JP2003233965A - ドライブ装置 - Google Patents

ドライブ装置

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JP2003233965A
JP2003233965A JP2002029148A JP2002029148A JP2003233965A JP 2003233965 A JP2003233965 A JP 2003233965A JP 2002029148 A JP2002029148 A JP 2002029148A JP 2002029148 A JP2002029148 A JP 2002029148A JP 2003233965 A JP2003233965 A JP 2003233965A
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reel
hub
recording tape
tape
recording
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JP2002029148A
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Fumito Imai
文人 今井
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/02Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
    • G11B23/037Single reels or spools
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/60Guiding record carrier
    • G11B15/66Threading; Loading; Automatic self-loading
    • G11B15/67Threading; Loading; Automatic self-loading by extracting end of record carrier from container or spool
    • G11B15/674Threading or attaching end of record carrier on or to single reel

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  • Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)
  • Winding Of Webs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録テープにいわゆるテープ写りが生じるこ
とを防止することにより、情報記録不能領域の発生また
は記録情報の損失が生じることを防止すると共に、記録
テープカートリッジからデータの読出し、書込みを短時
間で容易に行うことができるドライブ装置を提供するこ
とを課題とする。 【解決手段】 ドライブ装置は、2本の磁気テープを1
個のリールに巻き取る装置であり、リールには、2本の
ゼンマイバネ30A、Bが取付けられている。磁気テー
プT1、T2がリールに巻回されると、ゼンマイバネ3
0A、Bは、磁気テープT1、T2によって、それぞ
れ、リーダーピン40A、Bを収容する収容凹部32
A、Bを覆う。これにより、収容凹部32A、Bによっ
て磁気テープに写りが生じることを防止できると共に、
データの読出し、書込みにかかる時間が約半減する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、記録テープが巻装
されるリールを有するドライブ装置に関する。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】コンピ
ュータ等の外部記録媒体として磁気テープ等の記録テー
プが用いられている。このような記録テープは、記録面
積が大きく主に大容量の情報のバックアップ用として用
いられるため、塵埃の付着を防止できると共に保存時の
収容スペースが小さいことが望ましい。 【0003】このため、単一のリールに記録テープを巻
装すると共に当該リールをケース内に回転可能に収容し
た記録テープカートリッジが採用されている。これによ
り、ケースによって記録テープへの塵埃の付着を防止で
きると共に、記録テープの情報の記録または再生時に当
該記録テープを巻き取る第2のリールを備えた構成と比
較して保存時の収容スペースを略半分とすることができ
る。 【0004】また、記録テープカートリッジとして、記
録テープの先端(自由端)に直接またはリーダテープ等
を介して接続されたリーダブロックを備えた構成のもの
が知られている。このリーダブロックは、ケースに設け
られた記録テープ引き出し用の開口近傍に外部に臨んで
保持されており、記録テープをケースから引き出す際の
操作部材として機能すると共に、上記記録テープ引き出
し用の開口を閉塞する閉塞部材としても機能するように
なっている。 【0005】このような記録テープカートリッジは、記
録テープへの情報の記録や記録テープに記録された情報
の再生を行う際にはドライブ装置へ装填される。記録テ
ープカートリッジが装填されたドライブ装置では、引出
し手段がリーダブロックを操作しつつ記録テープをケー
スから引出し、記録テープを所定のテープ経路へ導きつ
つリーダブロックをマシンリール(テイクアップリー
ル)のハブ(リールハブ)に収容する。 【0006】この状態を図14(A)に基づいて説明す
ると、長手方向の中央部に設けられた凹部100にクラ
ンプピン102を介して記録テープ104の先端が接続
されたリーダブロック106は、マシンリール108
(以下、単にリール108という)のハブ110に設け
られた嵌入部112に収容されている。嵌入部112の
開口端に位置するリーダブロック106の端面は、ハブ
110の外周面114に対応した円弧状の湾曲面116
とされており、上記外周面114と共に記録テープ10
4を巻き取る平面視で略円形となる巻取り面118を構
成している。この状態で、ドライブ装置内のリール10
8(ハブ110)が回転駆動されることで、記録テープ
104が巻取り面118に巻き取られる構成である。 【0007】しかしながら、このような従来のリーダブ
ロック106では、長手方向の端面に形成され巻取り面
118を構成する湾曲面116の円弧長さが短いため、
換言すれば、図14(A)に示される如く湾曲面116
の嵌入部112の開口縁部からの突出量(径方向の突出
距離)aが小さいため、図14(B)に示される如くリ
ーダブロック106の嵌入部112内での収容位置が若
干ずれるのみで湾曲面116が嵌入部112内に位置す
る(嵌入部112から突出しない)場合がある。 【0008】この場合、嵌入部112の開口縁部におい
て記録テープ104の折り目(変形)を生じ、この折り
目が次層以降に巻き取られる実質的に記録領域となる記
録テープ104の部分にも同様に生じる(所謂テープ写
りが発生する)。このテープ写り(折り目)が生じた記
録テープ104の部分は、情報の記録または再生の過程
で記録再生ヘッドとの適正な距離が保たれないため、情
報記録不能領域の発生または記録情報の損失の原因とな
る。 【0009】一方、図14(C)に示される如く、リー
ダブロック106の嵌入部112内での収容位置がずれ
て湾曲面116がハブ110の外周面114よりも突出
した場合には、湾曲面116の円弧長さが短いため、巻
取り面118に生じた短区間の突出部分(段差部分)に
沿って記録テープ104が所定の巻取り曲率よりも大き
な曲率で(変形されつつ)巻き取られる。このような変
形も上記の折り目と同様に次層以降の記録テープ104
に変形(テープ写り)を生じさせ、情報記録不能領域の
発生または記録情報の損失の原因となる。 【0010】そして、記録テープの先端部に、リーダブ
ロックではなくリーダーピンが取付けられ、ドライブ装
置の引出し手段がこのリーダーピンを操作しつつケース
から引出して、ハブに設けられた保持部でこのリーダー
ピンを保持させ、マシンリールが回転駆動されることで
記録テープが巻き取られる場合であっても、保持部に段
差が生じ、同様の問題が生じていた。 【0011】また、1本(1巻)の記録テープカートリ
ッジに記録可能なデータ量はさほど多くはなく、1巻の
記録テープカートリッジで記録しきれない場合、データ
を分けて複数巻の記録テープカートリッジに記録させて
いる。このような場合、1台のドライブ装置では、複数
巻の記録テープカートリッジに対してデータを同時に読
み出したり同時に書き込んだりすることはできないた
め、記録テープカートリッジの装填、取出しを1巻毎に
行わなければならない。このため、読出し、書込みに時
間がかかると共に、カートリッジを順次入れ替える作業
が煩雑であるという問題があった。 【0012】本発明は、上記事実を考慮して、記録テー
プにいわゆるテープ写りが生じることを防止することに
より、情報記録不能領域の発生または記録情報の損失が
生じることを防止すると共に、記録テープカートリッジ
からデータの読出し、書込みを短時間で容易に行うこと
ができるドライブ装置を提供することを課題とする。 【0013】 【課題を解決するための手段】本発明者は、何層も記録
テープがリールに巻き付けられると、ハブに設けられた
保持部に段差が生じていても、記録テープに段差が形成
されなくなっていくことに着目した。そして、鋭意検討
の結果、リールは必ずテープを巻き付ける動作をしてお
り、この動作の際に上記の段差を解消させると共に、複
数本の記録テープを1個のリールに巻装することを発案
し、本発明を完成させるに至った。 【0014】請求項1に記載の発明は、記録テープが巻
装されるリールを有するドライブ装置であって、前記リ
ールを構成するハブには、記録テープの先端部に取付け
られたリーダー部材を保持する複数の保持部と、前記保
持部と同数設けられ、記録テープによって外周面側から
前記ハブに巻き付けられて前記保持部をそれぞれ覆う可
撓性部材と、が備えられたことを特徴とする。 【0015】請求項1に記載の発明では、ドライブ装置
は、複数巻の記録テープカートリッジを装填できる構造
にされていることが多い。このドライブ装置に装填され
た複数巻の記録テープカートリッジからリーダー部材を
引き出して保持部に保持させる機構を、ドライブ装置内
に複数個設けてもよい。これにより、この機構を1個だ
け設けている場合に比べ、リーダー部材を引き出してハ
ブに保持させるのにかかる時間を大幅に減らすことがで
きる。 【0016】記録テープの巻き付けに伴って可撓性部材
が必然的に巻き付けられていくので、上記の可撓性部材
の外周面側に巻装された記録テープは保持部に当接せ
ず、従って、保持部に形成された段差に記録テープが当
接しない。これにより、このリールに巻装された記録テ
ープにいわゆるテープ写りが生じることが回避されるの
で、情報記録不能領域の発生または記録情報の損失が生
じることが防止される。 【0017】また、複数本の記録テープを1個のリール
に巻き付けるので、データの記録容量、データの読取
り、書込み速度が、記録テープの本数分だけ上昇し、記
録テープカートリッジからのデータの読出し、書込みを
短時間で容易に行うことができる。また、必要なデータ
量が1巻の記録テープカートリッジに記録され得ること
が多くなるので、記録テープカートリッジの入れ替え作
業を行わなくて済む場合が多くなる。 【0018】リールは、上フランジ及び下フランジを、
ハブと一体的に備えていても別体として備えていてもよ
い。また、記録テープがハブの円周面側に良好に巻装さ
れる限り、上フランジ又は下フランジの一方のみを備え
ていてもよいし、上フランジ及び下フランジの両者とも
備えていなくてもよい。 【0019】上記の可撓性部材の先端部は、先端に向け
て肉厚が徐々に薄くなっていることが好ましい。これに
より、この先端部の外側に当接した記録テープ部分に段
差が生じることが回避され、この記録テープ部分の外側
に更に当接していく記録テープ部分にも段差が生じるこ
とが回避される。 【0020】 【発明の実施の形態】以下、実施形態を挙げ、本発明の
実施の形態について説明する。 【0021】[第1形態]まず、第1形態について説明
する。第1形態で説明するドライブ装置は2本の磁気テ
ープカートリッジが装填される装置であり、ドライブ装
置内には、装填された2本の磁気テープカートリッジの
磁気テープの巻き取り、巻き出しをするマシンリール2
0(図1参照。以下、単にリール20という)が回動自
在に軸支されている。 【0022】このリール20は、下フランジ24と、下
フランジ24の上側に取付けられたハブ26と、ハブ2
6の上側に着脱自在に取付けられる上フランジ28と、
ハブ26に取付けられ、ハブ26の円周面(外周面)2
6Sに沿って巻き付け可能な2本のゼンマイバネ30
A、30Bと、で構成される。 【0023】ハブ26には凹部27Aが形成され、ゼン
マイバネ30Aには、凹部27Aに合わせた収容凹部3
2Aが形成されており、ドライブ装置内に設けられた引
出し手段によって引き出されたリーダーピン40Aが収
容凹部32Aに収容されるようになっている。また、ハ
ブ26には、ゼンマイバネ30Aの基端部34Aが嵌入
される嵌入溝29Aが形成されており、基端部34Aが
嵌入溝29Aに嵌入されるように、ゼンマイバネ30A
は曲げ加工されて角部36Aが形成されている。 【0024】同様に、ハブ26には凹部27Bや嵌入溝
29Bが形成され、ゼンマイバネ30Bには、凹部27
Bに合わせた収容凹部32B、嵌入溝29Bに嵌入され
る基端部34B、角部36Bなどが形成されており、磁
気テープカートリッジのリーダーピン40Bが収容凹部
32Bに収容されるようになっている。 【0025】また、2本の磁気テープのうちの1本であ
る磁気テープT1(図4〜図7参照)によってゼンマイ
バネ30Aがハブ26に巻き付けられた状態では、ゼン
マイバネ30Aの先端部38Aが、角部36B及び収容
凹部32Bよりもテープ巻き付け方向側(図3のP方向
側)、すなわちリール20の回転方向と逆方向側に位置
するように、ゼンマイバネ30Aの長さが設定されてい
る。 【0026】同様に、磁気テープT2(図4〜図7参
照)によってゼンマイバネ30Bがハブ26に巻き付け
られた状態では、ゼンマイバネ30Bの先端部38B
が、角部36A及び収容凹部32Aよりもテープ巻き付
け方向側に位置するように、ゼンマイバネ30Bの長さ
が設定されている。 【0027】ゼンマイバネ30Aの先端部38Aは、磁
気テープが先端部38Aの外側から巻き付けられても段
差が生じないように、先端に向けて徐々に薄くなるよう
に研削加工されている(図2参照)。なお、加工の際、
先端部38Aにカエリやバリが形成されないように配慮
されている。ゼンマイバネ30Bの先端部38Bも同様
である。 【0028】以下、本形態の作用について説明する。 【0029】上記構成のドライブ装置は、磁気テープカ
ートリッジが装填されていない状態では、ゼンマイバネ
30の収容凹部32はハブ26の凹部27に入り込んで
おり、また、磁気テープカートリッジのリーダーピン4
0が引出し手段によって収容凹部32にまで搬送され得
るように、ゼンマイバネ30の先端部38が、ハブ26
から少し離れている(図3参照)。また、上フランジ2
8は、リール20にはまだ装着されていない。 【0030】磁気テープカートリッジがドライブ装置に
装填され、引出し手段(例えばアームやカム)によって
磁気テープカートリッジのリーダーピン40A、40B
が引き出されると、リーダーピン40A、40Bはそれ
ぞれ収容凹部32A、32Bにまで搬送されて保持され
る(図4参照)。 【0031】更に、ドライブ装置内で、カム等によって
上フランジ28がハブ26の上面側に取付けられる。な
お、上フランジ28を設けない構成にすることも可能で
ある。 【0032】そして、リール20の回転が開始され、こ
れに伴なってリーダーピン40A、40Bがリール20
の回転方向に移動していく(図5参照)。 【0033】リール20が更に回転すると、ゼンマイバ
ネ30Aの外側に位置する磁気テープT1によって、ゼ
ンマイバネ30Aの先端部38Aがハブ26の円周面に
向けて付勢されると共に、ゼンマイバネ30Bの外側に
位置する磁気テープT2によって、ゼンマイバネ30B
の先端部38Bがハブ26の円周面に向けて付勢される
(図6参照)。 【0034】更にリール20が回転すると、図7に示す
ように、既に巻き付けられた磁気テープT2の外面にゼ
ンマイバネ30Aの先端部38Aが当接し、更に、先端
部38Aの外面側から磁気テープT1が巻き付けられ
る。同様に、既に巻き付けられた磁気テープT1の外面
にゼンマイバネ30Bの先端部38Bが当接し、更に、
先端部38Bの外面側から磁気テープT2が巻き付けら
れる。 【0035】先端部38A、38Bは先端に向けて徐々
に薄くなっているので、先端部38A、38Bのそれぞ
れの外側の磁気テープ部分T1P、T2Pに段差が生じ
ることが回避され、この磁気テープ部分T1P、T2P
の外側に巻き付けられた磁気テープ部分にも段差が生じ
ることが回避される。 【0036】以上説明したように、本形態では、2本の
ゼンマイバネ30A、30Bが2本の磁気テープT1、
T2によってハブ26にそれぞれ巻き付けられるので、
ハブ26に嵌入されるために曲げ加工された角部36
A、36B、及び、リーダーピンを収容する収容凹部3
2A、32Bの外側が、巻き付けられたゼンマイバネ3
0A、30Bで覆われ、ゼンマイバネ30A、30Bの
外側に磁気テープT1、T2が巻き付けられる。従っ
て、角部36A、36Bや収容凹部32A、32Bによ
って段差が生じていても、磁気テープT1、T2に折り
目(いわゆるテープ写り)が生じることが回避される。 【0037】また、2本の磁気テープT1、T2を同時
にリール20に巻き付けていくので、データの読出し、
書込みを2本同時に行うことができる。従って、データ
の読出し、書込みにかかる時間を約半減させることがで
きると共に、磁気テープカートリッジの入れ換え作業工
程が半減し、煩わしさかが解消される。 【0038】なお、ゼンマイバネ30の先端部38を研
削加工して、先端に向けて肉厚を徐々に薄くしたが、薄
肉のゼンマイバネを用いることも可能である。これによ
り、ゼンマイバネの加工をしなくても済む。 【0039】以下、具体的な実施例を挙げ、第1形態に
ついて更に詳細に説明する。 【0040】[実施例1]本実施例は、図8に示すよう
に、リール20を挟む対称位置に2個の磁気テープカー
トリッジを収容するドライブ装置39の実施例である。 【0041】ドライブ装置39は、収容した磁気テープ
カートリッジC1、C2の磁気テープT1、T2に対
し、データの読出し、書込みを、それぞれ、ヘッド41
A、41Bで行う。 【0042】ドライブ装置39を構成するリール20
は、ハブ26が下フランジ24に嵌め込まれて一体的に
されたものに上フランジ28を取付けたものである(図
9参照)。 【0043】ハブ26に形成された収容凹部32A、3
2Bや嵌入溝29A、29Bは、それぞれ、ハブ回転軸
Zに対して対称な位置に形成されており、ゼンマイバネ
30A、30Bは同形状である。 【0044】下フランジ24の上面側には、ゼンマイバ
ネ30Aの収容凹部32A、32Bへリーダーピン40
A、40Bをそれぞれ案内できるように、外周面側から
収容凹部32A、32Bに向けてやや幅広の溝部25
A、25Bが形成されている。 【0045】リーダーピン40Aは、磁気テープT1の
先端部が取付けられているリーダーピン本体42と、リ
ーダーピン本体42から下方に突き出した進退動可能な
細径の脚部44と、を有する(図10参照)。リーダー
ピン本体42の下端部にはフランジ部46が形成されて
おり、リーダーピン40がリール20に係合した際、フ
ランジ部46の上面側がハブ26の下面側に当接するよ
うになっている。リーダーピン本体42には、圧縮コイ
ルバネ50を収容する収容室48が形成されており、圧
縮コイルバネ50によって、脚部44が下方へ付勢され
ている。リーダーピン40Bも同じ構造である。 【0046】溝部25Aの最奥部であって収容凹部32
Aの下方位置には、この脚部44が係合する湾曲凹状の
脚部係合溝25Cが形成されており(図9参照)、溝部
25Bの最奥部にも同形状の脚部係合溝(図示せず)が
形成されている。 【0047】以下、本実施例の作用について説明する。 【0048】磁気テープカートリッジがドライブ装置に
装填され、引出し手段によってリーダーピン40Aが引
き出されると、このリーダーピン40Aは、溝部25A
の入口にまで搬送される。 【0049】更に、脚部44が下方から押圧されて圧縮
コイルバネ50が収縮した状態(図10(B)参照)
で、すなわち脚部44がややリーダーピン本体42の中
に引っ込められた状態で、収容凹部32Aにまで搬送さ
れる。 【0050】そして、脚部44の押圧を解除すると、脚
部44が伸び出し、脚部44の先端部が下フランジ24
の脚部係合溝25Cに入ると共に、フランジ部46の上
面側がハブ26の下面側に当接することにより、リーダ
ーピン40Aがリール20に保持される(図11参
照)。 【0051】この動作と併行し、リーダーピン40Bが
同様にしてリール20に保持される。 【0052】その後、リール20の回転が開始され、こ
れに伴なってリーダーピン40A、40Bがリール20
の回転方向に移動していく(第1形態で説明した図4〜
図7参照)。 【0053】このようにしてリール20が回転すると、
先端部38Aの外面側から磁気テープT1が巻き付けら
れると共に、先端部38Bの外面側から磁気テープT2
が巻き付けられる。先端部38A、38Bは先端に向け
て徐々に薄くなっているので、先端部38A、38Bの
外側に当接する磁気テープ部分に段差が生じることが回
避され、これらの磁気テープ部分の外側に当接する磁気
テープ部分にも段差が生じることが回避される(図7参
照)。 【0054】このように、上記実施例では、リーダーピ
ン40A、40Bをリール20に容易に着脱させること
ができる。また、図8に示したように、ドライブ装置3
9は、磁気テープカートリッジC1、C2をリール20
に対して対称な位置に収容するので、奥行き長さを縮め
た細長状のドライブ装置39が実現される。 【0055】[実施例2]本実施例は、図12に示すよ
うに、リール20の一方向側に2個の磁気テープカート
リッジを収容するドライブ装置59の実施例である。 【0056】ドライブ装置59は、収容した磁気テープ
カートリッジC1、C2の磁気テープT1、T2に対
し、データの読出し、書込みを、それぞれ、ヘッド61
A、61Bで行う。 【0057】このようにドライブ装置59は、リール2
0の一方向側に2個の磁気テープカートリッジC1、C
2を収容するので、装置寸法が一方向に長くなることを
防止したコンパクトなドライブ装置が実現される。 【0058】[第2形態]次に、第2形態について説明
する。図13に示すように、第2形態で説明するドライ
ブ装置は2本の磁気テープを巻き取るリール60を備え
ている。第2形態では、第1形態と同様の構成要素には
同じ符号を付してその説明を省略する。 【0059】このリール60は、磁気テープをそれぞれ
巻き取る同径の下ハブ65及び上ハブ67と、下ハブ6
5及び上ハブ67の間に挟まれた中間フランジ66と、
下ハブ65の下側に取付けられた下フランジ24と、上
ハブ67の上側に取付けられた上フランジ28と、を有
する。また、下ハブ65には、下ハブ65の円周面(外
周面)に沿って巻き付け可能なゼンマイバネ70Aが取
付けられ、上ハブ67には、上ハブ67の円周面に沿っ
て巻き付け可能なゼンマイバネ70Bが取付けられてい
る。 【0060】ゼンマイバネ70Aには、下ハブ65に形
成した凹部27Aや嵌入溝に合わせて収容凹部32A、
基端部34A、角部36Aなどが形成されている。 【0061】ゼンマイバネ70Aは、第1形態で説明し
たゼンマイバネ30Aに比べて長くなっており、磁気テ
ープT1によってゼンマイバネ70Aが下ハブ65に巻
き付けられた状態では、ゼンマイバネ70Aの先端部7
8Aが、角部36A及び収容凹部32Aよりもテープ巻
き付け方向側(図13のP方向側)、すなわちリール2
0の回転方向と逆方向側に位置するように、ゼンマイバ
ネ70Aの長さが設定されている。 【0062】ゼンマイバネ70Aの先端部78Aは、第
1形態と同様、磁気テープが外側から巻き付けられても
段差が生じないように、先端に向けて徐々に薄くなるよ
うに研削加工されており、また、加工の際、先端部78
Aにカエリやバリが形成されないように配慮されてい
る。 【0063】ゼンマイバネ70Bには、上ハブ67に形
成された凹部27Bや嵌入溝29Bに合わせて収容凹部
32B、基端部34B、角部36Bなどが形成されてい
る。 【0064】ゼンマイバネ70Bは、ゼンマイバネ70
Aと同じ長さであり、磁気テープT2によってゼンマイ
バネ70Bが上ハブ67に巻き付けられた状態では、ゼ
ンマイバネ70Bの先端部78Bが、角部36B及び収
容凹部32Bよりもテープ巻き付け方向側に位置するよ
うに、ゼンマイバネ70Bの長さが設定されている。ゼ
ンマイバネ70Bの先端部78Bは、ゼンマイバネ70
Aの先端部78Aと同形状にされている。 【0065】第2形態のドライブ装置を用いるには、リ
ール60を回転させることにより、磁気テープT1を下
ハブ65で巻取ると共に磁気テープT2を上ハブ67で
巻き取る。 【0066】このように、第2形態では、2本の磁気テ
ープT1、T2を高さ位置を異ならせてリール60で巻
き取るので、第1形態に比べ、磁気テープ同士が接触し
ない状態で巻装されるドライブ装置が実現される。 【0067】以上、実施形態及び実施例を挙げて本発明
の実施の形態を説明したが、上記実施形態は一例であ
り、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施でき
る。また、本発明の権利範囲が上記実施形態に限定され
ないことは言うまでもない。 【0068】 【発明の効果】本発明は上記構成としたので、記録テー
プにいわゆるテープ写りが生じることを防止することに
より、情報記録不能領域の発生または記録情報の損失が
生じることを防止すると共に、記録テープカートリッジ
からデータの読出し、書込みを短時間で容易に行うこと
ができるドライブ装置が実現される。
【図面の簡単な説明】 【図1】第1形態で説明するドライブ装置のリールの展
開図である。 【図2】ゼンマイバネの先端部を示す部分拡大平面図で
ある。 【図3】第1形態で、リーダーピンがリールに保持され
ていない状態を示す平面図である。 【図4】第1形態で、リーダーピンがリールの収容凹部
に保持されたことを示す平面図である。 【図5】図4に示した状態から、リールが回転を開始し
て、記録テープがリールに巻き付けられていくことを示
す平面図である。 【図6】図5に示した状態から、リールが更に回転し
て、記録テープがリールに巻き付けられていくことを示
す平面図である。 【図7】図6に示した状態から、リールが更に回転し
て、記録テープがリールに巻き付けられていくことを示
す平面図である。 【図8】実施例1で説明するドライブ装置の構成を示す
模式的平面図である。 【図9】実施例1で説明するリールの展開図である。 【図10】図10(A)及び(B)は、それぞれ、実施
例1で説明するリーダーピンの脚部が伸び出した状態を
示す側面断面図、及び、脚部がリーダーピン本体内へ押
圧された状態を示す側面断面図である。 【図11】図11(A)及び(B)は、それぞれ、実施
例1で、リーダーピンがリールに保持されていることを
示す側面図及び平面図である(図11(A)ではゼンマ
イバネを、図11(B)では上フランジを、それぞれ省
略)。 【図12】実施例2で説明するドライブ装置の構成を示
す模式的平面図である。 【図13】第2形態で説明するドライブ装置のリールの
展開図である。 【図14】図14(A)から(C)は、それぞれ、従来
のリールの平面図、従来のリールの部分拡大平面図(リ
ーダブロックが引っ込み過ぎた状態)、及び、従来のリ
ールの部分拡大平面図(リーダブロックが突出し過ぎた
状態)である。 【符号の説明】 20 リール 26 ハブ 30A、B ゼンマイバネ(可撓性部材) 32A、B 収容凹部(保持部) 39 ドライブ装置 40A、B リーダーピン(リーダー部材) 59 ドライブ装置 60 リール 65 下ハブ(ハブ) 67 上ハブ(ハブ) 70A、B ゼンマイバネ(可撓性部材) 108 リール 106 リーダブロック(リーダー部材) 110 ハブ 112 嵌入部(保持部)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 記録テープが巻装されるリールを有する
    ドライブ装置であって、 前記リールを構成するハブには、記録テープの先端部に
    取付けられたリーダー部材を保持する複数の保持部と、 前記保持部と同数設けられ、記録テープによって外周面
    側から前記ハブに巻き付けられて前記保持部をそれぞれ
    覆う可撓性部材と、 が備えられたことを特徴とするドライブ装置。
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