JP2003233224A - 画像処理装置及び画像処理装置の制御方法及び画像処理装置の制御プログラム及び記憶媒体 - Google Patents

画像処理装置及び画像処理装置の制御方法及び画像処理装置の制御プログラム及び記憶媒体

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JP2003233224A JP2002035772A JP2002035772A JP2003233224A JP 2003233224 A JP2003233224 A JP 2003233224A JP 2002035772 A JP2002035772 A JP 2002035772A JP 2002035772 A JP2002035772 A JP 2002035772A JP 2003233224 A JP2003233224 A JP 2003233224A
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Toshio Miyamoto
敏男 宮本
Masahiko Suzumi
雅彦 鈴見
Hiroto Hasegawa
浩人 長谷川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナー節約モードでも安定した画質を得るこ
とが可能な画像処理装置及び画像処理装置の制御方法及
び画像処理装置の制御プログラム及び記憶媒体を提供す
る。 【解決手段】 画像データのエッジ部分の情報を保存
し、前記エッジ部分を除いた内部の画像露光強度を変調
する画像処理装置において、感光ドラム101や現像器
104の使用状態または使用環境に応じて前記エッジ部
分を除いた内部の変調露光強度をフォーマッタ112に
より制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真式プリン
タ、複写機或いは静電記録装置等の画像処理装置及び画
像処理装置の制御方法及び画像処理装置の制御プログラ
ム及び制御プログラムを格納した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、所謂、電子写真プロセスを用
いた電子写真式プリンタにおいて、感光ドラム、一次帯
電器、現像器、クリーナ等の電子写真要素は、一体のカ
ートリッジに収納されて、ユーザにより容易に交換でき
る構成が一般的である。このようなカートリッジは、近
年、プリント枚数の増大により印字枚数が多い大容量の
タイプが使用されるようになってきた。即ち、従来は、
カートリッジの寿命(印字可能枚数)は3000枚から6
000枚程度が一般的であったが、最近では10000
枚を超えるのも多くなってきている。
【0003】一方で、同じ容量のトナーでより多くの印
字を可能にするような手法がエコノモード等の名称で提
案されている。これは、画像を崩さないように画像のエ
ッジ部(外枠部分)はそのままにして、エッジ部分を除い
た内側部分のレーザ点灯を間引き、画像中央部分のトナ
ーの消費量を減らす方法である。
【0004】このような画像のエッジ部分を除いた内側
部分のレーザ点灯を間引く従来例を図9に示す。この従
来例は、図9における「F」の文字を、そのエッジ部分
はそのままで、斜線で示した内部のみのレーザ点灯を間
引く方法である。
【0005】このような従来の方法ではトナーの消費量
を節約できるが、文字等の判読には支障ない程度である
がライン幅低下や濃度低下等の画質劣化が発生するとい
う欠点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の方法においては、トナーの消費量を節約
するモードでは、間引かれた部分の潜像が不十分な状態
で形成されるので、電位が不安定になっている。このた
め、プリンタの使用環境、カートリッジの使用枚数等の
影響により、ライン幅や濃度が変化し易く、文字の太さ
やハーフトーンの濃度がばらつき易いという欠点があ
り、あくまでトナーの消費量を節約するために、画質は
悪くても文字が読めれば良いというような限定された使
用法に限られていた。
【0007】本発明は、上述したような従来技術の有す
る問題点を解消するためになされたもので、その目的
は、トナー節約モードでも安定した画質を得ることが可
能な画像処理装置及び画像処理装置の制御方法及び画像
処理装置の制御プログラム及び記憶媒体を提供すること
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、本発明の画像処理装置は、画像データのエッジ
部分の情報を保存し、前記エッジ部分を除いた内部の画
像露光強度を変調する画像処理装置において、静電潜像
担持体や現像部の使用状態または使用環境に応じて前記
エッジ部分を除いた内部の変調露光強度を制御すること
を特徴とする。
【0009】また、上述した目的を達成するために、本
発明の画像処理装置の制御方法は、画像データのエッジ
部分の情報を保存し、前記エッジ部分を除いた内部の画
像露光強度を変調する画像処理装置を制御するための制
御方法であって、静電潜像担持体や現像部の使用状態ま
たは使用環境に応じて前記エッジ部分を除いた内部の変
調露光強度を制御する制御ステップを有することを特徴
とする。
【0010】画像処理装置の制御プログラムは、画像デ
ータのエッジ部分の情報を保存し、前記エッジ部分を除
いた内部の画像露光強度を変調する画像処理装置を制御
するためのコンピュータ読取可能な制御プログラムであ
って、静電潜像担持体や現像部の使用状態または使用環
境に応じて前記エッジ部分を除いた内部の変調露光強度
を制御する制御ステップをコンピュータに実行させるた
めのプログラムコードから成ることを特徴とする。
【0011】また、上述した目的を達成するために、本
発明の記憶媒体は、前記画像処理装置の制御プログラム
を格納したことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態を図
1乃至図8に基づき説明する。
【0013】(第一の実施の形態)まず、本発明の第一
の実施の形態を図1乃至図5に基づき説明する。
【0014】図1は、本発明の第一の実施の形態に係る
画像処理装置である画像形成装置の概略構成を示す断面
図である。同図において、100は画像形成装置で、像
担持体である感光ドラム101を有している。この感光
ドラム101は、OPC(Organic Photo
Conductor:有機感光体)、アモルファスシ
リコン等の感光材料をアルミニウムやニッケル等から成
るシリンダ状の基板上に形成して構成されている。
【0015】まず、感光ドラム101の表面は、帯電器
としての帯電ローラ102によって一様に帯電される。
次に、露光手段であるレーザビーム103を画像情報に
応じてオン(ON)/オフ(OFF)制御して走査露光が
なされ、感光ドラム101上に静電潜像が形成される。
この静電潜像は、現像器104で現像され、可視化され
る。この現像方法としては、ジャンピング現像法、2成
分現像法等が用いられ、イメージ露光と反転現像との組
み合わせで用いられることが多い。
【0016】記録用紙等の被記録材105は、カセット
106から給紙ローラ107によって取り出され、レジ
ストローラ108により感光ドラム101の表面に形成
されたトナー像と同期を取り、感光ドラム101と転写
ローラ109とで形成される転写ニップ部に供給され
る。この転写ニップ部において、感光ドラム101上の
トナー像は、不図示の電源による転写バイアスの作用で
被記録材105に転写される。トナー像を保持した被記
録材105は定着器110へ搬送され、該定着器110
のニップ部で加熱・加圧されて、トナー像が被記録材1
05上に定着されて永久画像となり、装置外部へ排出さ
れる。
【0017】一方、トナー像を転写した後に感光ドラム
101上に残留する転写残留トナーは、クリーニング部
111により感光ドラム101の表面から除去される。
【0018】図1において、200はホストコンピュー
タ等の情報処理装置で、画像データ及びプリント命令を
画像形成装置100に送る。112は画像形成装置10
0のフォーマッタで、情報処理装置200から送られた
画像データをビットマップデータに展開して、レーザ発
光できるように信号変換を行う。フォーマッタ112に
より変換された信号はレーザ露光される。本実施の形態
においては、フォーマッタ112において、後述するレ
ーザ点灯の間引きの制御を行う。
【0019】本実施の形態では、A4サイズ紙24pp
m(1分間に24枚プリント)するプリンタで、プロセ
ススピードは約150mm/sec、解像度は600d
piとして説明する。
【0020】図2は、本実施の形態に係る画像形成装置
における露光量の一例を示す図であり、5画素幅の縦ラ
イン画像での例を示している。
【0021】即ち、図2(a)の場合は、トナー節約モ
ードオフ(off)で5画素分だけレーザ露光がオン
(on)され、光量は0.3μJ/cm2である。ま
た、図2(b)、(c)、(d)の場合は、トナー節約
モードオン(on)でエッジ(両側の1画素)を除いた
中央3画素分の光量を減少させていて、減少率を変化さ
せている。即ち、図2(b)の場合は、内部の光量減少
率標準設定で中央3画素の光量を2.4μJ/cm2
減少させている。また、図2(c)の場合は、内部の光
量減少率小(内部の光量大)の設定で中央3画素の光量
を2.7μJ/cm 2に減少させている。また、図2
(d)の場合は、内部の光量減少率大(内部の光量小)
の設定で中央3画素の光量を2.1μJ/cm2に減少
させている。
【0022】図3は、このときのライン画像のトナー高
さを断面方向から測定したグラフである。図3(a)の
トナー節約モードオフ(off)の場合は、トナーの高
さは5画素幅の中央付近で30μm程度に盛り上がって
いる。即ち、中央付近は必要以上にトナーを消費してい
る。
【0023】一方、図3(b)のトナー節約モードオン
(on)の場合は、中央3画素の光量を減らしているの
で、中央付近のトナーの乗り量が減少しているので、ト
ナーの断面としては、略平坦で20μm程度の高さにな
っている。即ち、余計なトナーを消費していないことに
なる。
【0024】本実施の形態では、トナー節約モードにお
いて画像のエッジ部分を除いた中央付近で、光量の減少
率を電子写真の諸ばらつきに対して調整することで、常
に安定した画像を保ちながらトナーの消費量を節約する
場合の例を示す。
【0025】図4は、本実施の形態に係る画像形成装置
100をトナー節約モードオフ(off)で一つのカー
トリッジを、その寿命まで耐久テストした場合のプリン
ト枚数と濃度及びライン幅の関係を示すグラフであり、
図4(a)は、プリント枚数と濃度との関係を、図4
(b)は、プリント枚数とライン幅との関係をそれぞれ
示す。
【0026】濃度推移は、図4(a)に示すようにカート
リッジの使用初期から徐々に低下して10k枚を超す頃
から1.3を切り、濃度が低くなってきたことが目立
つ。また、ライン幅も図4(b)に示すように、濃度推移
と同様な推移をしている。600dpiの5画素ライン
幅であるので、カートリッジの使用初期は230μm程
度で適正ライン幅である。また、カートリッジの使用が
開始されるとトナーのトリボ(帯電量)が増して、2k
枚あたりで250μmまで太くなり、その後徐々に細く
なり、10kを超すあたりからトナーの残量が少なくな
るにつれて200μm程度になり、文字の細さが目立
つ。
【0027】このような特性のある画像形成装置でトナ
ー節約モードを使用すると、カートリッジの耐久後半に
おいて、ライン幅の減少や、ハーフトーンやベタ画像の
濃度低下が顕著に目立ってしまう。
【0028】本実施の形態に係る画像形成装置100に
おけるトナー節約モードでは、画像形成装置100が持
っているこのような特性を打ち消すために、カートリッ
ジの使用初期から5k枚までは画像のエッジ部分を除い
た中央部の光量減少を大(内部の光量小2.1μJ)、
5k枚から8k枚までは画像のエッジ部分を除いた中央
部の光量減少を中(内部の光量中2.4μJ)、8k枚
以降は画像のエッジ部分を除いた中央部の光量減少を小
(内部の光量大2.7μJ)とした。
【0029】図5は、本実施の形態に係る画像形成装置
100におけるプリント枚数と濃度及びライン幅との関
係を示すグラフであり、図5(a)は、プリント枚数と
濃度との関係を、図5(b)は、プリント枚数とライン
幅との関係をそれぞれ示す。
【0030】図5(a),(b)において、実線は本実
施の形態であり、点線は従来例であり、本実施の形態の
方が従来よりも濃度及びライン幅が共に安定しているこ
とが分る。
【0031】また、図5(a),(b)のトナー節約モ
ードオフ(off)の場合は、11k枚あたりでトナー
が無くなり、急激に濃度が低下し始めた。
【0032】一方、本実施の形態では、トナー節約モー
ドオン(on)であるので、16k程度までトナーが持
ち、カートリッジの長寿命化に貢献することができた。
【0033】ここで本実施の形態に係る画像形成装置1
00について補足説明をしておくと、カートリッジの使
用状態を把握する目的で、被記録材105の使用枚数を
数えるために、このカートリッジには、被記録材105
の使用枚数をカウントするメモリが設けてある。このメ
モリは、単に枚数だけでなく、連続的にプリントした枚
数、間欠的にプリントした枚数、被記録材105のサイ
ズ別にプリントした枚数等、個々に枚数をメモリしてお
くことができるようになっている。
【0034】また、上述した第一の実施の形態では、連
続でプリントを行った例を示したが、例えば、間欠プリ
ントの場合は、より最適化して制御することも可能であ
る。また、間欠プリントでは、連続プリントと同じ枚数
をプリントしても、毎回プリントの前後に前回転、後回
転が入るので、感光ドラムの回転数はかなり多くなる。
これにより、トナーにかかる負担が多くなり、カートリ
ッジの寿命近くなると濃度低下が激しくなる。
【0035】このような場合に備えて、カートリッジに
設けられたメモリに格納されているところの、間欠でプ
リントされた被記録材105の枚数カウント値が10k
枚を超えたら、レーザ光量を2.9μJ/cm2に増加
するというようなことが可能である。
【0036】また、カートリッジに設けたメモリを使用
する理由は、カートリッジは入れ替えたり交換したりす
ることが可能なため、プリンタ本体に設けたカウンタで
は被記録材105の正確な枚数を数えることができない
からである。
【0037】また、本実施の形態では、5画素幅のライ
ン画像で説明したが、本発明は、これに限られるもので
なく、同様の考え方で文字、ライン画像、グラフィック
画像等においても同様の効果を得ることができる。
【0038】以上のように、本実施の形態においては、
元々画像形成装置100が持っている経時に伴うライン
幅や濃度の変化による影響を小さく抑えて、トナー節約
モードを実行することができるので、カートリッジの寿
命を延ばす効果が示された。また、本実施の形態と比較
した従来例では、トナー節約モードにおいては、ライン
幅や濃度の変化で安定した画像が得られず、トナーの消
費量を節約するために画質は悪くても良いという限定し
た用途に限られたが、本実施の形態によれば、用途に限
定されることなくトナー節約モードを使用することがで
きるようになった。
【0039】(第二の実施の形態)次に、本発明の第二
の実施の形態を図6及び図7に基づき説明する。
【0040】尚、本実施の形態に係る画像処理装置であ
る画像形成装置の基本的な構成は、上述した第一の実施
の形態における図1と同一であるから、同図を流用して
説明する。
【0041】本実施の形態では、エッジ部分を除いた中
央部の露光強度制御を、光量ではなくレーザ点灯時間で
制御するようにしたものである。
【0042】図6は、本実施の形態に係る画像形成装置
における5画素幅のライン画像でのレーザの点灯状態を
示す図である。図6(a)は、トナー節約モードオフ
(off)の場合で、レーザは5画素の時間点灯したま
まである。また、図6(b)は、トナー節約モードオン
(on)でトナー節約量は中くらい、即ち、レーザ点灯
時間減少率中である。また、図6(c) は、トナー節
約モードオン(on)でトナー節約量小、即ち、レーザ
点灯時間減少率小である。また、図6(d) は、トナ
ー節約モードオン(on)でトナー節約量大、即ち、レ
ーザ点灯時間減少率大である。
【0043】図7は、このときのライン画像のトナー高
さを断面方向から測定した値を示すグラフである。図7
(a)のトナー節約モードオフ(off)の場合は、上
述した第一の実施の形態と同様にトナーの高さは、5画
素幅の中央付近で30μm程度に盛り上がっている。即
ち、中央付近は必要以上にトナーを消費している。
【0044】一方、図7(b)のトナー節約モードオン
(on)の場合は、中央3画素のレーザ点灯時間を減ら
しているので、中央付近のトナーの乗り量が減少してい
て、トナーの断面としては、略平坦で20μm程度の高
さになっている。即ち、余計なトナーを消費していない
ことになる。
【0045】本実施の形態では、トナー節約モードにお
いて画像のエッジ部分を除いた中央付近でレーザ点灯時
間の減少率を電子写真の諸ばらつきに対して調整するこ
とで、上述した第一の実施の形態と同様に、常に安定し
た画像を保ちながらトナー消費量を節約することができ
る。
【0046】即ち、上述した第一の実施の形態において
説明したような、カートリッジの使用枚数に応じて画像
のエッジ部分を除いた中央付近でレーザ点灯時間の減少
率を、カートリッジの使用初期から5k枚までは画像の
エッジ部分を除いた中央部のレーザ点灯時間減少を大と
し、5k枚から8k枚までは画像のエッジ部分を除いた
中央部のレーザ点灯時間減少を中とし、8k枚以降は画
像のエッジ部分を除いた中央部のレーザ点灯時間減少を
小とした。このように、上述した第一の実施の形態と同
様に調整することにより、常に安定した濃度及びライン
幅を保ちながら、トナー消費量を節約することができ
る。
【0047】本実施の形態においても、カートリッジの
使用時間を把握する目的での被記録材105の使用枚数
は、該カートリッジに設けたメモリによりカウントする
ものである。
【0048】尚、本実施の形態では、トナー節約モード
を3段階に切り替えたが、本発明は、これに限られるも
のではなく、例えば、連続的にレーザ点灯時間または光
量及びその両者を切り替えることも可能である。
【0049】(第3の実施の形態)次に、本発明の第三
の実施の形態を図8に基づき説明する。
【0050】尚、本実施の形態に係る画像処理装置であ
る画像形成装置の基本的な構成は、上述した第一の実施
の形態における図1と同一であるから、同図を流用して
説明する。
【0051】本実施の形態では、トナー節約モードの節
約量をカートリッジの感光ドラム使用量によって制御す
るものである。
【0052】図8は、本実施の形態における画像形成装
置における感光ドラム101のCT層の膜厚が経時に伴
い削れて減少していく様子を示すグラフである。同図に
示すように、レーザにより露光されCG層(CT層より
内面にある)で発生した電荷がCT層を経由して感光ド
ラム101の表面上に形成されるとき、CT膜厚の小さ
い方が潜像はぼやけ難くなる。
【0053】また、経時に伴いCT膜厚が減少すれば潜
像が鮮明になっていく変化があり、例えば、ハーフトー
ン画像のハイライト部の再現性が良くなるとか、高濃度
部のつぶれ(ベタ黒になってしまうこと)が発生し難く
なる傾向がある。このような場合は、画像のエッジ部分
を除いた中央部分の露光量(光量減またはレーザ点灯時
間減)を減少させると、それが画像に忠実に再現される
ので、あまり画像中央部分の露光量を減少させることは
望ましくない。
【0054】そこで、本実施の形態においては、15k
枚を超えるあたりからこの傾向が顕著であり、上述した
第一の実施の形態における制御で15k枚を超えると、
光量を2.85μJ/cm2に切り替えた。
【0055】本実施の形態においても、上述した第一の
実施の形態と同様に、カートリッジに設けたメモリを使
用して被記録材105の使用枚数をカウントしている。
【0056】これにより、トナー節約モードにおいて、
プリント枚数が15k枚を超えたカートリッジでも良好
な画像を得ることができた。
【0057】また、これに限らず、例えば、プロセスス
ピードを複数持つ画像形成装置で、低プロセススピード
の場合は画像の再現性が良くなるので、トナー節約モー
ドで画像のエッジ部分を除いた中央部分の露光量(光量
減またはレーザ点灯時間減)の減少率を小さくするとい
うようなことも有効である。
【0058】更には、カートリッジの残トナー量と感光
ドラム101の削れ量とから、最適な変調露光強度を選
択することも効果的である。
【0059】例えば、非常に印字率の低い画像を多くプ
リントするユーザでは、トナーがあまり減らないまま感
光ドラム101が削れてしまう。この場合は、トナー節
約モードでは画像中央部の露光強度をあまり低くしな
い。
【0060】一方、印字率の大きい画像を多くプリント
するユーザでは、トナーが早く減少するので感光ドラム
101の削れはそれほど影響せず、トナー消費量を節約
することを重視して、画像中央部の露光強度を低くする
等が効果的である。
【0061】(その他の実施の形態)本発明の目的は、上
記実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラ
ムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に
供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(また
はCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラ
ムコードを読み出して実行することによっても達成され
ることは言うまでもない。
【0062】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現す
ることになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒
体は本発明を構成することになる。
【0063】また、プログラムコードを供給するための
記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)デ
ィスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−RO
M、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−
RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不
揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができ
る。
【0064】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレ
ーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部
を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0065】更に、記憶媒体から読み出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備
わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施の形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
トナー節約モードでも安定した画質を得ることが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態に係る画像形成装置
の概略構成を示す断面図である。
【図2】本発明の第一の実施の形態に係る画像形成装置
における露光量を示す図である。
【図3】本発明の第一の実施の形態に係る画像形成装置
におけるライン断面図である。
【図4】本発明の第一の実施の形態に係る画像形成装置
の基本特性を示す図である。
【図5】本発明の第一の実施の形態に係る画像形成装置
の基本特性を示す図である。
【図6】本発明の第二の実施の形態に係る画像形成装置
における露光時間を示す図である。
【図7】本発明の第二の実施の形態に係る画像形成装置
におけるライン断面を示す図である。
【図8】本発明の第三の実施の形態に係る画像形成装置
における感光ドラムの膜厚推移状態を示す図である。
【図9】従来の画像形成装置におけるエッジ部分を除い
た内側部分のレーザ点灯を間引く概略例を示す図であ
る。
【符号の説明】
101 感光ドラム 102 帯電ローラ 103 レーザビーム 104 現像器 105 被記録材 106 カセット 107 給紙ローラ 108 レジストローラ 109 転写ローラ 110 定着器 111 クリーナ部 112 フォーマッタ 200 情報処理装置(コンピュータ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 浩人 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H027 DA45 DD02 EA02 EE07 FA30 2H076 AB02 DA11 DA13 DA19

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データのエッジ部分の情報を保存
    し、前記エッジ部分を除いた内部の画像露光強度を変調
    する画像処理装置において、静電潜像担持体や現像部の
    使用状態または使用環境に応じて前記エッジ部分を除い
    た内部の変調露光強度を制御することを特徴とする画像
    処理装置。
  2. 【請求項2】 前記エッジ部分を除いた内部の変調露光
    強度の制御は、露光量または露光点灯時間により変調制
    御されることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記画像処理装置は、電子写真式プリン
    タであることを特徴とする請求項1または2に記載の画
    像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記画像処理装置は、複写機であること
    を特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記画像処理装置は、静電記録装置であ
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理
    装置。
  6. 【請求項6】 画像データのエッジ部分の情報を保存
    し、前記エッジ部分を除いた内部の画像露光強度を変調
    する画像処理装置を制御するための制御方法であって、
    静電潜像担持体や現像部の使用状態または使用環境に応
    じて前記エッジ部分を除いた内部の変調露光強度を制御
    する制御ステップを有することを特徴とする画像処理装
    置の制御方法。
  7. 【請求項7】 前記エッジ部分を除いた内部の変調露光
    強度の制御は、露光量または露光点灯時間により変調制
    御されることを特徴とする請求項6に記載の画像処理装
    置の制御方法。
  8. 【請求項8】 前記画像処理装置は、電子写真式プリン
    タであることを特徴とする請求項6または7に記載の画
    像処理装置の制御方法。
  9. 【請求項9】 前記画像処理装置は、複写機であること
    を特徴とする請求項6または7に記載の画像処理装置の
    制御方法。
  10. 【請求項10】 前記画像処理装置は、静電記録装置で
    あることを特徴とする請求項6または7に記載の画像処
    理装置の制御方法。
  11. 【請求項11】 画像データのエッジ部分の情報を保存
    し、前記エッジ部分を除いた内部の画像露光強度を変調
    する画像処理装置を制御するためのコンピュータ読取可
    能な制御プログラムであって、静電潜像担持体や現像部
    の使用状態または使用環境に応じて前記エッジ部分を除
    いた内部の変調露光強度を制御する制御ステップをコン
    ピュータに実行させるためのプログラムコードから成る
    ことを特徴とする画像処理装置の制御プログラム。
  12. 【請求項12】 前記エッジ部分を除いた内部の変調露
    光強度の制御は、露光量または露光点灯時間により変調
    制御されることを特徴とする請求項11に記載の画像処
    理装置の制御プログラム。
  13. 【請求項13】 前記画像処理装置は、電子写真式プリ
    ンタであることを特徴とする請求項11または12に記
    載の画像処理装置の制御プログラム。
  14. 【請求項14】 前記画像処理装置は、複写機であるこ
    とを特徴とする請求項11または12に記載の画像処理
    装置の制御プログラム。
  15. 【請求項15】 前記画像処理装置は、静電記録装置で
    あることを特徴とする請求項11または12に記載の画
    像処理装置の制御プログラム。
  16. 【請求項16】 請求項11乃至15に記載の画像処理
    装置の制御プログラムを格納したことを特徴とする記憶
    媒体。
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