JP2003235436A - ピザ用窯 - Google Patents
ピザ用窯Info
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- JP2003235436A JP2003235436A JP2002045561A JP2002045561A JP2003235436A JP 2003235436 A JP2003235436 A JP 2003235436A JP 2002045561 A JP2002045561 A JP 2002045561A JP 2002045561 A JP2002045561 A JP 2002045561A JP 2003235436 A JP2003235436 A JP 2003235436A
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Abstract
ことのでき、しかも仕上がり状態の確認が容易なピザ用
窯を提供すること。 【解決手段】 天井壁から側壁にわたる部位を2重に構
成してその間に排気空間を画成し、該排気空間の一方の
側部下端に加熱室に開口する排気吸入口を形成するとと
もに、前記排気空間の適宜箇所に外部に開口する排気出
口を形成するとともに、ガスバーナを前記加熱室の他方
の側部に設置したことを特徴としている。
Description
もので、詳しくは、ピザ用ガス窯に関するものである。
ーナ(以下、床下バーナという)を設置して、炉床を介
してピザを直接焼くとともに、加熱室の両側部にガスバ
ーナ(以下、側部バーナという)を設置して加熱室を加
熱し、それによってピザの上部を加熱している。このよ
うなピザ用ガス窯では、加熱室で必要な温度を確保する
ために、床下バーナを炉床の下方に画成した燃焼室に収
容し、該燃焼室の排気を加熱室の両側部に導き、その排
気を側部バーナの熱気と共に燃焼室の側部上方へ導いて
いる。
十分に加熱され、かつ生地の下面に適当な焦げ目がで
き、さらに上面周囲の生地にも薄い焦げ目ができること
が好ましい。そのためには、ピザを高温で素早く焼く必
要がある。
は、床下バーナからの排気と側部バーナの熱気が加熱室
の側壁に沿って上方へ導かれるため、加熱室の天井付近
の温度が非常に高くなるものの、それに較べて加熱室の
炉床付近の温度は低い。したがて、ピザ内部が十分に加
熱された状態では、生地の下面および上面周囲が焦げ過
ぎてしまう。
特願2000−50318号において、短時間で加熱室
の炉床付近の温度を高くすることのできるピザ用窯を提
供した。そのピザ用窯は、天井壁から側壁にわたる部位
を2重に構成してその間に排気空間を画成し、該排気空
間の側部下端に加熱室に開口する排気吸入口を形成し、
前記排気空間の頂部に外部へ開口する排気出口を形成す
るとともに、ガスバーナを前記加熱室の奥に設置したも
のである。このピザ用窯によれば、ガスバーナによって
加熱された熱気は、加熱室内を天井まで上昇し、該天井
から天井壁内面および側壁内面に沿って下降して、側壁
下部の排気吸入口から排気空間に排出されるため、即ち
天井部の高温雰囲気が加熱室下方に導かれるため、炉床
付近の温度が十分な高さになり、所望とする焼け具合の
ピザが得られる。
ーナが加熱室の奥に位置しているため、ピザの奥側の加
熱が強くなって、奥側が最も焦げることになり、その状
態をビザ投入口からは確認し難い。
の炉床付近の温度を高くすることができ、しかも仕上が
り状態の確認が容易なピザ用窯を提供することにある。
ピザ用窯では、加熱室の天井壁から側壁にわたる部位を
2重に構成してその間に排気空間を画成し、前記加熱室
の一方の側部に前記排気空間に連通する排気吸入口を形
成し、前記排気空間の適宜位置に外部に連通する排気出
口を形成するとともに、前記加熱室の他方の側部にガス
バーナを設置したことを特徴としている。この発明のピ
ザ用窯によれば、ガスバーナによって加熱された熱気
は、加熱室の他方の側部から加熱室内を天井まで上昇
し、該天井から天井壁内面および側壁内面に沿って下降
し、加熱室の一方の側部の排気吸入口から排気空間に導
入され、排気出口から外部へ排出される。したがって、
この発明のピザ窯は、加熱室内がほぼ均一に加熱され、
即ち、炉床付近の温度が十分な高さになり、所望とする
焼け具合のピザが得られ、しかもピザのバーナに近い位
置、即ち最も火力の影響を受けるピザの位置が側方に位
置しているので、ピザの焦げ具合をピザ投入口から容易
に確認できる。
は、請求項1の発明において、前記排気出口を排気空間
の他方の側部に形成したことを特徴としている。この発
明のピザ用窯によれば、排気ガスが排気空間の一方側か
ら他方側まで移動され、即ち加熱室の天井部および側部
全体を経て排気される。したがって、排気ガスの熱によ
って加熱室が広範囲にわたって外部から遮断されるので
熱効率がよい。
は、請求項1または2の発明において、天井壁から側壁
にわたる幅方向縦断面形状が円弧状であることを特徴と
している。この発明のピザ用窯によれば、加熱室内の熱
気の流れがスムースになり、熱気が天井部に溜まること
なく、加熱室全体を効果的に加熱する。
は、請求項1〜3のいずれかの発明において、排気吸入
口を前記加熱室の側壁ほぼ全長にわたって形成したこと
を特徴としている。この発明のピザ用窯によれば、熱気
の流れは加熱室の奥行き方向全体にわたるようになるた
め、加熱室内の温度分布がより均一になる。
は、請求項1〜4のいずれかの発明において、天井壁か
ら奥壁にわたる部位を2重に構成してその間に前記排気
空間を延設し、該排気空間の奥部下端に加熱室に開口す
る排気吸入口を形成したことを特徴としている。この発
明のピザ用窯によれば、奥壁下端からも加熱室内の熱気
が排気空間に導入される。したがって、熱気は加熱室の
奥までも十分に行き渡り、加熱室をより均一に過熱す
る。
は、請求項1〜5のいずれかの発明において、前記排気
吸入口を、前記加熱室の高さの1/3以下の高さに形成
したことを特徴としている。この発明のピザ用窯によれ
ば、天井部の熱気が炉床付近まで十分に降下するため、
炉床付近の温度をより高めることができる。
は、請求項1〜6のいずれかの発明において、前面壁に
形成されるビザ投入口を、前記前面壁の幅方向中央から
前記排気吸入口が位置する側へ偏奇させて位置させたこ
とを特徴としている。この発明のピザ用窯によれば、ピ
ザ投入口が他方の側壁から離れたところに位置してい
る、即ちバーナから離れたところに位置しているので、
加熱室におけるバーナの熱気は加熱室を経た後にピザ投
入口から排出される。したがって、加熱室の温度分布を
より均一にでき、熱効率をより高めることができる。
用窯を示したもので、図1はそのピザ用窯の正面図,図
2はそのピザ用窯の側面図,図3はそのピザ用窯を幅方
向に断面にした正面断面図,図4はそのピザ用窯を奥行
き方向に断面にした側面断面図である。
部が正面視で蒲鉾状に形成されている。また、正面上段
部の幅方向中央から右寄りにピザを出し入れするピザ投
入口1が形成されている。そして、そのピザ投入口1の
下端にはピザを出し入れする際の案内板2が配設されて
いる。また、正面中段部にはガスバーナの点火,火力等
を制御するための制御ボックス3が配設され、下段部に
はガスボンベを収容したり、ガスバーナを補修交換した
りする空間(後述する)の扉4が設置されている。さら
に、この正面には、制御ボックス3の隣に位置して温度
表示器5が配置されており、図2に示したように、上部
中間には排気ダクト6が設置されている。
って覆われ、、図3に示したように、上部に加熱室10
が形成されている。加熱室10は鉄板7の内側に添設さ
れた煉瓦等の耐火材によって構成された天井壁11およ
び側壁12,13と、図4に示したように、案内板2の
上面と面一に設置された煉瓦等の耐火材によって構成さ
れた炉床14と、煉瓦等の耐火材によって構成された前
面壁15および後面壁16とによって画成されている。
ら側部にかけて、スタッドボルト17等を介して所定の
間隔をもって鉄板18が配設されており、該鉄板18は
加熱室10における天井壁11の内面および側壁12,
13の内面を形成している。さらに、この加熱室10で
は、天井部から後面壁16に添い所定の間隔をもって鉄
板19が配設され、該鉄板19は加熱室10における後
面壁16の内面を形成している。この加熱室10では、
鉄板18,19の下端が炉床14から少し離れた位置ま
で延設され、鉄板18と側壁12,13および天井壁1
1との間、さらには鉄板19と後面壁16との間に排気
空間20が画成されている。そして、鉄板18の一方の
側壁12側下端と炉床14との間の間隙および鉄板19
の下端と炉床14との間の間隙には、排気空間20への
排気ガスの吸入口20a,20bが形成されている。な
お、鉄板18の他方の側壁13側下端は、炉床14から
少し離れた位置にあって、その下端部は側壁13まで達
して、排気空間20を閉塞している。また、天井壁11
には排気空間20と排気ダクト6とを連通する排気排出
口20cが形成されている。
他方の側壁13側に、該炉床14によって画成された空
間(燃焼室)21と加熱室10とを連通する開口14a
が形成され、該開口14aの周縁には煉瓦等の耐火材に
よって形成されたブロック22が配設されている。そし
て、開口14aには、ガスバーナ23が設置されてい
る。
が天井壁11の内面まで上昇し、その後、天井壁11の
内面,側壁12の内面、さらには後面壁16の内面に沿
って下降し、排気吸入口20a,20bから排気空間2
0に導入され、該排気空間20内を上昇して、排気出口
20cから排気ダクト6を経て外部へ排出される。ま
た、天井壁11の内面まで上昇した熱気の一部は、加熱
室10の前部へ導かれ、ピザ投入口1から外部へ排出さ
れる。
蒲鉾状に形成している。これは、熱気が一部に留まるこ
となく天井壁11および側壁12に沿って降下させると
ともに、前面壁15を垂直壁にすることによってピザ投
入口1からの熱気の流出を抑制するためである。しか
し、基本的には、天井壁11まで上昇した熱気が炉床1
4の近くまで下降させるようにすればよく、加熱室10
の排気吸入口20aが炉14の近くに形成されていれ
ば、加熱室10の形状は問わない。
ともに、天井壁11および側壁12の内面にほぼ全長に
わたる複数本の凸条を形成し、それによって加熱室の天
井壁11および側壁12の表面積を増大させ、さらに、
天井壁11まで上昇した熱気が排気吸入口20aに降下
する時間を遅くするとともに、熱気を散乱させるように
してもよい。また、鉄板18の内面に遠赤外線を放出す
る塗料を塗布して、遠赤外線を付加的に加熱室10内へ
放射させるようにしてもよい。
およびガスバーナ23の燃焼に支障がない限り低いこと
が好ましく、加熱室10の高さの1/3以下の高さにす
ることが好ましい。排気吸入口20aの開口部位は、必
ずしも加熱室10の奥行き全長に形成する必要はなく、
部分的に一箇所または複数箇所に形成してもよい。ま
た、排気吸入口20bの開口部位は、幅方向中央から一
方の側部にわたって設けることが好ましく、その全長に
形成してもよく、部分的であってもよい。
の熱効率を高めるためには、低い方が好ましいが、ピザ
の焼けている状態を外部から容易に確認できることを考
慮して、適宜に設定される。
よって天井壁11,側壁12,13を2重にし、また鉄
板19によって後面壁16を2重にして排気空間20を
形成しているが、排気空間20は天井壁11,側壁1
2,13,後面壁16内に形成してもよいことは勿論で
あり、また材質は鉄板18,19に限定されるものでは
なく、熱に耐える板材ならば何でもよいことはいうまで
もない。
によれば、ガスバーナによって加熱された熱気は、加熱
室の他方の側部から加熱室内を天井まで上昇し、該天井
から天井壁内面および側壁内面に沿って下降し、加熱室
の一方の側部の排気吸入口から排気空間に導入され、排
気出口から外部へ排出される。したがって、この発明の
ピザ用窯は、加熱室内がほぼ均一に加熱され、即ち、炉
床付近の温度が十分な高さになり、所望とする焼け具合
のピザが得られ、しかもピザのバーナに近い位置、即ち
最も火力の影響を受けるピザの位置が側方に位置してい
るので、ピザの焦げ具合をピザ投入口から容易に確認で
きる。また、排気空間を経て排出される排気の熱によっ
て加熱室が外部から遮断されるので、熱効率もよい。
正面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 加熱室の天井壁から側壁にわたる部位を
2重に構成してその間に排気空間を画成し、前記加熱室
の一方の側部に前記排気空間に連通する排気吸入口を形
成するとともに、前記排気空間の適宜位置に外部に連通
する排気出口を形成し、前記加熱室の他方の側部にガス
バーナを設置したことを特徴とするピザ用窯。 - 【請求項2】 前記排気出口を前記加熱室の他方の側部
に形成したことを特徴とする請求項1に記載のビザ用
窯。 - 【請求項3】 天井壁から側壁にわたる幅方向縦断面形
状が円弧状であることを特徴とする請求項1または2に
記載のピザ用窯。 - 【請求項4】 前記排気吸入口を、前記加熱室の側壁ほ
ぼ全長にわたって形成したことを特徴とする請求項1〜
3のいずれかに記載のピザ用窯。 - 【請求項5】 さらに、前記加熱室の天井壁から後面壁
にわたる部位を2重に構成してその間に前記排気空間を
延設し、該排気空間の奥部下端に加熱室に開口する排気
吸入口を形成したことを特徴とする請求項1〜4のいず
れかに記載のピザ用窯。 - 【請求項6】 前記排気吸入口を、前記加熱室の高さの
1/3以下の高さに形成したことを特徴とする請求項1
〜5のいずれかに記載のピザ用窯。 - 【請求項7】 前面壁に形成されるピザ投入口を、前記
前面壁の幅方向中央から前記一方の側部へ偏奇させて位
置させたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記
載のピザ用窯。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2002045561A JP3990721B2 (ja) | 2002-02-22 | 2002-02-22 | ピザ用窯 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002045561A JP3990721B2 (ja) | 2002-02-22 | 2002-02-22 | ピザ用窯 |
Publications (2)
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JP2003235436A true JP2003235436A (ja) | 2003-08-26 |
JP3990721B2 JP3990721B2 (ja) | 2007-10-17 |
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ID=27784362
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002045561A Expired - Lifetime JP3990721B2 (ja) | 2002-02-22 | 2002-02-22 | ピザ用窯 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3990721B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014159940A (ja) * | 2013-01-23 | 2014-09-04 | World Seiki:Kk | ガスバーナ装置、それを備えた食品用焼成窯、食品の焼成方法及び食品用焼成窯の焼成温度制御方法 |
KR101948218B1 (ko) * | 2017-08-02 | 2019-02-13 | (주)비단생 | 오븐 및 커피 로스팅 기능을 겸한 황토가마 구조 |
TWI658805B (zh) * | 2018-07-03 | 2019-05-11 | 關隆股份有限公司 | 燃燒裝置 |
CN110701611A (zh) * | 2018-07-10 | 2020-01-17 | 关隆股份有限公司 | 燃烧装置 |
-
2002
- 2002-02-22 JP JP2002045561A patent/JP3990721B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
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KR101948218B1 (ko) * | 2017-08-02 | 2019-02-13 | (주)비단생 | 오븐 및 커피 로스팅 기능을 겸한 황토가마 구조 |
TWI658805B (zh) * | 2018-07-03 | 2019-05-11 | 關隆股份有限公司 | 燃燒裝置 |
US11054133B2 (en) | 2018-07-03 | 2021-07-06 | Grand Mate Co., Ltd. | Combustion device |
CN110701611A (zh) * | 2018-07-10 | 2020-01-17 | 关隆股份有限公司 | 燃烧装置 |
CN110701611B (zh) * | 2018-07-10 | 2021-06-22 | 关隆股份有限公司 | 燃烧装置 |
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