JP2003233628A - 測定結果フィードバック方法、測定結果フィードバック装置およびそのプログラム - Google Patents

測定結果フィードバック方法、測定結果フィードバック装置およびそのプログラム

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JP2003233628A
JP2003233628A JP2002030797A JP2002030797A JP2003233628A JP 2003233628 A JP2003233628 A JP 2003233628A JP 2002030797 A JP2002030797 A JP 2002030797A JP 2002030797 A JP2002030797 A JP 2002030797A JP 2003233628 A JP2003233628 A JP 2003233628A
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Kimimoto Moriya
公基 守屋
Tadashi Akiyoshi
匡 秋吉
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 図面の図面データ中の有意な一連の形状に関
する測定結果を一目で把握できる測定結果フィードバッ
ク方法、測定結果フィードバック装置およびそのプログ
ラムを提供すること。 【解決手段】 被測定対象物の設計値による図面データ
3中に記入されている形状識別子記号により、図面デー
タ3で測定対象物の各形状に関連づけられた寸法情報を
測定結果データ12から読みこみ、設計値による図面デ
ータ3の中に記入されている形状識別子記号11の近傍
に関連する測定結果データ12から読み込まれた寸法情
報を列記し、かつ、測定結果データ12から読み込まれ
た寸法情報の合否に応じて図面データ3の中に表記す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製造された物品
(測定対象物)の形状を三次元測定機等の測定手段で測
定し、この測定結果と測定対象物の設計値(CADデー
タ)とを比較し、その測定結果を設計値のCADデータ
にフィードバックする測定結果フィードバック方法、測
定結果フィードバック装置およびそのプログラムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】電子機器等の部品の設計および生産で
は、CAD(Computer Aided Desi
gn)データに基づいてCAM(Computer A
idedManufacturing)システムにより
機械部品の自動生産が図られ、これらの機械部品等の検
査においては、三次元測定器等で測定された測定結果デ
ータから生成される検査成績表を管理し、設計や製造部
門等にフィードバックすることが行われている。
【0003】検査成績表による管理は、三次元測定器等
により対象となる機械部品を計測して得た測定結果デー
タに基づき、通常は検査作業者が手書き図面、またはC
ADによるCAD図面上に測定結果を直接書き込むか、
測定結果を個々の寸法と対応する形一覧表形式の帳票を
作成し図面に添付する方法が多く用いられていた。な
お、帳票として添付した場合には、図面とひとつずつ照
合していた。
【0004】また、検査成績表の管理のために、三次元
測定機等の座標測定機により得られた測定結果データを
用いて、一覧表形式で測定結果を出力する帳票作成シス
テムが開発されている。この種のシステムでは、座標測
定機等を用いて対象となる物品を測定して測定結果デー
タを求めることができる。そして、測定個所の設計値及
び公差値をキーボードより入力し、設計値、公差値、測
定結果及びその測定結果が公差範囲内であるかどうかの
判定結果とを一覧表形式で表現する帳票を出力するもの
である。
【0005】また、特開平8−82575号公報には、
三次元測定機等の測定結果を個々の寸法と対応する形で
CAD図面中にCADデータとしての寸法表を併記し、形状部
に記入された寸法とひとつずつ照合している技術が開示
されている。
【0006】更に、特開平4−160681号公報に
は、三次元測定機等の測定結を、CAD図面に書き込ま
れている設計値データと並べてCAD図面の寸法近傍に
併記するように書き加えて表示する技術が開示されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように検査作業者が手書き図面、またはCADによるC
AD図面上に測定結果を直接書き込むか、測定結果を個
々の寸法と対応する形一覧表形式の帳票を作成し図面に
添付する方法では、検査作業者の手作業で行われるた
め、生産性を向上させるのに限界があり、作業者による
ばらつきも多く、検査作業者による転記ミス等が起こる
場合もあった。さらに、一覧表形式により作成された検
査成績表では、測定個所のどこが不良になっているかの
判断が難しいので、測定結果を有効に活用することがで
きないという問題点があった。また、図面訂正が生じた
場合は、検査成績表を最初から作成する必要があった。
【0008】また、一覧表形式で測定結果を出力する帳
票作成システムでは、測定により得られた側定結果デー
タを受取り、測定番号の順に、設計値、公差値をキーボ
ードで入力するので、操作が多く、面倒であるというの
が現状である。更に、測定器による測定結果データに基
づいて検査成績の結果をCAD図面に自動的に書き込む
装置においても、図面上に明示されている設計値と並べ
るように特定個所の検査結果が表示されるのみであり、
かつ、1枚の図面に1回の測定による検査結果が書き込
まれるものであるため、試作検査のように、製作された
機械部品等の製品における全体的な各部の正確な判断を
行うにはデータ不足となることが多く、又、製品のばら
つき含む総合的な判定を的確に行うことが難しい欠点が
あった。
【0009】また、特開平8−82575号公報に開示
されている技術では、図面中の形状と帳票中の寸法と
が、記載位置が配置上離れているために、帳票中の測定
値と対応する図面寸法を探すのに手間がかかるという欠
点があった。
【0010】また、特開平4−160681号公報に開
示されている技術では、形状が複雑な場合、図面中の寸
法が増え、図面中に記入された寸法、測定値、形状線と
が重なり合って判読が困難になる欠点があった。
【0011】本発明はこれらの事情にもとづいてなされ
たもので、図面の図面データ中の有意な一連の形状に関
する測定結果を一目で把握できる測定結果フィードバッ
ク方法、測定結果フィードバック装置およびそのプログ
ラムを提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明による手
段によれば、図面に表示された設計値による図面データ
に基づいて製造された測定対象物の形状を測定手段で測
定し、その測定結果データと前記測定対象物の前記設計
値による図面データとを比較し、その測定データを前記
設計値による図面データにフィードバックする測定結果
フィードバック方法において、前記設計値による図面デ
ータが記憶されているファイルから測定対象物の図面デ
ータを読みこむ図面データ読込工程と、前記設計値によ
る図面データ中に記入されている形状識別子記号により
前記図面データで前記測定対象物の各形状に関連づけら
れた寸法情報を測定結果データから読みこむ寸法情報読
込工程と、前記設計値による図面データ中に記入されて
いる前記形状識別子記号の近傍に関連する前記寸法情報
及び前記寸法情報の合否を表示する寸法情報表示工程と
を有することを特徴とする測定結果フィードバック方法
である。
【0013】また請求項2の発明による手段によれば、
前記寸法情報読込工程において、前記測定結果データか
ら読み込まれた寸法情報が複数存在する場合にはそれぞ
れを分けて読みこむことを特徴とする測定結果フィード
バック方法である。
【0014】また請求項3の発明による手段によれば、
前記寸法情報表示工程において、前記測定結果データか
ら読み込まれた寸法情報の中から不要な寸法情報を前記
図面データ中から削除し、複数の前記寸法情報を前記図
面データ中で切り替えて表示することを特徴とする測定
結果フィードバック方法である。
【0015】また請求項4の発明による手段によれば、
前記寸法情報表示工程において、前記測定結果データか
ら読み込まれた寸法情報を追加する際に、測定個所を有
意な一連の形状ごとに特定の記号で表していることを特
徴とする測定結果フィードバック方法である。
【0016】また請求項5の発明による手段によれば、
CADシステムの図面データファイルに記憶されている
設計値による図面データに基づいて製造された測定対象
物の形状を測定手段で測定した測定結果を記憶する測定
結果ファイルと、この測定結果ファイルからのデータを
変換処理する測定結果変換処理部と、この測定結果変換
処理部で変換処理したデータを取り込んで図面データに
追加する測定結果フィードバック図面作成部と、前記測
定対象物の測定個所に応じて説明データが記憶されてい
る測定個所説明データファイルと、前記測定結果変換処
理部からの指令により呼び出された前記測定個所説明デ
ータファイルからのデータにより測定個所に対する説明
図データを作成して前記図面データファイルに入力する
測定個所説明図データ作成部と、前記図面データファイ
ルに形状識別記号を記入する形状識別記号記入部とを有
することを特徴とする測定結果フィードバック装置であ
る。
【0017】また請求項6の発明による手段によれば、
被測定対象物の設計値による図面データが記憶されてい
るファイルから測定対象物の図面データを読込ませる機
能と、前記設計値による図面データ中に記入されている
形状識別子記号により前記図面データで前記測定対象物
の各形状に関連づけられた寸法情報を測定結果データか
ら読込ませる機能と、前記設計値による図面データ中に
記入されている前記形状識別子記号の近傍に関連する前
記寸法情報および前記寸法情報の合否を表示させる機能
とを有することを特徴とする測定結果フィードバックプ
ログラムである。
【0018】また本発明の手段によれば、前記寸法情報
読込工程において、前記測定結果データの測定個所を示
す記号、測定個所の設計寸法および測定個所の出来上が
り寸法はCNC三次元測定機で自動測定された結果であ
ることを特徴とする測定結果フィードバック方法であ
る。
【0019】また本発明の手段によれば、前記寸法情報
表示工程において、前記形状識別子記号の近傍に関連す
る前記測定結果データから読み込まれた前記寸法情報を
列記する際に、前記形状識別子記号同士の間隔が均等に
なるよう部品形状領域周囲に自動レイアウトして表記す
ることを特徴とする測定結果フィードバック方法であ
る。
【0020】また本の手段によれば、前記寸法情報表示
工程において、前記形状識別子記号の近傍に関連する前
記測定結果データから読み込まれた前記寸法情報を列記
する際に、前記図面データにつけられた属性を自動抽出
して必要な形状識別記号を前記図面データ上の部品形状
周囲に自動記入して表記することを特徴とする測定結果
フィードバック方法である。
【0021】また本発明の手段によれば、前記寸法情報
表示工程において、前記形状識別子記号の近傍に関連す
る前記測定結果データから読み込まれた前記寸法情報を
列記する際に、前記測定結果データを前記図面データに
フィードバック後、形状識別記号ごとに付加されている
前記測定結果データの行数が多い場合には、両隣の形状
識別記号との間隔をより大きく取り直して全ての形状識
別記号を再配置して表記することを特徴とする測定結果
フィードバック方法である。
【0022】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。
【0023】図1は本発明の、CADシステム1に接続
している測定結果フィードバック装置2のブロック図で
ある。測定結果フィードバック装置2はCADシステム1
の図面データファイル3に信号線が接続して設けられて
いる。CADシステム1は一般に広く用いられているシス
テムで、その要部の一例を示すと、キーボード等により
構成されている入力装置4から入力部5を介して表示図
形編集・処理部6にデータが入力され、表示図形編集・
処理部6で編集・処理されたデータは、表示制御部7を
介して表示部(例えばCRTディスプレイ)8に表示さ
れ、また、図面データファイル3にCAD図面データと
して保存される。CAD図面データは、通常はCADの
標準フォーマット(ICES)の形式で作成されて保存
されている。
【0024】測定結果フィードバック装置2は、CAD
システム1の図面データファイル3に形状識別記号を記
入する形状識別記号記入部11、三次元測定器(不図
示)で測定した結果を格納している測定結果ファイル1
2からのデータを変換処理する測定結果変換処理部1
3、この測定結果変換処理部13で変換処理したデータ
を取り込んで図面データに追加する測定結果フィードバ
ック図面作成部14、および、測定結果変換処理部13
からの指令により呼び出された測定個所説明図データフ
ァイル15が入力される。それにより測定個所に対する
説明図データを作成して図面データファイル3に入力す
る測定個所説明図データ作成部16により構成されてい
る。
【0025】次に、測定結果フィードバック装置2によ
り、測定対象物の個別の加工が施された有意な形状が三
次元測定器等により測定され、その測定結果のデータが
フィードバックされることにより作成された図面につい
て説明する。
【0026】まず、測定結果フィードバック装置2で処
理される以前のフィードバック対象図面について一例を
図2により説明すると、図面18には図面データ中の寸
法・精度が記入される有意な形状、例えば位置決め穴を
持つ突起(いわゆるボス)、穴、装着部品を位置決めす
るための薄い平板状突起(いわゆるリブ)等について
は、有意な一連の形状ごとに記入され、矢印で引き出さ
れた形状識別記号として風船記号が記載されている。風
船記号の中の文字列は、特定の形状ごとに決められた形
状種類部(例えば図2拡大図の“BA")と番号部(同
一の形状に対して連番で作成される、例えば図2拡大図
の“02")から構成されている。
【0027】一方、図3に示すように、測定結果フィー
ドバック装置2により作成された図面19には、風船記
号の個所毎に設計寸法、寸法公差、測定寸法および判定
結果を表記している。
【0028】次に本発明の測定結果フィードバック装置
2の動作について図4に示したフローチャート、およ
び、図5に示した表示部からの指示メニューを参照して
説明する。なお、測定結果フィードバック装置2には図
示しない測定結果フィードバックプログラムが格納され
ており、この測定結果フィードバックプログラムによ
り、順次各ステップが進行する。
【0029】なお、以下に説明する各ステップは、大別
すると、S1〜S2が、設計値による図面データが記憶
されているファイルから測定対象物の図面データを読み
こむ図面データ読込工程で、S4〜S5が、設計値によ
る図面データ中に記入されている形状識別子記号によ
り、図面データで前記測定対象物の各形状に関連づけら
れた寸法情報を測定結果データから読みこむ寸法情報読
込工程で、S6〜S7が、設計値による図面データの中
に記入されている形状識別子記号の近傍に関連する測定
結果データから読み込まれた寸法情報を列記し、かつ、
測定結果データから読み込まれた寸法情報の合否に応じ
て図面データ中に表記する寸法情報表示工程となる。
【0030】まず、フィードバック対象の図面データを
指定して図面データファイル3から読込んでCRTディ
スプレイ8に表示させる(S1)。
【0031】CADシステム1のコマンドメニューから呼
び出せるメニュー(図5−1)を表示させ「測定値記
入」ボタンを選択する。さらに、サブメニュー(図5−
2)が表示されるので、新規記入ボタンを選択すること
により、測定値フィードバック機能をスタートする(S
2)。
【0032】CRTディスプレイ8の画面にサブメニュ
ー(図5−3)が表示されるので、ここで表示された一
覧(図示せず)から測定結果データファイル12を指定
する(S3)。
【0033】なお、図6に示すように、測定結果データ
ファイル12にはデータとして、設計寸法、寸法公差お
よび設計寸法の一つ一つに対して前記風船記号との対応
と詳細測定個所を示す寸法識別子も含まれている。例え
ばCNC三次元測定機において自動測定されたデータに
おいては3種類のデータ(寸法識別子、設計寸法、公
差)は測定フィードバックプログラム中に記述されてお
り、これらが測定時に個々の測定値と対応付けられて測
定データとして自動生成される。あるいは、対話測定し
た場合においては、入力装置4によって測定結果データ
ファイル12に人手で前記3種類のデータを入力してい
る。
【0034】次に、測定結果データファイル12のデー
タの先頭行から測定対象名、測定回数を読み取り、測定
データレビジョン(修正)データを作成する。なお、こ
れは後で表示する測定データを選択するときの一覧に表
示される(S4)。
【0035】測定結果データファイル12のデータの2
行目から実際の測定値データを読み取る(S5)。
【0036】先頭列の寸法識別子のうち寸法種類部文字
と図面中の形状識別記号(図2で円形図形、その中に表
記される“BA01"等の識別文字、形状を指し示す矢
印、以下「風船」と表現)の識別文字列のうち形状種類
部とを比較して寸法と風船とを対応付ける(S6)。
【0037】次の列以降の寸法データを読み取って、一
時記憶領域に格納し、以下続く測定値データ行について
も同様の処理を行う。各風船に対する測定データの対応
付けが終わったら、測定データの表示位置情報(図示せ
ず)から測定データの表示位置を決定する。さらに決定
した位置に従って、風船の近傍に寸法識別子、設計値、
測定値、合否記号(または合否文字列)を表示する(S
7)。
【0038】なお、測定データは、図6に示すように、
測定結果変換処理部13において定型様式に変換されて
いる。それらは、測定データの先頭行には測定対象名、
測定回数、測定日付のデータがあり、2行目以降が測定
データであり、これは左の列から、寸法識別子、設計寸
法、上公差、下公差、測定結果、合否判定結果の計6種
類のデータで構成されている。また、測定結果変換処理
部13では、測定結果が設計値範囲にあるかどうかを判
定している。
【0039】ひとつの風船に通常複数の測定値が対応付
けられることになるが、風船(形状)あたりの寸法の合
格率に応じて図面データ中の風船及び測定値データの属
性(例えば表示色/印刷時の線種類または線幅を変え
る)を変化させる(S8)。
【0040】以上の処理によって、図3に示すような測
定結果をフィードバックした図面データを生成すること
ができる。
【0041】したがって、合格率に応じて表示/印刷時
の属性を変えているので、図面中のどの形状に寸法不良
が集中しているか、またその程度を視覚的に一目で判断
できる。
【0042】また寸法を全表示した図面に対して測定値
をフィードバックする(従来の技術の項で例示した特開
平4−160681に開示されている技術)場合に比
べ、有意な一連の形状ごとに測定値をまとめているので
寸法と形状との関係が把握しやすい。これは特に図面中
の測定寸法が多く寸法を全表示した場合、図面中で寸法
または寸法補助線が重なりやすいときに特に有効であ
る。
【0043】また、さらに別の機能として、 (イ)同じ形状・測定対象をもつ別の測定データを取り
込んで図面データに表示させることができる。 (ロ)図面データに取り込んだ一連の測定データから不
要なものを選択して削除することができる。 (ハ)図面データ中の測定値データの表示/非表示の切
り替え、あるいは合格率の高い測定値のみや、合格率の
低い測定値のみを表示することができる。 (二)ひとつの図面データに対し(イ)の作業で取り込
まれた複数の測定値データがある場合、表示させるべき
測定値データを選択して切り替えることができる。 (ホ)形状種類ごとに、どのような測定を行っているか
測定個所を形状ごとに示した説明図データ(別途対話作
成)を図面データ中で使用している分だけまとめて(例
えば、有意な形状の部分)、図7(a)〜(d)に示し
たように別の図面CADデータとして作成することがで
きる。なお、図7(a)〜(d)においては、いずれの
図面でも、記号D1、D2は円形の直径(又は半径)を示
し、X、X1、X2、Y、Y1、Zは、それぞれ、X
軸、Y軸およびZ軸の原点からの位置を示している。こ
の場合、例えば説明図データのファイル名を形状識別子
と同じくすることで容易に対応付けができる。 (へ)CAD図面データの表示で、既存の形状識別記号
(いわゆる風船記号)同士の間隔が均等になるよう部品
形状領域周囲に自動レイアウトすることができる。 (ト)CADデータにつけられた属性を自動抽出して必
要な形状識別記号(風船)をCAD図面データ上の部品
形状周囲に自動記入することができる。 (チ)測定値をCAD図面にフィードバック後,風船ご
とに付加されている測定値の行数が多ければその風船と
両隣の風船との間隔をより大きく取り直して全ての風船
を再配置することができる。
【0044】特に、(イ)および(二)の機能は、例え
ば同一部品を複数測定したときのばらつきの検証や、開
発段階で試作レベルごとの改善具合を検証するのに有効
である。
【0045】以上に説明したように、本発明によれば測
定対象物を示す図面データ中の測定個所と測定結果とが
位置的に対応付けられ、かつ、関連する測定結果が測定
個所近傍にまとめて表示されるため、寸法の良否状態を
ひとめで判断できる。また、図面に表示されている有意
な一連の形状に関する測定結果を一目で把握できる。こ
のため製造工程で測定結果の有効活用を図れ生産性を高
めることができる。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、図面データ中の有意な
一連の形状に関する測定結果を一目で把握できる。それ
により測定対象物の精度管理が容易になり、製造工程の
効率化を大幅に推進することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の測定結果フィードバック装置2のブロ
ック図。
【図2】処理される以前のフィードバック対象図面。
【図3】測定結果フィードバック装置により作成された
図面。
【図4】測定結果フィードバック装置の動作についての
フローチャート。
【図5】表示部の指示メニュー。
【図6】測定データの集計例。
【図7】(a)〜(d)は、CADデータの変形例。
【符号の説明】
1…CADシステム、2…測定結果フィードバック装
置、3…図面データファイル、4…入力装置、8…CR
Tディスプレイ、11…形状識別記号記入部、12…測
定結果ファイル、13…測定結果変換処理部、14…測
定結果フィードバック図面作成部、15…測定個所説明
データファイル、16…測定個所説明図データ作成部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図面に表示された設計値による図面デー
    タに基づいて製造された測定対象物の形状を測定手段で
    測定し、その測定結果データと前記測定対象物の前記設
    計値による図面データとを比較し、その測定データを前
    記設計値による図面データにフィードバックする測定結
    果フィードバック方法において、 前記設計値による図面データが記憶されているファイル
    から測定対象物の図面データを読みこむ図面データ読込
    工程と、 前記設計値による図面データ中に記入されている形状識
    別子記号により前記図面データで前記測定対象物の各形
    状に関連づけられた寸法情報を測定結果データから読み
    こむ寸法情報読込工程と、 前記設計値による図面データ中に記入されている前記形
    状識別子記号の近傍に関連する前記寸法情報及び前記寸
    法情報の合否を表示する寸法情報表示工程とを有するこ
    とを特徴とする測定結果フィードバック方法。
  2. 【請求項2】 前記寸法情報読込工程において、前記測
    定結果データから読み込まれた寸法情報が複数存在する
    場合にはそれぞれを分けて読みこむことを特徴とする請
    求項1記載の測定結果フィードバック方法。
  3. 【請求項3】 前記寸法情報表示工程において、前記測
    定結果データから読み込まれた寸法情報の中から不要な
    寸法情報を前記図面データ中から削除し、複数の前記寸
    法情報を前記図面データ中で切り替えて表示することを
    特徴とする請求項1記載の測定結果フィードバック方
    法。
  4. 【請求項4】 前記寸法情報表示工程において、前記測
    定結果データから読み込まれた寸法情報を追加する際
    に、測定個所を有意な一連の形状ごとに特定の記号で表
    していることを特徴とする請求項1記載の測定結果フィ
    ードバック方法。
  5. 【請求項5】 CADシステムの図面データファイルに
    記憶されている設計値による図面データに基づいて製造
    された測定対象物の形状を測定手段で測定した測定結果
    を記憶する測定結果ファイルと、この測定結果ファイル
    からのデータを変換処理する測定結果変換処理部と、こ
    の測定結果変換処理部で変換処理したデータを取り込ん
    で図面データに追加する測定結果フィードバック図面作
    成部と、前記測定対象物の測定個所に応じて説明データ
    が記憶されている測定個所説明データファイルと、前記
    測定結果変換処理部からの指令により呼び出された前記
    測定個所説明データファイルからのデータにより測定個
    所に対する説明図データを作成して前記図面データファ
    イルに入力する測定個所説明図データ作成部と、前記図
    面データファイルに形状識別記号を記入する形状識別記
    号記入部とを有することを特徴とする測定結果フィード
    バック装置。
  6. 【請求項6】 被測定対象物の設計値による図面データ
    が記憶されているファイルから測定対象物の図面データ
    を読込ませる機能と、 前記設計値による図面データ中に記入されている形状識
    別子記号により前記図面データで前記測定対象物の各形
    状に関連づけられた寸法情報を測定結果データから読込
    ませる機能と、 前記設計値による図面データ中に記入されている前記形
    状識別子記号の近傍に関連する前記寸法情報および前記
    寸法情報の合否を表示させる機能とを有することを特徴
    とする測定結果フィードバックプログラム。
JP2002030797A 2002-02-07 2002-02-07 測定結果フィードバック方法、測定結果フィードバック装置およびそのプログラム Pending JP2003233628A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7945882B2 (en) 2007-02-27 2011-05-17 Fujitsu Semiconductor Limited Asynchronous circuit logical verification method, logical verification apparatus, and computer readable storage medium
JP2022104730A (ja) * 2020-12-29 2022-07-11 山陽精工株式会社 加工物の検査処理方法および検査処理システム

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