JP2003232374A - 軸受装置 - Google Patents

軸受装置

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JP2003232374A
JP2003232374A JP2002030878A JP2002030878A JP2003232374A JP 2003232374 A JP2003232374 A JP 2003232374A JP 2002030878 A JP2002030878 A JP 2002030878A JP 2002030878 A JP2002030878 A JP 2002030878A JP 2003232374 A JP2003232374 A JP 2003232374A
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sealing plate
bearing device
ring
bearing
diameter surface
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Hiroya Achinami
博也 阿知波
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Abstract

(57)【要約】 【課題】他の構成に影響を与えること無く、密封板を簡
単且つ短時間に堅牢に装着させることが可能な低価格な
軸受装置を提供する。 【解決手段】互いに相対的に回転可能に配置された外輪
2及び内輪4と、これら内外輪間に転動自在に配列され
た複数個の転動体6と、これら複数個の転動体を転動自
在に保持する保持器8と、外輪内径面S2aの一方側部
分に周方向に沿って形成され、密封板10を嵌合させる
ことが可能な密封板嵌合用溝12とを備えている。この
場合、密封板嵌合用溝が形成された一方側部分の外輪外
径面S2bの外径寸法T1は、密封板嵌合用溝が形成さ
れていない他方側部分の外輪外径面S2cの外径寸法T
2よりも大きく設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、エアコン
や送風機等のファンモータ、或いは、情報機器等の記憶
装置(ハードディスクドライブ)のスイングアームやス
ピンドルモータ等に用いられる軸受装置であって、特
に、潤滑剤の漏洩や異物の侵入等を防止するための密封
板の装着技術の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各種の軸受装置には、接触型又は
非接触型の密封板が装着されており、この密封板によっ
て、軸受装置内に封入された潤滑剤(油、グリース等)
の漏洩や、軸受装置内への異物(ゴミ、粉塵等)の侵入
等を防止している。例えば情報機器等の記憶装置(ハー
ドディスクドライブ)のスイングアームやスピンドルモ
ータでは、潤滑剤が軸受装置外へ漏洩した場合、その潤
滑剤がディスク表面や情報読書用ヘッド表面に付着して
汚染することで、情報の読み書き不良の原因となる。ま
た、例えばエアコンや送風機等のファンモータでは、異
物が軸受装置内へ侵入した場合、その異物の噛み込みに
よる転動体や内外輪軌道溝への圧痕や磨耗が生じ、軸受
音響の劣化の原因となる。そこで、このような場合を想
定して、各種の密封板が開発されている。例えば、鋼板
をプレス成型した密封板、ゴム或いは樹脂を成型した密
封板、鋼板とゴム(或いは、樹脂)を組み合わせて成型
した密封板等が開発されている。このような密封板を軸
受装置に装着させる場合、軸受軌道輪に設けられた密封
板装着用溝に密封板を嵌合させる方法(以下、密封板装
着方法という)が一般的であり、その一例としては、接
着、カシメ、弾性力による保持などの方法が知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の密封板
装着方法には、以下のような問題がある。まず、接着に
よる場合、接着剤の漏洩や接着剤から発生するガス等に
より軸受装置の性能や円滑な動作を一定に維持できなく
なる場合がある。また、接着剤の硬化に要する時間がか
かるため、軸受装置全体の製造時間が伸びて製造効率が
低下してしまう。更に、接着剤を塗布した接着箇所の脱
脂処理が別途必要となるため、製造プロセスが煩雑にな
り製造コストが上昇してしまう。次に、カシメによる場
合、密封板は、軸受軌道輪の密封板装着用溝に嵌合し、
その一部を塑性変形させることによって軸受装置に装着
される。この場合、密封板の嵌合部の真円度(寸法形
状)が軸受軌道輪に転写され、軸受軌道輪の真円度(寸
法形状)が劣化する場合がある。軸受軌道輪の真円度が
劣化すると、この軸受装置が回転・支持する装置の低騒
音化や運転安定化を維持することが困難になってしま
う。特に、記憶装置(ハードディスクドライブ)のスイ
ングアーム用ピボット軸受やスピンドルモータ用軸受
は、非常に小型で、その軸受軌道輪の肉厚も非常に薄い
ため、上記のような転写による影響を受け易い。このよ
うな影響を防止するためには、密封板の加工精度を向上
させれば良いが、密封板はプレス成型や射出成型される
ため、その加工精度を軸受軌道輪と同等まで向上させる
ことは困難である。最後に、弾性力による保持の場合、
密封板(密封板の嵌合部)は軸受軌道輪よりも軟質のゴ
ムや樹脂等で形成されるため、かかる密封板を軸受軌道
輪の密封板装着用溝に嵌合させても、密封板の寸法形状
に軸受軌道輪が影響を受けることは少ない。しかし、軟
質の密封板の嵌合強度は、鋼板をプレス成型した密封板
よりも低いため、軸受に求められる耐衝撃性を満足させ
ることが困難になる。そのため、特に軸受の軸方向に加
わる衝撃力によっては、密封板が容易に脱落してしまう
場合がある。また、密封板の材料としてゴムや樹脂等の
軟質材を用いる場合、ガスの発生、洗浄工程での洗浄液
に対する化学的変質、膨張・収縮等を考慮する必要があ
るため、材料選択の自由度が制限され、その結果、鋼板
をプレス成型した密封板よりも製造コストが上昇してし
まう。本発明は、このような問題を解決するために成さ
れており、その目的は、他の構成に影響を与えること無
く、密封板を簡単且つ短時間に堅牢に装着させることが
可能な低価格な軸受装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の軸受装置は、互いに相対的に回転可
能に配置された外輪及び内輪と、これら内外輪間に転動
自在に配列された複数個の転動体と、外輪内径面の一方
側部分に周方向に沿って形成され、密封板を嵌合させる
ことが可能な密封板嵌合用溝とを備えており、密封板嵌
合用溝が形成された一方側部分の外輪外径面の外径寸法
は、密封板嵌合用溝が形成されていない他方側部分の外
輪外径面の外径寸法よりも大きく設定されている。ま
た、本発明の軸受装置は、互いに相対的に回転可能に配
置された外輪及び内輪と、これら内外輪間に転動自在に
配列された複数個の転動体と、内輪外径面の一方側部分
に周方向に沿って形成され、密封板を嵌合させることが
可能な密封板嵌合用溝とを備えており、密封板嵌合用溝
が形成された一方側部分の内輪内径面の内径寸法は、密
封板嵌合用溝が形成されていない他方側部分の内輪内径
面の内径寸法よりも小さく設定されている。更に、本発
明は、上記の軸受装置を2つ組み合わせて構成した場合
を想定しており、この場合において、2つの軸受装置
は、密封板嵌合用溝が形成されていない他方側部分を対
向させた状態で且つ所定の隙間を空けて配置されてい
る。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の軸受装置の各実施
の形態について、添付図面を参照して説明する。なお、
以下の説明において、軸受装置としては、接触形又は非
接触形の密封板が装着されるタイプの全ての軸受装置
(玉軸受やころ軸受などを含めたラジアル軸受又はスラ
スト軸受)を想定しており、各図面上に表した軸受構成
は、その一例を示したに過ぎず、本発明の軸受装置を何
等限定するものでは無い。
【0006】図1には、本発明の第1の実施の形態に係
る軸受装置が示されており、この軸受装置は、互いに相
対的に回転可能に配置された外輪2及び内輪4と、これ
ら内外輪間に転動自在に配列された複数個の転動体(例
えば本実施形態では玉)6と、これら複数個の転動体6
を転動自在に保持する保持器8と、外輪内径面S2aの
一方側部分に周方向に沿って形成され、密封板10を嵌
合させることが可能な密封板嵌合用溝12とを備えてい
る。この場合、密封板嵌合用溝12が形成された一方側
部分の外輪外径面S2bの外径寸法T1は、密封板嵌合
用溝12が形成されていない他方側部分の外輪外径面S
2cの外径寸法T2よりも大きく設定されている。
【0007】密封板10は、その一例として、鋼板をプ
レス成型したものを用いており、カシメにより密封板嵌
合用溝12に嵌合させて装着できるようになっている。
密封板10の形状・構成などは特に限定されず本発明の
範囲内で任意に設計変更可能である。外輪外径面S2b
の外径寸法T1を外輪外径面S2cの外径寸法T2より
も大きく設定したことによって、その差分A(=T1−
T2)だけ、外輪2は、密封板嵌合用溝12が形成され
た一方側部分の外径が半径方向外方に突出した形状を成
している。このような突出形状を構成する方法として
は、例えば、削り出し、成型等の各種の方法を適用する
ことが可能である。また、外輪外径面S2bの差分A並
びに厚み幅Bは、密封板10の大きさ、カシメ時に生じ
る半径方向の応力等を考慮して任意に設計変更すること
が可能である。従って、ここでは特に数値による限定は
しない。なお、外輪外径面S2bに隣接した端面S2d
は、図面上、外輪外径面S2cに対して垂直を成してい
るが、任意の傾斜角度を成すようにしても良い。また、
端面S2dと外輪外径面S2cとの繋ぎ目Pには、研削
加工の際に必要な逃げ部を形成したり、チャンファーを
設けても良い。また、外輪外径面S2bと端面S2d及
び側面S2eとの繋ぎ目部分に、適当な曲率を成す面取
り加工(例えば、R面取り、C面取り)を施しても良
い。また、密封板嵌合用溝12の溝形状・溝深さなどは
特に限定解釈されず本発明の範囲内で任意に設計変更可
能である。このように本実施の形態によれば、外輪外径
面S2bの外径寸法T1を外輪外径面S2cの外径寸法
T2よりも大きく設定するだけで、他の構成に影響を与
えること無く、密封板10を簡単且つ短時間に堅牢に装
着させることが可能な低価格な軸受装置を実現すること
ができる。即ち、差分A(=T1−T2)だけ外輪2の
密封板嵌合用溝12が形成された一方側部分を外方に突
出させたことによって、この部分の肉厚が増加し、カシ
メ時に生じる半径方向の応力に耐え得る構造を成してい
る。従って、カシメ時における密封板10の真円度(寸
法形状)が外輪2に転写され、その真円度(寸法形状)
が劣化するといったような問題も生じない。更に、密封
板10として、鋼板をプレス成型したものを用いること
ができるため、軸受装置全体の製造コストを低減するこ
とができる。
【0008】次に、本発明の第2の実施の形態に係る軸
受装置について、図2を参照して説明する。なお、本実
施の形態の説明に際し、上述した第1の実施の形態と同
一の構成には、同一符号を付して、その説明を省略す
る。図2に示すように、本実施の形態の軸受装置におい
て、密封板14を嵌合させることが可能な密封板嵌合用
溝16は、内輪外径面S4aの一方側部分に周方向に沿
って形成されている。この場合、密封板嵌合用溝16が
形成された一方側部分の内輪内径面S4bの内径寸法W
1は、密封板嵌合用溝16が形成されていない他方側部
分の内輪内径面S4cの内径寸法W2よりも小さく設定
されている。密封板14は、その一例として、鋼板をプ
レス成型したものを用いており、カシメにより密封板嵌
合用溝16に嵌合させて装着できるようになっている。
内輪内径面S4bの内径寸法W1を内輪内径面S4cの
内径寸法W2よりも小さく設定したことによって、その
差分E(=W2−W1)だけ、内輪4は、密封板嵌合用
溝16が形成された一方側部分の内径が半径方向内方に
突出した形状を成している。このような突出形状を構成
する方法としては、例えば、削り出し、成型等の各種の
方法を適用することが可能である。また、内輪内径面S
4bの差分E並びに厚み幅Fは、密封板14の大きさ、
カシメ時に生じる半径方向の応力等を考慮して任意に設
計変更することが可能である。従って、ここでは特に数
値による限定はしない。なお、内輪内径面S4bに隣接
した端面S4dは、図面上、内輪内径面S4cに対して
垂直を成しているが、任意の傾斜角度を成すようにして
も良い。また、端面S4dと内輪内径面S4cとの繋ぎ
目Qには、研削加工の際に必要な逃げ部を形成したり、
チャンファーを設けても良い。また、内輪内径面S4b
と端面S4d及び側面S4eとの繋ぎ目部分に、適当な
曲率を成す面取り加工(例えば、R面取り、C面取り)
を施しても良い。このように本実施の形態によれば、内
輪内径面S4bの内径寸法W1を内輪内径面S4cの内
径寸法W2よりも小さく設定するだけで、他の構成に影
響を与えること無く、密封板14を簡単且つ短時間に堅
牢に装着させることが可能な低価格な軸受装置を実現す
ることができる。即ち、差分E(=W2−W1)だけ内
輪4の密封板嵌合用溝16が形成された一方側部分を外
方に突出させたことによって、この部分の肉厚が増加
し、カシメ時に生じる半径方向の応力に耐え得る構造を
成している。従って、カシメ時における密封板14の真
円度(寸法形状)が内輪4に転写され、その真円度(寸
法形状)が劣化するといったような問題も生じない。更
に、密封板14として、鋼板をプレス成型したものを用
いることができるため、軸受装置全体の製造コストを低
減することができる。
【0009】次に、本発明の第3の実施の形態に係る軸
受装置について、図3を参照して説明する。図3に示す
ように、本実施の形態の軸受装置は、上述した第1の実
施の形態の軸受装置(図1参照)を2つ組み合わせて構
成されており、これら2つの軸受装置は、密封板嵌合用
溝12が形成されていない他方側部分を対向させた状態
で且つ所定の隙間Hを空けて配置されている。2つの軸
受装置は軸18に固定されており、また、これら2つの
軸受装置の間には、ハウジング20が挟み込まれてい
る。この場合、ハウジング20は、その内周面が外輪外
径面S2cに当て付けられた状態で、且つ、その両側面
が外輪外径面S2bに隣接した端面S2d相互間に挟持
されている。そして、内輪4を軸方向に押圧することに
よって、軸受装置に所望の予圧を負荷している。この場
合、内輪4と軸18の嵌合方法、外輪2とハウジング2
0の嵌合方法としては、例えば、圧入法、接着法、バネ
やネジ等を用いた方法等を適宜用いることができる。2
つの軸受装置間に形成した隙間Hの大きさは、軸受装置
の使用目的や使用環境等に応じて任意に設定することが
できるため、ここでは数値限定はしない。従来におい
て、内輪4を軸方向に押圧して予圧を負荷する場合、対
向する2つの軸受装置間(具体的には、外輪側面間)に
は、間座等の環状部材を介装させる場合が一般的であ
る。しかし、本実施の形態のような構成によれば、環状
部材を設ける必要は無く、隙間Hを設けるだけで従来と
同様の作用効果を実現することが可能となる。この結
果、環状部材の省略によるコストダウンを図ることがで
きる。更に、環状部材では実現できない非常に薄い隙間
Hを形成することができるため、2つの軸受装置の軸方
向の寸法を小さくして装置全体のコンパクト化を図るこ
とが可能となる。なお、軸18及びハウジング20の材
質、形状、寸法については、使用目的や使用環境に応じ
て任意に設定することが可能であるため、ここでは特に
限定しない。また、他の効果については、上述した第1
の実施の形態と同様であるため、その説明は省略する。
【0010】次に、本発明の第4の実施の形態に係る軸
受装置について、図4を参照して説明する。図4に示す
ように、本実施の形態の軸受装置は、上述した第2の実
施の形態の軸受装置(図2参照)を2つ組み合わせて構
成されており、これら2つの軸受装置は、密封板嵌合用
溝16が形成されていない他方側部分を対向させた状態
で且つ所定の隙間Hを空けて配置されている。2つの軸
受装置は軸18に固定されており、また、これら2つの
軸受装置の外面には、ハウジング20が取り付けられて
いる。この場合、軸18は、その太径部18aが内輪内
径面S4cに当て付けられた状態で、且つ、その両側が
内輪内径面S4bに隣接した端面S4dで挟持されてい
る。そして、外輪2を軸方向に押圧することによって、
軸受装置に所望の予圧を負荷している。この場合、内輪
4と軸18の嵌合方法、外輪2とハウジング20の嵌合
方法としては、例えば、圧入法、接着法、バネやネジ等
を用いた方法等を適宜用いることができる。2つの軸受
装置間に形成した隙間Hの大きさは、軸受装置の使用目
的や使用環境等に応じて任意に設定することができるた
め、ここでは数値限定はしない。従来において、外輪2
を軸方向に押圧して予圧を負荷する場合、対向する2つ
の軸受装置間(具体的には、内輪側面間)には、間座等
の環状部材を介装させる場合が一般的である。しかし、
本実施の形態のような構成によれば、環状部材を設ける
必要は無く、隙間Hを設けるだけで従来と同様の作用効
果を実現することが可能となる。この結果、環状部材の
省略によるコストダウンを図ることができる。更に、環
状部材では実現できない非常に薄い隙間Hを形成するこ
とができるため、2つの軸受装置の軸方向の寸法を小さ
くして装置全体のコンパクト化を図ることが可能とな
る。なお、軸18及びハウジング20の材質、形状、寸
法については、使用目的や使用環境に応じて任意に設定
することが可能であるため、ここでは特に限定しない。
また、他の効果については、上述した第2の実施の形態
と同様であるため、その説明は省略する。
【0011】なお、本発明は、上述した各実施の形態に
限定されることは無く、以下のように種々変更すること
ができる。第1の変形例として、例えば図5には上述し
た第3の実施の形態(図3参照)の改良が示されてお
り、この場合、ハウジング20の代わりにブロック体2
2が設けられている。このブロック体22には、情報読
書用ヘッド及びこのヘッドをディスクの所望位置に移動
させるボイスコイルが装着され、軸18まわりにブロッ
ク体22を回転・揺動させることによって、ヘッドを介
してディスクに情報の読み書きを行うようになってい
る。第2の変形例として、例えば図6には上述した第4
の実施の形態(図4参照)の改良が示されており、この
場合、ハウジング20の代わりにブロック体24が設け
られている。このブロック体24には、情報読書用ヘッ
ド及びこのヘッドをディスクの所望位置に移動させるボ
イスコイルが装着され、軸18まわりにブロック体24
を回転・揺動させることによって、ヘッドを介してディ
スクに情報の読み書きを行うようになっている。なお、
第1及び第2の変形例において、ブロック体22,24
の材質、形状、寸法や、一体型或いは分割型の積層構造
などについては、使用目的や使用環境に応じて任意に設
定することが可能であるため、ここでは特に限定しな
い。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、他の構成に影響を与え
ること無く、密封板を簡単且つ短時間に堅牢に装着させ
ることが可能な低価格な軸受装置を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る軸受装置の構
成を示す図。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る軸受装置の構
成を示す図。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係る軸受装置の構
成を示す図。
【図4】本発明の第4の実施の形態に係る軸受装置の構
成を示す図。
【図5】本発明の第1の変形例に係る軸受装置の構成を
示す図。
【図6】本発明の第2の変形例に係る軸受装置の構成を
示す図。
【符号の説明】
2:外輪 4:内輪 6:転動体 8:保持器 10:密封板 12:密封板嵌合用溝 S2a:外輪内径面 S2b:一方側部分の外輪外径面 S2c:他方側部分の外輪外径面 T1:一方側部分の外輪外径面の外径寸法 T2:他方側部分の外輪外径面の外径寸法
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H02K 5/173 H02K 5/173 A Fターム(参考) 3J016 AA02 BB02 BB12 CA03 3J101 AA01 AA32 AA42 AA52 AA62 AA81 BA53 BA54 BA56 DA09 DA16 EA02 FA04 FA41 FA44 FA46 GA24 GA29 GA53 5H605 AA07 AA08 BB05 CC04 EB10 EB28 EB31

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに相対的に回転可能に配置された外
    輪及び内輪と、 これら内外輪間に転動自在に配列された複数個の転動体
    と、 外輪内径面の一方側部分に周方向に沿って形成され、密
    封板を嵌合させることが可能な密封板嵌合用溝とを備え
    ており、 密封板嵌合用溝が形成された一方側部分の外輪外径面の
    外径寸法は、密封板嵌合用溝が形成されていない他方側
    部分の外輪外径面の外径寸法よりも大きく設定されてい
    ることを特徴とする軸受装置。
  2. 【請求項2】 互いに相対的に回転可能に配置された外
    輪及び内輪と、 これら内外輪間に転動自在に配列された複数個の転動体
    と、 内輪外径面の一方側部分に周方向に沿って形成され、密
    封板を嵌合させることが可能な密封板嵌合用溝とを備え
    ており、 密封板嵌合用溝が形成された一方側部分の内輪内径面の
    内径寸法は、密封板嵌合用溝が形成されていない他方側
    部分の内輪内径面の内径寸法よりも小さく設定されてい
    ることを特徴とする軸受装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に係る軸受装置を2つ組み合わ
    せて構成した軸受装置であって、 2つの軸受装置は、密封板嵌合用溝が形成されていない
    他方側部分を対向させた状態で且つ所定の隙間を空けて
    配置されていることを特徴とする軸受装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に係る軸受装置を2つ組み合わ
    せて構成した軸受装置であって、 2つの軸受装置は、密封板嵌合用溝が形成されていない
    他方側部分を対向させた状態で且つ所定の隙間を空けて
    配置されていることを特徴とする軸受装置。
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