つの動
作ステップ(右脚部踏み出し動作)を順次説明する。
動ロボットの左側面図である。この図に示されるよう
に、歩行初期状態である両脚着床ステップにおいては、
爪先部24L、24Rが水平位置にロックされている。
これにより、左右両脚部12L、12Rにおいて十分な
着床面積が確保され、脚式移動ロボット10が安定状態
で両脚支持される。
動ロボットの左側面図である。この図に示されるよう
に、片脚離床ステップにおいては、ロボット重心点Pを
左脚部12L(以下、着床脚という。)の足平内に位置
させた状態で、右脚部12Rの各ピッチ軸19R、20
R、21Rを所定方向に動作させ、右脚部12R(以
下、離床脚という。)を離床させる。このとき、着床脚
12Lの爪先部24Lは、水平位置にロックされる。こ
れにより、着床脚12Lにおいて十分な着床面積が確保
され、脚式移動ロボット10が安定状態で片脚支持され
る。
脚式移動ロボットの左側面図である。この図に示される
ように、離床脚振り出しステップにおいては、離床脚1
2Rの股関節ピッチ動作(CW方向)等によって離床脚
12Rを前方に振り出すと共に、着床脚12Lの足首関
節ピッチ動作(CW方向)等によってロボット重心点P
を前方に移動させる。ロボット重心点Pは、この動作ス
テップによって着床脚12Lにおける足平部18Lの前
端部まで移動する。
動ロボットの左側面図である。この図に示されるよう
に、爪先支持ステップにおいては、上記着床脚振り出し
ステップと同様の動作を継続し、離床脚12Rを更に前
方に振り出すと共に、ロボット重心点Pを更に前方に移
動させる。ロボット重心点Pは、この動作ステップによ
って着床脚12Lにおける足平部18Lの前端から外
れ、爪先部24L内に移動する。このとき、爪先部24
Lの回動ロックを解除し、爪先部24Lの退避回動を許
容する。これにより、歩幅が大きくなっても爪先部24
Lが床に引っ掛かることがない。
ボットの左側面図である。この図に示されるように、着
床ステップにおいては、着床脚12L(以下、蹴り出し
脚という。)の膝関節ピッチ動作(CW方向)等によっ
てロボット重心点Pを更に前方に移動させ、離床脚12
R(以下、踏み出し脚という。)を床面に着床させる。
踏み出し脚12Rの着床時は、急激な境界条件の変化に
より、脚式移動ロボット10が最も不安定になりやすい
時期であり、着床時に作用する床反力と前方への慣性力
によって、脚式移動ロボット10が上下前後に揺れる可
能性があるが、このとき、踏み出し脚12Rの爪先部2
4Rは水平位置にロックされ、着床時に十分な着床面積
が確保されるため、極めて安定した着床を行うことが可
能になる。
動ロボットの左側面図である。この図に示されるよう
に、重心ステップにおいては、踏み出し脚12Rの股関
節ピッチ動作(CCW方向)や足首関節ピッチ動作(C
W方向)により、ロボット重心点Pを踏み出し脚12R
の中心部まで移動する。このとき、踏み出し脚12Rの
爪先部24Rは水平位置にロックされており、安定した
重心移動が行われる。また、この重心移動によって蹴り
出し脚12Lの爪先部24Lは更に回動する。
動ロボットの左側面図である。この図に示されるよう
に、次期立脚ステップにおいては、蹴り出し脚12Lの
股関節ピッチ動作(CW方向)や膝関節ピッチ動作(C
CW方向)によって蹴り出し脚12L(以下、離床脚と
いう。)を離床させる。それに伴い、蹴り出し脚12L
の爪先部24Lは、バネ力によって自動的に水平位置に
復帰し、このとき爪先部24Lのロック動作が行われ
る。
脚式移動ロボットの左側面図である。この図に示される
ように、離床脚水平復帰ステップにおいては、離床脚1
2Lの足平部18Lが床面と水平になるまで足首関節ピ
ッチ動作(CW方向)を行う。これにより、前述した片
脚離床ステップ(図12)と同じ状態(左右反転)にな
り、以降は、前記動作ステップ(図12〜図18)を左
右交互に繰り返すにより、安定した2足歩行が実現す
る。
ロボット10は、ロボット本体11に前後回動自在に設
けられ、所定の順序で前方に踏み出し動作される2つの
脚部12L、12Rと、該脚部12L、12Rの下端部
に設けられ、所定の着床面積を確保する足平部18L、
18Rと、該足平部18L、18Rを前方に拡張する爪
先部24L、24Rとを備えると共に、該爪先部24
L、24Rが、前記足平部18L、18Rの前端部に上
下回動自在に設けられる。これにり、片脚支持期や、離
床脚12R(12L)の着床時には、十分な着床面積を
確保できる一方、着床脚12L(12R)の蹴り出し動
作においては、その足平部18Lを床面と平行に制御し
たり、高く持ち上げることなく、床面との引っ掛かりを
防止できることになり、その結果、歩行動作が安定し、
高速歩行が可能になる許りでなく、歩幅を広くすること
ができる。
になる位置に向けて前記爪先部24L、24Rを付勢す
るため、常時は爪先部24L、24Rを水平位置に保持
して必要な着床面積を確保しつつ、床面との干渉時には
爪先部24L、24Rの退避回動を許容することができ
る。
になる位置で前記爪先部24L、24Rの回動をロック
するロック機構40L、40Rを備えるため、片脚支持
期や、離床脚12R(12L)の着床時に、必要な着床
面積を確実に確保することができる。
る関節部の動作および前記ロック機構40L、40Rの
動作を制御する制御部43を更に備え、該制御部43
は、離床脚12Rを前方に振り出す離床脚振り出しステ
ップと、ロボット重心点Pが着床脚12Lの足平部前端
位置を越えたとき、その爪先部24Lの回動ロックを解
除する爪先支持ステップと、前記離床脚12Rを、その
爪先部24Rの回動がロックされた状態で着床させる着
床ステップとを実行するため、着床脚12Lの蹴り出し
動作時に爪先部24Lを確実に退避回動させることがで
きる許りでなく、離床脚12Rの着床時に、必要な着床
面積を確実に確保することができる。
説明したが、本発明は前記実施形態において示された事
項に限定されず、特許請求の範囲及び発明の詳細な説明
の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者がその変
更・応用を行うことができる範囲が含まれる。例えば、
本発明は、2足歩行を行うロボットに限らず、4足歩行
を行うロボット等でも実施することができる。
や、離床脚の着床時には、十分な着床面積を確保しつ
つ、着床脚の蹴り出し動作においては、その足平部を床
面と平行に制御したり、高く持ち上げることを不要に
し、その結果、広い歩幅で高速歩行を行うことが可能に
なる。
ある。
平ユニットのA−A断面図である。
ニットのA−A断面図である。
グチャートである。
左側面図である。
左側面図である。
ットの左側面図である。
左側面図である。
面図である。
左側面図である。
左側面図である。
ットの左側面図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 ロボット本体に前後回動自在に設けら
れ、所定の順序で前方に踏み出し動作される複数の脚部
と、 前記脚部の下端部に設けられ、所定の着床面積を確保す
る足平部と、 前記足平部を前方に拡張する爪先部であって、前記足平
部の前端部に上下回動自在に設けられるものと、を備え
ることを特徴とする脚式移動ロボット。 - 【請求項2】 前記足平部と略水平になる位置に向けて
前記爪先部を付勢する付勢手段を更に備えることを特徴
とする請求項1に記載の脚式移動ロボット。 - 【請求項3】 前記爪先部の回動ロックまたは強制回動
を行う駆動手段を更に備えることを特徴とする請求項1
又は2に記載の脚式移動ロボット。 - 【請求項4】 前記駆動手段は、前記足平部と略水平に
なる位置で前記爪先部の回動をロックするロック機構で
あることを特徴とする請求項3に記載の脚式移動ロボッ
ト。 - 【請求項5】 前記脚部に設けられる関節部の動作およ
び前記ロック機構の動作を制御する制御部を更に備え、
該制御部が、前記脚部の歩行動作にタイミングを合せて
前記ロック機構のロック動作およびロック解除動作を自
動的に行うことを特徴とする請求項4に記載の脚式移動
ロボット。 - 【請求項6】 前記制御部は、離床脚が着床する以前
に、該離床脚に設けられる爪先部の回動を前記水平位置
にロックすることを特徴とする請求項5に記載の脚式移
動ロボット。 - 【請求項7】 前記制御部は、ロボット重心点が着床脚
の足平部前端位置を越えたとき又はそれ以前に、該着床
脚に設けられる爪先部の回動ロックを解除することを特
徴とする請求項5又は6に記載の脚式移動ロボット。 - 【請求項8】 前記制御部は、 離床脚を前方に振り出す手段と、 ロボット重心点が着床脚の足平部前端位置を越えたとき
又はそれ以前に、該着床脚に設けられる爪先部の回動ロ
ックを解除する手段と、 前記離床脚を、その爪先部の回動がロックされた状態で
着床させる手段と、を備えることを特徴とする請求項5
〜7の何れかに記載の脚式移動ロボット。 - 【請求項9】 請求項4〜8の何れかに記載の脚式移動
ロボットにおける制御方法であって、 離床脚を前方に振り出す工程と、 ロボット重心点が着床脚の足平部前端位置を越えたとき
又はそれ以前に、該着床脚に設けられる爪先部の回動ロ
ックを解除する工程と、 前記離床脚を、その爪先部の回動がロックされた状態で
着床させる工程と、を備えることを特徴とする脚式移動
ロボットの制御方法。
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JP2002039182A JP3900959B2 (ja) | 2002-02-15 | 2002-02-15 | 脚式移動ロボット及びその制御方法 |
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JP2002039182A JP3900959B2 (ja) | 2002-02-15 | 2002-02-15 | 脚式移動ロボット及びその制御方法 |
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Cited By (3)
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