JP2003234167A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器

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JP2003234167A
JP2003234167A JP2002030353A JP2002030353A JP2003234167A JP 2003234167 A JP2003234167 A JP 2003234167A JP 2002030353 A JP2002030353 A JP 2002030353A JP 2002030353 A JP2002030353 A JP 2002030353A JP 2003234167 A JP2003234167 A JP 2003234167A
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heating power
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JP2002030353A
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Masami Nakamura
正己 中村
Masaya Kobayashi
雅哉 小林
Tetsuya Shoji
哲也 庄子
Tetsuro Aobori
鉄郎 青堀
Yukichi Yazawa
裕吉 矢沢
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Hitachi Appliances Inc
Original Assignee
Hitachi Home Tech Ltd
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Publication date
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B6/00Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
    • H05B6/02Induction heating
    • H05B6/10Induction heating apparatus, other than furnaces, for specific applications
    • H05B6/12Cooking devices
    • H05B6/1209Cooking devices induction cooking plates or the like and devices to be used in combination with them
    • H05B6/1218Cooking devices induction cooking plates or the like and devices to be used in combination with them with arrangements using lights for heating zone state indication

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  • Induction Heating Cooking Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱時の火力感、設定状態、加熱状態および
加熱電力のレベル等をより容易に認識することを目的と
する。 【解決手段】 上方の負荷20を加熱する加熱コイル5
と、入力電力等を制御する制御部14と、加熱電力のレ
ベル等を設定する操作部15と、前記操作部15により
設定された加熱電力のレベルを数字または絵表示または
その両方で多段階に表示する表示部16とを設け、前記
加熱コイル5の全周または周囲の一部に発光器17を設
けた誘導加熱調理器において、前記制御部14は前記操
作部15により設定された加熱電力のレベルに応じて前
記発光器17の発光色または発光輝度またはその両方を
多段階に変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誘導加熱調理器の
加熱表示に関するものである。
【0002】
【従来の技術】誘導加熱調理器は、スイッチング素子を
高周波で駆動して加熱コイルに高周波電流を流し、この
高周波電流により磁束を発生させ、この磁束を介して加
熱コイルに近接させた鉄やステンレスの鍋等の負荷に渦
電流を発生させ、負荷自体の発熱作用によって加熱する
ものである。
【0003】従来の誘導加熱調理器は、加熱電力のレベ
ルの設定状態や加熱状態の表示を液晶表示素子等で行な
っている。
【0004】この従来例の一例を図6を用いて説明す
る。図6は従来例の誘導加熱調理器の回路ブロック図で
ある。
【0005】図において、交流の電源が、電源1から整
流回路2に供給され、整流回路2により直流電源に変換
され、平滑コンデンサ3によって平滑される。そして、
この直流電源を加熱コイル5及び共振コンデンサ4によ
って形成される共振回路6に供給する。
【0006】この状態において、制御部14は一次電流
検出素子11、コイル電流検出素子12および温度検出
素子13の信号を把握しながら、操作部15で設定され
た加熱電力のレベルに応じて入力電力を制御するため、
駆動部10に信号を出力し、駆動部10を介して、スイ
ッチング素子8とスナバコンデンサ7で形成されるイン
バータ回路9を動作させる。インバータ回路9は共振回
路6に高周波の共振電流を発生させ、加熱コイル5はこ
の共振電流によってトッププレート18上に載置された
上方の負荷20を加熱する。
【0007】制御部14は、操作部15での加熱電力の
レベルの設定時および加熱動作時に、液晶表示素子等で
構成される表示部16に信号を出力して操作に応じた表
示を行う。
【0008】以上のように、加熱電力のレベルの設定状
態や加熱状態を表示部16で表示している。
【0009】しかし、このような誘導加熱調理器は以下
の問題が有った。
【0010】加熱電力のレベルを設定し、負荷20の加
熱を開始すると、加熱中である旨または加熱電力の設定
レベルを表わす表示手段は表示部16のみで、加熱源す
なわち加熱コイル5が赤熱などしないため、ガスの炎の
ような、もしくはシーズヒータが赤熱するような火力感
が得られないものであり、また加熱電力の設定レベルを
一目で認識し難いものであった。
【0011】そこで、この問題の対処として、以下のよ
うな例がある。
【0012】特開平07−094267号公報に示す例
は、液晶表示素子を多段階の輝度で照射する多段階発光
手段を備えた例がある。この例は、電力に応じた発光輝
度で液晶表示素子を照射して、加熱状態を発光輝度の変
化で区別するようにしたものである。
【0013】実開平3−111230号公報や実公平7
−54723号公報に示す例は、本体の前面に操作ツマ
ミ及び表示部を設け、火力に応じて表示部の表示色を変
化させ視認性を良くしたものである。
【0014】特開2001−160483号公報、特開
2001−297863号公報、特開平7−31227
9号公報等に示す例は、加熱コイルの外周部を発光し
て、加熱源すなわち加熱コイルが発熱しているかのよう
に見せ、火力感を得るものである。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、特開
平07−094267号公報、実開平3−111230
号公報、実公平7−54723号公報等に示す従来の誘
導加熱調理器は、本体の上面もしくは前面に設けた表示
部の発光輝度または発光色を加熱電力に応じて変化させ
て火力感等を得ようとしたものであるが、表示部が加熱
コイル等の加熱源とは離れた位置に設けられているの
で、今一つ加熱中であることの実感に乏しいものであっ
た。
【0016】また、特開2001−160483号公
報、特開2001−297863号公報、特開平7−3
12279号公報等に示す従来の誘導加熱調理器は、加
熱コイル等の加熱源の外周部を発光して火力感を得るも
のであるが、一定の発光輝度且つ単色の発光なので、加
熱電力のレベルが分り難いものであった。
【0017】本発明は前記不具合を解決するものであ
り、加熱時の火力感、設定状態、加熱状態および加熱電
力のレベル等をより容易に認識することを目的とする。
【0018】また、さらに、加熱電力のレベル等の確認
範囲および確認方法を拡大し、使い勝手を向上すること
を目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、上方の負荷を加熱する加熱コイルと、入
力電力等を制御する制御部と、加熱電力のレベル等を設
定する操作部と、前記操作部により設定された加熱電力
のレベルを数字または絵表示またはその両方で多段階に
表示する表示部とを設け、前記加熱コイルの全周または
周囲の一部に発光器を設けた誘導加熱調理器において、
前記制御部は前記操作部により設定された加熱電力のレ
ベルに応じて前記発光器の発光色または発光輝度または
その両方を多段階に変化させるものである。
【0020】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、前述の
ように、上方の負荷を加熱する加熱コイルと、入力電力
等を制御する制御部と、加熱電力のレベル等を設定する
操作部と、前記操作部により設定された加熱電力のレベ
ルを数字または絵表示またはその両方で多段階に表示す
る表示部とを設け、前記加熱コイルの全周または周囲の
一部に発光器を設けた誘導加熱調理器において、前記制
御部は前記操作部により設定された加熱電力のレベルに
応じて前記発光器の発光色または発光輝度またはその両
方を多段階に変化させるものである。
【0021】これにより、加熱状態がガスコンロの火に
非常に近いイメージで認識でき、加熱時の火力感、設定
状態、加熱状態および加熱電力のレベル等をより容易に
認識できる。
【0022】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
発明に加えて、前記発光器の発光色または発光輝度また
はその両方を変化させる段階数は、前記表示部の数字ま
たは絵表示またはその両方を変化させる段階数と等しく
したものである。
【0023】これにより、加熱電力のレベルを加熱コイ
ル周辺部と表示部のどちらでも見易い方で確認でき、使
い勝手を向上するものである。
【0024】請求項3に記載の発明は、請求項1記載の
発明に加えて、前記発光器の発光色または発光輝度また
はその両方を変化させる段階数は、前記表示部の数字ま
たは絵表示またはその両方を変化させる段階数よりも大
きくしたものである。
【0025】これにより、大まかな加熱電力のレベルは
表示部で確認し、微妙な加熱電力のレベルは加熱コイル
周辺部で確認でき、使い勝手を向上するものである。
【0026】請求項4に記載の発明は、請求項1記載の
発明に加えて、前記発光器の発光色または発光輝度また
はその両方を変化させる段階数は、前記表示部の数字ま
たは絵表示またはその両方を変化させる段階数よりも小
さくしたものである。
【0027】これにより、大まかな加熱電力のレベルは
加熱コイル周辺部で確認し、微妙な加熱電力のレベルは
表示部で確認でき、使い勝手を向上するものである。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って説明す
る。図1は本発明の一実施例の回路ブロック図、図2は
本発明の一実施例の外観図、図3は本発明の表示部の実
施例を示す図、図4は本発明の発光器の実施例を示す
図、図5は本発明の一実施例の発光器の発光色及び発光
輝度と加熱電力のレベルとの対応を示す図である。
【0029】(実施例1)図1および図2において、1
は交流の電源で、両端に整流回路2を接続し、平滑コン
デンサ3の一端を整流回路2の+端子部に接続し、他の
一端を整流回路2の−端子部に接続し、直流電源を形成
する。
【0030】4は共振コンデンサで、二つを直列に接続
し、その一端を前記直流電源の高圧側(整流回路2の+
端子部。以下同様。)に接続し、他の一端を前記直流電
源の低圧側(整流回路2の−端子部。以下同様。)に接
続するとともに、二つの直列接続点を後記加熱コイル5
の第一の端子と接続している。
【0031】5は加熱コイルで、これと共振コンデンサ
4によって共振回路6が形成され、高周波電流が流れる
ことによって、上方の後記負荷20を加熱する。
【0032】7はスナバコンデンサで、二つを直列に接
続し、その一端を前記直流電源の高圧側に接続し、他の
一端を前記直流電源の低圧側に接続するとともに、二つ
の直列接続点を前記加熱コイル5の第二の端子と接続し
ている。
【0033】8はスイッチング素子で、逆並列ダイオー
ドを有し、二つを直列に接続し、その一端を前記直流電
源の高圧側に接続し、他端を前記直流電源の低圧側に接
続するとともに、二つの直列接続点を加熱コイル5の第
二の端子と接続している。そして、この二つのスイッチ
ング素子8のゲート部を後記駆動部10の出力部と接続
している。
【0034】9はインバータ回路で、スイッチング素子
8等によって形成される。詳しくは、二つのスイッチン
グ素子8と二つのスナバコンデンサ7によって形成され
る。
【0035】10は駆動部で、この入力部を後記制御部
14の出力部と接続し、出力部をスイッチング素子8の
ゲート部と接続している。
【0036】11は一次電流検出素子で、電源1と整流
回路2との間に流れる電流を検出するよう設置され、そ
の出力部を後記制御部14の入力部と接続している。
【0037】12はコイル電流検出素子で、加熱コイル
5に流れる電流を検出するよう設置され、その出力部を
後記制御部14の入力部と接続している。
【0038】13は温度検出素子で、後記トッププレー
ト18の温度を検出するよう加熱コイル5略中央上方で
後記トッププレート18の下部に設けられ、その出力部
を後記制御部14の入力部と接続している。
【0039】14は制御部で、前述したようにその入力
部を一次電流検出素子11、コイル電流検出素子12、
温度検出素子13および後記操作部15と接続し、その
出力部を前記駆動部10、後記表示部16および後記発
光器17と接続し、これらや入力電力等を制御する。
【0040】15は操作部で、制御部14の入力部と接
続し、加熱電力のレベル等を設定する。
【0041】16は表示部で、液晶表示素子等で構成さ
れ、その入力部を制御部14の出力部と接続し、制御部
14からの信号により表示を行ない、前記操作部15に
より設定された加熱電力のレベルを数字と絵表示の両方
で多段階に表示する。表示部16は設定された加熱電力
のレベルを数字または絵表示で多段階に表示してもよ
い。
【0042】図3(a)に数字と絵表示の両方で他段階
に変化させる表示部16の実施例を示す。数字と絵表示
の変化段階数が10で、段階7が選択された時を示して
いる。設定された段階を数字で表示し、かつ、バーコー
ド状の絵表示のバーの数でも加熱電力のレベルを表示し
ている。尚、段階の数字の表示部分は、3桁の数字とコ
ロンを有するタイマー表示の一部と兼用している。
【0043】17は発光器で、前記加熱コイル5の周囲
の一部に設けられ、その入力部を制御部14の出力部と
接続し、制御部14からの信号により発光するように構
成されており、発光色が多段階に変化する。図4(a)
は、加熱コイル5の周囲の一部に設けた発光器17を示
したものである。また、図4(b)に示すように加熱コ
イル5の全周に設けた構成としてもよい。
【0044】発光器17は、多数のLEDを加熱コイル
5の周囲に配置すれば良い。または、LEDは他の位置
に配置し、LEDの光を導光板などにより加熱コイル5
の周囲が発光するように構成しても良い。
【0045】発光器17の発光色は、さまざまな発光色
のLEDを多数配置し、発光させるLEDを変えること
により変化させる。もしくは、例えば緑と赤の2色のL
EDをそれぞれの明るさを多段階に変えて合成すること
により、緑、オレンジ、赤とその中間色の多段階の色で
見えるようにしてもよい。
【0046】図5(a)は、発光器17の発光色を加熱
電力のレベルに応じて定めたことを示した図である。
尚、加熱電力のレベルの段階数は10とする。
【0047】発光器17の発光色は、加熱電力のレベル
1〜10に対して色1〜10の10種を対応させてい
る。例えば、色1は緑色、色2〜色4は緑色から徐々に
オレンジ色に近づく色、色5はオレンジ色、色6〜色9
はオレンジ色から徐々に赤色に近づく色、色10は赤色
として定める。これによって変化させる発光色の制御を
明確にすることができる。
【0048】また、発光器17の発光輝度を変化させる
場合には、流れる電流量を変えるか、または高速に電流
を断続させたときの通電率を変えることにより可能であ
る。
【0049】図5(b)は、発光器17の発光輝度を加
熱電力のレベルに応じて定めたことを示した図である。
尚、加熱電力のレベルの段階数は10とする。
【0050】加熱電力のレベル1〜10に対して10段
階の発光輝度(レベル1〜10)を対応させ、例えば発
光輝度レベル1は通電率10%、発光輝度レベル5は通
電率50%、発光輝度レベル10は通電率100%等と
して定める。これによって変化させる発光輝度の制御を
明確にすることができる。
【0051】また、発光器17は発光輝度、または発光
色と発光輝度の両方が多段階に変化するものとしてもよ
い。
【0052】18はトッププレートで、加熱コイル5の
上方に配置され、この上に加熱される後記負荷20を載
置する。19は、電源1およびトッププレート18を除
く前記構成要素全てで構成される誘導加熱調理器の本体
である。
【0053】20は、加熱コイル5上方のトッププレー
ト18上に載置されて加熱される負荷である。
【0054】以上の構成において、全体の動作を説明す
る。
【0055】交流の電源1が整流回路2に供給され、整
流回路2はこの電源1を直流電源に変換し、平滑コンデ
ンサ3によって平滑する。そして、この直流電源を加熱
コイル5及び共振コンデンサ4によって形成される共振
回路6に供給する。
【0056】この状態において、制御部14は一次電流
検出素子11、コイル電流検出素子12および温度検出
素子13の信号を把握しながら、操作部15で設定され
た加熱電力のレベルに応じて入力電力を制御するため、
駆動部10に信号を出力し、駆動部10を介してインバ
ータ回路9を動作させる。
【0057】インバータ回路9は共振回路6に高周波の
共振電流を発生させ、加熱コイル5はこの共振電流によ
ってトッププレート18上に載置された上方の負荷20
を加熱する。この時、制御部14は操作部15で設定さ
れた加熱電力のレベルに応じて、入力電力等を制御し、
適正な加熱電力を出力させる。
【0058】また、制御部14は、操作部15での加熱
電力のレベル設定時および加熱動作時に、表示部16お
よび発光器17に夫々対応した信号を出力して、表示部
16に設定状態や加熱状態等に応じた表示を行わせ、同
時に、操作部15により設定された加熱電力のレベルに
応じて発光器17の発光色を多段階に変化させる。
【0059】尚、制御部14は、操作部15により設定
された加熱電力のレベルに応じて発光器17の発光輝度
を多段階に変化させるか、または発光色および発光輝度
の両方を多段階に変化させてもよい。
【0060】発光器17を発光色で変化させる場合、操
作部15で設定された加熱電力のレベルが10であれ
ば、制御部14は発光器17の発光色を図5(a)に示
す色10例えば赤として発光させ、加熱コイル5が最も
高い電力を出力していることを容易に認識できる。加熱
電力のレベルが5であれば、制御部14は発光器17の
発光色を色5例えばオレンジとして発光させ、加熱コイ
ル5の出力電力が中程度であることを容易に認識でき
る。設定された加熱電力のレベルが他の値であれば、発
光器17の発光色は図5(a)に基づいて加熱電力のレ
ベルに対応した発光色とすればよい。
【0061】発光器17を発光輝度で変化させる場合、
操作部15により設定された加熱電力のレベルが10で
あれば、制御部14は発光器17の発光輝度を図5
(b)に示すレベル10として発光させ、加熱コイル5
が最も高い電力を出力していることを容易に認識でき
る。加熱電力のレベルが5であれば、制御部14は発光
器17の発光輝度をレベル5として発光させ、加熱コイ
ル5の出力電力が中程度であることを容易に認識でき
る。設定された加熱電力のレベルが他の値であれば、発
光器17の発光輝度は図5(b)に基づいて加熱電力の
レベルに対応した発光輝度レベル値とすればよい。
【0062】発光器17を発光色と発光輝度の両方で変
化させる場合は、前記した発光色で変化させる場合と発
光輝度で変化させる場合を同時に行えばよい。
【0063】以上のように、本実施例により、加熱時の
火力感、設定状態、加熱状態および加熱電力のレベル等
をより容易に認識できる。
【0064】(実施例2)実施例2の構成は、(実施例
1)の構成において、前記発光器17の発光色または発
光輝度またはその両方を変化させる段階数を、前記表示
部16の数字または絵表示またはその両方を変化させる
段階数と等しくしたことである。
【0065】例えば、発光器17の発光色の変化段階数
を10とし、加熱電力のレベルの段階数および表示部1
6の数字と絵表示の変化段階数も同じ10とする。
【0066】この構成における動作は、(実施例1)の
場合とほぼ同じで、発光器17の発光色については図5
(a)、表示部16の表示する数字およびバーコード状
の絵表示については図3(a)を参照して、以下、特徴
的な部分のみ説明する。
【0067】操作部15で加熱電力のレベルが10に設
定されると、発光器17の発光色は色10すなわち赤色
となり、表示部16が表示する数字およびバーコード状
の絵表示の数は10となる。
【0068】操作部15で加熱電力のレベルが7に設定
されると、同様に、発光器17の発光色は色7すなわち
赤色とオレンジ色の中間色となり、表示部16が表示す
る数字およびバーコード状の絵表示の数は7となる。
【0069】以上のように、本実施例により、加熱電力
のレベルを加熱コイル5周辺部すなわち発光器17と、
表示部16のどちらでも見易い方で確認でき、使い勝手
を向上できる。
【0070】(実施例3)実施例3の構成は、(実施例
1)の構成と比べ、前記発光器17の発光色または発光
輝度またはその両方を変化させる段階数を、前記表示部
16の数字または絵表示またはその両方を変化させる段
階数よりも大きくしたことが異なっている。その他の構
成は同じである。
【0071】例えば、発光器17の発光色の変化段階数
を10とし、加熱電力のレベルの段階数および表示部1
6の数字と絵表示の変化段階数を5とする。
【0072】この場合の表示部16の例を図3(b)に
示す。同図は加熱電力のレベルが4に選択されている時
で、数字およびバーコード状の絵表示の数が4であるこ
とを示している。
【0073】この構成における動作は、(実施例1)の
場合とほぼ同じで、発光器17の発光色については図5
(a)、表示部16の表示する数字およびバーコード状
の絵表示については図3(b)を参照して、以下、特徴
的な部分のみ説明する。
【0074】操作部15で加熱電力のレベルが4に設定
されると、発光器17の発光色は色8となり、表示部1
6が表示する数字およびバーコード状の絵表示の数は4
となる。
【0075】操作部15で加熱電力のレベルが2に設定
されると、同様に、発光器17の発光色は色4すなわち
オレンジ色に近い緑色となり、表示部16が表示する数
字およびバーコード状の絵表示の数は2となる。
【0076】以上のように、本実施例により、大まかな
加熱電力のレベルは表示部16で確認し、微妙な加熱電
力のレベルは加熱コイル5周辺部すなわち発光器17で
確認でき、使い勝手を向上できる。
【0077】(実施例4)実施例4の構成は、(実施例
1)の構成と比べ、前記発光器17の発光色または発光
輝度またはその両方を変化させる段階数を、前記表示部
16の数字または絵表示またはその両方を変化させる段
階数よりも小さくしたことが異なっている。その他の構
成は同じである。
【0078】例えば、発光器17の発光色の変化段階数
を5とし、加熱電力のレベルの段階数および表示部16
の数字と絵表示の変化段階数を10とする。発光器17
の発光色と加熱電力のレベルとの対応は図5(c)に示
すように設定する。色1、色3、色5、色8、色10の
色は(実施例1)の各々色1、色3、色5、色8、色1
0の色と同じとする。
【0079】この構成における動作は、(実施例1)の
場合とほぼ同じで、発光器17の発光色については図5
(c)、表示部16の表示する数字およびバーコード状
の絵表示については図3(a)を参照して、以下、特徴
的な部分のみ説明する。
【0080】操作部15で加熱電力のレベルが10に設
定されると、発光器17の発光色は色10となり、表示
部16が表示する数字およびバーコード状の絵表示の数
は10となる。
【0081】操作部15で加熱電力のレベルが5に設定
されると、同様に、発光器17の発光色は色5すなわち
オレンジ色となり、表示部16が表示する数字およびバ
ーコード状の絵表示の数は5となる。
【0082】以上のように、本実施例により、大まかな
加熱電力のレベルは加熱コイル5周辺部すなわち発光器
17で確認し、微妙な加熱電力のレベルは表示部16で
確認でき、使い勝手を向上できる。
【0083】尚、上記説明においては、加熱電力のレベ
ルの段階数、表示部16の数字および絵表示の変化段階
数を10または5としたが、他の種々の段階数に適宜設
定が可能であり、かつ数字の変化段階数と絵表示の変化
段階数を異なるものとすることが可能である。また、発
光器17の発光色や発光輝度の変化段階数を10または
5としたが、これらも他の種々の段階数に適宜設定が可
能である。
【0084】
【発明の効果】以上述べたように本発明の誘導加熱調理
器によれば、上方の負荷を加熱する加熱コイルと、入力
電力等を制御する制御部と、加熱電力のレベル等を設定
する操作部と、前記操作部により設定された加熱電力の
レベルを数字または絵表示またはその両方で多段階に表
示する表示部とを設け、前記加熱コイルの全周または周
囲の一部に発光器を設けた誘導加熱調理器において、前
記制御部は前記操作部により設定された加熱電力のレベ
ルに応じて前記発光器の発光色または発光輝度またはそ
の両方を多段階に変化させるものである。
【0085】これにより、ガスコンロの火に近いイメー
ジで加熱負荷の周囲の明るさまたは色が加熱電力のレベ
ルに応じて変化するため、加熱時の火力感、設定状態、
加熱状態および加熱電力のレベル等をより容易に認識で
きる。
【0086】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
発明に加えて、前記発光器の発光色または発光輝度また
はその両方を変化させる段階数は、前記表示部の数字ま
たは絵表示またはその両方を変化させる段階数と等しく
したものであり、これにより、加熱電力のレベルを加熱
コイル周辺部と表示部のどちらでも見易い方で確認で
き、使い勝手を向上できるという効果を奏する。
【0087】請求項3に記載の発明は、請求項1記載の
発明に加えて、前記発光器の発光色または発光輝度また
はその両方を変化させる段階数は、前記表示部の数字ま
たは絵表示またはその両方を変化させる段階数よりも大
きくしたものであり、これにより、大まかな加熱電力の
レベルは表示部で確認し、微妙な加熱電力のレベルは加
熱コイル周辺部で確認でき、使い勝手を向上できるとい
う効果を奏する。
【0088】請求項4に記載の発明は、請求項1記載の
発明に加えて、前記発光器の発光色または発光輝度また
はその両方を変化させる段階数は、前記表示部の数字ま
たは絵表示またはその両方を変化させる段階数よりも小
さくしたものであり、これにより、大まかな加熱電力の
レベルは加熱コイル周辺部で確認し、微妙な加熱電力の
レベルは表示部で確認でき、使い勝手を向上できるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の回路ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例の外観図である。
【図3】本発明の表示部の実施例を示す図である。
【図4】本発明の発光器の実施例を示す図である。
【図5】本発明の一実施例の発光器の発光色及び発光輝
度と加熱電力のレベルとの対応を示す図である。
【図6】従来例の誘導加熱調理器の回路ブロック図であ
る。
【符号の説明】
5 加熱コイル 14 制御部 15 操作部 16 表示部 17 発光器 20 負荷
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青堀 鉄郎 千葉県柏市新十余二3番地1 株式会社日 立ホームテック内 (72)発明者 矢沢 裕吉 千葉県柏市新十余二3番地1 株式会社日 立ホームテック内 Fターム(参考) 3K051 AB14 AD39 CD02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方の負荷(20)を加熱する加熱コイ
    ル(5)と、入力電力等を制御する制御部(14)と、
    加熱電力のレベル等を設定する操作部(15)と、前記
    操作部(15)により設定された加熱電力のレベルを数
    字または絵表示またはその両方で多段階に表示する表示
    部(16)とを設け、前記加熱コイル(5)の全周また
    は周囲の一部に発光器(17)を設けた誘導加熱調理器
    において、前記制御部(14)は前記操作部(15)に
    より設定された加熱電力のレベルに応じて前記発光器
    (17)の発光色または発光輝度またはその両方を多段
    階に変化させることを特徴とする誘導加熱調理器。
  2. 【請求項2】 前記発光器(17)の発光色または発光
    輝度またはその両方を変化させる段階数は、前記表示部
    (16)の数字または絵表示またはその両方を変化させ
    る段階数と等しくしたことを特徴とする請求項1記載の
    誘導加熱調理器。
  3. 【請求項3】 前記発光器(17)の発光色または発光
    輝度またはその両方を変化させる段階数は、前記表示部
    (16)の数字または絵表示またはその両方を変化させ
    る段階数よりも大きくしたことを特徴とする請求項1記
    載の誘導加熱調理器。
  4. 【請求項4】 前記発光器(17)の発光色または発光
    輝度またはその両方を変化させる段階数は、前記表示部
    (16)の数字または絵表示またはその両方を変化させ
    る段階数よりも小さくしたことを特徴とする請求項1記
    載の誘導加熱調理器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006286499A (ja) * 2005-04-04 2006-10-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 誘導加熱装置
WO2020016965A1 (ja) * 2018-07-18 2020-01-23 三菱電機株式会社 加熱調理器

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