JPS62231450A - 磁気テ−プ装置におけるリ−ダブロツク取扱装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、小型磁気ディスクのバックアップ用等に用い
て好適で、記録ＩＲ体として取扱いが容易でかつ記録容
Ｗが比較的大なるテープカートリッジ式の磁気テープ装
δに係り、特に、リーダブロックをテープカートリッジ
内の完全退避位置と巻取リール内の挿入位置との問を往
復移動させるリーダブロック取扱装置に関する。

〔従来技術とその問題点〕

情報を記憶するための記憶媒体としての磁気テープは従
来からよく知られている。特に大型・高速のコンピュー
タにおける外部主記憶装置、或いはこの種のコンピュー
タにおいて用いられる磁気ディスクのバックアップ用記
憶装置として、従１）すより大容迅の艮尺多トラックテ
ープを大径のテープリールに巻回した記憶媒体は良く知
られており、現在も使用されている。ところが、この秤
の大径のテープリールに巻回した磁気テープは、記憶装
置への装着が比較的面倒である上、記憶装置も大型化す
る。加えて、テープリール用のケースに収納して持運ぶ
磁気テープは比較的高が大きく携帯性に劣り、また、ケ
ースからテープリールを取出すとテープが時として巻は
ぐれ取扱い性も劣る。

一方、取扱いを容易にするためにテープカートリッジや
テープカセットが既に開発され、オーディオ、ＶＴＲ５
の分野で主に多々使用されている。

このうちテープカートリッジの磁気テープはテープカセ
ットの磁気テープよりテープの幅が広いため記憶容６が
多く、コンピュータ用情報記憶媒体として適している。

ところで、このようなテープカートリッジの従来のもの
としては、無端テープを内装し磁気テープを／Ｊ　−１
〜リツジ内で走行ざＵる公知のオーディオ用のものが主
流で、取扱いは容易ではあるが、磁気アープがカートリ
ッジの前面で常にその一部がＢ呈することとなって、防
塵性が悪く、不注意によるテープの損傷、手指による汚
れの付着、露早部の記憶情報の欠落等が生じる虞れがあ
り、信頼性の高い記憶情報の維持が要請されるコンピュ
ータ用の情報記録媒体としては不向ぎなものであった。

加えて、無端アープをカー１ヘリツジ内で走行させる都
合上、高速化には一定の限界があった。

そこで、カー１−リッジ内の有端の磁気テープをカート
リッジから引出して情報の記録・再生を行なうのに好適
なテープカートリッジとして特開昭５８−１７１７７３
号公報に記載のものが開発された。この公報のテープカ
ーミーリッジは、磁気アープの先端にリーダブロックを
取（’Ｊけ、このリーダブロックを導出することにより
、磁気テープを外部に導出してヘッドに摺接させるよう
にしｌｃらのであり、磁気テープにはその幅方向に例え
ば１８〜２４トラック分の情報を記録できるようになっ
ている。ぞしてこのようなテープカートリッジに収納さ
れた磁気テープは、１カートリッジ当り１００〜３００
メガバイト程度の記憶８帛をもち、記憶媒体の取扱い、
携帯性も容易で、記憶装置の小型化も可能となるため、
小型ハード磁気ディスク、或いはフロッピーディスク等
のバックアップファイル等として好適であり、有効利用
することが望まれている。

一方、このテープカートリッジを用いて情報記４ａ％埋
を行なうために磁気テープ装置が開発されている。この
磁気テープ装置としては、テープカートリッジを収納す
る機能、そのリーダブロックをカー１〜リツジの内外へ
導出入させる機能、磁気テープを巻取リールとカートリ
ッジとの間で自由に走行させる機能等の各種の機能を備
えることが要求されている。

ところで、前述したように磁気テープを巻取リールとテ
ープカートリッジとの間で自由に走行ざＵるためにはそ
の前提としてテープカートリッジ内の磁気テープを巻取
リールに掛は渡す必要があり、このためには、磁気テー
プ先端のリーダブロックをアープカー１−リッジ内の完
全退避位置から導出さけて巻取リール内の挿入位置まで
移動させなければならないし、また、終了時には巻取り
−ルからテープカー１〜リツジまでリーダブロックを移
動させなければならない。

しかしながら、従来の磁気アープ装置は、り一ダブロッ
クを移動させるための構成が複雑で全体構造が大型であ
り、また、リーダブロックの安定的な移動が行４丁えず
誤作動を生じやすいという問題点があった。

〔発明の目的〕

本発明は、このような点に鑑み、リーダブロックをテー
プカー１ツジ内の完全退避位置と巻取リール内の挿入位
置との間を安定的に往復移動させることができ、しかも
磁気アープ装置の小型化ならびにコストの低減に寄与で
きる磁気”アープ装置におけるリーダブロック取扱装置
を提供することを目的とする。

〔発明の概要〕

本発明は、テープカートリッジ内に配設されたテープリ
ールに巻回されているテープをその先端に取＋１けられ
ているリーダブロックとともに引出して外部の巻取リー
ルに巻回し、磁気ヘッドにより情報を記録・再生するよ
うにした磁気テープ装首において、回転駆動されるアー
ムと、このアームに往復摺動自在に装着され、かつ、前
記リーダブロックに嵌合する保持部を備えたスライド体
と、このスライド体の前記保持部を、前記テープカット
リッジ内に完全退避している前記リーダブロックをその
テープカットリッジから導出するとともに前記巻取リー
ル内に挿入させる所定の往復経路に治って移動させる固
定カムとを有することを特徴とする。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の実施例を第１図から第５図にってい説明
する。

第１図は、本発明のリーグブロッ取扱装置を用いた磁気
テープ装置の全体の分解斜視図であり、第３図へがその
組立状態の平面図である。

図中、符号１はほぼ艮方形の基板であり、基板１の一端
部寄りにはテープカットリッジ２を収容するハウジング
３と、ハウジング３を上下に駆動づ゛るハウジング駆動
板４とが設けられている。また、基板１の他端部寄りに
はテープカットリッジ２内のテープリール５（第３図Ｂ
）に巻回されている磁気テープ（図示せず）を巻取る巻
取リール６が設けられている。このハウジング駆動板４
と巻取リール６との間には、磁気テープへの情報の記録
・再生を開始する時に、テープカットリッジ２内の磁気
テープの先端に固着されているリーダブロック７をテー
プカットリッジ２から取り出して巻取リール６の挿入溝
８に挿入させ、情報の記録・再生の終了時に、前記リー
ダブロック７を挿入溝８から取出してテープカットリッ
ジ２内に戻すリーダブロック取扱い機構９が設けられて
いる。

また、ハウジング駆動板４と巻取リール６との間には、
リーダブロック７がテープカットリッジ２内から取出さ
れている間は、テープカットリッジ２のハウジング３か
らの引出しを防止し、リーダブロック７がテープカッ１
−リッジ２内に戻された時に、テープカットリッジ２の
ハウジング３からの引出しを許容するロック別格１０が
設Ｇノられている。

本実施例を更に説明すると、ハウジング駆動板４は基板
１上に、第１図矢印Ｘ方向方向に所定量摺動自在に配設
されており、このハウジング駆動板４の両側には、細長
い直線状の立上り部１１゜１１が平行に立設されている
。各立上り部１１には、水平方向に間隔を隔てて一対の
同形のガイド板１２．１２が立設されており、両ガイド
板１２゜１２には、同形のカイトＦ４１３．１３が同方
向に形成されている。各カイト溝１３は、−万端を開放
した上側の水平溝１３ａと、この水平溝１３８の内端部
に連通し斜め下方に延在する傾斜溝１３ｂとにより構成
されている。そして、ハウジングｒ！！ｌ’ＪＪ板４は
基板１との間に張設した引張ばね１４によって、常にＬ
ｔ板１から突出方面（第１図矢印Ｘ方向）にイｉｊ？Ｉ
５されている。

ハウジング駆動板４の上方には前記ハウジング３が設け
られてＪ３す、そのハウジング３の形状は下方に開放し
た断面略コ字状に形成されており、その両端の開口３Ａ
、３Ｂが前記基板１の艮手力向に位置するように配設さ
れている。このハウジング３の両側壁１５．１５には水
平方向に間隔を隔てて各一対のピン１６．１６（一方の
側壁１５の乙ののみ図示）が突設されている。一方の側
壁１５における両ピン１６．１６の間隔は、前記一方の
立上り部１１における両ガイド板１２．１２の間隔と等
しくされている。そして、各ガイド板１２のガイド溝１
３には、ハウジング３のピン１６が支持されており、ま
た、そのハウジング３は側壁１５に突設したガイド部月
１７を基板１に立設したピン（図示せず）によって上下
方向における■多動のみを許容するようにガイドされて
いる。

この結果、前記ハウジング３はり板１の艮下方向への前
記ハウジング駆動板４の移動に伴い、各ピン１６が各ガ
イド板１２のガイド溝１３に沿うようにして界陪される
。また、このハウジング３はその最下降位置においても
前記ハウジング駆動板４とは接触しないように形成され
ている。Ｊ：た、ハウジング３の各側壁１５の下端には
水平方向内方に支持片１８．１８が突設されている。従
って、これらの支持片１８．１８上にテープカットリッ
ジ２の両端部が支持されるようにして、ハウジング３内
にテープカットリッジ２を保持することができる。また
、ハウジング３の上面の巻取リール６寄りの開口３Ｂの
近傍には、イジェク１−レバー１９が枢軸２０をもって
水平面内で揺動自在にして枢着されており、このイジェ
クトレバー１９の先端部の下面にはピン２１が下方に向
けて突設されている。また、ハウジング３の上面にはイ
ジェクトレバー１９のビン２１の移動を許容する円弧満
２２が間口３Ｂに連通ずるようにして設けられている。

そして、このイジェクトレバー１９はハウジング３との
間に張設した引張ばね２３の弾力によって、第１図にお
いて反時４回りすなわらハ・クジング３からテープカッ
トリッジ２を外部へ押出す方向に付勢されている。

また、前記ハウジング３およびハウジング駆動１反４の
下方位置の基板１にはテープカッ１ヘリツジ２のテープ
リール５を駆動するテープリール駆動用モータ２４がｆ
！設されており、口のテープリール駆動用モータ２４の
鉛直上方へ向いた出力軸には正面歯車（クラウンギア状
の端面歯車）２５が固着されている。この正面歯車２５
は、その上端に円環状の南部２６が形成されており、こ
の南部２６は前記ハウジング駆動板４の中央開口４Ａを
貫通し、ハウジング駆動板４の上方に位置している。

また、前記巻取リール６はり板１に垂設した巻取リール
駆動用モータ２７によって駆動されるＪ：うに形成され
ている。

前記リーダブロック取扱い樫構９は次のようにして形成
されている。すなわち、ハウジング３の後方の基板１上
に、支台２８によって平板状の固定カム２９が巻取リー
ル６より高い位置に水平にして配設されている。この固
定カム２９上には図示しない軸受を介して回転軸３０が
回転自在に支持されており、この回転軸３０にはアーム
３１が固着されている。このアーム３１には第２図に示
すように、上下に貫通してアーム３１の長手方向に延在
する細長溝３２の上部を座ぐったＪ：うにして太艮満３
３が形成されている。この大長溝３３内には、細長板状
のスライド体３４が細長：Ｍ　３２を形成する壁部上に
載置するようにして摺動自在に設置されている。このス
ライド体３４の基板部には大長溝３３を下方へ貫通ずる
枢軸３５が垂設されており、その枢軸３５のアーム３１
の下面から突出している部分には、固定カム２９のカム
面３７を転勤するカムコロ３６が回転自在に取付けられ
ている。また、スライド体３４の先端部の下面にはテー
プカットリッジ２のリーダブロック７を保持して移動さ
せる保持ビン３８が＠設されている。この保持ビン３８
はアーム３１の１１Ｉ長溝３２を貫通ずる小径の軸部３
９の下端に、リーダブロック７に嵌合する大径の保持部
４０を連設した乙のであり、保持ビン３８およびリーダ
ブロック７の上下方向の相対位置を所定位置関係に決定
することにＪ：す、保持ビン３８の保持部４０に対して
リーダブロック７を水平方向において１１Ｍ自在にした
り、あるいは保持ビン３８の保持部４０およびリーダブ
ロック７を水平方向において一体的に移動させることが
できる。なお、このようなリーダブロック７の構成は公
知なので、その細部の図示は省略する。

また、アーム３１の上部にはスライド体３４、カムコロ
３６および保持ビン３８が大長溝３３から上方に（Ｕけ
出ずのを防止するアームカバー４１が取付けられている
。そして、このアームカバー４１のアーム３１Ｊ：り後
方へ突出している突出部４１ａの端部とスライド体３４
との間に引張ばね４２を張設し、この引張ばね４２の弾
力によりカムコロ３６をカム面３７へ常に弾接させるよ
うに形成している。また、回転軸３０の固定カム２９よ
り下方への突出部分には平歯車４３がｖ２着されており
、この平歯車４３は固定カム２９の側部の基板１に垂設
されたモータ４４の出力軸４５に固着された平歯車４６
と噛合している。従って、モータ４４の駆動が多少減速
された上でアーム３１に伝達されるように形成されてい
る。このアーム３１が回転軸３０を中心として回動する
と、カム面３７に沿ってカムコロ３６が転勤しながら移
動するが、このカム面３７は、カムコロ３Ｇとスライド
体３４を介して保持ビン３８にＪこつて保持しているリ
ーダブロック７をハウジング３内の所定位置に挿入され
ているテープカッ１〜リツジ２内の完全退避位置から取
出し、その後基板１に円管されている磁気ヘッド４７の
外側を通過した上で、所定の回転停止位置で待□してい
る在数リール６の挿入溝８内の挿入位２に挿入させるＪ
：うな軸部を描くようにその形状を特定の曲線に選択さ
れている。

また、前記ロックｖ１構１０は固定基部４８をもって巻
取リール６とハウジング駆動板４との間の基板１上に円
管されている。この固定基部４８には、ハウジング駆動
板４の外方への突出を拘束および解除する第１０ツクレ
バー４９が枢ｌＮ１５０をもって水平面内で揺動自在に
枢着されているとと乙に、ハウジング駆動板４の奥部へ
の押込みを拘束および解除づ゛る第２０ツクレバー５１
が枢軸５２をもって水平面内で１工動自在に枢着されて
いる。一方の第１０ツクレバー４９は、固定基部４８に
折曲げ形成した立ｊ１５３との間に張設した引張ばね５
４によって、第１図時計回りの回転力を付与されている
。他方の第２０ツクレバー５１は、同じく固定基部４８
に折曲げ形成した立片５５との間に張設した引張ばね５
６によって、第１図Ｙ方向回りの回転力を付与されてい
る。一方の第１０ツクレバー４９には、ハウジング駆動
板４のロン９４４ｍ１０側に形成したハウジング駆動板
４の外方への突出を拘束する段部５７に係脱する低い短
尺ピン５８と、イジエク１−レバー１９の先端部に係合
する高い長尺ビン５つとがそれぞれ立設ざ机ている。他
方の第２０ツクレバー５１には、同じくハウジング駆動
板４のロック別格１０側に形成したハウジング駆動板４
の奥部への押込みを拘束する段部６０に係脱する低い短
尺ピン６１ど、アーム３１に係接する高い長尺ピン６２
とがそれぞれ立設されている。

また、第３図△およびＢに示７１−　Ｊ：うに、ハウジ
ング３内の所定位置に収容されたテープカッｉ・リッジ
２内に収納されているリーダブロック７の近傍の基板１
上には、そのリーダブロック７のテープカットリッジ２
からの導出おＪ：び挿入の案内をするガイド６３が設け
られている。

次に、前述した実施例の作用について説明する。

第３図Ａは、第１図のハウジング３にまだテープカー１
−リッジ２が挿入されていない初期状態を示す乙のであ
り、この状態においてハウジング駆動板４は、引張ばね
１４の弾力に抗して、奥（第１図Ｙ方向）に押込まれて
、ロックｔｉ　＋ｉ４１０の第１０ツクレバー４９の短
尺ピン５８が段部５７に係合することにより、ハウジン
グ駆動板４が外側へ突出するのを拘束されている。従っ
て、ハウジング３の各側壁１５に突設した各ビン１６は
ガイド板１２のガイド嵩１３の水平満１３８に係合して
おり、ハウジング３は浮上位置に保持されている。また
、イジェクトレバー１９は引張ばね２３の弾力によって
円弧満２２の最奥部まで引かれている。また、アーム３
１はモータ４４によって同図の位置に停止されている。

ずなわち、アーム３１に支持されているスライド休３４
の先端に垂設した保持ピン３８（の軸部３９）が、ハウ
ジング３内に挿入されて来るテープカートリッジ２のリ
ーダブロック７と係合しく７る位８になるように、アー
ム３１が位置決めされている。また、第２０ツクレバー
５１は、このアーム３１によってその長尺ピン６２を押
圧され、引張ばね５６の弾力に抗して同図時計方向に押
圧されており、第２０ツクレバー５１の短尺ピン６１は
段部６０から外れている。

このような状態において、この磁気テープ装置により、
テープカー１〜リツジ２の磁気テープに情報を記録／再
生するためには、テープカー１−リッジ２をそのリーダ
ブロック７部分をハウジング３の奥部に向けて間口３Ａ
を通して挿入して行く。

このテープカートリッジ２の挿入が進むと、テープカー
トリッジ２の先端面がイジェクトレバー１９のピン２１
に当接する。その後は、引張ばね２３の弾力に抗してイ
ジェクトレバー１９を枢軸２０を中心に、第３図Ａの時
計回りに回動させながらテープカートリッジ２を押込ん
で行く。このイジェクトレバー１９の回ＯＪが進むと、
イジェクトレバー１つの先端がロック槻４Ｍ　１０の第
１０ツフレバー４９の長尺ビン５９に当接する。その後
は、前記引張ばね２３の弾力および引張ばね５４の弾力
に抗して、イジェクトレバー１９の回動を進行させると
ともに、第１０ツクレバー４９を同図及時計方向回りに
回動させる。第１０ツクレバー４９が回動すると、短尺
ビン５８がハウジング駆動板４の段部５７から係合を解
く方向に移動する。この短尺ビン５８が段部５７から脱
出する直前までテープカー１−リッジ２の挿入が進行す
ると、テープカー１−リッジ２のリーダブロック７はア
ーム３１に支持された保持ビン３８の小径の軸部３９に
３Ｆ！２嵌される。

その後、テープカートリッジ２を更に押込んで第１０ツ
クレバー４９の短尺ビン５８をハウジング駆動板４の段
部５７から完全に脱出させると、第３図已に示すように
、ハウジング駆動板４は外ｆｉ１１への突出の拘束を解
除されたこととなり、引張ばね１４の弾力によってハウ
ジング駆動板４は外側へ向けて移動して行く。このハ・
クジング駆動板４の外側への移動に伴って、ハウジング
３の各ビン１６は、各ガイド板１２の傾斜溝１３ｂに沿
って下誹し、これど−緒にハウジング３および内部に収
容されたテープカー１〜リツジ２ち下降する。

そして、各ビン１６が各ガイド板１２の傾斜溝１３ｂの
最下端に到ｊヱすることにより、ハウジング３の下降動
作は終了する。このときハウジング３内に挿入されてい
るテープカートリッジ２のテープリール５の下面に取付
けられた正面歯車（図示せず）は、ハウジング３内に臨
んでいる正面歯車２５に噛合する。同時にテープカート
リッジ２のリーダブロック７は保持ビン３８の下端部の
保持部４０に嵌合して両者は連結され、保持ビン３８お
よびリーダブロック７は水平方向へは一体的に移動し得
るようになる。

前記の第３図Ｂの状態に到達したことを、適当なセンサ
（Ｉ２１示せず）により検出すると、七−り４４へ通電
が開始され、モータ４４がＲ働して回転軸３０と一緒に
アーム３１が同図反時計方向に回動する。これによりア
ーム３１に保持されているスライド体３４はカムコロ３
６をカム面３７に沿って転勤させつつ移動する。このス
ライド体３４と一緒に保持ビン３８も移動することとな
り、その結果第４図に示すように、テープカートリッジ
２内の完全退避位置からリーダブロック７が同図Ａ、Ｂ
、Ｃ，Ｄの順にガイド６３に案内されながら０出されて
行く。以後、アーム３１の回動に伴って保持ビン３８に
保持されたリーダブロック７は第３図Ｃに示すようにテ
ープカートリッジ２内のテープリール５に巻回された磁
気テープ（図示せず）を引き出しつつ移動する。この時
テープリール５と正面歯車２５を介して連結されている
テープリール駆動用モータ２４の減速回転によってテー
プリール５の回動にブレーキをかけ、磁気テープを緊張
状態にして引き出すようにされている。また、アーム３
１が第３図Ｂの状態から反時計方向に回動し始めると、
ロックは構１０の第２０ツクレバー５１が引張ばね５４
の弾力によって、アーム３１に追従しながら枢軸５２を
中心として反時ｎ１方向に回動し、第３図Ｃに示すよう
に、短尺ビン６１をハウジング駆動板４に形成した段部
６０と係合さＵ、その状態に保持される。

これによりリーダブロック７がアーム３１にＪ：ってテ
ープカートリッジ２から引き出されている場合には、ハ
ウジング駆動板４を奥に押込もうとしても、ハウジング
駆動板４の段部６０がロック檄構１０の第２０ツクレバ
ー５１の短尺ビン６１に係合していることによって、そ
の押込みを阻止される。従って、テープカートリッジ２
の磁気テープの引き出し状態において、誤ってハウジン
グ駆動板４を奥に押込んでハウジング３ととｂにテープ
カー１ヘリツジ２を浮上させて、その磁気テープを切断
させてしまう笠の事故を発生さゼることがない。

そして、第３図Ｃの状態から更にアーム３１を反時計方
向に回動させると、第５図にリーダブロック７、スライ
ド体３４、カムコロ３６、カム面３７、保持ビン３８お
よび巻取リール６を示すように、リーダブロック７は磁
気ヘッド４７おＪ：びガイドピロ４の外側を通り、待機
している巻取リール６の挿入満８内に挿入されて行く。

この巻取リール６を所定位置に１３ｊ　ＩａさＵるには
、巻取り一ル６に設けたインデックス表示を適当なセン
サによって検知し、巻取リール駆動用モータ２７を停止
させる等によって行なうとよい。そして、保持ピン３８
が巻取リール６の中心と一致した時に適当なセンサ（図
示せず）がこれを検知して、モータ４４の駆動を停止さ
せる。

この状態において磁気ヘッド４７により磁気テープに記
録／再生を行なうには、図示しないボタンを抑圧操作す
ること等によって、巻取リール６を回転駆動する巻取リ
ール駆動用モータ２７およびテープカートリッジ２内の
テープリール５を回転駆動するテープリール駆動用モー
タ２４を高速駆りＪさせて、テープリール５に巻回され
ている磁気テープをテープカートリッジ２から引き出し
た上で、磁気ヘッド４７に接触せしめるようにして巻取
リール６に巻取る。このとぎ巻取り−ル６が磁気テープ
を巻取る速度より、テープリール５から繰出す磁気テー
プの速度が多少遅くなるように両モータ２４，２７の回
転数を制御して、磁気テープを常に緊張状態に保持して
走行せしめることにより、磁気アープの安定走行ならび
に磁気ヘッド４７における精度のよい記録／再生を行な
うことかできる（なお、この記録／再／Ｌ峙においてリ
ーダブロック７は巻取リール６とともに回転し、リーダ
ブロック７は保持ピン３８の回りを回動する。）。

このようにして、テープリール５に巻回されていた寸べ
ての磁気テープが巻取リール６に巻取られたら、自動的
もしくは戻しボタンを押づなどして両モータ２４．２７
を逆転させて、巻取リール６に巻回されている磁気テー
プをテープリール５に巻取る。この時にも、磁気テープ
が常に緊張状態で走行されるようにするためには、両モ
ータ２４．２７の回転数はテープリール５が磁気テープ
を巻取る速度より巻取リール６から繰出す磁気テープの
速度が多少遅くなるように制御されている。なお、この
巻取リール６からテープリール５への磁気テープの逆走
時に磁気ヘッド４７により、磁気テープに記録／再生を
行なうことも可能である。

ぞして、巻取り−ル６に巻回されていた磁気テープが全
部繰出されて、この巻取リール６の繰出し時の回転数を
計数したり、Ｊ１ｉ官のテープエンドセンサ、例えば、
アーム３１が磁気テープの張力にＪこり若干同図時計方
向に回動したことを適当なセンサ（図示せず）によって
検知するメカセンサ、あるいはフォ１−センナ等によっ
て検知することにより、巻取リール駆動用モータ２７の
駆Ｖノを停止させて巻取リール６を第５図示の待磯位置
に停止させる。

この時、テープリール５を回転駆動するテープリール駆
動用モータ２４は引続き減速層ωノして磁気テープに張
力を付与しており、また、アーム３１を回動させるモー
タ４４が前述したとは逆方向に駆動を開始する。すると
、アーム３１に支持されたカムコロ３６がカム面３７に
沿って転動しながら前述とは逆方向に移１’ＪＪ　して
行く。このアーム３１およびカムコロ３６の移動と一緒
に、保持ピン３８およびこれに保持されているリーダブ
ロック７が前述とは全く逆に移動して行く。すなわら、
リーダブロック７は先ず巻取リール６の挿入溝８から導
出され、その後、ガイドピン６４および磁気ヘッド４７
の外側を順に通り、第３図Ｃの状態を経た時、第４図の
ＤからΔの順にガイド６３によって案内されつつテープ
カートリッジ２内に引き戻されて行く。そして、第３図
Ｂに示すようにリーダブロック７はテープカートリッジ
２内に完全に退避する。このリーダブロック７のテープ
カー１−リッジ２内への完全ｉｌｌ避状態は適当なセン
ｇ（図示せず）により検知され、歯部２６およびモータ
４４の駆動が停止される。また、このリーダブロック７
のテープカー１−リッジ２内への完全退避に先立って、
アーム３１が第３図Ｃの時計方向回転によって、ロック
機構１０の第２０ツクレバー５１に立設されている長尺
ピン６２を引張ばね５６の弾力に抗して時計方向に回動
さけて行くので、ハウジング駆動板４の段部６０に係合
してハウジング駆動板４の奥への押込みを阻止していた
第２０ツクレバー５１の短尺ピン６１が段部６０から脱
出方向に移動して行く。そして、リーダブロック７のテ
ープカー１−リッジ２内への完全退避と同時に、第３図
Ｂに示すように短尺ビン６１は段部６０から完全に脱出
する。これによりハウジング駆動板４ｔユ奥へ押込み可
能となる。

この状態において、テープカー１〜リツジ２をハウジン
グ３から取出すには、ハウジング駆動板４を引張ばね１
４の弾ノｊに抗して奥へ押込む。この結果、ハウジング
３の各ピン１６は各ガイド板１２の傾斜溝１３ｂに沿っ
て上Ｓすることとなり、これに伴いハウジング３および
テープカートリッジ２ら上背、シてテープカートリッジ
２のテープリール５の下面の正面歯ｌ工と基板１に配設
されている正面歯車２５との噛合が解除される。ぞして
、各ビン１６が傾斜溝１３ｂの最上端に達するとハウジ
ング３おにびテープカー１〜リツジ２の上界は停止し、
テープカートリッジ２のリーダブロック７は保持ピン３
８の保持部４ｏどの嵌合を解かれて小径の軸部３９に遊
嵌した状態となり、テープカートリッジ２自身をハウジ
ング３内に拘束する力は無くなる。その結果、イジェク
トレバー１９が引張ばね２３の弾力によって枢軸２０を
中心として、第３図Ｂにおいて反時計方向に回動し、こ
のイジェクトレバー１９の先端部下面に突設されたピン
２１によってテープカートリッジ２が押動され、ハウジ
ング３の開口３Ａから外部に押出される。そして、更に
ハウジングｍ　ＩＪＪ板４を奥に押込むと、ロック［’
４１０の第１０ツクレバー４９が引張ばね５４の弾力に
よって引かれて、ハウジング駆動板４の段部５７に係合
し、ハウジング駆動板４が外側へ突出するのが拘束され
、第３図Δに示ず初期状態に復することどなる。

（発明の効果〕 以上説明したように本発明ににれば、アームと、このア
ームに支持されたスライド体と、このスライド体を沿わ
せる固定カムとにより、リーグブ［１ツクを移動するよ
うにしたので、簡単な構成にもかかわらずリーダブロッ
クをテープカートリッジ内の完全退避位置と巻取リール
の挿入位置との間を安定的に往復移動させることができ
、正確な作動を行なえるし、また、磁気テープ装置の小
型化ならびにコテストの低減をはかることができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の磁気テープ装置におけるリーダブロック
取扱装置の一実施例を示し、第１図は全体の分解斜視図
、第２図は第１図の■−■線に沿った断面図、第３図Ａ
からＣはそれぞれ各部の移動した状態を示ず仝休の平面
図、第４図はリーダブロックのテープカートリッジから
の導出および挿入状態を示す平面図、第５図は巻取リー
ル部分にＪＨ）るリーダブロック、カムコロ、保持ピン
並びに固定カムの状態を示す平面図ある。 １・・・基板、２・・・テープカートリッジ、３・・・
ハウジング、４・・・ハウジング駆動板、５・・・テー
プリール、６・・・巻取リール、７・・・リーダブロッ
ク、８・・・挿入溝、９・・・リーダブロック取扱い機
構、１ｏ・・・ロック機構、１３・・・ガイド満、１６
・・・ビン、１９・・・イジェクトレバー、２４・・・
テープリール駆動用モーフ、２７・・・巻取リール駆動
用モータ、２９・・・固定カム、３１・・・アーム、３
４・・・スライド体、３６・・・カムコロ、３７・・・
カム面、３８・・・保持ピン、４０・・・保持部、４４
・・・モータ、４７・・・磁気ヘッド、４９・・・第１
０ツクレバー、５１・・・第２０ツクレバー、５７・・
・段部、５８・・・短尺ビン、６０・・・段部、６１・
・・短尺ビン、６３・・・ガイド。 出願人代理人　　中　比　俊　輔 第　　４　　図 第　　５　　図 手続補正ρ； 昭和６１年８月２９０ 特許庁長官　黒　１）明　雄　殿 １　事ヂ１の表示 昭和６１年　特許願　第７３７７２号 ２　発明の名称 磁気テープ装置におけるリーダブロック取扱装置３　補
正をする者 事件との関係　　特許出願人 株式会社　コ　パ　ル 明細内の「特許請求の範囲」および「発明の詳細な説明
」８　補正の内容 １）　明細書の特許請求の範囲を下記の通り補正する。 「特許請求の範囲 テープカー１−リッジ内に配設されたテープリールに巻
回されているテープをその先端に取付けられているリー
ダブロックとともに引出して外部のき取リールに巻回し
、磁気ヘッドにより情報を記録・再生するようにした磁
気テープ装置において、回転駆動されるアームと、この
アームに往復摺動自在に装着され、かつ、前記リーダブ
ロックに嵌合する保持部を備えたスライド体と、このス
ライド体の前記保持部を、前記テープカートリッジ内に
完全退避している前記リーダブロックをそのテープ力ニ
トリッジから導出するとともに前記巻取リール内に挿入
させるように所定の往復経路に沿って移動させる固定カ
ムとを有することを特徴とする磁気テープ装置における
リーダブロック取扱装置。」 ２）　明！：ＩＡＮ第７頁第６行の［テープカットリッ
ジ］を［テープカートリッジ」と訂正する。 ３）　明ｉ１Ｒ書第７頁第７行の「挿入させる」の後に
「ように」と加入する。 以　　上

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. テープカートリッジ内に配設されたテープリールに巻回
   されているテープをその先端に取付けられているリーダ
   ブロックとともに引出して外部の巻取リールに巻回し、
   磁気ヘッドにより情報を記録・再生するようにした磁気
   テープ装置において、回転駆動されるアームと、このア
   ームに往復摺動自在に装着され、かつ、前記リーダブロ
   ックに嵌合する保持部を備えたスライド体と、このスラ
   イド体の前記保持部を、前記テープカートリッジ内に完
   全退避している前記リーダブロックをそのテープカット
   リッジから導出するとともに前記巻取リール内に挿入さ
   せる所定の往復経路に沿って移動させる固定カムとを有
   することを特徴とする磁気テープ装置におけるリーダブ
   ロック取扱装置。