JP2003235112A - 電力変換装置 - Google Patents

電力変換装置

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JP2003235112A JP2002329748A JP2002329748A JP2003235112A JP 2003235112 A JP2003235112 A JP 2003235112A JP 2002329748 A JP2002329748 A JP 2002329748A JP 2002329748 A JP2002329748 A JP 2002329748A JP 2003235112 A JP2003235112 A JP 2003235112A
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正樹 宮入
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Abstract

(57)【要約】 【課題】組立てを分業化することができ、作業性やメン
テナンス性のよい車両用の電力変換装置を提供する。 【解決手段】半導体素子1のスイッチングによって直流
から交流へあるいは交流から直流へ変換する回路を有す
る発熱部10とこの発熱部10に結合され前記発熱部1
0を冷却する放熱部11とを備えたスタック12と、車
両5の床下に取り付けられ前記スタック12を着脱可能
に支持して前記発熱部10を密閉部に収容し前記放熱部
11を車側の開放部に保持する箱体6とを備えた構成と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道等の車両の床
下に設置され車両駆動用電力を供給する電力変換装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】鉄道車両床下に設置される車両駆動用の
電力変換装置は、図17に示すように、三相ブリッヂ接
続された半導体素子1と、各相のAK間に接続された相
コンデンサ2と、直流端子PN間に接続されたフィルタ
コンデンサ3を備えた回路によって、鉄道架線から直流
端子PNに入力される直流電力を半導体素子1のスイッ
チングにより交流電力に変換し、この交流電力を交流端
子UVWから出力して車両駆動用の電動機に供給する。
上記回路は、半導体素子1から発生する熱を効率よく除
去するために半導体素子冷却ユニット4内に設けられ
る。
【0003】半導体素子冷却ユニット4は、図18に示
すように、車体5の下に取り付けられた箱体6に取り付
けられ、半導体素子1、相コンデンサ2、フィルタコン
デンサ3、ゲートアンプ7等は箱体6の中の密閉部に配
置され、半導体素子冷却ユニット4と箱体6側との電気
的な接続もこの密閉部で双方の端子あるいは導体30を
ボルト等で接続することで行われる。
【0004】半導体素子1を取り付けた受熱ブロックに
取り付けられたヒートパイプ8およびこのヒートパイプ
8に取り付けられた放熱フィン9は箱体6の外の開放部
に配置されている。半導体素子1が発熱部10を構成
し、ヒートパイプ8と放熱フィン9が放熱部11を構成
し、発熱部10と放熱部11によってスタック12が構
成されている。13は装置仕切り板であり、14は艤装
限界である。
【0005】放熱部11は、車両床下にその排熱がこも
り床下の配線、配管等を加熱することがないよう、車体
側方側に配置されている。ヒートパイプ8は、発熱部1
0側が下方となるよう傾けて設置され、ヒートパイプ8
内部に封入された冷媒は発熱部10側で半導体素子1か
ら発生する熱により蒸発し、放熱フィン9側で凝縮して
大気へ熱放散を行なう。凝縮した冷媒はヒートパイプ8
内部を重力により発熱部10側へ戻るサイクルを繰り返
す。放熱フィン9は自然冷却により大気へ熱放散を行な
うため、地面に対しほぼ垂直に設置され、放熱フィン9
の間を上昇気流が通りやすくなっている。
【0006】半導体素子冷却ユニット4は、三相分のヒ
ートパイプ8が半導体素子冷却ユニットフレーム15に
水密構造にて取り付けられ、つぎに半導体素子1、相コ
ンデンサ2等の各相の電気品がヒートパイプ8の受熱ブ
ロックや半導体素子冷却ユニットフレーム15に取り付
けられ、フィルタコンデンサ3やゲートアンプ7が半導
体素子冷却ユニットフレーム15に取り付けられた構成
となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の電
力変換装置においては、ヒートパイプ8を半導体素子冷
却ユニットフレーム15に取り付けた後に電気品やその
他の構成品を取り付けるため、組立ての分業化が困難で
あった。また、電気品及びその他の用品の取り付けは、
各相のヒートパイプ受熱ブロックの間の狭いスペースで
の作業のため、工具の取扱いなどの作業性やメンテナン
ス性が悪かった。
【0008】すなわち、半導体素子冷却ユニット4の箱
体6からの着脱は車体側方側からの挿入、引き出しとな
るが、その方向には冷却器の放熱部11がある。この着
脱作業の際は、半導体素子冷却ユニット4の箱体6との
機械的な固定つまり取り付け部分を解除するだけでな
く、もちろん電気的な接続を解除する必要がある。
【0009】ここで電気的な接続は装置の車体中央側で
行われているため、車体中央側に入り込んでの作業が必
要になり、そのための作業スペースが電力変換装置の内
部に必要になってくる。あるいは車体中央側に電力変換
装置と隣接して配置される他の装置との間に作業スペー
スをとった車両床下機器配置とし、電力変換装置のこの
部位には開閉可能な蓋31を設けることが必要となる。
また、この蓋31を取り外した際に前記電気的な接続部
分へ直接アクセスすることができる構造としておくこと
は当然必要となる。
【0010】このように従来の電力変換装置は、半導体
素子冷却ユニット4の着脱作業において作業性が問題に
なるうえ、その作業スペースが必要になり、車両床下と
いう限られたスペースを有効に使えないという問題があ
る。
【0011】そこで本発明は、組立てを分業化すること
ができ、半導体素子冷却ユニットの着脱性がよく、スペ
ースを有効に活用し作業性やメンテナンス性のよい車両
用の電力変換装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、半導
体素子のスイッチングによって直流から交流へあるいは
交流から直流へ変換する回路を有する発熱部とこの発熱
部に結合され前記発熱部を冷却する放熱部とを備えたス
タックと、車両の床下に取り付けられ前記スタックを着
脱可能に支持して前記発熱部を密閉部に収容し前記放熱
部を車側の開放部に保持する箱体とを備えた構成とす
る。
【0013】この発明によれば、半導体素子冷却ユニッ
トフレームに対してスタックが着脱可能であるので、組
立てを分業化することができ、良好な作業性とメンテナ
ンス性を得ることができる。
【0014】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、スタックは電力変換回路の1相ごとに構成され、前
記スタックの箱体への取付け部には水密性を保持する境
界板を備えている構成とする。この発明によれば、スタ
ックの取り扱い作業性が良く、発熱部に雨水等の侵入し
ない電力変換装置を提供することができる。
【0015】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、放熱部は発熱部に結合されたヒートパイプとこのヒ
ートパイプに結合された放熱フィンとを備え、境界板は
発熱部に最も近い放熱フィンによって形成されている構
成とする。この発明によれば、簡潔な構造によって取り
扱い作業性と防水性のよい電力変換装置を提供すること
ができる。
【0016】請求項4の発明は、請求項2の発明におい
て、境界板には電力変換回路用のゲートアンプおよびゲ
ートアンプ点検用カバーが設けられている構成とする。
この発明によれば、スタックにおける電気配線が少な
く、点検作業性のよい電力変換装置を提供することがで
きる。
【0017】請求項5の発明は、請求項2の発明におい
て、放熱部は発熱部に結合されたヒートパイプとこのヒ
ートパイプに結合された放熱フィンとを備え、最も車側
寄りの放熱フィンを固定部に係止するようにした構成と
する。この発明によれば、箱体へのスタックの着脱の行
ないやすい電力変換装置を提供することができる。
【0018】請求項6の発明は、請求項2の発明におい
て、スタックと箱体の密閉部に主回路を接離するワンタ
ッチコネクタを備えている構成とする。この発明によれ
ば、スタックと箱体とのあいだの電気的接続の着脱の行
ないやすい電力変換装置を提供することができる。
【0019】請求項7の発明は、請求項6の発明におい
て、前記ワンタッチコネクタは何れか一方が直線的に移
動することによって挿抜可能であり、前記ワンタッチコ
ネクタの着脱方向と前記スタックの挿抜方向が同一であ
る構成とする。
【0020】この発明によれば、スタックの箱体への組
込み作業と同時にワンタッチコネクタが嵌合し電気的な
接続も同時に行われる。また、箱体からの取り外し作業
と同時にワンタッチコネクタも嵌合が解除され電気的接
続が切り離される。
【0021】請求項8の発明は、請求項7の発明におい
て、前記ワンタッチコネクタの近傍に前記スタックの前
記箱体への取り付けの際に前記ワンタッチコネクタより
も先に嵌合し始める位置決めガイドが設けられている構
成とする。ワンタッチコネクタの嵌合には寸法精度が必
要であるが、この発明によれば、位置決めガイドにより
位置決めの精度が確保される。
【0022】請求項9の発明は、請求項7の発明におい
て、前記ワンタッチコネクタは、板状の嵌合導体と、こ
の嵌合導体を両側からはさみこむU字状コネクタとから
成る構成とする。この発明によれば、スタックを直線的
に移動することによってワンタッチコネクタを簡単確実
に挿抜することができる。
【0023】請求項10の発明は、請求項7の発明にお
いて、前記ワンタッチコネクタは複数設けられ、前記ス
タックまたは前記箱体の何れか一方側で挿抜方向に変位
しており、挿着完了時のそれぞれの喰い込み寸法が異な
る構成とする。この発明によれば、ワンタッチコネクタ
の嵌合が同時でなく、一個ずつ順次に嵌合し始めるので
挿抜作業性が良い。
【0024】請求項11の発明は、請求項7の発明にお
いて、前記スタックの下面に開閉可能な蓋を設け、その
上方に、前記スタックの内部に実装されたゲートアンプ
への前記箱体側からの配線接続部又は前記半導体素子の
両端の電位を確認するチェック端子が設けられている構
成とする。
【0025】この発明によれば、この蓋を開けて制御回
路配線の接続、切り離しが可能であり、また、半導体素
子故障時の電気的な導通確認がこの部分から行えるの
で、車体中央側での作業が不要となる。
【0026】請求項12の発明は、請求項7の発明にお
いて、前記スタック内に設けられる制御回路への電気的
接続を行なう制御回路コネクタを備え、この制御回路コ
ネクタは何れか一方が直線的に移動することによって挿
抜可能であり、前記ワンタッチコネクタの挿抜方向と同
一の挿抜方向を有する構成とする。この発明によれば、
スタックの着脱と同時に主回路、制御回路とも双方のコ
ネクタによる電気的接続、切り離しが可能となる。
【0027】請求項13の発明は、請求項7の発明にお
いて、前記スタックには電力変換回路1相分以上の半導
体素子および、3個以上のワンタッチコネクタが設けら
れている構成とする。
【0028】この発明によれば、各相を構成する上下ア
ーム間の接続が1個のスタック内で行われインダクタン
スが小さくなり、主回路全ての接続をコネクタ化するこ
とでスタックの着脱作業性も良い。
【0029】請求項14の発明は、請求項7の発明にお
いて、前記スタックの最も車体中央側に前記ワンタッチ
コネクタの一方が設けられ、前記箱体側においては積層
導体に前記ワンタッチコネクタの他方が接続されている
構成とする。
【0030】この発明によれば、積層導体によってイン
ダクタンスが低減される上に、スタックの最も車体中央
側にワンタッチコネクタがあることで、箱体側に設けた
積層導体はスタックと干渉することなく広い面積を確保
することが可能となり、より低インダクタンス化に有効
である。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態の電力
変換装置を図1,2,3を参照して説明する。図1
(a)は半導体素子冷却ユニット4を車体5の下部に取
り付けた側面図、図1(b)はスタック12に境界板1
6を取り付けるイメージの側面図、図2はスタック12
を半導体素子冷却ユニットフレーム15に取り付けるイ
メージの側面図、図3(a)は図1(a)のA−A断面
である半導体素子冷却ユニット4の平面図、図3(b)
は図2のB矢視図であるスタックの発熱部側より見た正
面図、図3(c)は図2のC矢視図であるスタック挿入
面より見た半導体素子冷却ユニットフレーム15の図を
示す。
【0032】これらの図に示されているように、半導体
素子冷却ユニット4は箱体6に取り付けられ、この箱体
6の一部を構成する半導体素子冷却ユニットフレーム1
5を境にして、内部側は密閉部、外部側は開放部とな
る。半導体素子冷却ユニットフレーム15には3つの取
付窓18が設けられており、取付窓18にスタック12
が取り付けられる。スタック12は、半導体素子1が設
けられた発熱部10と放熱フィン9が設けられた放熱部
11とからなる。
【0033】最も発熱部10寄りのフィン9aに、周状
に形成したパッキンガイド19にパッキン17を取り付
けた境界板16が防水処理を施して固定される。半導体
素子1と相コンデンサ2からなる1相分の電気品および
それらを接続する導体などの用品をパッキン17の周囲
内に収納するように取り付けた3個のスタック12を半
導体冷却ユニットフレーム15に設けられた取付窓18
に車側側より挿入する形で矢印Kの方向から取り付け
る。こうして、1つのインバータ回路を有する半導体素
子冷却ユニット4が構成される。
【0034】スタック12を取り付ける際、スタック1
2の最も発熱部10に近い側のフィン9aに取り付けた
境界板16の取付穴20を利用してボルト止めすること
により、境界板16に取り付けられたパッキン17が押
圧され、半導体素子冷却ユニットフレーム15とスタッ
ク12との境界の水密性を保つ。以上の構成により、車
体5に対しては放熱部11が車体側方側となるよう配置
され、艤装限界14内におさまるように艤装される。
【0035】この第1の実施の形態の電力変換装置にお
いては、1つの半導体素子冷却ユニット4に3つのスタ
ック12を構成することにより、1つのインバータ回路
を構成する。スタック12内のヒートパイプ8の最も発
熱部寄りのフィン9aに取り付けた境界板16のパッキ
ン17の周囲内に半導体素子1と相コンデンサ2からな
る電気品及びその他の用品を取り付けた構成であるの
で、スタック12は、半導体冷却ユニットフレーム15
と着脱が可能である。
【0036】したがって、この第1の実施の形態によれ
ば、インバータ回路がスタック単位であるので取扱性が
向上する。また、スタックの着脱が可能であるので、高
い組立作業性とメンテナンス性が得られる。
【0037】つぎに本発明の第2の実施の形態の電力変
換装置を図4,5,6を参照して説明する。図4(a)
は半導体素子冷却ユニット4の側面図を、図4(b)は
図4(a)のb−b矢視平面図を、図5はスタック12
を半導体素子冷却ユニットフレーム15に取り付けるイ
メージの側面図を、図6(a)はスタック12の側面図
を、図6(b)は図6(a)の左側から見た正面図を、
図6(c)は図5のD矢視図であるスタック挿入面より
見た半導体素子冷却ユニットフレーム15の図を示す。
【0038】この第2の実施の形態では、スタック12
を構成するヒートパイプ8の最も発熱部10に近い側に
取り付けられたフィン9aの4辺を発熱部10側に折り
曲げ、折り曲げた4角の隙間を溶接又は防水シールなど
により埋め、水密性のある構造としている。半導体素子
冷却ユニットフレーム15のスタック12取付面には、
パッキンガイド19およびパッキン17が周状となるよ
うに取り付けられている。スタック12の発熱部10に
は、1相分の半導体素子1、相コンデンサ2等の電気品
がパッキン17で囲まれた範囲内に取り付けられる。
【0039】スタック12を半導体素子冷却ユニットフ
レーム15に取り付ける際、スタック12の最も発熱部
10側のフィン9aに設けた取付穴20を利用してボル
ト止めすることにより、フィン9aの折り曲げ部がパッ
キン17を押圧し、半導体素子冷却ユニットフレーム1
5とスタック12との境界の水密性を保つ。
【0040】この第2の実施の形態の電力変換装置にお
いては、スタック12内のヒートパイプ8の最も発熱部
10寄りに取り付けられたフィン9aの形状が半導体冷
却ユニットフレーム15のパッキン17に食い込む構成
にすることにより、また、半導体冷却ユニットフレーム
15に周状に構成されたパッキン17の範囲内に電気品
及びその他の用品を構成することにより、スタック12
が半導体素子冷却ユニットフレーム15より着脱可能と
なり、水密性においては、第1の実施の形態における境
界板16を設けることなく同様の効果を得ることができ
る。
【0041】したがってこの第2の実施の形態によれ
ば、部品点数が削減されてスタック12が軽量化され、
また、スタック12の半導体素子冷却ユニットフレーム
15との着脱時の作業性の向上と境界部の防水処理の削
減により水密構造の品質が向上する。
【0042】つぎに本発明の第3の実施の形態の電力変
換装置を図7を参照して説明する。図7(a)は半導体
素子冷却ユニット4の側面図を、図7(b)はスタック
12を半導体冷却ユニットフレーム15に取り付けるイ
メージの側面図を示す。
【0043】この実施の形態においては、スタック12
内のヒートパイプ8の最も発熱部10寄りに取り付けら
れたフィン9aに水密性を保持するパッキンガイド19
およびパッキン17を周状となるように取り付けた構成
とする。スタック12の発熱部10には、1相分の半導
体素子1、相コンデンサ2等の電気品をパッキン17の
周囲内に取り付ける。
【0044】スタック12を半導体素子冷却ユニットフ
レーム15に取り付ける際、スタック12の最も発熱部
よりのフィン9aに設けた取付穴を利用してボルト止め
することにより、半導体素子冷却ユニットフレーム15
に、前記フィン9aのパッキン17を押圧し、半導体冷
却ユニットフレーム15とスタック12との境界の水密
性を保つ。
【0045】この第3の実施の形態の電力変換装置にお
いては、スタック12内のヒートパイプ8の最も発熱部
寄りに取り付けられたフィン9aの形状を第1の実施の
形態における境界板16と同様の構成とすることによ
り、境界板16を取り付けたのと同様に作用する。そし
て第2の実施の形態と同様、境界部の構造物の部品削
減、境界部に塗布する防水シール処理の削減が可能とな
る。また、境界部の構成において、第2の実施の形態と
は異なり、パッキン17の取り付けが重力方向で上側と
なるので、塵埃、雨水などがパッキン17に蓄積される
ことがない。
【0046】したがってこの第3の実施の形態によれ
ば、パッキン17の周囲内に用品を取り付けることによ
り、スタック12の半導体素子冷却ユニットフレーム1
5からの着脱が可能な構成となり、部品点数削減による
スタック12の軽量化により、スタック12着脱時の作
業性が向上し、防水処理の削減による水密構造の品質向
上が可能となる。また、パッキン17が重力方向で上側
に取り付けられることによりパッキン17への塵埃、雨
水などの蓄積が低減され、パッキン17の早期劣化を抑
える効果がある。
【0047】つぎに本発明の第4の実施の形態の電力変
換装置を図8を参照して説明する。図8(a)は半導体
素子冷却ユニット4の側面図を、図4(b)はスタック
12を半導体冷却ユニットフレーム15に取り付けるイ
メージの側面図を示す。
【0048】この第4の実施の形態は、スタック12内
のヒートパイプ8の最も発熱部10寄りに取り付けられ
たフィン9aが、前記第3の実施の形態と同様の構成
で、かつ他のフィンより下方に大きい寸法とする。そし
て、ゲートアンプ7を発熱部10の下部に配置し、最も
発熱部10寄りのフィン9a下部にゲートアンプ7の点
検用のカバー22が取り付けられた構成とする。フィン
9a上のパッキンガイド19は、ゲートアンプ7より外
周となるように構成する。半導体素子1とゲートアンプ
7はゲート配線21によって接続されている。
【0049】この第4の実施の形態の電力変換装置にお
いては、ヒートパイプ8の最も発熱部10寄りに取り付
けられた放熱フィン9aの下部にゲートアンプ点検用カ
バー22を設けたことにより、半導体素子冷却ユニット
4を車体に取り付けた状態で、車体中央側に潜りこむこ
となく、車側側より容易にゲートアンプ7の点検を行な
うことができる。また、ゲートアンプ7は発熱部10の
下部に取り付け、半導体素子1の直下となるため、半導
体素子1とゲートアンプ7を接続するゲート配線21を
短くすることができる。
【0050】したがって、この第4の実施の形態によれ
ば、車側側からゲートアンプ7を点検することができる
ので、確認試験の操作性が向上し、メンテナンス性が向
上し、それらの作業時間を短縮することができる。ま
た、ゲート配線21が短くなることにより、ノイズの影
響を受けにくくなり、信頼性が向上する。なおこの第4
の実施の形態における放熱フィン9aは第1の実施の形
態におけるような別付けの境界板16であってもよい。
【0051】つぎに本発明の第5の実施の形態の電力変
換装置を図9を参照して説明する。図9(a)は半導体
素子冷却ユニット4のスタック12を半導体素子冷却ユ
ニットフレーム15に取り付けるイメージ図を、図9
(b)はワンタッチコネクタ23部の平面図を示す。
【0052】この実施の形態は、半導体素子冷却ユニッ
ト4のスタック12とフィルタコンデンサ3等との電気
的接続部の主回路側にワンタッチコネクタ23を設け、
制御回路側に通常のコネクタ24を取り付けた構成であ
る。主回路ワンタッチコネクタ23は、固定側である半
導体素子冷却ユニットフレーム15側の間口はテーパ状
に広がった形状とし、可動側であるスタック12側の導
体は、先端が細くなるテーパ状としている。
【0053】制御回路のコネクタ24も、主回路と同様
に半導体素子冷却ユニットフレーム15側に固定側コネ
クタを、スタック12側に可動側コネクタを取り付け、
ガイド25を設けて、勘合性をよくしている。そして、
スタック12を取り付ける際、スタック12の最も発熱
部10寄りのフィン9aの取付穴を利用してボルト止め
することにより、半導体素子冷却ユニットフレーム15
とスタック12との嵌合部の水密性を得るとともに電気
的接続を行なう構成である。
【0054】この第5の実施の形態の電力変換装置にお
いては、主回路ワンタッチコネクタ23を設けたことに
より、スタック12の取り付けが、車側側からの作業で
可能となる。また、半導体素子冷却ユニット4内では、
スタック12との接続のための締結作業エリアの確保が
不要となる。
【0055】したがってこの第5の実施の形態によれ
ば、スタック12の取り付けが車側側からのみの作業と
なるため、組立作業性とスタック交換作業性が向上し、
それらの各作業時間を短縮することができる。また、接
続部の締結作業エリアの削除、メンテナンス作業用の間
口の削除や、空間の有効利用により、半導体素子冷却ユ
ニット4、ひいては電力変換装置の小型・軽量化が可能
となる。なおこの第5の実施の形態における放熱フィン
9aは第1の実施の形態におけるような別付けの境界板
16であってもよい。
【0056】つぎに本発明の第6の実施の形態の電力変
換装置を図10を参照して説明する。図10(a)は半
導体素子冷却ユニット4の側面図を、図9(b)はスタ
ック12の側面図を、図10(c)は図10(b)の左
側から見た正面図を、図10(d)はスタック12を半
導体素子冷却ユニットフレーム15に取り付けるイメー
ジ図を示す。
【0057】この第6の実施の形態も、第2から第5の
実施の形態と同様にヒートパイプ8の最も発熱部10寄
りに取り付けられたフィン9aと半導体素子冷却ユニッ
トフレーム15との間に水密性を保持する構成とする。
半導体素子冷却ユニットフレーム15にスタック12を
取り付ける際には、スタック12の最も車側寄りのフィ
ン9bに設けた取付穴を利用して係止部材26にボルト
止めすることにより、境界部のパッキン17が押圧さ
れ、半導体素子冷却ユニットフレーム15とスタック1
2の境界の水密性を保つ構造である。
【0058】この第6の実施の形態によれば、半導体素
子冷却ユニットフレーム15へのスタック12の取付箇
所が、奥まった発熱部10側でなく、手前側となる車側
側のフィン9bの取付穴を利用しての取り付けとなるた
め、取付け作業性が向上し、作業時間を短縮することが
できる。なおこの第6の実施の形態における放熱フィン
9aは第1の実施の形態におけるような別付けの境界板
16であってもよい。
【0059】つぎに本発明の第7の実施の形態の電力変
換装置を図11を用いて説明する。図11(a)はスタ
ック12を箱体6へ組み込む状態を示す平面図で、箱体
6側は部分的に断面を示している。図11(b)は同じ
状態の(車体断面方向となる)側面図で、図11(a)
と同様に箱体6側は部分的に断面を示している。図11
(c)は図11(b)のC−C矢視図で電気的接続部分
のみを示す。
【0060】この実施の形態では、直列に接続された半
導体素子1で構成される電力変換回路スイッチング部の
両端に接続されるフィルタコンデンサ3が箱体6側に設
置されており、スタック12と電気的に接続されるが、
この主回路電気的接続部にワンタッチコネクタである大
電流コネクタを使用する。
【0061】この大電流コネクタは主におす側コネクタ
とめす側コネクタの2個の要素から成っており、一方は
スタック12側に設置され、もう一方は箱体6側に取り
付けられる。おす側コネクタは板ブレード状で嵌合され
る先端部がテーパ状に細くなった嵌合導体29であり、
これが嵌合する相手となるめす側コネクタは嵌合される
先端部がテーパ状に広がったU字断面形状のコネクタ2
3aである。
【0062】本実施の形態では、スタック12とフィル
タコンデンサ3との電気的接続部の箱体6側にU字状コ
ネクタ23aを複数個取り付けるが、フィルタコンデン
サ3とこのU字状コネクタ23a間は積層導体32で接
続される。他方、スタック12側に嵌合導体29が複数
個取り付けられる。これらU字状コネクタ23aと嵌合
導体29の嵌合方向はスタック12の箱体6への挿入方
向Kと合わせてある。
【0063】この実施の形態の電力変換装置は、スタッ
ク12を箱体6へ組み込む際、スタック12を車体側方
側より挿入していくと、箱体6側に設置されたU字状コ
ネクタ23aへスタック12側に設置された嵌合導体2
9が嵌合し始める。このとき双方の先端形状はテーパ状
になっているので、多少の寸法のずれは問題なく嵌合し
始めることができる。そのままスタック12をさらに箱
体6側へ挿入していくと、U字状コネクタ23aと嵌合
導体29とは完全に嵌合され電気的接続が完了するが、
同時にスタック12は箱体6へ完全に組み込まれ、これ
を車体側方側よりボルト等で締め付けることでスタック
12が箱体6へ取り付けられる。
【0064】この第7の実施の形態の電力変換装置によ
れば、ワンタッチコネクタである大電流コネクタで主回
路電気的接続を行なうことにより、スタック12の箱体
6への取付けが車体側方側からの作業で可能となる。ま
た、箱体6内に、スタック12との電気的接続のための
締結作業エリアの確保が不要となる。
【0065】さらに、スタック12の取付けが車体側方
側からのみの作業となるため、組込み作業性、スタック
交換作業性が向上する。また、接続部の締結作業エリア
の削除、メンテナンス作業用のスペースの削除及び有効
利用により、半導体素子冷却ユニット、ひいては電力変
換装置の小形・軽量化が可能となる。
【0066】つぎに本発明の第8の実施の形態を図12
を参照して説明する。この実施の形態の電力変換装置
は、箱体6側とスタック12側のそれぞれに位置決めと
なるガイド穴28とガイドピン27を設け、U字状コネ
クタ23aと嵌合導体29からなる大電流コネクタの嵌
合方向と方向を合わせたもので、このガイド穴28とガ
イドピン27は、大電流コネクタが嵌合し始めるより先
に嵌合するようにしたものである。この実施の形態によ
れば、ガイド穴28とガイドピン27の機構により大電
流コネクタの嵌合精度を容易に得ることができる。
【0067】つぎに本発明の第9の実施の形態を図13
を参照して説明する。この実施の形態の電力変換装置
は、U字状コネクタ23aと嵌合導体29より構成され
る複数個の大電流コネクタを一直線状に並べて配置し、
かつブレード方向も同一方向としたものである。この実
施の形態によれば、複数個の大電流コネクタの取付け位
置を精度良く、相互の寸法誤差を小さく構成することが
できる。
【0068】つぎに本発明の第10の実施の形態を図1
4を参照して説明する。この実施の形態の電力変換装置
は、箱体6側に設けた複数個のU字状コネクタ23aの
先端の位置が挿抜方向に変位しており段差が設けられた
構成となっている。スタック12側に設けた複数個の嵌
合導体29は挿抜方向に同位置に並べられた構成となっ
ており、その結果、嵌合完了時の大電流コネクタごとの
喰い込み寸法が異なる長さとなる。
【0069】この実施の形態によれば、スタック12の
箱体6への取り付け挿入をする際、複数個の大電流コネ
クタは1個ずつ順々に嵌合することになるので、初めに
嵌合する挿入数が少ないことにより押圧力が小さくな
り、かつそれぞれの大電流コネクタの位置決めが1個ず
つとなることからスタック挿入作業性が向上する。
【0070】つぎに本発明の第11の実施の形態を図1
5を参照して説明する。この実施の形態の電力変換装置
は、半導体素子1の取り付けられた冷却器冷却ブロック
の下方にスタック12内に実装されたゲートアンプ7を
配置し、ゲートアンプ7の下方にゲートアンプ点検口7
aを設け、通常は点検用カバー22aにて水密を保ち閉
じられた構成とする。ゲートアンプ7は、半導体素子1
の両端の電位を確認するためのチェック端子が設けられ
ており、半導体素子1とはゲート信号配線により接続さ
れている。また箱体6側の制御回路と電気的に接続する
ためにコネクタもしくは端子が設けられ、コネクタの嵌
合又は端子へのネジ止めにより接続される。
【0071】この実施の形態の電力変換装置は、ゲート
アンプ点検口7aと点検用カバー22aを設けたことに
より、スタック12が箱体6に取り付けられた状態での
ゲート配線作業が容易であり、半導体素子1の両端の電
位を確認するなどの点検が可能となる。
【0072】つぎに本発明の第12の実施の形態を図1
6を参照して説明する。この実施の形態の電力変換装置
は、制御配線接続も主回路接続用の大電流コネクタと同
様に、制御回路コネクタ24の片側を箱体6側に、もう
片側をスタック12側に設置し、スタック12の箱体6
への取り付け取り外しにより、これら制御回路コネクタ
24が挿抜可能なよう、スタックの挿入方向Kと同一方
向に動くことで挿抜できるよう構成する。この実施の形
態によれば、主回路のみならず制御回路も、スタック1
2の機械的な取り付け取り外し作業と同時に電気的な接
続及び切り離しが可能となる。
【0073】以上に説明した各実施の形態によれば、ス
タック12の取り付け取り外し作業性が著しく向上し、
故障時のスタック交換が容易で、車体中央側での作業が
不要となることから、作業場所の制約もなくなる。ま
た、車体中央側に作業スペースの確保が不要となるの
で、電力変換装置の小形軽量化にもつながり、車体床下
にこれと隣り合って設置される他の装置との間にも作業
スペースが不要となるので、車体床下という限られたス
ペースを有効に活用することができる。
【0074】
【発明の効果】本発明の電力変換装置においては、装置
箱体あるいは半導体素子冷却ユニットフレームに対して
スタックを容易に着脱することができ、組立てを分業化
することができ、良好な作業性とメンテナンス性を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の電力変換装置を示
し、(a)は半導体素子冷却ユニットを車体床下に艤装
した状態を示す側面図。(b)はスタックに境界板を取
り付ける状況を示す図。
【図2】本発明の第1の実施の形態の電力変換装置を示
し、スタックを半導体素子冷却ユニットフレームに取り
付ける状況を示す図。
【図3】本発明の第1の実施の形態の電力変換装置を示
し、(a)は図1(a)のA−A線に沿う平面図、
(b)は図2のB矢視図、(c)は図2のC矢視図。
【図4】本発明の第2の実施の形態の電力変換装置を示
し、(a)は半導体素子冷却ユニットを車体床下に艤装
した状態を示す側面図、(b)は(a)のb−b線に沿
う平面図。
【図5】本発明の第2の実施の形態の電力変換装置を示
し、スタックを半導体素子冷却ユニットフレームに取り
付ける状況を示す図。
【図6】本発明の第2の実施の形態の電力変換装置を示
し、(a)はスタックの側面図、(b)は(a)の左方
から見た正面図、(c)は図5のD矢視図。
【図7】本発明の第3の実施の形態の電力変換装置を示
し、(a)は半導体素子冷却ユニットの側面図、(b)
はスタックを半導体素子冷却ユニットフレームに取り付
ける状況を示す図。
【図8】本発明の第4の実施の形態の電力変換装置を示
し、(a)は半導体素子冷却ユニットの側面図、(b)
はスタックを半導体素子冷却ユニットフレームに取り付
ける状況を示す図。
【図9】本発明の第5の実施の形態の電力変換装置を示
し、(a)はスタックを半導体素子冷却ユニットフレー
ムに取り付ける状況を示す図、(b)は(a)のb−b
矢視図。
【図10】本発明の第6の実施の形態の電力変換装置を
示し、(a)は半導体素子冷却ユニットの側面図、
(b)はスタックの側面図、(c)は(b)の左方から
見た正面図、(d)ははスタックを半導体素子冷却ユニ
ットフレームに取り付ける状況を示す図。
【図11】本発明の第7の実施の形態の電力変換装置を
示し、(a)はスタックを箱体へ組み込む状況を示す平
面図、(b)は同側面図、(c)は(b)のC−C矢視
図。
【図12】本発明の第8の実施の形態の電力変換装置を
示し、スタックを箱体に組み込む状況を示す平面図。
【図13】本発明の第9の実施の形態の電力変換装置を
示し、スタックを箱体に組み込む状況を示す平面図。
【図14】本発明の第10の実施の形態の電力変換装置
を示し、スタックを箱体に組み込む状況を示す平面図。
【図15】本発明の第11の実施の形態の電力変換装置
を示し、スタックを箱体に組み込む状況を示す側面図。
【図16】本発明の第12の実施の形態の電力変換装置
を示し、スタックを箱体に組み込む状況を示す側面図。
【図17】電力変換装置の回路図。
【図18】従来の電力変換装置を示し、(a)は側面
図、(b)は(a)のb−b線に沿う半導体素子冷却ユ
ニットの平面図。
【符号の説明】
1…半導体素子、2…相コンデンサ、3…フィルタコン
デンサ、4…半導体素子冷却ユニット、5…車体、6…
箱体、7…ゲートアンプ、7a…ゲートアンプ点検口、
8…ヒートパイプ、9…放熱フィン、9a…発熱部寄り
フィン、9b…車側寄りフィン、10…発熱部、11…
放熱部、12…スタック、13…装置仕切り板、14…
艤装限界、15…半導体素子冷却ユニットフレーム、1
6…境界板、17…パッキン、18…取付窓、19…パ
ッキンガイド、20…取付穴、21…ゲート配線、2
2,22a…ゲートアンプ点検用カバー、23…主回路
ワンタッチコネクタ、23a…U字状コネクタ、24…
制御回路コネクタ、25…制御回路コネクタガイド、2
6…係止部材、27…ガイドピン、28…ガイド穴、2
9…嵌合導体、30…導体、31…蓋、32…積層導
体、K…取付け方向。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮入 正樹 東京都府中市晴見町2丁目24番地の1 東 芝トランスポートエンジニアリング株式会 社内 (72)発明者 橋本 隆 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 Fターム(参考) 5H007 AA00 BB00 HA03 HA05 HA07 5H115 PA00 PC02 PG01 PI01 PI29 PV09 UI28 UI31 UI34

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体素子のスイッチングによって直流
    から交流へあるいは交流から直流へ変換する回路を有す
    る発熱部とこの発熱部に結合され前記発熱部を冷却する
    放熱部とを備えたスタックと、車両の床下に取り付けら
    れ前記スタックを着脱可能に支持して前記発熱部を密閉
    部に収容し前記放熱部を車側の開放部に保持する箱体と
    を備えたことを特徴とする電力変換装置。
  2. 【請求項2】 スタックは電力変換回路の1相ごとに構
    成され、前記スタックの箱体への取付け部には水密性を
    保持する境界板を備えていることを特徴とする請求項1
    記載の電力変換装置。
  3. 【請求項3】 放熱部は発熱部に結合されたヒートパイ
    プとこのヒートパイプに結合された放熱フィンとを備
    え、境界板は発熱部に最も近い放熱フィンによって形成
    されていることを特徴とする請求項2記載の電力変換装
    置。
  4. 【請求項4】 境界板には電力変換回路用のゲートアン
    プおよびゲートアンプ点検用カバーが設けられているこ
    とを特徴とする請求項2記載の電力変換装置。
  5. 【請求項5】 放熱部は発熱部に結合されたヒートパイ
    プとこのヒートパイプに結合された放熱フィンとを備
    え、最も車側寄りの放熱フィンを固定部に係止するよう
    にしたことを特徴とする請求項2記載の電力変換装置。
  6. 【請求項6】 スタックと箱体の密閉部に主回路を接離
    するワンタッチコネクタを備えていることを特徴とする
    請求項1記載の電力変換装置。
  7. 【請求項7】 前記ワンタッチコネクタは何れか一方が
    直線的に移動することによって挿抜可能であり、前記ワ
    ンタッチコネクタの着脱方向と前記スタックの挿抜方向
    が同一であることを特徴とする請求項6記載の電力変換
    装置。
  8. 【請求項8】 前記ワンタッチコネクタの近傍に前記ス
    タックの前記箱体への取り付けの際に前記ワンタッチコ
    ネクタよりも先に嵌合し始める位置決めガイドが設けら
    れていることを特徴とする請求項7記載の電力変換装
    置。
  9. 【請求項9】 前記ワンタッチコネクタは、板状の嵌合
    導体と、この嵌合導体を両側からはさみこむU字状コネ
    クタとから成ることを特徴とする請求項7記載の電力変
    換装置。
  10. 【請求項10】 前記ワンタッチコネクタは複数設けら
    れ、前記スタックまたは前記箱体の何れか一方側で挿抜
    方向に変位しており、挿着完了時のそれぞれの喰い込み
    寸法が異なることを特徴とする請求項7記載の電力変換
    装置。
  11. 【請求項11】 前記スタックの下面に開閉可能な蓋を
    設け、その上方に、前記スタックの内部に実装されたゲ
    ートアンプへの前記箱体側からの配線接続部又は前記半
    導体素子の両端の電位を確認するチェック端子が設けら
    れていることを特徴とする請求項7記載の電力変換装
    置。
  12. 【請求項12】 前記スタック内に設けられる制御回路
    への電気的接続を行なう制御回路コネクタを備え、この
    制御回路コネクタは何れか一方が直線的に移動すること
    によって挿抜可能であり、前記ワンタッチコネクタの挿
    抜方向と同一の挿抜方向を有することを特徴とする請求
    項7記載の電力変換装置。
  13. 【請求項13】 前記スタックには電力変換回路1相分
    以上の半導体素子および、3個以上のワンタッチコネク
    タが設けられていることを特徴とする請求項7記載の電
    力変換装置。
  14. 【請求項14】 前記スタックの最も車体中央側に前記
    ワンタッチコネクタの一方が設けられ、前記箱体側にお
    いては積層導体に前記ワンタッチコネクタの他方が接続
    されていることを特徴とする請求項7記載の電力変換装
    置。
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