JP2003235048A - 放送方式判別装置 - Google Patents
放送方式判別装置Info
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- JP2003235048A JP2003235048A JP2002030499A JP2002030499A JP2003235048A JP 2003235048 A JP2003235048 A JP 2003235048A JP 2002030499 A JP2002030499 A JP 2002030499A JP 2002030499 A JP2002030499 A JP 2002030499A JP 2003235048 A JP2003235048 A JP 2003235048A
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Abstract
力映像信号が非標準信号のような場合にシステムクロッ
クがバースト信号にロックせず、判別を誤るという課題
があった。 【解決手段】 バースト信号にロックしていない場合に
おいてもバースト位相角を算出し、位相角の1H遅延位
相角と2H遅延位相角より隣接するラインのバースト差
分位相角を求めることにより、位相反転の有無を判別す
る。
Description
式、PAL方式などのように複数の放送信号を処理でき
る映像信号処理において放送方式の判別を行なう放送方
式判別装置に関する。
SC,PAL等様々な方式がある。例えばNTSC方式
では色副搬送波周波数が3.579545MHz(f
SC-NTSC)、PAL方式では色副搬送波周波数が4.4
3361875MHzである。
波数が3.575611MHz(f SC―PALM)というN
TSC方式とわずかに違う方式もある。
では常に一定であるがPAL方式では1水平走査期間
(1H)毎に位相がB-Y軸に対して反転(以下、位相反
転)しており位相差は90度である。ヨーロッパでは1
つの地域で複数の放送方式が受信できる地域もある為、
テレビやビデオ等の複数のカラーテレビジョン放送を扱
う機器には複数の放送方式に対応したものがあり、それ
らの機器においては放送方式を外部より設定したり、バ
ースト信号の周波数や位相から判別する必要がある。
もNTSC方式とPAL−M方式を判別する際に、色副
搬送波周波数の違いが約3.934kHzとわずかであ
り、周波数の違いにより放送方式を判別することは困難
である。そこでPAL−M方式は1水平走査期間毎にバ
ースト信号の位相が基準周波数に対して90度オフセッ
トしており、一方NTSC方式は180度オフセットし
ていることを利用して、2水平走査期間遅延させる遅延
回路を用いて放送方式を判別する方法の一例が特公平7
−75417の「判別回路」に開示されている。
る。201は遅延回路、202は減算回路、203はバ
ースト抜き取り回路、204はバンドパスフィルタ、2
05はバーストレベル比較回路、206はしきい値であ
る。
180度オフセットしているときは入力信号と2H遅延
信号の減算をおこなうとバースト信号の振幅が大きくな
る。
毎に90度オフセットしているときは入力信号と2H遅
延信号を減算すると信号が相殺されるためバースト信号
の振幅がわずかになる。この減算結果のバースト部分を
抜き取り、基準周波数を通過させるバンドパスフィルタ
を通した後、しきい値と比較することにより、放送方式
を判別することが出来る。
な判別回路において、例えば非標準信号のように水平同
期周波数と色副搬送波周波数のあいだに相関がない場合
は入力信号と2H遅延信号間のバースト信号の位相オフ
セット値の関係が崩れてくるため減算しても信号が相殺
されなくなり、判別を誤るという課題があった。
め、本発明による第1の手段は、入力信号からバースト
を抜き取るバースト抜き取り回路と、上記バースト抜き
取り回路から出力される信号を色差信号にデコードする
クロマデコード回路と、上記クロマデコード回路から出
力される信号からバースト信号の位相角を検出するバー
スト位相角検出回路と、入力信号から水平同期信号を分
離する水平同期分離回路と、上記バースト位相角検出回
路からの出力を上記水平同期信号の出力信号によって1
水平走査期間ホールドさせる第1のサンプルホールド回
路と、上記第1のサンプルホールド回路からの出力を上
記水平同期信号の出力信号によって1水平走査期間ホー
ルドさせる第2のサンプルホールド回路と、上記第1の
サンプルホールド回路の出力から上記バースト位相角検
出回路の出力を減算する第1の減算回路と、上記第2の
サンプルホールド回路の出力から上記第1のサンプルホ
ールド回路の出力を減算する第2の減算回路と、上記第
2の減算回路の出力から上記第1の減算回路の出力を減
算する第3の減算回路と、上記第3の減算回路の出力と
しきい値とを比較する比較回路とを備えたことを特徴と
するものである。
らバーストを抜き取るバースト抜き取り回路と、上記バ
ースト抜き取り回路から出力される信号を色差信号にデ
コードするクロマデコード回路と、上記クロマデコード
回路から出力される信号からバースト信号の位相角を検
出するバースト位相角検出回路と、入力信号から水平同
期信号を分離する水平同期分離回路と、上記バースト位
相角検出回路の出力を上記水平同期信号の出力信号によ
って1水平走査期間ホールドさせる第1のサンプルホー
ルド回路と、上記第1のサンプルホールド回路の出力か
ら上記バースト位相角検出回路の出力を減算する減算回
路と、上記減算回路の出力を上記水平同期信号の出力信
号によって1水平走査期間ホールドさせる第2のサンプ
ルホールド回路と、上記第2のサンプルホールド回路か
らの出力と上記減算回路からの出力を加算する加算回路
と、上記加算回路の出力としきい値とを比較する比較回
路とを備えたことを特徴とするものである。
説明する。
判別装置の第1の実施例を示している。図1において1
は入力される映像信号からバースト信号を抽出するバー
スト抜き取り回路、2はバースト信号を色差信号(EY-B
信号とEY-R信号)にデコードするクロマデコード回路、
3はEY-B信号とEY-R信号からバースト信号の位相角を検
出するバースト位相角検出回路、4と5は位相角を1水
平走査期間ホールドさせるサンプルホールド回路、6,
7,8は減算回路、9は比較回路、10はしきい値、1
1は入力される映像信号から水平同期信号を分離する水
平同期分離回路である。
について図1から図5を用いて説明する。まず、図1に
おいて入力される映像信号からバースト抜き取り回路1
により、バースト信号を抜き取る。抜き取られたバース
ト信号はクロマデコード回路2でEY-B信号とEY-R信号に
分離される。次にバースト位相角検出回路3でEY-B信号
とEY-R信号により、バースト信号の位相角を検出する。
説明する。システムクロックがバースト信号に対して位
相ロックしていない場合にバースト抜き取り回路1で得
られるバースト信号Aの位相角がシステムクロックに対
してθずれていたとすると、バースト位相角検出回路3
に入力されるEY-B信号とEY-R信号は図2のようになる。
このとき、バースト信号A、EY-B信号、EY-R信号と位相
角θの間には
と(数4)より、
ある。21、22はバースト信号平均回路、23は除算
器、24は位相算出回路である。入力されたEY-B信号と
EY-R信号をバースト信号平均回路21、22より各々バ
ースト期間の平均値を求め、得られた信号を除算器23
で除算すると式(5)より、tanθを求めることが出来
る。更に位相検出回路24でArc tanを取ることによ
り、位相角θを求めることが出来る。
ら位相角θ1が出力されてサンプルホールド回路4へ入
力される。一方、入力信号が水平同期分離回路11に入
力されて水平同期信号が出力される。水平同期信号によ
って位相角θ1がサンプルホールド回路4でLoad/
Holdされて1H遅延の位相角θ2が出力され、更に
位相角θ2がサンプルホールド回路5により2H遅延の
位相角θ3を得ることが出来る。図4にサンプルホール
ド回路4、5の出力タイミング図を示す。減算回路6で
位相角θ1と位相角θ2の1H差分位相角θ4を求め、
減算回路7で位相角θ3と位相角θ2の1H差分位相角
θ5を求める。最後に減算回路8で1H差分位相角θ5
と1H差分差分角θ4の更に差分を取った差分位相角θ
6を得る。
力映像信号の放送方式がNTSC方式のようにバースト
信号の位相角が常に一定の場合において、システムクロ
ックがバーストにロックしていなければ、バースト位相
角検出回路3から出力される位相角θ1は一定値にはで
はなく、図5にように一定の角速度ωで回るようにな
る。そこで θ2 = θ1+ω θ3 = θ1+2ω θ4 = θ2−θ1 = (θ1+ω) − θ1 θ5 = θ3−θ2 = (θ1+2ω)−(θ1+ω) θ6 = θ5−θ4 = 0 の式により、θ6は0度になる。
方式のように位相反転している場合において、システム
クロックがバーストにロックしていなければ、同様にバ
ースト位相角検出回路3から出力される位相角θ1は角
速度ωで回るようになり、 θ2 = θ1 − π/2 + ω θ3 = θ2 + π/2 + ω = θ1 + 2ω θ4 = θ2 − θ1 = −π/2 + ω θ5 = θ3 − θ2 = π/2 + ω θ6 = θ5 − θ4 = π の式より、θ6は180度になる。つまり減算回路8で
得られるθ6はNTSC方式のようにバースト信号の位
相が常に一定の場合は0度付近の値に、PAL−M方式
のように位相反転する場合は180度付近の値になる。
れ、しきい値と比較され、位相反転の有無を判別するこ
とが出来る。
位相反転有りとすることが出来る。
判別装置の第2の実施例を示している。図6において1
01は入力される映像信号からバースト信号を抽出する
バースト抜き取り回路、102はバースト信号をEY-B信
号とEY-R信号にデコードするクロマデコード回路、10
3はEY-B信号とEY-R信号からバースト信号の位相角を検
出するバースト位相角検出回路、104、106は1水
平走査期間ホールドさせるサンプルホールド回路、10
5は減算回路、107は加算回路、109は比較回路、
110はしきい値、111は入力される映像信号から水
平同期信号を分離する水平同期分離回路である。
について、実施の形態1と同様の部分は省略して図6を
用いて説明する。バースト位相角検出回路103より出
力されたサンプルホールド回路104によって1水平走
査期間ホールドされて減算回路108でバースト位相角
の差分θ101を求める。
式つまりシステムクロックが色副搬送波周波数f
SC-NTSCの逓倍で動作して入力映像信号がNTSC方式
の場合はバースト信号の位相角は常に一定であり、θ1
01、θ102は常に0度付近である。また本装置の放
送方式設定がPAL−M方式つまりシステムクロックが
色副搬送波周波数fSC-PALMの逓倍で動作して入力映像
信号がPAL−M方式の場合はバースト信号が位相反転
しているため、θ101は+90度と−90度を繰り返
し、θ102は常に0度付近である。
りシステムクロックが色副搬送波周波数fSC-NTSCの逓
倍で動作しているが入力映像信号がPAL−M方式の場
合は
等しいため1水平走査期間でバースト信号のサンプリン
グ点が90度ずれていく。更にPAL−M方式のバース
ト位相は1H毎に90度反転している為、減算回路10
5の出力値θ101の1H毎の変化(θ1h、θ2h、θ
3h、θ4h)とすると
すると図7のようになる。加算回路107では θ1h+θ2h、θ2h+θ3h、‥ が演算されるため、θ102は180度を出力する。放
送方式設定がPAL−M方式つまりシステムクロックが
色副搬送波周波数fSC-PALMの逓倍で動作しているが入
力映像信号がNTSC方式の場合はθ101は常に90度付
近であり、θ102は180度付近を出力する。
反転ありと判別することが出来る。
れば、NTSC方式のようにバースト位相が一定の映像
信号が入力されたときは位相反転無しと判別され、PA
L、PAL−N、PAL−M方式のように1H毎に位相
反転している映像信号が入力されたときには、位相反転
有りと判別することが出来る。
式とPAL−M方式の2放送方式のみを判別する場合に
は、本発明の第2の手段を用いれば第1の手段より演算
回路を削減してPAL−M方式の映像信号が入力された
ときに位相反転ありと判別することが出来る。
装置を示す構成図
装置のバースト位相角検出回路においてバースト位相角
を説明するための図
装置のバースト位相角検出回路において位相角検出を説
明するための図
装置のサンプルホールド回路の出力タイミング図
装置の第3の減算回路の出力を説明するための図
装置を示す構成図
装置において減算回路の出力を説明するための図
Claims (6)
- 【請求項1】 入力映像信号の連続する3水平ラインに
おける3つの各バースト信号とクロックとの位相差を順
にθ3、θ2、θ1として出力する位相差検出手段と、 θ3−2×θ2+θ1 を計算する計算手段と、 前記計算手段の結果と所定の閾値とを比較する比較手段
と、 を有する放送方式判別装置。 - 【請求項2】 前記クロックは、入力映像信号とは独立
に発振するクロックであることを特徴とする請求項1に
記載の放送方式判別装置。 - 【請求項3】 入力映像信号のバースト信号のクロック
との位相差を検出し第1の位相差を出力する位相差検出
手段と、 前記第1の位相差を水平同期信号のタイミングで保持し
第2の位相差として出力する第1のサンプルホールド手
段と、 前記第2の位相差を水平同期信号のタイミングで保持し
第3の位相差として出力する第2のサンプルホールド手
段と、 上記第2の位相差から上記第1の位相差を減算し第4の
位相差として出力する第1の減算手段と、 上記第3の位相差から上記第2の位相差を減算し第5の
位相差として出力する第2の減算手段と、 上記第5の位相差から上記第4の位相差を減算し第6の
位相差として出力する第3の減算手段と、 上記第6の位相差と所定の閾値とを比較する比較手段と
を有する放送方式判別装置。 - 【請求項4】 入力映像信号の連続する水平ラインにお
ける3つの各バースト信号のクロックとの位相差を順に
θ3、θ2、θ1とした場合において、 θ3−θ1 を計算する計算手段と、 前記計算手段の結果と所定の閾値とを比較する比較手段
と、 を有する放送方式判別装置。 - 【請求項5】 前記クロックは、入力映像信号とは独立
に発振するクロックであることを特徴とする請求項1に
記載の放送方式判別装置。 - 【請求項6】 入力映像信号のバースト信号のクロック
との位相差を検出する位相差検出手段と、 上記バースト位相差検出手段からの出力を上記水平同期
信号の出力信号によって1水平走査期間ホールドさせる
第1のサンプルホールド手段と、 上記第1のサンプルホールド手段の出力から上記バース
ト位相角検出手段の出力を減算する減算手段と、 上記減算手段の出力を上記水平同期信号の出力信号によ
って1水平走査期間ホールドさせる第2のサンプルホー
ルド手段と、 上記第2のサンプルホールド手段の出力と上記減算手段
の出力を加算する加算手段と、上記加算手段の出力とし
きい値とを比較する比較手段を備えた放送方式判別装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002030499A JP3864797B2 (ja) | 2002-02-07 | 2002-02-07 | 放送方式判別装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002030499A JP3864797B2 (ja) | 2002-02-07 | 2002-02-07 | 放送方式判別装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003235048A true JP2003235048A (ja) | 2003-08-22 |
JP3864797B2 JP3864797B2 (ja) | 2007-01-10 |
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ID=27774230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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-
2002
- 2002-02-07 JP JP2002030499A patent/JP3864797B2/ja not_active Expired - Fee Related
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