JP2003233095A - ラマン増幅方法、ラマン増幅用励起ユニットおよび波長多重光通信システム - Google Patents
ラマン増幅方法、ラマン増幅用励起ユニットおよび波長多重光通信システムInfo
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Abstract
ぞれのパワーを調整することができ、容易に利得スペク
トルを平坦化できるラマン増幅方法、ラマン増幅用励起
ユニットを提供する。 【解決手段】 ラマン増幅された伝搬光の一部は、光分
岐器14によって分岐され、分岐された伝搬光のうち所
定の2波長の光は、光分波器21によって分波され、2
波長の光それぞれのパワーが、第一光検出部22aおよ
び第二光検出部22bによって検出され、それらのパワ
ーに基づいて、第一算出部23aおよび第二算出部23
bによって、損失変動量と近似直線の傾きが求められ
る。5つの励起光源25a〜25eから出力される5波
長の励起光それぞれのパワーは、損失変動量と近似直線
の傾きに基づいて調整される。
Description
の複数の信号光をラマン増幅するラマン増幅方法、その
複数の信号光が伝搬する光伝送路に複数の励起光を供給
するラマン増幅用励起ユニット、および、そのラマン増
幅用励起ユニットを用いた波長多重光通信システムに関
するものである。
ムにおいて、送信器から送出された信号光は、光伝送路
を伝送する際の伝送損失により、受信器に到達するとき
にはパワーが小さくなる。受信器に到達した信号光のパ
ワーが所定値以下であると、受信エラーによって正常に
光通信を行えない場合がある。そこで、送信器と受信器
との間に光増幅器を設けて、この光増幅器により信号光
を光増幅することで、光伝送路における信号光の伝送損
失を補償することが行われている。
号光を多重化して光通信を行う波長多重(WDM: Wave
length Division Multiplexing)光通信システムでは、
所定の波長帯域における光増幅器の利得スペクトルを平
坦にすることが重要である。なぜなら、利得スペクトル
が平坦でないと、複数の信号光の或る波長の信号光は受
信器により正常に受信されたとしても、他の波長の信号
光は受信エラーによって正常に受信されない場合が起こ
りうるからである。利得スペクトルの平坦化は、ラマン
増幅器の場合、光伝送路に供給される複数の励起光それ
ぞれのパワーを適切に設定することで達成される。
光伝送路の曲げや周囲温度等の要因に影響を受けて変動
する。このため、複数の励起光それぞれのパワーは伝送
損失の変動に応じて適切に調整されなければならない。
光のパワーを調整する技術については、例えば、特開平
10-150414号公報に開示されている。この公報に開示さ
れている技術は、増幅された複数の信号光のうちから最
大のパワーを有する信号光を選択し、その選択された信
号光のパワーが所定のパワーとなるように励起光のパワ
ーを調整するというものである。
数の励起光のうちの最も波長が短い励起光から最も波長
が長い励起光までの波長帯域が広い場合、短波長側の励
起光が長波長側の励起光をラマン増幅してしまう励起光
間相互作用が発生する。この励起光間相互作用の発生に
より、励起光のパワーの調整が非常に複雑になり、ラマ
ン増幅器の利得スペクトルを平坦化することが困難にな
っている。
光間相互作用については考慮されておらず、そのため、
上記公報に開示された技術をラマン増幅器に用いたとし
ても、励起光のパワーは伝送損失の変動に応じて適切に
調整されるわけでなく、ラマン増幅器の利得スペクトル
は平坦にならない。
れたものであり、損失の変動に応じて適切に複数の励起
光パワーそれぞれを調整することができ、容易に利得ス
ペクトルを平坦化できるラマン増幅方法、ラマン増幅用
励起ユニット、および、そのラマン増幅用励起ユニット
を用いた波長多重光通信システムを提供することを目的
とする。
方法は、所定の波長帯域内の複数の信号光が伝搬する光
伝送路に互いに異なる波長を有する複数の励起光を供給
することで信号光を増幅するラマン増幅方法であって、
増幅された複数の信号光を含む伝搬光のうち少なくとも
2波長の光のパワーを検出し、その検出された伝搬光の
うちの少なくとも1波長の光のパワー値と、検出された
伝搬光のうちの少なくとも2波長の光のパワーの差分量
とに基づいて、複数の励起光それぞれのパワーを調整す
ることを特徴とする。
複数の信号光を含む伝搬光のうち少なくとも2波長の光
のパワーが検出され、少なくとも2波長の光のパワーの
差分量と少なくとも1波長の光のパワー値とが得られ
る。この差分量とパワー値とは損失の変動に応じて変化
する。損失の変動に応じて変化するパワー値と差分量と
に基づいて複数の励起光それぞれのパワーが調整され
る。従って、損失の変動に応じて適切に複数の励起光そ
れぞれのパワーを調整することができ、容易に利得スペ
クトルの平坦化が実現できる。
光のパワー値と差分量と複数の励起光それぞれのパワー
とを対応づけた対応表を用いて、複数の励起光それぞれ
のパワーを調整する際に、光のパワー値と差分量とから
複数の励起光それぞれのパワーを求めるのが好適であ
る。この場合には、複数の励起光それぞれのパワーは、
簡単に対応表から求めることができる。
複数の励起光それぞれのパワーを調整する際に、光のパ
ワー値に基づいて、光伝送路における光の予め定められ
た予測損失量とその光の実際の損失量との差分である損
失変動量を算出し、差分量に基づいて、波長の値と損失
変動量の値との相関を示す近似直線の傾きを算出し、損
失変動量と近似直線の傾きとに基づいて、複数の励起光
それぞれのパワーを調整するのが好適である。
路における光の予め定められた予測損失量とその光の実
際の損失量との差分である損失変動量が算出される。ま
た、2波長の光のパワーの差分量から、波長の値と損失
変動量の値との相関を示す近似直線の傾きが算出され
る。そして、これら損失変動量と近似直線の傾きとに基
づいて、複数の励起光それぞれのパワーが調整される。
従って、この場合においても、損失の変動に応じて適切
に複数の励起光それぞれのパワーを調整することがで
き、容易に利得スペクトルの平坦化が実現できる。
損失変動量の値をA、近似直線の傾きの値をS、励起光
の数がM(Mは2以上の整数)であるときの第mの励起
光のパワーの変化量を求めるための各定数をam,bmと
したとき(mは1以上M以下の任意の整数)、 〔第mの励起光のパワーの変化量〕=am×A+bm×S なる関係式から得られる変化量に基づいて第mの励起光
のパワーを調整するのが好適である。この場合には、励
起光のパワーの変化量は、簡単な式から求めることがで
きる。
ットは、所定の波長帯域内の複数の信号光が伝搬する光
伝送路に互いに異なる波長を有する複数の励起光を供給
するラマン増幅用励起ユニットであって、複数の励起光
それぞれを出力する複数個の励起光源と、増幅された複
数の信号光を含む伝搬光のうち少なくとも2波長の光の
パワーを検出する光検出手段と、光検出手段に検出され
た伝搬光のうちの少なくとも1波長の光のパワー値と、
光検出手段に検出された伝搬光のうちの少なくとも2波
長の光のパワーの差分量とに基づいて、複数の励起光そ
れぞれのパワーを調整する調整手段と、を備えることを
特徴とする。
増幅された複数の信号光を含む伝搬光のうち少なくとも
2波長の光のパワーが光検出手段により検出され、少な
くとも2波長の光のパワーの差分量と少なくとも1波長
の光のパワー値とが得られる。この差分量とパワー値と
は損失の変動に応じて変化する。損失の変動に応じて変
化するパワー値と差分量とに基づいて複数の励起光それ
ぞれのパワーが調整手段により調整される。従って、損
失の変動に応じて適切に複数の励起光それぞれのパワー
を調整することができ、容易に利得スペクトルの平坦化
が実現できる。
ットでは、調整手段は、光のパワー値と差分量と複数の
励起光それぞれのパワーとを対応づけた対応表を記憶
し、対応表を用いて光のパワー値と差分量とから複数の
励起光それぞれのパワーを求めることが好適である。こ
の場合には、複数の励起光それぞれのパワーは、簡単に
対応表から求めることができる。
ットでは、光のパワー値に基づいて、光伝送路における
光の予め定められた予測損失量とその光の実際の損失量
との差分である損失変動量を算出する第一算出手段と、
差分量に基づいて、波長の値と損失変動量の値との相関
を示す近似直線の傾きを算出する第二算出手段と、を更
に備え、調整手段は、損失変動量と近似直線の傾きとに
基づいて、複数の励起光それぞれのパワーを調整するこ
とが好適である。
路における光の予め定められた予測損失量とその光の実
際の損失量との差分である損失変動量が第一算出手段に
より算出される。また、2波長の光のパワーの差分量か
ら、波長の値と損失変動量の値との相関を示す近似直線
の傾きが第二算出手段により算出される。そして、これ
ら損失変動量と近似直線の傾きとに基づいて、複数の励
起光それぞれのパワーが調整手段により調整される。従
って、この場合においても、損失の変動に応じて適切に
複数の励起光それぞれのパワーを調整することができ、
容易に利得スペクトルの平坦化が実現できる。
ットでは、損失変動量の値をA、近似直線の傾きの値を
S、励起光の数がM(Mは2以上の整数)であるときの
第mの励起光のパワーの変化量を求めるための各定数を
am,bmとしたとき(mは1以上M以下の任意の整
数)、調整手段は、 〔第mの励起光のパワーの変化量〕=am×A+bm×S なる関係式から得られる変化量に基づいて第mの励起光
のパワーを調整するのが好適である。この場合には、励
起光のパワーの変化量は、簡単な式から求めることがで
きる。
ムは、所定の波長帯域内の複数の信号光を伝送する光伝
送路と、光伝送路に互いに異なる波長を有する複数の励
起光それぞれを供給する上記のラマン増幅用励起ユニッ
トとを備えることを特徴とする。この場合には、上記の
ラマン増幅用励起ユニットにより利得スペクトルが好適
に平坦化される波長多重光通信システムを実現できる。
の実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明にお
いて同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は
省略する。
いて説明する。ここでの説明は、ラマン増幅器のシミュ
レーションモデルを用いてシミュレーションした結果に
基づくものである。
ある。このラマン増幅器9は、光ファイバ91、第1励
起光源92a、第2励起光源92b、第3励起光源92
c、第4励起光源92d、第5励起光源92e、励起光
合波器93および光合波器94を含む。
光を後方向励起方式でラマン増幅する。このラマン増幅
器9は、入力端95aから出力端95bに向けて、光フ
ァイバ91および光合波器94の順で接続されている。
また、光合波器94には、励起光合波器93が接続され
ており、励起光合波器93には、5つの励起光源92a
〜92eそれぞれが接続されている。
92a〜92eから出力された5波長の励起光は、励起
光合波器93により合波される。その合波された励起光
は、光合波器94を介して、光ファイバ91に供給され
る。ラマン増幅器9に入力された伝搬光は、励起光が供
給されている光ファイバ91においてラマン増幅され
る。
ファイバ91は全長80kmの石英系のシングルモード
ファイバであり、5つの励起光源92a〜92eそれぞ
れは、半導体レーザダイオードである。第1励起光源9
2aから出力される励起光の波長は1425nmであ
り、第2励起光源92bから出力される励起光の波長は
1435nmであり、第3励起光源92cから出力され
る励起光の波長は1450nmであり、第4励起光源9
2aから出力される励起光の波長は1465nmであ
り、第5励起光源92eから出力される励起光の波長は
1492nmである。
波長帯域は1532nm〜1606nm(中心波長15
69nm)である。このラマン増幅器9では、入力端9
5aでの各信号光のパワーが8dBmであるときに、出
力端95bでの各信号光のパワーが0dBmとなるよう
に、5つの励起光源92a〜92eそれぞれから出力さ
れる励起光は適切なパワーに設定されている。但し、各
励起光のパワーは、光ファイバ91の曲げに因る損失が
ないものとして設定されている。
損失変動による出力信号光パワーの変化について説明す
る。図2は、光ファイバ91の損失特性を示すグラフで
ある。このグラフにおいて、横軸は信号光波長(nm)
を示し、縦軸は損失(dB/km)を示している。
損失がない場合および光ファイバ91を曲げることで光
の損失を増加させた場合それぞれで測定した結果を示し
ている。光ファイバ91の曲げがないときが損失変動量
(損失増加量)0dBである。
変動量が0dBのときの光ファイバ91における損失特
性を示している。すなわち、曲線Aは、光ファイバ91
の曲げがないときの損失特性を示している。また、曲線
Bは、中心波長1569nmでの損失増加量が1dBの
ときの光ファイバ91における損失特性を示しており、
曲線Cは、中心波長1569nmでの損失増加量が3d
Bのときの光ファイバ91における損失特性を示してい
る。すなわち、これら曲線Bおよび曲線Cは、光ファイ
バ91を曲げて損失を増加させたときの損失特性を示し
ている。
損失変動量を示すグラフである。このグラフにおいて、
横軸は信号光波長(nm)を示し、縦軸は損失変動量
(dB/km)を示している。曲線Dは、曲線Bに示さ
れる損失の値から曲線Aに示される損失の値を減じて得
られる損失変動量を示し、曲線Eは、曲線Cに示される
損失の値から曲線Aに示される損失の値を減じて得られ
る損失変動量を示している。この図3から、損失は、短
波長側より長波長側の方が多く増加することがわかる。
また、これらの曲線Dおよび曲線Eは、信号光波長帯域
内で双方とも略線形である。
mにおける損失変動量が0dB,1dB,3dBそれぞ
れのときのラマン増幅器9の出力信号光パワーを示すグ
ラフである。このグラフにおいて、横軸は波長(nm)
を示し、縦軸は出力信号光パワー(dBm)を示してい
る。
5bにおける各信号光のパワーは約0dBmで一定とな
っている。これに対して、損失変動量が1dBおよび3
dBそれぞれの場合では、出力端95bにおける各信号
光のパワーは、目標のパワーに達していない。また、損
失変動量が3dBの場合では、利得スペクトルの平坦性
は劣化している。
の場合で、出力端95bにおける信号光のパワーが目標
のパワーに達していないのは、光ファイバ91における
損失が増加したのにもかかわらず、ラマン増幅器9にお
ける増幅率が変化しておらず、各信号光が目標のパワー
までラマン増幅されないためである。また、損失変動量
が3dBの場合で、利得スペクトルの平坦性が劣化して
いるのは、図3にも示したように、短波長側より長波長
側の方が多く損失を被るからである。
ーおよびその励起光パワーを得るための関係式について
説明する。図5は、5つの励起光源92a〜92eそれ
ぞれから出力される励起光のパワーを損失変動に応じて
適切に調整した場合での出力信号光のパワーを示すグラ
フである。図5において、横軸は信号光波長(nm)を
示し、縦軸は出力信号光パワー(dBm)を示してい
る。図5では、波長1569nmでの損失変動量が0d
B,1dB,3dBのすべての場合で、各信号光の出力
時のパワーが約0dBmで一定となっている。
ワーを調整するためには、図6に示される励起光パワー
で、各励起光を光ファイバ91に供給しなければならな
い。
て適切に調整した場合での各励起光のパワーを示すグラ
フである。図6において、横軸は励起光波長(nm)を
示し、縦軸は励起光パワー(mW)を示している。図6
に示される励起光パワーで各励起光を光ファイバ91に
供給することにより、38波長の信号光それぞれの出力
時のパワーは、0dBmでほぼ一定となる(利得スペク
トルは略平坦となる)。
な励起光パワーは、損失変動量と近似直線の傾きとによ
って算出することができる。なお、近似直線は、波長の
値と損失変動量の値との相関を示すものであり、例え
ば、1569nmでの損失変動量が3dBの場合に、図
3において或る波長での損失変動量を示す点をFとし、
別の波長での損失変動量を示す点をGとすると、この点
Fおよび点Gを結ぶ直線FGである。直線FGは、略線
形であるので、曲線Eの点Fから点Gの間を近似するこ
とになる。
合、 〔直線FGの傾き〕=(δLG−δLF)/(λG−λF) …(1) で計算することができる。但し、δLGは、図3におい
て点Gに示される損失変動量の値であり、δLFは、図
3において点Fに示される損失変動量の値であり、λG
は、図3において点Gに示される波長の値であり、λF
は、図3において点Fに示される波長の値である。ここ
で、ラマン増幅された後の波長λGの光のパワーをPGと
し、ラマン増幅された後の波長λFの光のパワーをPFと
した場合、直線FGの傾きは、 〔直線FGの傾き〕=(PG−PF)/(λG−λF) …(2) であっても求められる。このPG−PFは、2波長の光の
パワーの差分量である。
ぞれを変数として、図6に示される励起光パワー変化量
を計算した結果を図7および図8に示す。
との関係を示すグラフであり、図8は、近似直線の傾き
と励起光パワー変化量との関係を示すグラフである。図
7において、横軸は損失変動量(dB/km)を示し、
縦軸は励起光パワー変化量(mW)を示している。ま
た、図8において、横軸は近似直線の傾き(dB/(k
m・nm))を示し、縦軸は励起光パワー変化量(m
W)を示している。
る5つの励起光源92a〜92eそれぞれから出力され
る励起光のパワーの変化量を示している。図8も同様
に、所定の2波長での損失変動量から求まる近似直線の
傾きに対する5つの励起光源92a〜92eそれぞれか
ら出力される励起光のパワーの変化量を示している。
2a〜92eそれぞれから出力される励起光のパワーの
変化量は、損失変動量と比例関係にある。さらに、図8
に示されるように、5つの励起光源92a〜92eそれ
ぞれから出力される励起光のパワーの変化量は、近似直
線の傾きと比例関係にある。
量は、 〔第mの励起光のパワーの変化量〕=am×A+bm×S …(3) なる関係式で近似できる。なお、損失変動量の値をA、
近似直線の傾きの値をS、励起光の数がM(Mは2以上
の整数)であるときの第mの励起光のパワーの変化量を
求めるための各定数をam,bmとした(mは1以上M以
下の任意の整数)。
パワーの変化量と損失変動量との比例関係から導き出さ
れた項であり、bm×Sは、図8に示す各励起光のパワ
ーの変化量と近似直線の傾きとの比例関係から導き出さ
れた項である。
ずいくつであってもかまわない。励起光の数が一般にM
の場合には、定数am,bmをそれぞれM個だけ予め求め
ておけば、各励起光のパワーの変化量を式(3)に基づ
いて算出することができる。そして、この式(3)を用
いることにより、各励起光のパワーそれぞれを損失変動
に応じて適切に調整することができる。
なされたものである。以下、図9および図10を参照し
て本発明の実施の形態を詳細に説明する。
ットの実施形態について説明する。図9は、本実施形態
に係るラマン増幅用励起ユニット20を含むラマン増幅
器1の構成を示す図である。ラマン増幅器1は、ラマン
増幅用励起ユニット20のほかに、光ファイバ10、監
視光源12、第一光合波器13a、第二光合波器13b
および光分岐器14を含む。
数の信号光を含む伝搬光を入力端11aから出力端11
bに向けて伝搬させるための光伝送路である。監視光源
12は、第一光合波器13aに接続されており、複数の
信号光それぞれと波長が異なる監視光を第一光合波器1
3aに出力する。
入力端11aとの間に設けられている。第一光合波器1
3aは、入力端11aに入力した複数の信号光を光ファ
イバ10へと通過させるとともに、監視光源12から出
力される監視光を入力して光ファイバ10へ向けて出力
する。
を出力するとともに、複数の信号光と監視光とを含む伝
搬光の一部を入力する。このラマン増幅用励起ユニット
20は、第二光合波器13bおよび光分岐器14と接続
されている。
出力端11bとの間に設けられている。第二光合波器1
3bは、光ファイバ10を通過した複数の信号光を含む
伝搬光を出力端11b側へと通過させるとともに、ラマ
ン増幅用励起ユニット20から出力される励起光を入力
して光ファイバ10へ向けて出力する。
力端11bとの間に設けられている。光分岐器14は、
第二光合波器13bを通過した複数の信号光を含む伝搬
光の殆どを出力端11b側へと通過させるとともに、伝
搬光の一部をラマン増幅用励起ユニット20側へ分岐す
る。
器21、第一光検出部22a、第二光検出部22b、第
一算出部23a、第二算出部23b、調整部24、第1
励起光源25a、第2励起光源25b、第3励起光源2
5c、第4励起光源25d、第5励起光源25eおよび
励起光合波器26を含む。これらの5つの励起光源25
a〜25eは、半導体レーザダイオードである。
ており、入力した伝搬光のうち所定の2波長の光を分波
する。また、光分波器21は、第一光検出部22aおよ
び第二光検出部22bに接続されており、分波した2波
長の光のうち1波長の光を第一光検出部22aに出力
し、残りの1波長の光を第二光検出部22bに出力す
る。ここで、光分波器21としては、例えば、ファイバ
ブラックグレーティングと光サーキュレータとを組み合
わせたものまたは誘電体フィルタが用いられる。
の光のうち1波長の光を入力し、そのパワー値を検出す
る。また、第一光検出部22aは、第一算出部23aお
よび第二算出部23bの双方と接続されており、自己が
検出したパワー値を第一電気信号として第一算出部23
aおよび第二算出部23bそれぞれに出力する。
の光のうちの残りの1波長の光を入力し、そのパワー値
を検出する。また、第二光検出部22bは、第二算出部
23bと接続されており、自己が検出したパワー値を第
二電気信号として第二算出部23bに出力する。
により出力された第一電気信号を入力する。この第一算
出部23aは、第一光検出部22aにより検出された光
のラマン増幅後での目標のパワー値を記憶している。第
一算出部23aは、記憶している目標のパワー値と第一
電気信号とに基づいて、光ファイバ10における予め定
められた光の予測損失量と実際のその光の損失量との差
分である損失変動量を算出する。すなわち、第一算出部
23aは、1波長の光のパワー値と記憶している目標の
パワー値とに基づいて損失変動量を算出する。また、第
一算出部23aは、調整部24に接続されており、算出
した損失変動量の値のデータを調整部24に出力する。
により出力された第一電気信号および第二光検出部22
bにより出力された第二電気信号を入力する。この第一
算出部23aは、第一光検出部22aにより検出された
光の波長の値と、第二光検出部22bにより検出された
光の波長の値とを予め記憶している。
22aおよび第二光検出部22bそれぞれにより検出さ
れた光の波長の値と、入力した第一電気信号および第二
電気信号とに基づいて、波長の値と損失変動量の値との
相関を示す近似直線の傾きを算出する。このとき、第二
算出部23bは、式(2)を用いる。すなわち、第二算
出部23bは、第一光検出部22aおよび第二光検出部
22bそれぞれにより検出された光の波長の値と、2波
長の光のパワーの差分量とに基づいて、近似直線の傾き
を算出する。また、近似直線の傾きは、式(1)により
求められても良い。この第二算出部23bは、調整部2
4に接続されており、算出した近似直線の傾きの値のデ
ータを調整部24に出力する。
出された損失変動量の値のデータと、第二算出部23b
により算出された近似直線の傾きの値のデータとを入力
する。また、調整部24は、5つの励起光源25a〜2
5eそれぞれに供給される電流を制御するために、5つ
の励起光源25a〜25eそれぞれに接続されている。
さらに、調整部24は、損失変動量の値と近似直線の傾
きの値とを変数に持つ関係式(式(3))と、5つの励
起光源25a〜25eから出力される5波長の励起光そ
れぞれのパワーの変化量を求めるための各定数a1〜
a5,b1〜b5とを記憶している。
の傾きの値とを式(3)に代入し、5波長の励起光それ
ぞれのパワーの変化量を得る。また、調整部24は、記
憶している式(3)によって得られた5波長の励起光そ
れぞれのパワーの変化量に基づいて、5つの励起光源2
5a〜25eそれぞれに供給される電流を制御して、5
波長の励起光それぞれのパワーを調整する。
は、予め設定された波長を有する励起光を、調整部24
によって調整されたパワーで、励起光合波器26に出力
する。
a〜25eそれぞれから出力された励起光を入力し、入
力した5波長の励起光を合波する。また、励起光合波器
26は、第二光合波器13bに接続されており、合波し
た励起光を第二光合波器13bに出力する。
むラマン増幅器1の動作(ラマン増幅方法)について説
明する。
出力された5波長の励起光が、励起光合波器26によっ
て合波され、その合波された励起光が、第二光合波器1
3bを介して光ファイバ10に供給される。
は、第一光合波器13aによって、監視光源12により
出力された監視光と合波され、複数の信号光と監視光と
を含む伝搬光が光ファイバ10に入力される。そして、
励起光が供給されている光ファイバ10において伝搬光
がラマン増幅される。
13bを通過し、第二光合波器13bを通過した伝搬光
のうち殆どは、光分岐器14を通過する。また、第二光
合波器13bを通過した伝搬光のうち一部は、光分岐器
14によって分岐される。分岐された伝搬光は、光分波
器21に入力され、そのうちの所定の2波長の光が分波
される。そして、この光分波器21によって、分波され
た2波長の光のうち1波長の光は、第一光検出部22a
に出力され、残りの1波長の光は、第二光検出部22b
に出力される。
は、第一光検出部22aに入力され、そのパワー値が検
出され、第一光検出部22aにより検出されたパワー値
は、第一電気信号として第一算出部23aおよび第二算
出部23bそれぞれに出力される。
長の光は、第二光検出部22bに入力され、そのパワー
値が検出され、第二光検出部22bにより検出されたパ
ワー値は、第二電気信号として第二算出部23bに出力
される。
られた光の予測損失量と実際のその光の損失量との差分
である損失変動量が、第一算出部23aにより算出され
る。また、波長の値と損失変動量の値との相関を示す近
似直線の傾きが、第二算出部23bにより算出される。
動量の値のデータと、第二算出部23bにより算出され
た近似直線の傾きのデータとは、調整部24に入力され
る。そして、損失変動量の値と近似直線の傾きの値と
が、調整部24に記憶されている式(3)に代入され
て、5波長の励起光それぞれのパワーの変化量が求めら
れる。その後、調整部24により求められた5波長の励
起光それぞれのパワーの変化量に基づいて、5つの励起
光源25a〜25eそれぞれに供給される電流が制御さ
れる。
励起光源25a〜25eそれぞれから出力される励起光
のパワーが調整される。そして、5波長の励起光それぞ
れが、調整されたパワーで、各励起光源25a〜25e
から出力され、励起光合波器26により、5つの励起光
源25a〜25eそれぞれから出力された励起光が合波
される。その合波された励起光が第二光合波器13bを
介して光ファイバ10に供給される。
0を含むラマン増幅器1では、損失変動量が1波長の光
のパワー値に基づいて第一算出部23aにより算出さ
れ、近似直線の傾きが2波長の光のパワーの差分量に基
づいて第二算出部23bにより算出され、その損失変動
量と近似直線の傾きとに基づいて5波長の励起光それぞ
れのパワーが調整される。すなわち、1波長の光のパワ
ー値と2波長の光のパワーの差分量とに基づいて5波長
の励起光それぞれのパワーが調整される。
に係るラマン増幅用励起ユニット20およびラマン増幅
方法によれば、増幅された5波長の信号光を含む伝搬光
のうち少なくとも2波長の光のパワーが検出され、少な
くとも2波長の光のパワーの差分量と少なくとも1波長
の光のパワー値とが得られる。この差分量とパワー値と
は損失の変動に応じて変化する。損失の変動に応じて変
化するパワー値と差分量とに基づいて5波長の励起光そ
れぞれのパワーが調整される。従って、損失の変動に応
じて適切に複数の励起光それぞれのパワーを調整するこ
とができ、容易に利得スペクトルの平坦化が実現でき
る。
ユニット20は波長多重光通信システムに適用される。
次に、本発明に係る波長多重光通信システムの実施形態
について説明する。
ユニット20を用いた波長多重光通信システム2の構成
を示す図である。本実施形態に係る波長多重光通信シス
テム2は、ラマン増幅用励起ユニット20のほかに、光
合波器15、光分岐器16、送信局30、受信局40お
よび光伝送路50を備える。光合波器15は、図9を用
いて説明した第二光合波器13bと同様の構成を有し、
光分岐器16は、図9を用いて説明した光分岐器14と
同様の構成を有している。
おり、所定の波長帯域内の複数の信号光を光伝送路50
に伝搬させる。光伝送路50は、受信局40に接続され
ており、所定の波長帯域内の複数の信号光を送信局30
から受信局40に向けて伝搬させる。受信局40は、光
伝送路50を伝搬してきた複数の信号光を受信する。こ
れら送信局30と受信局40との間の光伝送路50に
は、上記したラマン増幅用励起ユニット20から5波長
の励起光が供給される。
複数の信号光は、送信局30から出力され、光伝送路5
0に入力する。光伝送路50に入力した複数の信号光
は、光伝送路50を伝搬する際に、ラマン増幅用励起ユ
ニット20によって供給される5波長の励起光によって
ラマン増幅される。その後、複数の信号光は、受信局4
0に到達し受信される。
に係る波長多重光通信システム2によれば、ラマン増幅
用励起ユニット20により利得スペクトルが好適に平坦
化される。
直線の傾きとを算出して5波長の励起光それぞれのパワ
ーを調整する構成としたが、これに限られるものではな
く、1波長の光のパワー値と2波長の光のパワーの差分
量と5波長の励起光のパワーとを対応づけた対応表を用
いて、5波長の励起光のパワーを調整する際に、光のパ
ワー値と差分量とから5波長の励起光それぞれのパワー
を求めるようにしても良い。このようにした場合、例え
ば、調整部24が対応表を記憶して5波長の励起光それ
ぞれのパワーを求めるようになる。
ーを検出し、そのうちの1波長の光のパワー値と2波長
の光のパワーの差分量とを得る構成としたが、これに限
られるものではなく、3波長の光のパワーを検出して、
3波長の光のうちの1波長の光のパワー値と残りの2波
長の光のパワーの差分量とを得るようにしても良いし、
4波長以上の光のパワーを検出してパワー値と差分量と
を得るようにしても良い。さらには、複数の信号光のう
ち最も波長が短い信号光から最も波長が長い信号光まで
の波長帯域が広い場合に、複数の信号光を長波長側の信
号光と短波長側の信号光との2つ等にわけて(3つ以上
も可)、それぞれでパワー値と差分量とを得るようにし
ても良い。
号光と監視光とを含んでいるが、これに限られるもので
はなく、伝搬光は監視光を含まなくとも良い。
を複数個設けるようにして、複数の監視光を用いてパワ
ー値と差分量とを得るようにしても良い。
ユニット20は、分布定数型のラマン増幅器にも集中定
数型のラマン増幅器にも用いることができる。このと
き、分布定数型のラマン増幅器に用いた方が、集中定数
型のラマン増幅器に用いるのに比べ、ラマン増幅線路に
おける損失の変動が発生しやすいためより効果的であ
る。これは、本実施形態に係るラマン増幅方法について
も同様であって、分布定数型のラマン増幅器を用いるラ
マン増幅方法の方がより効果的である。
よれば、損失変動に応じて適切に複数の励起光それぞれ
のパワーを調整することができ、容易に利得スペクトル
の平坦化が実現できる。
る。
示すグラフである。
失変動量が0dB,1dB,3dBそれぞれのときのラ
マン増幅器9の出力信号光パワーを示すグラフである。
力される励起光のパワーを損失変動に応じて適切に調整
した場合での出力信号光のパワーを示すグラフである。
した場合での各励起光のパワーを示すグラフである。
すグラフである。
を示すグラフである。
0を含むラマン増幅器1の構成を示す図である。
を用いた波長多重光通信システム2の構成を示す図であ
る。
幅用励起ユニット、21…光分波器、22a…第一光検
出部、22b…第二光検出部、23a…第一算出部、2
3b…第二算出部、24…調整部、25a〜25e…励
起光源、30…送信局、40…受信局、50…光伝送
路。
Claims (9)
- 【請求項1】 所定の波長帯域内の複数の信号光が伝搬
する光伝送路に互いに異なる波長を有する複数の励起光
を供給することで前記信号光を増幅するラマン増幅方法
であって、 増幅された前記複数の信号光を含む伝搬光のうち少なく
とも2波長の光のパワーを検出し、 その検出された前記伝搬光のうちの少なくとも1波長の
光のパワー値と、検出された前記伝搬光のうちの少なく
とも2波長の光のパワーの差分量とに基づいて、前記複
数の励起光それぞれのパワーを調整することを特徴とす
るラマン増幅方法。 - 【請求項2】 前記光のパワー値と前記差分量と前記複
数の励起光それぞれのパワーとを対応づけた対応表を用
いて、前記光のパワー値と前記差分量とから前記複数の
励起光それぞれのパワーを求めることを特徴とする請求
項1記載のラマン増幅方法。 - 【請求項3】 前記複数の励起光それぞれのパワーを調
整する際に、 前記光のパワー値に基づいて、前記光伝送路における光
の予め定められた予測損失量とその光の実際の損失量と
の差分である損失変動量を算出し、 前記差分量に基づいて、波長の値と前記損失変動量の値
との相関を示す近似直線の傾きを算出し、 前記損失変動量と前記近似直線の傾きとに基づいて、前
記複数の励起光それぞれのパワーを調整することを特徴
とする請求項1記載のラマン増幅方法。 - 【請求項4】 前記損失変動量の値をA、前記近似直線
の傾きの値をS、前記励起光の数がM(Mは2以上の整
数)であるときの第mの励起光のパワーの変化量を求め
るための各定数をam,bmとしたとき(mは1以上M以
下の任意の整数)、 〔第mの励起光のパワーの変化量〕=am×A+bm×S なる関係式から得られる変化量に基づいて前記第mの励
起光のパワーを調整することを特徴とする請求項3記載
のラマン増幅方法。 - 【請求項5】 所定の波長帯域内の複数の信号光が伝搬
する光伝送路に互いに異なる波長を有する複数の励起光
を供給するラマン増幅用励起ユニットであって、 前記複数の励起光それぞれを出力する複数個の励起光源
と、 増幅された前記複数の信号光を含む伝搬光のうち少なく
とも2波長の光のパワーを検出する光検出手段と、 前記光検出手段に検出された前記伝搬光のうちの少なく
とも1波長の光のパワー値と、前記光検出手段に検出さ
れた前記伝搬光のうちの少なくとも2波長の光のパワー
の差分量とに基づいて、前記複数の励起光それぞれのパ
ワーを調整する調整手段と、 を備えることを特徴とするラマン増幅用励起ユニット。 - 【請求項6】 前記調整手段は、前記光のパワー値と前
記差分量と前記複数の励起光それぞれのパワーとを対応
づけた対応表を記憶し、前記対応表を用いて前記光のパ
ワー値と前記差分量とから前記複数の励起光それぞれの
パワーを求めることを特徴とする請求項5記載のラマン
増幅用励起ユニット。 - 【請求項7】 前記光のパワー値に基づいて、前記光伝
送路における光の予め定められた予測損失量とその光の
実際の損失量との差分である損失変動量を算出する第一
算出手段と、 前記差分量に基づいて、波長の値と前記損失変動量の値
との相関を示す近似直線の傾きを算出する第二算出手段
と、 を更に備え、 前記調整手段は、前記損失変動量と前記近似直線の傾き
とに基づいて、前記複数の励起光それぞれのパワーを調
整することを特徴とする請求項5記載のラマン増幅用励
起ユニット。 - 【請求項8】 前記損失変動量の値をA、前記近似直線
の傾きの値をS、前記励起光の数がM(Mは2以上の整
数)であるときの第mの励起光のパワーの変化量を求め
るための各定数をam,bmとしたとき(mは1以上M以
下の任意の整数)、前記調整手段は、 〔第mの励起光のパワーの変化量〕=am×A+bm×S なる関係式から得られる変化量に基づいて前記第mの励
起光のパワーを調整することを特徴とする請求項7記載
のラマン増幅用励起ユニット。 - 【請求項9】 所定の波長帯域内の複数の信号光を伝送
する光伝送路と、 前記光伝送路に互いに異なる波長を有する複数の励起光
それぞれを供給する請求項5記載のラマン増幅用励起ユ
ニットとを備えることを特徴とする波長多重光通信シス
テム。
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