JP2003232198A - 台車及びそれを用いた管路形成工法 - Google Patents

台車及びそれを用いた管路形成工法

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JP2003232198A
JP2003232198A JP2002028391A JP2002028391A JP2003232198A JP 2003232198 A JP2003232198 A JP 2003232198A JP 2002028391 A JP2002028391 A JP 2002028391A JP 2002028391 A JP2002028391 A JP 2002028391A JP 2003232198 A JP2003232198 A JP 2003232198A
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pipe
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trolley
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JP2002028391A
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Inventor
Shunji Azuma
俊司 東
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Sekisui Chemical Co Ltd
Sekisui Kanzai Technics KK
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Sekisui Chemical Co Ltd
Sekisui Kanzai Technics KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 管路の形成所要時間を短縮することが可能な
定尺管搬送用の台車及びその台車を用いた管路の形成工
法を提供する 【解決手段】 複数の定尺管を順次管路の端部に接続し
て管路を形成するに際し、管路を形成する定尺管1本を
その管軸方向に沿って積載して、管路敷設予定箇所まで
移動可能な台車であって、台車上面に、積載された定尺
管が台車の進行方向に沿って移動可能であり、かつ移動
中又は停止中の台車から該台車に積載された定尺管が転
落又は移動しないための定尺管仮固定具が備えられた定
尺管積載具と、台車の進行方向の前後両端部に、台車同
士を連結及び離脱が可能な連結器と、停止時に台車の移
動を防ぐ台車移動防止具とを備えている台車である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、既設管の更正する
場合、1次覆工の内部に複数のセグメントによる管路に
よって2次覆工を形成する場合、隧道やトンネル内に管
路を構築する場合や、3面水路中に管路を構築する場合
等、複数の定尺管を順次接続して管路を形成する工法に
関し、特に、定尺管を台車に載せて、一定の定尺管搬入
口から管路設置予定箇所の底面上を台車を移動させて、
管路の定尺管接続箇所まで定尺管を搬送し、既に設置さ
れた管路の先端に定尺管を接続して管路を形成する場合
に用いられる台車及びそれを用いた管路形成工法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、既設管の更生や1次覆工内に2次
覆工を形成する等、大径の管路中に小径の管路を形成す
る場合などでは、形成される小径の管路は、一般に定尺
管を接続して管路となすことが行われる。
【0003】この場合、定尺管は大径の管路の一部に設
けられたマンホール等の定尺管搬入口から大径の管路中
に搬入され、台車に載せられて既に形成された管路の管
端部まで搬送され、そこで既に形成されている管路に接
続されて、台車から外され、その台車が再び定尺管搬入
口まで戻されて次の定尺管を載せられ、再び管路の管端
部まで運ばれて接続され、これを繰り返すことにより大
口径の管路中に小径の管路が形成されていた。
【0004】即ち、管路の形成は、順次搬送されてきた
定尺管を既に形成された管路の一端に接続していくので
あるが、接続箇所が定尺管搬入口から遠く離れている
と、その搬送に時間が掛かり、管の接続に要するよりも
多くの時間が掛かる場合があった。
【0005】管路の形成所用時間を短くするためには、
管の搬送時間を短縮すれば良いのであるが、このときに
用いられる台車は、定尺管搬送中に管が落下又は移動し
ないようにするために、積載箇所は摩擦が大きく、かつ
移動防止のための管固定具が設けられている台車が多く
用いられている。従って、台車から定尺管を降ろす際に
管を台車上で移動させ難く、その作業が困難である場合
があった。また、定尺管は1度の接続作業毎に1本づつ
接続するので、複数の台車を連結して同時に複数の定尺
管を搬送する必要がなく、従って連結具が備えられてお
らず、更に台車移送防止具も備えられていないものであ
った。
【0006】即ち、従来のこのような台車を用いている
限り、定尺管の搬送は、接続1回毎に1本ずつしか搬送
できないので、管路形成時間が短縮されることがなかっ
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
課題を解決し、管路の形成所要時間を短縮することが可
能な定尺管搬送用の台車及びその台車を用いた管路の形
成工法を提供する目的でなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の請求項1記載の台車は、複数の定尺管を順次
管路の端部に接続して管路を形成するに際し、管路を形
成する定尺管1本をその管軸方向に沿って積載して、管
路敷設予定箇所まで移動可能な台車であって、台車上面
に、積載された定尺管が台車の進行方向に沿って移動可
能であり、かつ移動中又は停止中の台車から該台車に積
載された定尺管が転落又は移動しないための定尺管仮固
定具が備えられた定尺管積載具と、台車の進行方向の前
後両端部に、台車同士を連結及び離脱が可能な連結器
と、停止時に台車の移動を防ぐ台車移動防止具とを備え
ていることを特徴とする台車である。
【0009】本発明の請求項2記載の管路形成工法は、
管路設置予定箇所に、複数の定尺管による管路を形成す
るに際し、管路を形成する定尺管1本を積載してその定
尺管を仮固定具で固定した請求項1記載の台車を複数台
準備し、複数の台車を連結して管路設置予定場所まで移
動する工程と、先頭の台車に積載された定尺管を既に形
成された管路に接続する工程と、それぞれの台車に積載
された定尺管を、順次定尺管搬入口側の隣の台車に載せ
替える工程とからなることを特徴とする管路形成工法で
ある。
【0010】本発明の管路形成工法が適用される場合
は、大径の既設管の中に複数の定尺管によって小径の管
路を形成して既設管を更正する場合、1次覆工の内部に
複数のセグメントによる管路によって2次覆工を形成す
る場合、隧道やトンネル内に複数の定尺管によって管路
を構築する場合や、3面水路中に複数の定尺管によって
管路を構築する場合等、複数の定尺管やセグメント(以
下、定尺管等という。)を順次接続して管路を形成する
場合等である。
【0011】特に、定尺管を台車に載せ、一定の定尺管
搬入口から管路設置予定箇所の底面上を台車を移動させ
て、管路の定尺管接続箇所まで定尺管を搬送し、既に設
置された管路の先端に搬送してきた定尺管を接続して管
路を形成する場合に好適に用いることができる。以下の
説明においては、大径の既設管の中に複数の定尺管によ
って小径の管路を形成して既設管を更正する場合を代表
例として説明する。但し、その他の場合も、用いる台車
やその工法は同じであるから、それぞれについて個々に
説明することはしない。
【0012】既設管の内径は特に制限されないが、既設
管路内に人が入って作業できる太さ若しくは幅が必要で
あり、通常、内径600mmφ以上の既設管に適用され
る場合が多い。
【0013】定尺管等の種類としては、通常の管路を形
成用材料であれば特に限定されず、例えば一例として、
硬質塩化ビニル(PVC)、繊維強化合成樹脂(FR
P)、レジンコンクリート(FRPM)、PVCとFR
Pとを組み合わせた複合材料、鉄筋コンクリート(R
C)等で構成されたものが挙げられる。
【0014】本発明の台車は、管路を形成する定尺管1
本をその管軸方向に沿って積載して、管路敷設予定箇所
まで移動可能な台車であって、台車に定尺管等を積載す
る定尺管積載具、定尺管仮固定具、台車連結器、台車移
動用の車輪及び台車移送防止具が設けられる。
【0015】台車上面に定尺管を載せる定尺管積載具
は、例えばころ式コンベア、球式コンベア等により定尺
管を支持することで、積載された定尺管が管軸方向に沿
って移動可能とするようにされる。ころ式コンベア、球
式コンベア等は、積載された定尺管の下端腺から管の円
周にそって両側に張り出した板状体に取り付けられて要
るようなものが一般的に用いられる。
【0016】また、台車には、移動中又は停止中の台車
から該台車に積載された定尺管が転落又は移動しないた
めの定尺管仮固定具が備えられる。この仮固定具は、管
の軸方向(縦方向)への移動と横方向への移動とを規制
するものである。
【0017】横方向への移動の規制は、台車から定尺管
が転げ落ちなければ良いのであって、仮固定具による規
制の方法は特に限定されない。例えば一例として、積載
具に載せられた定尺管の周囲をくさび等で止めて転落防
止が図られたものであったり、防護柵が設けられていた
り、定尺管積載具自体が管軸の中心線に向かって傾斜さ
れていて、管が横向きに転ばないようにされているもの
等が挙げられる。
【0018】縦方向への移動の規制も、横方向の規制と
同様である。但し、仮固定具の縦方向への規制を解除し
た場合には、縦方向にのみ定尺管が移動可能となり、横
方向にはほとんど移動しないようにされているべきであ
る。即ち、縦方向への移動防止/解除の作動と横方向へ
のそれらとは、それぞれ連動していてはならず、単独で
作動可能とされるものである。
【0019】台車の進行方向の前後両端部には、台車同
士を連結及び離脱が可能な連結器が設けられている。連
結器は、台車に定尺管を積載した状態でも、台車同士を
離脱可能に連結するものであればどのようなものであっ
ても良く、例えば一例として、台車連結具が両端に孔が
設けられた棒乃至板状体であり、台車の進行方向側面か
ら突設された有孔棒乃至板状体と互いに孔同士をピンで
脱着可能に連結するもの等が挙げられる。
【0020】台車には、停止時に台車の移動を防ぐ台車
移送防止具が備えられている。台車移送防止具の方式は
限定されないが、例えば一例として、車軸や車輪を直接
締め付けたり、ディスク状板を介して車輪の回転を停止
したりするいわゆるブレーキ等や、あるいは車輪の下に
楔を入れたりするいわゆる車輪止め等方法などが挙げら
れ、台車移送防止機能のON及びOFFが可能であれば
良い。
【0021】車輪は、台車が軸方向に移動可能とされれ
ば良く特に限定されないが、レールの上を走行する車輪
であれば、進行中に台車が蛇行することもなく、かつ比
較的重量のある定尺管でも確実に搬送が可能であるから
好ましいものである。
【0022】管路設置予定箇所に、上記台車を用いて複
数の定尺管による管路を形成する工法は、管路を形成す
る定尺管1本を積載してその定尺管を仮固定具で固定し
た請求項1記載の台車を複数台準備し、複数の台車を連
結して管路設置予定場所まで移動する工程(工程1)
と、先頭の台車に積載された定尺管を既に形成された管
路に接続する工程(工程2)と、それぞれの台車に積載
された定尺管を、順次定尺管搬入口側の隣の台車に載せ
替える工程(工程3)とからなる
【0023】工程1においては、それぞれに定尺管を載
せた複数台の台車を、一度に、管路設置予定場所である
管路端部の定尺管接続箇所まで移動して、定尺管を搬送
することが重要である。
【0024】即ち、管路を形成する定尺管1本を積載し
てその定尺管を仮固定具で固定した請求項1記載の台車
を複数台準備し、それぞれの台車を連結して定尺管搬入
口側から管路設置予定箇所の底面上を移動させ、先頭の
台車を、先行して敷設された管路の接続箇所まで移動し
て停止して台車移送防止具を掛ける。
【0025】工程2は、通常の管路形成工法により行わ
れれば良い。即ち、先頭の台車に積載された定尺管の仮
固定具を外してその定尺管を先行して敷設された管路に
接続するが、例えば一例として、既に形成された管路中
の管路端部近傍に置かれたクレーンで、搬送されてきた
定尺管の管端部を支持し、これを引き込みつつ管路に接
続する方法等が挙げられる。このとき、台車の台車移送
防止具や仮固定具を解除して、定尺管が軸方向に自由に
移動可能としておくと、定尺管の接続がスムースに行え
る。
【0026】工程3では、それぞれの台車に積載された
定尺管を、順次定尺管搬入口側の隣の台車に載せ替え
る。即ち、全ての台車の定尺管仮固定具を外して、複数
の全ての台車を定尺管搬入口側に移動して、先頭側の定
尺管を管路に接続した状態で先頭の台車から外し、先頭
の台車に次の定尺管を、その次の台車に更にその次の定
尺管を載せ替えてこれを繰り返し、最後の台車に積載さ
れている定尺管が一つ先頭側の台車に載せ替えられて空
になったら、連結を外し、台車移送防止具を解除してそ
の台車を定尺管搬入口に戻す。
【0027】従って、この時には、管路端部の定尺管接
続箇所においては、定尺管を積載された台車の数が、最
初に搬送されてきたときより1台少なくなっただけの状
態となる。それ故、この後に工程1から工程3を繰り返
すと、その度に台車の数が1台ずつ減っていく。最後の
定尺管を積載した台車がなくなった時点では全ての台車
が定尺管搬入口に戻されており、それらの台車に次の定
尺管が積載されて同様の管路形成作業が行われる。
【0028】(作用)本発明の台車は、台車上面に、定
尺管を台車の進行方向に沿って移動可能とする定尺管積
載具が設けられ、該定尺管積載具に、移動中又は停止中
の台車から該台車に積載された定尺管が転落又は移動し
ないための定尺管仮固定具が備えられ、かつ、台車の進
行方向の前後両端部に、台車同士を連結及び離脱が可能
な連結器が設けられ、停止時に台車の移動を防ぐ台車移
送防止具を備えているので、複数台の台車を用意するこ
とで、管路端部の定尺管接続箇所まで複数の定尺管を一
度に搬送することが可能である。
【0029】同時に、上記台車を上述のように用いるこ
とで、複数の定尺管を極めてスムースに管路端部の定尺
管接続箇所近傍に搬送でき、定尺管を接続の度毎に1本
ずつ搬送することなく、台車の上で定尺管を順次移動さ
せるのみで、接続箇所に定尺管を送り込めるのである。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図面を参
照しながら説明する。図1は、本発明請求項1記載の台
車の一例の斜視図である。
【0031】台車1は、台車本体2の上面に定尺管Pを
支持する定尺管積載具3と、定尺管積載具3に支持され
た定尺管Pが台車の移動中に台車から落下したり移動し
たりすることを防止する定尺管仮固定具(図示せず)
と、隣り合う台車同士を連結する連結器4と、台車本体
2の下面に車輪5と、台車の移動を防止する台車移送防
止具(図示せず)とが備えられている。
【0032】台車1は定尺管Pを積載して移動しなけれ
ばならず、本体2は曲げ剛性及び捻れ剛性が高い構造と
される。そのために、通常高強度、高耐食性のものが用
いられるが、例えば一例として、鉄、ステンレススチー
ル、アルミニウム、又はそれらの合金やそれらを防食加
工した金属類;繊維強化合成樹脂類(FRP類)等が適
用可能である。
【0033】台車本体2は、曲げ、捻れ等に対する抵抗
を有する構造とされれば良く、特に限定された構造があ
るわけではないが、工作のし易さや頑丈な構造とし易い
ことから、例えば一例として、これらの材料の長尺材料
を矩形に組み合わせ、ラダー状フレームとした構造のも
のが多く用いられる。
【0034】定尺管積載具3は台車本体2の上面に設け
られ、定尺管積載具3に支持された定尺管Pが軸方向に
移動可能なように、定尺管の支持構造が、ころ式コンベ
ア(図2参照)、球式コンベア(図3参照)等のように
されていても良い。この場合、定尺管積載具3は、定尺
管Pが軸方向には移動可能であるが、軸と直角方向には
移動しないように、管軸に向かって傾斜されている等の
工夫がされていると好都合である。
【0035】仮固定具(図示せず)は、定尺管Pが台車
1が移動中に定尺管Pが台車1から転落したり、移動し
たりしないような構造とされれば良く、特に限定した構
造である必要はない。例えば一例として定尺管Pの軸方
向の移動を防止するために邪魔板等を定尺管端部に当て
て移動防止を図る構造、脱着可能なベルト等を台車に固
定しこのベルトを定尺管に巻き締めて固定する構造、あ
るいは単に楔等を定尺管Pの下部に打ち込む構造であっ
ても良く、更に軸と直角方向への移動防止としては、上
記のような定尺管積載具3が管軸方向に傾斜されていた
り、楔等を定尺管Pの下部に打ち込む構造であっても良
い。
【0036】連結器4は、台車本体の進行方向端部に設
けられ、複数の台車1を脱着可能に連結し、連結された
台車1全てを同時に進行又は退行を可能とすればよく、
特に限定した構造である訳ではない。例えば一例とし
て、台車端部に貫通孔を設けこれに端部に貫通孔を有す
る連結棒41を、ピン42等で係止する構造のものが挙
げられる。
【0037】車輪5は、台車1を既設管路内をその軸方
向に沿って進行又は退行する機能を有するものであれば
良いが、大径で重量がある定尺管を搬送する場合には既
設管路内にレールを敷いて、その上を移動可能とする構
造とされる場合もある。
【0038】台車移送防止具は、台車1が移動しないた
めのものであり、その構造は特に限定されないが、例え
ば一例として、車軸や車輪を直接締め付けて把持した
り、ディスク状板を介して車輪の回転を停止したりする
いわゆるブレーキ等や、あるいは車輪の下に楔を入れた
りするいわゆる車輪止め等方法などが挙げられ、台車移
送防止機能のON及びOFFが可能であれば良い。
【0039】図4以下に、上記台車を用いた管路形成工
法の工程の手順を示す。本例では、代表として、大径の
既設管の中に複数の定尺管によって小径の管路を形成し
て既設管を更正する場合を例にとって説明する。1次覆
工の内部に複数のセグメントによる管路によって2次覆
工を形成する場合、隧道やトンネル内に複数の定尺管に
よって管路を構築する場合や、3面水路中に複数の定尺
管によって管路を構築する場合等、複数の定尺管やセグ
メント(以下、定尺管等という。)を順次接続して管路
を形成する場合等に適用する場合は、基本的に同じ台車
と同じ工程とが適用されるので繰り返し説明はしない。
【0040】まず、工程1として、大口径の既設管路内
に、マンホール等の定尺管搬入口から、その内部に形成
される更生管を形成する定尺管を入れ、その1本を積載
してその定尺管を仮固定具で固定した台車1を複数台準
備する。
【0041】それぞれの台車1を連結して定尺管搬入口
側から既設管の底面上を移動させ、先頭の台車を、先行
して敷設された更生管路の端部接続箇所まで移動して停
止して台車移送防止具(本例では車輪止め51)を掛け
る(図4)。
【0042】続いて、工程2として、先頭の台車に積載
された定尺管の仮固定具を外してその定尺管を先行して
敷設された管路に接続する(図5)。
【0043】工程3として、接続が終了したら、全ての
台車の定尺管仮固定具を外して、複数の全ての台車を定
尺管搬入口側に移動して、先頭側の定尺管を管路に接続
した状態で先頭の台車から外し、先頭の台車に次の定尺
管を、その次の台車に更にその次の定尺管を載せ替えて
これを繰り返し、最後の台車に積載されている定尺管が
一つ先頭側の台車に載せ替えられて空になったら、その
台車の連結及び台車移送防止具を解除してその台車を定
尺管搬入口に戻す(図6)。
【0044】工程1の後、工程2から3を繰り返すこと
により、更生管路の管端部に順次定尺管を接続して更生
管路を延長し、既設管内に更生管路を形成していく。
【0045】台車は、空になる度に定尺管搬入口に戻し
ても良いし、ある程度の台数の空き台車が溜まったら纏
めて定尺管搬入口まで戻しても良い。定尺管搬入口に戻
された台車には次の複数の定尺管が積載され、再び工程
1から更生管路形成が行われる。
【0046】
【発明の効果】以上の通りであるから、本発明の定尺管
搬送用台車を用いた管路形成工法においては、複数本の
定尺管を接続箇所近傍に搬送しておくので、接続毎に定
尺管を搬送することがなく、搬送時間が節約できて管路
形成時間が短縮できる工法となるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の請求項1記載の台車の一例の正
面図である。 (b)その平面図である。 (c)その側面図である。
【図2】(a)定尺管積載具の一例の部分平面図であ
る。 (b)その部分正面図である。
【図3】(a)定尺管積載具の他の一例の部分平面図で
ある。 (b)その部分正面図である。
【図4】工程1の内、接続箇所近傍に台車が搬送された
状態を示す。
【図5】工程2の内、定尺管が管路端部に接続された状
態を示す。
【図6】工程3の内、最尾の台車が空になった状態を示
す。
【符号の説明】
1 台車 2 台車本体 3 定尺管積載具 31 ころ式コンベア 32 球式コンベア 4 連結器 41 連結棒 42 ピン 5 車輪 51 車輪止め P 定尺管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の定尺管を順次管路の端部に接続し
    て管路を形成するに際し、管路を形成する定尺管1本を
    その管軸方向に沿って積載して、管路敷設予定箇所まで
    移動可能な台車であって、台車上面に、積載された定尺
    管が台車の進行方向に沿って移動可能であり、かつ移動
    中又は停止中の台車から該台車に積載された定尺管が転
    落又は移動しないための定尺管仮固定具が備えられた定
    尺管積載具と、台車の進行方向の前後両端部に、台車同
    士を連結及び離脱が可能な連結器と、停止時に台車の移
    動を防ぐ台車移動防止具とを備えていることを特徴とす
    る台車。
  2. 【請求項2】 管路設置予定箇所に、複数の定尺管によ
    る管路を形成するに際し、管路を形成する定尺管1本を
    積載してその定尺管を仮固定具で固定した請求項1記載
    の台車を複数台準備し、複数の台車を連結して管路設置
    予定場所まで移動する工程と、先頭の台車に積載された
    定尺管を既に形成された管路に接続する工程と、それぞ
    れの台車に積載された定尺管を、順次定尺管搬入口側の
    隣の台車に載せ替える工程とからなることを特徴とする
    管路形成工法。
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